沃 度 酸 寒 冷 値 ニ 就 テ (第5報)
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(2) 2111. 沃 度酸 寒 冷 値 ニ就 テ(第5報). 第2章. 實驗 方法 竝 ニ 實驗 材料. 試 獸 ハ家 兎 ヲ使 用 シ,飼 養 方 法 其 ノ他 ノ注 意 事. リ.膽. 嚢 造 影 劑 投 與方 法 ニ關 シテ ハ靜 脈 内注 入 ノ. 他,經. 口 投 與,直. 腸 内或 ハ 十 二 指 腸 内 注 入法 等 多. 項 竝 ニ沃 度 酸 寒 冷 値 測 定 法等 總 テ前報 迄 ニ記 載 セ. 數 報 告 セ ラ ル ル ト雖 モ,後2者. ル ト全 ク同樣 ナ リ.. ナ ル ト共 ニ 腸 粘 膜 ノ刺 戟 作 用 ニ ヨ リ テ 種 々 ナ ル 副. 膽 嚢 管 結 紮方 法. 家 兎 ノ正 中線 ヲ切 開 シ,膽 嚢. ノ 際 膽 嚢 管 ニ 隨 行 セ ル 血 管,. 淋 巴 管 乃 至 ハ 神 經 等 ヲ損 傷 セ ザ ル 樣 注 意 シ,且 上 ノ 操 作 ハ 嚴 ニ無 菌 的 ニ 行 ヘ リ.カ. 以. ク スル モ 尚 ホ. 家 兎 致 死 時 膽 道 乃 至 膽 嚢 周 圍 ニ化 膿 ヲ認 メ タ ル モ ノ ア リ.之. 等 ハ何 レモ實 驗 例 ヨ リ除外 セル ハ 勿論. ニ シ テ ,斯. ノ 如 キ ヲ以 テ 余 ハ 相 當 數 ノ 家 兎 ヲ犠 牲. トセ リ.余. ハ 最 初 膽 嚢 曠 置 ノ 目 的 ニ 膽 嚢 切 除 ヲ試. ミ タ ル モ,家. 兎 ニ於 テハ 膽 嚢 ハ 一半 面 ニ於 テ肝 臟. ト固 ク 癒 着 シ,コ 事 大 ナ リ.又. レ ガ 剥 離 ニ當 リ肝 臟 ヲ損 傷 ス ル. 次 デ膽 嚢 管 ト共 ニ血 管,淋. 收 量 亦 少 ク,從. ツ テ 陰 影 ノ結 果. ニ影 響 シ 滿 足 スベ キ 成 績 ヲ得 難 シ トセ ラ レ,内. 管 下 部 ヲ絲 ヲ附 シ タ ル 小 彎 針 ニ テ 二 重 ニ結 紮 シ, 其 ノ 間 ヲ切 斷 セ リ.コ. 作 用 ヲ惹 起 シ,吸. ハ 其 ノ操 作 ノ 煩 雜. 巴 管竝 ニ. 服. 法 ハ 最 モ 簡 易 ニ シ テ 一 般 的 ニ 可 ナ リ擴 ク 使 用 セ ラ ル ル モ 胃 酸 ニ コル 影 響 又 免 レ難 キ ト共 ニ 吸 收 量 亦 一 定 セ ズ .之. 等 ニ 比 シ テ 靜 脈 内 注 入 ハ 造 影 劑 ノ全. 量 ヲ體 内 ニ 輸 致 ス ル ヲ得,從. ツテ 吸收 ノ不 確 實 ヲ. 絶 對 ニ 除 外 シ 得 ル ヲ 以 テ 臨 牀 的 ニ擴 ク 使 用 セ ラル ル ト共 ニ,動. 物 實 験 ニ於 テ ハ 最 滴 當 ナ リ ト信 ズ ル. ヲ以 テ 余 ハ 之 ニ 依 レ リ.造. 影 劑 注 入 後 ノ膽 嚢 陰 影. ノ 最 高 濃 度 ニ 達 ス ル 迄 ノ時 間 ハ 凡 ソ16時 ナ リ ト ス ル モ ノ 多 ク9),10)依. 間前後. テ余 ハ 沃 度酸 寒 冷 値. (以 下 沃 寒 値 ト略 記 ス)測 定 ニ當 リ生 體 ニ 充 分 ナ ル. 神 經 ヲ モ 共 ニ結 紮 シ テ 膽 嚢 ヲ 全 ク曠 置 セ ン ト試 ミ. 機 能 的 變 調 ヲ招 來 セ リ ト思 考 セ ラル ル 陰 影 ノ最 高. タ ル モ,長. 濃 度 ヲ稍 々 經 過 セ ル 時 期,即 チ 本 劑 注 入 後24時. キ經 遇 ニ亙 リ テ 觀 察 セ ン ト スル 時 ハ 膽. 嚢 ノ壞 死 ヲ來 シ,延. イ テ ハ 之 ト癒 着 セ ル 肝 臟 ニ モ. 影 響 ヲ及 ボ ス ヲ恐 レ,從. ツ テ 之 等 ハ 實 驗 ノ結 果 ノ. 考 察 ニ モ支 障 ヲ來 ス ヲ惟 ヒ テ 之 ヲ 中 止 シ,余. 下T.G.ト. Jodtetragnost溶. 2%ト. シ,家. タ ル ル モ ノ ヲ 毎kg0.3g(大. 量)宛. ハ5%ト. 膽 嚢 管 結 紮 時臟 器 内沃 寒 値. 膽 嚢 管 結 紮 後1,. ニ ハ3g. 量),或. 實驗成績. 3, 10, 30日. ノ肝,腎,肺,脾. ノ沃 寒 値 ハ 次 表 ニ 示 ス ガ 如 ク,煩. シ. 夫 々家 兎耳 朶. 間 ヲ費 シ テ極 メ テ 徐 々 ニ 注 入 セ. 第1表. 103. 略 ス)使 用 量. ハ 之 ヲ蒸 溜水 ニ テ 稀 釋 シテ. 兎 毎kg0.06g(少. 靜 脈 内 ニ 凡 ソ5分. 第1節. 液(Merk製)20cc中. ノ本 劑 ヲ 含 有 ス.余. 第3章. ハ專. ラ單 ニ 膽 嚢 管 結 紮 ノ ミ ヲ行 ヘ リ. Jodtetragnost(以. 間. ニ 於 テ 之 ガ 測 定 ヲ行 ヘ リ.. 等. ヲ避 ケ テ 之 等 平. 均 値 ニ 就 テ 正 常 家 兎 含 量 ト比 較 ス ル ニ, 肝,腎,肺. 何 レ モ 全 般 ヲ通 ジ テ 著 變 ナ ク,只. 肝 臟 ニ 於 テ 結 紮 後10日,肺. 臟 ニ於 テ1日. 加 ノ傾 向 ヲ認 メ タ ル モ 著 明 ナ ラ ズ.. 膽 嚢 管結 紮時 臟 器 内 沃 度 酸 寒 冷値. 後 稍 々増.
(3) 2112. 鍋. 脾. 島. 膽 嚢 管 結 紮 後 ノ變 化 ハ 諸 臟 器 中 獨 リ脾 臟 ニ. 最 モ 著 明 ナ ル 影 響 ヲ 及 ボ シ,1日. 清. 志. ハTetrajodphenolphthaleinヲ. 靜脈 内ニ注入 ス. ル 事 ニ ヨ リ テ 膽 嚢 陰 影 發 生 ニ 成 功 セ リ.然. 後 既 ニ 平 均20%. レ共 當. ノ 著 明 ナ ル 減 少 率 ヲ示 シ タ リ.而. シ テ 其 ノ後 漸 次. 時 本 劑 ハ 不 純 ニ シ テ 毒 性 強 ク,爲. 正 常 復 歸 ノ 傾 向 ヲ見 タ ル モ,3日. 後 ニ於 テ モ 尚 ホ. 適 セ ザ リ シ ヲ 以 テ 投 影 ニ ハ 稍 々 劣 レル モ 毒 性 少 キ. 12%ノ. 減 少 率 ニ シ テ,1日. 正 常 最 低 ニ 充 タ ズ.10日. 例 ト共 ニ 各 例 共 何 レ モ 以 後 ニ於 テ ハ 全 ク 正 常 ニ. 第1項. Jodtetragnost少 Jodtetragnost少. 量 注 射 實驗 量 單 獨 注射 時. 膽 嚢 造 影 ニ 關 ス ル 研 究 ハ1924年Graham. a.. 劃 期 的 發 表 ニ 肇 ル モ ノ ニ シ テ,即. 第2表. Jodtetragnost少. ヲ用 ヒ テ 臨 牀 的 ニ 膽 嚢. シ テ 翌 年Graham11)等 ハJod及. ビBrom兩. 及 ビ別 劑 ノ毒. 性 竝 ニ 造 影 力 ノ 比 較 研 究 ヲ爲 シ,平. 均致死量ハ大. 差 ナ キ モ,其. ハBrom劑. ノ造 影 力 ニ於 テJod劑. ノ. 半 量 ニ テ 足 ル ヲ 以 テ 前 者 ノ 優 秀 ナ ル ヲ確 認 シ,其. 臟 器 内沃 寒 値. Cole9)ノ. 造 影 ヲ行 ヘ リ.而 ニWhitaker12)等. 復 歸 セ リ. 第2節. ノ 利 點 ヲ有 ス ルBrom劑. ニ臨牀 的 使 用 ニ. チ氏 等. ノ後Graham等. 又 純 粹 ナ ル 沃 度 劑 ヲ 得,其. ノ副. 作 用 ノ 僅 少 ナ ル ヲ報 ズ ル ニ 至 リ爾 來 コ レ ガ 臨 牀 的. 量注 射 竝 ニ膽 嚢 管結 紮 前 處 置時 臟 器 内沃 度酸 寒 冷値. 104.
(4) 2113. 沃度酸寒冷値 ニ就 テ(第5報). ニ 使 用 セ ラル ル ト共 ニ 研 究 旺 盛 ヲ極 メ タ リ.. 第3節. 余 ハ 膽 嚢 管 結 紮 後 「T.G.」注 入 ノ影 響 ヲ檢 ス ル ニ 當 リ,先. Jodtetragnost大. 第1項. Jodtetragnost大. ヅ 對 照 トシ テ 前 記 方 法 ニ ヨ リ テ製 シ タル. 本 劑 ノ少 量(20%溶. 液 毎kg0.06g)即. 量 單 獨 注射 時. 臟 器内沃寒 値. チ普 通 臨 牀. 前 節 記 述 セ ル ガ 如 ク 「T.G.」少 量 注 入 實 驗 ニ於 テ. 間 後 ノ沃. ハ 全 般 的 ニ著 變 ヲ 認 メ得 ザ リ シ ヲ 以 テ 余 ハ 「T .G.」. 使 用 量 ヲ 單 獨 耳 朶 靜 脈 内 ニ 注 入 シ,24時 寒 値 ヲ檢 シ タ ル ニ第2表. 量 注 射實 驗. ニ示 ス ガ如 キ 成 績 ヲ得 タ. リ.. ノ 注 射 量 ヲ増 大 シ,大. 量(毎kg0.3g)注. 入 ノ影 響. ヲ前 節 同 樣 膽 嚢 管 結 紮 家 兎 ニ就 テ 檢 セ ン ト シ,之. 平 均 値 ニ就 テ 見 ル ニ 腎 臟 ニ稍 々増 加 ノ 傾 向 ヲ認 メタ ル 外,肝,肺,脾. ニ於 テ ハ 全 ク 著 變 ナ シ .即. ガ 對 照 トシ テ 先 ヅ 「T.G.」大 量 單 獨 注 入 實 驗 ヲ ナ シ タ リ.然. ル ニ 第3表. ニ 示 ス ガ 如 ク,コ. ノ際 ニ於 テ. チ 「T.G.」 少 量 注 入 ニ 當 リ テ ハ 之 等 臟 器 ノ 機 能 的. モ 亦 全 般 的 ニ 變 著 ナ ク,前. 方 面 ニ ハ 著 明 ナ ル 影 響 ヲ及 ボ ス モ ノ ニ非 ザ ル ガ 如. 臟 ニ於 テ 稍 々 増 加 ノ 傾 向 ヲ認 メ タ ル ニ過 ギ ズ.. シ.. 第2項 第2項. 量 注 射 時臟 器 内沃 寒 値. 量 注射 時 臟 器 的沃 寒 値. kg0.06g)家. 後,前. 項 同樣. 第2節. 「T.G.」 少 量(毎. 兎 耳 朶 靜 脈 内 ニ 注 入 シ,24時. 沃 寒 値 ハ 第2表. ニ 示 ス ガ 如 ク,コ. 間後 ノ. ノ内最 モ著 明 ナ. ル ハ 脾 臟 ニ於 ケ ル 變 化 ニ シ テ 平 均13%ノ ヲ 示 セ リ.而. 膽 嚢 管 結 紮 後Jodtetragnost大. 膽 嚢 管 結 紮 後Jodtetragnost少. 膽 嚢 管 結 紮2日. 減 少率. シ テ 各 例 ニ就 テ 見 ル モ 亦 正 常 家 兎 最. 低 値 ニ 達 シ タ ル モ ノ4例. 第2項. 管 結 紮 後2日 kg0.3g)注. ト全 ク 同 一 條 件 ニ 於 テ,即. スル ニ 第3表. 間 後 ノ臟 器 内 沃 寒 値 ヲ檢. ニ示 ス ガ如 シ.. 即 チ 本 實 驗 ニ 於 テ 最 モ 著 明 ナ ル 變 化 ハ 肝,脾 シ テ,夫. 々 平 均18,24%ノ. 減 少 率 ヲ示 セ リ.之. レ共. ヲ 對 照 ナ ル 膽 嚢 管 單 獨 結 紮 後3日. 之 ヲ膽 嚢 管 單 獨 結 紮 實 驗 ニ於 ケ ル 結 紮 後3日. ノ脾. 單 獨 注 入24時. 獨 結 紮 時 既 ニ 平 均12%ノ ク差 異 ナ ク,從. 述 セ ル ガ 如 ク膽 嚢 管 單 減 少率 ニ シ テ 其 ノ間 全. ツ テ膽 嚢 管 結 紮 後 ノ 「T.G.」 注 入. ノ 影 響 ハ 全 ク 認 メ得 ザ ル ナ リ.而 器 ニ於 テ ハ 例 之 肝,腎,肺. シ テ 其 ノ 他 ノ臟. 夫 々,4,. 7,. 1%ノ. 減. チ膽 嚢. ヲ經 過 セ ル 家 兎 ニ 「T.G.」 大 量(毎 入 シ,24時. ニ過 ギ ズ.然. 臟 ノ ソ レ ト比 較 ス ル ニ,前. 中1例. 記 少 量 注 入實 驗 同樣 腎. ニ 等. 竝 ニ 「T.G.」大 量. 間 後 ノ實 驗 成 績 ト比 較 ス ル ニ ,先 ヅ. 肝 臟 ニ 於 テ ハ.兩. 對 照 共 全 ク變 化 ナ カ リ シ ニ 比 シ. 本 實 驗 ニ於 テ ハ 著 明 ナ ル 減 少 ヲ來 シ,又 テ ハ 膽 嚢 管 結 紮3日. 後 平 均12%ノ. 脾 臟 ニ於. 減少率 ニ シ テ. 且 又 「T.G.」大 量 單 獨 注 入 時 變 化 ナ カ リ シ ニ. ,本. 實. 驗 ニ於 テ ハ 其 ノ 減 少 倍 加 シ タ ル ヲ見 ル.而. モ本 實. 少 率 ヲ示 シ 腎 臟 ニ於 テ 稍 々 減 少 ノ 傾 向 ア リ ト云 フ. 驗 例 ノ肝,脾. 常家兎. ヲ得 ベ キ モ 著 明 ナ ラ ズ.又. 最 低 値 ニ 達 シ タ ル モ ノ1例. 定 ノ 關 係 ヲ認 メ難 シ. 105. 對 照 實 驗 ト ノ間 ニ モ 一. ノ 個 々 ノ例 ニ就 テ 見 ル モ,正 モ ナ ク.從. リ ス ル モ 著 明 ノ 減 少 ナ ル ヲ知 ル .之. ツテコ レヨ ニ反 シ テ腎 臟.
(5) 鍋. 2114. 第3表. 島. 清. 志. Jodtetragnost大 量 注 射 竝 ニ膽 嚢 管結 紮 前處 置 時 臟 器 内沃 度 酸 寒 冷 値. ニ 於 テ ハ 増 加 シ,平 均13%ノ. 増 加 率 トナ レ リ.コ. レ ヲ前 同 樣 對 照 ト比 ス ル ニ 「T.G.」 大 量 單 獨 注 入. ノ餘 地 ナ ク,而. シ テ 其 ノ排 出 機 機 ニ就 テ 膽 嚢 ノ 自. 働 運 動18),19),20),21)或. 時 増 加 ノ 傾 向 ニ ア リ シ モ ノ ニ 益 々 其 ノ度 ヲ加 ヘ タ. ル 等22),23),24)今. ル ガ 如 シ ト雖 モ,「T.G.」. モ,要. 少 量 注 入 時 成 績 ト比 較 ス. ハ 又 他 働的 作 用 ニ ヨル トス. 尚 ホ 意 見 ノ 分 ル ル モ ノ ア リ ト雖. 之 余 ノ 家 兎 ニ 就 テ行 ヘ ル 膽 嚢 管 結 紮 ニ ヨ ル. ル トキ ハ 其 ノ問 一 定 ノ關 係 ア リ トモ 見 做 シ 得 ズ.. 膽 嚢 曠 置 實 驗 ハ,肝. 肺 臟 ニ 於 テ ハ 著 變 ナ シ.. ナ ク直接 十 二指 腸 ニ排 泄 セ ラル ル結 果 ヨ リ スル考 察 ニ シ テ,膽. 第4章. 總括竝 ニ考按. 膽 汁 ガ 膽 嚢 ノ影 響 ヲ蒙 ル コ ト. 嚢 諸 機 能 中,膽. 嚢 分 泌 機 能 ノ影 響,. 膽 汁濃 縮 乃至 ハ 吸 收 作 用廃 絶 等 ヲ主體 トスル モ ノ. 膽 嚢 機 能 ニ 關 シ テ ハ 既 ニ 多 數 學 者 ノ研 究 ア ル モ. ナ リ.依. テ之 ニ ヨ リテ惹 起 セ ラル ル障 碍 ハ先 ヅ消. 微 紬 ナル 點 ニ至 リテハ 未 ダ一 致 ヲ缺 ク ハ緒 言 ニ述. 化 器 系 統 ノ ソ レ ヲ推 考 セ シ ム ル モ ノ ニ シ テ,既. ベ タ ル ガ 如 シ.而. 緒 言 ニ モ 述 ベ タ ル ガ 如 ク 胃 腸 障 碍,膵. 出,膽 管,或. シ テ 膽 嚢 曠 置 實 驗 ハ,コ. 嚢 管 單 獨 結 紮,或. レガ剔. ハ 膽 嚢 管 ト共 ニ神 經,血. ハ 淋 巴 管 等 ヲ共 ニ 結 紮 セ ル 實 驗 等 ア リ テ,. 減 少,又. 肝 臟 障 碍7),8)等. ル 所 ナ リ.余. ニ. 液 膽 汁分 泌. 々 ニ 就 テ モ 諸 家 ノ報 告 セ. ノ實 驗 臟 器 ナ ル 肝,腎,肺,脾. 中膽. コ レ ガ 實 驗 ノ結 果 ノ考 察 ニ ハ 勿 論 其 ノ 間 自 ラ差 異. 嚢 管 結 紮 ニ ヨ リ テ 影 響 セ ラ ル ル ナ ラ ン ト思 考 セ ラ. ノ 存 スベ キ ハ 當 然 ナ リ.. ル ル ハ 其 ノ隣 接 臟 器 ナ ル ヨ リ スル モ 又 先 ヅ肝 臟 ナ. Halpert13)ハ. 解 剖 的 見 地 ヨ リ,Blond14)ハ. 内 色 素 注 入 實 驗 ヲ ナ シ,膽 入 經 路 ナ ル モ,其 テ,從. 膽嚢. 嚢 管 ハ 膽 嚢 ヘ ノ膽 汁 輸. ノ排 出 道 ハ 淋 巴 管 及 ビ血 管 ニ シ. ツ テ 膽 嚢 粘 膜 ハ 其 ノ 内 容 ヲ痕 跡 ナ ク 吸 收 シ. 得 ル モ ノ ナ リ ト謂 ヘ ル ガ 如 ク,所. 謂膽 嚢 膽 汁 全吸. 收 説 ヲ稱 フ ル 學 者 ナ キ ニ 非 ズ ト雖 モ,今. 日膽 嚢 ガ. リ,然. ル ニ事 實 ハ 之 ニ 反 シ 膽 嚢 管 結 紮 後 ノ 全 經 過. ヲ通 ジ テ 肝 臟 沃 寒 値 ハ 全 ク 變 化 ナ ク,其 著 明 ナ ル ハ 脾 臟 ニ シ テ,結. 紮1日. ノ變 化 ノ. 後 著 明 ニ 減 少 シ,. 其 ノ 後 漸 次 正 常 復 歸 ノ經 過 ヲ辿 リ,10日. 後 ニ至 リ. テ ハ 殆 ド對 照 値 ニ 復 歸 セ リ. 而 シ テ カ カ ル 膽 嚢 管 結 紮 家 兎 ニ,次. デ膽 嚢 造 影. 其 ノ 内 容 ニ於 ケ ル 水 分 吸 收 ト同 時 ニ 含 有 成 分 ノ一. 劑 ナ ル 「T.G.」 ヲ注 入 スル ニ,之. 部 ヲ モ 吸 收 ス ル15),16),17)一 方 濃 縮,分. 諸 臟 器 ニ 障 碍 ヲ與 ヘ ザ ル ガ 如 キ 量 ニ於 テ モ,膽. 泌,其. ノ他. ノ單獨 注 入 時何 等. ノ 諸 現 象 ヲ完 了 セ ル 膽 嚢 膽 汁 ノ 大 部 分 ガ 再 ビ膽 嚢. 管 結 紮 家 兎 ニ 之 ヲ 注 入 ス ル 時 ハ 肝,脾. 管 ヲ經 テ 十 二 指 腸 内 ニ注 入 セ ラ ル ル ハ 一 般 ニ 議 論. 寒 値 ノ 減 少 ス ル ヲ 見 タ リ.. 嚢. ニ著 明 ニ沃. 106.
(6) 2115. 沃度 酸 寒 冷 値 ニ就 テ(第5報). 「T.G.」 ヲ生 體 内 ニ 注 入 ス ル 時,之. ノ殆 ド大 部 分. ハ 肝 臟 ヨ リ膽 汁 ト共 ニ排 泄 セ ラ レ,之 リ テ 蓄 積 濃 縮 セ ラ レ,以 營 ム モ ノ ニ シ テ,普 ガ如 キ 毎kg0.06g投. テRontgen造. ガ膽嚢 ニ入 影作用 ヲ. 通 造 影 劑 トシ テ 使 用 セ ラ ル ル 與 ニ於 テ ハ 一 過 性 ニ迷走 神. 經 刺 戟 等 ヲ見 ル 事 ア ル モ 著 明 ナ ル 機 能 障 碍 ナ シ ト セ ラ レ タ ル 所 ニ シ テ,余. ノ 沃 寒 値 實 驗 ニ於 テ モ. 「T .G.」 少 量 單 獨 注 入 時 ハ 勿 論,膽. 嚢 管結 紮 前 處置. 以 上 余 ノ 實 驗 成 績 ヨ リ スル モ,又 上 既 ニ 第3胎. 膽嚢 ガ胎 生學. 生 週 間 ニ 於 テ 形 成 セ ラ ル ル,又. 膽嚢. ヲ缺 如 セ ル 鼠 ノ 膽 汁 ハ 膽 嚢 ヲ有 スル 動 物 膽 汁 ニ 比 シ 約10倍. ノ濃 度 ヲ有 ス ル ノ 事 實 等 々 ヨ リ ス ル モ,. 之 等 ハ 何 レモ 膽 嚢 ノ 重 要 性 ヲ 物 語 ル モ ノ ニ シ テ, 先 ニ述 ベ タ ル ガ 如 キ 膽 嚢 諸 機 能 ニ ヨ ル 存 在 的 意 義 以 外 ニ,ヨ. リ重 要 ナ ル 存 在 價 値 ヲ有 ス ル モ ノ ニ 非. ザ ル ヤ トモ 思 考 シ 得 ル ト共 ニ,之. 等 ヨ リシ テ臨 牀. 後 本 劑 注 入 時 ニ於 テ モ 亦 何 等 認 ム ベ キ 變 化 ナ ク シ. 的 ニ 比 較 的 著 變 ヲ認 メザ ル 膽 嚢 ヲ特 別 ノ 理 由 ナ ク. テ 諸 家 ノ成 績 ニ一 致 スル モ ノ ナ リ.. シ テ 切 除 ス ル ノ必 ズ シ モ妥 當 ナ ラザ ル ヲ暗 示 セ ル. 「T.G.」 大 量 投 與 時 ニ 於 テ ハOstenberg Abramson25)ハ. 家 兎 ニ 毎kg0.2g投. u.. 與 時 ハ肝 臟 ニ. 何 等 著 明 ナ ル 變 化 ナ キ モ 毎kg0.3‑0.4g注 メ テ 肝 臟 ニ退 行 變 化 ヲ認 ム ト云 ヒ,其. 射時始 ノ他本 劑 ノ. モ ノ ト謂 フ ヲ得 ベ ク,一. 方 又 膽 石症 患者 ニ屡 々使. 用 セ ラ ル ル 「T.G.」 ノ 靜 脈 内 注 入 ハ,投 與 量 一 定 限 度 ヲ超 ユ ル 時 ハ 健 康 人 ニ見 ザ ル 著 明 ナ ル 機 能 障 碍 ヲ生 體 ニ 及 ボ ス モ ノニ非 ザ ル ヤ ト推 考 シ 得 ル ナ リ.. 大 量 投 與 時 肝 臓 内 病 變 ヲ報 ジ タ ル モ ノ ア ル モ,余 ノ 實 驗 ニ 於 テ毎kg0.3g投. 寒 値 ニ 何 等 認 ム ベ キ影 響 ナ キ モ,膽. 嚢 管 結紮 前 處. 置 後 之 ガ 注 入 ヲ ナ ス時 初 メ テ 肝,脾. ニ著 明 ナ ル影. 響 ヲ及 ボ シ,兩 臟 器 ニ於 テ ハ 共 ニ沃 寒 値 ハ 減 少 シ, 先 ニ 報 告 セ ル 肝 臟 毒 投 與 實 驗 ト 凡 ソ類 似 ノ 關 係 ニ ア リ.即. 第5章. 興 時 ニ於 テ ハ 諸 臟 器 沃. チ膽 嚢 管 結紮 ニヨ リテ 初 メテ之 ガ肝 臟 毒. トシ テ 作 用 シ タ ル ガ 如 キ 状 ヲ呈 シ タ リ.而. シテコ. 結. 論. 余 ハ 家 兎 ヲ用 ヒ 膽 嚢 管 結 紮,Jodtetragnost注 射 竝 ニ 之 等 重 複 實 驗 後,諸. 臟 器(肝,腎,肺,脾). 内 沃 度 酸 寒 冷 値 ヲ測 定 シ テ 次 ノ結 果 ヲ得 タ リ. 1). 膽 嚢 管 單 獨 結 紮 時 ノ沃 寒 値 ヲ1箇. 月 ニ亙 リ. テ 觀 察 スル ニ諸 臟 器 中 獨 リ脾 臟 ニ於 テ 其 ノ變 化 最 著 明 ニ シ テ結 紮1日. 後 著 明 ニ 減 少 シ,其. ノ後 漸 次. ノ 間 ノ仔 細 ナ ル 消 息 ノ闡 明 ハ 今 後 ノ研 究 ニ俟 ツ ベ. 正 常 復 歸 ノ經 過 ヲ辿 リ,10日. 後 ニ至 リ テ ハ 殆 ド對. キ ハ 勿 論 ナ リ ト雖 モ,一. 照 値 ニ 復 歸 セ リ.肝,腎,肺. ニ變 化 ナ シ.. 貯 藏 臟 器 ト シ,或 ズ ト シ,又. 派 ノ膽嚢 ヲ目 シテ 單 ナ ル. ハ 粘 液 ヲ膽 道 ニ混 和 スル ニ過 ギ. Aschoffノ. 膽 道 内 壓 上 昇 時 ノ安 全 瓣 ナ リ ト シ, 如 キ 膽 嚢 内 膽 汁 濃 度 ノ 上 昇 ヲ,膽. 荷 重 ヲ庇 護 ス ル ニ ア リ トセ ル 等,膽 義 ヲ輕 視 セ ン ト スル ニ對 シ,少. 道 ノ. 嚢 ノ存 在的 意. ク トモ 上 記 實 驗 成. 績 ハ 膽 嚢 ガ 單 ナ ル 膽 汁 ノ貯 藏 或 ハ 濃 縮 臟 器 タ ル ニ 止 マ ラ ズ,解. 毒 ニ モ 亦 關 與 ス ル モ ノ ニ シ テ,從. ツ. テ 膽 嚢 ノ 生 理 的 意 義 ニ 重 キ ヲ加 ヘ タ ル モ ノ ナ リ ト 思 考 ス,而. シ テ1次. 的 ナ リ ヤ,又2次. ヨ ル モ ノ ナ リ ヤ 勿 論 不 明 ナ リ ト雖 モ,脾. 臟沃寒値. 劑 ガ 溶 血 性 ヲ 有 スル ノ事 實26)其 ノ 他 ヨ リ シ テ何 等. 107. Jodtetrangost單. 獨 注 入24時. 値 ハ 少 量(毎kg0.06g),大. 間 後 ノ沃 寒. 量(毎kg0.3g)投. 輿. 共 ニ 腎 臟 ニ於 テ 多 少 増 加 ノ 傾 向 ヲ認 メ タ ル 外,各 臟 器 共 著 變 ナ シ. 3). 膽 嚢 管 結 紮2日. シ其 ノ 後24時 著 變 ナ ク,大. 後Jodtetragnostヲ. 注入. 間 後 ノ 諸 臟 器 沃 寒 値 ハ,少 量 注 入 時 量 注 入 時,肝,脾. ニ 著 明 ニ 減 少 シ,. 腎 臟 ニ於 テ ハ 著 明 ニ 増 加 ノ 傾 向 ヲ認 メ タ リ.. 的肝 障 碍 ニ. ガ 膽 嚢 管 結 紮 後 「T.G.」大 量 投 與 時 減 少 セ ル ハ,本. カ 之 モ 亦 關 與 ス ル ニ非 ザ ル ヤ,否. 2). 定 シ 得 ザ ル ナ リ.. (昭 和11年9月. 脱 稿). 擱 筆 スル ニ當 リ終 姶 御 懇 篤 ナル 御指 導 ヲ賜 リタル 恩 師 現 東大 柿 沼教 授 竝 ニ御 校 閲 ノ勞 ヲ 辱 フセ シ恩 師北 山 教 授 ニ滿 腔 ノ謝 意 ヲ表 ス..
(7) 2116. 鍋. 島. 清. 文. 獻. 1) Schott, Beitr. klin. Chirurgie, 39, 407, 1903. 2) Goldammer, Ebenda, 55, 41, 1907. 3) Friedemann, Ebenda, 62, 686, 1909. 4) Hohlweg, Deuts. Arch. f.klin.Med., 108, 255, 1912.. 5). 147.. 6). Chir., klin. 17,. 26, Chir.,. 三 宅,日 Rost, 710,. 本 外 科 學 會,第17囘,第1號,. Mitt,. a.d.. 1913.. 149,. 548,. Grenz.. 7). Schmidheiny,. 1928.. 8). 631頁,799頁,. 9). Graham. u.. f.. 92, 7, 1929.. 11) Graham, Cole a.. Copher, Ebenda, 84, 1175,1925.. Blond, 岩 永,日. 實 驗 消 化 器 病 學,10, 誌,7,. 920.. 1672,. 18). Arch.. klin.. 新 醫 學,10, 847.. 17). Bergmann,. 1927.. 19). Chir., 4,. 小 野,北. Dents.. Schondube,. 149,. 565.. 16). 662, 石 田,. 海 道 醫 學 雜. med. Fortschr.. Wschr., Ront‑. Aschner,Amer. J. Med. Science, 169,679, 1925.. J.. Amer. Med. Ass., 82, 613, 1924. 10) Dowling, Ebenda,. 15). klin.Med., 118, 560, 1931. 22) Winkelstein u.. 新 醫 學, Cole,. 14). 1928.. genstr.,36, 603, 1927. 20) Bronner, Deuts. med. Wschr., S. 1798, 1928. 21) Kalk, Zschr.. u.. Arch.. 菅 野,日. 1924.. S.. d. Med.. 志. 12) Whitaker. 23) Graham, Ebenda, 172, 625, 1926. 24) Haberland, Munch. med. Wschr., S.1969, 1926.. u. Milliken,Surg Gynec. Obst., 40, 17, 1925.. 25) Ottenberg u. Abramson, J. Amer. Med. Ass., 84, 800, 1925, 26) Czike, Deuts. Arch.. 13) Halpert, Med. Klinik, Jg. 20, Nr. 13, 408,. f.klin.Med., 162, 292, 1928.. Aus. der Medizinischen. Klinik. (Vorstand:. Uber. der Medizinischen. Fakultat. Okayama.. Prof. Dr. K. Kakinuma).. den. Jodsaurekaltewert.. (V. Mitteilung.) Das. Experiment. bei der. Unterbindung. des. Ductus. cysticus.. Von Dr.. Kiyosi. Eingegangen. am. Nabesima.. 23. Juli 1938.. Verfasser fuhrte bei Kaninchen die Unterbindung des Ductus cysticus,die Injektion mit Jodtetragnost, zuerst einzeln, dann beides zusammen. aus, und untersuchte danach. den Jodsaurekaltewert in verschiedenen Organen (d.h. in Leber, Niere, Lunge und Milz). Er. erhielt die folgenden. Resultate:. 1) Der Jodsaurekaltewert vermindert sich im Verlauf eines Monates nach der Unter‑ bindung des Ductus eystieusnur in der Milz und zwar am 1. Tage nach der Unterbin‑ dung am starksten und nahert sich allmahlich dem normalen Wert wieder,um schliesslich am 10. Tage beinahe den ursprunglichen Wert zu zeigen. In Leber, Nieren und Lunge ist keine Veranderung nachweisbar. 2) Der Jodsaurekaltewert zeigt nur in der Niere eine leichte Neigung zur Ver‑ mehrung in 24 Stunden nach der Jodtetragnostinjektionmit der geringen Menge (0.06g 108.
(8) 2117. pro kg) sowie auch mit der grossen (0.3g pro kg); in der anderen Organen ist keine Veranderung nachweisbar. 3) Betreffs des Jodsaurekaltewertes in 24 Stunden nach der Injektion mit Jod‑ tetragnost,. welche. in 48 Stunden. nach. der. Unterbindung. des Ductus. cysticus. ausgefuhrt. wurde, ergibt sich das folgend Resultat; Der Jodsaurekaltewert in den verschiedenen Organen bleibt bei Injektion mit der geringen Jodtetragnostmenge fast unverandert, vermindert sich dagegen dei der grossen Menge in Leber und Milz deutlich; in der Niere zeigtsich eine Neigung zur Vermekrung.. 109. (Autoreferat).
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