• 検索結果がありません。

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "教 育 研 究 員 研 究 報 告 書"

Copied!
27
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

小 ・中学 校

平 成13年 度

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

教 育 課 題

東 京 都 教 職 員 研 修 セ ン タ ー

(2)

平成13年 度

教育研究 員名簿(教 育課 題)

地 区 学 校 名 研 究 員 氏 名

港 区 青 山 小 学 校 花 島 誠

文 京 区 根 津 小 学 校 ○ 冨 野 井 敏

大 田 区 山 王 小 学 校 緑 川 陽 子

杉 並 区 和 泉 小 学 校 加 藤 英 城

江戸川区 松 本 小 学 校 若 山 俊 彦

三 鷹 市 ○ 末 永 寿 宣

西東京市 栄 小 学 校 冬 野 陽 一

多 摩 市 北 諏 訪 小 学 校 小 川 和 子

墨 田 区 吾 嬬 第 二 中 学 校 ◎ 木 川 卓 也

世田谷 区 緑 丘 中 学 校 田 村 登 美 子

豊 島 区 西 巣 鴨 中 学 校 山 本 英 行

小 平 市 小 平 第 二 中 学 校 佐 藤 敏 数

日 野 市 三 沢 中 学 校 井 田 久 雄

◎ 世話 人 ○副世話人

(担 当)東 京都 教職員研修 セ ンター 統括 指導主事 伊 藤 清 一郎

(3)

目 次

1研 究 主 題

1主 題 設 定 の 理 由 2研 究 の 仮 説 3研 究 の 構 想 4発 達 段 階 と規 範

llア ン ケ ー ト調 査 の 内 容 ・考 察 1調 査 の ね ら い

2調 査 の 内 容 ・方 法 3調 査 の 結 果 ・考 察 川 授 業 に あ た っ て

1小 学 校 分 科 会 の 授 業 に あ た っ て 2中 学 校 分 科 会 の 授 業 に あ た っ て IV実 践 事 例

事 例1(小 学 校4年 、 体 育)

1単 元 名 「ネ ッ ト ボ ー ル 」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …

2単 元 の ね ら い ・ ・ ・ …6…

3視 点 と の 関 連 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …

4ゲ ー ム ・ ボ ー ル 運 動 領 域 の 発 展 ・ 系 統 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …

5学 習 過 程 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …

6本 時 の 学 習 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …

7授 業 を 振 り 返 っ て ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …

事 例2(小 学 校6年 、 体 育)

1単 元 名 「集 団 マ ッ ト 運 動 」 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …

2単 元 の ね ら い ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …

3視 点 と の 関 連 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ …

4器 械 運 動 領 域(マ ッ ト 運 動)の 発 展 ・ 系 統 ・ …

5学 習 過 程 ・ ・ の …"

6本 時 の 学 習 ・ ・ ・ ・ ・ …

7授 業 を 振 り 返 っ て ・ ・ ・ ・ …'

事 例3(中 学 校3年 、 特 別 活 動)

1単 元 名 「心 地 よ い ク ラ ス を 作 ろ う 」(学 級 活 動)・ ・ … の ・

2単 元 の ね ら い ・ ・ ・ ・ ・ ・ … σ ・ …

3指 導 の 重 点 ・ ・ ・ ・ ・ … σ ・ ・ …

4学 習 過 程 ● σtt'● の ●'∂e■"

5本 時 の 活 動''"e■8"̀''"

6授 業 を 振 り 返 っ て σ"●".o".9σ θ

V研 究 の成果 と今後 の課題 1研 究の成 果

2今 後 の課 題

P2 P2 P3 P4

P5 P5 P6

P10 P11

P12 P12 P12 P13 P12 P14 Pl5

P16 P16 P16 P17 Pl6 P18 P19

P20 P20 P20 P20 P21 P23

P24 P24

(4)

1研 究 主題 自律 的 に行動 す る子 ど もを育て る指 導法 の工夫 一 体 育 ・学級活 動の 指導 を通 して 一

1主 題 設 定 の 理 由

学 校 教 育 に お い て 、児 童 ・生 徒 が 心 身 と も に 健 康 で あ り、 自 ら課 題 を発 見 し解 決 で き る 、 人 と して 調 和 の と れ た 発 達 を 促 す 教 育 活 動 を 推 進 し よ う と 努 力 し て い る 。 しか し 、 基 本 的 な 生 活 習 慣 が し っ か り身 に 付 い て い な い 、 豊 か な 人 間 関 係 が 築 か れ て い な い 、 規 範 行 動 を と る こ と が で き な い な ど の 要 因 か ら 、 「挨 拶 が で き な い 。」 「ル ー ル を 守 れ な い 。」 と い う よ う な 具 体 的 な 形 と な っ て 児 童 ・生 徒 の 態 度 や 行 動 面 の 問 題 が 表 面 化 して い る 。

従 来 、子 ど も た ち の 規 範 意 識 が 低 い か ら規 範 行 動 が とれ な い と考 え ら れ て い た 。 し か し 、 昨 年 度 の 都 立 教 育 研 究 所 ・特 別 研 究 推 進 室 の 研 究 で は 、 子 ど も た ち は 一 定 の 規 範 意 識 は も っ て い る の だ が 、 意 識 と行 動 に ず れ が あ り、 意 識 は して い る の だ が 、 行 動 が 伴 っ て い な い と い う実 状 が 指 摘 さ れ て い る 。実 態 調 査 に よ る と 、小 学 生 も 中 学 生 も 学 年 が 上 が る に つ れ 、 規 範 行 動 が とれ な い 傾 向 に あ る 。 こ こ か ら も 、 『善 悪 は わ か っ て い る が 、 規 範 行 動 が と れ な い 。』 つ ま り、 規 範 の 意 識 は あ る の だ が 、 行 動 化 す る こ とが で き な い姿 が 見 受 け られ る 。 こ れ ら の 問 題 は 、 児 童 ・生 徒 の 心 身 と も に 健 や か な 成 長 を は ぐ く む う え で 、 大 き な 課 題 点 と な っ て お り 、決 して 見 過 ごす こ と は で き な い 。そ の こ と を ふ ま え 、本 主 題 を 設 定 した 。 2研 究 の 仮 説

子 ど も た ち の 規 範 意 識 と 規 範 行 動 と の ず れ は 現 実 と して あ る も の の 、 少 し で も そ の 差 を 縮 め 、 実 践 力 を 育 成 して い く こ と が 、 今 求 め ら れ て い る 。 そ の た め 、 子 ど も た ち の 内 面 で 規 範 の 意 味 を 納 得 さ せ て い く 取 り組 み を 進 め る と と も に 、 様 々 な 体 験 を 通 し て 規 範 行 動 の 実 践 に 結 び 付 け て い く 取 り組 み の 工 夫 が 必 要 で あ る と考 え て い る 。 そ こ で 、 研 究 の 仮 説 を 次 の よ う に 設 定 した 。

國 …社会生活を円滑に送るた

○ 集 団 の 生 活 を よ り よ い も の に す る た め に 、 子 ど も 自 身 が 自 分 た ち で 、 き ま りや 約 束 事 を つ く る 。

○ 子 ど も た ち は 、 自分 た ち の き ま りや 約 束 事 を よ り 積 極 的 に 守 ろ う とす る 。

○ 子 ど もた ち が 相 互 に き ま りや 約 束 事 を 守 る 集 団 に は 、 豊 か な 人 間 関 係 が は ぐ く ま れ 、 一 人 一 人 が 集 団 の 一 員 と して 、 楽 し く 、 安 心 し て い られ る心 地 よ さ を 味 わ う こ と が で き る 。

○ 子 ど も た ち 一 人 一 人 の 体 験 が 内 発 的 動 機 付 け と な り、 そ の 繰 り返 し に よ り 自 律 的 な 規 範 行 動 が 習 慣 化 さ れ る 。

め に 、 み ん な が 守 らな け れ ば な ら な い 共 通 の き ま りや 行 動 の 規 準

自 分 た ち で き ま りや 約 束 事 を つ く る

規範意識 …社会的に望 ま しい行動 がで きるよ う自分 を制御 す る心の働 き

き ま りや 約 束 事 を 守 っ て 生 活 す る 心 地 よ さ を 味 わ う

1規 範行動1騒i張 糞鯉

(5)

3研 究の構想

教 育 的 課 題

・価 値 観 の 多 様 化

・人 間 関 係 の 希 薄 化 、人 間疎外

・家 庭 や 個 人 、地域 共 同体 との 関 係 の 変 化

・思 いや り、社 会性の不 足

・い じ め 、不登校 、 問題 行動

社 会 的 要 請

・基 礎 基 本 の 徹 底

・自 ら学 び 、 自ら考え る力の育成

・豊 か な 人 間 性 の 育 成

・自分 と異 な る も の へ の 接 触 、相 互 交 流

研 究 の 仮 説

○ 子 ど も 自 身 が 集 団 の 生 活 を よ りよ い も の とす る た め 、 き ま りや 約 束 事 を 自分 た ち で 作 っ て い く過 程 を 経 れ ば 、 よ り積 極 的 に そ れ を守 ろ う とす る で あ ろ う。

○ こ の 意 識 に よ り豊 か な 人 間 関 係 が は ぐ く まれ 、 一 人 一 人 が 自 己 有 用 感 や 集 団 の 一 員 と し て の 楽 し さ ・喜 び を 味 わ う こ と にな る 。

○ そ れ が 内 発 的 動 機 付 け と な り 、 繰 り返 さ れ る こ と で 、 自律 的 な 行 動 が 習 慣 化 さ れ て い く で あ ろ う。

(研 究内容)

「 基 礎 研 究 「

・一 定 の 規 範 意 識 は も っ て い る が 行 動 に 結 び つ い て い な い 実 態 が あ る

・指 導 の 場

[教科 指 導 の 中 で]

[学級 の 指 導 の 中 で]

[道徳 の 時 間 の 中 で]

、 平 成12年 度 都 研 特 別 研 究 よ り 、

■ /

「 調 査 研 究 「

規 範 行 動 に つ い て の 調 査 小 学 校 児 童

対 象4〜6年8校740名 中 学 校 生 徒

対 象1〜3年5校630名

Lノ

授 業構成 上 のね らい

嵐しく安心して集団の中にいられる心地よさを味わわせる

授業研究 小学校一教科体育 器械運動

ボール運動 ゲーム 中学 校一 特 別活 動[学 級活 動]

学級や学校 の生活の充実 と向上に関す ること

「 実 証 授 業 を通 し て の 分 析 ・考 察 「

(6)

4発 達 段階 と規範

子 ど も の 規 範 行 動 は 、 基 本 的 に は 道 徳 性 の 発 達 の 中 で 、 他 律 か ら 自律 へ と変 容 し て い く。

幼 児 期 や 児 童 期 初 期 に は 保 護 者 や 周 り の 大 人 か ら 「よ い 」 と さ れ る 行 動 を 規 範 と と ら え 、 そ の ま ま 自分 の 行 動 の 基 準 と す る 傾 向 が 強 い 。 他 の 児 童 が そ の 基 準 か ら は み 出 し た 行 動 を 取 る と 、 「 そ う い う こ と を す る と 先 生 に 言 い つ け る か らね 。 」 と か 「そ う い う こ と を 言 っ ち ゃ い け な い っ て お 母 さ ん が 言 っ て た よ 。 」 と い う の は 、 そ の 子 ど も の 規 範 意 識 が 教 師 や 保 護 者 に 依 存 す る 他 律 で あ る と み る こ と が で き る 。

下 の 図 に も あ ら わ れ て い る よ う に 、 規 範 意 識 が 他 律 か ら 自律 に 移 行 す る の は 、 一 般 的 に 小 学 校 中 学 年 で あ る 。 こ れ は 学 校 生 活 の 中 で も 顕 著 に 見 ら れ る 。 教 師 の ア ドバ イ ス と は 別 に 、 自 分 の 行 い 方 に 価 値 を 見 い だ し課 題 を 進 め て い く こ と が で き た り 、 清 掃 や 係 活 動 の 必 要 性 や 価 値 を 認 め 主 体 的 に 行 動 で き る よ う に な っ た りす る の は こ の 時 期 で あ る 。

そ こ で 本 研 究 で は 、 対 象 を 自 律 性 が 芽 生 え る 小 学 校 中 高 学 年 か ら と し 、 学 校 で の 生 活 や 学 習 活 動 の な か で 児 童 ・生 徒 の 規 範 意 識 を 規 範 行 動 に つ な げ て い か れ る 指 導 の 工 夫 を研 究 す る

こ と と し た 。

し か し 、 自律 的 な 規 範 行 動 が 取 れ る よ う に な る た め に は 、 幼 児 期 や 小 学 校 低 学 年 の 学 校 で の 生 活 や 学 習 活 動 に お け る 指 導 が 重 要 に な っ て く る の は 言 う ま で も な い 。 集 団 活 動 の 中 で の

しつ け 、 あ る い は 基 本 的 な 生 活 習 慣 の 確 立 は 必 要 不 可 欠 で あ る 。

規範意識の発達段階 ω

自我 の 芽 生 え

よ り よ く 生 き た い と い う 願 い

他律か ら 自律 へ

道徳 と社会的習慣 との 区別 既成の価値体 系への反抗

基本的な生活 習慣 の形成 定着

学校 の集 団生活への適応 大人社会への適応

(1)r規 範 意 識 を も ち 自 律 的 に 行 動 す る 子 ど も の 育 成 に 関 す る 研 究 』

平 成12年 度 東 京 都 立 教 育 研 究 所 紀 要 特 別 研 究 推 進 室

(7)

皿 ア ン ケ ー ト調 査 の 内 容 ・考 察

1調 査 の ね ら い

本 調 査 は 、 「 規 範 意 識 を は ぐ く み 、 自律 的 な 行 動 を 習 慣 化 して い く た め に は 、 どの よ う な こ と を 指 導 し、 内 面 を 育 て て い っ た ら よ い か 」 を 明 らか に す る た め 、 「学 校 生 活 で の ル ー ル や マ ナ ー に 関 す る ア ン ケ ー ト」 を 実 施 した 。 ね ら い は 、 以 下 の 通 りで あ る 。

1)学 校 生 活 に お け る 規 範 行 動 の 実 態 を つ か む 。

2)行 動 の 実 態 の 裏 側 に あ る 児 童 ・生 徒 の 心 理 的 傾 向 を 知 る 。

2調 査 の 内 容 ・方 法

小 学 校4年 生 〜6年 生 、 中 学 校1年 生 〜3年 生 を 対 象 と して 、 小 中 共 通6項 目 、 小 中 別3 項 目 、 全9項 目に っ い て 調 査 を 実 施 した 。

・実 施 時 期;平 成13年7月 上 旬

・対 象 校 数;小 学 校8校 、 中 学 校5校 計13校

・対 象 人 数;小 学 校4年 生240名 、5年 生254名 、6年 生246名 中 学 校1年 生227名 、2年 生202名 、3年 生203名

〈 小 中 共 通6項 目 〉

質 問1:授 業 中 に ふ ざ け た り、 お し ゃ べ り を す る こ と が あ りま す か?

質 問2:そ う じ 当 番 を さぼ る こ と が あ りま す か?

質 問3:学 校 の ろ うか や 階 段 で 走 る こ と が あ りま す か?

質 問4:教 室 や 校 庭 に ゴ ミ を す て る こ とが あ りま す か?

質 問5:学 校 で お 菓 子 を食 べ る こ とが あ りま す か?

質 問6:授 業 の 始 ま り に 遅 れ る こ と が あ り ま す か?

〈小 中 別3項 目 〉

○ 小 学 校

質 問7:学 校 の ボ ー ル を使 っ た あ と、 片 付 け な い こ と が あ り ま す か?

質 問8:先 生 に あ い さ っ を し な い こ とが あ り ます か?

質 問9:友 達 に 暴 力(言 葉 の 暴 力 も ふ くむ)を ふ る う こ と が あ りま す か?

○ 中 学 校

質 問7:遅 刻 を す る こ と が あ り ま す か?

質 問8:忘 れ 物 を す る こ と が あ り ま す か?

質 問9:学 校 の 物(公 共 物)を 壊 し た り、 い た ず ら を す る こ とが あ りま す か?

(8)

そ れ ぞ れ の 質 問 項 目に っ い て 、 ま ず 行 動 の 実 態 を4つ に 分 け 、 選 択 回 答 し た 。

① ま っ た く な い ② ほ と ん どな い ③ た ま に あ る ④ よ く あ る

さ ら に 「自律 」 と 「 他 律 」 の 観 点 か ら 、 心 理 的 傾 向 を5つ に 分 け 、 選 択 回 答 し た 。

① ② と回 答 し た(規 範 行 動 が とれ て い る)児 童 ・生 徒 は 、 以 下 の 項 目か ら 選 択 す る 。 ア 規 範 の 意 義 を 考 え た 気 持 ち(自 律 的)

イ 公 共 心 や 習 慣 化 され た 気 持 ち(自 律 的) ウ し か られ な い た め に とい う気 持 ち(他 律 的) 工 仕 方 な い とい う気 持 ち(他 律 的)

オ そ の 他

③ ④ と 回 答 した(規 範 行 動 が とれ て い な い)児 童 ・生 徒 は 、 以 下 の 項 目か ら選 択 す る 。 ア 自分 中 心 で わ が ま ま な 気 持 ち(自 己 中 心 的 な 気 持 ち)

イ 自分 な りの 必 然 性 が あ る 気 持 ち(自 己 中 心 的 な 気 持 ち)

ウ 他 律 的 で しか られ な い か ら と い う気 持 ち(他 人 に 影 響 され た 気 持 ち) 工 付 和 雷 同 的 で 他 人 に 流 され た 気 持 ち(他 人 に 影 響 され た 気 持 ち) オ そ の 他

3調 査 の 結 果 ・考 察

(1)小 ・中 学 生 と も 学 年 が 進 む に っ れ て 、 規 範 行 動 が とれ な く な る 。

〈 小 学 校 〉

〈 友 達に暴 力(言葉 の暴 力も含む)をふ るうことがありますか〉

團 「ま っ た くな い 」

「ほ とん ど な い 」

■rた ま に あ る 」

「よ くあ る 」

(9)

〈 中学 校 〉

〈遅刻をすることが ありますか〉

國 「ま っ た くな い 」

「ほ とん ど な い 」

■ 「た ま に あ る 」

「よくあ る 」

図 の よ う に 小 学 校 の 「友 だ ち に 暴 力 を ふ る う こ と が あ りま す か 。」 や 、 中 学 校 の 「あ な た は 遅 刻 を す る こ とが あ り ま す か 。」 の 結 果 を 見 る と、 学 年 が 進 む に つ れ て 、 規 範 行 動 が とれ な く な っ て い る 。こ れ は 、一 っ の 環 境 の 中 で 生 活 を 続 け て い る う ち に 、「楽 を した い 。」

とい う気 持 ち や 「こ れ く ら い は い い だ ろ う。」 と い う甘 え が 出 て く る の か も しれ な い 。 ま た 、 学 年 が 進 む に っ れ て 、 ま じ め さ を か らか っ た り軽 視 す る 雰 囲 気 が 強 ま る こ と も 考 え ら れ る 。 しか し 、 質 問 項 目 に よ っ て は 、 中 学 校2年 生 よ り3年 生 の 方 が 規 範 行 動 が とれ て い

る ケ ー ス が あ る 。 これ は 、 進 路 を 意 識 し て 自律 的 に 行 動 す る 子 ど も が 出 て く る た め と考 え られ る 。

(2)中 学 校 入 学 時 に 規 範 行 動 を とれ る 子 ど も が い っ た ん 増 え る 。

100%

90%

80%

70%

60%

50%

40%

30%

20%

10%

0%

〈そうじ当番をさぼることが ありますか〉

霧 …"

霧,

lil

蒙 甕 嚢 嚢 藝 霧 蕪

騰 國ii 屡1

薩 羅1

灘 灘

ii

il

ili i… 

1

疑諺

■li箋

彊 ■1嚢 ■,1難 ■1婆

§

1‑

聴1 1…

輿

小4 小5 小6

中1

中2

囮rま っ た くな い 」

「ほ とん ど な い 」 圏 「た ま に あ る」

rよ くあ る」

中3

(10)

図 の よ うに 小 学 校4年 生 、5年 生 、6年 生 とそ う じを ま じめ に す る 子 ど も が 少 し ず つ 減 っ て い る の に 、 中 学 校1年 生 で は ま た い っ た ん 増 え る 。 そ して 、2年 生 、3年 生 と 再 び 減 っ て い く 。こ れ は 、新 しい 環 境 に な り、い っ た ん 自分 を 律 す る 気 持 ち が 回 復 す る と同 時 に 、 今 ま で の 自分 を変 え て が ん ば りた い とい う気 持 ち が 働 く か らで は な い か と 考 え られ る 。

(3)規 範 行 動 が とれ る 子 ど も は 、 規 範 の 意 義 を 自覚 して い る 。

〈教室 や校 庭 にゴミを捨 てない理 由〉

図 の よ う に 教 室 や 校 庭 に ゴ ミ を 捨 て な い 子 ど も た ち の 多 く は 、「汚 れ て しま うか ら。」 「 み ん な に 迷 惑 だ か ら。」 と い う気 持 ち で 行 動 で き て い る 。 っ ま り、 規 範 の 意 義 を 自 覚 し て 行 動 で き て い る と言 え る 。 こ の こ と か ら も 自律 的 に 規 範 行 動 が とれ る 子 ど も を 育 て る た め に 規 範 の 意 義 を 感 じ る 経 験 を 大 切 に し た い 。 ま た 、 規 範 行 動 が とれ た 時 の 心 地 よ さ を 体 験 さ せ て い く こ と が 大 切 で あ る。'

(4)中 学 校1年 生 ま で は 、 公 共 心 が 規 範 行 動 に 強 く 影 響 し て い る 。

70%

60%

50%

40%

30%

20%

10%

0%

〈授 業の始 まりに遅 れない理 由〉

囮 授 業 は 始 め か ら受 ける もの だ か ら

■ 遅 れ ると先 生 や友 達 に 悪 いか ら

ロ 遅 れ るとしか られ るか ら ロ 決 ま りで仕 方 な いか ら

(11)

図 の よ う に 授 業 の 開 始 時 刻 を 守 れ る 子 ど も の 気 持 ち と し て 、 中 学 校1年 生 ま で は 、 「 先 生 や 友 達 に 悪 い か ら。」 と い う回 答 が 多 い が 、 中 学 校2年 生 に な る と 「 授 業 は 始 め か ら受 け る も の だ か ら。」 と い う回 答 が 多 く な る 。 こ れ は 、 中 学 校1年 生 ぐ ら い ま で は 公 共 心 が 強 く 、 他 者 の 期 待 に 沿 い 、 役 割 を 果 た す こ と に 喜 び を 感 じ る 心 理 的 発 達 段 階 で あ る か ら と 考 え ら れ る。 しか し、 中 学 校2年 生 ぐ らい に な る と他 者 を 意 識 す る よ り も 「自 分 の た め に な る か ど う か 。」 とい う意 識 が 強 く な っ て く る と考 え られ る 。 ど の 時 期 に も公 共 心 を 育 て る こ と も 大 切 で あ る が 、 規 範 意 識 を は ぐ くむ 指 導 で は 、 子 ど も た ち の 心 理 的 発 達 段 階 を 意 識 す る 必 要 が あ る。 規 範 行 動 を と る こ と が み ん な の た め に な り、 そ れ が 自分 の た め に な る

とい う経 験 を させ る こ と が 大 切 で あ る 。

(5)規 範 行 動 が とれ な い 子 ど も は 、 自 己 中 心 的 な 気 持 ち が 働 い て い る 。

ロ しか られ るま では ふざけて もいいか ら

ロ他 にもふ ざけてい る人 が い るか ら

図 の よ う に 授 業 中 に ふ ざ け た り、お し ゃ べ りを した り して し ま う子 ど も の 気 持 ち と して 、

「楽 しい か ら。」 「勉 強 が っ ま らな い か ら。」 とい う回 答 が 多 い 。 規 範 行 動 が とれ な い 子 ど も は 自 己 中 心 的 で は あ る が 、 自分 な りの 理 由 付 け を し て い る 。 こ の 子 ど も た ち に は 、 た だ 叱 っ て も 変 容 は あ ま り期 待 で き な い 。 規 範 の 必 要 性 を 経 験 させ 、 規 範 を 守 る こ との 心 地 よ

さ を 体 験 さ せ る こ と が 大 切 だ と考 え られ る。

(12)

Hl授 業 に あ た って

1小 学 校 分 科 会 の 授 業 に あ た っ て (1)授 業 づ く り の 視 点

小 学 校 分 科 会 で は 、 ア ン ケ ー トの 結 果 と 児 童 の 規 範 意 識 に 対 す る 発 達 段 階 を ふ ま え 、 規 範 意 識 を 育 て る た め の 授 業 づ く り に 取 り組 ん だ 。

そ の 中 で 児 童 に 味 わ わ せ た い 心 地 よ さ を 、

① き ま り を 作 り、 守 る こ と に よ り得 ら れ る 心 地 よ さ

② 他 者 と の よ りよ い か か わ り に よ り得 ら れ る 心 地 よ さ

の2つ と と らえ 、 体 育 科 に お い て の 視 点 を 以 下 の よ う に 設 定 し た 。

【 視 点1】

主 体 的 に ル ー ル や き ま り作 り を し 、 そ れ を 守 る こ と で 味 わ え る 心 地 よ さ を 主 と し た 実 践

→ 「ボ ー ル 運 動 」 「ゲ ー ム 」 を 通 し て

【 視 点2】

自 己 を 適 切 に コ ン ト ロ ー ル す る こ と に よ り 、 よ りよ い 他 者 と の か か わ り を 味 わ え る 心 地 よ さ を 主 と した 実 践

→ 「 器 械 運 動(跳 び 箱 ・マ ッ ト)」 「表 現 」 を 通 して

(2)授 業 に お け る 手 立 て

上 記 の 視 点 を 授 業 の 中 で 実 践 す る た め に 、 次 の6つ の 手 立 て を 考 え た 。

口 集 団 を 意 識 で き る 教 材 を 活 用 ・開 発 す る 。 回 授 業 に 子 ど も の 考 え を 取 り 入 れ る 。

国 運 動 や 演 技 を す る と き の き ま り を っ く る 活 動 を 取 り入 れ る 。 國 決 ま り を 意 識 で き る よ う に 学 習 カ ー ドを 活 用 す る 。

団 自 分 の よ さ に 気 付 き 、 心 地 よ さ を 味 わ え る よ うな 伝 え 合 い ・話 し 合 い 活 動 を 取 り 入 れ

る 。

団 望 ま し い 行 動 が 習 慣 化 で き る よ う に 、 同 じ流 れ に 繰 り返 し ひ た る こ と の で き る 学 習 過

程 を 工 夫 す る 。

(13)

2中 学校分科会の授業 にあた って

(1)研 究 主 題 、 仮 説 と の 関 連

本 研 究 の 主 題 設 定 の 理 由 か ら 「 規 範 意 識 は あ る の だ が 、 行 動 化 す る こ とが で き な い 。 」 と い う こ と 、 並 び に 仮 説 に お い て 「自 分 た ち で き ま りや 約 束 事 を 作 る こ と で 、 よ り積 極 的 に そ れ を 守 ろ う と し 、 規 範 行 動 が 習 慣 化 さ れ る で あ ろ う 。 」 と い う こ と に着 目 し た 。

こ こで は 自 分 た ち の 理 想 とす る 中 学 生 の 姿 、 そ し て 現 実 の 自 分 た ち の 姿 を 浮 き ぼ り に し 、 そ こ に 正 面 か ら向 き 合 い 、 考 え さ せ て い く こ と が 規 範 意 識 に も と つ く行 動 に 結 び っ い て い く も の と考 え た 。 こ れ に よ っ て ク ラ ス へ の 所 属 感 や 自 己 有 用 感 が 高 ま り、 自 分 自 身 も集 団 の 中 で の 心 地 よ さ を 味 わ い 自 律 的 な 行 動 が 習 慣 化 さ れ る と 考 え る 。

(2)特 別 活 動(学 級 活 動)と し て 実 践 す る 理 由

学 級 と は 、 学 校 に お け る 基 本 的 生 活 集 団 で あ り、 教 育 活 動 全 般 に お い て 、 そ の 基 礎 に な る も の で あ る 。 そ れ ゆ え そ の 人 間 関 係 は 密 で あ り 、 人 と の 関 わ りが 実 践 的 に 行 わ れ て い る 場 で あ る と い え る 。

こ れ ら の こ と か ら、 学 級 に お い て 自 分 た ち で き ま りや 約 束 事 を 作 り 、 生 活 して い く こ と が 集 団 の 中 で の 心 地 よ さ に つ な が り、 自 律 的 な 行 動 の 習 慣 化 に 大 い に 役 立 つ も の と 考 え 、 学 級 活 動 と し て 実 践 し て い く こ と に した 。

(3)指 導 の 時 期 に つ い て の 考 え 方

こ こで 取 りあ げ る 実 践 は 、 い ず れ の 学 年 、 学 級 で も 可 能 で あ る と考 え られ る が 、 本 実 践 で は 第3学 年 に て 行 う こ と と し た 。

今 回 の ア ン ケ ー トの 結 果 に よ る と 、 規 範 意 識 は 学 年 が 上 が る に し た が っ て 薄 れ る が 、 中 学

入 学 時 に 一 旦 高 ま っ て い る と い う こ とが 分 か っ た 。 と こ ろ が 学 年 が 上 が る に つ れ て 規 範 行 動

が とれ な くな り、 行 動 が と れ て い る 場 合 で も 、2年 生 を 境 に 公 共 心 が 薄 れ て い く と い う こ と

も 明 ら か に な っ た 。 中 学 校3年 生 の 時 期 は 、 特 に 意 識 と行 動 の ず れ が 大 き い 時 と い え る が 、

逆 に 中 学 校 生 活 の ま と め と し て 自 ら を 振 り返 り、 考 え を 具 体 化 で き る 時 と も考 え られ る 。 卒

業 に 向 け て 学 級 集 団 の 質 の 向 上 を 目標 と して 、 中 学 校3年 生 に 本 実 践 を行 う も の とす る 。

(14)

N実 践事例

事 例1(小 学 校4年 体 育)

1単 元 名 「ネ ッ トボ ー ル 」(ゲ ー ム 領 域 ・バ レ ー ボ ー ル 型 ゲ ー ム) 2単 元 の ね ら い

・〔 関 心 ・意 欲 ・態 度 〕 自分 た ち で 考 え た き ま りや 約 束 事 を 守 り、友 達 と協 力 して 練 習 や ゲ ー ム を し よ う と す る 。

・〔 思 考 ・判 断 〕 み ん な が ゲ ー ム を 楽 し む た め に ル ー ル を 工 夫 す る 。

・〔 技 能 〕 打 っ た り は じ い た り し て ボ ー ル を つ な げ 、楽 し くゲ ー ム が で き る 。 3視 点 と の 関 連

高 学 年 の 入 り 口 に 立 つ 小 学 校4年 生 は 、発 達 的 特 性 か らみ て 集 団 の 規 則 や 遊 び の き ま りの 意 義 を 理 解 で き る よ う に な っ て き て い る 。 ま た 、 仲 間 か ら受 容 さ れ た い と い う 欲 求 が 強 く な る

5学 習 過 程(45分 ×6) [=コ 学習のめあて ll評 価 に か か わ る 活 動

ソ フ トバ レ ー ボ ー ル を 使 っ て 簡 単 な 運 動 を 楽 し も う 。

○ ド リ ル ゲ ー ム の や り方 を 知 り 、 運 動 を 楽 し む 。

・円 陣 パ ス ゲ ー ム

・扇 パ ス ゲ ー ム

・対 面 パ ス ゲ ー ム

両 手 を 使 う と 打 ち や す い よ 。

Q.謝

熱 ,帥

,(lll)

「麦 達芝異一 ど 芦 万 ジ夢二 云を薬'こ7し ぞ1

1い る 。

自律的な行動の育成 に関す る手立て

巨]集団 を意識す る

簡 単 な ル ー ル を 決 め 、 ゲ ー ム を 楽 し も う 。1 0基 本 の ゲ ー ム を 楽 しむ 。 ①

/^は じめのルールは

購 鵬  

宅 翻 参 腰

み ん な で ル ー ル を 作 っ て い こ う。

○ 基 本 の ゲ ー ム を 楽 しむ 。 ②

iルー ル を 守 りゲ ー ム を 楽 し ん で い る 。1 0基 本 の ル ー ル を 作 る 。 ②

み ん な が 楽 し め る ル ー ル を 考 え て い る 。i

回 子 どもの考え を生かす

國 きま りや約束事を作 る

(15)

と と も に 、 相 手 の 立 場 に 立 っ て 物 事 を 考 え る こ と も で き る よ うに な りつ つ あ る 。 こ の 時 期 の 児 童 に と っ て 集 団 内 で き ま りや 約 束 事 を 自 ら作 る 経 験 を 積 み 、 そ れ を 守 る 心 地 よ さ を積 極 的 に 味 わ う こ と は 、 自律 性 の 育 成 に 重 要 な 活 動 体 験 で あ る と考 え た 。 そ こ で 、 こ の 点 に 重 点 を 置 き 、 本 単 元 を 設 定 し た 。

4ゲ ー ム ・ボ ー ル 運 動 領 域 の 発 展 ・系 統

1・2年 3・4年 5・6年

中学校

ボ ー ル バ ス ケ ッ トボ ー ル 型 、 バ ス ケ ッ トボ ー ル 、

選択制

ゲ ー ム サ ッ カ ー 型 及 び ベ ー ス ボ ー サ ッ カ ー 、 ・ソ フ トボ ー 球 技 ・バ レー ボ ー ル

ル 型 、 実 態 に 応 じ て バ レ

ル 又 は ソ フ トバ レ ー (6人 制 ル ー ル ・

一 ボ ー ル 型 ゲ ー ム な ど

バ レ ー ボ ー ル な ど バ レ ー ボ ー ル コ ー ト)

i友達 と協 力 して 準 備 して い る。i

Oル ー ル の確 認

○ ゲ ー ム ①

○ ル ー ル の 工 夫 ①

○ ゲ ー ム②

i友達 と教 え 励 ま し合 い な が ら運 動 し て い る 。i

ナ イ ス レ シ ー ブ1

鞍 鋤

鑛 \

︒犠 誉

サー ブか ら 始 め よ う。

み ん な が 楽 し め る

紺 些

}凄 編 ん 今まで作ってき

iルー ル を 守 りな が ら 、 ゲ ー ム を楽 しん で い る。 た ル ー ル の よ さ iゲ ー ム を振 り返 り、 み ん な が 楽 し め る よ うな や ル ー ル を 守 っ

iル ー ル を 考 え て い る。 て き た よ さ に 気

i身に 付 け た 技 能 を 生 か して 運 動 して い る。i 付

い て い る。

塵 達 や 乏 二 杢Qよ 盛 を具 倥 的.に認=ぬ食 ご?.て 虻 るユ」

国 き ま りや 約 束 事 を 作 る 回 同 じ流 れ に 繰 り返 しひ た る

iv自 分 や チ ー ム の よ さ を伝 え 合 う 団 き ま りを 守 る 心 地 よ さ を 味 わ い 、 そ れ を 振 り返 る

(16)

6本 時 の 学 習(4/6時) (1)ね らい

・〔関 心 ・意 欲 ・ 態 度 〕 自 分 た ち で 考 え た き ま りや 約 束 事 を 守 っ て 練 習 や ゲ ー ム を し よ う と す る。

・〔 思 考 ・判 断 〕 み ん な が 楽 し め る よ うに ル ー ル を 考 え る 。

・〔 技 能 〕 ボ ー ル を は じ き な が ら体 を 動 か し 、ゲ ー ムが 楽 しくで き る。

(2)展 開

学 習 活 動

19OJ

用 具 の 準 備 をす る 。

ウ ォ ー ミ ン グ ア ッ プ タ イ ム

チ ー ム 練 習 の 時 間

丸 く な っ て レ シ ー ブ 練 習 し よ う。

・円 陣 パ ス

・扇 パ ス

・対 面 パ ス な ど

4ル ー ル や 対 戦 相 手 の 確 認 を す る。

<

5

キ ー ワ ー ドは 「み ん な で 、 進 ん で 、 楽 し く 」

プ ア イ ト!

支 援 と評 価

み ん な で 協 力 しよ う。

音 楽 を か け て 時 間 を 区 切 り ま し 上 う.

協 力 し て 準 備 して い る。励 ま し合 い な が ら 準 備 運 動 や 練 習 を して い る 。 在 の ル ー ル の確 認

の ル ー ル 作 りの 着 眼 点 を 確 認

試 合開始

6ル ー ル の 工 夫 ①

次 は ○ ○ に つ い て考 え たい 。

7ゲ ー ム ②

8ル ー ル の 工 夫 ②

9ゲ ー ム ③

10ル ー ル の 工 夫 ③

や っ ぱ リ コ ー ト は こ の 大 き さ が い い 。

勲魔 〕

自分 た ち の 決 め た ル ー ル を守 りゲ ー ム を 楽 し ん で い る 。

み ん な が 楽 しめ る ル ー ル を考 え て い る。

ボ ー ル を は じ き 、 ゲ ー ム を 楽 し ん で い る 。

11振 り返 り タ イ ム 12整 理 体 操 を す る。

13後 片 付 け を す る。 難 友 達 や チ ー ム の よ さ を 具 体 的 に 認 め 合 っ

て い る。 協 力 して 後 片 付 け して い る。

(17)

7授 業 を 振 り返 っ て

今 回 の 授 業 で は 、 視 点1『 授 業 の 中 で 、 主 体 的 にル ー ル や き ま り作 り を し 、 そ の き ま り を 守 る 心 地 よ さ を 経 験 させ る 。』 と い う こ と に 焦 点 を 当 て て 取 り組 ん だ 。 そ れ を 踏 ま え 、 授 業 の 手 立 て と し て 挙 げ た6項 目 の う ち 、 特 に 子 ど も の 変 容 が み られ た 項 目 に つ い て ま と め て み た 。 巨1塞団 を 意 識 で き る 教 材 の 開 発 ・活 用 に つ い て

現 灘 騰 灘 搬 灘 親 繍 恕瀬 繭 露饗 麟

ん だ 教 材 で あ る 。 全 員 初 心 者 で ス タ ー トラ イ ン が 同 じ とい

1㍊ 灘 灘 簗1難 醸 尊

さ らに 、 ボ ー ル を っ な げ る お も し ろ さ は こ の 運 動 な ら で は の 特 性 で 、 自 然 と相 手 や 集 団 を 意 識 で き る 教 材 で あ っ た 。

励 受業 に 子 ど も の 考 え を 取 り入 れ る こ と に つ い て

日頃 の 体 育 授 業 で は 運 動 能 力 の 高 い 児 童 に 注 目が 集 ま りが ち だ が 、 既 成 の ル ー ル だ け で 活 動 す る の で は な く 、 自分 達 の 考 え を 授 業 に 生 か す とい う こ とは 、 ど の 児 童 に も 活 躍 の 場 を 与 え る こ と と な っ た 。 友 達 の プ レ ー を た だ 見 る の で な く、 次 の 話 し合 い 場 面 に 生 か せ る よ うに 意 識 し て 見 る児 童 が 増 え た 。 上 手 下 手 とい う技 能 面 に と ら わ れ す ぎ ず 、 多 角 的 な 価 値 判 断 が で き る児 童 も 見 られ る よ う に な っ た 。た だ 、全 て を 児 童 任 せ に す る の で な く 、考 え る視 点 を 与 え る な ど、

学 年 の 発 達 段 階 な り の 教 師 の か か わ りが 必 要 で あ る と感 じ られ た 。

司 運 動 や 演 技 す る と き の き ま りを 作 る 活 動 に つ い て

轍'岬 繍 謝 準 取 り組 む こ とが で き た 灘 欝;ζ鍛

。 ゲ ー ム を始 め る に あ た っ て 活 動 し

1灘黙 灘i鍵驚 戴1禦

ス を し よ う。」 な ど態 度 に か か わ る こ との 約 束 に つ い て も 話 し合 っ た 。 そ の 結 果 、 試 合 中 の 児 童 の 表 情 や 言 葉 が 一 層 明 る く な っ た 。 ル ー ル の 工 夫 を 話 し合 う回 数 が 増 す ほ ど 自分 達 の オ リ ジ ナ ル 性 と ル ー ル の 必 要 感 を 強 く感 じ る と と も に 、 そ の ル ー ル や き ま り を 守 る こ と の 心 地 よ さ を 味 わ う こ と が で き た 。 ま た 、 児 童 に ス ポ ー ツ と し て の ル ー ル と気 持 ち よ く運 動 す る た め の マ ナ ー との 区 別 を 意 識 させ て お く と 、 よ り分 か りや す い話 し合 い活 動 に な った と思 われ る。

iv振 り返 りが で き る 学 習 カ ー ドの 工 夫 に つ い て

今 回 は チ ー ム ご と の 振 り返 りカ ー ドを 用 い た た め 、 き ま り作 りや 練 習 内容 に 関 す る 振 り返 り

が 多 く 、 全 体 の 話 し合 い に 生 か す こ とが で き た 。 反 面 、 自 己 有 用 感 や 個 人 の 参 加 意 欲 を 高 め る

た め に は 個 人 カ ー ドの 方 が 有 効 で あ る よ う に 思 わ れ た 。 記 入 時 間 の 確 保 な ど の 課 題 が 残 り検 討

(18)

事 例2(小 学 校6年 体 育)

1単 元 名 「 集 団 マ ッ ト運 動 」(器 械 運 動 領 域 ・マ ッ ト運 動) 2単 元 の ね ら い

・〔 関 心 ・意 欲 ・態 度 〕 友 達 と協 力 し励 ま し合 っ て 運 動 し よ う とす る。

・〔 思 考 ・判 断 〕 グル ー プ の よ さ を生 か した 技 や 構 成 を 考 え 、調和 の とれ た演 技 を工夫す る。

・〔 技 能 〕 自 分 に 合 っ た 今 で き る 技 で 、 友達 と合 わ せ て回 っ た り動 い た りす るこ とが で き る。

3視 点 と の 関 連

器械 運 動 は 個 人 的 な 運 動 で あ るが 、 本 単 元 で は 、 マ ッ ト運 動 の発 展 と して 、 集 団 で で き る技 を 組 み 合 わ せ て 回 っ た り 、 シ ン ク ロ させ た りす る活 動 を 取 り入 れ 学 習 を進 め る。 仲 間 と調 子 を 合 わ せ る こ との 心 地 よ さ を 共 有 し合 い 、 楽 しみ を 広 げ 、 さ ら に 仲 間 の よ さ を認 め 合 うこ と が で き る よ うに し た い 。

5学 習 過 程(45分x6) [=]学 習のめあて 評価にかかわる活動

時 段階

0

45

1

つ か む ・楽 しむ

2 3

楽 しむ

ウ ォ ー ミ ン グ ア ッ プ タ イ ム ・準 備 タ イ ム 1一眉県 の裂全亙戯 ・盈 聾 備 夜

敷 き つ め た マ ッ トを使 っ て 運 動 を楽 し も う。

○ 自 由 に 回 っ て み よ う。

02人 組 で 回 っ て み よ う。

ど う した らい いだ ろ う 息 があ わな いね,

.竃

一 人 よ りお も しろ い ね 。

03人 組 で 回 っ て み よ う。

も っ と難 し くな ったね 。

一 緒 に や る の も 楽 しい ね。

学 習 の 進 め 方 を 考 え よ う。

最後 に は発 表会 を しよ う。

逸中 で 経 過親 告 も しよ う 。

グル ープ はど うす るの。

新 しい 運 動 の 楽 し さや 喜 び を 求 め て 進 ん で 取 り組 ん で い る。

自 分 が今 で き る技 や 、 グル ー プ の 友 達 の 技 を

確 か め よ う。

○ 自分 の で き る技 で 回 ろ う。

○ 友 達 の で き る技 も 見 よ う。

○ ミ ニ ミニ 即 興 集 団 マ ッ ト運 動 を し よ う。

まずみ んなが できる技 で や ってみ よう。

巨 ル ー プ の 動 き を 考 え よ う・

O調 和 の とれ た動 き を発 見 し よ う。(兄 弟 グル ー プ で)

一緒 に回 る とき れい だね .

麟 勲

遭 う 枝 の組 み8わ せ もで き るね 。

グル ー プ の 技 や 構 成 を 考 え よ う。

動 き を 舎 わ せ て

や って みよ う.

この鼓 はも う少 し

練8し な い と ね 。

惣 協

㏄ 侃

oのQ

藩 轡

1友 達 の 運 動 を観 察 して 、 1よ い点 や 課 題 を見 付 け る 。

1

ア ドバイ スを生かしてね.

1メ ンバ ー の よ さ を 生 か した 技 や 構 成 を 考 え て い る。

8,

自律的な行動 の育成 一

に関す る手立て

i集 団 を意 識 す る 並子 ど もの 考 え を 生 か す

逝 演 技 を す る と き の約 束 事(構 成)

量vv自 分 の よ さに気 付 き、 心 地 よ さを 味 わ う

(19)

ま た 、 メ ン バ ー の 能 力 や 特 性 を 生 か して 、集 団 と して の よ り よ い 演 技 内 容 を 構 成 した り場 の設 定 を 工 夫 した り しな が ら、 課 題 の 集 団 的 達 成 の 喜 び を 味 わ う こ と も で き る。 こ の よ うな 体 験 の 積 み 重 ね が 自律 的 行 動 に つ な が っ て く る と考 え 、 本 単 元 を 設 定 した 。

4器 械 運 動 領 域(マ ツ ト運 動)の 発 展 ・系 統

1・2・3年 基 本 の 運 動

O器 械 ・器 具 を 使 っ て の 運 動 遊 び 楽 しく行 う。運動の 基礎 となる動 き がで きる。

4・5・6年 器 械 運 動

○ マ ッ ト運 動 → 集 団 マ ツ ト 新 しい技に取り組払 運 動

繰 り返 す。 組 み 合 わせ る。

中学校 器械運動

○マ ッ ト運動

技 能 を 高 め る.

技 が よ り よ くで き る。

4

伝え合 う

5

工夫 して楽 しむ

6

伝 え合 う 秘エビ至馬協表 」て運駿㍗演拠 諭 赴竺血朔 をしている2」

グループの技輔 難

よ う. グル ー プ と し て よ り よ い 演 技 に

な る よ う工 夫 しよ う。

1リ ハ ー サ ル を し よ う・ 1

Oグ ル ー プ ご と に発 表 会 前 の

一=三======コ 確かめをしょう.

もう少し1れ いに 回 ってみよ う。

余裕 をも って

合わせ られ るよ う にな った ね。

1調 和 の とれ た 演 技 を 成 功 させ る た め の 練 習 を して い る。

中 間 発 表 会 を し よ う。

○ 兄 弟 グル ー プ 以 外 の 技 や 構 成 を 見 合 お う。

工夫 して いる ところ は ど こかな 。

○ ア ドバ イ ス タ イ ム 黒

1発 表 を見 て 他 の グル ー プ の 良 1さ や 課 題 を伝 え 合 う。

1

○ ア ドバ イ ス タイ ム

燐 曇 1発表会をは う.

1

い よ ︒ ︑る て い し て 察 け 観 付 を 見 動 を 運 題 の 課 達 や 友 点

だいふ完 成

し て き た ね 。

○ 全 部 の グ ル ー プ の 演 技 を 見 よ う。 見どころを醤

ってから 始めよう。

○ 感 想 を伝 え よ う。

Oグ ル ープは前 よりずいぶ ん そろ っていたね。

0さ んの 動き を 生か して いた のが よ か ったです 。

18

1ア ドバ イ ス を も と に 、グル ー プ の 動 き が 良 く な る よ う 考 え て い る 。;

ムL雄 の よ盗 亙殿 的に認 め食2工 駐る。.;L食 っゴζ♪一ゐ 。

:1他の グ ル ー プ の よ さ を 認 め

i

vi同 じ流 れ に繰 り返 しひ た る

iVV自 分 の よ さ に気 付 き 、 心 地 よ さ を味 わ う伝 え合 い 血演 技 をす る とき の約 束 事(構 成)

(20)

6本 時 の 学 習(4/6時) (1)ね ら い

・〔関 心 ・意 欲 ・態 度 〕 練 習 や 中 間 発 表 を 通 して

、 互 い の よ さ を認 め合 う よ うに す る。

・〔 思 考 ・判 断 〕 グ ル ー プ の よ さ を 生 か した 技 や 構 成 を考 え る

他 の グ ル ー プ の 運 動 を観 察 して 、 ⊥ 夫 して い る 点 な どを 見 付 け る 。

・〔 技 能 〕 自分 に 合 っ た 今 で き る 技 で 、友 達 と合 わせ て 回 った り動 い た りす る こ とがで き る。

(2)展 開

学 習Y舌 動 支i援 と 言平 価

1学 習 の 進 め 方 を確 認 す る。

2用 具 の 準 備 を す る。

・時 間 配 分 を タ イ マ ー に 表 示 す る 。

・場 の 安 全 を 確 認 させ な が ら 行 う。

・正 しい 運 動 が で き る よ う声 を か け る。

3準 備 運 動 ・マ ッ ト慣 れ

4パ ワ ー ア ッ プ タ イ ム1

5中 間 発 表 会 を す る。

6ア ドバ イ ス タ イ ム わ た したち の演技 にも

取 り入れ よ う。

1用 具の安全 を確 かめて、進んで準備す る。l i運動董;盒ねせた準備運動 をす蚕

技も決ま って きたので

も う少 しきれい に回ろ う。

工夫 して い ると ころ は ど こだ ろう。

・技 の 難 易 度 で は な く 、 調 和 が とれ た 技 の 組 み 合 わ せ を 取 り上 げ 、 認 め る 声 か け をす る。

・必 要 に 応 じ て 、 技 能 の ポ イ ン トや 補 助 の 仕 方 を伝 え る。

・相 互 評 価 の 視 点 を 明 確 に して お く。

7パ ワ ー ア ッ プ タ イ ム2

○グループは

こんな工夫 をしていたよ。

ア ドバ イ スの おか げで

構成 が ぐ っとよ くな った ね 。

・個 人 の よ さ を 生 か し、

調 和 の と れ た 組 み 合 わ せ を し て い た グ ル ー プ を認 め る 声 か け す る。

よ し!

も っ と 練 習 し よ う 。

誹 殿

ア ドバ イ ス を も と に グ ル ー プ の 演 技 が よ く な る よ う考 え て い る。

8振 り返 りタ イ ム

9後 片 付 け を す る 。 10整 理 運 動 を す る。

11次 の 学 習 の 進 め 方 を確 認 す る。

1.友達のよ さを具 体蜘 三認 ぬ合 って い るg‑1

・協 力 し、 安 全 に 行 わ せ る 。

・ゆ っ く り と 部 位 の ス ト レ ッ チ を 行 う

・子 ど も の 考 え を 生 か す よ うに す る 。

(21)

7授 業 を 振 り返 っ て

今 回 の 授 業 で は 、 視 点2『 他 者 と の か か わ り を 大 切 にす る こ とで 、 自 己 を 適 切 に コ ン トロ ー ル で き る よ う に した い 。』 と い う こ と に 焦 点 を 当 て て 取 り組 ん だ 。 そ こ で 、 授 業 の 手 立 て と し て 挙 げ た6項 目 の う ち 、 特 に 子 ど も の 変 容 が 見 られ た 項 目 に つ い て ま と め た 。

1団 を 意 識 で き る 教 材 の 開 発 ・活 用 今 ま で の マ ッ ト運 動 で は 、 個 人 の 技 術 向 上 に 目 が い っ て し ま い が ち だ っ た が 、 そ の 発 展 と して 集 団 を 意 識 で き る 活 動 を 取 り入 れ た こ と に よ っ て 、 運 動 能 力 の 高 い 子 ど も だ け が 活 躍 し た り 、 苦 手 な 子 ど も が 臆 し て し ま っ た り す る こ と が 少 な か っ た 。

「苦 手 だ か らや り た くな い 。」 と 思 っ て い た 子 ど も も 、 集 団 の 一 員 と して の 責 任 か

ら 、 運 動 に 対 して 消 極 的 な 自分 の 気 持 ち を 抑 え て 運 動 す る よ う に な っ た 。 ま た そ の 際 、 自 分 の で き る 技 で 参 加 で き た り 、 仲 間 に 褒 め て も ら え た りす る と 、 「迷 惑 を か け な い よ う に し よ う 。」 「み ん な と合 わ せ られ る よ う に し よ う 。」 と 、次 の 練 習 へ の 意 欲 に も つ な が っ て い っ た 。 ま た 、 始 め は 「何 だ か つ ま らな い 。」 と 感 じて い た 技 能 の 高 い 子 ど も も 、 友 達 と動 き を 合 わ せ る こ と や 自 分 の 技 能 を 生 か す 場 を 経 験 し た こ と で 「も っ と 時 間 を 延 長 し た い 。」 と 思 う よ う に な っ た り 、 友 達 の 技 の 成 功 を 自 分 の こ と の よ う に 喜 ん だ りす る 姿 も 見 られ た 。

ii業 に 子 ど も の 考 え を 取 り入 れ る 活 動

今 回 の 授 業 を通 して 特 に 有 効 だ と 思 わ れ た の は 、 学 習 活 動 の 計 画 を 共 に 考 え 、 掲 示 し て お く こ と で あ っ た 。 先 生 に 言 わ れ た か ら しか た な く や っ て い る 、 次 の 指 示 を 漫 然 と 待 つ 、 と い う こ と も な く 、 学 習 へ の 主 体 性 が 生 ま れ た 。 ま た 、 学 習 が 進 む に つ れ て 、 運 動 の 時 間 を よ り 多 く 確 保 し よ う と 以 前 に 比 べ て 移 動 や 準 備 の 時 間 も 早 く な っ て い っ た 。

こ の 経 験 は そ の 後 、 朗 読 発 表 会 ま で の 練 習 計 画 を 自 分 た ち で 立 て る な ど他 教 科 の 学 習 に も 生 か さ れ た 。

v自 分 の よ さ に 気 付 き 、 心 地 よ さ を 味 わ え る よ うな 伝 え 合 い ・話 し 合 い 活 動

本 時 の 授 業 中 に は 子 ど も 自 身 が 『心 地 よ さ 』 を 実 感 で き る ま で に は 至 ら な か っ た が 、 ゆ っ た り し た 話 し 合 い が 取 れ 、 互 い に 十 分 よ さ を認 め 合 う こ と が で き た 。 こ の よ う な ア ドバ イ ス タ イ ム を 繰 り 返 し取 る こ と に よ っ て 、 友 達 と の よ り よ い 関 係 が 習 慣 化 さ れ て い き 、 安 定 し た 学 習 が 展 開 で き た 。 しか し 、 運 動 量 の 確 保 と い う 点 で の 工 夫 は 必 要 で あ る 。

ま た 、 ビ デ オ 等 を用 い て 客 観 的 に 自 分 達 の 演 技 の 上 達 を 確 認 す る こ と も 、 こ の 学 習 で の 心 地 よ さ を 味 わ う た め に は 必 要 で あ っ た 。 団 同 じ流れ に繰 り返 しひた る学習過程

醗鰯

、 ン イ 駕

欝 ヅ,

︑蕊 群諺

同 じ よ うな 学 習 過 程 を 繰 り返 す こ と で 子 ど も た ち は 安 心 し て 学 習 に 参 加 す る こ と が で き 、各 自 の 目標 も 立 て や す か っ た 。

ま た 、 友 達 や 自分 の 変 容 を 自 覚 す る こ

と が で き た り 、 主 体 的 な 活 動 を 持 続 、 発

展 さ せ る こ と が で き た り した の も 、 こ の

よ う な 学 習 過 程 を 繰 り返 して き た か ら で

は な い か と考 え られ る 。

(22)

事例3(中 学校3年 特別活動)

1単 元 名 「心 地 よ い ク ラ ス を 作 ろ う 」(学 級 活 動) 2単 元 の ね ら い

・討 議 を 通 して 、理 想 の 中学 生 と現 実 の 自分 達 との 差 を考 え る 。

・考 え た 結 果 を 認 識 し 、理 想 に近 づ くた め の き ま りや 約 束 事 を話 し合 う。

・話 し合 っ た 内 容 を も と に 、そ れ を 自 ら守 る こ とで 、 規 範 意 識 に基 づ く行 動 に結 び つ け る 。 3指 導 の 重 点

昨 年 度 の 研 究 員 の 報 告 は 、 話 し合 い の 方 法 ・ル ー ル を 守 る こ と を 定 着 化 さ せ る こ と で 自 己 指 導 能 力 を 高 め 、 規 範 意 識 に つ な げ る こ と で あ っ た 。 本 年 度 は こ の 実 践 を 踏 ま え 、 生 徒 自 ら が 話 し 合 い に よ っ て き ま りや 約 束 事 を 作 っ て い く 過 程 を 重 視 し 、 バ ズ セ ッ シ ョ ン等 の 方 法 を 用 い 、 内 在 す る 規 範 意 識 の 意 識 化 と行 動 変 容 を 指 導 の 重 点 と す る 。

4学 習過程

経 お鞭 粥1霧 器 「

・授 業 に つ い て

・当 番 活 動 に つ い て

・行 事 に つ い て

以 上3項 目 に つ い て の 理 想 の 姿 を 各 自 考 え 、 ワ ー ク シ ー ト に 記 入 す る 。

4人 グ ル ー プ で 意 見 を 出 し合 い 、 短 冊 に 記 入 し 黒 板 に 貼 る 。

そ れ ら の 意 見 を も と に 、 理 想 の 中 学 生 の 姿 を 浮 か び 上 が らせ る 。

鰺 のクラスの実態について考える

第1時 限 と 同 じ3項 目 に つ い て 、 ク ラ ス の 実 態 に つ い て 、

・良 い 点

・改 善 し た 方 が 良 い 点

に 分 け 、 各 自 ワ ー ク シ ー トに 記 入 す る 。

4人 グ ル ー プ で 意 見 を 出 し 合 い 、 短 冊 に 記 入 し 黒 板 に 貼 る 。

そ れ ら の 意 見 を も と に 、 現 実 の ク ラ ス の 実 態 と 理 想 の 姿 と の 違 い を 比 較 す る 。

繧 簾 蘇蕪 纂1

)i.̲"".̲,",̲.̲、AVノ̲.̲.‑t

理 想 と 現 実 の 違 い を 認 識 し 、 理 想 に 近 づ く た め に 、 ど の よ う に す れ ば よ い か 意 見 を 出 し 合 い 、 み ん な で き ま り や 約 束 事 を 考 え る 。

・ワー ク シ ー トに は 、 自 由 に 自 分 の 意 見 を 書 か せ る 。

・グ ル ー プ ご と に 、 話 し合 い が で き る よ う 助 言 して 回 る 。

・内 容 ご と に 同 じ よ う な 短 冊 を ま と め 、 注 目 さ せ る 。

・自 分 か ら見 た 現 実 の ク ラ ス の 実 態 に っ い て 、 素 直 な 気 持 ち

を 書 か せ る 。

・グ ル ー プ ご と に 、 話 し合 い が で き る よ う助 言 し て 回 る 。

・内 容 ご と に 同 じ よ う な 短 冊 を ま と め 注 目 さ せ る 。

・1時 限 目 の ま と め を 提 示 す る

・理 想 の 中 学 生 と 、 現 実 の ク ラ ス の 実 態 の 良 い 点 、 改 善 し た 方 が よ い 点 を ま と め た 模 造 紙

を 見 せ る 。

・き ま りや 約 束 事 が 決 ま っ た ら

今 か ら実 行 す る こ と を 確 認 し

励 ま す 。

(23)

5本 時 の 活 動(本 時 は2時 間 目) (1)ね ら い

現 実 の ク ラ ス の 実 態 に つ い て よ い 点 、 改 善 した ほ う が よ い 点 を 明 らか に し て い く 。

(2)展

導 入

ま と め

学 習 活 動

・前 時 の 確 認

・現 実 の ク ラ ス の 実 態 に つ い て よ い 点 ・改 善 し た ほ う が よ い 点 を考 え る 。

・話 し 合 い を す る た め に 、 4人1組 の グ ル ー プ を 作 る 。

・ワ ー ク シ ー ト に 書 い た こ と を 発 表 し て 、 意 見 を 交 わ し 、 グ ル ー プ と し て の 意 見 を ま と め る 。

・短 冊 に 書 い た 意 見 を 黒 板 に 貼 る 。

・黒 板 の 短 冊 を 見 て 、 自分 達 の グ ル ー プ の 考 え と 同 じ 点 ・違 う 点 に 注 目 さ せ る 。

・前 時 の 理 想 の 中 学 生 と 本 時 の 現 実 の ク ラ ス の 実 態 に つ い て を 学 習 し て 、 次 時 の 内 容 に つ い て 予 告 を す る 。

生 徒 の 活 動

・教 師 の 話 を き ち ん と 聞 き 、 本 時 の 内 容 を知 る 。

・ ワ ー ク シ ー ト に、 各 自 よ い 点 ・改 善 し た ほ う が よ い 点 を 記 入 す る 。

・速 や か に机 の 移 動 を す る 。

・各 自 が 記 入 し た ワ ー ク シ ー トを 見 な が ら 、 積 極 的 な 話 し 合 い を す る。

・ま と ま っ た 考 え を 短 冊 に 書 く 。

・グ ル ー プ の 代 表 が 項 目 ご と に 分 け て 、 黒 板 に 短 冊 を 貼 る 。

・短 冊 と発 表 を 聞 き 、 自分 達 の グ ル ー プ の 考 え と 同 じ 点

・違 う 点 に 注 目 す る 。

・ 問 わ れ た こ と に つ い て 、 発 表 す る 。

・理 想 と 現 実 の 差 を 知 り 、 今 後 ど の よ う にす れ ば よ い の か 考 え て み る 。

指導上の留意点

・前 時 の 内 容 と本 時 の 内 容 を 確 認 さ せ る 。

・よ い 点 ・改 善 し た ほ う が よ い 点 を 自 分 で 考 え て 書 か せ る 。

・机 の 近 い 生 徒 同 士 の グ ル ー プ とす る 。

・ワ ー ク シ ー トに 書 い た こ と を 自 分 の 意 見 と し て 、 4人 で 話 し合 い が で き る よ う 、 各 班 を ま わ り 、 具 体 的 な 意 見 が 出 る よ う に 助 言 を す る 。

・内 容 ご と に 同 じ よ う な 短 冊 を ま と め な が ら 、 短 冊 に 書 か れ た 言 葉 に つ い て 問 い か け を す る 。

・今 後 、 ク ラ ス を さ らに よ く し て い く た め に 、 ど の よ う な き ま りや 約 束 事 を 作 れ ば よ い か 、 考 え て く る よ う 指 示 を す る 。

(3)評

・人 の 意 見 を よ く 聞 き 、 自分 の 考 え を伝 える こ とが で き たか 。

・現 実 の ク ラ ス の 様 子 に つ い て 認 識 で き た か 。

・前 時 の 理 想 の 中 学 生 と の 違 い が 認 識 で き た か 。

(24)

「 あなたが考える理想的な中学生は」のワークシートに書かれたもの

く 授 業 へ の 取 り組 み 〉

・授 業 に 対 し て の 発 言 を 積 極 的 に し て 、授 業 内容 につ いて 盛 り上 が る方 が い い 。

・誰 で も 自 分 の 考 え を 遠 慮 せ ず に 、 で も壊 され る こと のな い授 業 が 理 想 だ と思 う。

灘 霧灘警lli僑藻

こ9し

・自分 か ら進 ん で や る 。

・み ん な で 協 力 す る 。

・さ ぼ ら な い 。

・決 め た こ と は 、 最後 ま で しっか りや る。 途 中 でや め な い 。

〈 行 事 へ の 取 り組 み 〉

・3年 生 最 後 の 行 事 な の で 、 くい の残 らな いよ う精 一 杯や る。

・全 部 が 成 功 す る よ う に 、 み ん な で 協 力 して や る。 一'頓

・1人1人 が 一 生 懸 命 に 取 り 組 ん で 、み ん な で 協 力 し合 っ て 楽 し く仲 良 く頑 張 る。

・や る と き は や っ て 、 楽 しむ とき は 楽 しむ。 け じめ をつ け る。

・話 し合 っ て 決 め た こ とな ど は 、 し っ か り守 る 。

「 現在のクラスについて考えよう」のワークシートに書かれたもの

『改 善 した 方 が 良 い 所 』 r良 い 所 』

〈 授 業 へ の 取 り組 み 〉

・質 問 に 答 え た り、 集 中 して 授 業 に取 り組 む。

・や ら な け れ ば な ら な い こ と は 、 ち ゃん とや る 。

・た く さ ん 発 言 を す る 。

・真 剣 に 授 業 を や っ て い る 人 が た く さ ん い る 。

・明 る く 、 とて も元 気 が あ る。

・楽 し く 授 業 に 取 り組 ん で い る 。

〈 当 番 活 動 へ の 取 り組 み 〉

・み ん な が 積 極 的 に や る こ と 。

・一 生 懸 命 や る こ と

・協 力 し た り 、 分 担 し て 活 動 で き る 。

・給 食 な ど に す ば や く 取 り 組 む 。

〈 行 事 へ の 取 り 組 み 〉

・最 後 ま で や り 尽 く す 。

・ま と ま っ て 楽 し く 頑 張 る 。

・明 る く 盛 り 上 が れ る

・協 力 し、 一 生 懸 命 や る こ と 。

O層 ■、●曜6廻ゐ

0響 ●へ●■り■轟

・話 し が 盛 り上 が り過 ぎ る と授 業 か ら 話 し が そ れ る 。

・ 寝 て い る 人 が い る 。

・け じ め が な い 。

・ 私 語 が 多 い 。

・チ ャ イ ム 着 席 が で き て い な い 。

・さ ぼ る 人 が い る 。

・ 掃 除 を 不 真 面 目 に や る 人 が い る 。

・ 適 当 に や る 人 が い る 。

・ や る 気 の な い 人 が い る と こ ろ 。

・ ふ ざ け 過 ぎ る こ とが あ る 。(悪 の りす る)

・ 団 結 す る の に 時 間 が か か る 。

・ 片 づ け が で き な い 人 が い る 。

(25)

6授 業 を振 リ返 って

(D小 集 団 に よ る 話 し 合 い に つ い て

掌 灘 購ll驚llll蝉 避

;ζ 鷺 麗算 繍 齢 貧 灘 裏 幾 蝶 ゼ 盛 夢轟 賑 灘 紹雛 齢 皇 麗 駕 ゐ ∴、

と て も 有 意 義 で あ っ た 。

4

"

禰 錨

(2)意 見 の ま と め 方 に つ い て

カ ー ド に ま と め 、 黒 板 に 掲 示 発 表 し た こ と に よ り、 意 見 の 比 較 が 容 易 と な り 、 視 覚 的 に も わ か りや す い も の と な っ た 。 同 時 に 時 間 の 短 縮 に も つ な が っ て い る 。 し か し 、 グ ル ー プ 内 で は 具 体 的 に 表 現 さ れ た 内 容 も 、 ま と め て 発 表 す る段 階 に な る と 、 思 考 し た 過 程 や 具 体 性 が 消 え て し ま い 、 そ の 結 果 ど の グ ル ー プ の 意 見 も似 た よ う な も の とな り、 個 々 の 考 え は 見 え づ ら く な っ た 。

(3)生 徒 の 課 題 意 識 の 吸 い 上 げ

本 実 践 に よ り、 話 し合 い を 進 め る こ と で 規 範 意 識 は 高 ま る 事 が わ か っ た が 、 そ の 意 識 は 変 わ る も の で あ る 。 そ の た め ア ン ケ ー トや 作 文 等 を 定 期 的 に取 り 入 れ 、 生 徒 の 意 識 が ど こ

に 向 い て い る か を 知 る 必 要 が あ る 。

(4)話 し 合 い シ ス テ ム の 定 着 化

話 し合 い を 円 滑 に行 う た め に は 、 そ の 方 法 が 定 着 し て い る必 要 が あ る 。 そ れ に よ り個 々 の 生 徒 も 取 り組 み や す く な り 、 さ ら に 深 化 し た 活 動 が で き る よ う に な る と 思 わ れ る 。

(5)ま とめ

療li欝 馨嚢llll

図 の よ うに 小 学 校4年 生 、5年 生 、6年 生 とそ う じを ま じめ に す る 子 ど も が 少 し ず つ 減 っ て い る の に 、 中 学 校1年 生 で は ま た い っ た ん 増 え る 。 そ して 、2年 生 、3年 生 と 再 び 減 っ て い く 。こ れ は 、新 しい 環 境 に な り、い っ た ん 自分 を 律 す る 気 持 ち が 回 復 す る と同 時 に 、 今 ま で の 自分 を変 え て が ん ば りた い とい う気 持 ち が
図 の よ う に 授 業 の 開 始 時 刻 を 守 れ る 子 ど も の 気 持 ち と し て 、 中 学 校1年 生 ま で は 、 「 先 生 や 友 達 に 悪 い か ら。」 と い う回 答 が 多 い が 、 中 学 校2年 生 に な る と 「 授 業 は 始 め か ら受 け る も の だ か ら。」 と い う回 答 が 多 く な る 。 こ れ は 、 中 学 校1年 生 ぐ ら い ま で は 公 共 心 が 強 く 、 他 者 の 期 待 に 沿 い 、 役 割 を 果

参照

関連したドキュメント

活用のエキスパート教員による学力向上を意 図した授業設計・学習環境設計,日本教育工

特に、その応用として、 Donaldson不変量とSeiberg-Witten不変量が等しいというWittenの予想を代数

Analysis of the results suggested the following: (1) In boys, there was no clear trend with regard to their like and dislike of science, whereas in girls, it was significantly

「地方債に関する調査研究委員会」報告書の概要(昭和54年度~平成20年度) NO.1 調査研究項目委員長名要

海洋技術環境学専攻 教 授 委 員 林  昌奎 生産技術研究所 機械・生体系部門 教 授 委 員 歌田 久司 地震研究所 海半球観測研究センター

【 大学共 同研究 】 【個人特 別研究 】 【受託 研究】 【学 外共同 研究】 【寄 付研究 】.

LUNA 上に図、表、数式などを含んだ問題と回答を LUNA の画面上に同一で表示する機能の必要性 などについての意見があった。そのため、 LUNA

山階鳥類研究所 研究員 山崎 剛史 立教大学 教授 上田 恵介 東京大学総合研究博物館 助教 松原 始 動物研究部脊椎動物研究グループ 研究主幹 篠原