フィンテック:0.編集にあたって -フィンテックの概念-
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(2) 要素. 金融 サービス 提供者. 小規模 企業. B2B. B2C. 消費者 /小口投資家. C2C. 消費者 /小口投資家. B2B. B2C. C2C. ペイメン モバイルペ ト イメント. 仮想通貨 電子マネー 携帯決済. 仮想通貨. 税務・会 統合会計シ 計処理 ステム. 進化した家計簿ソフト (PFM). 保険. テレマティクス保険. 投資. AI 投資. 融資. 与信先管理/新規顧客管理. 起債. スマートコントラクト/ クラウド・ファンディング. クラウド・ ファンディ ング. 図 -1 フィンテックのフィールド/プレーヤ. 各論文の位置付け さて,この特集では,現在注目が集まっているフィン テックに関し,情報処理技術者として最低限知ってお くべき基礎を解説し,そのさまざまな波及効果の中で, 技術の及ぼす影響といった観点から,そのメリット・デ メリット・それに対する技術的・社会的な対応について, 明らかにしていこうというものである. そこでまず注目が集まっているブロックチェーンとフィンテ ックの関係を論じる必要がある. 「1. なぜいまフィンテックと ブロックチェーンが注目され,これからどう社会を動かすの か」 (楠 正憲)では,なぜフィンテックにおいてブロック チェーンが注目されるのか,という点について論じている. 特に注目すべき技術であるブロックチェーンに絞って, その最新動向を確認しておくことは,フィンテックの理 解に欠かせない. 「2. 透明性と公平性を提供するブロッ クチェーン技術」 (佐古和恵)が,この点に注目し,ブ ロックチェーン技術の最新動向について論じる.. はどのような問題点を引き起こし得るのか.言い換える と,これらのフィンテックの進展によって発生するリスク としては,どのようなものがあるのか,についても議論 が必要と考えられる.このように考えたときに,発生す るリスクは,金融・経済活動から発生するリスクと技術 から発生するリスクとがある.しかも,これらのリスクは, 情報面におけるリスク(情報の非対称性)と客観的なリ スク(発行主体の健全性の阻害・脆弱性による金融取 引の安全性侵害など)に分けて考察することができるこ とになろう. ここまで分析ができれば,社会的には,これらのイ ノベーションに対する態度を決めることができる.経済 活動が,有用なもの,利便なものになることを否定する 人はいないだろう.そうだとすると,上記リスクを正確 に把握して,合理的なリスク管理手段をとることが望ま しいものとなる. 「4. フィンテックの法と制度」 (高橋郁夫) においてこれらのリスクに対する法的な対応を概観する. 本誌 12 月号(Vol.57 No.12)ではブロックチェーンを. フィンテックはブロックチェーンだけでなく,多種多用. 主題とした特集を予定している.基礎的解説,ビットコ. な技術を包含しながらフィンテックという大きな流れを生. イン解説,技術者対談,有力プラットフォーム紹介等を. み出している.そのフィンテックという大きなムーブメント. 含め解説する予定である.. の全体像を理解するために,これまでにどのようなビジ. 現在注目を集めつつも全貌を理解しづらくなっている,. ネスモデルが提案され,試され,今後拡大しようとして. フィンテックをめぐる動向を理解する上で,本特集が「情. いるかを確認する必要がある. 「3. フィンテックスタートア. 報処理」読者だけでなく広く情報技術者の皆さまの理. ップのビジネスモデル」 (藤川真⼀)ではフィンテックのビ. 解の一助となることを願っている.. ジネスの発展の経緯をビジネスモデルの観点から論じる.. (2016 年 5 月 19 日). では,これらの技術の進展は,社会システムの中で. 情報処理 Vol.57 No.9 Sep. 2016. 857.
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