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チーム活動における「暗黙の協調」に関する実証的 研究

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九州大学学術情報リポジトリ

Kyushu University Institutional Repository

チーム活動における「暗黙の協調」に関する実証的 研究

秋保, 亮太

https://doi.org/10.15017/1806795

出版情報:Kyushu University, 2016, 博士(心理学), 課程博士 バージョン:

権利関係:Fulltext available.

(2)

氏 名 秋 保 亮 太

論 文 名 チ ー ム 活 動 に お け る f 暗 黙 の 協 調 」 に 関 す る 実 証 的 研 究 論文調査委員 主査 九州大学 教捜 山 口 揺 幸

高l j 査 九州大学 教授 中 村 知 靖 副査 九州大学 准教授 池 田 ' ' 日 ご ,

副査 九州大学 准教授 木 村 拓 也

論 文 審 蓋 の 結 果 の 要 旨

本 論 文 は , チ ー ム 活 動 の 効 率 化 に 重 要 な 機 能 を 果 た す 成 員 聞 の 暗 黙 の 協 調 ( i m p l i c i t c o o r d i n a t i o n ) に焦点をあて、この社会心理学的特性が、いかなる温程を経てチームに備わるのか 明らかにすることを目的として、質問紙調査や実験室実験、現場実験等の多様な実証的検討を行っ て、ぞの発生・促進・維持メカニズムの解明に取り組んだものである。

質問紙調査によって、メンタノレモヂルを共有しているチームは、メンバー間の対話は少なくても 成果を挙げることを明らかにするとともに' "暗黙の協調 がチームに備わるには,メンタノレモデル

の共有化が重要な役割を果たすことを示唆する結果を得た。この知見に基づき、協調ゲーム課題を 用いた実験室実験を行って、 暗黙の協調 が実現に至る過程やその促進要因について検討した。そ の結果,

H

暗黙の協調 の実現はチームで課題遂行プロセスを指り遮ることにより促進されることを 明らかにすることにつながった。さらに、これらの成果を踏まえて、 暗黙の協調 の世代間継承の 有無について議論を行った。実験室実験の結果,メンバーの入れ替わり時における社会的学習によ って J 暗黙の協調 が維持される可能性を示すエヴィデンスを得ることに成功した。

本論文は、チームワークの行動的側苗と心理的側面の双方を合わせて, 暗黙の協調円の創発に影響

する変数の関係性を複合的に捉え直し,これまでのチームワークに関する社会心理学的研究の成果

を統合的に理解し、その発展に寄与するものとなっている。現状の研究における隅界と今後の課題

も的確に認識されており、今後さらなる研究の発展が期待される。これらの研究の成果は、学会に

おいても高く評個されており、研究テーマは心理学左しての学術的価値の高さのみならず、チーム

マネジメントに関する有益な実践的提言につながるものとしても評価できる

o

よって,本論文は博

士(心理学)の学位に値するものと認める。

参照

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