1 小学部〇年A児 自立活動学習指導案 1 題材名 「しっかり見よう」 2 指導観 〇 対象児A(以下A児)は、小学部〇年に在籍する男児 である。視機能に関する実態は表1のとおりである。 教科学習は、当該学年の内容を理解し発言を求められ ると自分の意見を述べることができる。聞き取る力が非 常に高いため、学習内容や生活場面での指示の理解につ いては、聞いて情報を得ることを主な手段として活用し ている。 読むことについては、教科書はゴシック体22ポイントの拡大教科書を使用し学習プリント等も同様 の文字サイズで行っている。読速度は 〇字/分(平成〇年〇月測定)である。理解力はあるが、全国 学力・学習状況調査等初めて読む文章になると読むことに時間が掛かってしまい、拡大文字使用の児 童への配慮である試験時間1 . 3倍の支援があっても、問題を半分程度までしか読むことができなかっ た。新しい情報を得ることに対して意欲は高いが、友達と比べて読むことが遅いと感じており、教室 では読む必然性のあるもの以外を自ら読む姿は見られない。A児の実態から、長い文章は音声で情報 を得る方が主力であると考えるが、100~200字程度の文章は、試験の設問や図鑑や辞典で調べる際、 案内プリント等、生活の中で読む頻度が高く、速く読むことができる方がA児の生活に役立つ。 A児は読む際に、読み始めの場所を見付けることや行に沿って読み進めていくことに時間が掛かっ ている。そのため、文字列に沿って視線を動かすこと、視線を見たいところに固定すること、見たい ものに沿って素早く移動させることという目の動かし方を身に付ける必要がある。 〇 本題材は、読むことに関する二つの眼球運動である滑らかな眼球運動と衝動性眼球運動を高める活 動を通して、1分間に80字程度の速さで読むことができるようになることをねらいとする。特別支援 学校学習指導要領自立活動編の「2-(3)障害による学習上または生活上の困難を改善・克服する 意欲に関すること。」「4-(1)保有する感覚の活用に関すること。(2)感覚や認知の特性につ いての理解と対応に関すること。」「5-(5)作業に必要な動作と円滑な遂行に関すること。」の 内容を関連付けて指導する。 一単位時間の前半に眼球運動を高める二つの活動、後半に読む活動を行うことで、前半に行った 目の動かし方を活用して後半の活動に取り組むことができると考える。まず初めに、滑らかな眼球 運動を促す、活動①「目で追いかけよう」を行う。これは、視線を文章の行に沿って動かす力を高 める活動として設定する。長机の平面上を転がるボールを目で追い近づいたものを打ち返す活動、 児童机で左右に往復するボールの動きに合わせて視線を動かす活動を設定することで、横書きの文 を読む目の動きを高めることができる。次に衝動性眼球運動を促す、活動②「すばやく見よう」を 行う。これは、読み始める箇所に視線を移す動作や行の中でスムーズに読み進めていく動作を向上 させる活動として設定する。電子黒板上で基準点を見ておき、出てくる視標に視線を移す活動、並 んだ視標10個に視線を次々と移す活動を行うことで、視線をできるだけ素早く移す力を高める。ま た、電子黒板で活動を行った後、机上でタブレットを使用して同様の活動を行うことで、読む際の 目の動きに近づけることができる。実際に読む活動である、活動③「読んでみよう」では、ここま でに行った二つの眼球運動での目の動きを、実践する活動である。活動においては、語のまとまり を意識する活動や、分かち書きありの文章と分かち書きなしの文章を読む活動を段階的に行うこと で、文章を音読する際に素早く読むことを意識付ける。 表1 A児の視機能の実態(視能訓練士の視機能評価から) 平成 年 月実施 視力等 ・遠距離視力両( ) Max( )/10cm 右 ・眼鏡を常に装用 視野、暗点 ・視野の狭さはないが、眼振や視経験の乏し さから眼球運動に課題がみられる。 ・眼疾患から中心暗点があると考えられるが 大きくはない。 中心固視 ・中心窩で見ることができているが、近くに 見えづらい部分がある。現在見やすいポイ ントを児童自身が探している段階である。 眼振 ・横揺れ。このため、垂直方向の眼球の動き が難しい。 ※ 本指導案は「福岡県教育センター長期派遣研修」における主題研究に基づき作成されています。 教育センターホームページの「長期研修報告書:平成 30 年度:各研修報告書」と併せて御覧ください。
2 〇 本題材の指導に当たっては、児童の実態を考慮し、以下の点を踏まえて指導する。 (1) 教材・教具の工夫 ・机上での活動については、斜面机を使用し、教科等の学習で使用する際と同じ傾斜にする。天板に 磁石シートを貼り、学習プリント等を見やすい位置で固定する。 ・活動①で使用する教材については、ボールやラケットの大きさ等を数種類準備し、同じ活動の中で 使用する道具を小さいものに変えて活動を行い、難易度を変化させるようにする。 ・活動②については、A児の視野の範囲内に視標を提示するようにすることで、A児が素早く視標を 見付けることに集中して活動を行えるようにする。 ・活動①、活動②の活動内容について、身体全体を使った活動から、机上での活動になるように配列 することで、読む際の目の動きへとつながるようにする。 ・活動②内の活動「速読みカード」について、記号等の視標を横に並べることで、横書きの文を読む 際の眼球の動きに近い動きで活動を行うことができるようにする。また、使用するカードは台紙を めくる操作がしやすい大きさや厚さになるように考慮することで、A児が見ることに集中できるよ うにする。 ・活動③における補助具については、A児にとって見やすく操作しやすい大きさや色のものを使用す る。もし使用しづらい様子が見られた時は、A児と相談しながら選定する。また、自分から使用す る姿が見られた時は、その行動を賞賛し、習慣化できるようにする。 ・活動③で使用する教材文は、児童にとって見やすい字体、ポイント数、行間(ゴシック体、22ポイ ント、行間8mm)で作成したものを使用する。学習を進めていく中で、見やすさに変化が見られた 場合は、A児と話し合って、変更するようにする。 ・それぞれの活動での記録値を記す記録カードを作成する。記録カードは、回数や秒数を表す数直線 を用い、該当の記録値に印を入れていくようにする。また、第4時から第6時まで通して記入でき るようにする。初回からの数値の変化からA児が成長を実感できるようにするとともに、次の目標 値を考えるための目安となるようにする。 (2) 進め方の工夫 ・授業での活動の流れを毎時間同じように行うことで、A児自身が見通しをもって学習に取り組める ようにする。また、活動の流れをボード等に示し、活動途中での確認や、学習の終末で活動の振り 返りを行う際に活用できるようにする。 ・学習の導入での「目の準備運動」では、毎時間同じパターンで行って、眼球運動に関する学習が始 まる意識がもてるようにする。また、A児の眼球の動きから視野の実態を把握し、活動②での視標 の提示位置に生かすようにする。 ・活動①、活動②において、第1時から第3時までは眼球の動きがスムーズになることをねらいとす るため、様々な方向に視標を出すようにする。第4時以降、徐々に横書きの文章を読む際の目の動 きに近い眼球の動きとなるように、活動の内容や視標の提示場所を変化させていく。 ・活動③「読んでみよう」での「文を読もう」において、活動後に、教材文に関する会話をすること で、読むことを楽しむ意識を高め、読む意欲の向上につなげたい。 ・A児に対し、高い目標で過度の緊張を与え眼振等の影響が出ないようにするため、目標はスモール ステップで設定する。また、負担の大きい活動の場合は、教材の準備等の時間を活用して、適宜目 を休める休憩時間を設ける。 ・各活動後に記録カードを記入する時間を設けることで、目標値を達成できたかを確認するとともに 次時の目標値を考えさせる。記録カードの活用により、回数やタイムといった目標をもって活動に 取り組めるようにする。 ・学習の終末において、振り返りシートを記入する時間を設ける。振り返りシートでは、頑張った ことと二つの眼球運動を意識できたかを5段階で評価する。振り返りを通して本時の成果を実感 し、次時への学習意識を高めたい。
3 3 目標 ◯ 読む際の目の動かし方を知り、1分間で80字程度の速さで読むことができる。 ◯ 2分間机上で左右に往復するボールの動きを目で追い続けることができる。 (ボールラリー) ◯ 10文字書かれたカード5枚の文字を40秒で読むことができる。 (速読みカード) ◯ 補助具などを自分から使用したり、速く読めるようになるために目標を決めて活動に取り組んだ りすることができる。 4 指導計画(全9時間 本時:4時間目) 5 本時 平成〇年〇月〇日(〇) 第〇校時 場所:〇〇〇〇 (1) 本時の目標 ○ 28文字のひらがなを25秒以内で4文字ずつに区切ることができる。 ○ 左から右、右から左に転がるボールの動きを目で追い、反対側まで来たボールを10回以上取ること ができる。 ○ タブレットでの図形タッチにおいて、20秒で20ヵ所の視標を見付けることができる。 ○ 各活動でねらう二つの目の動かし方を確認しながら、活動に取り組むことができる。 (2) 本時指導の考え方 本時は本題材の4時間目である。本時は、前時までと活動の構成は同じであるが、様々な方向への 眼球の動きがスムーズになることをねらいにしていた前時までの活動から、横書きの文章を読む環境 に近づけた活動に変化させる。前時までにA児は、読む際に大切な目の動かし方として「見続けるこ と」と「速く見ること」という二つがあることを理解した。また前半のそれぞれの活動において、ど のように視標を見たらよいかを理解し、活動に取り組むことができた。ねらいを理解し、活動の中で 見続けようとしたり、速く見ようとしたりする姿が見られるようになっている。そこで本時は、二つ の目の動かし方を確認し、各活動の内容が理解できてから活動を進めることに留意する。 本時の活動としては、初めに、本時の学習の流れを確認した後「目の準備運動」を行う。顔は動か さずに目だけを動かすという活動のポイントを覚えていたが、このポイントの捉え方がA児と教師で 異なっており、前時の学習活動で確認したところである。そのため、本時もポイントを再度確認して 時数 1 2 3 4 5 6 7 8 9 活 動 内 容 準 備 目の準備運動(1.水平方向 2.垂直方向 3.左右2点 4.上下2点) ① 目 で 追 い か け よ う 各 活 動 の 説 明 ・ 目 標 決 め ボール ラリー ボール ラリー ② す ば や く 見 よ う 図形タッチ (電子黒板) 速読み カード(色) 図形タッチ (タブレット) (記号) (文字) ③ 読 ん で み よ う ことば区切 り(3文字) 文を読もう (横書き・ 説明文) (4文字) 文を読もう 評価 ・ボールの動きに合わせて視線を動かせたか (ラリーの回数を計測) ・基準点から視標へ視線を移せたか (タイムの計測・目の動きの観察) ・言葉ごとに斜線を入れて30秒以内に読めたか ・50字程度の文を文節の区切りを意識して 60秒以内に読めたか ・ボールの横の動きに合わせて視線を動 かせたか(ラリーの回数を計測) ・並んだ視標で視線を移していけたか (タイムの計測・目の動きの観察) ・言葉ごとに斜線を入れて20秒以内に読めたか ・50~80字の文章を文節の区切りを意識 して50~80秒以内に読めたか ・ボールの横の動きに合わせて視線を動 かせたか(ラリーの回数を計測) ・並んだ視標で素早く視線を移していけ たか(タイムの計測・目の動きの観察) ・100字程度の分かち書きなしの文章を 75秒以内に読めたか 転がるボールをラケットで打ち返す (カラーボールとスーパーボール 大→小) 席に座り、机上で転がるボールをラケットで打ち返す (カラーボールとスーパーボール 大→小) ①分かち書きなし ②分かち書きあり ③分かち書きなし ④別の文章 ①分かち書きなし ②分かち書きあり(数回) ③分かち書きなし 画面に出る視標をタッチ する(10カ所×4シート) 1枚に横に6個視標が並んだカード5枚の視標を一つずつ言う 3文字の言葉に区切りを入れる (27文字) 4文字の言葉に区切りを入れる (28文字) 画面に出る視標をタッチ する(10カ所×4シート) 教材文の条件:ゴシック体22ポイント、行間は8mmとする (社会科の拡大教科書を参考に検討) 横に10文字並んだカード5枚の 文字を一つずつ言う (長机) (児童机)
4 進めるようにする。そして、目だけを動かすことができているときは直後に伝えて賞賛し、目の動き を実感していることを確認しながら進める。 活動①「目で追いかけよう」では、ボールの横の動きに合わせて視線を動かす活動を行う。左から 右、右から左に転がるボールを目の動きだけで追い、ボールをキャッチする。前時までよりボールの 動く範囲を狭くすることと、体をできるだけ動かさずにボールの動きを追うことを通して、これまで よりさらに目を動かしてボールの動きを見続けることを意識的に行えるようにする。 活動②「すばやく見よう」では、「図形タッチ」と「速読みカード」という活動を行う。前時まで は電子黒板で行っていた「図形タッチ」は、タブレットを使用して行う。確実に視認でき、操作でき る大きさの視標を提示する。本時は、タブレットを使用して初めて学習を行うので、確実に操作がで きることに留意し、A児の活動の様子を見ながら活動を進めていく。「速読みカード」は、視標を色 から記号に変更して活動を行う。活動の初めに出てくる記号の確認を行い、視標を正確に視認できる ことを確認して活動を行う。また、カードに書かれている記号の視認は、できるだけ頭を動かさずに 見るように活動前に伝えるようにする。 活動③「読んでみよう」では、「ことば区切り」と「文を読もう」という活動を行う。「ことば区 切り」では、28文字のひらがなを4文字ずつに区切る活動を行う。前時までは3文字のことばに区切 る活動を行ってきた。本時も同じ流れで活動を行うが、教師の音読に合わせて区切る問題のみ鉛筆で 斜線を入れながら行い、他の問題では、斜線は入れず、区切りながら読むようにする。このようにす ることで文字を読むことに集中できるようにする。「文を読もう」では、前時までと活動の流れは同 じであるが、文字数を80字に増やして行う。文字に沿って見る、速く見るというねらいは変わらない ことを伝え、前時までと同様に目標タイムを意識しながら読む活動に取り組めるようにする。また、 A児にとって見やすくなるための補助具である行あてを、自分で準備する様子が見られた時には、賞 賛し、習慣化できるように促したい。 学習活動全体を通して、苦手な活動に対して意欲高く取り組むことができるようにするための配慮 として、楽しい雰囲気で行うこと、A児が活動ごとに目標を意識して取り組めることを心掛けたい。 また、A児の小さな変化を見付け、伝えることでA児自身も自分の変化に気付き、成長を実感してい くことを目指したい。 (3) 準備 ①活動の流れを示すボード ②目の準備運動用の棒2本 ③STT用ラケット ④ボール4種(カラーボール大・小 スーパーボール大・小) ⑤タイマー ⑥タブレット ⑦速読み用カード ⑧斜面机 ⑨テープ ⑩学習プリント(ことば区切り) ⑪教材文 ⑫記録カードⅡ ⑬振り返りシート A児が準備するもの:筆記用具、使用する補助具 (4) 展開 配時 学習活動・内容 指導上の留意点 教材 評価 導入 5分 1 学習の流れを知る ①授業での活動の流れを確認 する ②本時の活動の流れを確認す る ・この題材で大切にしたい二つの目 の動かし方を確認する。(表す言 葉:見続ける、速く見る) ・活動の構成は同じであるが、内容 が変わっていること、変わってい る内容は活動ごとに伝えることを 話しておく。 ※各活動後、流れが書かれたボード を見ることで、次の活動を自分で 確認できるようにする。このボー ドに記録カードを貼っておき、活 動後に記入する時間を設ける。 ①
5 展開 10分 10分 2 目の準備運動をする (1) 左右直線 (2) 上下直線 (3) 左右2点 (4) 上下2点 3 活動①目で追いかけよう (1) 「ボールラリー」 ①左から転がるボールを目で 追い、右に来たら手で取る ②右から転がるボールを目で 追い、左に来たら手で取る ③ラケットを両手に持ち、左 右に転がるボールでラリー をする(30秒間) ○左右に眼球を滑らかに動か すこと 4 活動②すばやく見よう (1) 「図形タッチ」 ・基準点に触れると出てくる 視標を素早くタッチする ①左右10ヵ所 ②左右6ヵ所×上下2行 ③並んだ視標10個 ④並んだ視標10個×上下2行 ○基準点から視標に素早く視 線を動かすこと (2) 「速読みカード」 ①カードに出てくる記号を確 認する ②1枚練習する ③5枚のカードに六つずつあ る視標(記号)を順に答え る ・活動前に、「動かすところと動か さないところはどこか」と活動の ポイントを尋ね、確認する。A児 の様子を見て、A児に手を頭の上 に置くように促し、頭を動かさな いことを意識できるようにする。 ・A児の眼球の動きや発言から、有 効視野の範囲を知り、活動①②で の視標の提示に生かす。 ・眼球の動きでスムーズに動けてい る時には、活動直後にA児に伝え る。 ・前時からの変更点を説明し、A児 が理解できた上で活動を始めるよ うにする。 ・活動のポイントとして、「ボール を見続けること」を初めに確認し て活動を始める。 ・カラーボールとスーパーボールの 2種類を準備し、活動の様子を見 て、変えるかどうかを判断する。 ・ボールの動きを見て捉え、ボール の動きに沿って見ている様子が見 られた時は賞賛する。 ・③では、目標の時間を決め、その 間ラリーを続けるようにする。記 録カードには続けたラリーの時間 を記録する。 ・タブレットを使用する。シートの 数等、活動の流れや操作方法を伝 えて活動を始める。 ・初めに活動のポイントをA児に尋 ね、「速く見ること」を確認する ようにする。 ・視標を見付けタッチする際に、で きるだけ身体や顔が動かないよう にすることを伝える。 ・基準点と視標に触れると音が出る ようにすることで、A児が自分で 活動を進められるようにする。 ・1シート(視標10~20個)ごとに タイムを教師が測り、タイマーを 見せることで結果を伝える。 ・終了後、記録カードに印を入れ、 次時の目標を考えさせる。 ・初めての視標なので、各記号の名 称を確認して活動を行うようにす る。 ・机の傾斜はつけず、A児が見やす く操作しやすい位置で行うように する。ただし、見やすい位置を決 めた後は、カードと頭を動かさな ② ③ ④ ⑤ ⑫ ⑤ ⑥ ⑫ ⑤ ⑦ ⑧ ⑫ 【活動①】 ・左から右、右から左 に転がるボールの動 きを目で追い、反対 側まで来たボールを 10回以上取ることが できる。 A:ボールの転がる速 度に合わせて目で追 い、10回以上取るこ とができた。 B:ボールの転がる速 度に合わせて目で追 い、5回以上取るこ とができた。 C:追視はできていな いが所々でボールの 動きを捉え、取るこ とができた。 【活動②(1)】 ・20秒で20ヵ所視標を タッチすることがで きる。(4シート目) A:視標を素早く見付 け、20秒以内で終え ることができた。 B:視標は見付けるこ とができたが、20秒 より長くなった。 C:視標を見付ける際 に、視標がどこにあ るかを見回して見付 けていた。 【活動②(2)】 ・6個ずつ視標がある カード5枚を50秒以 内で答えることがで きる。 A:視標へ順に視線を 移していき、50秒以 内に終えることがで きた。 B:順に視線を移すこ とができていたが、 50秒より長く掛かっ た。
6 15分 終末 5分 ○並んだ視標に、順に素早く 視線を移していくこと 5 活動③読んでみよう (1) 「ことば区切り」 ①教師の音読に合わせて斜線 を入れて区切る (7単語を14秒) ②ことばごとに半マス空いて いるものを、区切って読む ③28文字を4文字ずつのこと ばに区切って読む ○文字列から言葉を捉えなが ら素早く読むこと (2) 「文を読もう」 ①分かち書きなしの文を1回 読む ②分かち書きありの文を何度 も読む ③分かち書きなしの文を1回 読む ○学んだ二つの眼球運動を活 用して、できるだけ速く読 むこと 6 本時のまとめをする ・振り返りシートに本時がん ばったことを記入する いで視標を見るように促す。 ・タイムは教師が測り、タイマーを 見せることで結果を伝える。 ・終了後、記録カードに印を入れ、 次時の目標を考えるように促す。 ・磁石で学習プリントを固定して行 うようにする。 ・①と②③では、ことばを区切る方 法が異なるので、各問題の前に説 明する。 ・4文字のことばを区切ることを事 前に伝えることで、区切る箇所を 見付けやすくする。 ・タイムは教師が測り、タイマーを 見せることで結果を伝える。 ・終了後、記録カードに印を入れ、 次時の目標を考えるように促す。 ・磁石で教材文を固定して行うよう にする。 ・補助具(行あて)を使用する。自分 から準備する様子が見られた時に は、その行動を認め習慣化できる ようにする。使用する様子が見ら れそうにない時には、段階的に言 葉掛けを行い、使用を促す。 ・②では目標タイムを決め、そのタ イムで読めることを目指して何度 も読むように促すことで、速く読 むことを体感できるようにする。 また、タイム達成のために工夫し たいことについても考える場面を 設ける。 ・タイムは教師が測り、タイマーを 見せることで結果を伝える。 ・終了後、記録カードに印を入れ、 次時の目標を考えるように促す。 ・本人の必要に応じて、活動ごとに 記入した記録カードを見てもいい こととする。 ⑤ ⑧ ⑨ ⑩ ⑫ ⑤ ⑧ ⑨ ⑪ ⑫ ⑧ ⑨ ⑫ ⑬ C:視標をとばしたり 2度答えたりする様 子が見られた。 【活動③(1)】 ・28文字のひらがなを 25秒以内で4文字ず つに区切ることがで きる。 A:25秒以内に区切る ことができた。 B:①②は25秒以内に できたが、③は25秒 より長くなった。 C:区切りを見付ける ことに迷う様子が見 られた。 【活動③(2)】 ・文節ごとに捉え、90 秒以内で読むことが できた。 A:何度か読み、最終 的に90秒以内で読む ことができた。 B:何度か読む中でタ イムの向上が見られ 1 1 0~90秒で読むこ とができた。 C:ことばの区切り以 外で区切ったり助詞 を見落としたりする 様子が見られた。 (5) 添付資料 〇 学習プリント 〇教室配置図 ・ことば区切り 4-1、4-2 ・記録カードⅡ ・振り返りシート 長 机 斜面机 か ご ボ ー ド 机 ド ア
7
ことば区切り4-1 ( 月 日)
① かたかなつながりふうけいしんごうこうえんこくばんもくてき
② さくひんやくわりおんがくおまつりあまぐもけいかくそうだん
8
ことば区切り4-2 ( 月 日)
④ しつもん だんらく たいけん めぐすり せつめい つなひき ひらがな
⑤ みずうみ たいよう なのはな ともだち てつだい けいけん かんむり
9
記録カードⅡ ④( 月 日)
⑤( 月 日)
⑥( 月 日)
活動①「目で追いかけよう」
・ボールラリー(ボールを取る)
目標 ⑤( )個 ⑥( )個 ⑦( )個
・ボールラリー
目標 ⑤( )秒 ⑥( )秒 ⑦( )秒
6
8
12
16
20
10
20
40
80
120
(個)
(秒)
10
14
18
30
60
100
10
活動②「すばやく見よう」
・図形タッチ(2シート目)
目標 ⑤( )秒 ⑥( )秒 ⑦( )秒
・図形タッチ(4シート目)
目標 ⑤( )秒 ⑥( )秒 ⑦( )秒
・速読みカード
目標 ⑤( )秒 ⑥( )秒 ⑦( )秒
50
40
30
50
40
30
20
(秒)
(秒)
15
10
5
(秒)
11
活動③「読んでみよう」
・ことば区切り
目標 ⑤( )秒 ⑥( )秒 ⑦( )秒
・文を読もう
1回目
最後
目標 ⑤( )秒 ⑥( )秒 ⑦( )秒
40
30
20
10
50
100
90
110
120
60
50
40
30
20
(秒)
(秒)
(秒)
12