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小型燃焼器内の流れのシミュレーション

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Academic year: 2021

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(1)

0



y v x u

0.5 1.0 1.5 2.0 2.5

0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20

流速 vin [m/s]

再循環領域長さ L [mm]

噴出速度 v

in

1.0~2.0 m/s 時間刻み幅 ⊿ t 1×10

-2

s

計算ステップ数

1×10

5

steps x 方向分割数 18

y方向分割数 69

解析条件

小型燃焼器内の流れのシミュレーション

熱エネルギー工学研究室 久保田 寛輝

1. 緒言

マイクロガスタービン発電機は蓄電池に代わる小型軽量・

高出力な電力供給源として期待されており、作業用ロボット のような従来の内燃機関の枠を超えた様々な用途に活用しよ うとする試みが広く行われている。小型化による問題点とし ては燃焼器の体積に対する表面積の相対的増加による熱損失 の増加、燃焼器内の燃焼ガスの滞在時間の減少などによる火 炎安定性の低下が挙げられる。火炎安定性の向上を図るため に保炎器などを使用することが多い。保炎器は後流における 速度の減少により吹き消えを抑制し、物体後方に生じる渦と 再循環領域の作用により高温の燃焼ガスと未燃の循環ガスと の交換が絶えず行われることにより火炎は安定する。そこで 本研究では小型燃焼器内に保炎器を設置した流れ数値シミュ レーションを行い、再循環領域の形成に対する流速の影響を 検討した。

2. 解析方法

本解析では、図 1 に示す小型燃焼器(幅 10mm、高さ 40mm)

内の空気流れを対象とし、燃焼器底面のスリット(幅 1mm)

より空気が所定の流速

vin

で供給される保炎器は幅 3mm、高 さ 1mm であり、空気供給スリットの上方の高さ 2mm の位置 に設置されている。本解析では 2 次元等温流れとし、燃焼反 応を考慮していない。式(1) - (3)に解析に用いた基礎式を示す。

(1) (2) (3)

境界条件として壁面また保炎器表面は non-slip 条件、燃焼器 出口において Neumann 条件を与えた。式(2)、(3)の空間項の 離散化には対流項に対してはべき乗法、拡散項に対しては 2 次精度中心差分を、時間項の離散化にはオイラー陽解法を用 いた。速度場と圧力場のカップリングには SIMPLE 法を用い た。

表 1 解析条件

図 1 解析対象

3. 実験結果および考察

図 2 は流速 1.0 m/s と 2.0 m/s の場合における燃焼器内の流 線図を表す。どちらとも保炎器の後方に再循環領域が形成さ

れ、 (a)と(b)を比較すると再循環領域の大きさが約 2 倍になっ

ている。

図 3 に再循環領域長さと流速の関係を示す。流速が増加す るにつれて再循環領域長さは大きくなる。

未燃混合気が再循環領域を通過する時間を 

f

、未燃混合気の 流速を

Uf

、再循環領域の長さを

L

とすると式(4)で表すことが できる。

Uf

=L/ 

f

(4) 式(4)より混合気の着火遅れ時間が 

f

より大きくなると火炎が 吹き消えると考えられる。したがって、解析により得られた

f

と未燃混合気の着火遅れ時間を比較することにより、火炎 の安定性を予測できると考えられる。

図 2 各流速における燃焼器内の流線

図 3 各流速での再循環領域の長さ



 



 

 

 

 

 

2 2 2

1 2

y u x

u x

p y

v u x u u t

u



 





 

 

 

 

 

2 2 2

1 2

y v x

v y

p y

v v x u v t

v

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