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細胞検査のための染色体解析技術の確立

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Academic year: 2021

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厚生労働科学研究費補助金(再生医療実用化研究事業)

分担研究報告書

細胞検査のための染色体解析技術の確立

分担研究者:郷  正博 

(公財)先端医療振興財団  細胞療法研究開発センター  細胞療法開発グループ 

研究要旨 

移植細胞の迅速な染色体の検査は、移植細胞の腫瘍能獲得評価のために必須の 手技である。当該年度では、染色体異常の検査は素早く実施できる(2-3日)検査技 術の開発を目的としてmBAND法の解析と改良を実施した。その結果  従来  mBA ND法でも評価が難しいとされていたCNVの解析もprobeからのシグナル波長の解 析である程度評価可能となることが判明した。

(2)

【研究目的】 

細胞の安全性評価の観点から細胞調整段 階、移植直前、凍結前後の細胞の染色体解 析が不可欠であり、そのための迅速かつ簡 便な染色体検査法の開発が必要である。当 該年度では、染色体異常の検証を素早く実 施可能とする(2-3日)、染色体解析技術の開 発を目的とした。

【研究方法】

細胞検査技術開発として、当該年度では m-FISH法、m-BAND法とりわけmBAND 法のsignal 解析を中心に実施した。細胞は、

ES細胞(KhES-1株)を用いて評価した。

【結果】

m-FISH解析の結果、各クロモゾ―ム別の 染色が確認でき、正常細胞株である事がわ かった。また、m-BAND解析を実施し、Kh ES-1細胞の染色体は、正常であることを確 認した。

hKES-1のFISH  上段、mBAND 下段の検査  normal karyotype

(3)

Chr20の解析でCNVなどの変異を見つけにくい。

さらにprobe designなどで解析が難しいと されるChr 20  q11.21-q11.22領域のCNV をmBAND法で検出できるか検討したが、

probeからのシグナル波長を解析すれば、

この領域でもCNVを検出できる可能性が 示唆された。Quantitativeな評価がどの程 度可能か今後の検討課題である。

(4)

【考察】

本年度は、迅速に染色体の構造異常や遺 伝子異常を検出できるmFISH, mBANDの 染色体検査技術を確立した。今後G-BAND 法やcustom CGH array等の他の染色体解

析検査と組み合わせて、移植細胞のgene st abilityや造腫瘍性に関する評価を総合的に 評価・判断できる検査系の構築する予定で ある。

参照

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