朝鮮 森 林 植 物病 原 菌 類の研 究
朝 鮮 森 林 植 物 病 原 菌 類 の 研 究
逸 冤
、武 雄
Studies
on
Fungi
pathogenic
to
Forest
Trees
in
Korea
By
Takewo
HEMMI
33
筆 者は最近朝 鮮 總 督 府林
業
試驗
場 囑 託藤
黒 與三郎 氏の 昭 和16年
度 採 集 品 なる森 林植物
枝葉
の病
原 菌125
包を同 定する機 禽 を得た り。 夫 等の 標 本中に は 軍復せる もの 叉 は未 熟に して鑑 定 不可能の もの 多 少 あ りしが, 本 邦 未 記 録の 種
類
,新
寄 主叉 は新
種と見緻 さる る もの も亦 決 して 尠 なか ら ざ り し を以て ,新
種の 記 載は これを他 日 に讓 り, 本論
丈に於て は, 他の
2
者 中より特に筆者
の興味
を惹き蔓 14
腫を選びて卑 見を開陳
す るt
と と せ りo起 稿に當 り
貴
軍 な る標 本 を寄 膾せ られ し藤
黒 氏竝に研 究に當 り助 力せ られし合 田ふ さ, 山藏紀葉
兩女
史外 研 究窒員諸
氏 に深甚
な る謝意
を表す01. Acrosperm
皿m viticolaIKATA
Hab .
On
Leaves
ofVitis
amurensisRupR .
テ ウセ ン ヤマ プダゥ (新
寄主)(D
本 菌は昭 和
6
年鑄
方の命
名せ しもσ)に し て , 内地に准 りては甲 州 葡 萄, デラ ウェ ア外2 ・ 3
の栽 増
葡
萄の葉
を侵 害し輪
斑 病 を基 因 する もの なり。 嚢 子 菌 類に 隷 屬 するもの に し て , 栽 培葡萄
に就 き研究せ られ た る處に よ れ ば, 子嚢 殻の 形成
は10
月以降葉
の 未だ枝に蒲生中に 始 まる もの に して , 子 嚢 胞 子の 成熟
に は落 葉後
數 箇 月 を要す る もの の 如 く, 通常
翌年6 ・ 7
月 頃に完
熟
すo テ ウセ ン ヤ マ ブグウを 侵 害す るこ とは未記録なる も,筆
者は9
月16
日採 集の 本 標 本 を分生胞子時 代の 形態に よ り容 易に同 定し得たる もの に して , 勿 論 子 嚢 殻の 形 成 は 認め ざ り き。 テ ウセ ン ヤ マ ブグ ウに於て は
,
病斑は葉の兩
而よ り認め られ,
略々 圓形に して 頗る大 きく, 最 小な る は直樫9mm
,最
大 な る は30mm
に及べ り。葉
の 上 面に 於て は, 病斑の内部
荻色乃
至 友禍
色なる も,外
部は紫褐
色を 呈 し, 且つ病斑 は黒 1色乃至紫褐
色の 明 瞭 なる同心 圓 歌 細 線と, 夫 等 を 不 規 則に結ぶ細 線とを以て網 目歌に區 劃せ られ 美 麗 なる輪 紋 を示せ り (第1
圖B
)。葉
の裏 而に 於 て は病 斑は淡
褐 色 を 呈 し,輪廓
不明 瞭なるの み な ら÷!
’
京 都 帝 國大學 農 學 部 植 物 病 理 學研究 室 業績
第 184貌
The Japanese Society for Plant Systematics
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34 朝 鮮森林 植物病原菌 類の研究
ABCD
露
F
第 1
SePtoria ace7ina PECK 重尉に固る テ ウセ ン ハ ウ チバ カ
ヘ
デ の病斑ACrosPermum
viticOlalKATA
菌に因るテ ウ セ ン ヤマ プ ダ ウ の病廃 3砂’oア彪Querc
:tsTI
{tiM.
菌に因るア ヲ ナ ラ ガ シ バ の病 斑PlcyUosiicta緬蕗め0μア劾 観5 BUB
・
et S3REB・
1二因る カラ コ ギカヘ デ の病斑SePtOria
carPineaI
)AV T.
S に因る イヌ シ デ の病斑ル4ar:
−
sonins Martini (SACC。
et ELL.
)MAGN
に四る )一
ラ ガシ ノ・
の病斑 (實物 大 )A
甥 》 曜
B
鰯
第 2 圃
A
.Claste
プosPoriumPersi
‘um 〔SAcc,
)TSUJI 菌の胞 子 (490倍 )
B
.
ルfacroPhoma
Candollei
(BERK.
etBR
.
) BERL.
et VOGL,
菌の1
泡干 (500倍 )し
o
ム
8
lb ◎ ○
覚 3
A .Passalora
bac
ξlligera
MONT .
etFR
互ES 齏の胞子 (500倍 )B
.Marssonina
漁 漉 擁 (SACC.
etELL .
)
MAGN .
菌の胞子 (UOO
倍)N工 工
一
Eleet−
roni−
e Library朝鮮森
’
林 械物病 原 菌 類の研究
35
一
声, 輪 絞 を闕
如すo擔予
梗
は淡
黄褐
色を 呈 し, 病 斑 面を匍
匐 す る菌
絲よ り分 岐して 生じ, その 尖 端 梶 棒状
に 膨大 し, 且つ 數 個の疣 歌 突起
を 生 じ, こ の突 趙に分生胞子 を茄
生 す るも, その 長さは 極 めて不 同 な り。 分生
胞
子 は園筒
形又は橢
圓形に 近 き形 態の もの あ れ ど も, 大抵は一
端細
く尖
り, 他 端は檎 々太 く鈍圓な り。 落 き分生胞
子 は單 細 胞の こ と あ る も, 普 通多細
胞に して1
乃
至4
個の髏 を有し, 長徑7 . 6 −152
/1, 短 徑1 ・ 7
レー5・ 14
〆・・最
初 無色
なる も 成熱
と 共に
淡
黄 次 色に差 色 す。言
tl
(1)蛋壽方
:
番直学努ノ丙理導〜嬉
7
幸1
{111
,357−一 . −373,
iI{{孝116イ「2. Clasteresporium
persicurn( SAcc . ) TsUJI
Syn .
CercosPorella
Persica
SAcc .
Hab .
On
Leaves
ofPrunug .
glandulo 畠
aTHuNB ,
= ハ ザク ラ (新 寄 主 )本
菌
は桃 白粉 病 菌と して 知 られ , その 分布 極めて廣
き も,筆者
の 知 る範
圍に於て 從來
桃 以 外の植物
を侵すt
と不 明 な り。最
初 伊太利
にて 採 集せ られ, 西 腰1876
年SACCARDO
}こ(D
よ り
CercosPora
Persica
と命
名せ られ たる も,1886
年 同氏は自らこれをCercosPorella
廳に
移
入 せ り。後
本 菌に因る桃の 病 害に關
す る 記事
は北 米に於て ,多數發
表せ られた る も,
{2)
菌の 形
態
に就きて は, 大 正8
年 辻に よb
て發
表せ ら れ たる研 究が最
も詳細
なる もの な り。病斑は葉の 爾 面に生 す る も, 上面に於 て は極めて 不 明
瞭
に して僅
に淡
黄色
を 呈 す るに過 ぎす。 裏 面に於て も病
斑は淡
黄 色 乃至蒼
白色に して輪
廓 不 鮮明な れども,
病 晦上 に白色 菌 叢 發育
す るを以て明 瞭に その 存 在を認 知し得。菌叢
は粉
状を な すこ と あれども,一
般に緻密
に して 薄 層 状を 呈す。菌
絲は組 織 中に内生 する も,氣
孔 を通 過 し察 中に現 出して葉
面 を 匍 匐し, これ より略々直 角に短枝状
の擔
子梗 を生 じ, その頂 端に 分生 胞子 を單生 す。 分生 胞 子は梶
捧状
叉 は圓筒
形 を 呈L
鈍 頭に して眞直
な る もの あ れ ども,多 くは 弓 形に彎 曲す (第 2
圖A
)。 殆んど透 明1
して1
乃至8 箇
の 横 隔 膜 を有し, 長 徑9・ 6 − 46 ・ 4
μ, 短 徑3 ・ 2 − 6 ・ 4x .
tあ り。 元
來
上 記の 如き形 態は胞 子の 透明 なる黙;こ於てClasterOSub ,
orium の 屬徴
と一 一
致せ(2)
ざ るの みな ら す,
擔
予梗
形 成歌 態に於て σθアoo5 加 7011α の 屬徴
と も相 違すo 然 れど も辻は 極めて 稀に
着
色 せ る胞了・
を檢 出し得たるこ と と, 本 菌に その 形態黷 る類
似 し梅
及 び杏の(3
り
葉
lcth
す るClasterosPorium
4696
郷 7砌 ∫SYD .
の胞
予 は 少 くとも一 一
部分が曙 褐 色に變
するこ と 明 かなるのMl
由 を 以て, 本 菌 をもCla5terosPoritfm
臈に移入せ り。 蓋 し兩 菌がThe Japanese Society for Plant Systematics
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36 朝鮮森 林 硫物病原菌 類の研究
1
可一
屬に 隷 羈す るこ とは,
疑
ふ の餘
地 なき處 な らん か。筆者
は兩菌
の胞 子が大 部 勞 無 色な る黜τ於て 寧ろ新
屬を 創設すべ き もの と思 惟すれ ども, 姑 く同 氏 に邂
ひ將 來の 研 究を俟
つこ と とす。
.
C . Persieum
とC .
degenerans
と は その 形 態竝に發育歌
態 極めて類 似す る も, 後 者の
胞
子は その 幅の 準均箭者
の 夫の約 2
倍に邃
す るの みな らす, 後 者は通常
棍捧
歌叉 は圓筒
封朋 包予の外
に麟
る長 大 なる鞭
駄 胞子 を 多數に 形成する傾 向あ る點に よりて 前者
と置 別せ ら る。 昌 ハ ザク ラ に生 じ た る もの は前 述の 如 く,胞
子の幅 3 . 2− 6 . 4Pt
に 過 ぎ ざるを以て,從 來
記載
せ られた る桃葉
菌の 夫と相一
致し,5. 0− 13. 0
μ の幅
を有
す る梅
及び杏
菌の夫と大 差 あるの み な らす,鞭
趺胞 子 を有
ぜ ざる點に於て も, とれ をC . Persic
”m と同 定す るを至 常と見倣
せ わ。言
1
… (1
)SAccARD
・・Syll・
・Fung
…IV・
2ts
・1886
; (2
) 辻 ・番直物病理
學 錦 ,1,
・23− 35,
大正 8年 ;
(3)
SYDOW
:Ann ・ Myc ・ ,
XII,
164,
1914;(4)HEMM1 :Bot
.
Mag . ,
Tokyo
,XXX
,
334− 337,1916.
3 。 Gloeosporium
Robergei
DEsM .
Hab .
On
Leaves
ofCarpinus
erosaBL .
サ ハ シ バ (新
寄 生 )本菌
は本邦
未 記録
の もの に して ,病
斑は藁
の 兩 面に 於て認め られ, 大形な れ ども輪廓
は 不鮮
明, その 形 歌 不定
な るもes
ft圓
形 なる もの 多し。 初期
病 斑は葉
の 上 面に於て淡
祿色
叉は黄
色
を 呈し, その上に褐 色の 小斑 點 多 數散
生す るも, 病 勢の 進 展 と共に褐 色 斑點は互 に 癒 合す るもの の 如 く, 病 斑 中央部
は大き く褐
色叉 は淡
黒褐
色 を呈 し, 周 遯部
に於 ての み小 麟i
の散
在 するを見るに至る。tt
の裏
面}鯲 て は 止 面に於 ける よ りも一
般に淡
色 なるが,
その 大さ は
最
も大な る もの に 於て 徑3cm
に及べ』
りe 本 菌の 胞子は透 明に して 長
橢
圓 形を呈 し,
長
輕11. 4 − 133
μ, 短徑4 。 5 − 5. 7Pt
なOo
胞 子 暦 等の 形 態よ り明かに不 完 全 菌類 黒 粉 菌 科のGloeosPeri
”m 屬に隷 入すべ きもの なる が ,G ,
Carpini ( L
凪) DESM .
は1
包子の 短徑
本菌
の 夫よ り著 る し く小に して,G .
carpinicolesmE .
etD .
は胞
子全 體的に小 形な る を 以 て , 共に別 種と見 倣された り。 而して
C . Robergei
DESM .
は最
初伊 太利
に 於て(1)
發
見せ られた る菌に して ,SAccARDo
に ょ れ ば,胞
子の 長徑12− 15
μ, 短徑8 − 9
μ な る を 以て , 蛎徑に於て本 菌よ り稍々 大な れ ど も,病 斑の 形 歌その他の 諸 性 質一・ ik
す る を以て,筆 者は本 菌に こ の
學
名を當つ る こ と とせ り。 本 屬 菌に因る病 害を一
赦 に 炭疸病
と稱すo言[三 (1)SACCARDO : Sy1L Fung
. ,
IH, 712,
1884.
N工 工
一
Eleotronio Library朝鮮森 林 観 物 病 原 歯 類の研究
4. Macrophoraa
Candollei ( BERK .
etBR . ) BERL .
etVoGI . . Syn .
SPhaeroPsis
Candollei
BERK ・
eCBR ・
Pltoma
Candollei ( BERJc .
etBR . )SAcc . L
%dwigi °
e〃a
Candollei ( BERK .
etBR . ) PETR .
Hab .
On
Leaves
ofBuxus
koreana
NAKAI
テ ウセ ン ヒ メ ツ ゲ (新.
寄 主 )37
本 菌 も亦 本 邦 未 記 録の もの に して, 次 黄 色又は淡 次 黒 色に
枯
死せ る葉
に小 黒點 多 數 散生す。 この 小 黒 貼は
葉
の 上 画に も生する こ と あ れ ど も,裏
而に特に多し。 特 別 なる病 斑の 形 威 なき を 以 て ,本
標本
の みに よ りて本菌
の病
原 性有
無を‘団定し難 きも, 本菌
に關
し最
も詳 細泌 獄 を行飜 るP
。’
,RA,11
)脯微
は聯1
{1
、脳 も, 特 畷 面に多佐
じ,f
,;rkkk
を 呈す る
勲
こ現 は るる も, 明瞭 なる病斑 を形 成す るこ とな く, 時に葉
間盃 蔀に 散生 す る 旨 を 黼 。たる を 以て ,穂 i
生ゴ、鯉 の と縢 易・噺
嚥 し。SACCA
・品
3’は融 描 をSPhaeroPsis
屬 よ りPhoma
麗に移 したる も, 胞 子 大形に して,長徑38
μ, 娵徑12
μ あ 1) し を 以て, 後に はB
服 LEsE ,VoGLINo
兩 氏がMacropkOma
に移
したる こ とを承認 せり。
P
。TRA憂
4’睡 にM
。 。。 。ph
。m ・…terina ( B .
・t
B
・. ) S
・D.
の 研 究鯲 て , そa)柄 子 殻の構造
竝に胞
予の 形 態 等に於 ける相 叢を指 摘 して ,Ludwigiella
なる新
屬 を創 設 しロ )
た るが, 後 本 菌 も亦 こ の 屬に
移ず
べ きもの と主張せ りo 然 れども. 筆者
は その 見た る範
園に 於て ,新
騰 を 創設
すべ き 正當 なる理 由を承
認 し得
ざ りき。本
菌は不 完全菌類
, 擬 球 殻 菌 科に隷 駝し,柄
子殻
は葉
の 組織
中に形 成せ ら れ, 表皮を破っ て 外 界に
開
口す。 胞 了・
は圓筒 形 軍細 胞に して透 明, 兩 端 鈍 頭にして 内 部には多數の室 胞 を 有し,
眞
直な る もの と多 少S
形に彎 曲した る もの と あ り。 又稀
には その 短 徑一
樣な らすし て不規 則形 を 示す もの あ
b
(crg
2
圖B
>o 筆 者等
の 測 定匠 よれば胞
子の 長徑22 ・ 4 − 38 ・ 0
μ,(2 ) {D 短揮
6. 4− 9. 5
μ な り。 萌 述の 如きSAccARDo
の 記載
よ り も, 短 徑稍
々小 な る も,PETRAK
の 測 定は
.
長徑25 − 38
μ, 短 徑7 − 12
μ なる を 以 てt筆
者 等の 測 定に極めて近似
す。註 (
1
)PETRAK
・Am
My ・,
XXI, .
28?
一 一
290,1923
;(2
)SACcARD
・・Syll・
Fung・
,・III.
105,
1834; (3)SACCARDO
:Syli .
Fung. ,
X ,194,
1892;(4)PETRAK
:Ann・
Myc・ ,
XX ,3
18− 3
19. ,
ユ922
.
5 . Marssonina
Martini ( SAcc .
etELL . ) MAGN . Syn .
Marsonta
Martini
SAcc .
etELL .
Hab .
On
Leaves
ofQuercus
alienaBL .
(ナ ラガシハ
)andQuereus
alie皿aBI , .
var
.
perucida
BI, .
(ア ヲナ ラガシ ハ ) (新 寄主 )本
菌は葉の 兩 面に極めて 明瞭
なる淡 褐 色, 黄 裼 色 乃 至 次 褐 色 病斑 を 形成し, 病斑 はif5
ltThe Japanese Society for Plant Systematics
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38
朝 鮮森林 植 物 病 原 箘類 の 研究圓
形に し て種2
乃至3mm
の もの 多き も, 小 なる は徑1mm
, 大 なる は5mm
に達
す。 叉聖 個
の 病斑癒 合する こ と あ りて , 斯るもの は 形歌 不 規 期に して 頗る大形ts
1)。 輪廓
鮮 明にして 時に は中央
部
よ 蜩 縁 部 稍 々濃 色な るこ と あれど も,健病
境界に特 別 濃 色なるβ融
を有
す るこ となし(第1
圖F
)。 胞子堆は葉
の 上颪に も多少 形成せ ら るれども多く は裏
面に發
育 L ,
病斑 上喋 色 乃 至 黒褐
色・螺 占ナ既 なして 多數散 生す るか 叉 は中央部
に 群生 レ肉
眼を以 熔 界 その 褫 鶸 知し得。
本菌
賠 くよ眺紐
於て洛 種の 伽 。。。囑 撒を
侵
害する こ と知 ら れ たれども,本
邦に於ては, 未 記録
なるを以て,筆者
は これに圓 星 病菌 なる和 名を
附
せ ん と欲す。胞
子は透 明に して兩 端尖
鋭,兵
直に し て紡 錘 形の もの 尠 なから ざ れど も,
一
方に 彎 曲し新
月 形を呈す る もの最 も多し。 中央に1
個の 隔膜 を有し, 隔 膜は沃
度
沃 慶 加里に て染
色すれば頗る明 瞭とな る(第
3
囲B
)。 胞子の 大 さ はナ ラ ガシ ハ の標
本
に於て , 長 徑10 . 20 − 12 . 54
/i,短穫2 . 66Xi
を 示 し, ア ヲ ナ ラガ シ バ の 標本
に於て , 長徑
8. 56− 12. eOpt
, 短徑2 . 22 − 2 , 4
μ を示 し, 前春
は後
者よ り稍 ft大 な り し も大 差なし。(2)
SAccARDo
の 記載
に ょれば, 長 徑12 − 15
μ〜 短 徑2 . 5
μ な る を 以 て,筆
者 等の測定
よ り幾
分大 な れ ども, 胞 子の 形状
その 他の 重 要 諸 性 質は殆ん ど完 全に一
致 す るを
以 て , 斯る小異
は寄 主又 は環
境の 相 違に歸 すべ き もの と見 倣 し,筆 者
は朝鮮
産の もの に上 記 學 名を常つ るt
と と せ り。G
… α ・・ 屬 植 物の葉
を侵
害す るvaec
Marssonina
Qzser
。。s( P
。. I
M
。GN.
と稱す るもの あれど も, 記
載
に よれ ば, その胞
子は長
形叉は準 圓 筒 形に して 長徑12 … −15
μ,
短 穫2. 5−−4
μ な る を 以て, 短 徑 稍々大 な るの みな らす, そσ)形歌の 祁違
に よ り本
菌と は全 然別種 と認 め ざ るべ か らす。
lll
三 (1)S
鷺YMOuR ・H
・ ・t lndex. 248,1929
; 〈2)SAcCARDO
・Syll、
F。ng,
III,
769,
1884. 6・ Passalora
わacill重geraMoNT .
etFRIEs
、 Hab ・ 0
且Leaves
・f
Ah
鵬 si嚇 caF
・scH.
シ・ ・ “
IJア ・・ン ノ キ (新
寄生 )本 ee ’ ASt
C・ it
Passalora
屬 菌の本
タ阻 於ける最
初の發 見 勧 。 病 斑は葉
の 上 面va
於て は褐色を呈し, 頗る大 形に して
最
初主胝 闇に廣 く擴大 す る も,後
に は 互に癒 合し, 葉の 殆ん ど発 面叉 は
孚
面 を占 む るに至 り, 謄葉
に 於て は菌
害に非ぎるが如き外 觀を 呈 す。 筆者
は本 病を葉
粘病
と稱せ んと欲す 。 裏 面に於て は, 病斑 上一・
面に次黒色
天鵞絨
状叉 は粉 趺 を呈す るtl
、接觸
摩 擦に よ り菌 叢 容易に晩落
し, その 跡は淡 次 色 乃溺淡黄褐 色を 呈 すo 然れ ども次黒 色天鵞 絨 状 部を 仔細に檢す る と, 徑
1
乃至2mm
に して小葉
脹に 狹まれて角 扶を 呈 す るN工 工