金属資源情報
平成 24 年 8 月 1 日 Vol.19 No.29
ニュース・フラッシュ
独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構 金属企画調査部
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チ リ : Antofagasta Minerals 社 CEO に Diego Hernández 前 CODELCO 総裁
チリ:CODELCO、Minera Gaby SpA の事業所転換を計画
チリ:CODELCO、再生可能エネルギー導入の入札を発表
ブラジル:Vale、2012 年 Q2、59%減益
ペルー:Cerro Verde 鉱山、La TomillaⅡ浄水場を完成
ペルー:Madre de Dios 県鉱業従事者、2012 年 8 月 に無期限ストライキ実施を計画
ペルー:Minas Conga 金プロジェクト争議仲介者ら、 Yanacocha 社代表と協議
ペルー:Newmont 社長、Minas Conga 金プロジェクト の今後について語る ペルー:Humala 大統領、鉱業関連政策に言及 ペルー:Los Calatos 銅・モリブデンプロジェクト の探鉱状況 ペルー:Cuajone 銅鉱山、2013 年に拡張完了でフル 操業の見通し
ア ル ゼン チン ・チ リ : Barrick Gold、 Pascua Lama 金・銀プロジェクト CAPEX が 50~60%増
グアテマラ:加 Goldcorp、Marlin 金・銀鉱山の 2012 年 Q2 生産量を公表
メキシコ:米 Gold Resource 社、El Águila 多金属 鉱山の La Arista 鉱体の資源量評価結果を公表
メキシコ:2011 年、鉱業生産額は対前年比 45%増、 鉱業投資額は対前年比 69%増:過去最高
メキシコ:加 Goldcorp、Peñasquito 多金属鉱山の
2012 年 Q2 生産量を公表
メキシコ:加 Baja Mining 社、El Boleo 多金属プロ ジェクトの債務償還金 9,000 万 US$は韓国企業団が 負担
メキシコ:Minera Frisco、2012 年 Q2 は 2,200 万 US$の 純利益
キューバ:加 Sherritt 社、Moa ニッケル・コバルト 鉱山の 2012 年 Q2 生産実績
[北米]
加:Rio Tinto Alcan 社、Kitimat アルミ製錬所の組 合加盟労働者と労働協約締結
加:Baja Mining 社及び同社役員に対するクラスア クションが起こされる
加:ファーストネーションズ議会、天然資源開発に おける先住民関与を強く求める
加・米:Hecla 社、U.S. Silver 社に対して敵対的買 収提案 加・中:原子力利用に関する追加議定書締結
[欧州・CIS]
ロシア:En+Group、ロシア東部に 250 億 US$を投資 予定 英:LME の株主、香港取引所による買収を承認 カザフスタン:銅及びベースメタルの確認埋蔵量は 残り 10~15 年分[アフリカ]
ナミビア:国営鉱山公社 Epangelo、銅鉱山の権益取 得の可能性 モザンビーク:Anglo American、Revuboè 原料炭プ ロジェクトの権益 58.9%を獲得 タンザニア:タンザニア政府、鉱山会社に対して 30% の法人税支払いを命令 南ア:水資源・環境大臣、坑廃水処理は汚染者負担 の考え示す[オセアニア]
豪:Atlas Iron 社の 2012 年 Q2(4~6 月期)生産量 報告 豪:Newcrest、2012 年 Q2 生産量を発表 豪:Metallica Minerals 社、Nornico プロジェクト からスカンジウムを生産
豪:Minmetals 社 Dugald River 鉱山の状況
豪:Peabody Energy 社、石炭鉱山の収益が半減 豪:Nyrstar 社の製錬所、鉛の排出基準をクリアす るためには改修が必要 PNG:Panguna 銅鉱山再開か
[アジア]
インド:国営 NALCO、インドネシア政府と Asahan ア ルミ製錬所への参入協議 インドネシア:政府、鉱業下流部門振興に関する大 統領令を近々発行予定 インドネシア:政府、COW 再交渉で Freeport 社に資 本権益の過半数の売却を要求 インドネシア:政府、輸出税課税を石炭に適用しな い方針 フィリピン:Xstrata 子会社、大統領に Tampakan プ ロジェクトの環境適合状況を直接照会 ベトナム:金鉱山会社、ベトナムにおける鉱山操業 の困難さを指摘 北朝鮮:台風 7 号に伴う豪雨などで石炭流出など被 害発生 中国:環境保護部、第 3 回環境保護基準達成企業 24 社を公表 中国:包鋼希土、包頭希土製品取引所有限公司設立 監事会議を開催 中国:煙台正海磁石材料株式有限公司、五鉱有色と 共同でレアアース合弁企業を設立へ 中国:包鋼希土、北部レアアース統合計画、8 月ま でに完了 中国:福建省、三明レアアース有限公司、精錬分離 及び加工設備建設を開始 中国:2012 年 H1 精鉱生産、モリブデン 63,305 t、 タングステン 57,585 t 中国:各地で豪雨による被害発生、天津亜鉛メッキ 産業生産障害 中国:工業情報化部、「モリブデン産業の参入許可 条件」を発表 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― チリ:Antofagasta Minerals 社 CEO に Diego Hernández 前 CODELCO 総裁
2012 年 7 月 24 日、Antofagasta plc は Antofagasta Minerals 社 CEO に Diego Hernández 氏を指名し たと発表した。同氏は 8 月 1 日付けで同社 CEO に就任する。Diego Hernández 氏は BHP Billiton のベー スメタル部門社長、Minera Escondida 会長、Compañia Inés de Collahuasi 社長兼 CEO、Vale の非鉄金 属部門担当役員を歴任、2010 年 5 月から 2012 年 5 月まで CODELCO 総裁を務めていた。Antofagasta Minerals 社が操業鉱山の 2011 年銅生産量は 640.5 千 t に上る。
(2012. 7. 24 サンティアゴ 縫部保徳)
チリ:CODELCO、Minera Gaby SpA の事業所転換を計画
2012 年 7 月 25 日、CODELCO は Gaby 鉱山(チリ第Ⅱ州)を操業する子会社 Minera Gaby SpA を同社 8 番 目の事業所に転換する計画を発表した。同社役員会が Thomas Keller 総裁に対し、Gaby 鉱山を新規事業 所に転換するための調査推進を承認した。現在、Gaby 鉱山の株式は 99.9%を CODELCO が、残り 0.1%を 同社の子会社 Sociedad de Inversiones Copperfield が保有している。
Gaby 鉱山は 2008 年に生産を開始した。2011 年の銅生産量は 118 千 t である。同鉱山は酸化銅鉱を採 掘しており、資源量は 6.2 億 t、平均品位は銅 0.41%である。 (2012. 7. 25 サンティアゴ 縫部保徳) チリ:CODELCO、再生可能エネルギー導入の入札を発表 CODELCO は、電力法(法律第 20,057 号)で求められている再生エネルギー・クレジットを購入する入札 を発表した。法律第 20,257 号は、200 MW 以上の発電能力を有する在来型発電事業者に対し、2024 年ま でに発電量の 10%を非在来型再生可能エネルギー、または、発電容量 40 MW 以下の水力発電由来の電力 にすることを義務付けている。CODELCO エネルギー・水資源部長の Andrés Alonso 氏は「この入札によ り、CODELCO は競争力のある電力で法の要求を満たすことができる」と述べた。
現在 CODELCO では、Chuquicamata 事業所が Solar Pack 社(スペイン)が操業する 1 MW の太陽光発電所 の電力を導入している。Gaby 鉱山では温水化システムに太陽エネルギーを導入する予定である。さらに、 同社は Calama 市近傍で新規風力発電所建設について検討を行っている。
ブラジル:Vale、2012 年 Q2、59%減益
Vale は、7 月 25 日、2012 年 Q2 の業績を発表したが、利益は 26.6 億 US$と対前年同期比で 59%の大 幅減益となった。売上も、前年同期の 153 億 US$から 122 億 US$に減少、EBITDA も 51.2 億 US$と同 43.6% 減少した。鉄鉱石販売量は 63 百万 t と横ばいであったが、鉄鉱石価格が 145.3 US$/t から 103.29 US$/t に下落したことが収益に大きく影響した。なお、2012 年 Q1 の Vale の中国向け鉄鉱石販売量は 32.9 百 万 t で、中国への販売量が全体の 43.7%を占め、前年同期の 41.9%を上回った。また、鉄鉱石以外の 石炭、銅、ニッケル、白金、リン鉱石等の価格下落、為替変動も影響した。 Vale 関係者は、今後の経営戦略について、鉄鉱石価格の低迷が予測され、今後は、鉄鉱石の生産及び 販売中心の経営から鉄鋼生産を統合した業態に発展していかざるをえないとの見通しを発表している。 このために、Vale は、鉄鋼業への進出のためのパートナーシップの強化に努めたいという。 現在 Vale は、CSP 製鉄所(Ceara 州)プロジェクト(韓国鉄鋼メーカーPosco 及び Dongkuk との合弁、鉄鋼スラブ 3 百万 t/年、2015 年生産開始予定、総投資額 46.9 億 US$)、Alpa 製鉄所(Para 州、Acos Laminados do Para、 Aco Cearense Holding との合弁、鉄鋼スラブ 2.5 百万 t/年、2013 年 H2 生産開始予定) 、Ubu 製鉄所(Esprito Santos 州、鉄鋼スラブ 5 百万 t/年、2014 年生産開始予定、Vale 100%)、CSA 製鉄所(Vale 27%、Thysssen Krupp 社 73%)の 4 製鉄プロジェクトに投資を行っている。
(2012. 7. 30 サンティアゴ 神谷夏実)
ペルー:Cerro Verde 鉱山、La TomillaⅡ浄水場を完成
2012 年 7 月 24 日付け地元紙等によると、Cerro Verde 銅鉱山が 9 千万 US$を投資して建設した La Tomilla Ⅱ浄水場(Arequipa 市)の完成式が行われた。この浄水場は、Cerro Verde 銅鉱山の拡張工事に 伴う利益の再投資として、同鉱山から地元地域への拠出額が減少したことへの補てんとして建設された。 本浄水場によって 5 万人の地域住民に飲料水が供給されることになる。
なお浄水場の完成式に出席した Humala 大統領は、Cerro Verde 銅鉱山による浄水場建設や鉱山拡張等 に対する投資を評価したほか、鉱山企業への評価は鉱物生産量だけでなく、企業の安定性や CSR に基づ く地元地域との平和的な信頼関係の構築等の面にも着目するべきだとの考えを示した。また、Arequipa 県では今後 100 億 US$に及ぶ投資プロジェクトが計画されていると述べた。
(2012. 7. 30 リマ 岨中真洋)
ペルー:Madre de Dios 県鉱業従事者、2012 年 8 月に無期限ストライキ実施を計画
2012 年 7 月 24 日付け地元紙等によると、Madre de Dios 県鉱業従事者連盟(Fedemin)の Otsuka 代表 は、違法鉱業取締りを目的とした 4 つの法令のうち、採掘船の利用を禁じる法令 1100 号第 5 条の廃止 を求めて 8 月から無期限ストライキを開始する計画を明らかにした。 同代表は、現在鉱業の実施が許可されている地域においても、政府は採掘船の破壊等による取締りを 行っていると訴えたほか、採掘船を使わずに川底の砂金採取を行うことは不可能であるとして、法令の 一部廃止を要求する意向を示した。 (2012. 7. 30 リマ 岨中真洋)
ペルー:Minas Conga 金プロジェクト争議仲介者ら、Yanacocha 社代表と協議
2012 年 7 月 24 日付け地元紙等によると、地元による反対が根強い Minas Conga 金プロジェクトを巡る争 議の仲介者である Cabrejos 司教と Garatea 神父は、国連開発計画(UNDP)本部において、Yanacocha 社の代表 者らとの協議を行った。対談後、Yanacocha 社の Santa Cruz 操業部長は有意義な対話が出来たと発表した。
両聖職者らは 7 月 24 日、引き続き Newmont 社の代表らとの対談を行った後、政府との協議を実施す る予定となっている。
(2012. 7. 30 リマ 岨中真洋)
ペルー:Newmont 社長、Minas Conga 金プロジェクトの今後について語る
2012 年 7 月 28 日付け地元紙等によると、Newmont 社の O’Brien 社長は、Minas Conga 金プロジェク トの今後について、中央政府及び地方政府双方からの支援が必要であること、さらに安全や社会的・環 境的責任に配慮した形でのみプロジェクトを進行することができるとの考えを示した。 一方、同社長は、今後もプロジェクトに対する抗議運動や争議が行われる場合、50 億 US$にのぼる投 資はさらに延期されるだろうと警告した。 (2012. 7. 30 リマ 岨中真洋) ペルー:Humala 大統領、鉱業関連政策に言及 2012 年 7 月 29 日付け地元紙等によると、就任後 1 年を迎えた Humala 大統領は、7 月 28 日の独立記 念日に演説を行い、鉱業に関し以下の発言をした。 まず、Humala 政権発足後に導入された新たな鉱業税制(鉱業ロイヤルティの改正及び鉱業特別税、鉱 業特別賦課金の導入)により、これまでに政府は 12 億 4 千 6 百万 US$の税収を得たとし、より規模の大 きな社会プログラムへの投資に充てる方針を示した。 一方、鉱業を巡る社会争議への対策に関しては、具体的なプロジェクト名 (Minas Conga 金プロジェク ト等)やその対応には言及しなかったものの、争議の主要因である水資源に関して、国民への水資源の 供給不足を招く可能性のある天然資源採掘プロジェクトの実施を、政府は許可しないとの考えを示した。 さらに、天然資源採掘と水資源保護の両立には法的枠組みや政治方針が必要であるとし、国会に対し、 水資源に関する基本的権利が憲法の中で認められることを目的とした憲法改正の提案を行った。 また、社会争議に対する政府の対応が不十分であることを認め、現在内閣の中に設置されている社会 争議防止室を、全国社会争議防止局として再生させ、各県政府との協定のもと全国に支局を置くことを 発表した。その上で、社会争議を乗り越え、忍耐や相互尊重、対話による解決を習慣づけることが目標 であるとの考えを示した。 さらに、天然資源採掘や争議防止に関連し、先住民事前協議法が施行されたことは貴重な一歩だった と述べた。 (2012. 7. 30 リマ 岨中真洋) ペルー:Los Calatos 銅・モリブデンプロジェクトの探鉱状況
2012 年 7 月 30 日付け地元紙等によると、Metminco 社(本社:豪州)は、ペルー南部 Moquegua 県の Los Calatos 銅・モリブデンプロジェクトで実施された最近のボーリング調査により、高品位の鉱化帯が確認 されたことを明らかにした。今後、同社は 2012 年末を目途にプレ FS を開始する見通しとなっている。 Los Calatos 鉱床は規模が大きく、鉱量は 23 億 t で平均品位は銅 0.4%、モリブデン 210 ppm とされる。 (2012. 7. 30 リマ 岨中真洋)
ペルー:Cuajone 銅鉱山、2013 年に拡張完了でフル操業の見通し
2012 年 7 月 30 日付け地元紙等によると、Southern Copper 社は、2012 年の H1 に Toquepala 銅鉱山(Tacna 県)及び Cuajone 銅鉱山(Moquegua 県)に対し 3 億 2,500 万 US$を投資したことを明らかにした。これは、
同社がペルー及びメキシコに対して 2012 年 H1 に実施した投資総額 4 億 80 万 US$の 79.7%に上る。 このうち、Cuajone 銅鉱山には 1 億 1,300 万 US$が投資された。現在拡張工事中の Cuajone 銅鉱山は、 2013 年にフル操業が開始される計画となっている。一方 Toquepala 銅鉱山には破砕ミルやコンベアによ る輸送設備に 2 億 1 千 2 百万 US$が投資された。
Southern Copper 社は、全ての許可が滞りなく取得できた場合、Toquepala 銅鉱山は 2014 年 Q1 に拡 張完了による操業を開始する見通しを示している。
他方 Tia Maria 銅プロジェクトに関しては、2 度目となる環境影響評価(EIA)を現在実施中であると伝えた。 (2012. 7. 30 リマ 岨中真洋)
アルゼンチン・チリ:Barrick Gold、Pascua Lama 金・銀プロジェクト CAPEX が 50~60%増
2012 年 7 月 26 日、2012 年 Q2 決算報告ウェブ放送において Barrick Gold はアルゼンチン・チリ国境 で開発工事が進んでいる Pascua Lama 金・銀プロジェクトについて、CAPEX がこれまでの予想より 50~ 60%増加すると発表した。同プロジェクトの CAPEX は当初 33 億~36 億 US$とされていたが、2011 年に 47 億~50 億 US$に見直されていた。CAPEX 増加は規模、標高、地形、遠隔性など Pascua Lama プロジェ クト特有の難しさに加え、アルゼンチンでの高インフレ率が継続していること、鉱物資源ブームによる 労働力及びその他資源の獲得競争が原因としている。これまで 2013 年中頃を予定していた生産開始は、 1 年延期され 2014 年中頃となる予定。Pascua Lama プロジェクトは、生産開始から当初 5 年間は金 80 万~85 万 oz(24.9~26.4 t)/年を生産する計画である。 (2012. 7. 26 サンティアゴ 縫部保徳) グアテマラ:加 Goldcorp、Marlin 金・銀鉱山の 2012 年 Q2 生産量を公表 Goldcorp(本社:バンクーバー)は、グアテマラに所有する Marlin 金・銀鉱山の 2012 年 Q2 生産量を 下表のとおり 2012 年 7 月 26 日付け同社 HP に公表した。同鉱山は同国の金、銀生産の大半を担ってお り、地元住民による反対活動がある中、生産量を順調に伸ばしてきたが、2011 年に生産量がピークを迎 え、今後は徐々に減少していくことが想定されている。 2012 年 Q2 2011 年 Q2 前年同期比(%) 金 (t) 1.76 2.45 -28 銀 (t) 50.2 59.0 -15 (2012. 7. 30 メキシコ 高木博康)
メキシコ:米 Gold Resource 社、El Águila 多金属鉱山の La Arista 鉱体の資源量評価結果を公表 Gold Resource Corp.(本社:米国コロラド州・スプリングス)は、メキシコ・オアハカ州に保有する El Águila 多金属鉱山の La Arista 鉱体の資源量評価結果を下表のとおり 2012 年 7 月 23 日付け同社 HP に公表した。 同鉱山では、2010 年 10 月に El Águila 金・銀鉱体の商業生産が開始され、2011 年からは La Arista 多金属鉱体の生産が開始されている。 同社は、オアハカ州内に複数の探鉱プロジェクトを保有している。 資源量 (百万 t) 平均品位 金換算含有量 (t) 金 (g/t) 銀 (g/t) 銅 (%) 鉛 (%) 亜鉛 (%) 概測資源量 1.01 3.2 280 0.4 1.2 4.1 12.9 予測資源量 3.47 1.8 190 0.3 1.2 4.1 32.6 (2012. 7. 30 メキシコ 高木博康)
メキシコ:2011 年、鉱業生産額は対前年比 45%増、鉱業投資額は対前年比 69%増:過去最高
2012 年 7 月 25 日付け業界紙等によると、メキシコ鉱業会議所(CAMIMEX)は年次報告書において、2011 年の鉱業生産額は対前年比 45%増の 201.48 億 US$、2011 年の鉱業投資額は対前年比 69%増の 56.12 億 US$となり、ともに過去最高を記録した旨を発表した。
生産額増加の要因は、金、銀等の価格の高騰に加え、2010 年 6 月にストライキが解決した Grupo Mexico の Buenavista 銅鉱山の生産回復、2010 年 9 月に商業生産を開始した加 Goldcorp の Peñasquito 多金属 鉱山の生産本格化、多くのプロジェクトが生産段階に移行しつつあること等にあるとしている。 また、2012 年の鉱業投資額は対前年比 36%増の 76.47 億 US$と見込んでいる。 なお、メキシコ国立統計情報院(INEGI)による 2011 年の主要な金属鉱石の生産量(確定値)は、下表の とおりとなっている。 2011 年 2010 年 前年比(%) 金 (kg) 88,649 79,376 +11 銀 (t) 4,778 4,410 +8 鉛 (t) 223,717 192,062 +16 銅 (t) 443,621 270,136 +64 亜鉛 (t) 631,859 570,004 +11 鉄 (千 t) 12,806 13,988 -8 (2012. 7. 30 メキシコ 高木博康) メキシコ:加 Goldcorp、Peñasquito 多金属鉱山の 2012 年 Q2 生産量を公表 Goldcorp(本社:バンクーバー)は、メキシコ・サカテカス州に保有する Peñasquito 多金属鉱山の 2012 年 Q2 生産量概要を 2012 年 7 月 26 日付け同社 HP に下表のとおり公表した。同鉱山は、2011 年 12 月に フル操業の開始が発表されたが、水不足により操業が制約を受けている影響で、四半期ベースでのフル 操業時の目標の金 3.89 t、銀 217.7 t、鉛 22.7 t 及び亜鉛 51.0 t には達していない。 2012 年 Q2 2011 年 Q2 前年同期比(%) 金 (t) 3.23 1.82 +77 銀 (t) 204.4 143.1 +43 鉛 (千 t) 20.8 17.5 +19 亜鉛 (千 t) 43.1 30.2 +43 (2012. 7. 30 メキシコ 高木博康)
メキシコ:加 Baja Mining 社、El Boleo 多金属プロジェクトの債務償還金 9,000 万 US$は韓国企業団が負担 Baja Mining Corp.(本社:バンクーバー)は、メキシコ・バハカリフォルニアスル州に保有する El Boleo 多金属プロジェクトの償還金を韓国企業団が負担するオプションにコンソーシアム内で合意した旨 2012 年 7 月 26 日付け同社 HP に公表した。同プロジェクトは、Baja 社 70%及び KORES(韓国鉱物資源公社)を筆頭とす る韓国企業団 30%権益保有の JV プロジェクトである。マインライフは 23 年で、年平均生産量として銅 38,100 t、コバルト 1,600 t、亜鉛 29,500 t が見込まれている。2012 年 4 月 23 日に Baja 社が同プロジェクトの開 発コストが当初計画より 2 億 4,600 万 US$増加し、総額 11 億 4,300 万 US$になる旨公表して以来、資金調達 に懸念が生じ、6 月 15 日には債務不履行を起こし、8 月 1 日まで償還期限が延長されていた。 合意の概要は以下のとおり。 ・債権者への償還金 9,000 万 US$の支払期限は 8 月 1 日から 9 月 30 日に延期する。 ・8 月 30 日までにコンソーシアムが韓国企業団から 4,500 万 US$以上受け取った場合には、Baja 社の権 益は 70%から 49%に減少する。 ・この日までにコンソーシアムが別途資金を確保できた場合には権益比率は従来どおりとする。
・その後は、韓国企業団からコンソーシアムへの追加資金の金額によって、Baja 社の権益比率は最低で 10%まで減少する。
(2012. 7. 30 メキシコ 高木博康)
メキシコ:Minera Frisco、2012 年 Q2 は 2,200 万 US$の純利益
Grupo Carso の鉱業部門子会社である Minera Frisco は、2012 年 Q2 の業績及び金属生産量を下表のとおり、 2012 年 7 月 26 日付け同社 HP に発表した。同社は、金、銀、亜鉛等の生産量は減少したものの、2 億 9,900 万 Peso(約 2,200 万 US$)の純利益をあげた。なお、前年同期は、金属生産は好調であったものの、金属先物取引 の損失、外国為替の損失及び高い利子によるファイナンシャル・コストの増大により赤字となっていた。 同社は、2011 年 1 月にメキシコ株式市場に上場し、メキシコにおいて、El Cornel 金・銀鉱山、Acientos 多金属鉱山、San Francisco de Oro 多金属鉱山、Maria 銅鉱山、San Felipe 金・銀鉱山及び Tayahua 多 金属鉱山の 6 鉱山を操業している。 (百万 Peso) 2012 年 Q2 2011 年 Q2 前年同期比(%) 売上高 2,293 2,061 +11 営業利益 587 854 -31 EBITDA 816 1,017 -20 当期純利益 299 -325 - 2012 年 Q2 2011 年 Q2 前年同期比(%) 金(kg) 1,581 1,924 -18 銀(kg) 39,020 45,048 -13 銅(t) 5,636 5,603 +1 亜鉛(t) 19,089 21,162 -10 鉛(t) 5,844 6,223 -6 (2012. 7. 30 メキシコ 高木博康) キューバ:加 Sherritt 社、Moa ニッケル・コバルト鉱山の 2012 年 Q2 生産実績
加 Sherritt International Corp.(本社:トロント)は、キューバに 50%権益を保有する Moa ニッケ ル・コバルト鉱山の 2012 年 Q2 生産実績(同社権益 50%分)を下表のとおり 2012 年 7 月 25 日付け同社 HP に公表した。残りの権益 50%は、キューバ国営企業 Cubaniquel 社が保有している。 鉱種 2012 年 Q2 2011 年 Q2 前年同期比(%) ニッケル (t) 4,485 3,991 +12 コバルト (t) 497 449 +7 (2012. 7. 30 メキシコ 高木博康)
加:Rio Tinto Alcan 社、Kitimat アルミ製錬所の組合加盟労働者と労働協約締結
Rio Tinto Alcan 社は、2012 年 7 月 27 日、同社が BC 州で操業中の Kitimat アルミ製錬所及び Kemano 水 力 発 電 所 に 勤 務 す る カ ナ ダ 自 動 車 労 組 (National Automobile, Aerospace, Transportation and General Workers Union of Canada, CAW)第 2301 支部加盟労働者(約 1,150 名)と 7 月 24 日付けで労働 協約を締結したことを発表した。 新たな労働協約に対する組合加盟労働者による投票は 26 日と 27 日の両日に実施され、94%の賛成に て承認された。なお、新たな労働協約の有効期間は 5 年間である。 組合側は 7 月 19 日と 20 日にストライキ実施の是非を問う投票を加盟労働者に対して実施したところ 96%の賛成があり、ストライキは不可避と見られていた。 (2012. 7. 30 バンクーバー 片山弘行)
加:Baja Mining 社及び同社役員に対するクラスアクションが起こされる
Baja Mining Corp.(以下、Baja 社)は、2012 年 7 月 27 日、同社及び同社の現役員、旧役員を相手取 ったクラスアクションがオンタリオ州で起こされたことを発表した。 提訴手続きはオンタリオ州在住の個人により開始され、クラスアクションとしての認定を求めている。 原告団は 2010 年 11 月 1 日から 2012 年 4 月 23 日までに同社株式を購入した株主とし、この期間中 Baja 社にオンタリオ州証券法に違反する不実表示があったとして、通常損害として 2 億 5,000 万 C$、懲罰的 損害賠償金として 1,000 万 C$、さらに利子と裁判費用を求めている。 Baja 社は、現在、訴状を検討中であり、本提訴に対して対抗することを検討している。 (2012. 7. 30 バンクーバー 片山弘行) 加:ファーストネーションズ議会、天然資源開発における先住民関与を強く求める カナダのファーストネーションズを代表するファーストネーションズ議会の議長に再選した Shawn A-in-chut Atleo 議長は、メディアのインタビューで、先住民族の土地で行われる天然資源の開発や利 益分配の決定において、先住民族はキープレイヤーであるべきと答えた。インタビューの中で Atleo 議 長は、同議会が代表する 630 の先住民コミュニティの多くが鉱山開発やパイプライン事業の影響を受け ているとし、現在の国家エネルギー委員会や環境評価プロセスは、コモンローが求める基準に達してお らず、新しい環境基準は、国際的な観点からは最低基準に過ぎず、先住民らの事前同意の必要性を求め ていないとしている。また、困窮した先住民コミュニティの経済開発や天然資源プロジェクトに対する サポートを促進するためにも、天然資源開発から得られる利益の適正な分配が重要であると説いている。 ファーストネーションズ議会は、ノバスコシア州で行われている連邦政府と州政府の会合である連邦 評議会に出席し、ファーストネーションズの教育、経済開発、先住民子女に 対する暴力、健康の 4 点に ついて評議会に要望書を提出し、特に経済開発においては、先住民に潜在的に影響を及ぼす天然資源開 発の決定に関し、早い段階からの先住民の関与を求めている。 (2012. 7. 30 バンクーバー 片山弘行)
加・米:Hecla 社、U.S. Silver 社に対して敵対的買収提案
Hecla Mining Company(以下、Hecla 社)は、2012 年 7 月 26 日、U.S. Silver Corp.(以下、U.S. Silver 社)に対して、買収提案を行ったことを発表した。
U.S. Silver 社に対する買収提案は、同社普通株式 1 株当たり 1.80 C$による現金にて買収するもの であり、これは 2012 年 7 月 24 日の U.S. Silver 社株終値よりも 23%高く、20 日間平均価格よりも 30% 高いものである。また、2012 年 6 月 7 日に発表された RX Gold & Silver Inc.(以下、RX 社)による U.S. Silver 社への買収提案価格である 1 株 1.41 C$よりも 28%高いものである。また、U. S. Silver 社普 通株式購入ワラントを現金にて 1 株当たり 0.205 C$にて買い取ることも提案している。
本買収提案を受けて U.S. Silver 社は、2012 年 7 月 30 日、RX 社と共同で U.S. Silver 社株主に対して、 Hecla 社の敵対的買収提案を拒否し、引き続き U.S. Silver 社と RX 社の合併を支持するよう呼びかけた。 (2012. 7. 30 バンクーバー 片山弘行)
加・中:原子力利用に関する追加議定書締結
カナダ外務省は、2012 年 7 月 19 日、カナダのウラン生産企業が中国への輸出を拡大できるよう中国 政府との間でカナダ-中国原子力協力協定の追加議定書に署名したことを発表した。
に多大なる成功を収めてきた。今回の追加議定書は、カナダのウラン生産企業が中国への輸出を促進さ せるものであるとしている。 今回の追加議定書に関しては、2012 年 2 月にハーパー首相が訪中した際に、本件に関わる交渉の成功 が発表されていた。 (2012. 7. 30 バンクーバー 片山弘行) ロシア:En+Group、ロシア東部に 250 億 US$を投資予定 2012 年 7 月 20 日付け現地報道によると、En+Group にとってロシア東部は依然として戦略的に重要な 地域である。「東シベリアの大いなる未来」会議の主要テーマとなったのは、En+Group の長期発展戦略 並びにロシアとアジア太平洋地域諸国との関係強化を背景とする同社のビジネスである。 En+Group は、プロジェクト実施にアジア企業も含む戦略的パートナーを誘致し、ロシア東部の新規プ ロジェクトに 250 億 US$を投資する意向である。 En+Group のプロジェクトには、タイシェット及びボグチャニのアルミ製錬所とボグチャニ水力発電所 の建設完了(Rusal)、ザバイカリエのチタ多金属鉱床とハカシアのアガスキル銅モリブデン鉱床の開発 (Soyuzmetallresource)、クラスノヤルスク冶金工場をベースとするロシア最大の圧延施設の設立がある。 (2012. 7. 28 モスクワ 大木雅文) 英:LME の株主、香港取引所による買収を承認
ロンドン金属取引所(LME)の親会社である LME Holdings Ltd.は 2012 年 7 月 25 日、香港取引所(HKEx) からの買収総額 13 億 8,800 万£(約 1,700 億円)での LME 買収案に関する株主投票を実施した結果、株 主が圧倒的多数で買収案を承認したことを発表した。英国金融サービス機構(FSA:Financial Services Authority)の同意等その他の必要条件を満たした後、2012 年 Q4 には香港取引所による LME の買収が完 了する予定である。LME の Martin Abbott CEO は「株主が圧倒的過半数で買収案を承認したことは喜ば しい。アジアを先導する取引所である香港取引所は、世界で最も重要な金属取引所としての LME の立場 をゆるぎないものにするだろう。」とコメントした。 (2012. 7. 27 ロンドン 北野由佳) カザフスタン:銅及びベースメタルの確認埋蔵量は残り 10~15 年分 2012 年 7 月 25 日付け現地報道によると、カザフスタンにおける銅を始めとするベースメタルの確認 埋蔵量は 10~15 年分しかない、とイセケシェフ副首相兼産業新技術相が政府会議で述べた。 同大臣は、ソ連時代に発見された鉱床がここ数十年で非常に集中的に開発されているのに、地質調査 の実施量は不十分である。「埋蔵量の減耗分が補填されず、鉱物資源基盤の規模が全般的に縮小し、質 も低下するといった傾向が生じ、強まりつつある」としている。また幾つかの金属 (鉄、マンガン、金、 亜鉛)の埋蔵量拡大は主として既知の鉱床の再評価と追加調査により得られており、近年探査が行われ た銅及び金鉱床で登録された資源は低品質で、埋蔵量の減耗分には相当し得ないとしている。 カザフスタンの鉱物資源基盤を形成する多くの鉱物の確認埋蔵量は世界的にも相当な規模であり、その世 界シェアは、ウラン約 18%、クロム 10%、鉛 9%、亜鉛 8%、銀 5%、マンガン 5%、銅 5%となっている。 同大臣は「しかし、カザフスタンは鉱石の品質では世界の主要生産者に及ばない。そのため現在開発 に至ったのは確認埋蔵量の 35%のみで、10 種の鉱物(ダイヤモンド、錫、タングステン、タンタル、ニ オブ、ニッケル、ホウ素、マグネサイト、マグネシウム塩、カリウム塩)の鉱床はこれまで全く開発され ていない。現状、炭化水素、金、銅、クロム、マンガン、ニッケルといった鉱物については、その確認
埋蔵量の 90~98%までもが地下資源利用者に供与されていることを指摘すべきである。余力を成すのは 埋蔵量の小さい鉱床或いは鉱石組成が複雑な鉱床(例えばアヤツキー鉱床の褐鉄鉱)である。」と結んだ。 (2012. 7. 28 モスクワ 大木雅文)
ナミビア:国営鉱山公社 Epangelo、銅鉱山の権益取得の可能性
2012 年 7 月 24 日付けメディア報道によれば、ナミビア政府は国営鉱山公社 Epangelo を通じて銅鉱山 の権益取得を検討しており、Otjihase 銅鉱山と Matchless 銅鉱山を操業する Weathery International 社の 株 式 5%を 取得に向け、 Epangelo と Windhoek 銀 行が協議を 行っている模 様である。 Weathery International 社はさらに Dundee Precious Metals 社の株式も保有しており、同社は国内唯一の銅製錬 所である Tsumeb 製錬所の権益を保有している。2012 年における上記 2 銅鉱山からの銅精鉱生産量は 21,472 t となっている。
2006 年に Weathery International 社は Ongopolo Mining & Processing Ltd.の株式 56%を取得する 際、Windhoek 銀行より 19.4 百万 US$の融資を受けたことから、Windhoek 銀行の有する債権の証券化を 通じ、Epangelo 社の株式取得は実施されると想定される。
(2012. 7. 30 ロンドン 小嶋吉広)
モザンビーク:Anglo American、Revuboè 原料炭プロジェクトの権益 58.9%を獲得
Anglo American は 2012 年 7 月 25 日、豪 Talbot Estate 社が保有していたモザンビーク Revuboè 原料 炭プロジェクトの権益 58.9%を、約 5 億 5,500 万 US$で取得したと発表した。Revuboè 原料炭プロジェ クトは同国の Tete 州に位置しており、残りの権益はそれぞれ新日鉄(新日鉄 23.3%、日鐵商事 10%)及 び韓国 POSCO(7.8%)が保有している。Anglo American の Cynthia Carroll CEO は「Revuboè プロジェク トは、Moatize 石炭盆地(coal basin)で最も魅力的な位置にあり、インフラの開発に関しては複数の選 択肢がある。モザンビーク政府及び JV パートナーと協力し、このプロジェクトを前進させることを楽 しみにしている。」とコメントした。 (2012. 7. 27 ロンドン 北野由佳) タンザニア:タンザニア政府、鉱山会社に対して 30%の法人税支払いを命令 各社の報道によると、タンザニアの Sospeter Muhongo エネルギー・鉱物大臣は 2012 年 7 月 27 日、同国 で 5 年間以上操業を行っている全ての鉱山会社に対し、30%の法人税の支払いを開始するよう国会で命じ た。2011 年には金価格高騰の影響を受けて、同国での金輸出収入が対前年比 31%増の 18 億 7,000 万 US$を 記録している状況に基づき、同国政府は鉱山会社からの税収入を増やしたい意向である。また、Muhongo 大臣は「同国で 5 年以上操業をしている全ての鉱山会社に対して、言い訳なしに法人税の支払いを開始す るように命じる。損失を計上しており、税の支払いによるタンザニア経済への貢献ができないと主張する のであれば、鉱山を閉鎖し、去るべきである。鉱物資源は腐ったりしない。」とコメントした。 (2012. 7. 30 ロンドン 北野由佳) 南ア:水資源・環境大臣、坑廃水処理は汚染者負担の考え示す Mpumalanga 州 Carolina 市で発生している坑廃水によると見られる土壌汚染問題に関し最高裁判所は 2012 年 7 月 26 日、地域一帯の水道水は健康被害のおそれがあり飲用不適であると発表するとともに、 Calorina 市に対し地域住民への飲用水提供を指示した。Calorina 市には BHP-Billiton が所有する Union 石炭鉱山があるが、同石炭鉱山と今回の土壌汚染問題とは関係がないと BHP-Billiton はコメントしている。
この問題に関し Molewa 水資源・環境大臣は現地紙のインタービューに応える形で、坑廃水処理に要 する費用は汚染者が負担するべきであり、国の予算を使うことは適切でないという考えを示した。同省 は 2012 年度、Witwatersrand 地域での坑廃水処理費用として 430 百万ランド(約 52 百万 US$)が予算措 置されている。 (2012. 7. 30 ロンドン 小嶋吉広) 豪:Atlas Iron 社の 2012 年 Q2(4~6 月期)生産量報告 2012 年 7 月 25 日、豪州の鉄鉱石鉱山会社 Atlas Iron 社が 2012 年 Q2(4~6 月期)の報告を行った。同 社は当期に前期の鉄鉱石出荷量 121 万 t(WMT)の約 25%増となる 150 万 t(WMT)を出荷した。また、同社 は 2011 年 10 月に発表した鉄鉱石埋蔵量の 70%増となる 4 億 1,400 万 t の鉄鉱石埋蔵量を報告。これは 同社の South East Pilbala 地区の埋蔵量 2 億 3,800 万 t、North Pilbara 地区の埋蔵量 8,480 万 t を含 むものであり、South East Pilbala 地区の埋蔵量は同社が 2011 年 10 月に発表した埋蔵量の 46%増と なっている。 (2012. 7. 31 シドニー 伊藤浩) 豪:Newcrest、2012 年 Q2 生産量を発表 2012 年 7 月 26 日、Newcrest Mining Ltd.(本社メルボルン)は 2012 年 Q2(2012 年 4 月~6 月)報告書 を発表した。金生産量は 587,310 oz(18.3 t)と前期 532,237 oz(16.6 t)から 10%増加し、銅生産は 20,544 t と前期 18,072 t から 13%増加した。
NSW 州の Cadia Valley 鉱山では金生産量は前期比 36%増加し 117,849 oz(3.7 t)、銅生産量は前期比 20%増の 12,162 t となった。WA 州の Tefer 鉱山では金生産量は前期比 3%減の 131,775 oz(4.1 t)、銅 生産量は前期比 5%増の 8,382 t となった。
一方、パプアニューギニアの Lihir 鉱山では前期比 9%増となる 163,059 oz(5.1 t)の金を生産し、 Hidden Valley 鉱山では前期比 35%増となる 21,349 oz(0.7 t)の金及び 12%増となる 191,594 oz(6.0 t) の銀を生産した。
(2012. 7. 31 シドニー 栗原政臣)
豪:Metallica Minerals 社、Nornico プロジェクトからスカンジウムを生産
2012 年 7 月 26 日付け地元紙等は、ジュニア探鉱会社の Metallica Minerals 社(以下、Metallica、本 社:QLD 州ブリスベン)が、QLD 州北部に位置する Nornico ニッケル-コバルト-スカンジウムプロジェク トから、高圧の酸浸出プロセスを使って 99.99%のスカンジウム酸化物 1 kg の生産に成功したと報じた。 現在、スカンジウムは主にロシア及び中国から年間約 10 t が世界に供給されている。NSW 州にはさら に 3 つのスカンジウム探査プロジェクトがある。
(2012. 7. 31 シドニー 栗原政臣)
豪:Minmetals 社 Dugald River 鉱山の状況
2012 年 7 月 26 日付け地元紙等は、亜鉛価格の低下にもかかわらず中国系鉱山会社の Minmetals 社が 積極的に同社の Dugald River 鉱山を中心とした亜鉛鉱山等の開発を進めていることを伝えている。 Dugald River 鉱山はクイーンズランド州北西部に位置する鉛、亜鉛、銀の鉱床を有する開発規模約 8 億 A$の鉱山であり、年間約 20 万 t の亜鉛生産を予定している。地元紙等は 2011 年 1.1 US$/lb であっ た亜鉛価格が 2012 年 0.8 US$/lb に下落しているにもかかわらず、Minmetals 社が最近、鉱山労働者用
の宿泊施設建設のための契約を締結し、また、同鉱山の主体となる 2 つの鉱体の探査活動を予定通り進 めていることを同社の積極的な鉱山開発姿勢として伝えている。
(2012. 7. 31 シドニー 伊藤浩)
豪:Peabody Energy 社、石炭鉱山の収益が半減
2012 年 7 月 26 日付け地元各紙は、主要石炭鉱山会社 Peabody Energy 社が 2012 年 Q3 の収益見通しを 3.5 億 US$~4.5 億 US$に引き下げたことを伝えている。同社の 2012 年 Q2 の収益は 4.53 億 US$であり、今般の 収益見通しの引き下げは豪州における稼働中の鉱山の生産性の低さ、一般炭価格の安さ、炭素税の導入に よる影響等が要因であるとしている。同社の豪州内の鉱山の収益は Q2 終了時点の 6 月において約 29 A$/t であり、前年同期の収益 61 A$/t の 2 分の 1 に減少している。他方、石炭生産量に関し、同社は一般炭及 び原料炭の生産目標値を NSW 州内の鉱山合計で 3,300 万 t/年及び QLD 州の鉱山合計で 3,600 万 t/年として いるが、これは従来のそれぞれの目標値 3,500 万 t/年及び 3,800 万 t/年を下回るものである。 (2012. 7. 31 シドニー 伊藤浩) 豪:Nyrstar 社の製錬所、鉛の排出基準をクリアするためには改修が必要
2012 年 7 月 28 日付け地元紙等は、SA 州アデレードの北方約 230 km に位置する Nyrstar 社の Port Pirie 製錬所(2011 年生産量:鉛 19.5 万 t、亜鉛 3 万 t、銅カソード 4 千 t、金 3.6 万 oz(1.1 t)、銀 1,856.3 万 oz(577.3 t))は鉛の排出に関する安全基準を満たすためには改修が必要と報じた。Nyrstar は州及び 連邦政府に対し 3 億 5,000 万 A$に及ぶと予想されるコストについての補助を求めている。
Nyrstar は過去に 5,000 万 A$を費やしたにも係わらず豪州の健康基準に適合できなかった経緯がある。 血中の鉛レベルが平均以上のこどもの割合は 2006 年の 60%に比べ 2010 年には 28%まで減少した。 一方、Port Pirie 市長は 700 人の雇用を抱える Nyrstar の撤退を心配している。
(2012. 7. 31 シドニー 栗原政臣)
PNG:Panguna 銅鉱山再開か
中国紙がパプアニューギニアの現地紙報道を引用して 7 月 24 日に報じたところによると、Panguna 銅鉱山 の土地所有者集団の Kirra 代表は、7 月 16 日の週、豪 TV 局に対して、Bougainville 銅業社と面会し、Rio Tinto グループによる同鉱山の再稼働可能性について話し合った旨を語った。採掘停止から 20 年以上たつが、土地 所有者集団は再開すべきとの認識を持っているという。Kirra 代表は、Bougainville 島の住民や鉱区の大多 数の住民が Bougainville 銅業社により経済復興と発展の援助を希望している旨を語っている。 なお、同鉱山は 1972 年に生産を開始した露天掘りの銅金鉱山だったが、内戦により 1989 年に採掘を 停止していた。 (2012. 7. 24 金属企画調査部 渡邉美和) インド:国営 NALCO、インドネシア政府と Asahan アルミ製錬所への参入協議 2012 年 7 月 16 日付け各社報道によれば、インド国営アルミ企業の National Aluminium Co Ltd.(以 下、「NALCO」)は、2013 年の日本との契約が切れた後のインドネシア Asahan アルミ製錬所への参入に 関心を示しており、インドネシア政府との話し合いを進めている模様。NALCO 社幹部が明らかにしたも ので、インドネシア政府から NALCO 社に打診してきたことを受け、既にインドネシア政府にある種の提 案を行っているとしている。提案には、一部又は全部の権益取得と製錬所操業への参加が含まれており、 仮に、100%の権益を取得した場合、NALCO の持分として、概算で 700 億~800 億ルピー(約 12.6 億~14.4
億 US$)の買収資金が必要と見積もっている。話し合いは進められているが、具体的、かつ、最終的な結 論は、インドネシア政府次第であり、結論は未だ先のことであるとしている。 (2012. 7. 30 ジャカルタ 高橋健一) インドネシア:政府、鉱業下流部門振興に関する大統領令を近々発行予定 2012 年 7 月 18 日付け地元報道によれば、インドネシア政府は、鉱物資源高付加価値化促進のガイド ラインなどを含んだ鉱業下流分野の振興に関する大統領令を策定中であることを明らかにした。経済担 当調整府幹部が示したもので、新鉱業法下での 2014 年の鉱石輸出禁止措置を具体的に補完するものと して、大統領令には、短期及び長期目標やそれに至るロードマップなども含み、関連する技術移転や高 付加価値化を早期に取り込み、鉱業下流分野の振興を具体的に実現することを狙いとしている。また、 近年、過剰と言えるほどに鉱石輸出量が増大してい る状況を踏まえ、鉱業下流分野を振興することは、 原材料としての鉱物資源輸出量を抑制し、環境保護にも大きく貢献する旨の考えも示している。 (2012. 7. 30 ジャカルタ 高橋健一) インドネシア:政府、COW 再交渉で Freeport 社に資本権益の過半数の売却を要求 2012 年 7 月 23 日付け各社報道によれば、インドネシア政府が、現在進行中である Freeport McMoran Copper & Gold Inc 社(以下「FCX」)との鉱業事業契約(Contract of Work:COW)に関する再交渉の中で、 同社が持つ Grasberg 鉱山の資本権益を、インドネシアでの IPO による株式売却を行い、49%に減少さ せるよう求めていることが明らかになった。Hatta 経済調整担当相が語ったもので、同相によれば、こ の求めに対し、FCX 側は IPO による売却は同意できるものの、資本権益の過半を割ることに関しては、 難色を示している、と加えている。また、オリジナル COW にそのような条件が無いので、インドネシア 側は FCX にこの要求を強要することはできないため、あくまで、交渉の中の話であるともコメントして いる。さらに、ロイヤルティ率の 5~10%への引き上げに関する交渉も進行中であると述べた。FCX は、 現在 Grasberg 鉱山の資本権益を 90.64%所有しており、このうち直接所有が 81.28%、残り 9.36%は同 社子会社の PT Indocopper Investama を通じ所有している。 (2012. 7. 30 ジャカルタ 高橋健一) インドネシア:政府、輸出税課税を石炭に適用しない方針 2012 年 7 月 25 日付け地元報道によれば、インドネシア政府は、現在、石炭以外の鉱物資源 65 品目に課し ている輸出税は、石炭には適用しない方針を明らかにした。Jero Wacik エネルギー鉱物資源大臣が述べたも ので、この方針は、政府内の最終決定であるとしている。その理由として、石炭の輸出の大部分は大企業と の石炭事業契約(Coal Contract of Work:CCOW)よるもので、石炭に適用した場合、CCOW 事業者以外の中小 事業者にのみ課されることになり、多大な不公平感が生じるためであるとしている。ただし、その輸出に関 しては、他の鉱物資源と同様に、商業省の輸出管理下に置くことは引き続き検討しており、また、現在 3~5% が課されている低品位炭のロイヤルティについて、13.5%に引き上げることも検討している模様。 (2012. 7. 30 ジャカルタ 高橋健一) フィリピン:Xstrata 子会社、大統領に Tampakan プロジェクトの環境適合状況を直接照会 2012 年 7 月 17 日付け各社報道によれば、Xstrata の Tampakan 銅・金プロジェクトの現地子会社となる Sagittarius Mines 社は、2012 年 1 月に却下された Tampakan 銅・金プロジェクトの環境適合状況に関し、今回 新たな Mining Policy が公布されたことに伴い、再度大統領に直接照会を求めた。新たな Mining Policy では、
中央政府と地方政府の政策・法律の矛盾の調整などを狙いとしており、同社では、その内容を踏まえた政府の 対応の変化に期待を寄せている。大統領が再び却下した場合、同社は正式に法廷の場に持ち込む構えである。 Tampakan 銅・金プロジェクトを巡っては、2010 年 10 月に南コタバト州が環境上の理由から露天採掘 を禁止する州法を発効し、事実上開発禁止措置が執られた。その後、中央政府は、州法より国家法が優 先する旨の方針を示していたが、2012 年 1 月、環境天然資源省は、同プロジェクトは同州法に適合した 方法により開発すべきとの理由で、同社からの環境適合申請を却下していた。 (2012. 7. 30 ジャカルタ 高橋健一) ベトナム:金鉱山会社、ベトナムにおける鉱山操業の困難さを指摘 2012 年 7 月 24 日、ハノイで開催された“採取産業透明性イニシアティブ”の会合で、ベトナムで唯 一の外資系鉱山として操業されている Phuoc Son 金鉱山の Kha 氏が発表したところによると、ベトナム における金鉱山操業の困難さとして以下の 3 点があげられる。 ①目まぐるしく変わる鉱業税制に関する法律や政策、または不十分な金融政策が鉱山会社の資金調達 を難しくし、許認可にかかる時間が鉱山の生産計画に影響を及ぼす。 ②金鉱山の場合、資源税が売上の 15%、環境保護税が売上の 1.5~2.2%、ロイヤルティが売上の 2~3% 程度、更に法人税が粗利益の 40%で、様々なリスクを抱える鉱山業には重い税負担となっている。 ③地域住民に環境保全の義務が浸透してなく、一部の住民が金の不法採掘に走り、周辺環境の汚染を 招き会社の操業活動を妨げている。
Phuoc Son 金鉱山は、2006 年から操業を開始した Bong Mieu 金鉱山と共にベトナム中部クアンナム省 にあり、2011 年には両鉱山合計で 42,868 oz の金地金を生産した。両鉱山共にトロントの Olympus Pacific Minerals 社が 80%以上の権益を保有している。 (2012. 7. 25 ハノイ 五十嵐吉昭) 北朝鮮:台風 7 号に伴う豪雨などで石炭流出など被害発生 中国紙の報道によると、北朝鮮では 2012 年台風 7 号の北上に伴い、7 月 22 日から各地で豪雨となっ た。特に江原道の一部では、7 月 22 日から 24 日 9 時までに 270 mm の降水量が観測されている。中国紙 が北朝鮮報道を引用して報じたところによると、北朝鮮では 28 日までに 88 人の死亡者と 134 人の行方 不明者、5,000 戸の住宅に被害などが発生している。鉱業でも、東海岸の川内と明川の両地域 (何道なの かは詳細不明)の石炭企業で、2,000 t の石炭の流出が報じられている。 (2012. 7. 30 金属企画調査部 渡邉美和) 中国:環境保護部、第 3 回環境保護基準達成企業 24 社を公表 環境保護部汚染防止司は 7 月 27 日、第 3 回環境保護基準達成企業 24 社を公表した。 安 泰 科 に よ れ ば 、今 回 の 達 成 企 業 24 社 の 中 に は 、包 鋼 希 土 傘 下 の 包 鋼 希 土 ハ イ テ ク 株 式 有 限 公 司 及 び 内 モ ン ゴ ル 和 発 希 土 科 技 開 発 株 式 有 限 公 司 の ほ か 、 広 晟 有 色 傘 下 の 広 東 珠 江 レ ア ア ー ス 有 限 公 司 、 広 東 富 遠 レ ア ア ー ス 新 材 料 有 限 公 司 及 び 平 遠 県 華 企 レ ア ア ー ス 実 業 有 限 公 司 、 江 西 銅 業 集 団 傘 下 の 四 川 省 冕 寧 県 方 興 レ ア ア ー ス 有 限 公 司 、 鋼 研 集 団 傘 下 の 山 東 微 山 湖 レ ア ア ー ス 有 限 公 司 が 含 ま れ て い る 。 なお今回、包鋼希土ハイテクの環境保護基準達成は、製錬分離のみで、廃棄物処理については基準を 達成していない。今回の達成企業には、初めて山東微山湖などレアアース鉱山 5 企業が含まれている。 また、包鋼希土ハイテク、内モンゴル和発希土、広東珠江、フフホト融信新金属製錬有限公司及び 湽
博加華新材料資源有限公司は、環境保護基準未達成のため留保となっていた 2012 年レアアース輸出枠 を獲得することとなるが、未だ商務省からの追加枠発表はない。 第1回(2011年12月) 第2回(2012年4月) 第3回(2012年7月) 番号 企業名 企業名 1 江陰加華新材料資源有限公司 包頭紅天宇希土類磁石材料有限公司 包鋼希土ハイテク株式有限公司(製錬 分離) 2 宜興新威利成希土有限公司 包頭市京瑞新材料有限公司 内モンゴル生一倫希土材料有限責任 公司 3 宜興市長希土製錬所 包頭華美希土ハイテク有限公司 包鋼和発希土有限公司 4 贛州紅金希土有限公司 包頭市璽駿希土有限公司 包頭市飛達希土有限責任公司 5 江西明達機能材料有限責任公司 包頭市新源希土ハイテク材料有限公 司 包頭市金蒙希土有限責任公司 6 定南大華新材料資源有限公司 包頭羅地亜希土有限公司 五原県潤澤希土有限責任公司 7 楽山盛和希土株式有限公司 包頭鑫隆新材料有限公司 広東珠江希土有限公司 8 福建省長汀金龍希土有限公司 包頭天驕清美希土研磨剤有限公司 広州建豊五鉱希土有限公司 9 贛州虔東希土集団株式有限公司 包頭瑞鑫希土類金属材料株式有限公 司 広東富遠希土新材料有限公司 10 江西南方希土ハイテク株式有限公司 内モンゴル達拉特旗河泰金属製錬有 限公司 湽博包鋼霊芝希土ハイテク株式有限 公司 11 贛州科力希土新材料有限公司 包頭三徳電池材料有限公司 湽博加華新材料資源有限公司 12 有研希土新材料株式有限公司 丹東金龍希土有限公司 湽博霊芝化学工業有限公司 13 錦州坤宏新材料実業有限公司 連雲港市麗港希土実業有限公司 金壇市海林希土有限公司 14 楽山有研希土新材料株式有限公司 溧陽羅地亜希土新材料有限公司 保定市満城華保希土有限公司 15 贛州力賽科新技術有限公司 常熟市盛昌希土科技有限公司 全南県新資源責任有限公司 16 阜寧希土実業有限公司 遼寧美宝希土材料有限公司 17 江蘇省国盛希土有限公司 西安西駿新材料有限公司 18 江蘇卓群ナノメートル希土株式有限 公司 フフホト融信新金属製錬有限公司 19 徐州金石彭源希土材料工場 包頭市鑫業新材料有限責任公司 20 江西金世紀新材料株式有限公司 山東微山湖希土有限公司 21 尋烏南方希土有限責任公司 四川漢鑫鉱業発展有限公司 22 龍南県和利希土製錬有限公司 四川省冕寧県方興希土有限公司 23 信豊県包鋼新利希土有限責任公司 徳昌県志能希土有限責任公司 24 龍南県鐕昇有色金属有限公司 平遠県華企希土実業有限公司 25 定南県南方希土有限責任公司 26 龍南県万宝希土分離有限責任公司 27 全南包鋼晶環希土有限公司 28 龍南龍イットリウム重希土科技株式 有限公司 29 贛州歩莱テルビウム新資源有限公司 30 贛州晨光希土新材料株式有限公司 31 山東鵬宇実業株式有限公司 32 江華瑶族自治県興華希土新材料有限 公司 33 益陽鴻源希土有限責任公司 34 清遠市嘉禾レアメタル有限公司 35 徳慶興邦希土新材料有限公司 36 広西有色金属集団金源希土株式有限 公司 37 広西賀州金広希土新材料有限公司 38 四川省楽山鋭豊冶金有限公司 39 四川省楽山市科百瑞新材料有限公司 40 四川省冕寧県方興希土有限公司 41 甘粛希土新材料株式有限公司 (2012. 7. 30 北京 土居正典) 中国:包鋼希土、包頭希土製品取引所有限公司設立監事会議を開催 現地報道によると、包鋼希土は 7 月 20 日、「包頭希土製品取引所有限公司」設立監事会議を開催、 設立案を検討し、採択された。 発表によると、登録資本金は 7,000 万元(11 百万 US$)で、包鋼希土のほか国家備蓄物資調整センター、 中国有色金属建設株式有限公司、四川江銅レアアース有限責任公司、厦門タングステン業株式有限公司、 甘粛レアアース新材料株式有限公司及び内モンゴルハイテク持株有限公司の計 7 企業がそれぞれ 1,000 万元(1.6 百万 US$)を出資する。 (2012. 7. 30 北京 土居正典)
中国:煙台正海磁石材料株式有限公司、五鉱有色と共同でレアアース合弁企業を設立へ 現地報道によると、煙台正海磁石材料株式有限公司は 7 月 19 日、「五鉱有色金属株式有限公司若し くは五鉱が指定する者と共同で、登録資本金 8,000 万元(12.6 百万 US$)から 1 億元(15.8 百万 US$)の、 高性能レアアース永久磁石材料の研究開発、生産及び販売事業を行う企業を設立する予定である」と発 表した。 (2012. 7. 30 北京 土居正典) 中国:包鋼希土、北部レアアース統合計画、8 月までに完了 現地報道によると、2011 年 5 月に内モンゴル自治区政府は「内モンゴルレアアース川上企業の統合・ 淘汰案」により、精錬分離企業 35 社に対する統合・淘汰計画を発表した。統合・淘汰は、①再編・統 合、②補償つき閉鎖、③淘汰的閉鎖の 3 方式で行われることになったが、具体的な方法は次のとおりで あった。 ①自治区以上の投資主管部門によるプロジェクト立案、認可企業については、包鋼集団との話し合い による再編・統合。 ②盟市、旗県(市、区)によるプロジェクト立案、認可企業については、包鋼集団による補償、閉鎖、 業界撤退。 ③プロジェクト立案、認可関連書類を有しない企業は、淘汰的閉鎖。 当初、同自治区政府は 2011 年 6 月末までの統合完了を要求したが、企業及び自治区政府の間で、補 償基準に関し大きな見解の相違が生じ、統合案は行き詰まった。自治区政府は 2011 年 9 月 27 日、各企 業向け個別の統合案作成を要求し、紆余屈曲はあったが、最終的に自治区政府補償基準が引き上げられ、 当初包鋼稀土が 4 社とした再編・統合対象企業は 13 社にまで拡大された。 現在、包鋼稀土は、再編・統合対象 13 社に対して再編業務を積極的に推進し、補償・閉鎖対象 18 社 に対しては 5,600 万元(8.9 百万 US$)以上の補償金支払い、淘汰的閉鎖対象 4 社については、自治区政 府関連部門による工場及び生産設備解体、水道、電気の停止、工商登記の年度検査の停止などの措置を 行っている。 包鋼稀土資産部楊秀坤部長は「包鋼稀土が主導する内モンゴルのレアアース産業統合枠組みは出来上が っており、包鋼稀土の傘下に下る 13 社の再編はスタートしている」と話している。また包鋼稀土経営陣に 近い関係者は「13 社は、8 月までには統合され、半期報告書で関連情報が発表されるだろう」と話す。 なお、包鋼稀土が提出した「北方レアアース集団組織構造計画案」は、既に国家工業情報化部へ報告 されている。 (2012. 7. 30 北京 土居正典) 中国:福建省、三明レアアース有限公司、精錬分離及び加工設備建設を開始 現地報道によると、福建省三明市の三明金明レアアース有限公司は、同市吉口産業パークで精錬分離 及び加工設備の建設を開始した。建設は、6 年間に 40 億元(6.3 億 US$)を投入し、3 期に分け実施し、 第 1 期分は生産能力 1 千 t/年の高性能発光材料生産設備で、2013 年 6 月末に生産を開始する計画であ る。このほか、精錬分離 10 千 t/年、レアアース金属 3 千 t/年、ネオジウム鉄ホウ素永久磁石材料 6 千 t/年の設備を建設し、高度加工産業チェーン構築を目指している。 三明金明有限公司は、同市経済貿易委員会の主導により、厦門タングステン業公司と同市国有資産投 資経営公司が共同で 2012 年 6 月に設立した三明市唯一のレアアース企業である。 (2012. 7. 30 北京 土居正典)
中国:2012 年 H1 精鉱生産、モリブデン 63,305 t、タングステン 57,585 t 安泰科によれば、中国有色金属工業協会は 7 月 23 日、2012 年 H1 のモリブデン精鉱及びタングステン 精鉱(65%三酸化タングステン)生産の最新統計データを発表した。 モリブデン精鉱生産量は、前年同期と比べ 18.6%増の 63,305 t(金属量)であった。省別では、河南 省 25,629 t(対前年同期比 2.2%増)、陝西省 11,109 t(同 33.8%増)、内モンゴル 8,850 t(同 24.8%増)、 遼寧省 4,728 t(同 140%増)、河北省 4,784 t(同 18.4%増)で、全国生産の 87%を占めている。また 6 月生産量は、前年同期と比べ 29.8%増の 13,219 t(対前月比 6.8%増)で、省別では河南省 4,547 t、陝 西省 2,079 t、内モンゴル自治区 2,057 t、遼寧省 1,532 t、河北省 1,131 t で、全国生産の 85.8%を 占めている。 タングステン精鉱生産量は、前年同期と比べ 16.4%増の 57,585 t(65%三酸化タングステン)であっ た。省別では、江西省 19,997 t(対前年同期比 11.69%増)、湖南省 17,354 t(同 19.86%増)、河南省 10,595 t(同 12.74%増)で、全国生産の 83.3%を占めている。また、6 月生産量は 1 万 1,779 t で、そのうち江 西省生産 4,033 t、湖南省 3,786 t、河南省 1,881 t であった。 (2012. 7. 30 北京 土居正典) 中国:各地で豪雨による被害発生、天津亜鉛メッキ産業生産障害 2012 年 7 月 21 日の北京豪雨後も中国各地で豪雨が続いている。非鉄金属関係では、天津市の豪雨に 際して、亜鉛メッキ産業の集積している静海区で 7 月 28 日に市内最大の降雨量を観測、同区の大小数 百の亜鉛メッキ企業が連日の豪雨により生産停止に追い込まれたとの情報がある。なお、1~3 日で生産 は回復する見込みと報じられている。 7 月 29 日の現地紙は、黄河上流での 1961 年以来の降水量を伝えている。甘粛省永登県でも 28 日に豪 雨、金昌市でも災害が発生。29 日には寧夏回族自治区の鉱産地である銀川市で、同地では豪雨となる最 大 70 mm の降雨が観測され、地滑りや市内の道路冠水、停電が発生したと報じられた。 また、7 月下旬の豪雨により、鄱陽湖の星子ダムでも揚子江の水位上昇に伴い、江西省政府が監視を 強化しているほか、7 月 28 日には雲南省シーサパンナでも豪雨による死亡者が報告されるなど、各地で 豪雨被害が連続して発生している。 (2012. 7. 30 金属企画調査部 渡邉美和) 中国:工業情報化部、「モリブデン産業の参入許可条件」を発表 中国での現地報道によると、工業情報化部は、7 月 17 日付けの 2012 年第 30 号公告で、「モリブデン 産業参入条件」を発表した。その内生産規模の条件などは以下に掲げるとおり。その他回収率や使用不 可の設備等も規定されている。 ○モリブデン鉱山の場合 1.新規及び拡張 露天掘 鉱石処理量 2.5 万 t/日以上、 坑内掘 鉱石処理量 1 万 t/日以上 2.既存 露天掘 鉱石処理量 1.5 万 t/日以上、 坑内掘 鉱石処理量 5 千 t/日以上 ○モリブデン製錬の場合 1.新規及び拡張
酸化モリブデン(Mo 含有率 51%以上)年産量 2 万 t/日以上 2.既存 酸化モリブデン(Mo 含有率 51%以上)年産量 1 万 t/日以上 であり、フェロモリブデン生産のみの企業は参入禁止とする。 ○モリブデン酸アンモニウムの場合 1.新規及び拡張 5 千 t/年以上 2.既存 3 千 t/年以上 ○モリブデンパウダー(99.9%以上)の場合 1.新規及び拡張 2 千 t/年以上 2.既存 1 千 t 年以上 (2012. 7. 30 北京 土居正典)(2012. 7. 30 金属企画調査部 渡邉美和) おことわり:本レポートの内容は、必ずしも独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構としての見解を示すものではありませ ん。正確な情報をお届けするよう最大限の努力を行ってはおりますが、本レポートの内容に誤りのある可能性もあります。本レポ ートに基づきとられた行動の帰結につき、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構及びレポート執筆者は何らの責めを負い かねます。なお、本資料の図表類等を引用等する場合には、独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構資料からの引用である 旨を明示してくださいますようお願い申し上げます。