• 検索結果がありません。

国土地理院広報558.indd

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "国土地理院広報558.indd"

Copied!
10
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

国土交通省 国土地理院 2014年12月発行   第558号 C O NTENTS G空間EXPO2014オープニングテープカット(日本科学未来館) 1. 「G空間EXPO2014 ―ニッポンの未来は、オモシロイ。―」開催報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 2. 「電子国土賞2014」の受賞作品を決定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 3.国連地球規模の地理空間情報管理(UN-GGIM)に関する報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 4.第205回地震予知連絡会概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7 5.細島験潮場が「土木学会選奨土木遺産」に認定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8 6.防災アプリケーションを用いた避難誘導実証実験報告 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 7.第56次日本南極地域観測隊出発 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 8.平成26年秋の叙勲 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10 9.11月の報道発表・1月の主な行事予定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

(2)

「G空間EXPO2014 ─ニッポンの未来は、オモシロイ。─」開催報告

 以下に、国土地理院が主催したイベントの状況 を報告します。 ◆【Geo アクティビティフェスタ】  全国から公募した地理空間情報の活用に関する 独創的なアイデア、ユニークな製品、画期的な技 術、新たなサービス等の中から選考により選ばれ た 20 の団体・個人が作品の展示を行うとともに、 14 日にはプレゼンテーションを行いました。  また、最終日の 15 日には、表彰式が行われ、 審査委員会での審議により選ばれた「最優秀賞」 等を始め、今回新たに来場者の投票により選ばれ た「来場者賞」に対して小池院長より賞状を授与 しました。   受 賞 作 品 は、 次 の と お り で す。 ま た、 以 下 URL でご覧いただけます。 <最優秀賞> ◦「地図上での直感的な街歩きプランの作成を可 能とする対話的ツール CT-Planner」 首都大学東京 倉田研究室 +東京大学 原研究室   <優秀賞> ◦「みんなでつくる案内板データベース  Monumento(モニュメント)」   (株)まちクエスト 小川 智史 ◦「フィットネスバイクによる仮想スタンプラ リーシステム『うごスタ』」  近畿大学うごスタチーム 代表 溝渕 昭二 <奨励賞> ◦「お父さんのための『今日どこいく?マップ』」 あおき地理情報システム研究所 青木 和人 ◦「地図が語る戦没者足跡」 GIS 沖縄研究室 渡邊 康志 沖縄タイムス社 與那覇 里子 ◦「地域資源×G空間情報-地域の景観・伝説を 再発掘、G空間を楽しもう!-」  山口県立大学 国際文化学部文化創造学科 倉田研究室 代表 倉田 研治 北川国土交通副大臣による挨拶  11 月 13 日 か ら 15 日 の 3 日 間、 日 本 科 学 未 来 館( 東 京 都 江 東 区 青 海 ) に お い て「 G 空 間 EXPO2014」を開催し、約 20,000 名(体験イベント等の屋外参加者は除く)の方が来場され、幅 広い層の方々に「G空間情報」に関する理解を深めていただきました。 「うごスタ」を体験している小池院長 最優秀賞に輝き笑顔の受賞者

(3)

◦「小型有人ヘリによる空間線量の地図化-赤城 大沼を事例に-」 スカイマップ株式会社 三田 友規、井上 覚 国立環境研究所 野原 精一 ◦「測位・情報社会基盤プラットフォーム」 防衛省 防衛大学校 電気電子工学科 浪江 宏宗 <来場者賞> ◦「地理・歴史教育を豊かにする伊能社中の新た な試み」 NPO 法人 伊能社中  出展参加者からは、「大勢の来場者の方々から 賛辞や貴重なご意見を多くいただいた」との報告 がありました。また、来場者からは、「面白かった」 「今後も続けて欲しい」などの感想をいただきま した。 ◆【国土地理院の施策展示】  メッセージゾーン及び地理空間情報フォーラム ゾーンにおいて、国土地理院の施策を紹介する展 示を行いました。  メッセージゾーンでは、電子基準点をテーマに、 正確な位置情報を提供するだけではなく、地理空 間情報サービスの発展及び安全・安心に貢献して いる側面に着目した、模型・パネルを展示すると ともに、映像を利用した紹介も行いました。  また、地理空間情報フォーラムゾーンでは、「地 理院地図」「電子国土基本図」「携帯端末を用いた 防災アプリ」「避難所記号」等の国土地理院の施策・ 提供サービスについてデモンストレーションを行 うとともに映像やパネル等により紹介しました。 ◆【報告会】場所に結び付ける新たな位置情報 サービスへの展望 ─場所情報コードの位置情報 サービスへの応用に関する共同研究成果報告─  場所情報コードと位置情報点の普及を目的に、 共同研究中間報告会を 13 日に開催し、主に測量・ 地図分野及び情報・通信分野から、113 名の方々 が来場されました。  報告会では、最初に国土地理院より場所情報 コードと位置情報点の説明と場所情報コードを利 活用するための閲覧システム及びガイドラインの 概要について報告しました。その後、9 名の共同 研究者から場所情報コードを用いたナビゲーショ ンに関する研究(2 題)、公物管理への応用に関す る研究(5 題)、位置情報の応用事例に関する研究 (2 題)の進捗状況と中間成果が報告されました。 その他、ICタグ付きマンホールの実用に向けた デモンストレーションが行われ、来場者から公物 管理への応用例について関心が寄せられました。 地理空間情報フォーラムゾーン (地理院地図など) メッセージゾーン(電子基準点展示) 熱心に報告を聴く参加者

(4)

◆【シンポジウム】高精度測位社会における3次 元地理空間情報  「高精度測位社会における3次元地理空間情報」 をテーマにシンポジウムを 14 日に開催し、終始 満席となる 139 名の来場者がありました。  シンポジウムでは、中島地理情報解析研究室長 の趣旨説明の後、東京大学柴崎教授ほか5名(下 記参照)から過去の取り組みの整理や現状報告が 行われたのち、講演者全員によるパネルディス カッションを行い、高精度測位と3次元地理空間 情報に関する課題と今後の方向性、役割分担等に ついて議論が行われました。役割分担の議論では 「国土地理院に標準化をリードしてほしい」との 期待が多く寄せられました。 ◦講演者と演題 ◦柴崎亮介(東京大学空間情報科学研究センター)   :「高精度測位社会の実現のために」 ◦小林三昭(ジェイアール東日本コンサルタンツ(株)) :「 鉄 道 の 進 化 を 支 え る Geo Information Management」 ◦太田恒平((株)ナビタイムジャパン) :「高度なネットワークデータを用いたトータ ルナビゲーション」 ◦越塚 登 (東京大学大学院情報学環) :「3次元地理空間情報とその活用」 ◦坂下哲也((一財)日本情報経済社会推進協会) :「屋内空間の利活用に関する現状と課題」 ◆【展示・プレゼンテーション】  防災とG空間情報~役立つ防災アプリ展~  今年度の審査委員会で選定した7つの防災アプ リについて、開発者による展示及びプレゼンテー ションを行いました。  このイベントは、14 日午前のみの開催でしたが、 民間事業者など 200 名近くの来場がありました。 各アプリの展示ブースでは、実際のスマートフォ ン等を用いたデモンストレーションが行われ、来 場者と開発者の間で熱心な情報交換が行われてい ました。また、プレゼンテーションタイムには、 準備した座席数を大幅に越える聴衆が集まり、関 心の高さがうかがえました。  国土地理院では、来年度も引き続き、防災アプ リに関する取り組みを予定しています。 ◦出展アプリ(五十音順) ◦AR ハザードスコープ(R) ONLINE 株式会社キャドセンター ◦家族向け安否確認システム Familoca  株式会社つなぐネットコミュニケーションズ ◦goo 防災アプリ NTT レゾナント株式会社 ◦全国避難所ガイド Ver.5  ※展示のみ ファーストメディア株式会社 ◦避難所案内    ESRI ジャパン株式会社 ◦防災セーフティマップ   徳田 貴司(個人) ◦ LifeLine 防災システム LifeLine 防災システムプロジェクトチーム  「G空間 EXPO2014」は、来場者数も昨年を上 回り、大変盛況のうちに終了することができまし た。ご来場いただきました皆様に心より御礼申し 柴崎教授による講演 来場者とアプリ開発者の情報交換の様子

(5)

「電子国土賞2014」の受賞作品を決定

 「電子国土賞」は、国土地理院が提供・配信す る電子国土基本図等のデータを活用し、地理空間 情報の高度活用社会の形成に貢献する GIS ソフト ウェアと GIS コンテンツの中で、優れたものを表 彰するとともに広く紹介することで、品質の高い アプリケーション等の開発・普及の促進を目的に 平成 24 年に創設し、今回が3回目となります。  今回は、電子国土賞選考委員会にてモバイル部 門 2 点、PC 部門 2 点、コンテンツ部門 2 点を「電 子国土賞 2014」として決定しました。あわせて、 電子国土基本図等の利用促進に貢献した作品を 「電子国土功績賞 2014」として 3 点を決定しまし た。   受 賞 作 品 に つ い て は、11 月 13 日 か ら 15 日 ま で 日 本 科 学 未 来 館 で 開 催 さ れ た「G 空 間 EXPO2014」において表彰及び作品紹介を行いま した。  受賞作品の紹介は、国土交通省 1 階(千代田区 霞ヶ関)の展示コーナーでも、12 月 1 日から 12 日までパネルの展示を行いました。また、以下の 国土地理院ホームページや、「地図と測量の科学 館」に電子国土賞コーナーを設け紹介を行ってい ます。 【電子国土賞 2014 モバイル部門受賞作品】 ◦Bump Recorder Web

◦下田市津波ハザードマップアプリ 【電子国土賞 2014PC 部門受賞作品】

◦LVSquare

◦gittok(Geospatial Information Technology Tool Kit) 【電子国土賞 2014 コンテンツ部門受賞作品】 ◦やまつみ 紙で作る山岳立体模型の“やまつみ” シリーズ ◦HCC Craft  【電子国土功績賞 2014 受賞作品】 ◦旭市防災アプリケーション ◦MapMaker シリーズ ◦「e・マップさむかわ」ニューバージョン (企画部)  国土地理院は、「電子国土賞 2014」の受賞作品としてモバイル部門 5 点、PC 部門 9 点、コンテ ンツ部門 10 点の最終選考ノミネート作品の中から、モバイル部門 2 点、PC 部門 2 点、コンテンツ 部門 2 点を受賞作品に決定しました。 小池院長(前列中央)と受賞者の皆さん 国土地理院ブースでの受賞作品紹介の様子

(6)

国連地球規模の地理空間情報管理(UN-GGIM)に関する報告

1.UN-GGIM 第 3 回ハイレベルフォーラム参加 報告  10 月 22 日から 24 日まで、中国北京市の中国 国家測絵地理信息局本部において、UN-GGIM※ 第 3 回ハイレベルフォーラムが開催されました。  今回は、国連統計部(GGIM 事務局)と中国 国家測絵地理信息局の主催で、「持続可能な開発 と地理空間情報」を全体テーマとして、44 か国、 国連 9 組織、民間企業 27 団体から約 260 人が参 加しました。国土地理院からは宇根企画部地理空 間情報活用推進分析官が出席したほか、JICA 長 期専門家として派遣中の田中技官がバングラデ シュ国代表として参加しました。  フォーラムでは、持続可能な開発と地理空間情 報に関連する 5 つのセッションが設定され、基調 講演やパネルディスカッションによる討議が行わ れました。日本からは、我が国の減災における取 り組みについて発表を行うとともに、来年 3 月に 仙台で行われる第 3 回国連防災世界会議に向け て、災害対応に関連する組織や機関を通じ、地理 空間情報が災害に果たす役割と重要性について強 く訴えるよう呼びかけました。  フォーラム最終日には「北京宣言」が採択され、 その中で第 3 回国連防災世界会議等へのインプッ トの機会を通じ、気候変動・災害管理における地 理空間情報の活用と応用を推奨する文言が盛り込 まれました。   第 3 回ハイレベルフォーラムの様子 2.アジア太平洋地域委員会(UN-GGIM-AP) 第 3 回総会報告  11 月 10 日から 12 日まで、インドネシア国の バリ島において開催された「UN-GGIM に関する アジア太平洋地域委員会」(UN-GGIM-AP)の第 3 回総会に、国土地理院から村上企画部長、坂部国 際課長、宮原物理測地課長の 3 名が出席しました。  第3 回総会には、15 カ国から80 名の参加があり、 3 つの作業部会の活動に関する決議が採択され、 2 つのテーマについて各国からの発表が行われまし た。各作業部会に関する決議は、以下のとおりです。 ◦グローバルな測地参照系に関する国連総会決議 に向けたサポートの奨励、アジア太平洋地域基 準系に関する測地基準網の拡充の貢献要請 ◦地域のジオポータルの設計・実装の要請 ◦国際写真測量・リモートセンシング学会(ISPRS) と共同で特別セッションを次年度に開催  テーマ別発表では、災害管理及び人材育成に関 する各国 NGIA の取組状況について、合計 9 カ国 から発表がありました。  来年は第 20 回国連アジア太平洋地域地図会議 (UNRCC-AP)が 10 月 6 日(火)から 9 日(金) まで韓国済州島(チェジュ島)で開催される予定 で、この会議に合わせて、UN-GGIM-AP の総会 も開催される予定です。 ※UN-GGIM:国際連合統計部の取組のひとつで、地球規 模の地理空間情報を様々な分野で活用するため、地理空 間情報やそのサービスの相互運用性を確保する仕組み等 の検討が目的。「国連地球規模の地理空間情報管理」= UAV と写真に収まる会議参加者

(7)

◦全国の地震活動について  国内で8 月から10 月までの3 か月間に発生した 地震のうち、M6 以上のものは 8 月 10 日、10 月 11 日 の青森県東方沖の地震(いずれもM6.1)、8 月29 日 の日向灘の地震(M6.0)がありました。 ◦東北地方太平洋沖地震関連  地震後の累積の地殻変動は、岩手川崎A観測点で 東方向へ約115cm 変位、M牡鹿観測点で約38cm 隆 起となっています。海底地殻変動の観測では、これま でと傾向は変わっていないことが報告されました。 ◦豊後水道の長期的スロースリップ  GNSS 観測により、今年の夏頃から四国西部で 通常とは異なる地殻変動が観測されています。観 測結果から豊後水道付近で最大約4cm のプレート 境界面上の滑りが推定され、長期的スロースリッ プ(SSE)が発生していると考えられます。隣接す る浅部側低周波微動活動も2014 年初め以降、通常 よりも活発化しており、ごく小規模な長期的SSE が発生したことを示唆しています。今回の発生間 隔は過去に比べて短いように見えますが、東北地 方太平洋沖地震の影響の可能性があるとの報告が ありました。 ◦長野県北部の地震  11 月22 日に、長野県北部の深さ5km でM6.7 の 地震(最大震度6 弱)が発生しました。この地震の 発震機構は西北西-東南東方向に圧力軸を持つ型 であり、神城断層で発生したと考えられます。  この地震に伴って地殻変動が観測されました。 白馬観測点は東南東方向へ約29cm 水平移動し、約 13cm 沈降しました。また、今年5 月、JAXA が打ち 上げた「だいち2 号」のデータを解析し、神城断層 付近で地殻変動が捉えられ、震央西側の地表地震 断層付近では特に大きな地殻変動が見られました (図参照)。地表地震断層及び地表変状の分布は神 城断層に沿っており、神城断層で地震が発生した ことを示唆しています。 ◦重点検討課題「物理モデルに基づいた地震発生 予測研究 その2」の検討  巨大地震の発生予測という観点から、SSE 発生 シミュレーション研究に関して議論が行われました。  南海トラフを対象とした長期的・短期的SSE と プレート間大地震のシミュレーションに基づき地 震サイクルに伴うゆっくり地震の活動変化と検知 可能性の検討、浅部超低周波地震の局所性の原因 及び2011 年東北地方太平洋沖地震との関係に関 する報告、地震発生に至るプロセスとしてのゆっ くりすべりと予測における役割についての分析等 が報告されました。  シミュレーションにより、長期的SSE や浅部超 低周波地震の基本的な挙動が再現され、大地震サ イクル間における固着域とSSE 領域間のすべり状 態の変化に伴いSSE 発生間隔が変化する可能性が 示唆されるなどの報告がありました。  また、地震発生の予測実験の試行に向けたモニ タリング及び推移予測項目が提案され議論が行わ れました。  次回の重点的検討課題では、兵庫県南部地震以 降、20 年における活断層研究の進展と、明らかに なった課題について取り上げる予定です。 (地理地殻活動研究センター)

第205回地震予知連絡会概要

 11 月 28 日、九段第 2 合同庁舎(東京都千代田区)において、第 205 回地震予知連絡会が開催さ れました。 地震前観測日:2014/10/02 地震後観測日:2014/11/27 解析:国土地理院 原初データ所有:JAXA 地震予知連絡会SAR 解析WG の活動により、地震後の緊急観測要 求を実施した。 データはだいち2 号に関する国土地理院とJAXA との間の協定に 基づき提供された。 「だいち2 号」(ALOS-2)のSAR 干渉画像

(8)

細島験潮場が「土木学会選奨土木遺産」に認定

 参謀本部陸地測量部(国土地理院の前身)が本 格的な潮位観測(自記記録方式)を開始したのは、 明治 24 年に輪島験潮場を含む 6 験潮場の開設か ら始まります。  現在は、全国に 25 験潮場を配置し、土地の高 さ基準の管理及び地殻・海面の変動監視を目的に 潮位の連続観測を行っています。  験潮場の潮位データ等は、以下の URL でご覧 いただけます。  細島験潮場は、明治 25 年 6 月に開設し潮位観 測を開始しました。しかし、建屋の海底基礎部分 に木材を使用していたことから、海虫の侵食で明 治 26 年 1 月に崩壊し、現在の建屋は、明治 26 年 8 月に改築されたものです。他の験潮場が建て替 えするなかで、改築からこの間大きな改修も行わ れず、最古の験潮場として 122 年前の姿を保って います。今後も引き続き、国民の安全・安心に資 する重要な観測を続けていく計画です。  土木学会は、細島験潮場の歴史的経緯から「明 している貴重な施設」と高く評価し、土木学会選 奨土木遺産に認定しました。  土木学会選奨土木遺産の認定制度は、土木学会 が歴史的に価値の高い土木遺産の顕彰を通じて、 その保存に資することを目的に平成 12 年度に創 設したもので、平成 26 年度は「江ノ島電鉄」(神 奈川県)など 22 件が認定されました。  過去に認定された測量関連の土木遺産では、平 成 19 年度に「堀江水準標石」(千葉県)、平成 22 年度に「相模野基線」(神奈川県)があります。  今までに認定された「土木学会選奨土木遺産」 は、以下の URL でご覧いただけます。 土木学会選奨土木遺産認定により授与された 認定書と銘板 細島験潮場 国土地理院験潮場位置図  国土地理院の潮位観測施設「細島験潮場」(宮崎県日向市)が歴史的に保存する価値が高い土木施 設として、11 月 18 日(土木の日)に公益社団法人土木学会から平成 26 年度の「土木学会選奨土 木遺産」に認定されました。 地理院地図 ■細島

(9)

 今回の実証実験は、災害時の避難がより円滑に できる防災アプリの開発・普及を進めるために国 土地理院が公募した防災アプリの中から、10 月 6 日の審査委員会で、特に「避難誘導機能に優れて いる」として選定された防災アプリ 4 つを使用し て行いました。  海南市職員の方々には、津波に関する避難所や 避難場所の開設訓練において、防災アプリの誘導 により自宅等から施設まで移動する実証実験を、 海南市民の方々等には、目的の避難場所まで防災 アプリの誘導により避難する実証実験を行ってい ただきました。  実証実験に参加された方々には、防災アプリを 使用した感想や、使用できると良いと考えられる データ等に関するアンケート調査にもご協力いた だき、「避難所 ・ 避難場所、標高データ等が避難 に役立つ」、「画面を見ながら歩くと危ないので音 声(案内)があると良い」等の意見が出されまし た。得られた結果等をもとに、今後整備すること が求められる防災に関する地理空間情報について 検討を進めていくことにしています。  選定された防災アプリや実証実験等の情報は、 以下の URL でご覧いただけます。 (応用地理部)  第 56 次南極地域観測隊は、越冬隊 26 名、夏隊 34 名の計 60 名で、同行者 27 名を含めると計 87 名で構成されています。本隊は、11 月 25 日に成 田空港からオーストラリア経由で南極昭和基地に 向け出発しました。この第 56 次隊には、国土地 理院から測地部物理測地課の吉田重力係長が夏隊 員として参加しています。  第 56 次隊は、11 月 26 日にオーストラリアの フリーマントル港にて、東京・晴海ふ頭を先に出 航していた南極観測船「しらせ」に乗船し、一路、 南極をめざしました。昭和基地には、12 月中旬 頃到着の予定です。  吉田隊員は、南極地域観測事業における定常観 測として、南極域における絶対重力測定、ラング ホブデに設置している老朽化した GNSS 固定連続 観測点の代替機の設置、氷床の変動を調査する測 量、氷河後退による地盤の隆起を調査するための GNSS 測量、地上レーザースキャナーを用いた精 密地形測量、地図更新のための簡易空中写真撮影 等を実施し、平成 27 年 3 月 21 日に帰国する予定 です。  吉田隊員が他の第 56 次隊員とともに南極の地 で元気に活躍されることを祈念します。 (測地部)

防災アプリケーションを用いた避難誘導実証実験報告

第56次日本南極地域観測隊出発

 国土地理院では、11 月 9 日に和歌山県海南市が行う津波防災訓練において、防災アプリケーショ ン(以下「防災アプリ」といいます。)を用いた避難誘導の実証実験を海南市職員や市民の方々等約 50 名の協力を得て行いました。 吉田賢司隊員(中央) スマートフォンをのぞき込む 実証実験参加者

(10)

平成26年秋の叙勲

11月の報道発表

1月の主な行事予定

応用地理部 11 日 11 日 平成 26年 10月の地殻変動について 23 日 平成 26年(2014年)11月 22日 22時 08分頃の長野県北部の地震に伴う地殻変動について 「電子国土賞 2014」の受賞作品が決定! 6 日 測地観測センター、 地理地殻活動研究センター 測地観測センター 「G空間 EXPO2014」で国土地理院主催イベントを開催 -ニッポンの未来は、オモシロイ。- 4 日 防災アプリを使った避難誘導実証実験を海南市で実施 をご覧ください。 国土地理院広報は、 第 18 回全国児童生徒地図優秀作品展 地震調査委員会 企画部 企画部 1/10 ~ 2/22 14 日 瑞宝双光章      瑞宝双光章          瑞宝双光章 冨樫 辰夫 氏        松嶋 成佳 氏        宮本 功 氏      元 総務部総務課長      元 主任監査官        元 測地部計画課長  11 月 3 日、平成 26 年秋の叙勲受章者が発表されました。  国土交通省関係の叙勲受章者は 328 名、うち当院関係者では、3 名の方が受章されました。  勲章伝達式は、11 月 13 日に東京プリンスホテルにおいて行われ、太田国土交通大臣から勲章 と勲記が伝達され、その後、皇居において天皇陛下に拝謁されました。  当院関係の受章者は次の方々です。 (総務部)

参照

関連したドキュメント

活断層の評価 中越沖地震の 知見の反映 地質調査.

項目 2月 3月 4月 5月

Using the CMT analysis for aftershocks (M j >3.0) of 2004 Mid Niigata earthquake (M j 6.8) carried out by National Research Institute for Earth Science and Disaster Prevention

4月~5月 8:45起動 5月~8月 8:10起動 9時業務開始の場合の冷房運転.. ◆

8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月..

2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月.  過去の災害をもとにした福 島第一の作業安全に関する

4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月.

2月 1月 12月 11月 10月 9月. 8月