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生活保護の実施機関と関連領域との連携に関する調査研究

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Academic year: 2021

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(1)

<調査報告>

生活保護の実施機関と関連領域との連携に関する調査研究

岡 部 卓 はじめに

生活保護の実施機関は、要保護状態にある者(以下、相談者・利用者と記す る)の生活問題・課題を解決・緩和するにあたり、各種関係機関等関連領域と 連携し、相談援助活動を行っている。

相談者・利用者の生活問題・課題は、労働・健康・住宅・教育・家族関係の 調整など多岐にわたっており、また、それは、問題・課題の質、内容によって 身体的・心理的・社会的・経済的など多様な側面を持っている。さらには、相 談者・利用者個々の世帯の置かれている状況やこれまで営んできた生活との違 いや問題・課題の発生の違いにより、どれ一つとして同じ内容のものはないと いう個別性・具体性を有している。

そのため、生活保護の実施機関は、相談者・利用者の生活問題・課題を多面 的・重層的・総合的・一体的にとらえていかなければならないと同時に、それ ぞれの問題・課題に対応していくためにはさまざまな関係機関・関連専門職等 と連携しながら相談援助活動を進めていかなければならない。

本調査研究は、生活保護の実施機関と関連領域との連携状況と課題を、調査 を通して明らかにすること、そして今後どのような連携の在り方がよいかを検 討・提示しようとするものである。

平成

22

年度の調査研究においては、生活保護の実施機関と関連領域がどの

ような連携状況にあり、またそこでの課題は何かを明らかにするため、都内の

すべての生活保護の実施機関を対象にアンケート調査を実施した(調査報告書

(2)

「平成22年度 生活保護の実施機関と関連領域(保健・医療・教育・労働・

住宅・司法・警察等) との連携に関する調査研究報告書、 平成23年3月刊行」 ) 。 同調査においては、機関連携として、次の範囲を設定した。一つには、福祉 各法との連携である。二つには、福祉各法を超えて、関連領域(保健・医療・

教育・労働・住宅・司法・警察等)との連携である。三つには、地域との連携 である。これは、地域の社会資源である民生・児童委員、親族・近隣等のイン フォーマルな人たちとの連携である。

これら領域は、供給主体の観点から見れば公的部門(行政=官)だけでなく、

非営利公的部門(社会福祉法人、

NPO

等)や非営利非公的部門(ボランティア、

住民組織等) 、さらには市場部門(企業)の広く各供給主体の特質を活かし、生 活保護受給世帯の生活再建に向けて連携を図っていくことである。

平成23年度においては、平成22年度実施したアンケート調査から、児童 虐待、

DV

等の「子供・女性・家族」 、傷病・障害等の「保健・医療」、 「労動」

それぞれの領域について一昨年度調査の分析考察を行うとともに、自治体に各 領域でどのような連携が行われているのかについてインタビュー調査を実施し た(調査報告書「生活保護の実施機関と関連領域(福祉・保健・医療・教育・

労働・住宅・司法・警察等)との連携に関する調査研究―平成23(

2011

)年 度報告書」 、平成24年3月刊行) 。

平成24年度は、これまでの

2

年間の調査研究をもとに、生活保護の実施機 関と関連領域との連携に在り方についていくつかの方向性を提示する。具体的 には、はじめに(1)生活保護の動向分析(全国・東京都)と政策動向につい て概観する。次いで(2)これまで調査研究で行ったアンケート調査の分析・

考察をもとに、連携の実態・課題を析出する。そして(3)最後に(1) (2)

を通して生活保護の実施機関と関連領域との連携の在り方について、生活保護 受給者の問題・課題、生活保護の実施機関の置かれている環境を考慮に入れ、

いくつかの方向性を提示する。

(3)

「平成22年度 生活保護の実施機関と関連領域(保健・医療・教育・労働・

住宅・司法・警察等) との連携に関する調査研究報告書、 平成23年3月刊行」 ) 。 同調査においては、機関連携として、次の範囲を設定した。一つには、福祉 各法との連携である。二つには、福祉各法を超えて、関連領域(保健・医療・

教育・労働・住宅・司法・警察等)との連携である。三つには、地域との連携 である。これは、地域の社会資源である民生・児童委員、親族・近隣等のイン フォーマルな人たちとの連携である。

これら領域は、供給主体の観点から見れば公的部門(行政=官)だけでなく、

非営利公的部門(社会福祉法人、

NPO

等)や非営利非公的部門(ボランティア、

住民組織等) 、さらには市場部門(企業)の広く各供給主体の特質を活かし、生 活保護受給世帯の生活再建に向けて連携を図っていくことである。

平成23年度においては、平成22年度実施したアンケート調査から、児童 虐待、

DV

等の「子供・女性・家族」 、傷病・障害等の「保健・医療」、 「労動」

それぞれの領域について一昨年度調査の分析考察を行うとともに、自治体に各 領域でどのような連携が行われているのかについてインタビュー調査を実施し た(調査報告書「生活保護の実施機関と関連領域(福祉・保健・医療・教育・

労働・住宅・司法・警察等)との連携に関する調査研究―平成23(

2011

)年 度報告書」 、平成24年3月刊行) 。

平成24年度は、これまでの

2

年間の調査研究をもとに、生活保護の実施機 関と関連領域との連携に在り方についていくつかの方向性を提示する。具体的 には、はじめに(1)生活保護の動向分析(全国・東京都)と政策動向につい て概観する。次いで(2)これまで調査研究で行ったアンケート調査の分析・

考察をもとに、連携の実態・課題を析出する。そして(3)最後に(1) (2)

を通して生活保護の実施機関と関連領域との連携の在り方について、生活保護 受給者の問題・課題、生活保護の実施機関の置かれている環境を考慮に入れ、

いくつかの方向性を提示する。

第 1 章 生活保護の動向

1-1 生活保護の動向

1-1-1 全国動向

生活保護は大きな転換点を迎えている。近年の生活保護バッシングに象徴さ れるように、制度、そして受給者に対する視線は厳しいものがあるが、国民生 活の最後のセーフティネットである生活保護制度は、労働市場と密接に関連し ていることは紛れもない事実である。 特に平成20年のリーマンショック以降、

労働市場からはじき出された者の受け皿として生活保護受給者数の増大が顕著 となっている。

1-1

:扶助の種類別扶助人員

総 数

2)

生活扶助 住宅扶助 教育扶助 介護扶助 医療扶助 その他の 扶助

3)

平成

20

3

4 314 202 1 397 549 1 282 081 136 312 189 637 1 267 361 41 262

平成

21

3

4 548 911 1 477 656 1 357 972 138 711 200 953 1 328 585 45 034

平成

22

3

5 144 352 1 683 089 1 552 196 153 011 217 559 1 482 413 56 084

平成

23

3

5 602 167 1 827 098 1 696 997 160 087 237 262 1 618 866 61 857

平成

24

3

5 862 474 1 903 378 1 779 580 161 354 257 366 1 697 204 63 592

平成

24

9

5 913 356 1 917 039 1 808 028 158 344 268 095 1 700 695 61 155

資料:厚生労働省ホームページ「被保護者調査 月別概要」

注:

1

)平成

24

3

月分までは確定数

2

) 「総数」は各扶助の延数である。

3

) 「その他の扶助」は、「出産扶助」、 「生業扶助」 「葬祭扶助」の合計である。

(4)

1-1

は扶助種類別の扶助人員数をあらわしたものである。受給者の総数は 平成20年3月の時点でのべ

431

万人超であり、その後一貫して増加を続け、平 成24年3月の時点でのべ

586

万人を超えている。

その内訳は、生活扶助が平成20年3月時点での

139

万人超から一貫して増加 を続けて、平成24年3月時点で

190

万人超となっている。住宅扶助は平成20 年3月時点での

128

万人超から一貫して増加を続けて、平成24年3月時点で

178

万人弱となっている。教育扶助は平成20年3月時点での

13

万人超から一 貫して増加を続けて、平成24年3月時点で

16

万人超となっている。介護扶助 は平成20年3月時点での

19

万人弱から一貫して増加を続けて、平成24年3 月時点で

25

万人超となっている。医療扶助は平成20年3月時点での

126

万人 超から一貫して増加を続けて、平成24年3月時点で

169

万人超となっている。

出産扶助、生業扶助、葬祭扶助を合計したその他の扶助は平成20年3月時点で の

4

万人超から一貫して増加を続けて、平成24年3月時点で

6

万人超となって いる。

1-2

:世帯類型別、現に保護を受けた世帯数

高齢者世帯 母子世帯 障害者世帯 傷病者世帯 その他の世帯 平成

20

3

513 179 92 266 134 024 266 217 114 252

平成

21

3

544 649 94 285 140 703 273 708 136 671

平成

22

3

586 427 103 197 150 790 298 202 201 563

平成

23

3

623 718 110 096 162 667 313 028 243 999

平成

24

3

660 723 112 728 172 805 315 292 260 945

平成

24

9

675 238 114 311 177 329 298 060 285 642

資料:厚生労働省ホームページ「被保護者調査 月別概要」

注:

1

)平成

24

3

月分までは確定数

2

)現に保護を受けた世帯数は、月中に

1

日(回)でも生活保護を受けた世帯である。

(保護停止中の世帯を除く。)

3

)一部自治体において導入している集計システムの不備を修正したため、平成

24

4

月報告分より、 「傷病者世帯」及び「その他の世帯」の数値に変動がある。

(5)

1-1

は扶助種類別の扶助人員数をあらわしたものである。受給者の総数は 平成20年3月の時点でのべ

431

万人超であり、その後一貫して増加を続け、平 成24年3月の時点でのべ

586

万人を超えている。

その内訳は、生活扶助が平成20年3月時点での

139

万人超から一貫して増加 を続けて、平成24年3月時点で

190

万人超となっている。住宅扶助は平成20 年3月時点での

128

万人超から一貫して増加を続けて、平成24年3月時点で

178

万人弱となっている。教育扶助は平成20年3月時点での

13

万人超から一 貫して増加を続けて、平成24年3月時点で

16

万人超となっている。介護扶助 は平成20年3月時点での

19

万人弱から一貫して増加を続けて、平成24年3 月時点で

25

万人超となっている。医療扶助は平成20年3月時点での

126

万人 超から一貫して増加を続けて、平成24年3月時点で

169

万人超となっている。

出産扶助、生業扶助、葬祭扶助を合計したその他の扶助は平成20年3月時点で の

4

万人超から一貫して増加を続けて、平成24年3月時点で

6

万人超となって いる。

1-2

:世帯類型別、現に保護を受けた世帯数

高齢者世帯 母子世帯 障害者世帯 傷病者世帯 その他の世帯 平成

20

3

513 179 92 266 134 024 266 217 114 252

平成

21

3

544 649 94 285 140 703 273 708 136 671

平成

22

3

586 427 103 197 150 790 298 202 201 563

平成

23

3

623 718 110 096 162 667 313 028 243 999

平成

24

3

660 723 112 728 172 805 315 292 260 945

平成

24

9

675 238 114 311 177 329 298 060 285 642

資料:厚生労働省ホームページ「被保護者調査 月別概要」

注:

1

)平成

24

3

月分までは確定数

2

)現に保護を受けた世帯数は、月中に

1

日(回)でも生活保護を受けた世帯である。

(保護停止中の世帯を除く。)

3

)一部自治体において導入している集計システムの不備を修正したため、平成

24

4

月報告分より、 「傷病者世帯」及び「その他の世帯」の数値に変動がある。

1-2

は世帯類型別に現に保護を受けた世帯数を表している。その中では、

高齢者世帯が最も多く、 平成20年3月時点での

51

万世帯超から一貫して増加 を続けて、平成24年3月時点で

66

万世帯超となっている。次いで傷病者世帯 が平成20年3月時点での

26

万世帯超から一貫して増加を続けて、 平成24年 3月時点で

31

万世帯超となっている。また、障害者世帯は平成20年3月時点 での

13

万世帯超から一貫して増加を続けて、平成24年3月時点で

17

万世帯 超となっている。母子世帯は平成20年3月時点での

9

万世帯超から一貫して 増加を続けて、平成24年3月時点で

11

万世帯超となっている。

1-1

1-2

からは生活保護受給者と各扶助受給者が一貫して増加しているこ とが確認できる。またその内訳も高齢者・傷病者世帯といった労働能力の活用 の難しい世帯が大半を占めている。

1-1-2 東京都の動向

東京都においても、生活保護受給者の増大は大きな課題となっている。

1-3

:被保護者世帯数及び被保護者数(種類別)

保護世帯数(実数) 扶 助 の 種 類

総 数 現 に 保 護 を

受 け た も の 保 護 停 止 中

の も の 生 活 扶 助 住 宅 扶 助 教 育 扶 助 介 護 扶 助 医 療 扶 助 出 産 扶 助 生 業 扶 助 葬 祭 扶 助

H20

3

154,059 153,774 285 132,842 129,989 9,382 22,494 133,973 2 3,695 467 H21

3

164,700 164,366 334 142,818 139,489 9,756 23,771 141,649 5 4,067 510 H22

3

185,554 185,182 372 163,359 159,800 10,809 25,673 159,126 9 5,381 610 H23

3

202,352 201,907 445 178,909 176,567 11,583 28,399 172,327 5 6,031 667 H24

3

214,518 213,924 594 189,522 188,411 11,842 31,215 180,186 6 6,409 654 H24

9

219,259 218,560 699 193,910 193,246 11,808 32,767 183,490 3 5,954 489

資料:東京都福祉保健局ホームページ月報より

(6)

1-3

は被保護者世帯数と扶助種類別の被保護者数を表している。保護世帯 数

(

実数

)

は平成20年3月の時点で

15

万世帯超であり、一貫して増加を続け平 成24年3月の時点で

21

万世帯超になっている。扶助の種類については、生活 扶助は平成20年3月の時点で

13

万世帯超であり、一貫して増加を続け平成2 4年3月の時点で

18

万世帯超になっている。住宅扶助は平成20年3月の時点 で

13

万世帯弱であり、一貫して増加を続け平成24年3月の時点で

19

万世帯弱 になっている。教育扶助は平成20年3月の時点で

9

千世帯超であり、一貫して 増加を続け平成24年3月の時点で

11

千世帯超になっている。介護扶助は平成 20年3月の時点で

22

千世帯超であり、一貫して増加を続け平成24年3月の 時点で

31

千世帯超になっている。医療扶助は平成20年3月の時点で

13

万世帯 超であり、一貫して増加を続け平成24年3月の時点で

18

万世帯超になってい る。

1-4

:被保護者世帯数(世帯類型、労働力類型別)

総数

単 身 者 世 帯 2人以上の世帯

計 高齢者 世 帯 障 害 者 世 帯 傷 病 者 世 帯 そ の 他 世 帯 医 療 扶 助 単 給

(

再 掲

)

計 高齢者 世 帯 母 子 世 帯 障 害 者 世 帯 傷 病 者 世 帯 そ の 他 世 帯 医 療 扶 助 単 給

(

再 掲

)

H20年3月 153,774 120,270 62,963 14,070 34,080 9,157 9,660 33,504 7,139 10,042 2,357 6,682 7,284 194

H21年3月 164,366 129,519 67,800 14,631 35,798 11,290 9,468 34,847 7,374 10,408 2,439 6,687 7,939 174 H22年3月 185,182 146,173 73,886 15,827 39,053 17,407 9,421 39,009 8,143 11,363 2,623 7,517 9,363 198 H23年3月 201,907 159,001 78,875 16,944 40,749 22,433 8,828 42,906 8,762 12,375 2,773 8,012 10,984 218 H24年3月 213,924 168,586 85,600 17,903 39,903 25,180 9,158 45,338 9,480 12,916 3,014 8,090 11,838 310 H24年9月 218,560 172,702 87,827 18,465 38,713 27,697 8,626 45,858 9,627 13,276 3,035 7,173 12,747 284

資料:東京都福祉保健局ホームページ月報より

(7)

1-3

は被保護者世帯数と扶助種類別の被保護者数を表している。保護世帯 数

(

実数

)

は平成20年3月の時点で

15

万世帯超であり、一貫して増加を続け平 成24年3月の時点で

21

万世帯超になっている。扶助の種類については、生活 扶助は平成20年3月の時点で

13

万世帯超であり、一貫して増加を続け平成2 4年3月の時点で

18

万世帯超になっている。住宅扶助は平成20年3月の時点 で

13

万世帯弱であり、一貫して増加を続け平成24年3月の時点で

19

万世帯弱 になっている。教育扶助は平成20年3月の時点で

9

千世帯超であり、一貫して 増加を続け平成24年3月の時点で

11

千世帯超になっている。介護扶助は平成 20年3月の時点で

22

千世帯超であり、一貫して増加を続け平成24年3月の 時点で

31

千世帯超になっている。医療扶助は平成20年3月の時点で

13

万世帯 超であり、一貫して増加を続け平成24年3月の時点で

18

万世帯超になってい る。

1-4

:被保護者世帯数(世帯類型、労働力類型別)

総数

単 身 者 世 帯 2人以上の世帯

計 高齢者 世 帯 障 害 者 世 帯 傷 病 者 世 帯 そ の 他 世 帯 医 療 扶 助 単 給

(

再 掲

)

計 高齢者 世 帯 母 子 世 帯 障 害 者 世 帯 傷 病 者 世 帯 そ の 他 世 帯 医 療 扶 助 単 給

(

再 掲

)

H20年3 153,774 120,270 62,963 14,070 34,080 9,157 9,660 33,504 7,139 10,042 2,357 6,682 7,284 194

H21年3 164,366 129,519 67,800 14,631 35,798 11,290 9,468 34,847 7,374 10,408 2,439 6,687 7,939 174 H22年3 185,182 146,173 73,886 15,827 39,053 17,407 9,421 39,009 8,143 11,363 2,623 7,517 9,363 198 H23年3 201,907 159,001 78,875 16,944 40,749 22,433 8,828 42,906 8,762 12,375 2,773 8,012 10,984 218 H24年3 213,924 168,586 85,600 17,903 39,903 25,180 9,158 45,338 9,480 12,916 3,014 8,090 11,838 310 H24年9 218,560 172,702 87,827 18,465 38,713 27,697 8,626 45,858 9,627 13,276 3,035 7,173 12,747 284

資料:東京都福祉保健局ホームページ月報より

1-4

では、単身者世帯は平成20年3月の時点で

12

万世帯超、その後も一貫 して増加傾向にあり、平成24年3月の時点では

16

万世帯超となっている。内 訳は、平成20年3月の時点で高齢者世帯が

6

2

千世帯超、障害者世帯が

1

4

千世帯超、傷病者世帯が

3

4

千世帯超等となっており、それぞれ、一貫して増 加傾向にあり、平成24年3月の時点でそれぞれ

8

5

千世帯超、

1

7

千世帯 超、

3

9

千世帯超となっている。

2

人以上の世帯は平成20年3月の時点で

3

3

千世帯超、その後も一貫して 増加傾向にあり、平成24年3月の時点では

4

5

千世帯超となっている。内訳 は、平成20年3月の時点で高齢者世帯が

7

千世帯超、母子世帯が

1

万世帯超、

障害者世帯が

2

千世帯超、傷病者世帯が

6

千世帯超等となっており、それぞれ、

一貫して増加傾向にあり、平成24年3月の時点でそれぞれ

9

千世帯超、

1

2

千世帯超、

3

千世帯超、

8

千世帯超となっている。

1-3

1-4

からは東京都においても生活保護受給世帯は増加傾向していること、

生活扶助、住宅扶助、医療扶助に集中していること、大半が単身者世帯であるこ となどがわかる。これらを通して見ると、生活保護受給者の増大は単身者、高齢 者、傷病者の増加が特に顕著に見られると言える。

1-2 生活保護政策をめぐる動向

生活保護政策をめぐる動向としては、岡部(

2012

)ではリーマンショックを 前後した区分でまとめられている。そこでは、平成12年

~

平成19年の生活 保護政策が①生活保護水準においては、一般世帯との均衡の観点から抑制の方 向へ、②給付においては、稼働年齢層に対する就労支援とセットで考えるワー クフェアの方向へ、非稼働層

(

高齢者

)

に対しては資産活用と別制度とされた、

③国と自治体の財政負担は今後の先送りされた、 などと整理されている。 また、

平成20年以降の政策の動向が①雇用のネットから漏れた労働者・生活困窮者

への緊急対応の面を有していること、②子どもの貧困解消に力点が置かれたこ

と、③ナショナルミニマムの新たな見直し、④自立支援への取組の再構築が目

(8)

指されたこと、などと整理されている(岡部

2012

76-79

) 。

<参考文献>

岡部卓(

2012

) 「現代の貧困にどう立ち向かうか―防貧と救貧のパラドック ス」日本社会福祉学編『対論社会福祉学2 社会福祉政策』、中央法規、

pp.53-90

(9)

指されたこと、などと整理されている(岡部

2012

76-79

) 。

<参考文献>

岡部卓(

2012

) 「現代の貧困にどう立ち向かうか―防貧と救貧のパラドック ス」日本社会福祉学編『対論社会福祉学2 社会福祉政策』、中央法規、

pp.53-90

第 2 章 調査結果(アンケート調査)

2-1 アンケート調査

平成23年度調査は、生活保護の実施機関と関連領域

(

福祉・保健・医療・教 育・労働・住宅・司法・警察等)との連携状況と、連携を進める上での課題等 を明らかにするために行った。そこでは、①福祉事務所内の各法との連携、福 祉事務所外の福祉関係所管課、児童相談所、女性相談センター、心身障害者福 祉センター等の各団体・機関や地域包括支援センター等サービス供給組織等と の連携といった福祉各法との連携、②福祉各法を超えた関連領域(保健・医療、

労働、教育、住宅、司法・警察等)との連携、③地域の社会資源である協力機 関である民生・児童委員、親族・近隣等のインフォーマルな人たちに代表され る地域との連携、の三つの側面から調査を行った。

調査方法は、都内の生活保護実施機関すべてを対象にアンケート調査を実施。

調査票に入力し、メール(一部

FAX

)にて返信する方法とした。提出期限は平 成23年3月11日だった。

調査対象である都内

82

か所のうち、複数の福祉事務所がある港区と足立区 は区単位で回答・回収した。その結果、調査対象は

73

か所となり、すべての福 祉事務所から回答を得た。以下では得られた回答を載せる。

Ⅰ 関連部局、私設、相談機関等との連携の状況

ここでは、「貴所(課)として、既に連携している(

A

欄)、または今後連

携していく必要があると考える(

B

欄)関連部局、施設、相談機関等について

お伺いします。」と質問し、回答を得た。なお、

A

B

の両方の回答があった

場合は、

A

のみ集計した。結果は以下の通りである。

(10)

1 「既に連携している」関連部局、施設、相談機関等

(1)高齢者関係の連携先(福祉・労働分野)

高齢者関係の連携先としては、庁外の機関では「地域包括支援センター」が 最も多く

86.3

%、次いで、「介護保険在宅サービス事業所」

56.2

%である。庁 内の関連部局では「高齢者福祉主管課」

84.9

%、「介護保険主管課」

83.6

%で、

ともに

8

割以上の回答である。入所施設では「特別養護老人ホーム」

43.8

%、

「介護老人保健施設」

39.7

%で

50

%以下である。

2-1

:区市別高齢者関係の連携先(福祉・労働分野)

区市別に見ると、高齢者福祉主管課と連携していると回答したのは区部で

81.0%

、市部で

90.3%

となっている。介護保険主管課と連携していると回答した

81.0 81.0

90.5 45.2

47.6 61.9 42.9

90.3 87.1 80.6 32.3

38.7 48.4 9.7

0.0 50.0 100.0

①高齢者福祉主管課(貴区市)

②介護保険主管課(貴区市)

③地域包括支援センター

④介護老人保健施設

⑤特別養護老人ホーム

⑥介護保険 在宅サービス事業所

その他(計)

23

区(

N=42)

+

支庁

(N=31)

出典:筆者作成

(11)

1 「既に連携している」関連部局、施設、相談機関等

(1)高齢者関係の連携先(福祉・労働分野)

高齢者関係の連携先としては、庁外の機関では「地域包括支援センター」が 最も多く

86.3

%、次いで、「介護保険在宅サービス事業所」

56.2

%である。庁 内の関連部局では「高齢者福祉主管課」

84.9

%、「介護保険主管課」

83.6

%で、

ともに

8

割以上の回答である。入所施設では「特別養護老人ホーム」

43.8

%、

「介護老人保健施設」

39.7

%で

50

%以下である。

2-1

:区市別高齢者関係の連携先(福祉・労働分野)

区市別に見ると、高齢者福祉主管課と連携していると回答したのは区部で

81.0%

、市部で

90.3%

となっている。介護保険主管課と連携していると回答した

81.0 81.0

90.5 45.2

47.6 61.9 42.9

90.3 87.1 80.6 32.3

38.7 48.4 9.7

0.0 50.0 100.0

①高齢者福祉主管課(貴区市)

②介護保険主管課(貴区市)

③地域包括支援センター

④介護老人保健施設

⑤特別養護老人ホーム

⑥介護保険 在宅サービス事業所

その他(計)

23

区(

N=42)

+

支庁

(N=31)

出典:筆者作成

のは区部で

81.0%

、市部で

87.1%

となっている。地域包括支援センターと連携 していると回答したのは区部で

90.5%

、市部で

80.6%

となっている。介護老人 保健施設と連携していると回答したのは区部で

45.2%

、市部で

32.3%

となって いる。特別養護老人ホームと連携していると回答したのは区部で

47.6%

、市部

38.7%

となっている。介護保険在宅サービス事業所と連携していると回答し

たのは区部で

61.9%

、市部で

48.4%

となっている。

(2)子ども関係の連携先(福祉・労働分野)

子ども関係の連携先としては、庁外の機関では「子ども家庭支援センター」

が最も多く

82.2

%、次いで「児童相談所」

71.2

%である。庁内の関係部局では

「児童福祉主管課」が

75.3

%である。このほか、 「保育所・認定こども園」

34.2

%、

「児童館」

26.0

%、「学童クラブ」

24.7

%となっている。

図 2-2:区市別子ども関係の連携先(福祉・労働分野)

69.0 81.0 40.5

31.0 28.6

73.8 16.7

83.9 83.9 25.8

16.1 22.6

67.7 0.0

0.0 50.0 100.0

①児童福祉主管課(貴区市)

②子供家庭支援センター

③保育所・認定こども園

④学童クラブ

⑤児童館

⑥児童相談所

その他(計)

23

N=42)

+

支庁

N=31)

②子ども家庭支援センター

出典:筆者作成

(12)

区市別に見ると、児童福祉主管課と連携していると回答したのは区部で

69.0%

、市部で

83.9%

となっている。子ども家庭支援センターと連携していると

回答したのは区部で

81.0%

、市部で

83.9%

となっている。保育所・認定こども 園と連携していると回答したのは区部で

40.5%

、市部で

25.8%

となっている。

学童クラブと連携していると回答したのは区部で

31.0%

、市部で

16.1%

となっ ている。児童館と連携していると回答したのは区部で

28.6%

、市部で

22.6%

と なっている。児童相談所と連携していると回答したのは区部で

73.8%

、市部で

67.7%

となっている。

(3)障がい児(者)関係の連携先(福祉・労働分野)

障がい児(者)関係の連携先としては、庁内の関係部局である「障がい者福 祉主管課」が

80.8

%で最も多い。これに対し、庁外の連携機関では、最も多い

「精神障がい者グループホーム」が

43.8

%、次いで「地域活動(生活)支援セ ンター」

42.5

%などである。「障がい福祉主管課」(

80.8

%)との差が大きい。

2-3

:区市別障がい児(者)関係の連携先(福祉・労働分野)

71.4 40.5

40.5 26.2

42.9 42.9

93.5 45.2

25.8 22.6

45.2 9.7

0.0 50.0 100.0

①障害者福祉主管課(貴区市)

②地域活動(生活)支援センター

③障害者就労支援事業支援拠点※

④退院促進コーディネート事業所

⑤精神障害者グループホーム

その他(計)

23区(N=42)

+

支庁

N=31)

①障がい者福祉主管課(貴区市)

③障がい者就労支援事業支援拠点※

⑤精神障がい者グループホーム

出典:筆者作成

(13)

区市別に見ると、児童福祉主管課と連携していると回答したのは区部で

69.0%

、市部で

83.9%

となっている。子ども家庭支援センターと連携していると

回答したのは区部で

81.0%

、市部で

83.9%

となっている。保育所・認定こども 園と連携していると回答したのは区部で

40.5%

、市部で

25.8%

となっている。

学童クラブと連携していると回答したのは区部で

31.0%

、市部で

16.1%

となっ ている。児童館と連携していると回答したのは区部で

28.6%

、市部で

22.6%

と なっている。児童相談所と連携していると回答したのは区部で

73.8%

、市部で

67.7%

となっている。

(3)障がい児(者)関係の連携先(福祉・労働分野)

障がい児(者)関係の連携先としては、庁内の関係部局である「障がい者福 祉主管課」が

80.8

%で最も多い。これに対し、庁外の連携機関では、最も多い

「精神障がい者グループホーム」が

43.8

%、次いで「地域活動(生活)支援セ ンター」

42.5

%などである。「障がい福祉主管課」(

80.8

%)との差が大きい。

2-3

:区市別障がい児(者)関係の連携先(福祉・労働分野)

71.4 40.5

40.5 26.2

42.9 42.9

93.5 45.2

25.8 22.6

45.2 9.7

0.0 50.0 100.0

①障害者福祉主管課(貴区市)

②地域活動(生活)支援センター

③障害者就労支援事業支援拠点※

④退院促進コーディネート事業所

⑤精神障害者グループホーム

その他(計)

23区(N=42)

+

支庁

N=31)

①障がい者福祉主管課(貴区市)

③障がい者就労支援事業支援拠点※

⑤精神障がい者グループホーム

出典:筆者作成

区市別に見ると、障がい者福祉主管課と連携していると回答したのは区部で

71.4%

、市部で

93.5%

となっている。地域活動(生活)支援センターと連携して

いると回答したのは区部で

40.5%

、市部で

45.2%

となっている。障がい者就労 支援事業支援拠点と連携していると回答したのは区部で

40.5%

、市部で

25.8%

となっている。退院促進コーディネート事業所と連携していると回答したのは

区部で

26.2%

、市部で

22.6%

となっている。精神障がい者グループホームと連

携していると回答したのは区部で

42.9%

、市部で

45.2%

となっている。

(4)ひとり親家庭・女性関係の連携先(福祉・労働分野)

ひとり親家庭・女性関連の連携先としては、庁外の連携先では「婦人相談員」

79.5

%で最も多く、次いで「母子自立支援員」

64.4

%、「女性相談センター」

63.0

%、「母子生活支援施設」

50.7

%が続き

50

%以上である。庁内の関連部局 では「ひとり親家庭福祉主管課」

72.6

%、「女性福祉主管課」

65.8

%である。

2-4

:区市別ひとり親家庭・女性関係の連携先(福祉・労働分野)

区市別に見ると、ひとり親家庭福祉主管課と連携していると回答したのは区

部で

69.0%

、市部で

77.4%

となっている。女性福祉主管課と連携していると回

答したのは区部で

61.9%

、市部で

71.0%

となっている。女性相談センターと連 携していると回答したのは区部で

69.0%

、市部で

54.8%

となっている。ひとり 親家庭支援センターと連携していると回答したのは区部で

31.0%

、 市部で

16.1%

となっている。母子自立支援員と連携していると回答したのは区部で

57.1%

市部で

74.2%

となっている。婦人相談員と連携していると回答したのは区部で

78.6%

、市部で

80.6%

となっている。母子生活支援施設と連携していると回答し

たのは区部で

54.8%

、市部で

45.2%

となっている。婦人保護施設と連携してい ると回答したのは区部で

50.0%

、市部で

38.7%

となっている。男女平等推進(男

69.0 61.9

69.0 31.0

57.1 78.6 54.8

50.0 33.3 2.4

77.4 71.0 54.8 16.1

74.2 80.6 45.2

38.7 29.0 3.2

0.0 50.0 100.0

①ひとり親家庭福祉主管課(貴区市)

②女性福祉主管課(貴区市)

③女性相談センター

④ひとり親家庭支援センター

⑤母子自立支援員

⑥婦人相談員

⑦母子生活支援施設

⑧婦人保護施設

⑨男女平等推進(男女共同参画)センター その他(計)

23

区(

N=42)

+

支庁

(N=31)

出典:筆者作成

(14)

女共同参画)センターと連携していると回答したのは区部で

33.3%

、市部で

29.0%

となっている。

(5)生活保護関係の連携先(福祉・労働分野)

生活保護関係の庁外の連携先としては、「救護施設」

64.4

%、「更生施設」

63.0

%、「宿所提供施設」

57.5

%である。

2-5

:区市別生活保護関係の連携先(福祉・労働分野)

59.5

71.4

66.7

11.9

71.0

51.6

45.2

3.2

0.0 50.0 100.0

①救護施設

②更生施設

③宿所提供施設

その他(計)

23

区(

N=42)

+

支庁

N=31)

出典:筆者作成

(15)

女共同参画)センターと連携していると回答したのは区部で

33.3%

、市部で

29.0%

となっている。

(5)生活保護関係の連携先(福祉・労働分野)

生活保護関係の庁外の連携先としては、「救護施設」

64.4

%、「更生施設」

63.0

%、「宿所提供施設」

57.5

%である。

2-5

:区市別生活保護関係の連携先(福祉・労働分野)

59.5

71.4

66.7

11.9

71.0

51.6

45.2

3.2

0.0 50.0 100.0

①救護施設

②更生施設

③宿所提供施設

その他(計)

23

区(

N=42)

+

支庁

N=31)

出典:筆者作成

区市別に見ると、救護施設と連携していると回答したのは区部で

59.5%

、市

部で

71.0%

となっている。 更生施設と連携していると回答したのは区部で

71.4%

市部で

51.6%

となっている。宿泊提供施設と連携していると回答したのは区部

66.7%

、市部で

45.2%

となっている。

(6)福祉・労働分野のその他の連携先

福祉・労働分野のその他の連携先としては、庁外の機関等では「民生・児童 委員」

84.9

%、「共職業安定所(ハローワーク)」

83.6

%、「社会福祉協議会」

82.2

%が

8

割以上の回答である。庁内の関係部局では「国民健康保険主管課」

71.2

%、「国民年金主管課」

69.9

%で、ともに7割前後である。このほか、「無 料低額宿泊所」

54.8

%、「緊急一時保護センター・自立支援センター」

45.2

%な どである。

2-6

:区市別福祉・労働分野のその他の連携先(福祉・労働分野)

61.9 61.9

78.6 85.7

88.1 45.2

69.0 57.1 40.5 0.0

83.9 80.6

87.1 83.9 77.4 38.7

12.9

51.6 9.7

6.5

0.0 50.0 100.0

①国民健康保険主管課(貴区市)

②国民年金主管課(貴区市)

③社会福祉協議会

④民生・児童委員

⑤共職業安定所(ハローワーク)

⑥年金事務所

⑦緊急一時保護センター・自立支援センター

⑧無料低額宿泊所

⑨簡易宿所(ドヤ)

その他(計)

23

区(

N=42)

+

支庁

N=31)

出典:筆者作成

(16)

区市別に見ると、国民健康保険主管課と連携していると回答したのは区部で

61.9%

、市部で

83.9%

となっている。国民年金主管課と連携していると回答した

のは区部で

61.9%

、市部で

80.6%

となっている。社会福祉協議会と連携してい ると回答したのは区部で

78.6%

、市部で

87.1%

となっている。民生・児童委員 と連携していると回答したのは区部で

85.7%

、市部で

83.9%

となっている。公 共職業安定所(ハローワーク)と連携していると回答したのは区部で

88.1%

市部で

77.4%

となっている。年金事務所と連携していると回答したのは区部で

45.2%

、市部で

38.7%

となっている。緊急一時保護センター・自立支援センター

と連携していると回答したのは区部で

69.0%

、市部で

12.9%

となっている。無 料低額宿泊所と連携していると回答したのは区部で

57.1%

、市部で

51.6%

とな っている。簡易宿所(ドヤ)と連携していると回答したのは区部で

40.5%

、市 部で

9.7%

となっている。

(7)保健・医療分野の連携先

保健・医療関係の連携先としては、 「保健所・保健センター」 が最も多く

76.7

%、

次いで「精神科病院」

52.1

%、「一般病院」

46.6

%などである。なお、在宅サー ビス関係の「訪問看護ステーション」は

38.4

%で、保健・医療関係の連携先と しては最も少ない。

2-7

:区市別保健・医療関係の連携先(福祉・労働分野)

69.0 42.9

42.9 40.5

42.9 45.2 4.8

87.1 48.4

38.7 35.5

64.5 48.4 3.2

0.0 50.0 100.0

①保健所・保健センター

②一般診療所(精神科)

③一般診療所(②以外)

④訪問看護ステーション

⑤精神科病院

⑥一般病院 その他(計)

23

区(

N=42)

出典:筆者作成

(17)

区市別に見ると、国民健康保険主管課と連携していると回答したのは区部で

61.9%

、市部で

83.9%

となっている。国民年金主管課と連携していると回答した

のは区部で

61.9%

、市部で

80.6%

となっている。社会福祉協議会と連携してい ると回答したのは区部で

78.6%

、市部で

87.1%

となっている。民生・児童委員 と連携していると回答したのは区部で

85.7%

、市部で

83.9%

となっている。公 共職業安定所(ハローワーク)と連携していると回答したのは区部で

88.1%

市部で

77.4%

となっている。年金事務所と連携していると回答したのは区部で

45.2%

、市部で

38.7%

となっている。緊急一時保護センター・自立支援センター

と連携していると回答したのは区部で

69.0%

、市部で

12.9%

となっている。無 料低額宿泊所と連携していると回答したのは区部で

57.1%

、市部で

51.6%

とな っている。簡易宿所(ドヤ)と連携していると回答したのは区部で

40.5%

、市 部で

9.7%

となっている。

(7)保健・医療分野の連携先

保健・医療関係の連携先としては、 「保健所・保健センター」 が最も多く

76.7

%、

次いで「精神科病院」

52.1

%、「一般病院」

46.6

%などである。なお、在宅サー ビス関係の「訪問看護ステーション」は

38.4

%で、保健・医療関係の連携先と しては最も少ない。

2-7

:区市別保健・医療関係の連携先(福祉・労働分野)

69.0 42.9

42.9 40.5

42.9 45.2 4.8

87.1 48.4

38.7 35.5

64.5 48.4 3.2

0.0 50.0 100.0

①保健所・保健センター

②一般診療所(精神科)

③一般診療所(②以外)

④訪問看護ステーション

⑤精神科病院

⑥一般病院 その他(計)

23

区(

N=42)

出典:筆者作成

区市別に見ると、保健所・保健センターと連携していると回答したのは区部

69.0%

、市部で

87.1%

となっている。一般診療所(精神科)と連携している

と回答したのは区部で

42.9%

、市部で

48.4%

となっている。一般診療所(精神 科以外)と連携していると回答したのは区部で

42.9%

、市部で

38.7%

となって いる。訪問看護ステーションと連携していると回答したのは区部で

40.5%

、市

部で

35.5%

となっている。精神科病院と連携していると回答したのは区部で

42.9%

、市部で

64.5%

となっている。一般病院と連携していると回答したのは区

部で

45.2%

、市部で

48.4%

となっている。

(8)教育分野の連携先

教育関係の連携先としては、庁外の機関では「中学校」と「小学校」がとも に

50.7

%である。「高等学校」は

13.7

%と少ない。庁内の関連部局では「教育 委員会事務局」が最も多く

65.8

%である。

2-8

:区市別教育分野の連携先(福祉・労働分野)

59.5 52.4 52.4 21.4

2.4

35.7 0.0

74.2 48.4

48.4 3.2

0.0 16.1 3.2

0.0 50.0 100.0

①教育委員会事務局(貴区市)

②小学校

③中学校

④高等学校

⑤大学・短期大学、専門学校

⑥特別支援学校

その他(計)

23区(N=42)

+

支庁

(N=31)

出典:筆者作成

(18)

区市別に見ると、教育委員会事務局と連携していると回答したのは区部で

59.5%

、市部で

74.2%

となっている。小学校と連携していると回答したのは区部

52.4%

、市部で

48.4%

となっている。中学校と連携していると回答したのは

区部で

52.4%

、市部で

48.4%

となっている。高等学校と連携していると回答し

たのは区部で

21.4%

、市部で

3.2%

となっている。大学・短期大学、専門学校と 連携していると回答したのは区部で

2.4%

、市部で

0.0%

となっている。特別支 援学校と連携していると回答したのは区部で

35.7%

、市部で

16.1%

となってい る。

(9)その他の分野の連携先

その他の分野の連携先としては、 庁外の機関では 「警察署」 が最も多く

64.4

%、

次いで「法テラス」

39.7

%などである。庁内の関係部局では「区(市)営住宅 主管課」が

63.0

%である。

2-9

:区市別その他の分野の連携先(福祉・労働分野)

57.1

71.4

19.0

52.4

16.7

71.0

54.8

12.9

22.6

9.7

0.0 50.0 100.0

①区(市)営住宅主管課(貴区 市)

②警察署

③ひきこもりの若者等社会 参加支援事業者

④法テラス

その他(計)

23

区(

N=42)

+

支庁

N=31)

出典:筆者作成

(19)

区市別に見ると、教育委員会事務局と連携していると回答したのは区部で

59.5%

、市部で

74.2%

となっている。小学校と連携していると回答したのは区部

52.4%

、市部で

48.4%

となっている。中学校と連携していると回答したのは

区部で

52.4%

、市部で

48.4%

となっている。高等学校と連携していると回答し

たのは区部で

21.4%

、市部で

3.2%

となっている。大学・短期大学、専門学校と 連携していると回答したのは区部で

2.4%

、市部で

0.0%

となっている。特別支 援学校と連携していると回答したのは区部で

35.7%

、市部で

16.1%

となってい る。

(9)その他の分野の連携先

その他の分野の連携先としては、 庁外の機関では 「警察署」 が最も多く

64.4

%、

次いで「法テラス」

39.7

%などである。庁内の関係部局では「区(市)営住宅 主管課」が

63.0

%である。

2-9

:区市別その他の分野の連携先(福祉・労働分野)

57.1

71.4

19.0

52.4

16.7

71.0

54.8

12.9

22.6

9.7

0.0 50.0 100.0

①区(市)営住宅主管課(貴区 市)

②警察署

③ひきこもりの若者等社会 参加支援事業者

④法テラス

その他(計)

23

区(

N=42)

+

支庁

N=31)

出典:筆者作成

区市別に見ると、区

(

)

営住宅主管課と連携していると回答したのは区部で

57.1%

、市部で

71.0%

となっている。警察署と連携していると回答したのは区部

71.4%

、市部で

54.8%

となっている。ひきこもりの若者等社会参加支援事業

者と連携していると回答したのは区部で

19.0%

、市部で

12.9%

となっている。

法テラスと連携していると回答したのは区部で

52.4%

、市部で

22.6%

となって いる。

2 連携の必要性について

(1)高齢者関係の連携先(福祉・労働分野)

高齢者関係の連携先で「連携が必要である(既に連携+今後連携が必要)」

割合が多い連携先は、「地域包括支援センター」(

94.5

%)、「高齢者福祉主 管課」(

89.0

%)、「介護保険主管課」(

87.7

%)である。但し、この

3

項目は

「既に連携している」割合が

8

割を超えているため「今後連携が必要」とする 割合は

10

%以下となっている。これに対し、「既に連携している」割合が少な い「介護保険在宅サービス事業者」 (

56.2

%)、 「特別養護老人ホーム」 (

43.8

%)、

「介護老人保健施設」(

39.7

%)は、「今後連携が必要」とする割合がそれぞ れ

17.8

%、

23.3

%、

23.3

%で、合計の「連携が必要である(前同)」割合は、

74.0

%、

67.1

%、

63.0

%である。

2-10

:区部の高齢者関係の連携先(福祉・労働分野)

81.0 81.0

90.5 45.2

47.6 61.9 42.9

4.8 4.8 7.1 19.0

16.7 11.9 4.8

14.3 14.3 2.4 35.7 35.7

26.2 52.4

0% 50% 100%

①高齢者福祉主管課(貴区市)

②介護保険主管課(貴区市)

③地域包括支援センター

④介護老人保健施設

⑤特別養護老人ホーム

⑥介護保険 在宅サービス事業所 その他(計)

既に連携している 今後連携が必要 今のところ 必要なし

出典:筆者作成

(20)

2-11

:市部の高齢者関係の連携先(福祉・労働分野)

区部では、高齢者福祉主管課が

4.8

%、介護保険主管課が

4.8

%、地域包括支 援センターが

7.1

%、 介護老人保健施設が

19.0

%、 特別養護老人ホームが

16.7

%、

介護保険在宅サービス事業所が

11.9

%となっている。

市部では、高齢者福祉主管課が

3.2

%、介護保険主管課が

3.2

%、地域包括支 援センターが

9.7

%、 介護老人保健施設が

29.0

%、 特別養護老人ホームが

32.3

%、

介護保険在宅サービス事業所が

25.8

%となっている。

(2)子ども関係の連携先(福祉・労働分野)

子ども関係の連携先で「連携が必要である(既に連携+今後連携が必要)」

割合が多い連携先は、「子ども家庭支援センター」(

89.0

%)、「児童相談所」

83.6

%)、「児童福祉主管課」

(78.1%)

である。但し、この

3

項目は「既に連携して いる」割合が

7~8

割を占めているため「今後連携が必要」とする割合は、それぞれ

6.8

%、

12.3

%、

2.7

%と少ない。「児童相談所」は、 「連携が必要である(前同)」

90.3 87.1 80.6 32.3

38.7 48.4 9.7

3.2 3.2

9.7 29.0

32.3 25.8 0.0

6.5 9.7 9.7 38.7

29.0 25.8 90.3

0% 50% 100%

①高齢者福祉主管課(貴区市)

②介護保険主管課(貴区市)

③地域包括支援センター

④介護老人保健施設

⑤特別養護老人ホーム

⑥介護保険 在宅サービス事業所 その他(計)

既に連携している 今後連携が必要

出典:筆者作成

(21)

2-11

:市部の高齢者関係の連携先(福祉・労働分野)

区部では、高齢者福祉主管課が

4.8

%、介護保険主管課が

4.8

%、地域包括支 援センターが

7.1

%、 介護老人保健施設が

19.0

%、 特別養護老人ホームが

16.7

%、

介護保険在宅サービス事業所が

11.9

%となっている。

市部では、高齢者福祉主管課が

3.2

%、介護保険主管課が

3.2

%、地域包括支 援センターが

9.7

%、 介護老人保健施設が

29.0

%、 特別養護老人ホームが

32.3

%、

介護保険在宅サービス事業所が

25.8

%となっている。

(2)子ども関係の連携先(福祉・労働分野)

子ども関係の連携先で「連携が必要である(既に連携+今後連携が必要)」

割合が多い連携先は、「子ども家庭支援センター」(

89.0

%)、「児童相談所」

83.6

%)、「児童福祉主管課」

(78.1%)

である。但し、この

3

項目は「既に連携して いる」割合が

7~8

割を占めているため「今後連携が必要」とする割合は、それぞれ

6.8

%、

12.3

%、

2.7

%と少ない。「児童相談所」は、 「連携が必要である(前同)」

90.3 87.1 80.6 32.3

38.7 48.4 9.7

3.2 3.2

9.7 29.0

32.3 25.8 0.0

6.5 9.7 9.7 38.7

29.0 25.8 90.3

0% 50% 100%

①高齢者福祉主管課(貴区市)

②介護保険主管課(貴区市)

③地域包括支援センター

④介護老人保健施設

⑤特別養護老人ホーム

⑥介護保険 在宅サービス事業所 その他(計)

既に連携している 今後連携が必要

出典:筆者作成

割合が「児童福祉主管課」より多いが、「既に連携している」割合は少ない。

「既に連携している」割合が少ない「保育所・認定こども園」(

34.2

%)、「学 童クラブ」(

24.7

%)、「児童館」(

26.0

%)は、「今後連携が必要」とする割 合がそれぞれ

20.5

%、

16.4

%、

15.1

%で、合計の「連携が必要である(前同)」

割合は、

54.8

%、

41.1

%、

41.1

%である。

2-12

:区部の子ども関係の連携先(福祉・労働分野)

69.0

81.0

40.5

31.0

28.6

73.8

16.7

0.0

7.1

14.3

14.3

14.3

7.1

0.0

31.0

11.9

45.2

54.8

57.1

19.0

83.3

0% 50% 100%

①児童福祉主管課(貴区市)

②子供家庭支援センター

③保育所・認定こども園

④学童クラブ

⑤児童館

⑥児童相談所

その他(計)

既に連携している 今後連携が必要 今のところ 必要なし

②子ども家庭支援センター

出典:筆者作成

(22)

2-13

:市部の子ども関係の連携先(福祉・労働分野)

区部では、児童福祉主管課が

0

%、子ども家庭支援センターが

7.1

%、保育所・

認定こども園が

14.3

%、学童クラブが

14.3

%、児童館が

14.3

%、児童相談所が

7.1

%となっている。

市部では、児童福祉主管課が

6.5

%、子ども家庭支援センターが

6.5

%、保育 所・認定こども園が

29.0

%、学童クラブが

19.4

%、児童館が

16.1

%、児童相談 所が

19.4

%となっている。

83.9

83.9

25.8

16.1

22.6

67.7

0.0

6.5

6.5

29.0

19.4

16.1

19.4

0.0

9.7

9.7

45.2

64.5

61.3

12.9

100.0

0% 50% 100%

①児童福祉主管課(貴区市)

②子供家庭支援センター

③保育所・認定こども園

④学童クラブ

⑤児童館

⑥児童相談所

その他(計)

既に連携している 今後連携が必要 今のところ 必要なし

②子ども家庭支援センター

出典:筆者作成

表 1-1 は扶助種類別の扶助人員数をあらわしたものである。受給者の総数は 平成20年3月の時点でのべ 431 万人超であり、その後一貫して増加を続け、平 成24年3月の時点でのべ 586 万人を超えている。 その内訳は、生活扶助が平成20年3月時点での 139 万人超から一貫して増加 を続けて、平成24年3月時点で 190 万人超となっている。住宅扶助は平成20 年3月時点での 128 万人超から一貫して増加を続けて、平成24年3月時点で 178 万人弱となっている。教育扶助は平成20年3月時点での 13
表 1-1 は扶助種類別の扶助人員数をあらわしたものである。受給者の総数は 平成20年3月の時点でのべ 431 万人超であり、その後一貫して増加を続け、平 成24年3月の時点でのべ 586 万人を超えている。 その内訳は、生活扶助が平成20年3月時点での 139 万人超から一貫して増加 を続けて、平成24年3月時点で 190 万人超となっている。住宅扶助は平成20 年3月時点での 128 万人超から一貫して増加を続けて、平成24年3月時点で 178 万人弱となっている。教育扶助は平成20年3月時点での 13
表 1-3 は被保護者世帯数と扶助種類別の被保護者数を表している。保護世帯 数 ( 実数 ) は平成20年3月の時点で 15 万世帯超であり、一貫して増加を続け平 成24年3月の時点で 21 万世帯超になっている。扶助の種類については、生活 扶助は平成20年3月の時点で 13 万世帯超であり、一貫して増加を続け平成2 4年3月の時点で 18 万世帯超になっている。住宅扶助は平成20年3月の時点 で 13 万世帯弱であり、一貫して増加を続け平成24年3月の時点で 19 万世帯弱 になっている。教育扶助は平成2
図 2-11 :市部の高齢者関係の連携先(福祉・労働分野)   区部では、高齢者福祉主管課が 4.8 %、介護保険主管課が 4.8 %、地域包括支 援センターが 7.1 %、 介護老人保健施設が 19.0 %、 特別養護老人ホームが 16.7 %、 介護保険在宅サービス事業所が 11.9 %となっている。   市部では、高齢者福祉主管課が 3.2 %、介護保険主管課が 3.2 %、地域包括支 援センターが 9.7 %、 介護老人保健施設が 29.0 %、 特別養護老人ホームが 32.3 %、 介護保険在宅サ
+7

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