金華山と青葉山のトンボ相(その3)
著者 藤田 裕子, 伊沢 紘生, 小野 雄祐
雑誌名 宮城教育大学環境教育研究紀要
巻 7
ページ 21‑29
発行年 2004
URL http://id.nii.ac.jp/1138/00001045/
金華山と青葉山のトンボ相-その3-
藤田裕子
*・伊沢紘生
**・小野雄祐
***The Odonate Fauna in Kinkazan Island and Aobayama Area, Miyagi Prefecture, Ⅲ Hiroko FUJITA, Kosei IZAWA and Yusuke ONO
要旨:児童生徒への環境教育の一環として、豊かな自然の中で観察学習を実施することはきわ めて重要である。本研究では、トンボを自然体験学習の主たる対象生物の一つにするという視点 から、金華山と青葉山の 2 地域で、一昨年と昨年に引き続き本年も、生息状況等に関する継続調 査を行った。また、本年は同じ青葉山の本学構内にある池で、青葉山のこれまでの調査地点との 比較調査を追加実施し、小学校で環境教育の実践として行われることの多い学校ビオトープにつ いて検討した。
キーワード:トンボ相、金華山、青葉山、大学構内の池、学校ビオトープ、ヤゴ抜け殻標本
1.はじめに
金華山と青葉山におけるトンボ相の調査に関して、
学校教育における環境教育 ( 総合的な学習の主要テー マの一つ ) のうち、とくに児童生徒を対象にした自然 体験学習 ( 自然観察学習 ) という観点からの意義につ いては、一昨年の調査結果のまとめ ( 伊沢ほか ,2003) や昨年の調査結果のまとめ ( 伊沢ほか ,2004) の中で 詳しく述べた通りである。
今年も金華山で 2 回、青葉山で 2 回、トンボを自 然体験学習の主たる対象生物の一つとして実践活動を 行った。そのうち金華山では、5 月 31 日に牡鹿町立 鮎川小学校 1 ・ 2 ・ 3 年生 30 名と父兄 10 名が、10 月 7 日に同小学校 1 ・ 2 年生 25 名と父兄 4 名が参加、ま た青葉山では、7 月 9 日に仙台市立第二中学校 1 年生 111 名 (3 パーティに分けて実施 ) が、8 月 4 日には宮 城県宮城野高校 2 年生 8 名が参加した。
これら実践活動の結果や評価は別途報告するとし て、本稿ではトンボの生息状況に関する継続調査 3 年 目の成果に関してのみ、とりまとめを行う。
ただ、小学校における環境教育実践の中で話題にさ れてきた学校ビオトープの設置とそこでの観察学習に ついて、トンボという存在を通して見た時にどのよう
*宮城教育大学大学院環境教育実践専修 , **宮城教育大学環境教育実践研究センター , ***宮城教育大学教育学部
な意義があり問題があるかを知る目的で、今年は調査 地の一つ青葉山で、その一角にある本学構内の池を新 たな調査地点とし、青葉山のこれまでの調査地点との 比較調査を実施したので、その結果も併せまとめる。
2.金華山のトンボ相・2004 年
金華山 ( 図 1) のトンボ相については、今年も昨年 と同様の方法 ( 伊沢ほか ,2004) で調査を実施した。
調査日数は 53 日である。今年の調査では 21 種のトン ボ ( 成虫に限る ) が確認された。その各々について、
発生時期や生息状況の変化等をまとめたのが図 2 であ る。図のすべての表記は一昨年および昨年のまとめ ( 伊沢ほか ,2003、2004) に準じている。
1)今年初めて観察された種
10 月 25 日にホソミオツネントンボ 1 個体 ( オス ) が、二ノ御殿 ( 図 1 参照 ) から東斜面に 250 mほど下っ た所で採集された。杉村ら (1999) によると、このト ンボは主に平地から山地にいたる挺水植物が繁茂する 池沼や溝・湿地の滞水・水田などに生息し、羽化して未 熟状態で越冬する。そして青葉山ではごく普通に観察 されてきた ( 伊沢ほか ,2003)。また、高橋 (1988) や
最初と最後の その直前と 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 観察日 直後の調査日
1.ミヤマカワトンボ ○ 6/27 6/27 6/26 7/18
2.ヒガシカワトンボ ○ ○ 5/28 6/27 5/19 7/18
3.アオイトトンボ ○ ○ 7/18 9/18 6/27 9/19
4.ホソミオツネントンボ ○ 10/25 10/25 10/24 10/26
5.キイトトンボ ○ ○ 7/18 8/21 6/27 8/22
6.アジアイトトンボ ○ 8/25 8/25 8/24 8/26
7.ミルンヤンマ ○ ○ 8/16 10/25 7/18 10/26
8.ルリボシヤンマ ○ 9/18 9/18 8/30 9/19
9.ギンヤンマ ○ ○ 9/19 10/25 9/18 10/26
10.クロスジギンヤンマ ○ 5/30 5/30 5/29 6/25
11.ヒメクロサナエ ○ ○ 5/18 7/18 5/7 8/16
12.オニヤンマ ○ ◎ ◎ ○ 6/27 9/20 6/26 10/2
13.タカネトンボ ○ 8/25 8/25 8/24 8/26
14.シオヤトンボ ○ ○ 5/30 7/18 5/29 8/16
15.オオシオカラトンボ ○ ○ 6/27 9/18 6/26 9/19
16.ショウジョウトンボ ○ ○ 7/18 8/21 6/27 8/22
17.アキアカネ ○ ◎ ○ 7/18 12/11 6/27 ×
18.タイリクアカネ ○ 9/18 9/18 8/30 9/19
19.ヒメアカネ ○ ○ 9/18 10/25 8/30 10/26
20.ノシメトンボ ○ ○ 9/18 11/22 8/30 12/11
21.ウスバキトンボ ○ ◎ ◎ ○ 6/25 10/29 5/30 11/20
註)右欄の×印:12月11日以降は調査していないので不明の意.
種名 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
図2.金華山のトンボの生息状況 保谷 (2003) によれば、牡鹿半島では生息の記録がな
く、宮城県での生息区分では中央低地のみに分布する。
したがって、どこからかは不明だが、いずれにしても 風に飛ばされて来たことは間違いないだろう。
ギンヤンマは筆者の一人伊沢がこれまでに何度も頂上 の脇にあるスギの大木で囲まれた休憩所の一帯で目撃 してきたが、過去 2 年間は全く観察されなかった。そ れが今年は 9 月から 10 月にかけて、同じ場所でもそ れ以外の地点でも繰り返し確認された。これらギンヤ ンマは金華山で繁殖した個体なのか、網地島や牡鹿半 島から飛来したものなのか不明だが、飛翔力の強い種 なので飛来した可能性が強い。一昨年には観察され、
昨年は観察されなかったミヤマカワトンボは、今年は 6 月 27 日に、島の東側の大平沢 ( 図 1 参照 ) が海岸 道路と交叉する地点 ( 図 1 のD地点一帯 ) で 2 個体採 集され、10 個体以上が確認された。その場所は一昨 年と同じ場所なので、少数ながら島で繁殖しているも のと思われる。
2)今年観察されなかった種
ハ グ ロ ト ン ボ は 一 昨 年 に 1 個 体 の み 観 察 さ れ た
図1.トンボ調査地のひとつ金華山と、
主な調査地点 ( A , B , C , D )
が、今年は昨年に引き続き観察されなかった。この トンボは飛翔力があり羽化した地点からかなり離れ た所まで飛んでいくことが知られているので ( 杉村ほ か ,1999)、2 年連続して確認されなかったことは、一 昨年はたまたま飛来した個体が採集されたが、金華山 では繁殖していない可能性が大きい。
シオカラトンボ、ナツアカネ、タイリクアキアカネ、
マユタテアカネ、マイコアカネの 5 種は、過去 2 年間 の調査で、いずれも島では繁殖しておらず、風に乗っ てたまたま飛来したものと考えられたが、今年の調査 で全く確認されなかったことは、その推測を補強する 結果といえる。
3)その他気付いたこと
ヒメクロサナエの発生が、一昨年は 5 月 3 日、昨年 は 5 月 4 日だったが、今年は 5 月 18 日と、これまで に比べ 15 日ほど遅かった。その原因ははっきりしな い。
アジアイトトンボは一昨年、昨年ともB地点やC地 点 ( 図 1 参照 ) で相当数観察されていて、そこで羽化 したことも抜け殻で確認されている。それが、今年は たった 1 個体しか確認されなかったのは、マツクイム シによるマツ林の消失などによって、湿地であるB、
C地点の環境条件が小型種のヤゴの生存や羽化に関わ るほどに変化したのかもしれない。
クロスジギンヤンマは過去 2 年、5 月中旬から 6 月 上旬にかけて少数観察されていたが、今年は 5 月 30 日に 1 個体を採集したのみだった。ルリボシヤンマは 過去 2 年、8 月から 10 月にかけて島のあちこちで普 通に目撃されていたが、今年は 9 月 18 日に 1 個体観 察されただけだった。それにかわって、これまでルリ ボシヤンマが見られたと同じ程度に、上記したギンヤ ンマが観察された。これらのことからは、クロスジギ ンヤンマやルリボシヤンマの羽化する個体数は年ごと に大きく変動する可能性が考えられる。
今年の金華山は夏の間ずっと高温多湿の日々が続い た。その影響か否かは不明だが、予備調査を含めて過 去 3 年間、おびただしいほどの数がいたオニヤンマが、
今年は少なかった。
アキアカネの最終観察日は、予備調査を実施した
2001 年は 12 月 9 日、一昨年は 11 月 24 日、昨年も 11 月 24 日だったが、今年はそれよりさらに遅くて 12 月 11 日である。その理由は、12 月に入ってからも全く 雪が降らず、暖かい日がずっと続いたことによるのは 間違いない。
4)島で繁殖している種とそうでない種
筆者らはこれまで成虫の生息状況についてのみ調査 を行い、水中生活者であるヤゴ ( 幼虫 ) の生息状況に 関する調査は全く行っていない。したがって、過去 3 年間に金華山で記録された計 27 種について、島で繁 殖しているいか否かを正確に判断するのはむずかしい が、それでも、いくつかの状況証拠から、可能性を推 定することはできる。その結果を図 3 に示した。
図 3 からは、27 種のうち、島で繁殖していること の確実な種 ( 以下“繁殖種”と呼ぶ ) が 10 種、繁殖 している可能性の大きい種が 8 種、繁殖していないと 判断される種 ( 以下“飛来種”と呼ぶ ) が 7 種、飛来
確認項目1)
種名
1.ハグロトンボ Fp
2.ミヤマカワトンボ Bp
Bp
Bp
Bp 3.ヒガシカワトンボ ○
4.アオイトトンボ ○ ○ B
5.ホソミオツネントンボ F
6.キイトトンボ ○ ○ ○ B
7.アジアイトトンボ ○ ○ ○ B
8.ミルンヤンマ ○ ○ B
9.ルリボシヤンマ ○ ○ ○ B
10.ギンヤンマ Fp
11.クロスジギンヤンマ ○
12.ヒメクロサナエ ○ ○ ○ B
13.オニヤンマ ○ ○ ○ ○ B
14.タカネトンボ F
15.シオカラトンボ F
16.シオヤトンボ ○ ○ ○ ○ B 17.オオシオカラトンボ ○ ○ ○ B 18.ショウジョウトンボ ○ ○ Bp
19.ナツアカネ F
20.アキアカネ ○ ○ ○ B
21.タイリクアカネ ○
22.タイリクアキアカネ F
23.マユタテアカネ F
24.マイコアカネ F
25.ヒメアカネ Bp
26.ノシメトンボ ○ ○ Bp
27.ウスバキトンボ Bp
註1)確認項目について、A:おつながり,B:メスの産卵, C:ヤゴの抜け殻,D:羽化直後の個体
註2)区分について、B:繁殖種,Bp:繁殖している可能性の 高い種,F:飛来種,Fp:飛来してきた可能性の高い種
A B C D 区分2)
図3.金華山で繁殖している種と飛来する種
した可能性の大きい種が 2 種であることがわかる。
5)文献との比較
金華山のトンボ相について、高橋 (1988) は 8 種、
ヒガシカワトンボ、ヒメクロサナエ、カトリヤンマ、
ギンヤンマ、シオカラトンボ、シオヤトンボ、オオシ オカラトンボ、ノシメトンボを記載しているが、解説 文を詳しく点検すると、もう 1 種オニヤンマが付け加 わって 9 種になる。一方、最近出版された保谷 (2003) によると、上記の高橋 (1988) のまとめをベースに以 後の調査結果をつけ加えたとしながら、金華山につい てはヒガシカワトンボ、ヒメクロサナエ、オニヤンマ、
シオヤトンボ、オオシオカラトンボ、ノシメトンボ、
ウスバキトンボの 7 種しか記載がない。そして両者を 比較すると、高橋 (1988) のみにある種がカトリヤン マ、ギンヤンマ、シオカラトンボの 3 種、保谷 (2003) にのみある種がウスバキトンボである。
どうしてこのような違いが生じてしまったのかは理 解に苦しむが、それはさておき、筆者らの 3 年間の調 査でやはり問題になるのは、伊沢ら (2003) がすでに 指摘したカトリヤンマの生息についてである。筆者ら の一人伊沢は、伊豆地方で小さい頃からカトリヤンマ をごく普通に捕獲しており、その習性も熟知している つもりなのだが、島にある類似のニッチェで目撃した り採集するのはきまってミルンヤンマであった。金華 山にはカトリヤンマが生息していない可能性が高い。
3.青葉山のトンボ相・2004 年
青葉山 ( 図 4) のトンボ相についても、一昨年およ び昨年と同じ地点で今年も調査を行った。調査日数は 105 日である。
今年の調査では 41 種のトンボ ( 成虫に限る ) が確 認された。その各々について、発生時期や生息状況の 変化をまとめたのが図 5 である。図のすべての表記は 一昨年と昨年のまとめ ( 伊沢ほか ,2003、2004) に準じ ている。
1)今年初めて観察された種
コオニヤンマはヤゴがA地点近くで採集され、研究 室で飼育していたところ、6 月 15 日に羽化した。
D地点では 6 月 30 日に 4 個体を初めて採集し、以
後 7 月末まで調査のたびに 1 ~数個体を観察すること ができた。このトンボは飛び方からも、すぐに草の葉 の上に止まることからも発見や採集が容易であり、過 去 2 年間の調査時にD地点にいなかったことは間違い ない。先の金華山のトンボ相のところで、クロスジギ ンヤンマとルリボシヤンマについてふれたが、コオニ ヤンマのこの事実からも、どうも大型のトンボには年 ごとの羽化する個体数に大きな変動があることが予測 される。
アオハダトンボは一昨年はB地点でかなりの数が観 察されたが、昨年はB地点でも他の地点でも 1 個体も 確認されなかった。それが今年はD地点で 7 月 3 日と 7 月 9 日の 2 回、1 個体ずつ採集された。
ダビドサナエは過去 2 年間、青葉山のいずれの調査 地点でも観察されず、昨年に旧宮崎町のN地点 ( 伊沢 ほか ,2003) で 1 個体が採集されたのみだったが、今 年は 6 月 29 日にB地点で 1 個体が初めて採集された。
このトンボはおそらく他地域から飛来したものだろ う。
2)今年観察されなかった種
オオモノサシトンボは過去 2 年間、C地点とD地点 でかなり観察されたが、今年はいずれの地点でも全く 発見されなかった。
ムカシヤンマも青葉山の調査地点では飛来種と考え 図4.トンボ調査地のひとつ青葉山と、
主な調査地点 ( A , B , C , D , F )
られるが、今年は観察されていない。オオシオカラト ンボも過去 2 年間の調査で、青葉山では飛来種と考え られるが、今年は観察されていない。ミヤマサナエも 同様である。
3)その他気付いたこと
アオイトトンボは一昨年はB地点とD地点でごく普 通に観察され、昨年はD地点で 4 個体観察されたが、
今年はD地点でたったの 1 回、しかも 1 個体しか観察 されなかった。
アジアイトトンボは過去 2 年間の調査ではまれにしか
見られない種であったが ( 一昨年が 2 個体、昨年が 1 個体 )、今年はD地点で 4 月 26 日から大量の羽化が 始まり、10 月 1 日まで、長期間にわたって生息が観 察され続けた。
タカネトンボはこれまで青葉山ではまれな種であっ たが ( 一昨年 1 個体、昨年 1 個体 )、今年はD地点で、
調査ごとに 1 ~ 2 個体であったが、7 月 9 日から 9 月 13 日まで、かなり長い期間観察された。逆にミヤマ アカネは一昨年も昨年もほぼ 1 ヶ月にわたって観察さ れたのに、今年は 4 日間のみと短かった。
クロスジギンヤンマは一昨年、昨年ともD地点で大
12月 最初と最後の その直前と 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 観察日 直後の調査日
1.アオハダトンボ ○ 7/3 7/9 7/1 7/19
2.ハグロトンボ ○ ○ 7/5 9/6 7/3 9/13
3.ミヤマカワトンボ ○ ○ 6/2 7/1 5/27 7/3
4.ヒガシカワトンボ ○ ○ 5/19 6/24 5/16 6/30
5.アオイトトンボ ○ 7/3 7/3 7/1 7/5
6.オオアオイトトンボ ○ ○ 9/6 11/6 9/3 11/26
7.ホソミオツネントンボ ○ ◎ ○ 4/7 6/16 × 6/24
8.オツネントンボ ○ ◎ ○ ○ ◎ ◎ ○ 3/17 12/3 × 12/10
9.モノサシトンボ ○ ◎ ◎ ○ 6/1 9/3 5/27 9/6
10.モートンイトトンボ ○ ○ 6/10 7/7 6/2 7/8
11.キイトトンボ ○ ○ 6/23 7/21 6/16 7/23
12.アジアイトトンボ ○ ○ 4/26 10/1 4/22 10/15
13.クロイトトンボ ○ ◎ ◎ ○ 5/24 9/6 5/21 9/13
14.オオイトトンボ ○ ○ 5/19 7/3 5/16 7/5
15.オゼイトトンボ ○ ◎ 6/16 6/24 6/14 6/30
16.エゾイトトンボ ◎ ◎ ○ 5/12 7/9 5/7 7/19
17.オオルリボシヤンマ ○ ○ 8/2 10/1 7/30 10/15
18.ギンヤンマ ○ ○ 6/16 10/1 6/14 10/15
19.クロスジギンヤンマ ○ ○ 6/1 7/23 5/27 7/30
20.ホンサナエ ○ 6/2 6/2 6/1 6/5
21.ダビドサナエ ○ 6/24 6/24 6/16 9/17
22.コサナエ ○ ◎ ○ 5/12 7/9 5/7 7/19
23.コオニヤンマ △ ○ ○ 6/30 7/30 6/24 8/2
24.ウチワヤンマ ○ ○ 6/30 7/9 6/24 7/19
25.オニヤンマ ○ ○ 6/24 9/17 6/23 10/1
26.オオヤマトンボ ○ ○ 6/30 8/4 6/24 8/19
27.タカネトンボ ○ ○ 7/9 9/13 7/8 9/16
28.ハラビロトンボ ○ ○ 5/19 8/4 4/30 8/19
29.ヨツボシトンボ ○ 6/1 6/1 5/27 6/2
30.シオカラトンボ ○ ○ 6/16 9/17 6/14 10/28
31.シオヤトンボ △ ○ ○ 5/24 6/2 5/21 6/10
32.コフキトンボ ○ ○ 7/5 8/4 7/3 8/19
33.ショウジョウトンボ △ ○ ○ 6/16 8/4 6/14 8/19
34.ミヤマアカネ ○ 9/3 9/6 8/22 9/13
35.ナツアカネ ◎ ◎ ○ 7/19 10/29 7/9 11/6
36.アキアカネ ◎ ◎ ○ 7/1 12/3 6/30 12/10
37.マユタテアカネ ○ ◎ ◎ ○ 6/24 11/6 6/23 11/26
38.マイコアカネ ◎ ◎ ○ 7/5 10/1 7/3 10/15
39.ノシメトンボ ○ ◎ ◎ ○ 6/30 11/6 6/24 11/26
40.コシアキトンボ ○ ◎ ○ 6/16 9/3 6/14 9/6
41.ウスバキトンボ ○ ◎ ◎ ○ 7/1 10/15 6/30 10/28
9月
註)△印:最初の観察が調査地点ではない青葉山で確認されたことを示す.なお右欄の最初の観察日は調査地点のもの.
4月
×印:確認された調査地点での調査が最初の観察日より以前にはなされていないことを示す.
種名 3月 5月 6月 7月 8月 10月 11月
図 5.青葉山のトンボの生息状況
量の羽化が見られ、調査ごとの確認個体数も多かった が、今年は、調査ごとの確認個体が 1 ~ 3 個体と圧倒 的に少なかった。また、生息していた期間も一昨年が 2 ヶ月、昨年がおよそ 3 ヶ月だったのに対し、今年は 1 ヶ月と 3 週間で少し短かった。
シオヤトンボとコフキトンボは青葉山ではごく普通 に見られる種であるが、過去 2 年間と比べると、今年 はいずれも生息期間が 3 分の 1 ほどと短かった。
昨年のまとめ ( 伊沢ほか ,2004) では、調査地点の うちC地点が人為的に著しく改変されたことを述べ たが、今年はD地点にある 2 つの池のうち上の池でブ ラックバスが大量に繁殖した。ブラックバスの大量繁 殖はおそらくヤゴの生存に多大な影響を与えたと思わ れるが、ブラックバスのヤゴ捕食についての調査はな されなかった。
4)青葉山で繁殖している種とそうでない種
金華山と同様にヤゴの調査を実施していないので断 定はできないが、青葉山でも、いくつかの状況証拠か ら、これまでに確認された計 47 種について、“繁殖種”
か“飛来種”か、おおよその推定が可能になった。そ の結果を図 6 に示した。
この図からは、繁殖種が 26 種、その可能性の大き い種が 8 種、飛来種が 9 種、その可能性の大きい種が 4 種であることがわかる。ただ、洋上の島である金華 山と違って、青葉山は仙台の市街地にある一つの丘陵 であり、その境目はあいまいである。しかも青葉山と 一口でいっても、その地域内には多様なニッチェが存 在し、筆者らは青葉山の中から 4 地点 ( 図 4 参照 ) を 選んで、主にそこだけで調査をしたわけである。した がって、繁殖種か飛来種かの問題は金華山の場合とは 異なって、厳密に言えば筆者らの選定した 4 地点にお ける繁殖種か飛来種かということになる。そのことは、
次に述べる本学構内にある池での調査結果と比較して も明らかである。
4.大学構内の池での調査
本学は青葉山の一角にあり、本学の正門を入ったす ぐの所に面積が約 92 m 2 の池がある ( 図 4 と図 7)。
そこにも各種のトンボが飛来する。今年はこの池を青
確認項目1)
種名
1.アオハダトンボ ○
2.ハグロトンボ Fp
3.ミヤマカワトンボ Fp
4.ヒガシカワトンボ ○
5.アオイトトンボ ○ ● ○ B
6.オオアオイトトンボ ○ ○ ○ B 7.ホソミオツネントンボ ○ ○ ● ○ B
8.オツネントンボ ○ ○ B
9.モノサシトンボ ○ ○ ○ B
10.オオモノサシトンボ Bp
Bp
Bp
11.モートンイトトンボ Bp
12.キイトトンボ ○ ○ B
13.アジアイトトンボ ○ ● ○ ○ B
14.クロイトトンボ ○ ○ ○ B
15.オオイトトンボ ○ ○ B
16.オゼイトトンボ ○ ○ B
17.エゾイトトンボ ○ ○ ○ ○ B
18.ムカシヤンマ F
19.ミルンヤンマ Fp
20.オオルリボシヤンマ ○ ○ ○ ○ B
21.ギンヤンマ ○ ○ Bp
22.クロスジギンヤンマ ○ ○ ○ ○ B
23.ミヤマサナエ F
24.ホンサナエ F
25.ヤマサナエ F
26.ダビドサナエ F
27.コサナエ ○ ○ ○ ○ B
28.コオニヤンマ ○ B
29.ウチワヤンマ ○ B
30.オニヤンマ ○ ○ ○ B
31.オオヤマトンボ F
32.タカネトンボ ○ Fp
33.ハラビロトンボ ○ ○ ○ ○ B
34.ヨツボシトンボ F
35.シオカラトンボ ○ ○ ○ B
36.シオヤトンボ ○ ○ Bp
37.オオシオカラトンボ F
38.コフキトンボ ○ ○ Bp
39.ショウジョウトンボ ● ○ Bp
40.ミヤマアカネ F
41.ナツアカネ ○ ○ ● B
42.アキアカネ ○ ○ ● ○ B
43.マユタテアカネ ○ ○ ○ ○ B
44.マイコアカネ ○ ● ○ B
45.ノシメトンボ ○ ○ ○ B
46.コシアキトンボ ○ ○ ○ ○ B
47.ウスバキトンボ ○ ● ● B
註1)確認項目について、A:おつながり,B:メスの産卵, C:ヤゴの抜け殻,D:羽化直後の個体
註2)区分について、B:繁殖種,Bp:繁殖している可能性の 高い種,F:飛来種,Fp:飛来してきた可能性の高い種 註3)○:B~D地点,●:F地点
A B C D 区分2)
図6.青葉山の調査地点で繁殖している種と飛来する種
葉山F地点とし、継続調査を実施した。
この池は毎年のことだが、2003 年 11 月末にも水が 抜かれ清掃されている。ここで観察を開始したのは今 年 6 月 10 日からで、各種トンボが羽化し始める時期 (4
~ 5 月 ) の調査は残念ながらできていない。F地点で の調査日数は 90 日で、トンボの発生時期や生息状況 の変化等を図 8 に示した。種類数は 20 種だった。
1)池の調査でわかった主なこと
図 5 に示した青葉山の 4 つの調査地点での調査結果 と図 8 との比較から分かるように、青葉山のF地点で のみ観察された種はオオシオカラトンボで、7 月 1 日
にオス 1 個体が飛来した。
また、アオイトトンボは、他の調査地点ではD地点 で 7 月 3 日に 1 個体が観察されただけだったが、F地 点では長期間ごく普通に見られ、羽化も頻繁に観察さ れた。シオカラトンボは他の調査地点では 6 月 16 日 から 9 月 7 日までの間にたった 5 回 ( いずれも 1 個体 ) しか目撃されなかったが、F地点では 6 月 21 日から 8 月 25 日までの期間中に 30 日観察された。ホソミオ ツネントンボは他地点では 6 月 1 日から 7 月 8 日の期 間に 6 回しか観察されなかったが、F地点では 6 月 1 日から 8 月 2 日までの期間中に 24 日確認され、羽化 も観察された。
F地点でヤゴからの羽化が確認された種はアオイト トンボ、オオアオイトトンボ、ホソミオツネントンボ、
シオカラトンボ、アキアカネ、ウスバキトンボの 6 種 である。池の清掃が前年晩秋に行われていることから は、これらの種は条件にもよるだろうが、産卵された 卵が羽化するまでが、春から秋までの数ヶ月以内に完 結していると考えていいだろう。
なお、ウスバキトンボは青葉山の他地点では 10 月 15 日が最後の確認日だが、F地点ではそれ以降も連 日羽化が続き、最後の羽化が確認されたのは 11 月 11
最初と最後の その直前と 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 上 中 下 観察日 直後の調査日
1.ハグロトンボ ○ 8/1 8/1 7/31 8/2
2.アオイトトンボ ○ ○ 6/10 9/14 × 9/17
3.オオアオイトトンボ ○ ○ 9/17 11/10 9/14 11/11
4.ホソミオツネントンボ ◎ ◎ ○ 6/10 8/2 × 8/3
5.アジアイトトンボ ○ ○ 8/17 8/25 8/15 8/26
6.クロイトトンボ ○ ○ 6/12 8/5 6/11 8/6
7.オオルリボシヤンマ ○ ○ 8/14 9/28 8/13 9/29
8.ギンヤンマ ○ ○ 7/19 8/24 7/17 8/25
9.コサナエ ○ 6/11 6/11 6/10 6/12
10.オニヤンマ ○ ○ 8/14 8/25 8/13 8/26
11.シオカラトンボ ○ ○ 6/21 8/25 6/14 8/26
12.オオシオカラトンボ ○ 7/1 7/1 6/30 7/5
13.ショウジョウトンボ ○ ○ 7/7 8/5 7/5 8/6
14.ナツアカネ ○ ○ 7/21 11/25 7/20 11/26
15.アキアカネ ○ ◎ ◎ ○ 6/22 11/29 6/21 11/30
16.マユタテアカネ ○ ○ 9/3 10/15 9/1 10/19
17.マイコアカネ ○ ○ 7/29 10/1 7/27 10/2
18.ノシメトンボ ○ ○ 6/29 10/28 6/23 10/29
19.コシアキトンボ ○ ○ 7/1 7/22 6/30 7/23
20.ウスバキトンボ ○ ○ 7/1 10/15 6/30 10/19
註)右欄の×印は6月10日以前は調査していないので不明を意味する.
種名 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
図8.F地点のトンボの生息状況 図7.本学構内にある池 ( 調査地点F )
日で、その後も池の壁の水面ぎりぎりまで登ってきて 羽化の体制に入ろうとしているヤゴは 11 月 16 日まで 見られた。一方でその日、池の底にあお向けになって 死んでいるヤゴが多数見つかり、その後死体は 24 日 までずっと観察された。死んだヤゴは池にいるアズマ ヒキガエルやミズカマキリ、マツモムシ等にすぐに食 べられていたと思われることから、24 日まで次々に 死に続けたと考えていい。時を同じくして、アキアカ ネのヤゴも同様に死んでいった。11 月 25 日を最後に、
以後池でウスバキトンボとアキアカネの生きたヤゴは 全く観察されなくなった。
2)池での調査の利点
このような人工の池でトンボを調査することには以 下のような利点がある。①いつでも、好きな時間に調 査できる。②したがって、詳細な観察記録をとること ができる。③池の水深が 30 ~ 35cm と浅く ( 雨が降っ たりして変動がある )、底が白いコンクリートなので ヤゴがよく見え、ヤゴの状態から羽化するまでを継続 的に観察できる。④種がわかりにくいヤゴについては、
捕まえて研究室で飼育し羽化させることで、正確な種 の同定ができる。⑤池と、植え込みや道路や芝地や建 物など、池を取り囲む環境を併せ観察することで、成 虫の種ごとのニッチェ嗜好性の差違を簡単に知ること ができる。⑥クモなど捕食者との関係もつぶさに観察 できる。⑦池が狭いので、飛来したトンボの種間関係 も視覚的に容易に観察できる。
3)学校ビオトープという視点から
学校ビオトープとは、生物の生育の場であるととも に児童生徒が自然とのふれあいを深め、自然や命を大 切にする豊かな心情を育む場であり ( 阪神・都市ビオ トープフォーラム ,1999、 日本生態系協会 ,2001)、生 物との共生を学習する場である ( 佐島ほか編 ,1996)。
そして、学校教育 ( とくに小学校 ) における総合的な 学習の一つ、環境教育に関して、構内に池を作ったり、
プールを利用して、そこにすむ生物を観察させるとい う実践例も数多い ( たとえば山極ほか編 ,2001)。そ こでの生物側の主役は間違いなくトンボである。
今年の調査で本学構内の池を新たな調査地点として 加えたのは、池を学校ビオトープと想定したときの意
味や意義を考えたかったからである。そして、調査結 果から結論的に言えることは、隣接する自然での調査 を十分に行った上で、ないしは同時進行的に行いなが ら、その成果と比較をすること、および両方のもつ利 点と欠点を補い合う観察方法を確立することが、学校 ビオトープが児童・生徒にとってさらに興味深く、さ らに奥深く、豊かな想像力をともなった知的好奇心を 高めることになるに違いない、という点である。
5.他地域で観察されたトンボ
チョウトンボはこれまでに、一昨年に松山町で 1 個 体が採集されたのみだった ( 伊沢ほか ,2003)。それ が今年は 7 月 24 日に仙台市内、大倉ダムのすぐ近く にある 2 つの池で、一方の池では 5 個体、もう一方の 池では 1 個体が観察された。5 個体が観察された方の 池では、このトンボが繁殖している可能性が大きい。
コヤマトンボは 6 月 14 日、仙台市内のサイカチ沼 でオス 1 個体が採集された。また、旧宮崎町北川内地 区でオス 1 個体が採集され、ほかに 4 ~ 5 個体が目撃 された。
また、シオカラトンボについて、宮城県内ではない が興味深い捕食行動が観察された。それは、長野県奥 軽井沢では大量に羽化しつつあるアオイトトンボを、
青森県恐山では同様に大量に羽化しつつあるルリイト トンボを、次から次へと捕食しているおびただしい数 のシオカラトンボ ( 圧倒的にオスが多い ) が観察され たことである。その周囲一帯の調査で羽化したてのシ オカラトンボや抜け殻を発見できなかったことから、
いずれもそこに飛来したと判断された。
6.ヤゴの抜け殻標本
トンボの成虫の生息状況等に関する調査を 3 年間継 続する中で、筆者らは金華山や青葉山やその他の地域 でトンボが羽化する現場を幾度となく観察してきた。
そのような時、筆者らは羽化して飛び去ったあとのヤ ゴの抜け殻を努めて回収した。それによって、水中で ヤゴを目撃した場合に、そのヤゴの種同定が割合容易 に出来るようになった。
また、自然体験学習を実施した際、児童・生徒の中 にヤゴの抜け殻に興味を示す子どもが何人もいること
がわかったし、実際にトンボがそこに飛んでいなくて も、ヤゴの抜け殻から、そのトンボが少し前にここで 羽化して飛び立っていったことを子どもたちに話すこ とで、彼らの関心を抜け殻に向けさせられることもわ かった。
そこで、この 3 年間に採集し保管していたヤゴの抜 け殻を、小型のトンボ ( 主にイトトンボ類 )、中型の トンボ ( トンボ科やカワトンボの仲間 )、大型のトン ボ ( ヤンマやオニヤンマ類 ) に分け、それぞれ透明な スクリュー管瓶 ( イウチ製 ) の No.2、No.5、No.6 を 用いて、底に脱脂綿を入れることで抜け殻が管瓶を 振っても動かないようにした上で標本化し、自然体験 学習の現場で利用したり、事後指導の際に利用できる ようにした。
スクリュー管瓶で標本化できたヤゴの抜け殻は計 21 種である ( 表 1)。それらは今後も教材として利用 可能なように、本学環境教育実践研究センター実践分 野に保管されている。
謝 辞
トンボを主要対象生物の一つとした自然観察学習、
トンボの生態調査、トンボの標本作製等にあたって は、溝田浩二氏 ( 宮城教育大学環境教育実践研究セン ター )、榊原渉氏 ( 宮城教育大学修士課程 , 大河原町 立大河原小学校 )、宇野壮春氏 ( 宮城教育大学修士課 程 )、佐藤智保氏 ( 聖和学園高等学校 )、齊藤詳子 ( 利 府町立利府第三小学校 )、川添達朗氏、中村友紀氏 ( 宮 城教育大学教育学部 ) らから協力を得た。謹んで感謝 の意を表する次第である。
引用文献
伊沢紘生・藤田裕子・小野雄祐,2003.金華山と青葉山 のトンボ相.宮城教育大学環境教育研究紀要 ,5:1-9 伊沢紘生・藤田裕子・小野雄祐・齊藤詳子,2004.金華 山と青葉山のトンボ相-その 2 -.宮城教育大学環 境教育研究紀要 ,6:39-48
財団法人日本生態系協会,2001.環境教育がわかる事 典 . 柏書房,東京都,429pp.
佐島群巳・鈴木善次・木谷要治・木俣美樹男・小澤紀美子
・高橋明子 ( 編 ),1996.環境教育指導事典 . 国土社,
東京都,333pp.
杉村光俊・石田昇三・小島圭三・石田勝義・青木典司,
1999.原色日本トンボ幼虫・成虫大図鑑 . 奥平雅也 企画,北海道大学図書刊行会,917pp.
高橋雄一,1988.宮城県のトンボ . ぶなの木出版,米 沢市,144pp.
阪神・都市ビオトープフォーラム,1999.学校ビオトー プ事例集 . トンボ出版,大阪市,119pp.
保谷忠良,2003.宮城県のトンボ . 宮城県昆虫分布資 料 23,307pp.
山極 隆 ( 編 ),2001.環境教育実践事例集 . 第一法 規出版,東京都,8901pp.
種名
1.アオイトトンボ Lestes sponsa (Hansemann,1823) 2.オオアオイトトンボ Lestes temporalis Selys,1883 3.ホソミオツネントンボ Indolestes peregrinus (Ris,1916) 4.モノサシトンボ Copera annulata (Selys,1863)
5.アジアイトトンボ Ischnura asiatica Brauer,1865 6.エゾイトトンボ Coenagrion lanceolatum (Selys,1872) 7.ルリボシヤンマ Aeshna juncea juncea (Linnaeus,1758) 8.オオルリボシヤンマ Aeshna nigroflava Martin,1908 9.クロスジギンヤンマ Anax nigrofasciatus nigrofasciatus
Oguma,1915 10.ヒメクロサナエ Lanthus fujiacus (Fraser,1936)
11.コサナエ Trigomphus melampus (Selys,1869) 12.コオニヤンマ Sieboldius albardae Selys,1886
13.ウチワヤンマ Sinictinogomphus clavatus (Fabricius,1775) 14.オニヤンマ Anotogaster sieboldii (Selys,1854)
15.ハラビロトンボ Lyriothemis pachygastra (Selys,1878) 16.シオカラトンボ Orthetrum albistylum speciosum
(Uhler,1858) 17.シオヤトンボ Orthetrum japonicum japonicum (Uhler,1858) 18.アキアカネ Sympetrum frequens (Selys,1883)
19.マユタテアカネ Sympetrum eroticum eroticum (Selys,1883) 20.コシアキトンボ Pseudothemis zonata (Burmeister,1839) 21.ウスバキトンボ Pantala flavescens (Fabricius,1798)
表1.教材用に標本化したヤゴの抜け殻一覧