A Study on Characteristics of Working ofKARAMATSU (Larix leptolepis Gord.) Forests inKyushu District
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(2) い が,林 分 材 積 で は あ ま り差 の な い こ とが 認 め られ る.単 木 の生 長 経 過 をみ る と,国 有 林 は 民 有 林 に くらべ,連 年 生 長 量,平 均 生 長 量 ともに 最 大 の時 期 が 早 く現 わ れ る. 以 上 の 結 果 は,第1章. で 述 べ た よ うに,立 地 条 件 の違 い よ りは 施 業 方 法 の違 いに よ って. 生 ず る もの で あ り,原 料 材 林 と して の 特 徴 と認 め られ る。. 第3章. 立 木 の幹 材積. 一 般 に ,樹 幹 形 は 立 木 密 度 に 支 配 され る とこ ろが 大 き く,密 度 が 大 で あれ ば 完 満 材 に, 疎 で あ れ ば 梢 殺 木 とな る.九 州 地 方 の 国 有 カ ラ マ ツ林 は,施 業 方 法 が 原 料 材 生 産 を 目標 と した もの に 近 い た め,立 木 密 度 が きわ め て 高 く,そ の 結 果,構 造 材 生 産 を 目標 とした 施 業 方 法 の と られ て い る信 州 地 方 や北 海 道 地 方 の カ ラマ ツ立 木 幹 材 積 表 は 適 用 で き ない こ とが 予想 され る.そ こで,カ. ラマ ツ林 の 林 分 調 査 の さい に 採 取 した 樹 幹 析 解 木 を 用 いて,九 州. 地 方 の カ ラマ ツに 適 用 す る立 木 幹 材 積 表 の 調 製 を こ こ ろみ た.ま た,立 木 幹 材 積 の 算 出 に 利 用 され る胸 高 形数,お. よび 立 木 幹 材 積 の うち の 木 材 部 分 の 量 を 知 るた め,樹 皮 厚 お よび. 樹 皮 率 の 算 出 も併 せ こ ころ み,こ の 面 か ら も特 性 を 究 明 す る こ と と した. 1.資. 料. 資 料 は,九 州 地 方 の カ ラマ ツ林 よ り採 取 した67本 の 樹 幹 析 解 木 を 用 い た.資 料 木 の 各 構 成 要 素 を と りま とめ た 結 果 は 第11表 に 示 す とお りで あ り,胸 高 直 径 階 別,樹 高 階 別 に と り ま とめ た のが 第12表 で あ る. Ⅲ.立 木幹 材 積 表 の 調製 i.既 製 立 木 幹 材 積 表 に対 す る適 合 度 まず,九 州 地 方 の カ ラマ ツが,我. が 国 の 主 要 カ ラマ ツ造 林 地 で あ る信 州 地 方 お よび 北 海. 道 地 方 の カ ラ マ ツ立 木 幹 材 積 表12)13)に適 合 す るか 否 か の 検 討 を こ こ ろみ る. 1.方. 法. い ま,樹 幹 析 解 に よ る材 積 を κ,立 木 幹 材 積 表 に よ る材 積 を ア と し,両 アーα+bx(た 2.結. だ し,α,bは. 常 数)を 算 出 し,IX一 アト0お. よびb・‑1のt検. 者間の回帰式 定 を行 な う.. 果. 以 上 の方 法 に よ り適 合 度 の検 定 を行 な った 結果 は 第13表 の とお りで あ って,両 材 積 表 と も適 合 せ ず,こ れ らの立 木 幹 材 積 表 は適 用 で き な い と認 め られ る. 量i.立 木 幹 材 積 表 1.調. 製 方 法. 立 木 幹 材 積 表 の調 製 方 法 とし て は,(1)図 (3)数. 式 に よ る方 法 が あ る.(1)の. 式 に よ る方 法,(2)計. 算 図表 に よ る方 法,. 方 法 は,材 積 曲線 が徒 手 法 に よ って 引 かれ るた め,. 調 製 者 の主 観 に左 右 され る点 が 大 き く,よ. い 結果 を得 が た い 欠 点 を 有 して い る.ま. (2)の 方 法 は,図 か ら数 字 を よみ とるた め,正 確 な数 字 が よみ と りに くい うえ,グ 次 元 の変 化 のた め に誤 差 を生 じや す い欠 点 を有 し て い る.こ れ に対 し,(3)の. た, ラフ の. 方 法 は,最. 小 自乗 法 に よ り観 測 値 と算 出値 の偏 差 を最 小 にす る よ うに常 数 を き め て材 積 式 を 決 定 す る た め,適 合 す る数 値 が 得 られ る な らば,客 観 的 で かつ 正 確 な方 法 とい え る.そ こで,調 製.
(3) 第11表. 資. 料. 木. 一. 覧. 表.
(4) 37. 第12表. 胸 高 直 径 階 別,樹 高 階 別 本 数 一 覧 表.
(5) 第13表. 材. 積. 表. の 適. 注**は1%の. 合. 度. の 検. 定. 危険率で有意. 方 法 は 数 式 法 を 用 い た. 2.材. 積公式の決定. 数 式 す な わ ち 材 積 公 式 は,次. の5種. に 大 別 さ れ る.. 1)胸. 高 直 径 の み の 函 数 と して 表 わ した もの. 2)樹. 高 の み の 函 数 と して 表 わ した もの. 3)胸. 高 直 径 と樹 高 の 函 数 と して 表 わ した もの. 4)胸. 高 直 径 と樹 高 と形 状 級 の 函 数 として 表 わ した も の. 5)胸. 高 形 数 を 用 い て 算 出 す る場 合 の 胸 高 形 数 を 求 め る もの. 以 上 の うち,1)お. よ び2)は,広. な る 欠 点 が あ る.3)は,1)ま 度 は 高 くな り,普. 通,材. ら に 独 立 変 数 が1つ る の で,我. 範 囲 の地 域 に適 用 され る材 積 式 とし て は精 度 が 悪 く. た は2)に. く らべ 独 立 変 数 が1つ. 積 公 式 と し て は これ に 属 す る も の が 多 い.4)は,3)に. ふ え る た め,精. 度 は さ ら に よ く な る が,最. が 国 で は あ ま り使 用 さ れ て い な い.ま. 材 積 を 算 出 す る と い う2回 こ の よ うな 観 点 か ら,普. 多 く な っ て い る た め,精. た,5)は,ま. の 計 算 を 行 な わ ね ば な ら な い の で,あ. 通 一 般 に 行 な わ れ て い る3)の. く らべ さ. 小 自乗 法 の計 算 が 面 倒 に な ず 胸 高 形 数 を 求 め,次. に. ま り利 用 さ れ て い な い.. 方 法 に よ り調 製 す る こ と と し た.. 胸 高 直 径 と樹 高 の 函 数 と し て 表 わ す 材 積 公 式 は,こ れ ま で,山 本,14)清 野,15)寺 崎,16)Spurr S.H17)な. ど に よ り い ろ い ろ 提 示 さ れ て い るが,こ. と り あ げ られ,ま Dは. た,普. 胸 高 直 径,Hは 3.資. こで は 国 有 林 の 立 木 幹 材 積 表 調 製 要 綱 に. 通 一 般 に 使 用 さ れ て い る 山 本 式V‑aDbHc(た. 樹 高,α,b,cは. 常 数)を. だ し,Vは. 幹 材 積,. 採 用 し た.. 料 の吟 味. 資 料 の 中 に は,測. 定 お よ び 計 算 の 誤 り,あ. るい は 一 般 的 傾 向 か らは な れ た 異 状 な材 積 を. 有 す る も の な ど が あ る こ と が 予 想 さ れ る の で,材. 積 式 に 偏 りを 生 ず る の を 防 ぐた め,不. 適. 当 な 資 料 は 除 外 し た. 1)方. 法. 山本 式 を 対数 変 換 すれ ば 10917=α. 十blogD十clogH・. ・ ・ …(1). と な る. い ま,logV・=Y,lo91)‑Xi,logH‑X2と. お け ば,第(1)式. は 第(2)式. Y一 α十bX,十CX2・. と な る. ・ ・ …(2). よ って棄 却 式 は Ey.,x,‑t・.・・sy。1。2{1‑[1/n+C・ ・(X・一 一X・)2+C22(X2‑X2)2 十2C12(Xl‑Xl)(X2‑X2)]>1ノ2・ と な る.. ・ ・ …(3).
(6) た だ し Ey.,x,一. 棄 却 限界 値. to.Ol‑99%の. 有 意 水 準 のt. Sy。、x2一標 準 誤 差 π一 標 本 数 C11,C12,C22・=C常. 数. X1,X2=・X1,X2の. 平 均値. この 棄 却 式 に よ って 個 々の 値 を 求 め lYTy>EPt.、. 。,た. だ し,y‑y一. 実 測 値 と計 算 値 の 差. の も の を 棄 却 す る. 2)結. 果. 先 に 述 べ た 資 料 木 を 用 い て,最. 小 自 乗 法 に よ り 常 数 を 求 め た 結 果 は,第(4)式. の とお. り で あ る. Y‑‑1.24470十1.81600×1十1.05901×2…. 。・・(4). ま た sy∫lx22=O.000961syxlx2=0.031 C11‑0.59692C12‑‑O.11314C22‑2.25028 ゆ え に 棄 却 式 は 次 の と お り に な る. Eyxlx2‑2.660×0.031{1‑[1/67十 ‑2×O 第(5)式. 〇.59692(X1‑Xl)2十2.25028(X2‑X2)2 .11314(X1‑X1)(X2‑X2)}1/2…. に よ っ て 棄 却 さ れ た 資 料 木 は,第14表. 。・・(5). に 示 す2本. で あ っ て,残. り の65本. を 材 積. 表 調 製 の 資 料 と し た. 第14表. 4.材. 棄. 却. 資. 料. 木. 積 式 の計 算. 棄 却 済 の 資 料 を 用 い て,最. 小 自 乗 法 に よ り材 積 式 を 算 出 し た 結 果 は 第(6)式. の と お りで. あ る. y‑‑1.28047十1.76308X,十1.14964×2・. ・ 。 …(6). また s2yx、 。2(一標 準 誤 差 分=散)一一〇.000806 SyXlx2一α028 誤 差 率 一6.7% で あ っ て,第(6)式. は,九. 州 地 方 の カ ラ マ ツ 立 木 幹 材 積 表 と し て 適 用 で き る も の と認 め. ら れ る. 5.材 第(6)式. 積 表 の調 製 の 計 算 に 用 い た 資 料 は,胸. 高 直 径20cm,樹. 高15m以. 下 の もの が 大 部 分 で あ.
(7) るの で,そ れ 以 上 の大 き さで は 資 料 の欠 如 に よ り実 情 にそ ぐわ ない 結 果 に な る こ と も考 え られ る.そ れ で,径 級 の大 き い部 分 で は,次. の方 法 に よ り補 正 を 行 な った.. 次 節 に お い て求 め る胸 高 形 数 よ り,あ る胸 高 直 径,あ. る樹 高 の 胸 高 形 数Fを 次 式 よ り求. め る. F‑{(あ. る胸 高 直 径 の 胸 高 形 数)+(あ. 次 に,こ の形 数 を 用 いて,あ. る胸 高 直 径,あ. か くし て得 られ た 幹 材 積 と,第(6)式. る樹 高 の胸 高 形 数))×1/2. る樹 高 の 幹 材 積 を 算 出 す る.. で 求 め た 幹 材 積 とを 比 較 し,著 し く異 な る部 分 は. 材 積 曲線 図 を 描 いて 曲線 の 変 化 状 況 を 検 討 の うえ,胸 高 形 数 か ら求 め た 材 積 を 採 用 した. この よ うに して 調 製 され た 九 州 地 方 の カ ラ マ ツ立 木 幹 材 積 表 は,第15表. に 示 す とお りで. あ る. 第15表. 面.胸. 高. 形. 九 州 地 方 カ ラ マ ッ 立 木 幹 材 積 表(m3). 数. 胸 高 形 数 は 幹 材 積 の 算 出 に 利 用 さ れ る と と も に,樹 を 示 す1つ. 幹 の 完 満 度 を 表 わ し,樹. 幹 形 の特 徴. の 指 標 で あ る の で 算 出 を こ こ ろ み た.. 1.資. 料. 立 木 幹 材 積 表 調 製 に 使 用 し た 資 料 を 用 い る. 2.胸. 高 形 数 式 の 計算. 胸 高 形 数 を 求 め る 公 式 と し て,(1)胸. 高 直 径 の 函 数 と し て 表 わ す も の,13)20)(2)樹. の 函 数 と し て 表 わ す も の,13)21)あ る い は,(3)胸 な ど各 種 の 公 式 が 提 案 さ れ て い る が,(1)お さ れ て お り,ま. た 計 算 も簡 単 な 次 の2式. 高. 高 直 径 と樹 高 の 函 数 と し て 表 わ す も の30) よ び(2)の. 場 合 に つ い て,一. 般 に よ く使 用. を 採 用 し た.. F‑・bl十 わ2/P十b3/D2・. …・ ・(8).
(8) た だ し F一. 胸 高 形 数D・. そ こ で,最. 一胸 高 直 径H一. 樹 高bi,b2,b,,b1',b2',b3L常. 数. 小 自 乗 法 に よ り 常 数 を 決 定 し た 結 果 は,第(10)式,第(11)式. 表 の と お り で あ っ て,両. 式 は,九. お よ び 第16. 州 地方 の カ ラマ ツ の 胸 高 形 数 と して 充 分 利 用 で き る もの. と 認 め ら れ る.(第14図) F‑0.5090‑0.1790/1)十2.7270/1)2・. 。・…(10). SF・1/D・1/D2(一 標 準 誤 差)÷0.040 F‑0.5161‑0.4280/H十3.8340/H2・. ・ ・…(11). SF・1/H・1/H・(一標 準 誤 差)÷0.038. 第16表 の1胸. 高. 第16表 の2樹. 直. 高. 径. と. と. 胸. 胸. 高. 高. 形. 形. 数. 数. i▼.樹 皮 厚 お よ び 樹 皮 率 木 材 化 学 工 業,木. 材 繊 維 板 工 業 な ど に お い て,実. 樹 皮 部 分 の 利 用 は,未 定 に 当 っ て,樹. 際 に 利 用 さ れ る部 分 は 材 部 で あ っ て,. だ 殆 ん ど 実 用 化 さ れ る に い た っ て い な い.そ. 皮 部 分 を 除 い た 材 積 を 知 る必 要 が 生 じ て く る.こ. こ で,立. 木幹材積 の測. の よ うな 観 点 か ら,樹. 皮. 厚 お よ び 樹 皮 率 を 算 出 し た. 1.資. 料. 先 に 述 べ た 樹 幹 析 解 木 を 用 い る.(第11表) 2.樹. 皮. 厚. 樹 皮 厚 は,胸 高 直 径 と高 度 の 相 関 が あ り,普 通,胸 高 直 径 と の 回 帰 式 よ り算 出 され る.22) 23)そ こ で ,九 州 地 方 の カ ラ マ ツ に つ い て も 胸 高 直 径 と の 回 帰 式 よ り求 め る こ と と し た. 胸 高 直 径 と樹 皮 厚 の 関 係 を み る た め,横 に 実 測 値 を プ ロ ッ トし た と こ ろ,両 bx(た. だ し,」7は. 樹 皮 厚,xは. 求 め た 結 果,第(12)式. 軸 に 胸 高 直 径,縦. 者 間 に は1次. 胸 高 直 径,α,bは. 3.樹. 常 数)と. 樹 皮 率 は,年. 小 自 乗 法 に よ り常 数 を. 〇.061x・. よ り胸 高 直 径 階 別 の 樹 皮 厚 を 示 せ ば 第17表 皮. し,最. 帰 式 をy・=a+. が 得 られ る.(第15図) y‑0.245十. 第(12)式. 軸 に 樹 皮 厚 を と っ た グ ラ フ上. の 回 帰 式 が 成 立 す る.回. ・ ・ …(12) の と お りで あ る.. 率 令,胸. 高 直 径,樹. 高 ま た は 材 積 と の 函 数 関 係 よ り算 出 さ れ る ・1)22)23)24)25)そ.
(9) 第17表. 第18表. 樹. 皮. こ で,樹. 相 関係 数 表. 厚. 皮 率 と これ ら4因. 計 算 す る と第18表. 子 との相 関 々 係 を. の と お りで あ っ て,い. ずれ. も相 関 の 度 合 は 小 さ く,ク ヌ ギ,23)ア カ マ ツ, 24)リ ユ ウ キ ユ ウ マ ツ ,1)信 州 地 方 の カ ラ マ ツ 22)にみ られ た よ うな 相 関 々 係 は 認 め られ な い. 樹 皮 率 は,径. 級 が 大 き くな るに した が って. 小 さ く な る も の で あ り,1)22)23)24)九州 地 方 の カ ラ マ ツ に つ い て も 第16図 に み ら れ る と お り, 径 級 が 大 き く な る に し た が っ て 樹 皮 率 が 小 さ く な る傾 向 が 認 め られ る と こ ろ か ら,上 高 い 相 関 々 係 が 認 め られ な い 理 由 と し て は,径. 第13図. 立 木. 幹. 述の. 級 が 小 さ い 資 料 に よ る も の と 推 察 され る.. 材. 積. の 比. 較.
(10) しか し,こ. こで は樹 皮率 は,年 令,胸 高 直径. し,全 資 料 木 の平 均 値17.1%を Ⅲ.考. 樹 高,材 積 の 大 小 に よ って 変 らな い もの と. も って,九 州 地方 の カ ラ ツの樹 皮 率 とす る.. 察. 九 州 地 方 の カ ラ マ ツの 樹 幹 形 の 特 徴 を 明 らか にす るた め,信 州 地 方,北 海 道 地 方 の カ ラ マ ツ,お よび 九 州 地 方 の 民 有 カ ラ マ ツ林 との比 較 を こ こ ろみ る. i.信 州 地 方 お よ び 北 海 道 地 方 の カ ラマ ツ との 比 較 信 州 地 方 お よび 北 海 道 地 方 の カ ラマ ツ立 木 幹 材 積 表 と比較 した 結 果 は 第13図 の とお りで あ って,材 積 の小 さ い一 部 分 を 除 い て は,い ずれ も九 州 地方 の もの が 大 き く,九 州 地 方 の カ ラ マ ツ は,信 州地 方 や 北 海 道 地方 に く らべ樹 幹 形 は 完 満 で あ る と認 め られ る. 次 に,胸 高 形 数 を北 海 道 地 方 の カ ラマ ツ と比 較 した 結 果 は 第18図 の とお りで あ って,九 州地 方 は北 海道 地方 に く らべ,胸 高 直 径 で は10cm以 第14図 (1)胸. (2)樹. 高 直 径 との 関係. 高 と の 関 係. 胸. 高. 上,樹 形. 高 で は10m以 数. 上 に な る と大.
(11) きい 数 値 を 示 して お り,こ の 点 か ら も九 州 地 方 の カ ラマ ツは 完 満 で あ る とい え る. 樹 皮 厚 お よび 樹 皮 率 を 信 州 地 方 の カ ラマ ツ と比 較 した の が 第15図 お よび 第16図 で あ って 九 州 地方 は 信 州 地方 に く らべ,樹 皮厚 は や や 薄 く,樹 皮 率 も20cm以 少 な い の で判 断 しか ね るが,小 径 木 の部 分 で は 小 さい.. 第15図.樹. 第16図. 樹. 皮. 厚. 皮. 率. 上の径級では資料が.
(12) 並.九 州 地 方 に お け る構 造 材 林 と の比 較 九 州 地方 の 民 有林 に お け る構 造 材 林 分 か ら採 取 した10本 の 樹 幹 析 解 木(第19表)の. 幹材. 積 を,九 州 地 方,信 州 地 方,北 海 道 地 方 の カ ラ マ ツ立 木 幹 材 積 表 と比 較 した 結 果 は 第17図 の とお りで あ って,民 有 林 の 立 木 幹 材 積 は,材 積 の大 き い部 分 で は 国 有 林 の も の よ りむ し ろ,信 州 地 方 お よび北 海 道 地 方 の 立 木 幹 材 積 表 に適 合 す る. 次 に,胸 高 形 数 を 九 州 地 方 お よび北 海 道 地 方 の も の と比 較 す る と,第18図. に示 す とお り. 径 級 の 大 きい 部 分 で は 北 海 道 地 方 の も のに 適 合 す る. 第17図. 立 木. 幹. 材. 積. の 比. 較. また,樹 皮 厚 お よび 樹 皮 率 につ い て,九 州 地 方 お よび 信 州地 方 の もの と比較 した の が 第 19図,第20図. で あ って,信 州 地 方 の も の に近 い数 値 を示 す.. 温.総. 括. 樹 幹 形 は 立 地 条 件 お よび 施 業 方 法 に も とつ く立 木 密度 に 支配 され る.そ こで,立 木 密 度 が 過 密 の状 態 に あ る九 州 地 方 の カ ラマ ツ と,適 度 の間 伐 が行 なわ れ て成 立本 数 の少 な い 信 州 地 方,北 海 道 地 方 の カ ラ マ ツ との比 較 を行 な って,施 業 方 法 の違 い が樹 幹 形 に お よぼす 影 響 をみ る と と もに,九 州 地 方 に お け る構 造 材 林 と,九 州地 方,信. 州地 方 お よび北 海 道 地. 方 の カ ラ マ ツ林 との比 較 を行 な って,立 地 条件 の相 違 が樹 幹 形 に お よぼす 影 響 を も併 せ 考 究 した.そ. の結 果,次. の諸 点 が 認 め られ る.. 1.九 州 地 方 の立 木 幹 材 積 は,信 州地 方 お よび 北 海 道 地 方 の 立木 幹材 積 表 に は適 合 せ ず 径 級 の大 き い もの は,信 州地 方 や北 海 道 地方 もの に く らべ て 大 き く,樹 幹 形 が 完 満 に な っ.
(13) 第18図 (1)胸. 胸. 高. 形. 数. の. 比. 較. 高 直 径 との 関係 1. (2)樹. 高 と の 関 係. 第19図. 樹. 皮. 厚. の. 比. 較.
(14) 第20図. 第19表. 樹. 皮. 率. の. 比. 較. 構 造 材 林 の 樹 幹 析 解 木. て い る.こ れ を 胸 高 形 数 に つ いて 検 討 した とこ ろ,九 州地 方 は北 海 道 地方 に く らべ,径 級 が 大 き くな るに した が って大 き くな る.す な わ ち,樹 幹 形 は 完 満 に な る.と ころ が,九 州 地 方 に お け る構 造 材 林 の幹 材 積 お よび 胸 高 形 数 は,九 州 地方 の もの よ り径 級 の 大 き い 部 分 で は,信 州 地 方 や 北 海 道地 方 の もの に よ く適 合 す る.し た が って九 州 地 方 の カ ラマ ツの 樹 幹 形 が 完 満 で あ るの は,立 地 条件 の影 響 で は な く,施 業 方 法 の違 い に よ って 生 ず る立 木 密 度 の差 に よる こ とを示 す もので あ り,原 料 材 林 と して の特 徴 と認 め られ る. 2.樹 皮厚 は信 州 地方 の もの に く らべ て 薄 く,樹 皮 率 は 径 級 の 小 さい 部 分 で は 小 さい. し か し,九 州 地方 の構 造 材 林 の もの の樹 皮厚 お よび樹 皮 率 は,信 州 地 方 の もの に 近 い 数 値 を示 し て い る.こ の 結果 よ り,九 州 地 方 の カ ラマ ツの 樹 皮 厚 の 薄 い こ と,小 径 木 の 樹 皮 率 の小 さい こ とは,施 業 方法 の違 い に よ る もの と考 え られ る..
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