Ver.6
1
関連ドキュメント . . . 5
構成 . . . 6
第1章 グループポリシーを使用したインストール . . . 7
1-1 インストールの流れ . . . 8
1-2 インストーラーパッケージファイル(msi)を入手する . . . 9
1-3 配布ポイントを作成する . . . 10
1-4 トランスフォームファイルを作成する . . . 11
1-5 グループポリシーオブジェクト(GPO)を作成する . . . 14
1-6 パッケージを割り当てる . . . 16
1-7 パッケージを削除する . . . 20
第2章 インストールオプション . . . 22
2-1 インストールオプション一覧 . . . 23
2-2 msiexecコマンドによるオプション指定インストール . . . 26
2-3 VDI環境でFinalCodeを利用する . . . 27
2-3-1 管理者権限でインストールする場合 . . . 27
2-3-2 ユーザー権限でインストールする場合 . . . 27
第3章 「グループポリシーの管理」のインストール . . . 28
3-1 Windows Server 2012 R2の場合 . . . 29
3-2 Windows Server 2008 R2の場合 . . . 31
2
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版
本マニュアルについて
本マニュアルでは、
Active Directory
のグループポリシーを使用して
「FinalCode Client」
を企業内の端末に、一括インストールす
る方法を解説しています。
本書をお読みいただく前に、対象バージョンの『「FinalCode」Ver.6 管理者マニュアル』をお読みください。
本マニュアルの内容は、2019年6月7日時点の情報に基づいて作成しております。 本マニュアルの内容は、将来予告なしに変更される場合があります。 本マニュアルの全部または一部を無断転載、無断複写することは禁止されております。 本マニュアルは細心の注意を払って作成しておりますが、記述に誤りや欠落があっても、デジタルアーツ株式会社は いかなる責任も負わないものとします。 本マニュアルにご不明点や誤り、記載漏れなどお気づきの点がありましたら当該製品のサポート窓口までご連絡ください。 本製品の最新情報をホームページで公開しています。 「FinalCode」ホームページ:https://www.finalcode.com/jp/Microsoft、Windows、Internet Explorer、Microsoft Edgeは、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における 登録商標です。
Oracle Database はOracle Corporation およびその関連企業の米国およびその他の国における登録商標です。 VMware、vSphereは米国およびその他の地域におけるVMware 商標および登録商標です。
デジタルアーツ、DIGITAL ARTS、i-FILTER、info board、ARS、Active Rating System、ACTIVE RATING、
ZBRAIN、D-SPA、SP-Cache、NET FILTER、White Web、m-FILTER、m-FILTER MailFilter、m-FILTER Archive、
m-FILTER Anti-Spam、m-FILTER File Scan、Mail Detox、FinalCode、DigitalArts@Cloud、Dアラート、Dコンテンツ、 当社・当社製品関連の各種ロゴ・アイコンはデジタルアーツ株式会社の商標または登録商標です。 その他、各会社名、各製品名は各社の商標または登録商標です。「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル
2019年6月7日 第1版
デジタルアーツ株式会社
URL:
https://www.finalcode.com/jp/
Copyright © 2019 Digital Arts Inc.
3
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版改訂履歴
本マニュアルの主な改訂内容を記載します。
版数 改版年月日 改訂箇所 製品バージョン 第1版 2019年6月7日 「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 新規リリース Ver.6.00R01注意
誤字誤植、名称変更、パラメーター値変更ほか、細かい内容については本ページへの記載を省略している場合があります。 製品更新の詳細はサポート情報より更新履歴(リリースノート)を参照してください。 https://download.daj.co.jp/user/finalcode/ ※製品の「シリアルNo.」とお客様「E-Mailアドレス」によるログインが必要です。4
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版凡例
本書では、製品および、機能に対して以下の略称を使用している場合があります。
FCL ファイル 「FinalCode」で暗号化されたファイルを指します。 ユーザー FinalCode 利用者のことをユーザーと呼びます。ライセンス状態によって以下のユーザーに区分されます。 有償ユーザー:管理者がライセンスを付与したユーザー 無償ユーザー:ライセンスを付与されていないユーザーFinalCode Client Windows 端末にインストールするFinalCode のクライアントソフトウェアです。 管理画面 (サービスページ) Web ブラウザー上に表示される「FinalCode」の管理画面を指します。 FCL ファイルの権限変更やアクセスログ検索などができます。 FinalCode Server (FinalCode サーバー) 管理画面を提供するサーバーを指します。 FCL ファイルの権限、ユーザー、端末、組織の管理を行います。
FinalCode VA FinalCodeシステムを仮想アプライアンス(Virtual Appliance:VA)上で運用する形態です。 FinalCode@Cloud FinalCodeシステムをSaaS(Software as a Service)上で運用する形態です。
内容をご一読の上、ご理解いただきますようお願いいたします。
なお本製品を使用開始後も、本書を大切に保管してください。
■ アイコン凡例
イメージ ラベル 説明 補足 補足説明です。 注意 特に注意が必要な事項について説明します。 制限 制限事項について説明します。 例 設定例です。5
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版
関連ドキュメント
ドキュメント名 説明
『「FinalCode」Ver.6 ユーザーマニュアル』 「FinalCode Client」 ソフトウェアのインストールと操作方法に関して解説したマニュアル です。
『「FinalCode」Ver.6 管理者マニュアル』 「FinalCode Client」ソフトウェアを管理者として操作する方法を解説したマニュアルです。 『「FinalCode」Ver.6
リモートインストールマニュアル』(本書)
Active Directoryのグループポリシーを使用して「FinalCode Client」を企業内の端末に、 一括インストールする方法を解説したマニュアルです。
『「FinalCode」Ver.6 Virtual Appliance サーバー構築マニュアル』
仮想アプライアンス(Virtual Appliance : VA)形態で運用されている「FinalCode Server」 の導入・構築方法に関して解説したマニュアルです。 『「FinalCode」Ver.6 統合Windows認証/SAML認証 導入マニュアル』 「FinalCode」の認証に統合Windows認証またはSAML認証の設定を行う方法に関して解説 したマニュアルです。 『「FinalCode」Ver.6 共有フォルダー自動暗号化機能マニュアル』 「FinalCode」の共有フォルダー自動暗号化モジュールを利用した共有フォルダーの 自動暗号化機能について解説したマニュアルです。
補足
上記以外のドキュメントについては「サポート情報サイト 」を確認してください。※ ※製品の「シリアルNo.」とお客様「E-Mailアドレス」によるログインが必要です。6
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版
構成
本マニュアルの構成は以下のとおりです。
章番号・章名 内容
第1章 グループポリシーを使用したインストール Active Directoryとグループポリシーを使用した社内Windows PCへの「FinalCode Client」の 自動インストール方法について説明します。
第2章 インストールオプション 「FinalCode Client」のインストール時に指定できるオプションについて説明します。
7
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版
第1章 グループポリシーを使用したインストール
とグループポリシーを使用して、社内の に を自動的にインストールする方法について Active Directory Windows PC 「FinalCode Client」
説明します。 この方法を使用することで、ユーザーがコンピューターにログオンしたタイミングに自動でインストールさせることも可能です。
本マニュアルでは、サーバーOSとして「Windows Server 2012 R2」を使用しています。
1-1 インストールの流れ
1-2 インストーラーパッケージファイル(msi)を入手する
1-3 配布ポイントを作成する
1-4 トランスフォームファイルを作成する
1-5 グループポリシーオブジェクト(GPO)を作成する
1-6 パッケージを割り当てる
1-7 パッケージを削除する
8
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版1-1 インストールの流れ
グループポリシーを利用した「FinalCode Client」インストールの流れは以下のとおりです。
STEP1:インストーラーパッケージファイルを入手する
インストーラーパッケージファイル(msi)を入手します。
↓
STEP2:配布ポイントを作成する
配布するパッケージファイルが読み込まれるための共有フォルダーに関する設定をします。
↓
STEP3:トランスフォームファイルを作成する
msiファイルのカスタム内容を含んだトランスフォームファイルを作成します。
↓
STEP4:グループポリシーオブジェクト(GPO)を作成する
グループポリシーオブジェクトを作成して「FinalCode Client」のインストール先を指定します。
↓
STEP5:パッケージを割り当てる
配布するパッケージとインストールのタイミングを指定します。
(指定されたタイミングで、対象の端末に「FinalCode Client」がインストールされます。)
補足
グループポリシーを利用してパッケージをアンインストールする場合は、【1-7 パッケージを削除する】を参照してくださ い。9
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版1-2 インストーラーパッケージファイル(msi)を入手する
インストーラーファイルを、以下のサイトからダウンロードします。リモートインストールツール一式(ZIP形式)、およびリモート
インストールマニュアル(本マニュアル、PDF 形式 をダウンロードできます。
)
FinalCode リモートインストールツールのダウンロード
<
https://www.finalcode.com/jp/support/tool/
>
こちらからダウンロードしたリモートインストールツールを解凍し、以下のファイルがあることを確認してください。
ファイル名 説明finalcode_[FinalCodeのバージョン名]_da.msi 「FinalCode Client」のインストーラー本体です。
ja-jp.mst インストーラーのTRANSFORMファイルです。インストーラーを日本語化する場合に使用します。
10
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版1-3 配布ポイントを作成する
以下の手順でインストーラー配布ポイントを作成します。
○ STEP1
管理者としてWindows Server 2012 R2にログオンします。
○ STEP2
配布するパッケージファイル(msiファイル)を置く共有ネットワークフォルダー(配布ポイント)を作成します。
○ STEP3
共有のアクセス許可を設定し、配布パッケージへのアクセスを許可します。
○ STEP4
パッケージファイルを配布ポイントにコピーします。
11
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版
1-4 トランスフォームファイルを作成する
msiファイルを用いてソフトウェアをインストールする際に、トランスフォームファイル(mstファイル を作成することでオプション
)
設定を行うことができます。トランスフォームを作成するには、
Microsoft Platform SDK
から入手できるOrcaデータベースエディター
を使用します。作業を開始する前にOrcaをインストールしてください。
○ STEP1
Orcaを起動します。
○ STEP2
画面上部の[File]>[Open...]を選択し、「FinalCode Client」のパッケージファイル(.msiファイル)を開きます。
○ STEP3
画面上部のメニューバーから[Transform]>[New Transform]を選択します。
12
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版○ STEP4
左ペインの"Tables"の"Property"をクリックします。
○ STEP5
「FinalCode Client」インストール時に一括で指定したいオプションを編集または追加します。
[オプションの追加方法]
i. 右ペインの右クリックメニューから[Add Row] を選択します。
ii. Propertyにオプション名(SETUP_VDI、SETUP_URL等)を入力します。
13
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版iii. Valueにオプションの値を入力します。
iv.[OK]をクリックします。
補足
設定可能なオプションと値については、【第2章 インストールオプション】をご参照ください。注意
グループポリシーを利用したリモートインストールでは必ず
ALLUSERS=1 という
オプションを指定してくだ
さい。
オプション設定例1:VDI やサーバーへのリモートデスクトップなどの運用に対応させる場合 SETUP_VDI=1オプション設定例2:「FinalCode VA」での運用を行うため「FinalCode Server」の接続先 URLを指定することが必要な場合 https://xxx.xxx.xx/ SETUP_URL= オプション設定例3:「FinalCode Client」の使用言語を日本語にする場合 SETUP_LANG=1041
○ STEP6
メニューバーから[Transform]>[
Generate Transform]
を選択し、作成したmstファイルを任意のファイル名で保存します。
14
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版1-5 グループポリシーオブジェクト(GPO)を作成する
Windowsの[スタート]>[管理ツール]>[グループポリシーの管理]をクリックし、「グループポリシーの管理」を起動します。
「グループポリシーの管理」がPCにインストールされていない場合は、【
第3章 「グループポリシーの管理」のインストール
】を
ご参照ください。
○ STEP1
コンソールツリーでドメインを右クリックし、[このドメインにGPOを作成し、このコンテナーにリンクする]を選択します。
○ STEP2
新しいグループポリシーオブジェクト名(ここでは「example_gpp」とします)を入力し、[OK]ボタンをクリックします。
○ STEP3
ドメイン直下に作成された新しいグループポリシーオブジェクト「example_gpp」をクリックします。
15
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版
○ STEP4
右ペインの[セキュリティフィルター処理]の欄から、このポリシーを適用させるセキュリティグループを追加または削除
します。
16
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版1-6 パッケージを割り当てる
○ STEP1
[グループポリシーの管理]を起動し、作成したグループポリシーオブジェクト「example_gpp」を右クリックし、[編集]を
選択します。
○ STEP2
[グループポリシー管理エディター が開きます。[コンピューターの構成 > [ポリシー > [ソフトウェアの設定]を展開します。
]
]
]
○ STEP3
[ソフトウェアインストール を右クリックし、[新規作成]>[パッケージ]を選択します。
]
17
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版
○ STEP4
[開く]ダイアログボックスで、共有するインストーラーパッケージの完全UNC
(Universal Naming Convention)
パスを入力し、
[開く]ボタンをクリックします。
注意
[参照 ボタンを使用して、ローカルのフォルダーにアクセスしないでください。] 共有するインストーラーパッケージへのUNCパスを使用します。○ STEP5
[ソフトウェアの展開 ダイアログボックスで[詳細設定]をクリックし、[OK]ボタンをクリックします。
]
○ STEP6
「プロパティ が表示されます。
」
18
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版
○ STEP7
「プロパティ の「変更 タブを選択します。[追加]ボタンをクリックします。
」
」
○ STEP8
「開く ダイアログボックスが表示されます。利用するmstファイルの完全UNC
」
(Universal Naming Convention)
パスを入力し、
[開く をクリックします。
]
例
mstファイルの完全UNCパスの例 ¥¥file server¥share_folder¥fc.mst注意
[参照]ボタンを使用して、ローカルのフォルダーにアクセスしないでください。 共有するインストーラーパッケージへのUNCパスを使用します。19
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版○ STEP9
[OK ボタンをクリックし、「プロパティ を閉じます。
]
」
○ STEP10
割り当てたパッケージが[グループポリシー管理エディター]の右ペインに表示されます。
クライアントコンピューターの起動時に、割り当てたパッケージが自動的にインストールされます。
補足
クライアントへインストーラーを適用するには、クライアントコンピューターの再起動が必要です。グループポリシーの変更を即時に反映するには、
ADサーバーで
以下のコマンドを実行する必要があります。
gpupdate /force注意
再起動せずに「FinalCode Client」を利用した場合の動作保証はできません。設定時に再起動を促された場合、正しく 設定を反映させるために必ずパソコンの再起動を行ってください。20
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版1-7 パッケージを削除する
パッケージを削除してWindows端末から「FinalCode Client」を自動でアンインストールする方法について説明します。
○ STEP1
[スタート] > [管理ツール] > [グループポリシーの管理]をクリックし、[グループポリシーの管理]を起動します。
○ STEP2
削除したいパッケージのグループポリシーオブジェクトを右クリックし、[編集]を選択します。
○ STEP3
[グループポリシー管理エディター]が開きます。
○ STEP4
左ペインの[コンピューターの構成]>[ポリシー]>[ソフトウェアの設定]を展開し、
[ソフトウェア インストール]
を
クリックします。
21
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版○ STEP5
右ペインで、パッケージを右クリックし、[すべてのタスク]>[削除]を選択します。
○ STEP6
[ソフトウェアの削除]ダイアログボックスが表示されます。削除方法を選択します。
○ STEP7
[グループポリシー管理エディター]閉じて終了します。
22
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版第2章 インストールオプション
「FinalCode Client」インストール時に指定できるオプションについて説明します。 オプションを指定することで、インストール時の振る舞いや設定値の指定ができます。2-1 インストールオプション一覧
2-2 msiexecコマンドによるオプション指定インストール
2-3 VDI環境でFinalCodeを利用する
2-3-1 管理者権限でインストールする場合 2-3-2 ユーザー権限でインストールする場合23
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版2-1 インストールオプション一覧
「FinalCode Client」インストール時に指定できるオプション一覧です。
オプション 取りうる値 説明 ALLUSERS 1 グループポリシーを利用したリモートインストールを行う際には、 必ずALLUSERSオプションを1で指定してください。 また、透過暗号機能を使用する場合、管理者権限でインストールする 必要があるので、ALLUSERSオプションを1で指定してください。 SETUP_VDI 0, 1 VDIやサーバーへのリモートデスクトップで「FinalCode Client」の運用を行う場合、ユーザーがログオンする環境のデバイスは 都度異なる可能性がありますが、そのような環境に対応させる 形態でインストールするかどうかを指定します。
0:通常環境(標準)
1 VDIやサーバーへのリモートデスクトップ環境での運用に対応させる: SETUP_URL [URL] VA版の「FinalCode Server」で運用を行う場合、「FinalCode Server」
のURLを指定します。
SETUP_IGNORECERT 0, 1 「FinalCode Server」に接続する際に、サーバー証明書を検証する かどうかを判定します。 0:サーバー証明書を検証する(標準) 1:サーバー証明書を検証しない SETUP_OVERICON 0, 1 FCLファイルの特定のアプリケーション(Excel,Word,PowerPoint, Acrobat X Pro,Reader X)のアイコンを変更するかどうかを指定し ます。 0:通常のFinalCodeのアイコンを利用する 1:変更する(標準) SETUP_GIDENV 0, 1, 2 アンインストールの際に、ユーザー情報削除のための確認ダイアログを 出すかどうかを指定します。 0:ダイアログを出さずに、ユーザー情報を残す(標準) 1:ダイアログを出さずに、ユーザー情報を削除する 2:ダイアログを出して、ユーザー情報を削除するか確認する SETUP_LANG 1041, 1033 クライアントの言語設定のデフォルト値を指定します。 1041:日本語 1033:英語(標準) SETUP_AUTHMODE Default, OnetimePass,
SingleSignOn, ActiveDirectory 自動認証方式です。 設定値が正しければ、初回認証が自動的に実行されます。 SETUP_SUPPORTID [文字列] 企業の特定に必要になります。 SETUP_AUTHHOST [設定名] 「SETUP_AUTHMODE」に認証先が必要な場合の設定名です。 上でつけた認証設定の名称になります。 「FinalCode Server」 SETUP_SHORTCUT_DESKTOP 0, 1 デスクトップショートカットの作成を選択するフラグです。 0: デスクトップショートカットを作成しません 1:デスクトップショートカットを作成します(標準) SETUP_SHORTCUT_STARTMENU 0, 1 スタートメニューのショートカット作成を選択するフラグです。 0:スタートメニューのショートカットを作成しません 1:スタートメニューのショートカットを作成します(標準) SETUP_OPENWITH_FINALCODE 0, 1 右クリックメニューに「FinalCodeで開く」項目を追加するフラグです。 0:右クリックメニューに「FinalCodeで開く」項目を作成しません 1:右クリックメニューに「 FinalCodeで開く 」項目を作成します (標準) SETUP_EXPORTDELETE 0, 1 暗号化後に元のファイルを削除できます。 0:暗号化後に元ファイルを削除しません (標準) 1:暗号化後に元ファイルを削除します SETUP_METAINFO --- 暗号化したファイルに情報を埋め込むことができます。 (空の場合チェックなし) SETUP_HIDEOPENINFO 0, 1 ファイルを開くときにファイル情報を隠すか選択するフラグです。 0:ファイル情報を隠しません(標準) 1:ファイル情報を隠します
24
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版 オプション 取りうる値 説明 SETUP_EXTRACTTYPE 0, 1, 2, 3 暗号化ファイルの保存先を指定します。[EXTRACTPATH]が指定されて いない場合や、禁止文字列の場合は2として扱います。 0:毎回確認 1:Desktopに保存 2:元ファイルと同じ場所に保存(標準 ) 3:指定した場所に保存 SETUP_EXTRACTPATH [パス文字列] パス文字列には環境変数(%USERPROFILE%など)を許可します。 [EXTRACTTYPE]で3が指定されている際、インストール時から有効に なります。それ以外は初期値として動作します。 SETUP_DECRYPTTYPE 0, 1, 2, 3 取り出しファイルの保存先を指定します。[DECRYPTPATH]が指定されて いない場合や、禁止文字列の場合は2として扱います。 0:毎回確認 1:Desktopに保存 2:元ファイルと同じ場所に保存(標準 ) 3:指定した場所に保存 SETUP_DECRYPTPATH [パス文字列] パス文字列には環境変数(%USERPROFILE%など)を許可します。 [DECRYPTTYPE]で3が指定されている際、インストール時から 有効になります。それ以外は初期値として動作します。 SETUP_MULTIOPENTYPE 0, 1 複数ファイル選択時の操作を指定します。 0:個別に開く(標準 ) 1:フォルダーとして暗号化する SETUP_FORCE_UPDATE 0, 1 ALLUSERS=1を指定してインストールを行う際、ユーザー権限で 既にFinalCodeがインストール済みだった場合の動作を指定します。 0:インストールを中断する(標準 ) 1:既存のインストールを上書きする SETUP_WORKSPACEPATH [パス文字列] パス文字列には環境変数(%USERPROFILE%など)を許可します。 アプリケーション用の作業フォルダーのパスとして指定します。 ※透過暗号機能を使用する際は、FCLファイルを正常に開封でき なくなるため、[アプリケーション用の作業フォルダー]を設定し ないでください。 SETUP_PROXYPORT [ポート番号] プロキシのポート番号を指定します。 SETUP_PROXYURI [プロキシのホスト名] プロキシURLを指定します。 SETUP_PROXYTYPE 0, 1, 2 プロキシの利用を設定するフラグです。 0:プロキシサーバーを使用しない 1:Internet Explorerの設定を利用する(標準 ) 2:手動で設定する ※2を設定した時のみ、[SETUP_PROXYPORT], [SETUP_PROXYURI], が適用されます。 [SETUP_PROXYUSER], [SETUP_PROXYPASSWORD]SETUP_PROXYUSER [プロキシ接続認証のユーザーID] プロキシ接続に認証が必要な場合、ユーザーIDの初期値を指定します。 SETUP_PROXYPASSWORD [プロキシ接続認証のパスワード] プロキシ接続に認証が必要な場合、パスワードの初期値を指定します。 SETUP_CONNECTION_TIMEOUT [タイムアウト時間(ミリ秒)] 「FinalCode Server」と通信する際のタイムアウト値を、ミリ秒で指定し
設定できる値は「1000~3600000」です。 ます。 範囲外の値を指定した場合や値を指定しない場合、初期値の「30000 」が 適用されます。 SETUP_AUTO_UPDATE 0, 1 自動アップデートの有効/無効を指定します。 ALLUSERS=1でインストールした場合のみ利用できます。 0:自動アップデートを行わない 1:自動アップデートを行う(標準) SETUP_OVERWRITE 0, 1 同時に指定したインストールオプションによってユーザーの環境設定を 上書きするか指定します。 0:オプションの上書きを行わない(標準) 1:オプションの上書きを行う SETUP_OPEN_ORIG_NAME 0, 1 暗号化したときの名前で元ファイル/フォルダーを開封するか指定します。 0:暗号化時の名前で元ファイル/フォルダーの開封を行わない 1:暗号化時の名前で元ファイル/フォルダーの開封を行う(標準)
25
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版 オプション 取りうる値 説明 SETUP_SHELLEX 0, 1 シェル拡張機能を使用するか指定します。 0:シェル拡張機能を使用しない 1:シェル拡張機能を使用する(標準)SETUP_LOCAL_MANUAL 0, 1 「FinalCode Client」からマニュアルを開く際、オンライン上のマニュアル を開くかローカルのマニュアルを開くか指定します。
0:オンラインのマニュアルを開く(標準) 1:ローカルのマニュアルを開く
26
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版
2-2 msiexecコマンドによるオプション指定インストール
マイクロソフトが提供するmsiexecコマンドを利用すると、
Windows PC
に
「FinalCode Client」
を上記のオプションを指定して
インストールすることも可能です。以下では、その方法を説明します。
○ STEP1
FinalCodeのインストーラーパッケージ(msiファイル)を入手します。仮に、このファイルをFinalCode.msiとします。
このときオプションで指定するファイルはmsiファイルと同じフォルダーに保存してください。
○ STEP2
Windowsのコマンドプロンプトを起動し、msiファイルを置いたフォルダーに移動します。
○ STEP3
以下のコマンドを実行します。
msiexec /i FinalCode.msi SETUP_OVERICON=1 SETUP_LANG=1041 TRANSFORMS="ja-jp.mst" /qn
この例では
「FinalCode Client」
のインストールオプションとして「SETUP_OVERICON」と「SETUP_LANG」を指定しました
が、他のオプションも設定できます。
他オプションについては【
2-1 インストールオプション一覧
】をご参照ください。
この例で利用したmsiexecのオプションの説明は、以下をご確認ください。これ以外のmsiexecのオプションをご利用の場合は
Windowsのオンラインヘルプでご確認ください。
オプション サブオプション 説明 /i - インストールを行います。 /q - サイレントインストールを行います。 n すべてのダイアログなどを表示しません。 TRANSFORMS - パッケージに適用する変換ファイルの指定に使用します。 TRANSFORMS="ja-jp.mst"とすることで、MSIの表示言語を日本語に変換できます。 ※オプションでMSIの表示言語の変更のみを行う場合は、MSTファイルは必要ありません。 オプションはTRANSFORMS=":ja-jp.mst"のようにコロンを付けて指定してください。注意
MSIファイルのバージョンとMSTファイルのバージョンが異なるとインストール時にエラーが発生します。MSIファイ ルのバージョンとMSTファイルのバージョンは合わせてください。 ○ STEP427
「FinalCode」Ver.6 リモートインストールマニュアル 第1版2-3 VDI環境でFinalCodeを利用する
「FinalCode Client」はVDI環境などの仮想環境上で動作させることができます。VDIでの運用(構築)を行う場合は管理者権限で
インストールするかどうかにより、以下の方法でインストールしてください。
2-3-1 管理者権限でインストールする場合
管理者権限で以下の方法でインストールするとすべてのログインユーザーに「FinalCode Client」がインストールされます。
○ STEP1
次のオプションを指定してmsiexecコマンドにより「FinalCode Client」をインストールしてください。
msiexec /i finalcode.msi ALLUSERS=1 SETUP_VDI=1 SETUP_URL=https://example.com
補足
finalcode.msiは「FinalCode Client」のmsiパッケージ名、https://example.comは「FinalCode Server」のアドレス その他のオプションは必要に応じてご指定ください。
とします。
注意
OS上に以下の設定が保持できる必要があります。
インストールフォルダー %PROGRAMDATA%¥FinalCode
データ保管フォルダー %USERPROFILE% AppData Roaming FinalCode¥ ¥ ¥ レジストリ HKEY_CURRENT_USER Software finalcode¥ ¥
64bitOSの場合:HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE\Wow6432Node¥FinalCode 32bitOSの場合:HKEY_LOCAL_MACHINE¥SOFTWARE¥FinalCode
以下の管理端末情報は、
VDI上の複数クライアントのうち、
最後に利用したクライアントの端末情報で更新されま
す。
2-3-2 ユーザー権限でインストールする場合
ユーザー権限でインストールを行うと、インストールを行ったユーザーの環境にのみ「FinalCode Client」がインストールされます。
○ STEP1
「FinalCode」のインストーラー(exe形式)を起動してインストールします。
注意
OS上に以下の設定が保持できる必要があります。
インストールフォルダー %USERPROFILE%¥AppData Local FinalCode¥ ¥ データ保管フォルダー %USERPROFILE% AppData Roaming FinalCode¥ ¥ ¥ レジストリ HKEY_CURRENT_USER Software FinalCode ¥ ¥