高等学校
平 成5年 度
教 育 研 究 員 研 究 報 告 書
保 健 体 育
東 京 都 教 育 委 員 会
平 成5年 度
教 育 研 究 員 名 簿
氏 名 学 校 名
○吾 妻 洋 史 都 立 羽 田 高 等 学 校 堀 江 節 都 立 駒 場 高 等 学 校 陸
銅 谷 新 吾 都 立 玉 川 高 等 学 校 上
佐 藤 静 代 都立八王子北高等学校 競
磯 村 元 信 都立八王子工業高等学校 技
松 岡 保 雄 都立 東 村 山 高 等 学 校 鹿 島 修 都 立 狛 江 高 等 学 校
○金 城 和 貞 都 立 杉 並 高 等 学 校
ノ ・ξ
◎松 元 敏 雄 都 立 井 草 高 等 学 校
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長谷川 登 都 立 竹 台 高 等 学 校ボ ー ル
中 村 茂 一 松 幹 郎
都 立 深 川 高 等 学 校 都 立 紅 葉川 高 等 学 校 大田原 弘 幸 都 立 富士 森 高 等 学 校
◎全体世話人 ○副世話人
担当 体育部体育健康指導課 体育健康指導課長 高 田 日呂美 指導主事 本 村 清 人 指導主事 柿 添 賢 之
目 次
主 題 「学 習 意 欲 を高 め 、 自主 的 に 実 践 す る能 力 と 態 度 を 培 う学 習 指 導 の 工 夫 」 一陸 上 競 技 ・バ レー ボ ー ル を通 して 一
1研 究主題と研究経過 1.主 題設定の趣 旨 2.研 究 の 方 針 3.研 究 の 経 過
9 白 9 9 0 乙
II研 究 の 内 容
「陸 上 競 技 」 1.研 究 内容
2.「 陸 上 競 技 」 の特 性 と ね らい 3.意 識 ・実 態 調 査 と そ の考 察 4.指 導 計 画
5.指 導 事 例(実 証 授 業) 6.指 導 結 果 と そ の 考 察 7.ま と め と今 後 の 課 題
「バ レー ボ ー ル」
1.研 究 内 容
2.「 バ レ ー ボ ー ル 」 の 特 性 と ね ら い
3 3 4 6 9 11 12
3.意 識 ・実 態 調 査 とそ の 考 察 4.指 導 計 画
5.指 導 事 例(実 証 授 業) 6.指 導 結 果 と そ の 考 察 7.ま と め と今 後 の 課 題
4 4 5 7 A U 3 4 ー ニ ー ユ ー 1 0 乙 0 乙 9 自
1研 究 主 題 と研 究 経 過
1.主 題 設 定 の 趣 旨
今 日 の科 学 技 術 の進 歩 と経 済 の発 展 は,情 報 化 ・国 際 化 ・価 値 観 の 多 様 化 ・高 齢 化 な ど, 社 会 に大 き な 変 化 を も た ら して い る。 この 変 化 の 激 しい 社 会 の 中 で,自 由 時 間 の 増 加 や 生 活 水 準 の 向 上 な ど を背 景 に,体 育 ・ス ポ ー ッ は健 康 や 体 力 の 向 上 の た め だ け で は な く,人 生 を よ り豊 か に充 実 させ る た め の 「生 きが い 」 や 「文 化 」 の 一 っ と して生 活 の 中 に 定 着 して きて い る。
学 校 体 育 で は,生 涯 に わ た って運 動 や ス ポ ー ッ を計 画 的 ・継 続 的 に,実 践 す る能 力 や 態 度 を 育 て る こ とが 求 め られ て い る。 中 で も選 択 制 授 業 を取 り入 れ る こ と に よ り,運 動 の 楽 しさ を 求 め る 自主 的 ・主 体 的 な 学 習 の 展 開 が期 待 さ れ て い る 。
平 成5年 度 教 育 研 究 員 保 健 体 育 部 会 は,生 涯 体 育 ・ス ポ ー ッの 基 礎 づ く り と い う観 点 に 立 ち,研 究 主 題:『 学 習 意 欲 を高 め,自 主 的 に実 践 す る能 力 と態 度 を 培 う学 習 指 導 の工 夫 』 に 基 づ き,選 択 制 授 業 の 「陸 上 競 技 」 「バ レー ボ ー ル」 を 通 して主 題 に せ ま る こ と に した。
2.研 究 の 方 針
研 究 は,A班 は 「陸 上 競 技 」,B班 は 「バ レー ボ ー ル」 に っ い て 生 徒 の 意 識 ・実 態 を 調 査 し,新 学 習 指 導 要 領 の 趣 旨 をふ まえ,実 証 授 業 を 行 い,そ の 結 果 を 分 析 ・考 察 す る。
(1)A班 「陸 上 競 技 」 で は,生 徒 が 希 望 す る種 目 を選 択 し,一 人一 人 が 適 切 な 学 習 課 題 を も ち,安 全 に 留 意 しな が ら協 力 して 課 題 に挑 戦 し,達 成 した喜 び を 味 わ い,学 習 意 欲 を高 め, 自主 的 ・計 画 的 に学 習 に 取 り組 む こ との で き る指 導 計 画 を 作 成 し研 究 す る。
②B班 「バ レー ボ ー ル 」 で は,オ リエ ンテ ー シ ョ ンを 重 視 し,ゲ ー ム の楽 しさ に ふ れ な が ら,学 習 資 料 ・学 習 ノ ー トを 活 用 す る こ と に よ り,チ ー ム や個 人 が 適 切 な課 題 を見 い だ し, 自主 的 ・計 画 的 に学 習 を 進 め る こ とが で き る指 導 計 画 を 作 成 し,研 究 す る。
3.研 究 の 課 題
4・5・6月
7・8月
9・10月
11・12月
1・2月
先行研究 の調査,研究主題の設定,研究計画の確認,研究構造図の作成 実態調査及び集計 ・分析 ・考察,仮説 の設定,指導計画 ・内容の検討 指導計画 の作成 実証授業,結 果の分析 ・考察
報告書の作成 副資料の作成
報告書の作成,研究発表の準備,研究発表,本研究 の反省 と整理
II研 究 の 内 容
『陸上競技』
1.研 究 内 容
自主 的 な運 動 へ の取 り組 み 方 及 び,楽 し さや 喜 び を味 わ う学 習 の仕 方 を 工 夫 す る こ と は, 生 徒 一 人 一 人 と運 動 と の結 び 付 きを 大 切 にす る考 え 方 で あ り,生 涯 体 育 ・ス ポ ー ッ の基 礎 を 培 う も と と して,学 校 体 育 に お け る今 日の 重 要 な課 題 で あ る。
本 年 度 の研 究 主 題 は,『 学 習 意 欲 を 高 め,自 主 的 に実 践 す る能 力 と態 度 を 培 う学 習 指 導 の 工 夫 』 で あ る。A班 で は 「陸 上 競 技 」 を取 り上 げ,領 域 内種 目選 択 を 実 施 した 。 そ して,生 徒 の 自主 的 な学 習 活 動 を 促 し,生 徒 一 人 一 人 の 学 習 意 欲 と能 力 を 高 め る た め の 「学 習 資 料 の 工 夫 」 に重 点 を 置 き研 究 を 進 め た 。
選 択 制 授 業 や 陸 上 競 技 に対 す る生 徒 及 び教 師 の 意 識 ・実 態 調 査 を 行 っ た 。 そ して,調 査 結 果 を 分 析 し,さ らに 問 題 点 を 検 討 し,そ の結 果 を も と に次 の 仮 説 を 設 定 した 。
◎ 仮 説
『生 徒 一 人 一 人 に,自 己 の 特 性 に応 じた学 習 課 題 を設 定 さ せ,学 習 活 動 を計 画 し実 践 さ せ る こ とで,学 習 意 欲 を 高 め,自 主 的 に学 習 で き る能 力 と態 度 を 培 う こ とが で き る 。 』
そ こで,上 記 の 仮 説 を検 討 す る た め に,指 導 計 画 を 作 成 し,実 証 授 業 を 行 い,そ の結 果 を 分 析 ・考 察 した 。
2.陸 上 競 技 の 特 性 と ね ら い (1)特 性
ア 陸 上 競 技 は走 ・跳 ・投 な ど の運 動 で,速 さ 。高 さ ・距 離 な ど を競 い合 う運 動 で あ る。
イ 自 己 の記 録 の 向 上 の 喜 び や,競 争 の楽 し さを 味 わ う こ とが で き る。
ウ 多 様 な種 目 が あ り自 己 の能 力 ・適 性 に 合 わ せ て選 択 す る こ とが で き る 。 工 個 人 の 能 力 に 合 わ せ た 目標 を 設 定 しや す い 。
オ 合 理 的 な フ ォ ー ムが 直 接 記 録 に結 び 付 き,適 切 な助 言 な ど に よ り効 率 的 な動 作 を身 に 付 け る こ と が で き る。
(2)ね らい
ア 自己 の 能 力,適 性,興 味 ・関 心 等 に応 じた種 目 を選 び,各 種 目 の 技 能 構 造 や 練 習 方 法 を理 解 し,課 題 に 合 った 練 習 を 通 して よ り高 い技 能 を 身 に付 け る よ うに す る。
イ 学 習 を 通 して ル ー ル や マ ナ ー を 理 解 し,公 正 な 態 度 を 養 う。
ウ 個 人 の 能 力 に 合 わ せ て 課 題 を 設 定 し,学 習 計 画 を立 案 ・実 践 す る こ と に よ り主 体 的 に 学 習 す る能 力 を養 う。
工 用 具 の 準 備 ・点 検,他 者 へ の 観 察 ・助 言 な どを 通 して 協 力 し,安 全 に 学 習 す る能 力 を 養 う。
オ 自主 的 な学 習 を 通 して 運 動 に親 しむ 能 力 と態 度 を身 に 付 け,生 涯 体 育 ・ス ポ ー ッ の基 礎 を 養 う。
3.意 識 ・実 態 調 査 と そ の 考 察
(1)調 査 対 象 都 立 高 校 保 健 体 育 科 教 諭37校95名 都 立 高 校3学 年 生 徒978名
男 子439名 女 子539名
② 調 査 内 容
〔生 徒 〕
・陸上 競 技 の イ メ ー ジ
・陸 上 競 技 の種 目の 経 験
・授 業 形 態
・陸 上 競 技 の楽 しさ
・陸 上 競 技 の取 り組 み
・学 習 課 題 の立 て 方
・参 考 資 料 の活 用
・評 価
〔教 師 〕
・選 択 制 授 業 の実 施 状 況
・配 当 時間
・施 設,用 具
・陸 上 競 技 の イ メ ー ジ
・授 業 形 態,グ ル ー プ 編 成
・学 習 資料,教 材 の活 用
・学 習 課題 の 立 て 方
・安 全 に対 す る配 慮,工 夫
・評 価 (3)調 査 時 期 平 成5年7月
(4)結 果 と考 察
ア 陸 上 競 技 は男 女 と もほ とん どの 生 徒 が 経 験 して お り,短 ・中 ・長 距 離 走,障 害 走,走 り幅 跳 び,走 り高 跳 び な ど を70%以 上 経 験 して い る。
致 した イ メ ー ジ を も っ て い る 。 陸 上 競 技 に 対 し,よ り興 味 ・関 心 を も たせ る た め に は指 導 方 法 の工 夫 ・改 善 を 行 う
こ とが 重 要 で あ る。
ウ 陸 上 競 技 の 授 業 で生 徒 が 楽 し い と感 じ る時 は 「記 録 が 向 上 した 時 」62.6%,
「精 一 杯 や った 時 」39.5%,「 自 分 の イ メ ー ジ通 りで き た 時 」35%を あ げ て い
イ 「陸 上 競 技 に ど ん な イ メ ー ジ を も っ て い る か 」 と い う 問 い に 対 し て,生 徒 は 「 苦 しい 」
「疲 れ る 」 と い う イ メ ー ジ を も っ て お り(図1),教 師 も 「陸 上 競 技 を 扱 う 時 ど ん な 感 想 を も っ て い る か 」 の 問 い に 対 し,「 生
徒 が 関 心 を 示 さ な い 」 と 生 徒 と ほ ぼ 一
●i「 ど ん な イ メ ー ジ 董 持 っ て い る1pj
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る(図2)。 ま た,「 好 き な 種 目 を さ ら に や り た い 」74。6%,「 時 間 が も う 少 し欲 し い 」2 7.3%,「 種 目 を 自 由 に 設 定 し た い 」is .a%と 感 じて い る生 徒 も多 い(図3)。
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キ そ の 他
エ 「ど の 授 業 形 態 を望 む か 」 に っ い て は53%の 生 徒 が グ ル ー プ で の 学 習 ・班 別 学 習 を 望 ん で お り,自 主 的 活 動 を希 望 して い る。一 方,一 斉 学 習 を 望 ん で い る もの が43%い る。
今 まで の授 業 形 態 が 一 斉 学 習 が 多 か った た め,グ ル ー プ で の 学 習 ・班 別 学 習 の 経 験 が 少
な く,自 分 た ち で 自主 的 に活 動 で き るか 不 安 を も っ て い る か らと考 え られ るが,学 習 を 進 め て い く上 で この 不 安 は解 消 で き る と思 わ れ る 。
オ 学 習 を進 め て い く上 で 「学 習 課 題 を どの よ うに立 て れ ば い い か 」 の 問 い に,自 分 た ち で 学 習 課 題 を 決 め て い く方 が良 い と考 え て い る生 徒 が50%を 越 え て い る。 教 師 側 も助 言 を与 え な が ら生 徒 が 主 体 的 に決 め て い く方 が良 い と考 えて い る。 この こ とか ら,生 徒 側 ・ 教 師側 と も学 習 課 題 の設 定 で は,一 人 一 人 の 生 徒 の 特 性 を積 極 的 に認 め,興 味 ・関 心 や
自 己 の 能 力 に応 じて,生 徒 た ち が 主 体 的 に課 題 を設 定 し,学 習 に取 り組 む姿 勢 が必 要 で あ る と考 え て お り,一 致 が 見 られ た 。
力 陸上 競 技 に対 して,未 経 験 の種 目 に対 す る興 味 ・関 心 が 多 くの生 徒 に見 られ る。 男 子 で はや り投 げ,棒 高 跳 び,女 子 で は リ レー,や り投 げ に関 心 が 高 い 。 これ らの要 求 を す べ て 満 た す こ と は,施 設 ・設 備 の 他 に 安 全 面 の問 題 が あ る。 しか し,教 師 側 の回 答 か ら は安 全 上 複 数 の種 目 を 同 時 に展 開 す る こ と につ い て は消 極 的 で あ るが,事 前 指 導 や 用 具 の点 検 な ど を重 要 視 して い る。 した が っ て これ らの 点 をふ ま え っ っ,生 徒 に もよ り安 全 に 実 践 す る能 力 を 培 い なが ら,幅 広 い種 目 の設 定 を考 え る こ とが,生 徒 の 意 欲 的 な学 習 に っ な が る と考 え る 。
キ 「評 価 は誰 に行 って も ら い た い か 」 と い う問 い に対 し生 徒 は 「自 己評 価 」 「自己 評 価, 相 互 評 価 を 重 視 し教 師 が 評 価 」 を望 み,全 体 の70%近 くを 占 め て い る 。生 徒 の 「自 己 評 価 」 「相 互 評 価 」 を十 分 に 活 用 す る こ とは,生 徒 が 主 体 的 な 学 習 を 進 め る うえ で 大 き な 役 割 を果 た す と考 え られ る。
ク 評 価 内 容 に つ い て,生 徒 は 「記 録 の 伸 び 」35.7%の 他 に 「意 欲 」58%,「 イ メ ー ジ通 りで きた 」26.8%,「 協 力 した」28.5%に 重 点 を置 く こ と を 望 ん で お り 「ど ん な 授 業 な ら楽 しい か 」 の結 果 と も一 致 す る 。 教 師 側 も上 達 度 の 他 に意 欲 ・協 力 ・工 夫 を重 視 して お り,生 徒 が 評 価 して 欲 しい内 容 と一 致 して い る。
以 上 の結 果 か ら,生 徒 一 人 一 人 に 陸上 競 技 の種 目 を適 切 に選 ば せ,十 分 時 間 を か け な が ら 自 らが 決 め た課 題 を達 成 させ る こ とで,意 欲 的 に 学 習 に取 り組 む能 力 と態 度 が培 わ れ る と考 え られ る。
4.指 導 計 画 (1)指 導 方 針
ア 陸 上 競 技 の特 性 を理 解 させ,記 録 が 向 上 した と きの 喜 び や 競 争 の 楽 しさ を味 わ わ せ る
よ うに した 。
イ 生 徒 の能 力 に 応 じた 課 題 を設 定 さ せ,自 主 的 ・計 画 的 に活 動 で き る よ う に した 。 ウ 自他 の健 康 ・安 全 に 留 意 し,互 い に 協 力 して 活 動 で き る よ うに した 。
② 指 導 の 工 夫
指 導 の 工 夫 と して は,生 徒 の 特 性 を と らえ,一 人 一 人 を伸 ば す 学 習 指 導 の工 夫 に 重 点 を 置 い て学 習 を 進 め た 。
ア オ リエ ンテ ー シ ョ ンの 重 視
オ リエ ンテ ー シ ョ ンを十 分 に行 い,種 目選 択 の 仕 方,学 習 計 画 の立 案,学 習 資 料 の 活 用 の 仕 方 を 理 解 さ せ,安 全 に学 習 す る態 度 を身 に 付 け させ る 。
イ ゆ と りの あ る時 間 配 分
ゆ と り の あ る時 間 配 分 を し,生 徒 一 人 一 人 が特 性 に 応 じて,創 意 ・工 夫 ・努 力 して い く過 程 の 中 で 運 動 の特 性 に ふ れ さ せ て い く。
ウ 特 性 に 応 じた 種 目選 択
領 域 内 種 目選 択 に よ り,7種 目 の 中 か ら生 徒 一 人 一 人 の 能 力,運 動 経 験,興 味,関 心 等 に よ っ て2種 目 を選 択 し,生 徒 が 自主 的 ・主 体 的 な学 習 活 動 を進 め て い くこ とに よ り, 成 就 感 や 達 成 の喜 び を味 わ わ せ る 。
工 学 習 資 料 等 の活 用
学 習 資 料 ・視 聴 覚 教 材 ・技 能 カ ル テ ・グ ル ー プ ノ ー ト ・個 人 カ ー ド等 を 活 用 し,学 習 課 題 の設 定,学 習 計 画 の 作 成,技 能 の習 得,学 習 の 評 価 な ど,生 徒 一 人 一 人 が 主 体 的 に 学 習 に取 り組 め る よ う にす る。
オ 試 しの記 録 会 ・中間 ま とめ ・ま と め の競 技 会 の設 定
これ らの記 録 会,競 技 会,ま とめ の時 間 を設 定 す る こ と に よ り,自 己 の 能 力 に応 じた 課 題 の 設 定,自 己 の学 習 段 階 の確 認,今 後 の学 習 計 画 の再 検 討,個 人 の課 題 の 達 成 状 況 等 を確 か め る こ と に役 立 て る。
(3)単 元 計 画
ア 今 回 は第2学 年 を対 象 に20時 間 を 配 当 した 。
イ 単 元 計 画 は,オ リエ ンテ ー シ ョ ン ・ね らい1・ 中 間 ま と め ・ね ら いH・ ま と め の指 導 計 画 を 作 成 した 。
オ リエ ン テ ー シ ョ ン ・ね ら い1・ 中 間 ま と め ・ね ら いII.ま と め の 指 導 計 画
段 時 時
ね らい
生 徒 教 師
評 価
階 間 数 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点
選択制授業 ①学 習の進 め方
・学 習 の 進 め ・学 習 の ね ら い と進 め 方 を 十 分 理
オリ
第
1
及 び領域 内種目選択 によ る ②陸上 競技の特性 の理解
③学 習資料 の効 果的 な活 方が理解 でき
たか
解 させ る
工
●
学 習の進 め方 用 の仕方・領 域 内 種 目選 択 を理 解 させ ,適
ン 2 を理 解す る ④種 目の選択
・適 切 な 種 目
切 な種 目選 択 をさせ るテ
時 選択 がで き1 間 2 ⑤器具 の設置 ・点 検
たか ・安 全 へ の配 慮 の た あ 器 具 ・用 具
シ 目 ⑥ 練習方 法の確認 の設 置 と点 検,練 習方 法を理解
3 さ せ る
・学 習資料 の活用方法 を理 解 させ る
第 試 しの記録 ① 試 しの記 録会 に よる自
・目標 や 計 画 ・自 己 の 課 題 に 合 っ た学 習 計 画 を
3.4
会 に よ り学 習
己診断 が適切 であ立 て られ る よ うに助 言 す る
ね ● 計画 を立案す ② 班及 び個 人 の目標の設 るか
11.12 2
る
定時 ③課 題 の設 定
・十 分 に話 し
ら 間 ④学 習計画 の作成 合 いが行 わ
目 れ て い る か
い 第
5〜6
●
個 々の課題 に応 じて技 能 の向上 を図 る
⑤ 学 習 計 画 に 基 づ い た 種 目別 グ ル ー プ の活 動
・意 欲 的 体 的 ,主 に 活 動 で きた か
・練 習 手 順 を理 解 させ ,選 んだ種 目 に親 しませ る
1
13^‑14 時 間 目
2 ⑥基本 的 な技 能の習得
・基 本 的 な技 能 が 身 に付 い た か
・器 具 ・用 具 の管 理 と安 全 に注 意 させ る
・協 力 して 安 全 に 活動 す る よ うに させ る
種 齪IIグ ル ー
① 種 目別 グ ル ー プ毎 の記 ・適 切 な 意 見 ・ま と め が適 切 に 行 わ れ る よ うに
中
第
7
プで の学 習活
動を評価 し今 録 会
②相互 評価
が 出 さ れ て い る か
させ る
間
o
後の学習 を再 ③今後 の学習 活動 の再検・記 録 会 で 得 られ た意 見 か ら学 習 ま
と め
15 時 間 目
1 検 討す る
討 と,新 た な 課 題 の発 見
・意 見を学 習 活動 の再 検 討や新 たな 課題設定 に
を 再 検 討 し,今 後 の課 題 を明 確 に させ る
・十 分 に 話 し合 わ せ,学 習 の再検 生 か して い 討 を し,今 後 の 活 動 が安 全 か つ るか 円 滑 に 行 わ れ る よ うに させ る ね
ら い H
第8〜9
0
16^‑17
醤
2
高 ま っ た技 能 に 応 じて 新 しい工 夫 を す る
① 個 々の課題 に応 じた練 習
②よ り発展 した技 能の習 得
・課 題 の 発 見 解 決 に協 力 して い る か
・技 能 の 向上 が み られ た か
・合 理 的 で安 全 な練 習 を させ る
・安 全 確 保 の た め 練 習 方 法 を 点 検 さ せ る
第
学 習 の ま と ① 種 目別 グ ル ー プ毎 の 記 ・技 能 が 向 上 ・課 題 の 設 定 や学 習 計 画 に っ いて
io め と して 記 録
録会し,陸 上 競 検 討 させ る
最
1a 1 会 ・競 技 会 を 運 営 し,お 互
② 自己評価 ・相互評 価③種目別 グル ープでの話 技 の楽 しさ
に触れ たか
・安 全 か っ 円 滑 な 記 録 会 ,競 技 会
終 時
間
い に評 価 し合
う 合 い と種 目の ま とめ
・記 録 会 ・競
の進 行 につ い て 配慮 させ る
ま
目 技 会の企画・学 習 ノ ー トを も と に学 習 の過 程
運営 に協力 を認識 させ る
第 ④競技会
で きた か
と 19 ⑤ 学 習 ノ ー トの 整 理,学 ・正 し く 自己 評 価,相 互 評 価 が で
め as
2習 全 体 の ま と め
⑥ 感 想 文 ・ア ンケ ー トの
・継続的 に運
動 を実 践す
き る よ うに さ せ る
時間 提 出
力 が身 に付 る意 欲,能 ・グ ル ー プ 毎 の ま とめ と評 価 を行
わ せ,次 へ の ス テ ッ プ と させ る
目 い た か
5.指 導 事 例(実 証 授 業)
単元名 陸上競技1配 当時IBJ2・ 時間中1時 間 則 学年1第2韓 男子4・名好1名
本 時 ◎ オ リエ ンテ ー シ ョ ン1
・選 択 制 授 業 及 び領 域 内種 目 選 択 の 意 義 ,ね らいにっ いて正 しく理解 す る。
の ・陸 上 競 技 の 特 性 を理 解 し,自 主 的 に,安 全 に学習 を行 う方 法等 を理 解 す る。
ね らい ・自分 で 学 習 す る種 目 を 選 択 す る。
施
用 設具 学 習 資 料(説 明 用 プ リ ン ト,陸 上 競 技 種 目別 技 術 解 説 ビデ オ,グ ル ー プ ノ ー ト)
段 階 時
間 学 習 内 容 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点
・集 合 ,挨 拶
・出 欠 点 呼
・選 択 制 授 業 に お け る ・個 人 で 課 題 を も ち な が ら, ・意 欲 的 ,積 極 的 に取 り組 む こ と
導 陸上競技 の授業の進 種 目 別 グル ー プ で の学 習 を の 大 切 さ を強 調 す る 。
za
め方 通 して,自 主 的 か っ 安 全 に ・積 極 的,主 体 的 に 活 動 す る こ と 学習 を進めてい く授業 の進 に よ り,達 成 感 ・成 就 感 が得 ら分 め方 を理 解 す る。 れ 生 涯 に わ っ って 運 動 に親 しむ
能力や態度が養え ることを理解
入
さ せ る 。
・教 師 は,生 徒が 自主 的 に学 習 を 行 え る た め の 指 導 者 で あ る と同 時に積極的な援助者であること を 理 解 さ せ る。
20 分
・陸 上 競 技 の 特 性 ・解 説 ビ デ オ を 見 な が ら陸 上 競 技 の そ れ ぞ れ の種 目 の特 性 を 理 解 す る。
・ビデ オ を使 用 し,興 味 ・関心 を 引 き出 しな が ら,特 性 を理 解 さ せ て い く。
展
・種 目の 選 択 ・種 目 の特 性 を 考 え な が ら, ・前 期 の1種 目 を,ま ず選 択 させ 各 自 の興 味 ・関 心 ・特 性 に
る 。 グ ル ー プ 活 動 の しや す い,
あ った 種 目 を選 択 す る 。1種 目4〜8名 を め や す に す る 。
15
第1希 望 を 生 か し極 端 に人 数 が偏 っ た場 合 は,後 期 に ま わ す な 開 分 ・学 習 グル ー プ の 確 認 ・同 じ種 目 を選 択 した もの を
ど して 調 整 す る。
・同 じ種 目 を選 択 した者 を,ひ と
グ ル ー プ ノ ー トに 記 名 し,
っ の 目的(そ の 種 目 の 学 習)に 班 長 ・副 班 長 を 決 め て,こ 向 け て,活 動 して い く集 団 と し れ か ら の学 習 グ ル ー プ を確 て の 意 識 を高 あ る 。認 す る 。
ま
5
・次 時 の説 明 ・次 時 に は グル ー プ に お け る・次 の 授 業 か ら は ,グ ル ー プ の 活 と
分 学習の進 め方を学ぶことを 動 が主 体 と な る こ とを理 解 させめ
・挨 拶 ,解 散
理 解 す る。 る 。単元名 陸上競技 配当時間 12・時間中4時 間目 学年 第2学 年男子40名女子1名
本 時 ◎ 試 しの記 録 会
・自分 の力 を 知 る。
の ・自分 の力 に 応 じた 目標 記 録 とそ れ を達 成 す る た め の学 習 課 題 を設 定 す る。
ね らい ・グル ー プ の 学 習 計 画 を立 て る。
学 習 資 料(グ ル ー プ ノ ー ト,自 己 診 断 カ ー ド),え ん ぴ っ
施 設
砲 丸 や り,円 盤 高 跳 び バ ー,ス タ ン ド,エ バ ー マ ッ ト,ス タ ー テ ィ ン グ ブ ロ ッ ク
用 具 ス ト ッ プ ゥ ォ ッ チ,メ ジ ャ ー,ラ イ ン カ ー,防 球 ネ ッ ト
段階 時
間 学 習 内 容 学 習 活 動 指 導 上 の 留 意 点
・集 合,挨 拶
導 ・出 欠 点 呼
5
・試 しの記 録 会 の ね ら ・試 しの 記 録 会 を行 う こ と で・試 し の 記 録 会 は ,楽 し く ル ー ル
い と進 め 方 各 自 の力 を知 り,そ れ に応 なども自分たちで決めて行わせ
じた目標記録 と適切な学習 今 の力 を知 る機 会 に さ せ る 。 分 課題 を設定す ることを理解 ・今 の力 に応 じた 目標 記 録 や学 習
入
す る 。
課 題 を う ま く引 き 出 せ る よ うに・実 際 に6グ ル ー プ に分 か れ 指 導 ・助 言 を行 う。
記 録 会 を行 う。
・用 具 の 準 備 ・配 置 図 を 見 て ,安 全 に留意 ・特 に投 て き種 目 は,他 の種 目 と
5 して,準 備 す る 。
の間隔や方向を考えて準備する分
・準 備 運 動 ・班 長 の指 示 に よ り グ ル ー プ ご とに準 備 運 動 を行 う。
よ う指 導 す る。
・種 目 に 応 じた準 備 運 動 を行 うよ う指 導 す る 。
・試 しの 記 録 会 ・種 目 ご と に記 録 会 を行 う。 ・自分 の 力 を しっか り と理 解 す る 展
25
分
・用 具 の 後 片 付 け・自 己診 断 カ ー ドに記 録 を記 入 し,自 己 の 力 を知 る 。
・終 了 した と こ ろ か ら後 片 付
よ う指 導 す る。
け を す る 。
・目標 記 録 と学 習 課 題 ・自分 の 記 録 を も と に,今 あ ・個 人 の 目標 を 明 確 に す る 。 の設定 る力で達成可能な目標記録 ・自分 の 力 に応 じた課 題 を もっ こ
とそのための学習課題を学
・ と の 大 切 さ を 理 解 さ せ る 。
習 資 料 の 中 か ら見 つ け 出 し ・学習課題は学習資料 を参考に選 開10
・学 習 計 画 を 立 て る 自 己診 断 カー ドに記 入す る。・各 自 の 学 習 課 題 を も とに グ ぶ よ うに指 導 す る 。
・目標 を 達 成 す る に は,し っか り ル ー プ の学 習 課 題 を 決 め, と した見 通 しを もち,適 切 な全
分 グル ー プ ノ ー トの 学 習 計 画
の欄 に記 入 す る 。
体 計 画 を立 て る必 要 性 が あ る こ とを 理 解 させ る 。
以 上 を次 時 まで に提 出す る。 ・毎 時 間 ご との 計 画 が整 って い る と き に,学 習 活 動 が よ り意 欲 的 か っ 自主 的 に行 え る こ と を理 解
さ せ る 。
ま ・次 時 の学 習 の進 め方 ・次 時 か ら は,各 自の目標記 ・自 己 の 目標 を達 成 す る た め の学
と 5
録 の達成 に向 けて,自 主 的 ・ 習 計 画 の重 要 性 を 認 識 させ る。
め 分
・挨 拶 ,解 散
主 体 的 に学 習 を 進 め て い く こ と を理 解 す る。
・グ ル ー プ ノ ー トの 提 出 期 限 を 守
らせ る 。
6.指 導 結 果 と そ の 考 察
仮 説 を検 証 す る た め に,実 証 授 業 後,実 証 授 業 を 受 けた生 徒 を対 象 に ア ンケ ー ト調 査 を行 っ た 。 そ の結 果 と考 察 を以 下 に 示 す 。
対 象 都 立 高 等 学 校1校2年41名(男 子40名,女 子1名)
ア 陸 上 競 技 の実 証 授 業 に対 して,「 意 欲 的 に で き た」 が31.7%,「 や や 意 欲 的 に で き た 」 が 34.1%で,65.8%の 者 が概 ね 意 欲 的 に で き た と 答 え て い る 。 そ の 理 由 の 上 位3項 目 は,
「好 き な種 目 を選 べ た か ら」55.6%,「 グル ー プ で 活 動 で き た か ら」33.3%「 自 分 た ち で 計 画 して 自 由 に授 業 時 間 を 使 え た か ら」33.3%で あ った 。
イ 授 業 に対 して の 感 想 は,「 とて も楽 しか った 」 が24,4%,「 まあ ま あ 楽 しか った 」 が63.4
%で87.8%が 楽 し く授 業 に 取 り組 め た と して い る。 ま た,「 あ ま り楽 し くな か った 」 が2.
4%で,「 っ ま ら な か っ た 」 と答 え た者 は い な か っ た 。 楽 しか った 理 由 と して は,「 好 き な 種 目が 選 べ たか ら」 が52.6%で,最 も多 か っ た 。
ウ 授 業 後 の 陸 上 競 技 の イ メ ー ジに っ い て は,実 態 調 査 と比 較 して 「楽 しい 」3L7%,「 わ くわ くす る」19.5%の 項 目で 高 い数 値 を示 して い る 。(実 態 調 査 の数 値 は,「 楽 しい 」14.5
%,「 わ くわ くす る」6.3%)。 一 方,「 疲 れ る」43.9%,「 苦 しい」26.8%の 項 目 は逆 に低 い 数 値 を 示 して い る。(実 態 調 査 の数 値 は,「 疲 れ る」55.1%,「 苦 しい 」43.1%)
工 生 徒 の選 択 した 種 目(前 期,後 期)は,短 距 離 走(6名 ,2名),走 り幅 跳 び(7名,7 名),円 盤 投 げ(7名,9名),や り投 げ(8名,10名),砲 丸 投 げ(7名,5名)走 り高 跳 び,(6名,4名),障 害 走(0名,4名)で あ っ た 。 そ の 種 目 を 選 ん だ理 由 に つ い て は,
「楽 しそ うだ か ら」 が 前 期48.7%,後 期36。6%で 最 も多 か っ た 。
ま た,授 業 後 そ の 種 目 を 「よ り好 き に な った 」 が53.7%で,「 き ら い に な っ た 」 と 答 え た 者 は い な か っ た 。 次 に,そ の 種 目 を や って ど ん な 時 に 楽 し く感 じたか に つ い て は,「 記 録 が 伸 び た と き」 が57.8%,自 分 の イ メ ー ジ通 りに で き た と き」 が19.2%で 多 か っ た 。 さ
らに,選 ん だ種 目 の技 能 にっ い て は,「 う ま くな った 」 と感 じて い る者 が83%で あ っ た 。 これ らの 結 果 か ら,好 きな 種 目 を選 ば せ,主 体 的 な学 習 活 動 を 促 す こ と が,楽 しさ や,意 欲 を 引 きだ し,そ れ が 技 能 の 向 上 に も結 び付 く と考 え られ る 。
オ 学 習 活 動 に つ い て は,「 課 題 に あ っ た創 意 ・工 夫 に よ る効 果 的 な練 習 が で き た 」 と す る 者 が80.5%,「 み ん な と協 力 しなが らで きた 」 とす る者 が87.8%,さ らに 「安 全 に 配 慮 で きた か 」 に っ い て は97.6%が 「で きた 」 と答 え て い る 。 こ れ らの結 果 か ら,安 全 に 配 慮 し な が ら,課 題 に 合 った 創 意 ・工 夫 に よ る効 果 的 な 練 習 を み ん な と協 力 して 行 う こ と が で き
た と考 え られ る 。
力 学 習 資 料 に っ い て は,「 役 に 立 った 」 と感 じて い る者 が87.8%で,役 に 立 っ た 資 料 の順 位 は1「 種 目別 技 術 解 説 ビデ オ」,2「 種 目別 技 術 解 説 書 」,3「 技 能 カ ル テ 」 の順 で あ っ た 。 学 習 資 料 は,技 能 の 理 解 を 助 け,目 標 や め あ て を見 付 け 出 す 参 考 に な っ た 。
キ 学 習 ノ ー トに っ い て は,個 人 カ ー ドは 「フ ィー ドバ ッ ク や 次 の ス テ ッ プ に 役 立 っ た 」 と す る もの が78%,グ ル ー プ ノ ー トに っ い て は,「 目標 や め あ て が 明 確 に な る」 と 答 え た もの が90.2%で あ っ た 。 しか し,「毎 時 間 の 記 録 は大 変 で あ る」.・%や,「 グル ー プの ミー テ ィ ン グの 時 間 が もて な い 」85.4%な ど の結 果 か ら,ノ ー トの項 目 だ けで な く,ミ ー テ ィ ン グや 記 入 の 時 間 の取 り方 を 工 夫 す る必 要 が あ る。
以 上 の こ とか ら,生 徒 一 人 一 人 が 自 己 の能 力 に あ った適 切 な 学 習 課 題 を 設 定 し,仲 問 と協 力 して 自主 的 に学 習 を 行 う こ と に よ り,楽 し く意 欲 的 に 学 習 に 取 り組 み,技 能 を 高 め る こ と が で きた と考 え られ る。
7.ま と め と今 後 の 課 題 (1)ま とめ
ア 生 徒 の希 望 を生 か して,種 目 を選 択 させ た こ とが,陸 上 競 技 の授 業 を よ り楽 し く,主 体 的 な もの に して い く原 動 力 に な った 。
イ 試 しの記 録 会 に よ り,自 己 の能 力 を把 握 さ せ,そ れ を も とに 目標 記 録 を 設 定 し,そ れ を 達 成 す る こ とが,生 徒 の や る気 や 意 欲 を高 め る動 機 付 け に な っ た 。
ウ オ リエ ンテ ー シ ョ ンに十 分 な時 間 を設 定 し,選 択 制 授 業 の意 義 や学 習 活 動 の 進 め方, 学 習 資 料 の 活 用 の 仕 方,安 全 面 の配 慮 に っ い て 細 か く指 導 を行 っ た 。 さ ら に,各 種 目 の 技 能 を 解 説 した 自作 の ビデ オ を見 せ る こ と に よ って選 択 制 授 業 へ の意 識 を 高 め,意 欲 的 に 学 習 に取 り組 む 姿 勢 を育 成 で きた 。
工 種 目別 グル ー プ 活 動 の 中 で,用 具 の 準 備 や,お 互 い に記 録 しビデ オ を撮 り合 う,フ ォー ム を技 能 カ ル テ で チ ェ ッ ク し合 うな ど に よ って,協 力 して 活 動 す る態 度 が 育 成 さ れ た 。 オ 学 習 資 料 を 活 用 し,各 種 目 の 技 能 構 造 を 理 解 さ せ,段 階 的 な 学 習 方 法 を 身 に 付 け させ る こ と に配 慮 した 。 そ の 中 で,特 に ビデ オ に よ る技 術 解 説 や,ビ デ オ に よ る フ ォ ー ム の チ ェ ック な ど の ビデ オ機 器 の 活 用 が,技 能 の 習 得 に対 す る良 い 動 機 付 け と な り,自 ら進 ん で学 習 す る態 度 を 育 成 して い った 。
力 学 習 ノ ー トは,個 人 カ ー ドと グ ル ー プ ノ ー トの2種 類 を 活 用 し,毎 時 間 グ ル ー プ全 体
の 目標 と個 人 の め あ て を 設 定 して い った 。 この こ と に よ り,グ ル ー プ 活 動 を 通 した学 習 が 主 体 で あ りな が ら,絶 え ず 自 己 の課 題 を 意 識 して学 習 活 動 が で きた 。
キ 個 人 カ ー ド ・グ ル ー プ ノ ー トと もに,毎 時 間 自 己 評 価 を 行 い,課 題 の達 成 度 を確 認 し 次 の ス テ ップ に っ な げ て い く こ とが で き た 。 ま た,技 能 カ ル テ を用 い て 各 自 の 技 能 に っ
い て,自 己 評 価 と相 互 評 価 を 行 い,よ り客 観 的 に技 能 の 向 上 を 確 認 す る こ と が で き た。
こ れ らの こ とか ら,仮 説 『生 徒 一 人一 人 に,自 己 の特 性 に 応 じた 適 切 な 学 習 課 題 を 設 定 させ,学 習 活 動 を計 画 し実 践 させ る こ とで,学 習 意 欲 を 高 め,自 主 的 に 学 習 で き る能 力 と態 度 を 培 う こ とが で き る 。 』 こ と を検 証 で きた 。
(2)今 後 の課 題
生 徒 は 自主 的 に協 力 して 活 動 す る こ と は で き た 。 ま た,自 己 及 び グ ル ー プ の 課 題 を設 定 す る上 で,資 料 に 従 い 一 応 段 階 的 な ス テ ップ を 踏 む こ と もで き た。 しか し,個 々 の技 能 向 上 の つ ま ず き に対 し,技 能 の 全 体 像 を 見 通 した 適 切 な 課 題 を設 定 す る こ とや,課 題 解 決 の た め の適 切 な 練 習 方 法 を工 夫 す る こ とが 十 分 に で きな か っ た 。 こ れ は,生 徒 の選 択 制 授 業 の経 験 が浅 い こ とや 学 習 資 料 の工 夫 が 不 足 して い る こ と も あ げ られ るが,基 本 的 に は こ の 点 が選 択 制 授 業 に お け る教 師 の助 言 や か か わ り方 の ポ イ ン トに な る よ うに 考 え る。 本 研 究 で は学 習 ノ ー トで の教 師 との や り取 り な ど が そ の役 割 を担 って い た が,こ れ も十 分 コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ンの場 とな り得 な か っ た の が 実 態 で あ る。 ま た,学 習 資 料 を工 夫 し与 え て もそ れ を 十 分 活 用 し きれ て い な い の が 実 態 で あ っ た 。 これ は,グ ル ー プ 内 で 十 分 ミー テ ィ ング す る だ け の 時 間 的 な ゆ と りが な い な ど,ミ ー テ ィ ング の 仕 方 に 工 夫 が 必 要 な こ と を示 して
い る。
以 上 の こ と か ら,今 後 の課 題 と して学 習 課 題 の設 定 や 課 題 解決 の ため の グル ー プ内 の ミー テ ィ ン グの 仕 方 の工 夫,教 師 の グ ル ー プ や個 人 との か か わ り方 の工 夫 な ど,選 択 制 授 業 を 円 滑 に行 う上 で これ ま で の 学 習 資 料 や 学 習 ノ ー トな ど の ハ ー ドの部 分 の工 夫 だ け で な く, そ れ を生 か す コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ンの仕 方 とい っ た ソ フ トの 部 分 の研 究 ・工 夫 が 必 要 で あ る と考 え る。
『バ レ ー ボ ー ル 』
1研 究 内 容
生 徒 は,い ろ い ろな 運 動 を 体 験 し,楽 しさ や 充 実 感 ・満 足 感 を 得 た と き に,運 動 に興 味 ・ 関 心 を もっ こ とが で き る 。 こ の体 験 を積 み 重 ね る こ とに よ って 生 徒 は得 意 とす る運動(種 目)
を見 付 け 出 し,現 在 の み な らず 生 涯 に わ た って,自 主 的 ・主 体 的 に運 動 を実 践 して い く能 力 や 態 度 を身 に 付 け て い く こ とが で き る 。
本 年 度 は,昨 年 度 に引 続 き 『学 習 意 欲 を高 め,自 主 的 に実 践 す る能 力 と態 度 を培 う学 習 指 導 の工 夫 』 を 主 題 に,B班 は 「バ レー ボ ー ル 」 を通 して 生 徒 が 自 主 的 活 動 を 行 って い くた め の学 習 課 題 の 設 定 の 仕 方 や,学 習 活 動 の 計 画 や 実 践 の工 夫 にっ い て の研 究 を進 め主 題 にせ ま っ て い く こ とに した 。
そ の た め に,バ レー ボ ー ル の授 業 と選 択 制 授 業 に 関 す る意 識 ・実 態 調 査 を 実 施 し,そ の 集 計 結 果 を も と に して 以 下 の よ うな 仮 説 を 設 定 した 。
◎ 仮 説
『バ レー ボ ー ル の ゲ ー ムを 通 じそ の 楽 し さ に ふ れ な が ら,個 人 や チ ー ム の 能 力 に応 じた学 習 課 題 を 自 ら設 定 し,学 習 活 動 を 計 画 ・実 践 す る こ と に よ り,生 徒 一 人 一 人 の学 習 意 欲 を 高
め,自 主 的 に学 習 で き る能 力 ・態 度 を 培 う こ と が で き る 。 』
上 記 仮 説 を 検 証 す る た め に指 導 計 画 を 作 成 し,実 証 授 業 を 行 い,結 果 を 分 析 ・考 察 した 。 2バ レー ボ ー ル の 特 性 と ね ら い
(1)特 性
ア ネ ッ トを は さん で ボ ー ル を打 ち 合 い,相 手 と の攻 防 の 中 で 得 点 を 競 い合 う と ころ に楽 しさ や喜 び を 味 わ う こ とが で き る。
イ チ ー ム の 中 で,生 徒 一 人 一 人 が 個 々 の 特 性 や 役 割 を 自覚 して,そ の 責 任 を 果 た し,お 互 い に 協 力 し合 う こ とで,さ らに 楽 し さや 喜 び を味 わ う こ と が で き る。
(2)ね らい
ア 個 人 や チ ー ム の能 力 ・適 性 に応 じた練 習 を行 う こ と に よ り,よ り高 い技 能 を身 に 付 け る。
イ 適 切 な練 習 及 び ゲ ー ム を 通 して ル ー ルや マ ナ ー,審 判 法 を 理 解 し,公 正 な態 度 を培 う。
ウ 個 人 や チ ー ム の特 性 に応 じた学 習 課 題 を設 定 し,学 習 活 動 を計 画 ・立 案 し,自 主 的 ・ 主 体 的 に学 習 す る能 力 を高 め る。
3.意 識 実 態 調 査 と そ の 考 察
(1)調 査 対 象 都 立 高 校 体 育 科 教 諭 都 立 高 校3学 年 生 徒
男 子
② 調 査 内 容
〔生 徒 〕
・ゲ ー ム の 楽 しさ に つ い て
・グ ル ー プ 分 け ,授 業 形態 にっ いて
・学 習 課 題 の設 定 方 法 に っ い て
・学 習 ノ ー トの 内 容 にっ い て
・学 習 評 価 と評 価 の観 点 に っ い て (3)調 査 時 期 平 成5年7月 (4)結 果 と考 察
ア
62校 13校 182名
121名 366名 女 子184名
〔教 師 〕
・選 択 制 の 授 業 につ い て
。学 習 課 題 の 設 定 方 法 に っ い て
・学 習 評 価 と評 価 の観 点 に つ て
年 間 指 導 計 画 の 中 で,選 択 制 授 業 を 実 施 して い る学 校 は調 査 した 高 校 の うち65%で あ り,実 施 校 の83%で バ レ ー ボ ー ル を取 り入 れ て い る 。
イ バ レー ボ ー ル の授 業 で ゲ ー ム を行 っ て い て 楽 しい と感 じ る と き は,「 ラ リー が 続 い た りゲ ー ムが 白熱 した と き」79.7%,「 個 人 技 能 が 向 上 した と き」54.9%,「 コ ン ビ プ レ ー が で き た と き」50.5%を あ げ て お り,
⊂ 国1}聚 しい と9
ゲ ー ム の質 の 高 ま りを 楽 しさ と と らえ て い る 。 この こ と か ら,ゲ ー ム の 中 で の 各 自 の役 割 ・フ ォー メー シ ョ ンプ レー を身 に付 け,チ ー ム カ の向 上 を 目 指 す こ と に よ り,生 徒 の学 習 意 欲 を 高 め る こ とが で き る と考 え られ る。
歌膿徹鰍織敬鍬鍬倣欧
①駄 鴨 駈 農 饗 デ・ 脇
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ウ グ ル ー プ の 決 め 方 に っ い て は,「 教 師 が 決 め る 」 と回 答 した の は生 徒,教 師 と も に1 割 前 後 で あ り,グ ル ー プ編 成 に あ た って は生 徒 主 体 に行 い,必 要 な と き に は教 師 が か か わ る こ と が望 ま しい と考 え られ る。 ま た,グ ル ー プ編 成 の 基 準 に っ い て は,「 戦 力 に 差 が 出 な い よ う に 」 が 生 徒57.9%,教 師43.7%と,と もに 最 も多 い 。 この こ と か ら試 しの ゲ ー ム等 を活 用 し,自 他 の能 力 を把 握 す る場 面 を設 定 す る こ とが 必 要 と考 え られ る。
工 学 習 課 題 の 設 定 方 法 に っ い て は,生 徒 は 「先 生 が 設 定 」 す る こ とを 望 み ,教 師 は 「生
徒 と教 師 が 一 緒 に な って 設 定 」 す る こ と を あ げ て い る。 結 果 全 体 か ら,生 徒 は 教 師 に よ る設 定 を 期 待 して い る こ と が うか が え る。
ま た,学 習 課 題 設 定 の た め 活 用 す る情 報 は, 生 徒 は 「教 師 の助 言 」74.1%,「 部 員 や 友 人 に聞 く」64.2%を あ げ,教 師 は 「各 種 プ リ ン
トや専 門 書 の 活 用 」84.0%,「 教 師 の 助 言 」8 0.1%を あ げ て い る 。 こ の こ と か ら生 徒 は 課 題 設 定 の方 法 と して他 者 か ら教 え て も ら う と い う安 易 な方 法 を望 ん で お り,自 主 的 ・ 主 体 的 に学 習 に取 り組 ませ る た め に は オ リ エ ン テ ー シ ョ ンを重 視 して い く こ とが 必 要 と考 え られ る。
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選 択 制 授 業 に お い て 学 習 ノ ー トを 「十 分 活 用 して い る」 と回 答 した教 師 は4割 で あ る。
ま た,「 学 習 ノー トの 内 容 にっ い て ど の よ うな 項 目 が 必 要 か 」 とい う問 い に対 して,「 対 戦 表 」 「チ ー ム の 目標 」 「個 人 の 目標 」「チ ー ム の反 省 」 「個 人 の 反 省 」 「教 師 の助 言 」 「生 徒 同士 の助 言 」 「練 習 計 画 」 「授 業 内 容 」 の す べ て に 生 徒 は,「 ど ち ら と も い え な い 」 の 割 合 が 高 か っ た 。 教 師 は全 項 目 に っ い て 必 要 と回 答 して い る。 これ は生 徒 は学 習 ノ ー ト
の必 要 性 は感 じて い る もの の,実 際 に学 習 ノ ー トを 使 用 した こ とが 無 い生 徒 が 多 い こ と を示 して い る 。 した が って,学 習 ノ ー トそ の もの を 見 直 す と と もに ノ ー トの 活 用 の仕 方 を工 夫 し,積 極 的 に授 業 に 活 用 して い く こ とが 必 要 と 考 え られ る 。
カ 「授 業 に お い て,ど の よ う な 点 を 評 価 し ます か 」 と い う問 に対 して 「ま じ め に 一 生 懸 命 取 り組 ん で い る 」 が生 徒..%
, 教 師85.7%,次 い で 「技 能 の 向 上 」 生 徒 81.7%,教 師53.2%を あ げ て い る 。 す な わ ち,生 徒 と教 師 と もに授 業 へ の 取 り組 み 方 や 技 能 の 向 上 の度 合 を,評 価 の 観 点
と して 重 視 して い る と考 え られ る。
働歌脇欲鰍織"瓢勘獄麟
姻4癖職
Zo師 国 生縫
キ 教 師 は,ど の よ うな と き に授 業 が う ま く い っ た と感 じ る か と い う と 「生 徒 が 自主 的,意 欲 的 に 学 習 課 題 に そ っ て 活 動 して い る と き」95.0%,「 生 徒 が 授 業 に満 足 し次 回 を楽 しみ に して い る と き 」90.0%を あ げ て い る。 この こ と か ら 自 主 的,意 欲 的 な 授 業 を展 開 す る た め に 教 師 と し て は,学 習 資 料 や グ ル ー プ ノ ー ト等 を 工 夫 し,十 分 活 用 さ
鰍鱗鰍撒鰍敬"敏歌欺欧
(図5)授 蟻がうYく いったとDEL'boi
せ,生 徒 に 適 時,適 切 な助 言 を与 え る な ど学 習 活 動 を 支 援 して い く必 要 が あ る 。
以 上 が 結 果 と考 察 で あ るが 調 査 校 中 で 選 択 制 の授 業 を 取 り入 れ て い るの は65%で あ り, こ の調 査 に 関 して は,生 徒 も教 師 も選 択 制 授 業 を 実 際 に は未 経 験 で 回 答 して い る もの も含 ま れ て い る。 した が って 質 問 項 目 に よ っ て は 回 答 者 の意 図 が 十 分 反 映 で き な か った と思 わ れ るが,全 体 の傾 向 はっ か め た と い え る。
調 査 全 体 を 通 して,教 師 に授 業 展 開 を 依 存 す る傾 向 に あ る生 徒 と,生 徒 の 自主 性 を大 事 に して,で き る だ け生 徒 主 体 の学 習 活 動 の展 開 を期 待 して い る教 師 と の意 識 の 差 が み られ た 。 これ は,面 倒 な もの を い や が る生 徒 の 気 質 と も考 え られ るが,生 徒 が 自主 的 ・主 体 的 に学 習 活 動 を 行 う と い う,選 択 制 授 業 の 経 験 や イ メ ー ジが 少 な く,従 前 通 りの 教 師主 体 の 授 業 形 態 の 感 覚 か ら抜 け 出 せ な い もの と考 え られ る 。 した が って,オ リエ ンテ ー シ ョ ンや 普 段 の 授 業 を 通 して教 科 体 育 の 目標 や ね らい,新 しい学 力 観 と評 価 観 等 に っ い て 十 分 に理 解 を 深 め さ せ 生 徒 の意 識 改 革 を行 う こ とが 必 要 と思 わ れ る。
4.指 導 計 画 (1)指 導 の 方 針
ア バ レー ボ ー ル の特 性 を理 解 させ,練 習 ・ゲ ー ム を通 して 技 能 の 向 上 を図 る と と も にバ レー ボ ー ル の楽 し さ にふ れ られ る よ う配 慮 した 。
イ 生 徒 や チ ー ムが 適 切 な課 題 を も ち,学 習 資 料 ・学 習 ノ ー トを 活 用 しな が ら学 習 計 画 を 立 案 し,自 主 的 ・計 画 的 な 学 習 が 行 え る よ う に した 。
ウ 自他 の健 康 ・安 全 に留 意 し,互 い に協 力 して 学 習 で き る よ うに した 。
② 指 導 の 工 夫
ア オ リエ ンテ ー シ ョ ンの重 視
自 ら選 び,自 ら学 ぶ と い う選 択 制 授 業 の ね ら い を十 分 に理 解 させ る た め に,オ リエ ン テ ー シ ョ ンに3時 闇 を あ て 充 実 させ た 。特 に3時 間 目 は,試 しの ゲ ー ム を実 施 し,適 切 な個 人 及 び チ ー ム の課 題 の 発 見 や,今 後 の 学 習 計 画 の 立 て 方 ・進 め 方 の 参 考 と さ せ た。
イ チ ー ム編 成 の 工 夫
練 習 お よ び ゲ ー ムを 円 滑 に楽 し く行 わ せ る た め に,各 チ ー ム の 戦 力 が 均 一 に な る よ う に適 時 ・適 切 な教 師 の助 言 の も と に生 徒 の話 し合 い を 中心 に チ ー ム編 成 した 。
ウ 指 導 計 画 の 工 夫
「今 も って い る技 能 で ゲ ー ム を楽 しむ 」 段 階 か ら 「高 ま った 技 能 に応 じて 作戦 を立 て, チ ー ム の特 性 や 自 己 の役 割 を生 か して ゲ ー ム を 楽 しむ 」 段 階 へ と学 習 す る ね らい を 明 確 に し,個 人 と チ ー ム の実 態 に応 じて適 切 な学 習 課 題 を設 定 で き る よ う に し た。
エ ゲ ー ム の重 視
毎 時 間 ゲ ー ム を 通 じて,バ レー ボ ー ル の楽 しさ にふ れ さ せ る と と も に,個 人 及 び チ ー ムの 課 題 や学 習 方 法 を選 択 し,学 習 計 画 を立 案 す る際 に ゲ ー ム を役 立 た せ た。
オ 学 習 資料 の 有 効 な活 用
参 考 とな る学 習 資 料 を 準 備 し,学 習 計 画 を 作 成 す る際 や学 習 活 動 を 効 果 的 か つ 円 滑 に 行 う た め に十 分 活 用 さ せ た 。
力 学 習 ノ ー トの 活 用
「計 画(PIan)一 実 施(Do)一 評 価(See)」 の一 連 の学 習 活 動 が 自 主 的 ・ 主 体 的 に行 え る よ うに,学 習 ノ ー トの 充 実 を 図 っ た 。
キ チ ェ ッ ク シー トの活 用
試 しの ゲ ー ム 及 び 中 間 ま と め に お いて,チ ェ ッ ク シ ー トを 利 用 して 選 択 制 授 業 の趣 旨 が 理 解 され て い るか,自 主 的 ・計 画 的 に学 習 が 進 め られ て い るか ど うか を 確 認 させ た 。 さ らに 自 己 の技 能 や チ ー ム の 活 動 状 況 を正 確 に把 握 さ せ,次 の段 階 の 学 習 課 題 の 設 定 に 生 か せ る よ うに した 。
㈲ 単 元 計 画
今 回 は第3学 年 男 女75名 中 バ レー ボ ー ル選 択 者19名(男 子13名,女 子6名)を 対 象 に20 時 間 を 配 当 した。 ま た,ゲ ー ム を行 う際 に ル ー ル を 工 夫 し,男 女 が 共 に 意 欲 的 に学 習 で き
る よ うに配 慮 した 。