岡山大学井数 ・数学教育学会誌
:パピルス』第18号 (2011年)1頁〜 10京
子 どもが説明 し伝 え合 う活動 を重視 した算数科の授業づ くり
第6学年 「図形 の拡大 と縮小」の実践 を通 して
戸 田 直美‑■ 研 究の要約
算数科では,新指導要領が先行 実施 され て以来,本年 は3年 目に当た るO 新指導宰領: 1
の趣 旨 (「活用す るノJの育成 に向けて,思考力 ・判断jJ・表 現力の育成 を図 る」)の実現 :l に向けては これ までに も多 くの研 究者 が方 法論 (理論) を提唱 し実践の指針 を示 して き
:
た.一方現場で も,多 くの実践 を通 して,新指導要領 の趣 旨の実現 に向けた取 り組み が 行 われて きたo Lか し,提唱 され た理輪 と実践 の結 び付 きを明確 に分 か り易 くま とめた 研 究は,まだ少 ない と思われ る。
こ うした中で本研 究 は,研 究者 の理論 と実践 を明確 に結び付 け,結果 を分か り易 くま とめることを 目標 とした。 なぜ な ら理輪 と実践 は碇 の両輪 の関係 で あ り,互 いに レベル ア ップ してい くもの と確 信す るか らであ る。
本研 究 で参考 に した理論は,I軌 ̲=大学教 育学部 大学院教授 の熊崎氏 の理論 で あ る.
先生の提唱 された 「税 明 し伝 え合 う授菜」 の5つの具体的方策 に照 ら し合 わせ て. 卜記 のkey‑wordsを用 いなが ら,6年生 で実践 した 「図形の拡大 と縮小」の実践 を振 り返 る。
key‑words 根拠 論理
1 は じめに
第 教科 では,平成19年度 よ り新 しい学 習指導要領 の内容が副教材 を用 いて先行 実 施 され た。本年 度 は,新 しい学習指噂要領 の実施 が3年 目とな り,新 しい教科番 を用 いての取 り組 みが な され て い る。
新学習指導要領 は,言語的活動 を重視 し, 活用す る力 を育成す るた めに,思考力 ・判 断力 ・表現力 を一体 と して捉 え 「説 明 し伝 え合 う」算数科 の授 業 を挺 貢 してい る。
新指導要領 が実施 され て3年 目とい う今 日,現場 で求 め られ てい るこ とは, こ うし た授 業 を実 践 す るた め の 具 体 的 な方 法論 (理苫釦 で あ り,それ を実践 した事例 を積 み重ね, よ りよい実践 へ と練 り上げて い く 事例研 究 の蓄積 であ る。
こ うした今 日的 な搬題 を踏 ま え,本実践 は,岡 山大学教育学部教職大学院教授 の果
ワー クシ ー ト 話題 の焦点化
峨 氏の方法論 (理論) を基 に して, 6年 化 の 「四角形 の拡 大図」 のか き方 の授 業 を実 践 し,実践結 果 を検証 した事例研 究 であ る。 本 事 例研 究 が
,
「説 明 し伝 え合 う」算 数科 の授 業の一助 となれ ば幸 いであ る。2 説明 し伝 え合 う活動の充実
新 しく改訂 され た学習指 導要領 の券 赦科 の解説 には,算数 科 の 目標 が,次 の よ うに
+1高梁 市立津川小学横
示 され てい る。
.故 凪や同形 につ いての基礎 的 ・端本 的 な知粍及び技能 を
身 に 付 け, 日常 の事象についての見通
Lを もち筋道 を立てて考 え,表 現す る能 : 力 を育 て る と共 に,算数的活動 の楽 しさ:I や数坪的な処理 の よ さに気付 き,進 ん で
:
l生活や学習 に活用 しよ うとす る態度 を育: て る。 (F線 部は
こ うして節数 の授茨 には,算 数的活動 を 通 して,① 知識 ・技能 を身 に付 け る こと② 考 えた ことを表 fjLす ること③ 身 に付 けた こ とを活用 しよ うとす る ことが求 め られ るよ うにな ったO
また新 しく改訂 され た学智指導要飯 の算 数科 の解 説 には,算数 的活動の例 示 (1年 か ら6咋)が あ り,算数 的活動 を次の よ う に捉 えることがで きる。
・具体物 を用 いて数 Li・や 図形 につ いて の意 味 を理解す る活助
・略儀 解決の方法 を考 え,説 明す る活 動
・知識 ・技能 を実際 の場両 で活用す る活動 罪敬 の授 業 は,算数 的活動 を通 して行 わ なけれ ばな らないので あ り,粥解 した り, 鋭UJJLた り,活用 した りす る ことを常 に含 んで いなけれ ばな らないのであ る。
国の内外 の社会 の変化‑の対応 か ら改訂 され た新学習指導要問 は,説明 し伝 え合 う 活動 を強 く求 めてい る。
3 説 明 し伝 え合 う活動 を充実 させ るための具体的方策
パ ピル ス17号 (2010)にお いて,黒崎 氏は,説 明 し伝 え合 う算 数的所動 に向 けた 授裳改 善の具体的方策 を次の よ うに述べ て い る。
・表 現 力 を宥 成 す る,
学
習 課題 の 設 定・「l分 の 考え を説 明す る レ小 一 トを 置 く
・説 明 力 の 3要素
・説 明 力 を保 障 す る場 a);,.,riL定
・伝 え 合 う活 動 に お け る話 題 の 焦 点 化 (1)表 現 力 を育成す る学習課題 の設 定 これ は ,思考九 判断 力,表現力 を同時 に達成す る学習課 題 を設 定す る とい うこ と で あ る
。「 0
0 を考 え よ う」 で は な く 「○○ を考 え説 明 しよ う」 で ある. こ うした弧 超 にす る ことで,既 習事項 を活用 しなが ら, 活用 した ことを説明す る力 を育成 す るこ と ができ る とい うのであ る日
(2)自分の考えを説明するレポー ト を 書 く これ は, 自力解 決の時 に見出 した 自分 の 考 え を短 い説 明 文 に.?Jtく とい うこ とで あ る。 その際 に必安 とな るのは, l■1分 の ・'/‑,え に 「根拠 」 を含め ることで あ るく こ うす る ことで,練 り上 げの場面 での説 Hj]が説得 ノ] の ある もの とな る。
平成20年 の 中央 教育審議 会答 申では, 思考 力,判断九 表現力 を育むた めの学 習
活動 と して 「概念 ,法則 ,意 [5Xlな どを解釈 し, 説明 した り活用 した りす る。」 とい う 例 示が あ るC この こ とか ら,説 明活動 が思 考力,判 断九 女視 力の育成 と,密使 に関 わ ってい ることを読み 取 ることが で きる。
(3) 説 明 力 の3要素
① 根 拠 を 明 らか に して 説 明す る
根拠 とは,既 習 の知級や技能等 であ るO 杉
I
d氏は r学び方 ・考 え方 をめ ざす算 数指 導」 の中で.根拠 と して次の よ うな もの を 挙げてい る。l 明確なもの
lO図形や演罪 な どの定義
○公 式 や ことばの式
○喜・t・第や 図形 の性質
少 の唆昧 さは あ るが,根 拠 にで きる
○数や献策 のモ デルや 凶
○数や 淡第のモデルや 図 の操 作
この よ うな既習 の知識や技能等 を活 用 し なが ら説 明す るこ とに よって,説 I判の内,'/&
が よ り客観的 な ものにな り,説得 力がl・:.・は
るとい うわけである。
② 論 理 的 に説 明す る
論理 とは,直観的思考 に対峠 している論 兜的思考 であ る.杉同氏は 「学び方 ・考 え 方 をめ ざす算数指導」の中で,論理的思 考 力 を教学的 な考 え方に含 めて考 えてお り, 数学的な考 え方の主 な ものを次の よ うに示
している。
推論の仕方 と して
類推的推論 .帰納的椎満 ・演樺的推論 等 数学の進む方向 として
分類整理の考 え ・単純化の考 え ・統合 硝展 の考 え ・抽象,具体の考 え ・一般化, 特殊化の考 え ・記号化,特殊化,図形化の 考 え 等
数 の内容に直結 して
関数の考 え ・単位 の考 え ・集合の 考え 等 この うち新学習相墳要領 の解説 (芽教科) には, 帰納 や癖輝 な どの経 論の仕方につ いて触れた記述 があ り (三角形や 四角形Lr) 内角の和 を求め る場面の指導法な ど)帰納 的な推論や演縛的 な推論の力 を育成す る
竃
華性 を読み取 る ことがで きる。
従 って,論坪的に税明す る力を育成す る 際には,教材 の特性 に合わせ て, これ らの 推論を用い る力を育成 し,説明括弧]に/iか す ことが塵要 となるO
また,論確的な説明活動 を支 える技能と して 「まずJ
r
次に」 「撮後に」な どの順序 を表す ことばを用 いる力 も育成 したい。果峨氏 も,順序 を表す ことばを論理的思考 の中で韮視 している.
③ 行為や視 覚的 な図等 を用 いて説 明す る これは,ブロ ックを動 か して説明 した り, 図 を使 って保見に訴 えて説 明 した りす る活 動である。 こ うした説 明は,配碍力 を高め るので他者 と考 えを共有 し易 く し,伝 え合 い考 えを深化,発展 させ る活動 を促す。
ア メ リカの認知心理学者 ブル ーナtの認
知形成理論では,新 たに学習 され る内容 は, 行動的把握や映像的把握 が記号的把握 と結 び付 き,理解が内面化 してい くと している.
よってブ ロックな どの操 作や 図表 な どの視 覚的表現 を重視す ることで,説 明力 は高 ま
る と考 え られ る。
(4) 説 明 力 を保 障 す る場 の設 定 これ は,練 り上げ る活軌 の前 に,少 人数 に よる活動 (ペ ア学習 ・班学僧 な ど) を取 り入れ て,学級全良の児童に,説明す る活 動 を操障す る とい うことであ る。
従来は,説明活動は,細 り上げる活動 の 場 面に委ね られていたo Lか し, この場面 では,全 員の児塵 に説明す る惜助が保障 さ れ てい るわ けではない0 ,g?.・崎 氏 は
,r
説 明 力 も思考力 ・表現力 と同様 に,子 ども自ら が行わなけれ ば身 に付 かない学力であ る。」と して いる。
(5)伝 え合 う活動 における話題の焦 点 化 これ は,練 り上げの段階 で話 し合 う時に, 話題 を焦点化す る とい うことである。
平成20年 a)中央教育番地会答 申で も, 思 考力.判断力,表現 力を育 むための学1qJ 活動 と して 「互いの考 えを伝 え合 い 自らの 考 えや集 団 の考 えを発展 させ る.」 とい う 例示があ り伝 え合 う活動 は 考えを深化 させ ることと癒接 に関わ るこ とを示 してい る。
伝 え合 う活動 を考 えを探化 させ る ことに 結び付 けるた めに,黒崎氏は,伝 え合 う活 動に課題意識 を持たせ ること,即 ち,話 し 合 う時の話題 を明確 に意鞄 させ る教師の役 割の重要性 について述べてい る0
4 授業の実際
以上の5つの具 体的方策 を具現化す るた めに,次の よ うな授業 を計 LfgL実践 した9
(1 )単元名
図形の拡大 と縮小 (第6学年)
(2
)単元の 目標
(つl叫Tr.'3の形や大 きさについて関心を持つ と ともに,拡大図や縮図のよさがわか り, それ を用い よ うとす る。(関心 .音欲 .憶度)
○拡大Ixlや船 岡 を用いて,聞越 を解決す る ことができる。(数学的な考え)J‑l衣埋)
〇拡人図や縮 図 を利用 して.直接測れ ない ところの距離 な どを測 ることができる。
(は 鮭 )
○拡大図や縮 図のかき方 を知 る (知汲 ・理AT)
(3 )単元の計画
第1次 拡大図 と楯 岡の意味 (2時聞) 第2次 拡大凶 と縮図のかきかた (6時間)
第 1時 拡大図 と縮 図を方眼紙 でか く。
第2時 三角形の拡 大図 と縮 図 をか く。
(方眼紙 を使 わない)
第3時 四角形の拡人図をかく。・ ・本 時 (方 眼紙 を使 わない)
第4時 多角形の拡大図や縮 図 をか く.
(方眼紙 を使 わない)
第5時 1つの頂点 を仕 った三角形や四 角形の拡大岡や縮 図をか く。
第6時 習熟を1?Jる.
第3次 縮図の利用 (2時間)
(4
)本時の指導
①本 時の 目標
=.角形の拡 )ぐ図のか き方をもとに して,匹l 角形 の2倍 の拡大図のかき方 を考え,根拠 を明 らかに して順序 よく説明す ることがで きる。
②指導の工夫
ア 説 明す る活動 を含 んだ学習課題 の設定 これ は,具 体的方錐 (1) に対応 してい る0 本 時の 目標 が
,
「2倍 の拡大図のか き方 を考 え説明す るこ とがで きる。」 とな っ ているの もそのためである。
イ 自力解決で用いるワークシー トの鞘敦 これ は
,
!ミ体的方策 (2) と (3) に対 応 してい る。 自力解決 で用 いた ワークシートは,次の よ うな ものであ った。
本時で用 いた ワークシー ト 岬・
巌̲収
卜̲ ヽ拡大す るもとの四角形 の大 きさは, 2倍 の拡大図が この ワークシー トに入 るくらい に設定 した。
この ワークシー トは. 自分の考 えを説明 す る レポー トをか くための もので,̲旦̲2聖 堂塾 を見 ることがで きるo
特徴 の1つ 目は
,
「まず」
「次 に」
「その 次に」r
最後 に」 と説 明 の順盾 を表す言葉 を明言LiL,順序 よく考 えを進 め ることがで きるよ うに した ことであ る。 ワーシー トは 4段階に分かれ てい るが, 3段階 で完成 さ せて もよい ことと し,児童の 自由な表現 を 常並す ることと した。特徴の2つ日は,作図の横 に,拡大図の か き方 を吉 葉 で 説明す る欄 を設 けた こ と だ。言薬 で説明す る欄 には,か き方の手順 を説明す る欄 (上の罫線部分) と,その よ うにかいた理 由をか く欄 (下の吹 き出 し部 分) を設 けてい る。理 由を沓 く欄 を設 ける ことで, 説明力 の3嬰索のひ とつであ る
「根拠 を明 らかに して説 明す る」力や 「論
理的に説明す る」力を育成す ることができ ると考える。
この場合根拠 として活用 してほ しい知職 は
,
「四角形は対角線 によって2つの三角 形に分け られ る」や 「もとの図形 と拡大 し た図形の辺や角の関係」である。○対応する辺の比はすべて等 しいo
また論理 として活用 してほ しい考 えは, 虜緑的推論
(
̲=
角形の拡大図のかき方 を用 いて考 えよ う)である。更に.作図 と言薬 による説明 とが結び付 いているので,説明力の3要素のひ とつ である 「行為や視覚的な図等を用いて説明 す る」 とい う活動が容易になるもの と思わ れ る。
特徴の3つ 日は, この ワークシー トは, rまず」 と r最後に」の どちらか らで もか ける, とい うことである。順々に考 えて作 図を完成 させ る場合は 「まず」か ら,全体 を 度に見通 して作図を完成 させ る場合は
「最後に」か らかき始めることになるCつ ま り児正の個性 に応 じて考えを裁現 できる とい うことである。この際に大切なことは,
「まず
」
「最後 に」 の どち らか らかき始 め た場合で も,作図の手順が分かるよ うに途 中の未完成な作図 もきちん とかいてお くと い うことである。 こ うしてお くことが,吹 のペア学習や全体での練 り上げの時に,考 えを順序 よく根拠 を明 らかに して説明す る 手立てになるのであるOウ ペア学習による説明活動
これは,具体的力策 (4)に対応 してい るO本学級の児童9名 と少ないが,全体で の練 り上げ活動 だけでは,全員に十分に説 明す る場が保悔 されているとは言い難い。
算数 に苦 f・意識がある児童は,発言が控 え 目になるか らである。そ こでペア学習を導 入 し, 自分がかいた ワークシー トをもとに して,四角形のかき方 を2人組 で説明 し合
い,説 明力 を育成す る場 を保障 した。
エ 拡大図のかき方 の妥 当性 を検討す るこ とに焦点化 した伝 え合 う活動
これは,具体的方策 (5)に対応 してい る。伝 え合 う活動を考 えを深化 させ ること に結び付 けるためには,話 し合 う時の請願 を明確 に意放 させ ることが必要 である。
ここでは,話 し合 う時の話題 と して
,
「拡 大図のか き方の妥 当性 を検討す ること」 と した。複数の考 え (ひ とつの頂 点か ら辺や 対角線 を伸ば して考える)か ら,比叔検討 す る方法 も考えられたが,児竜の実態か ら 本時のよ うな展開 と した。③授 業 の実 際 (第2次 の3時) ア 課題 をつかむ場面
丁 今 L]も2倍の形の拡大図 をかきます。
今 日は, この形の拡大図 をかきます。
ノ ト、\ JT ̲111tLi
T 今 までの図形 とどこが ちがいますか。
C 前は,三角形だったけ ど,今 日は四角 形です。
C 今 までは,3つの辺 しかなか ったけど, 辺が4つあ ります。
T 四角形になった ら, 2倍の拡大図はか けないかな。
C 分 けてすればいい。
C 分 ければ三角形 になる。
T 何か工夫 した ら四角形の2倍の拡大図 がかけそ うだね。今 日のめあて托.
板吉
凶角形ABCDの2情の拡大図を工夫 してかき,分か りやすく説明 しようo T 四角形の人きさをみて,ワークシ‑卜
に 自分の考えをか きま しょうB
∧I
4 【 プ / // IJ ̲ ‑ ‑̲
B一、 DTT
「 i?
i ‑:: L
̲⊥ ill5',A DTr c・・n / C
紬 1.1J‑・に か い た 二角 形 を想 起 させ た こ と で. ほ とん どの 児 屯が
,r
l)B角 形 を2つ の 三角 形 に分 け て 考えれ ば よ さそ うだ。」 と い う学 背 の 見 通 しを持 つ こ とが で き,
「工 夫 してか き, 考えた こ とを分 か りや す く説 明 しよ う。」 とい うめ あて を子 ど もが 持 つ こ とが で きた。イ 自力解 決 で 四角形 の2倍 の拡 大 図 の か き方 を ワーク シー トにか く場 面 前時 に佐 用 した ワー ク シー トにつ い て
前 時 に ‑I̲角形 の拡 人【Sf)をか いた時 , 汰 の .とうに不時 の ワー クシー トに繋 が る ワー クシ ー トを使用 した。
前時 で用 いた ワークシ ー ト
主 L
三Yt・川 .qL巾ノ付け心川 .I■リ , ・^ (ヽLA hnl J
人t
6 ‑))i
一
穴 ‑ : ∴ ‥‑:‑I.:‑∴この こ とに 上って ,か き方 の 刊 順 (罫 線 部 分 )や そ の よ うにかい た わ け (吹 き出 し部 分 ) の ilfき方 に慣 れ ,本 時 の罪 数 的 nT.動 を 円滑に'lrうこ とが で きた。
ワー ク シー トの3つ の特 徴 につ い て 実際 の授 J芯で ワ一 ク シー トにか き込 TLt Eた 内容 は, 次の よ うな もの で あ った.
例1「まず」から4段 階で作 図完成 蹄 へや一言亡伝,ー二頂 許声さ 霊 器
'一JJ. .T■
T̲hL̲
8・
\1.(ヽ
虹 前 ここ.二 J ;
i '{、.I.1L・tl'JIZT.
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簸 u :土!二二二竺 =町 Jli.'1 ー h t ri̲l'叫̲LこうJ I
:葦 圭 トてこ .AH .レItAとF・・
・pTI+‑▲.L・1
、二土 工L L・'‑・̲i
例 2 「まず」から4段階で作図し3段階で完成 鉢 とゝ 上宝′ ■ ‑■▼..‑
J5 魚 ‑i爪̲ Ii L豊 等IH,I
碧許 評 兎 悪
I..L一・TiLJIB̲i
例3「まず」か ら3段階で完成 終 1ゝ ‑A i.
サ 汚さ n̲ A .f・l J一一I.TI・=
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三 L に . a . .' 、 l ヽい . L 、
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̲ L i z . i l ^ ' D . と
Bt王JL
/ L ' ・ t l r 3 f r J / ヨ i
三 三
特徴 の1つ 目については,児童は 「まず」
「次に」 lその次に
」
「最後 に」 と説 明の順 番 を表す百薬 を用 いて順序 よ く考 えを進 め 作図 した り説 明を患いた りす る ことができ たO順序 を表す言葉 があることに よって, 直観的に把握 した四角形 の2倍 o)拡大図の か き方 を論理的 に順 序 よ く整理 して凶や言 薬 に表す ことができていた. ワークシー ト の使 い方 については,例1 ・例 2 ・例 3 の よ うなか き込みが見 られ ,児童 の 自由な 表 現 (思考)に対応す ることがで きた。特徴の2つ Rについては, ワークシー ト の表 現か ら
,
「根拠 を明 らかに して説 明す る」 ことや 「論理的に説明す る」 こ とが, 授禁 の中で しっか りと行 われ た ことがわか るU その中か ら例 1の児塵 の反応 を見てみ ると,次の よ うにな る〔l II
PLl角形 を2つに分 けて三 角形 に Lます.
頂点 lI'か ら胤 点D'に線 をひきます.,
4
こ うす る と,前の =i角形 でや った や り方 が使 えて分か りやす くな り
ますO
次に
辺B'C'を10cm引 きます。
A
なぜ か とい うと, 2値 の拡 大図 を か くの で, 5×2で10cmにな
ります。
÷〃 吠仁
C'
の ところを直角900に とり3cm 引 きます。i) 拡大図は形が変わ らないので, 900はそのままです。 3cmは,
2倍 の拡大図なので, 1, 5cmX
2で3cmにな ります。
== == ′
晶裾二
D'か らコンパスで6. 4cmはかって 少 し円をかきますo B'か らも1111じよ うに 9cmはか って少 し円をかきます。2つの 円が交わ った ところが, A 'の頂 点に なる ので,線 を引いて完成 です。
2倍 の拡大図 をか くの で, 3. 2
i
×2で6.4cmにな ります。
9cmも同 じよ うに して, 4.
2で9cmにな ります.,
5× l rll 野に説明力の も う1つの要素 であ る r行 為や視堤的な図等 を用いる」 ことにつ いて ち,図 と言葉が対応す る リークシー トにな っているので ,他者 に説明 し伝 え合 う学習 の際に説得力のある乱 明 となっていた。
特徴 の3つ 目の,児童の個性 に応 じて考 えを表 現 でき る (「まず」 と 「最後 に」 の どち らか らで もか け る。) とい うこ とにつ いてだが,実際 に授業では,例4の よ うに,
「最後 に」か らかき始める児壷 も数名 いた6 例4 「最後に」から作図して4段階で完成
ウ ペアで ワークシー トを用 いて, 四角形 の拡 大図のか きかた を説明す る場面 作成 した ■7‑シー トを基に して,相手 に ワーク ン一・一トを見せ なが ら,ペア学習 を行 い.四角形の拡大図のか き方を全員説明す ることがで きた ,この ことが 自信 とな り, その後 の練 り 卜げの場面 では, 自信 を持 っ て発言す ることができていたo
また学習裸題 をつ くる時,前時の同形 と 比較 した暗には,既習塀項 を活用 し椀緯的 に考える力 を育成す ることもできたu エ 四角形の拡大 図のか き方の妥 当性 を検
討す る場面
T ではみんなが考 えた四角形 の2倍の拡 大図のか き方 を発表 して,本 当に2倍 の拡大 図にな ってい るか考 えよ う。
C
まず頂点BD
を結んで練 をひ きます。今 まで三角形 の拡大図 を学習 してきた ので, こ うすればか きやすい と思 った か らです。
C 次に辺B' C'を10cmに します。
T なぜ10cmに したの。
C 2倍 の拡大図にす るか ら, 5× 2で 10になるか らです。
T 対応 す る辺の比は2倍 に した らどうな
CCTCCTC
りますか。
1:2にな ります。
次に角C'を900に 」ますO 角 C'は,なぜ900になるのO 拡大図は, 2倍 して も対応す る角の)し きさが変わ らないか らa
次に辺C'D'を3cmに します。
なぜ3cmです か。
2倍 の拡 大図 t亡U)で1.5× 2に な り ます。
T 対応す る辺a)比は ど うな りますかo C 1 2です。
T これで下の ‑̲角形の2倍の拡大図がか けまし∴が,
‑
̲JJI形の どんなか き方 を 使 ってかいたのですか。C 「2つの辺 とその間の角」です。
T 次は上の三角形の2倍 の拡大図のかき 方 を説明 して くだ さい。
C (略)
T これで2倍の拡大図が完成 しま した。
d Z 町
(児虚の発言に従って教師が図を完成させ る)
T 本 当に2倍 の拡大図になっているかな。
C 対FLF,Iする辺の比が全て等 しいo(1 2)
T 対応す る角 も全て等 しいで しょ うか。
C 角 C'は等 しくなるよ うに したけ ど あとの角は ・I. ?
T もとの四角形 を配 りますか ら,対応 す る角の関係 を調べてみて くだ さい。
C (調べ る)
対応す る角の大 きさが 全て笥 しくなっ
ている。
C これは2倍の拡大図になっている。
T 今 日の勉強で,‑番大切だったのは? C 匹卜角形に対角線 をひいたこと。
C 半分に分 けて考 えた こと。
C 四角形を三角形に して分か りやす く し た こと。
もとの形 を配 って対応す る角の大 きさが 全て等 しいことを確 かめた時には
,
「オー」とい う歓声があが り, =̲角形に分けると四 角形の拡大図がかけるとい うことを感動を 伴って理解 していた。
[もとの四角形 の角 と比べてい るところ]
一万. 2つの三角形がそれ ぞれ2倍の拡 大図になっているので下の図のよ うに,仝
‑▲
,○
‑●な らば△TO‑▲+
●の考え で.対応す る角が等 しくなるとい う説明を す ることもできる。 しか しこの授業では, 時間の制約や児竜の実態か ら考慮 して, ちとの
形 を配 って確かめることに したO
このよ うな検討 を通 して,根拠 を明 らかに して,演緯的に考 え表現す る力 を育成する ことができた と思 う。
4 成果 と課題
今 回使用 した ワー クシー トは,子 どもた ちの個 に応 じた表現 (思考)や論理的で根 拠 の ある説 明 を促す ために有効 であ った。
「パ ピル ス17号」 (2010)にお いて,黒 崎 氏 は, P IS A型 統解 力の要素 を r珂!
解 」 「熟 考
」
「利 用 」 と した上 で,
「熟 考」につ いて,次の よ うに述 べて い る。
r鵜 団 での振 り返 りで且 自分の考 え と対 立す る友 だちの 考えがあ る と, どち らが数 学的 な考 えなのか を明純 に したい とい う熟 考す る意 欲が生 まれ ,理解及 び思考の深化
・発展 が促 されやす い。」
本 時の授 業 では,集 同での振 り返 りの場 面に対 立す る意 見はなか った. しか し理解 及び,uJL考 の進 化 ・発展 を促 す ことを重 視す れ ば ,四角形 を2つの 三角形 に分けた後 , 四角形 の lつ の頂点か ら垂線 を引いて拡 大 す る方法 と本 時の方法 とを 「怖深作 」 の視 点か ら比敏検 討 し,議 論 を行 うよ うな授 菜 の流れ を考 えることもで きる。 今後 の取 り 組み と したい。
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引用及び参考文献
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算
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