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教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

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Academic year: 2021

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(1)

中 学 校z

平 成10年 度

教 育 研 究 員 研 究 報 告 書

社 会

東 京 都 教 育 委 員 会

(2)

平成10年 度

教 育 研 究 員 名 簿(社 会)

〈歴史的分野〉

P

区市町村名

石 神 井 東 中 学 校 山 知 江 戸 川 区 小 岩 第 一 中 学 校

立 川 第 一 中 学 校

府 中 第 五 中 学 校 小松崎 友 秋 稲 城 第 三 中 学 校 康 信

〈公民的分野〉

区市町村名

西 大 森 第 六 中 学 校

裕 行

東 大 和 市

世話人 副世話人 担当 指導部中学校教育指導課指導主事

(3)

社 会 的 事 象 へ の 関 心 を 深 め 、 主 体 的 に 学 習 に 取 り組 む 生 徒 を 育 て る 指 導 法 の 工 夫

120U1H

研 究 主 題 設 定 の 理 由

研 究 の 方 法 と 内 容

歴史的分野 の研究 内容

(1)

本 時 の 展 開 例(2) 授 業 の 概 要(3) 授 業 の 考 察(4) 4検 証 授 業B

(1)指 導 計 画

本 時 の 展 開 例(2) 授 業 の 概 要(3) 授 業 の 考 察(4)

研究構想 図 生徒 の実 態 検証授業A

指導計 画

5研 究 の ま と め と今 後 の 課 題

IV公 民 的 分 野 の 研 究 内 容

2QU

(1)

本 時 の 展 開 例(2) 授 業 の 概 要(3) 授 業 の 考 察(4) 4検 証 授 業B

(1)指 導 計 画 本 時 の 展 開 例(2) 授 業 の 概 要(3) 授 業 の 考 察(4)

研究構想 図 生徒 の実態 検証授業A

指導 計画

5研 究 の ま と め と今 後 の 課 題

一1一

2334556778891010123345567899012311111111112222

(4)

1研 究 主 題 設 定 の理 由

今 日 の 日本 の 社 会 は 、 国 際 化 、 情 報 化 、 高 齢 化 な ど の 急 速 な 進 展 に伴 い 、 さ ま ざ ま な 課 題 が 山 積 し て い る 。 ま た 、 近 年 の 我 が 国 の 経 済 状 況 の 動 向 は、 国 民 の 生 活 や 意 識 に も大 き な 影 響 を 及 ぼ し て い る。 こ の よ う な 社 会 に 生 き る 中 学 生 が 、 日常 生 活 の 中 で 起 き て い る さ ま ざ ま な 社 会 的 事 象 へ の 関 心 を 深 あ る と と も に 、 主 体 的 に か か わ り な が ら判 断 し、 行 動 で き る 態 度 を 育 て る

こ と は 、21世 紀 の 「国 際 社 会 に 生 き る 民 主 的 、 平 和 的 な 国 家 ・社 会 の 形 成 者 と して 必 要 な 公 民 的 資 質 の 基 礎 を 養 う 」 こ と に つ な が る もの で あ る と 考 え る 。

しか しな が ら、 今 日 の 中 学 生 の 状 況 は 、 必 ず し も社 会 的 事 象 に 対 して 旺 盛 な 興 味 や 関 心 を も っ て 主 体 的 に 考 え た り 、 判 断 し た り、 行 動 す る と い う こ とが 十 分 に で き て い る と は言 え な い 面 も 見 受 け られ る。 一 方 、 こ れ ま で の 中 学 校 に お け る 社 会 科 に お い て は 、 「知 識 詰 め 込 み や 暗 記 中 心 の 授 業 が 多 い 」 と の 指 摘 も あ る 。 ま た 、 社 会 科 の 学 習 で 学 ぶ 内 容 を 、 「生 徒 は 覚 え よ う と す る だ け で 、 自 分 の 生 活 の か か わ りや 将 来 の 生 き方 に つ な げ て 考 え て い な い の で は な い か 」 と い う 意 見 も あ る 。

中 学 校 の 社 会 科 に お い て 以 上 述 べ た よ う な 学 習 や 生 徒 の 状 況 が あ る こ と を 踏 ま え 、 学 習 内 容 を 単 な る 「知 識 」 に と ど め な い で 、 生 徒 の 日常 生 活 の 中 で 起 こ る 社 会 的 事 象 と の 関 連 で 考 え さ せ た り、 将 来 の 生 き方 に っ な が る も の と して 主 体 的 に受 け止 め さ せ る た め の 指 導 法 を 開 発 す る

こ と を あ ざ し て 、 本 研 究 主 題 を 設 定 した 。

皿 研 究 の 方 法 と内容

(1)研 究 の 方 法

研 究 を 進 め る に 当 た っ て 、 「歴 史 的 分 野 」 と 「公 民 的 分 野 」 の2分 科 会 を 設 置 し、 そ れ ぞ れ の 研 究 主 題 を 次 の よ う に 設 定 し た 。

歴 史 的 分 野 … … 「過 去 の 出 来 事 か ら今 の 社 会 を 学 び 、 積 極 的 な 熱 意 を も っ て こ れ か らの 社 会 に つ い て 考 え る 授 業 の 工 夫 」

公 民 的 分 野 … … 「現 代 社 会 の 諸 問 題 を 自 分 と の か か わ り で と ら え 、 主 体 的 に 生 き よ う と す る 意 欲 や 態 度 を 育 て る指 導 法 の 工 夫 」

(2)研 究 の 内 容

歴 史 的 分 野 … … 鎌 倉 時 代 に お け る 武 士 と農 民 の 生 活 に 着 目 さ せ 、 生 徒 の 主 体 的 な 学 習 活 動 を 促 す た め の 「班 に よ る調 べ 学 習 」 及 び 「デ ィ ベ ー トを 用 い た 話 し合

い 活 動 」 を 取 り 入 れ 、 指 導 法 の 工 夫 に っ い て 研 究 す る 。

公 民 的 分 野 … … 生 徒 に と っ て 身 近 な 題 材 で あ る 「家 族 」 及 び 将 来 の 生 き方 と深 い か か わ り の あ る 「勤 労 の 権 利 や 義 務 」 に か か わ る 学 習 を 題 材 と し、 体 験 的 活 動 を 取 り 入 れ た 指 導 法 の 工 夫 に っ い て 研 究 す る 。

一2一

(5)

皿 歴史 的分野 の研 究 内容

1.研 究 構 想 図 共 通 研 究 主 題

主 体 的 な 学 習 活 動 を 通 して 、 「生 き る 力 」 を は ぐ く む 指 導 の 工 夫

社会科研究主題

社 会 的 事 象 へ の 関 心 を 深 め 、 主 体 的 に 学 習 に 取 り 組 む 生 徒 を 育 て る 指 導 法 の 工 夫

・歴 史 学 習 が 生 活 に 結 び 付 く学 習 と して と らえ られ て い な い 。

・歴 史 学 習 を 【暗 記 物 】 と し て と らえ て い る 傾 向 が あ る 。

・時 代 名 の 配 列 は 大 半 の 生 徒 が で き て い る。

・こ れ か らの 社 会 に っ い て 悲 観 的 な 考 え を 持 っ 生 徒 が 多 い 。

・歴 史 へ の 興 味 ・関 心 は 授 業 の 影 響 が 大 き い 。

・社 会 科 の 授 業 に対 す る生 徒 の 期 待 は 大 き い 。

、..歴 史 的 分 野.一 、 研 究 主 題

過 去 の 出 来事 か ら今 の社 会 を学 び、 積 極 的 な 熱 意 を も って これ か らの社 会 に つ い て考 え る授 業 の工 夫

研 究 の ね ら い

・世 界 の歴 史 を背 景 に、国民 と して我 が 国 の文 化 と伝 統 の特 色 を広 い 視 野

に立 って 考 え る力

・歴 史 学 習 を 通 して 各 時 代 が今 日の 社 会 的 事 象 や 生 活 に及 ぼ して い る影 響 を 多 角 的 に考 え よ う とす る態 度

・これ か らの 社 会 を前 向 きに考 え るた め に、 歴 史 的 事 象 を資 料 に基 づ いて 公 正 に判 断 し、 適 切 に表 現 す る能 力

・様 々 な こ と に関 心 を もち な が ら、困 難 な 状 況 も主 体 的 に解 決 して い こ う

とす る態 度

生 徒 が 歴 史 的 事 象 を 多 角 的 に と らえ 、 主 体 的 に 考 え て い く授 業 の 工 夫 を 行 う。 そ の た め 調 査 や 意 見 を 交 換 す る活 動 を 重 視 して 今 日 の 社 会 的 事 象 や 生 活 に っ い て 理 解 し、 こ れ か ら

の 社 会 の 在 り方 を 考 え る 態 度 を 育 て る 。

研 究 の 仮 説

「生 活 者 と し て 共 感 で き る も の 」 を 過 去 の 出 来 事 の 中 に 見 っ け て 、 そ れ を も と に し て 、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 動 を 重 視 し た 歴 史 学 習 を 行 え ば 、 生 徒 が こ れ か ら の 社 会 で 社 会 的 事 象 を 主 体 的 に 考 え て い こ う と す る 態 度 が 育 つ で あ ろ う 。

研 究 の 方 法

・個 人 お よ び 班 単 位 で の 課 題 解 決 の た め 調 べ 学 習 や 資 料 分 析 を 取 り 入 れ た 授 業 を 行 う。

・生 徒 の 話 し合 い を 進 め 意 見 交 換 へ と っ な げ る 授 業 を 行 う。

・調 査 を 実 施 し、 生 徒 の意 識 の変 化 を 分 析 しなが ら研 究 全 体 の評 価 を 行 う。

一3一

(6)

2.生 徒 の 実 態

研 究 を進 め る に 当 た って、 生 徒 の 歴 史学 習 に つ い て の実 態 を 把 握 す るた あ に 、 下 記 の とお り調 査 を行 い 、 そ の 結 果 につ い て以 下 の よ うに分 析 した。

(1)調 査 対 象 、 研 究 員 の所 属 す る中学 校14校 第1学 年 か ら第3学 年 を 対 象 総 計1,300名 (2)調 査 方 法 ア ンケ ー ト形 式 に よ る記 述

(3)調 査 の 内容 及 び結 果

歴 史 の学 習 は何 の た め に す るの だ と思 い ます か?(一 っ を 選 択 す る),

囮 過去の事実 を知 る

口 過去 の出来事 か ら未来の社会について考え る 團 過去の出来事か ら現在の社会を学ぶ 口 歴史上の入物の生 き方 を知 る

歴 史 学 習 の意 義 は 理 解 して い るが 、 身 近 な 「生 活 に 結 び つ く学 習 」 と して、 と ら え き れ て い な い。

日本 の 時代 名 の 正 しい 配 列 を 選 びな さい 。(一 っ を選 択 す る)

5.5%

2.3%

安 土 桃 山 一鎌 倉 ・室 町(戦 国)一 奈 良 ・平 安 一江 戸 一明 治 ・大 正

奈 良 ・平 安 一鎌 倉 ・室 町(戦 国)一 江 戸 一[コ 安 土 桃 山 一明 治 ・大 正

鎌 倉 ・室 町(戦 国)一 奈 良 ・平 安 一明 治 ・

大 正 一安 土 桃 山 一江 戸

奈 良 ・平 安 一鎌 倉 ・室 町(戦 国)一 安 土 桃

山 一江 戸 一明 治 ・大 正

時 代 名 の配 列 は 【暗 記 物 】 と して覚 え て い る ことが 多 く、

内容 や流 れ の 理解 につ い て は 把 握 で きな か った。

③i歴 史 上 の 人 物 の 中 で 、 印 象 に残 って い る 人 物 は誰 で す か?(一 人 を選 択 す る)

%

liそ の人 物 を選 ん だ理 由 は何 で す か?

(一 っ を選 択 す る) 図 卑弥呼

層 聖徳太子 騒 源頼朝 口 織田信長

■ 坂本龍馬 目 福沢諭吉

2.6%

授 業 で学 習 した か ら(小 学 校 も含 む)

〔】テ レ ビ ・マ ンガ で 見 た か ら ゲ ー ム で 興 味 を も った か ら 本 で読 ん だ か ら

そ の 他

授 業 か らの 影 響 が 生 徒 に は予 想 以 上 に強 い とい う結 果 が 出 た。

④21世 紀 の 社 会 は今 よ り良 くな る と思 い ま すか?(一 っ を選 択 す る)

9.8

23.7%

26.5%

図 良 くな る 変 わ らな い 圃 悪 くな る

21世 紀 の 社 会 に対 して は 、 多 くの 生 徒 が 悲 観 的 に 見 て い

る と言 え る。

⑤21世 紀 の 社 会 は 、 ど う な る と思 い ま す か?

5.5%2.9%

(一 っ を 選 択 す る)

3.3%

國 科学や技術が進歩す る 日 食糧不足がお こる 圏 生活が便利 になる 口 環境が悪化す る

■ 核戦争がお こる 目 世界中で争 いが なくな る

これ か らの 社 会 を発 展 的 に と らえ て い る生 徒 と、 悪 化 す る と と らえ て い る 生 徒 の 比 率 が4対6と な って い る。 こ の こ とか ら、 各 分 野 で の人 類 の 進 歩 を 予 測 して い る反 面 、 環 境 破 壊 な ど悪 化 の 方 向 に進 む と予 測 して い る。

一4一

(7)

α

3,検 証 授 業A (1)指 導 計 画

単 元 名 「武 家 政 治 の は じま り」

(鎌倉 幕 府 の誕 生 ・幕 府 政 治 の 発 展 ・武 士 と農 民 の生 活 。蒙 古 襲 来)

単 元 設 定 の 理 由

鎌 倉 幕 府 が 成 立 した こ と に よ り、 武 家 と公 家 の 政 権 が 東 西 に併 存 した。 その後 の、

武 家政 治 が 次 第 に実 権 を強 め て い く過 程 を、 上皇 ・天 皇(朝 廷)、 武 士 、 農 民 そ れ ぞ れ の 立 場 か ら考 え させ 、 現 代 と の生 活 と関 連 させ な が ら鎌 倉 時 代 の特 色 と変 化 を っ か ま せ る。

単 元 の 指 導 目標

ア.武 士 、 農 民 を 中 心 と した人 々 の生 活 の 変 容 を 、 当 時 の 人 々 の立 場 に立 って考 え る こ とに よ り今 日の 社 会 的 事 象(人 と人 との か か わ り)や これ か らの生 活 に及 ぼ して い く影 響 を 多 角 的 に考 察 させ る。

イ.源 平 の 争 乱 を 経 て 成 立 した鎌 倉 幕 府 が 武 家 政 治 の 始 ま りで あ る こ とを、 土地 を 仲 立 ち と した 封 建 制 度 の し くみ を 明 らか に しな が ら と らえ させ 、 今 日の土 地 に対

す る考 え を 意 見 交 換 さ せ る。

ウ.承 久 の 乱 が 東 国 の 御 家 人 に大 きな 影響 を 与 え た こ と をお さ え、 朝 廷 と幕 府 の 力 関 係 が 大 き く変 わ り、 西 国 に幕 府 支 配 が 及 ぶ よ うに な っ た こ と を理 解 さ せ る。

エ.農 業 の 進 歩 は産 業 の発 展 を生 み、 商 業 活 動 が 盛 ん と な っ た ことに関 心 を もたせ、

今 日の 農 業 に与 え た影 響 に つ い て考 え させ る。

オ.モ ン ゴ ル襲 来 の もっ 歴 史 的意 義 を 、 東 ア ジ ア全 体 の 中 で と らえ さ せ、 鎌 倉幕 府 に 与 え た影 響 を考 え さ せ な が ら今 後 の 外 圧 に っ いて 予 想 させ る。

単 元 の 指 導 計 画(5時 間 構 成)

1

主 な学習 内容

① 鎌 倉 時 代 の生 活 を予 想 ア)武 士

・源 氏 の反 撃

。血 縁 を越 え る強 固 な集 団 形 成

イ)農 民

・荘 園 領 主 ・地 頭 の 圧 力

・農 業 技 術 の工 夫

主 体 的 な と り くみ とね ら い

◎ 「平 氏 にあ らず ん ば 人 に あ らず 」 とい う平 氏 全 盛 期 の 中 、 彼 らに反 発 す る 人 た ち の 心 情 を っ か ませ る。

◎ 源 氏 の 血 縁 を 越 え る縦 の っ な が りに気 付 か せ る。

◎ 農 民 た ちが よ り よ い暮 ら しを求 め て努 力 し て い く姿 を と らえ さ せ る。

2 ② 武 士 、 農民 そ れ ぞ れ の 生 活 に ◎ テ ー マ に そ って グル ー プ ご と に適 切 な 資料

§ っ い て 調 べ る。 を収 集 し、 そ れ ぞ れ の 立 場 に立 っ た表 現 で

発 表 資料 を 作成 させ る。

③ 鎌 倉 時 代 の 人 々 の 生 活 にっ い ◎ そ れ ぞ れの テ ーマ に沿 って的 確 な資料 を使 っ 4 て 考 え る 。 て 、 わ か り や す く 発 表 さ せ る 。

ア)武 士 ◎ 友 達 の発 表 に耳 を 傾 け、 意 欲 を も っ て話 し

イ)農 民 合 い活 動 に参 加 させ る。

◎ 発 表 や話 し合 い活 動 に 前 向 き に参 加 し、 予

想 や 疑 問 点 を 自分 な りに 整 理 させ る。

④鎌倉時 代全体の まとめ ◎ 蒙 古 襲 来 の ビデ オ を 見 て 全 体 の 流 れ を 確 認

5 さ せ る 。

◎ 基 本 的 な事 項 に っ い て 整 理 し、 ワ ー ク シ ー

トを 完 成 さ せ る 。

単 元 の評 価 基 準

ア.社 会 的事 象 へ の 関 心 ・意 欲 ・態 度

鎌 倉 幕 府 の 推移 や 人 々 の 生 活 の中 か ら生 活 者 と して 共 感 で き る もの に関 心 を も ち、 資料 の収 集 や 読 み 取 り、 発 表 原 稿 の作 成 や話 し合 い 等 の 活 動 に意 欲 的 に取 り 組 む。

【評 価 方 法 】 発 言 分 析 活 動 観 察 作 品 分 析 イ.社 会 的 な思 考 。判 断

鎌 倉 幕 府 の 推移 や 人 々 の 生 活 の特 色 に は、 武家 政 治特 有 の 御 家 人 制 度 や 守 護 ・ 地 頭 な ど の社 会 的 背 景 が あ る こ と を 多角 的 に 考察 す る。

【評 価 方 法 】 発 言 分 析 作 品 分 析 ウ.資 料 活 用 の 技能 ・表 現

鎌 倉 幕 府 の 推 移 や 人 々 の 生 活 を様 々 な資 料 か ら読 み取 り、発 表原 稿 や ワー ク シー ト、 話 し合 い 活動 等 で 表 現 す る。

【評 価 方法 】 発 言 分 析 活 動 観 察 作 品 分 析 工,社 会 的事 象 に っ いて の 知 識 ・理 解

武 家 政 治 の 特 色 や 生 活 の 変 化 を、 鎌 倉 時 代 の人 々 の生 き る力 を通 して理解 す る。

【評 価 方 法 】 発 言 分 析 作 品 分 析

本 時 の指 導 目標

人 々 の 生 活 を 通 して 「武 家 政 治 の は じま り」 に っ い て 興 味 や 関 心 を もた せ 、 『生 活 者 と して共 感 で き る もの 』 を そ の 中 か ら見 っ け、 お 互 い に意 見 を交 換 す る こ と に よ り、 これ か らの 社 会 に っ いて 考 え させ る。

(8)

11

(2)本 時 の 展 開 例

《前 時 の 学 習 》 鎌 倉 時 代 の人 々 の生 活 に っ いて 、 テ ー マ に沿 い なが ら グル ー プ ご と に適 切 な資 料 を収 集 し、 そ れ ぞ れ の立 場 に 立 った 表 現 で 発 表 資 料 を作 成 す る。

学習 内容 と目標 主 な学習活動 と形 態 教師 の支援 評価規準 と方法 資 料 ・留 意 点

1.武 士 の生 活 にっ い て発 表 す る。 (1)各 班 の代 表 者 の 発 表 を 聞 き新 た (D・ ② 発 表 ・質 問 の 仕 (1)・(2)関 心 ・意 欲 ・態 度 (1)〜(8) 源 平 の争 乱 を経 て成 立 した 、 鎌 倉 幕 府 が 歴 史 上 初 に 気 づ い た 点 や 疑 問 に 思 っ た 内 容

を ワ ー ク シ ー ト に ま と め る 。

方 に つ い て 助言 す る。 友 達 の作 成 した 資料 を活 用 す る こ と に よ り、

武 士 の 生 活 に つ い て様 々 な 特 色 が 読 み とれ る こ

・前 日 に配 布 した 資料 の武 家 政 権 だ と い う こ とを 理 解 す る。

【個 別 】 と に関 心 を持 っ。 ・ ワ ー ク シ ー

(2)疑 問 に 思 った 点 を 、 それ ぞ れが B評 価 ・気 が 付 い た 点 を 記 録 して い る。

質 問 し各 班 で 気 が 付 い た こ と を発 (観 察 ・ ワ ー ク シ ー トの 分 析 か ら)

表 す る。 【個 別 】

〔3)各 班 の 代 表 者 や 他 の生 徒 との話 〔3)発 表 ・質 問 の 仕 方 か (3)関 心 ・意 欲 ・態 度 、 思 考 。判 断

し合 い 活 動 の 中 か ら、 武 士 の 生活 ら多 角 的 見 方 や す ぐれ 友 達 の 意 見 を 吸 収 し な が ら、 ワ ー ク シ ー トに に つ い て 気 付 い た こ と を ワ ー ク シー た 考 え に気 付 か せ る。 自分 の考 え と違 う点 を 記 録 して い る。

ト に 付 け 加 え る 。 一 斉 】 B評 価 … 一 っ 記 録 す る 。

(観 察 ・ ワ ー ク シ ー トの 分 析 か ら) 2.農 民 の 生 活 に っ い て 発 表 す る 。 (4)各 班 の代 表 者 の発 表 を 聞 き新 た (4)・(5}発 表 。質 問 の 仕 {4)・(5)関 心 ・意 欲 ・態 度 、 知 識 ・理 解

に気 付 い た点 や疑 問 に 思 った 内 容 方 にっ い て助 言 す る。 友 達 の作 成 した資 料 を活 用 す る こと に よ り、

農 民 の 生 活 は武 家 政 権 の成 立 で安 定 して くるの か、

を ワ ー ク シ ー トに ま と め る 。 農 民 の 生 活 に つ い様 々 な特 色 が読 み とれ る こ と 資 料 を も と に説 明 で き る よ うに す る。

【個 別 】 に 関 心 を もっ 。

ξξ寿 紫

馨 ヂ ∴ ≠,̲

(5)疑 問 に思 った 点 を 、 そ れ ぞ れ が 質 問 し各 班 で 気 が 付 いた こ とを 発

表 す る。 【個 別 】

各 班 の 代 表 者 や 他 の 生 徒 との 話 し合 い 活 動 の 中 か ら、 農 民 の生 活 につ いて 気付 い た こ とを ワー ク シー トに 付 け加 え る。 【一 斉 】

発表 ・質 問 の 仕 方 か ら多 角 的 見 方 や す ぐれ た 考 え に 気 付 か せ る。

B評 価 … 気 が 付 い た 点 を 記 録 し て い る 。 (観 察 ・ ワ ー ク シ ー トの 分 析 か ら)

(6)関 心 ・意 欲 ・態 度 、 思 考 ・判 断

友 達 の 意 見 を 取 り 入 れ な が ら 、 ワ ー ク シ ー ト に 自 分 の 考 え と 違 う 点 を 記 録 して い る 。

B評 価 … 一 っ 記 録 す る 。

(観 察 ・ ワ ー ク シ ー トの 分 析 か ら)

3.武 士 ・農 民 そ れ ぞ れ の 立 場 に立 っ て学 習 した こ と (7)鎌 倉 時 代 に生 き た 人 々 の 生 活 〔7)・(8)生 徒 の 調 べ た 内 (7)・(8}関 心 ・意 欲 ・態 度 、 思 考 ・判 断

を踏 ま え て 、 これ か らの 社 会 にっ い て考 え る。 (調 べ た 内 容)を 踏 ま え 、 次 の 時 容 を 評価 す る と と もに、 友達 の 作 成 した 資 料 や 話 し合 い 活動 か ら知 り 代 や 今 日の 生 活 に与 え て い る影 響 現在の生活の中 で共通 得 た情 報 を 整 理 し、 次 の時 代 や 今 日の 生 活 の 中 こ れ か らの 社 会 の 変 化 を 予 想 で き る こと に 気 づ か

を 感 想 と して ワ ー ク シ ー トに 整 理 す る部 分 が 見 っ け られ で 感 じ る も の を ワ ー ク シ ー トに 記 入 す る 。 せ る。

す る 。 【一 斉 】 る よ う個 別 に助 言 す る。 B評 価 … 一 っ 記 録 す る。

(8)次 の時 代 や今 日 の 生活 に 与 え て (観 察 ・ ワ ー ク シ ー トの 分 析 か ら) い る影 響 を発 表 す る。 【個 別 】

《今 後 の 学 習 》 『武 士 の お こ りか ら蒙古 襲 来』 の ビ デ オ を見 て全 体 の流 れ を 確 認 させ 、 鎌 倉 時 代 の人 々 の生 活 に っ い て の 様 々 な見 方 ・考 え方 を ワー ク シー トに ま とめ る。

(9)

(3)授 業 の 概 要

鎌 倉 時 代 の 人 々 の 生 活 に っ い て ま と め 、 意 見 交 換 を 行 っ た 。 前 時 ま で に 「武 士 の 生 活 」、

「農 民 の 生 活 」 に っ い て 、 班(3班 ず っ)ご と に 発 表 用 資 料 を 作 成 し て お り 、 本 時 は そ の 発 表 か ら始 め た 。 授 業 は 班 の 発 表 を 聞 い て 各 自 ワ ー ク シ ー ト に ま と め 、 疑 問 点 を 出 し 合 い 、

そ れ に 対 し て 各 班 が 答 え を 返 す と い う 形 で 進 あ ら れ た 。

ま ず 、 「武 士 班 」 か ら は 、 「守 護 ・地 頭 に っ い て 」 「主 従 関 係(血 縁 関 係 以 外 の 関 係)に っ い て 」 「幕 府 ・朝 廷 の 二 重 支 配 」 「武 士 の 住 居 」 な ど に つ い て 説 明 が あ り 、 そ れ に 対 し て

「農 民 班 」 か ら 「御 恩 と し て 与 え る 土 地 は ど こ か ら 得 る の か 」 「い く ら 武 士 が 土 地 を も ら っ て や る 気 に な っ て も 農 民 は や る 気 に な ら な い の で は な い か 」 な ど の 質 問 が 出 さ れ た 。

次 に 、 ま た 、 「農 民 班 」 か ら は 、 「重 税 に 苦 し み な が ら も 、 開 墾 を 進 あ て 生 産 を 向 上 さ せ た こ と 」 「不 定 期 だ が 市 が 行 わ れ た こ と 」 「農 民 の 住 居 の 様 子 」 な ど の 説 明 が あ り 、 そ れ に 対 し て 「武 士 班 」 か ら 「豊 作 祈 願 の 儀 式(田 楽 お ど り)が 行 わ れ た と あ る が 、 重 い 税 負 担 の な か で そ ん な 余 裕 が あ っ た の か 」 「新 し い 土 地 の 開 墾 と あ る が 、 勝 手 に や っ て も よ か っ た の か 」 な ど の 質 問 が あ っ た 。 全 体 的 に は 、 武 士 や 農 民 の 立 場 か ら の 発 言 が 活 発 に な さ れ た が 、 一 方 、 そ れ ら に 対 し て 、 的 確 に 回 答 で き る 生 徒 は 少 な か っ た 。

(4)授 業 の 考 察

「生 活 者 の 視 点 」 に つ い て

生 徒 の 作 成 し た 資 料 に は 、 当 時 の 武 士 や 農 民 の 生 活 の 様 子 に 目 を 向 け た も の が あ り 、 家 屋 の 比 較 な ど か ら 収 入 の 違 い を 述 べ て い た 。 ま た 、 そ れ ぞ れ の 発 表 に 対 す る 質 問 で は 「自 分 な ら ど う す る か 」 と い う 生 活 し て い る 者 の 立 場 に 立 っ た も の が 多 く 出 さ れ た 。 課 題 と し て は 、 発 表 や 質 問 の 中 に 今 日 の 社 会 生 活 や 事 象 に っ な が る も の が あ る に も か か わ ら ず 、 そ の 関 連 性 を 生 徒 達 の 生 活 感 や 意 識 に 基 づ い て 的 確 に 表 現 す る こ と が で き な い と い う こ と で あ る 。 歴 史 的 事 象 を ど の よ う に 生 活 者 レ ベ ル に お ろ し 、 現 代 に つ な げ る か が 課 題 で あ る 。

「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 動 の 重 視 」 に っ い て

自 分 達 で 主 体 的 に 調 べ た こ と で 、 時 代 の 本 質 を と ら え た 質 問 が 多 く 出 さ れ た 。 ま た 、 質 疑 応 答 で も 積 極 的 な 発 言 が 出 さ れ 、 大 変 活 発 で あ っ た 。 た だ し、 発 表 内 容 を あ ら か じ あ 精 選 し て お け ば 、 よ り 集 中 し た 質 疑 応 答 に な っ た の で は な い か と 思 わ れ る 。 さ ら に 、 発 表 と 質 問 と そ の 質 問 に 対 す る 答 え を 考 え る 時 間(班 内 で の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン)を れ る と も っ と ま と ま っ て 答 え ら れ た し、 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 場 面 を ひ ろ げ ら れ た か も

し れ な い 。 ま た 、 質 疑 応 答 の 中 か ら 生 活 感 や 現 代 に 通 じ る 点 を 取 り 上 げ 、 意 見 を 交 換 し 合 う 時 間 を も っ て も よ か っ た の で は な い か 。

「こ れ か ら の 社 会 に っ い て 考 え る 」 こ と に つ い て

過 去 の 出 来 事 調 べ で 終 わ る こ と な く、 今 日 の 生 活 と の 関 連 を 考 え さ せ 、 そ こ で 生 徒 達 の 意 見 や 感 想 が コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 動 に 生 か さ れ れ ば 研 究 主 題 に 迫 れ た と 思 う。 ま た 、

「農 民 へ の 質 問 ば か り だ っ た 」 の は 興 味 深 い 。 こ れ は 、 現 代 に 武 士 は 存 在 し な い が 、 農 民 は 存 在 し て い る と い う こ と か ら 身 近 に 考 え や す い こ と も 影 響 して い る の か も し れ な い 。 授 業 の 中 で 、 今 日 の 農 民 と 鎌 倉 時 代 の 農 民 と の 違 い を 考 え さ せ た 方 が よ り 主 題 に 迫 る 授 業 に な っ た と 思 わ れ る 。

一7一

(10)

○︒

4.検 証 授 業B (1}指 導 計 画

単 元 名 「鎌 倉 幕 府 の成 立 と鎌 倉 文 化 」

単元 の 指 導 目標

ア.武 土 の 支配 が次 第 に 全 国 に 及 ん で い く大 き な流 れ を理 解 させ る。

〉[方 法]視 聴 覚 資料 を 活 用 し、 感覚 的 に 理 解 させ る。

イ.武 士 や庶 民 の生 活 が向 ヒし、 庶 民 文 化 の 芽 生 え が あ った こ とを 理解 させ る。

[〉[方 法 コ 現 代 に 通 じる"豊 か な生 活"に っ いて 興 味 関 心 を 生 か して調 べ させ る。

ウ.生 徒 同 士 の コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン活動 を 深 め る学 習 を工 夫 す る。

[〉[方 法 」 デ ィベ ー ト的 手法 を 導 入 し、"多 様 な歴 史 認 識 の 中 で の 学 び 方"を ば せ る。

単 元 の 指 導 計 画(7時 間)※ 観点 【関 心意欲 】 偲 考判断]《 餅 …1活用》 〈知 識理解〉

1

.讐璽i 学 習活 動 《一 斉 》 【個 別 】

雛 潔[ω

平の争乱

[将 軍 」 源 頼 朝 と 御 家 人

別 記 人 】 ⇒ 意 見交 換

12)『 平 家 物 語(NHK人 形劇)』を 観 て 《 ・ 斉 》、 源氏 へ の 期 待 が 高 ま った 理 由 を 考 え る 【個 別 記 人 】 ⇔ 意 見 交 換

『'1噛(国 語 指 導CI))』 を 聴 き 《一 斉 》、

・人・・ 嬉 された舳 を 考え る 酬 観 餌 で凍 大 腔 焼か・・た

評 価 の 観 点 の方 法

『お ご れ る 平 家』 に 対 す る庶 民 の 憤 り を 目 で感 じと れ る か 。

(【関 心 】 思 考]〈 知 識 〉 〉作 品 発 言 分 析)

2

‑1‑‑ti

1と の罐 を醐 す ・ 《一 斉》⇒ 創 己 鎌鍋 代 げ 欝。希望。,,を 。 び、,、 込 。書。提

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(1)

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立 場 で 考 え、 自 分 の家 族 の 現 実 と 比 較 で き るか じ

(【 関 心 】!思 考 〕 〉 発 言 分 析) 1自 分嘆 味牲 か したテーマ蹴

追 求 か で き るか 。

(【 関 心 】[〉 班 活 動 分 析)

鷺 蟻 雲

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学習内容 鎌倉時代 1・・生 活

5

学習活動

r(1)

睡際 ξ論膿∴ に

評価 の観点 と方法

崩 ▽7,の 論拠涌 手F9,の 問題訂 論 茄 轟 函 颪 索幟 でき

〉① 立論 者 ② 質問 反論者 ③応答者

④最終弁 論者 ⑤ プ リン ト作成者

る か。

(【 関 心 】[思 考](資 料 》 〈知 識

〉>班 活 動 作 品 分 析)

鎌倉時代 1の 生活

博翫iω

1★糊 驚{融 範 癬 舞.

説 御 力 あ る表 現 が で き るか 。

1 (【 関心 】[思 考]《 資 料 》 く

飛  

6

1 時I

i

7

一F

承 久 の 舌LL と新 楠 地1

戦 乱観 鋒 と新仏教 鎌 倉文 化

「学 習 マ ン ガ(集 英 社 版 日 本 の 歴 史 ⑦ 82〜95」 を読 み(個 別)、 「2〜3代 将 軍 が 追 放 、 暗 殺 され た理 由 を 考 え る 【個 別 記 入 】 ⇒ 意 見 交換

{2)『 吾 妻 鏡 【教 科 書P79】 』 を ク ラ ス の 適

1隻灘 鑑 鍛 麟 翻峯

疑 欝1撫 論 ・ …

慌,。 。鞭 を見。,時 。空腹感。味

う 。

1

前 時 まで の1豊 か な生 活 」 と 対 照 的 に考 え られ るか 。

〔2)。難 誉繊 澱 潔 蜜讐繍,陽 ㈱>〉 発

く、 の 文化躾 感 できるか。

〔3)建 築 や 文 学 の 中 に 「武 家 風 」 を 探 すQ

事件 の 真相 を 推理 で き るか 。 (【 関 心 】[思 考](資 料 》 〈 識 〉[〉発 言分 析)

歴 史.ヒ人物 の キ ャ ラ ク ター を 臼分 の 周 囲 に探 せ る か。

西 国 の 地 頭 に東 国 の御 家 人 が 任 命 され た意 義 を理 解 で き る か。

(【 関 心 】[思 考 〕 《資 料 》 〈知 識 〉[〉作 品 発 言分 析)

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(11)

11

{2)本 時 の 展 開 例

本 時 の指 導 目標 と仮 説 検 証 の ポ イ ン ト ア,生 活 者 の視 点

〉 「豊 か な生 活 」 を 考 え る こ とで 、 鎌 倉 時 代 の生 活 を 身近 な もの に 引 き付 け る。

イ.コ ミ ュニ ケ ー シ ョン活 動 の 重 視

〉 自分 の興 味 に応 じた サ イ ドを 選 ば せ 、 希 望 に応 じた グ ル ー プ を っ く らせ る。

〉 立 論 内 容 を精 選 させ、 作 戦 タイ ムを 設 け、 質 問 と応 答 の や り と りの 時 間 を 確 保 す る。

[〉司 会 を生 徒 に担 当 さ せ、 自主 的 に 討 論 会 を 運 営 さ せ、 マ ナ ー や ル ー ル を 身 に 付 け させ る。

ウ.こ れ か ら の社 会 に つ い て 考 え る

[〉 「豊 か な生 活 」 に っ い て意 見 交 換 す る こ とで 、 多 様 な価 値 観 を学 び 、 生 き方 や 職 業 意 識 、 時 代 の 風 潮 に つ い て考 え させ る。

本 時 の 展 開(予 察 案):論 題 「鎌 倉 時 代 、 武 士 と農 民 の ど ち らが豊 か だ った か 」

過程 T1支 T2支 評価の観点 と方法

司 会 を 支 援 。

◆ 入場 着 席[1分]

視 聴 覚 室 入 口 で 「プ リン トー式 」 を受 け取 り、 両 サ イ ドに 着 席 す る。

◆ 司会 生 徒 の 開 会 宣 言[1分]

論 題 を 読 み上 げ 、 進 行 上 の ル ー ル と マ ナ ー に っ い て 注意 して お く。

審判団 に 判定用紙 を説明。

[〉本 鈴 で着 席 で きたか。

昼 休 み に リハ ーサ ル して い た か 。

【関心 】 [〉集 合 状 況 分 析

司会生徒 進行支援 (通 し)

農民側 の 聞 く姿勢 を巡視 農民側 の 立論を支

① 武 士 側 の 立 論 【6分 】

[〉司 会 は立 論 した い 班 を 募 る。 挙 手 が な け れ ば指 名 す る。

〉立 論 者(班2名)は 立 論 席 で 発 表 す る。

必 要 な らば プ ロ ジ ェ ク ター で 証 拠 資 料 を 提 示 。

〉 立 論 は 各班2分 以 内 と し、 超 過 した ら計 時 係 が チ ャイ ム で 警 告 す る。

[〉時 間 内 に立 論 で きな か った 班 に っ い て は

「作 戦 タ イ ム」 に プ リ ン トを確 認 さ せ る。

予 察 され る 立 論 内 容 》 武 芸 で 強 い ・屋敷 が 武家 造 り ・一 族 の 団 結 が固 い ・頼 朝 の 御恩 が 厚 い ・給 料

② 農 民 側 の 立 論 【6分 】

《予察 さ れ る立論 内容 》 ,.二毛 作 で き た ・戦 わ な い か ら ・定 期 市 を 開 い た ・牛馬 や鉄 製 農 具 を 使 った

プロジェ クター 操作支援

(通 し)

武士側 の 立論支援

武士側の 聞 く姿勢 を巡視

〉熱 意 を も って 挙 手 で きた か。

【関心 】

〉 挙手 状 況 分 析 [〉わ か りや す い 立 論 が

で き た か。

〉説 得 力 の あ る立 論 が で き た か。

[〉現 代 に通 じ る豊 か さ に迫 って い た か 。

【関心 】[思 考]

《資料 》 〈知 識 〉 [〉発言 、 作 品 、

審 判 判 定 用 紙 分析

農民側 の ◆作戦 タイム[4分] 武 士側の [〉チ ー ム ワ ー ク よ く相

質問立論 〉相 手 の 立 論 内 容 に つ いて 質 問 を検 討 。 質問反論 談 で き たか 。 の支援 〉相 手 か らの 質 問 を 予 想 して 答 え を検 討 。 の支援

司会生徒 ③武士側へ の質 問 【8分】 〉 鋭 い質 問が で きたか 。

進行支援 [〉司会 は 質 問 した い 班 を 募 る。 挙 手 が な け じ・チ ー ム ワ ー ク よ く相

に重点 れ ば指 名 す る。 談 で き たか 。

[〉質問 者(班1名)は 自席 で 発 言 す る。 必 〉 説 得 力 の あ る等 々 が 要 な らば プ ロ ジ ェ ク タ ーで 証 拠 資 料 を提 で きた か 。

示 。 【関 心 】[思 考]

〉応 答 者 は 自 席 で 発 言 す る。 周 囲 の 自分 サ 武士側 の 《資 料 》 〈知 識 〉 イ ドの生 徒 と相 談 す る。 挙 手 が な けれ ば 応答 の支 〉発言、審判判定

司会 が 指 名 す る。 用紙 分析

〉応 答 不 可 能 な 場 合 は 深 入 りせ ず に 「も う 少 し時 間 を くだ さ い 」 で 打 ち切 り、 可 能 な ら、 次 の 作 戦 タイ ム を 経 て 、 最 終 弁 論 で応 答 す る。

予 察 さ れ る 質 問 内 容 》 戦 死 覚 悟 で豊 か な生 活か ・給料 は高 か っ たか ・農 民 が逃 散 した ら生 活 で き るか

④農民側への質問 【8分】

予 察 さ れ る質 問 内 容 》 二 毛 作 は全 国 的 だ っ た か ・武 器 を もた な

いで 安 全 か ・飢 謹 疫 病 は な か った か 。

農民側の ◆作戦タイム[4分] 武士側 の

最終 弁論 〉 答 え きれ なか っ た 内容 に つ い て 相 談 し、 最終弁論 を支援 ま と まれ ば 最 終 弁 論 に付 け 加 え る。 を支援

⑤ 武士側最終弁論[2分] 〉 作 戦 タイ ム の相 談 内

〉 最 後 に 強 調 した い こ と が あ る班 の み 挙 手 容 を最終弁論 に生 か

して 発 言 す る。 せ た か 。

⑥ 農民側最終弁論[2分]

司会生徒 ◆審 査集計[4分] ノ ーサ イ ドを実 感 で き

を支援 〉 そ の 間 に 生 徒 は ノ ー トに感 想 を記 入。 た か 。 [〉審判団は勝者 を綜合判定。 司会 は審 査用

紙 を 回 収 し、1枚 ず っ 勝 者 を発 表 す る。

講評H ⑥判定 と講評[2分] 講評1

〉 ノー サ イ ドを 味 わ い、 お 互 いの サ イ ドへ の 拍手 で 激 戦 を 認 め 合 う。

評 価

ア.デ ィベ ー ト的 な学 習 に意 欲 的 に参 加 し、 意 見 交 換 しあ う学 習 に 興味 を もつ こ と が で きた か 。

イ,現 代 に も通 じる豊 か さ(物 質 面 と精 神 面)に 迫 る こ とが で き た か。

(12)

(3)授 業 の 概 要 〈指 導 計 画 の 第5時

繕..

一譜 蒙 愉

醗 騰 ぞド磁 畿

・'鑓 ・鐸

(武 士 側)武 士 の 屋 敷 をTVに 写 しだ し、 物 質 的 な 豊 か さ を 主 張 。 (農 民 側)田 植 え の 風 景 をTVに 写 し だ し、 生 活 を 楽 しん で い た こ

と を 主 張 。

,ボ'マ 幽"

ぜ」 二 人 の 先 生 が そ れ ぞ れ 両 サ イ ド に 分 か れ 生 徒 に ア ド バ イ ス を 行 う 。

胴胴

、ア"唱

③ 、絹 事 ぺ の 反 論 と

ヤ 灘 灘

ジ,

(農 民 側)「 武 士 は 戦 い で 死 ん だ ら お し ま い 」 な ど の 意 見 。 (武 士 側)「 武 士 が 農 民 を 守 っ て い る ん だ 」 と の 意 見 が 相 次 ぐ。

(武 士 側)「 武 士 が 農 民 の 監 督 を して い る」

(農 民 側)「 武 士 は 戦 い が な い と お 金 が も ら え な い 、 農 民 が 税 を 払 う か ら武 士 は 生 き て い け る」

.!̀晒

簸灘 顯 辮 奮

弁 論 終 了 後 、 双 方 の 健 闘 を 讃 え て 拍 手 。

璽 餐 籍 ま ご1

僅 差 で 農 民 側 の 勝 利 。 先 生 か ら の 講 評

{4)授 業 の 考 察

「生 活 者 の 視 点 」 に っ い て

「豊 か な 生 活 」 と い う ポ イ ン トを し ぼ っ た テ ー マ を 設 定 し た の で 、 多 く の 生 徒 が 興 味 を も っ て 取 り 組 む こ と が で き た 。 生 徒 が 作 成 し た 資 料 の 中 に 、 生 活 者 と し て の 視 点 が 見 出 せ る も の(住 居 や 家 具 等)も 見 ら れ た 。 自 分 の 生 活 か ら 考 え て の 意 見(良 い 家 に 住 み た い 。 貧 し く て も 楽 し い 生 活 が よ い 。 死 の 恐 怖 が な い の が 幸 せ 。 な ど)が 多 数 出 さ れ 、 こ の 時 代 の 生 活 が 身 近 な も の と な っ た 。 下 記 の ポ イ ン ト を 踏 ま え た テ ー マ 設 定 が よ か っ た と 思 わ れ る 。

「コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 活 動 の 重 視 」 に つ い て

デ ィ ベ ー ト と い う 授 業 形 態 で 時 間 を 確 保 し 、 生 徒 司 会 に よ る 雰 囲 気 づ く り や 好 き な 方 を 選 ば せ た こ と に よ り 、 質 問 ・意 見 を み ん な が の び の び と で き る 雰 囲 気 の 中 で 、 生 徒 が 引 き 込 ま れ て 自 分 の 考 え を 発 表 し よ う と す る 意 欲 が は っ き り と 見 ら れ た 。 ま た 、T・T

に よ り 細 か な 助 言 が で き た こ と や 、 マ イ ク を 仲 間 に ま わ す こ と に よ る 連 帯 感 の 醸 成 な ど も 授 業 を 活 発 な も の に し て い た 。 しか し、 資 料 を 生 か し き れ ず に 憶 測 に よ る 感 情 的 な 意 見 が 出 さ れ る 傾 向 も あ り 、 や は り 司 会 は 教 師 が 行 っ た 方 が か み あ っ た 討 論 に な っ た の で は な い か と 思 わ れ る 。

「こ れ か ら の 社 会 に っ い て 考 え る 」 こ と に つ い て

農 民 側 に 立 っ 生 徒 の 中 か ら は 、 「農 民 の 方 が 生 活 に 自 由 さ が あ る か ら 豊 か だ 」 と い う 意 見 を 発 表 し て お り 、 現 代 に 通 じ る 精 神 的 な 豊 か さ を 指 摘 し て い た 。 し た が っ て 、 日 常 の 授 業 の 中 で も 教 師 が そ の よ う な 意 見 を 評 価 し 、 そ れ が こ れ か ら の 社 会 を 考 え て い く 上 で も っ 意 義 を 指 摘 す る こ と が 大 切 で あ り 、 く り 返 し こ の よ う な 授 業 を や っ て い く必 要 が あ る 。

一10一

参照

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