幼児の食生活に関する研究(第26報)
山村幼児における食物・栄養素等摂取状況の25年間の推移
岡田玲子
Dietary Studies of Preschool Children in Japan (Part 26)
Sequential Changes of Food Intake Pattern and Nutritional Status of Preschool Children in a Mountain Village During the Last 25 Years
Reiko Okada
1.緒 言
人の食物選択の素養胴は,基本的な生活習慣が形成 される幼児期に培われ,それは生涯の食の行動様式に 反映されるであろうと推測されている3)4)5)。生涯の健 康のありようを見通した視点から,幼児期の栄養教育
に資することを目的として,著者らは新潟県内幼児の 食物・栄養素等摂取の実態を,生活環境別に,かつモ の時代の流れによる推移について把握するために,昭 和姐年以来同一地域で,同一年齢層を対象に,数年間
隔で継続調査を行っているS}7)B)9}。
今回は,過疎化傾向の進展しつつある豪雪地帯山村 に住む幼児の,食物・栄養素等摂取状況の25年間の推 移を,昭和41年,46年,50年,56年,61年および平成 4年度の計6回の調査結果に基づいて検討し,他の生 活環境別の3地域(農村,漁業地域,都市近郊)にお ける15/・一 20年の推移にも照らして考察を試みたので,
その結果を報告する。なお,本報では栄養所要量の設 定されている栄養素等について解析を行い,成人病予 防に対置した視点から重要視される脂溶性成分,食物 繊維およびミネラル等の摂取状況についての解析は続 報において行うこととする。
2.調査方法
1.調査対象地区の概況
対象地区の山村(中頸城郡吉川町尾神)は,標高400 mの山腹にある2級僻地の豪雪地である。主として平 均耕作面積約60aの水田単作農業と,戸主の杜氏とし ての出稼ぎ(60 一一 70%)により生計を営んでいたが,
道路整備の逐年進行に伴い,冬期除雪が進み車輻運行 可能となうて,近郊に進出Lてきた企業等に就労する 世帯が漸増した。併せて,25年間変わらないのは雑貨 店1軒の存在のみで,小規模の公共施設の改廃,モー
タリゼーショソ,家庭生活の電化,LP.G.の普及,簡易 水道設置ならびに学校給食の開始,保育所・集落開発 セソタ 一一の開設等,住民の生活環境の改善がもたらさ れた。一方,昭和57年以降ハソググライダーの基地と なり,廃校となった小学校分校が町営の民宿に改築さ れ,校庭跡では平成5年より温泉掘削事業が進められ ている。
しかしながら,昭和41年から25年間に表1に示す如 く人口は312→116人へ,世帯数は59→32世帯へ共に減 少し,過疎化の進行が著しく,とくに年少入口の減少 が目立っている。
表1対象地域の人口及び世帯数の推移 年少人口
iO−14歳)
生産入口 i15〜64歳)
老年人口
i65歳以上) 計 世帯数
(人) (人) (人) (人)
昭和41年 60 189 63 312 59
4β年 52 154 48 254 54、
50年 46 128 42 216 49
56年 36 109 36 180 42
61年 一 一 一 144 36
平成4年 12 72 32 116 32
県立新潟女子短期大学研究紀要 第31集 工994
表2調査対象
初回調査 第2回調査 第3回調査 第4回調査 第5回調査 第6回調査 昭和41年度 昭和46年度 昭和50年度 昭和56年度 昭和61年度 平成4年度 婁冤1羅}2。名 魏髭}13名 魏鷺}・・名 婁聯}1・名 婁1鵬}6名 婁擁}8名
平均年齢4.8歳 平均年齢4.8歳 平均年齢5.1歳 平均年齢5.0歳 平均年齢5.O歳 平均年齢5.2歳 家庭保育 家灘保育 保育所児童 保育所児童 保育所児童 保育所児童
農業世帯 濃業世帯 農業世帯 農業世帯 農業世帯 農業世帯
多世代尿族 多世代家族 多世代家族 多世代家族 多世代家族 多世代家族 註:平均年齢は調査年度の10月1日現在の平均値.
表3 本調査に使用した食品構成
(単位:9)
年齢・性 4〜5歳 6 歳
食品群
男
女・ 男 女
穀類}萎ソ.め膿 140
P00 120
W0
150 P20
130 P00
い も 類 30 30 30 30 砂 糖 類 5 5 10 10 菓 子 類 40 40 50 45 油 脂 類 lo 10 10 10 豆 類 40 40 40 40
緑黄色野菜 50 50 55 55
その他の野菜 100 100 110 110
果 実 類 100 100 100 100
( 海 草 類 ) (1) (ユ) (1〜2) (ト2)
魚 介 類 30 3⑪ 40 40 肉 類 30 30 35 35 卵 類 50 50 50 50 乳 類富 300 300 290 290 註:*印は生乳に換算した数値である。
2.調査対象
調査薄象は表2に示すように,4−一 6歳の健康な幼 児6〜20名である。なお,第4回調査以降は隣接部落 の幼児を含み,第6回調査では殆どが隣接部落の幼児 である。
3.調査時期および期間
昭秘1年,46年,50年,56年,61年および平成4年 度のそれぞれ主として四季の各連続3日間(通年12日 間)である。
4.調査内容および方法
1)食物摂取状況調査:国民栄養調査に準ずる個人 別秤量方式によることとし,対象児の母親に秤・計量 器具を用いた秤量記録を依頼した。なお,給食摂取状 況の調査は保育園の保母の協力を得て行った。
栄養素等摂取量は,初回調査から昭和56年度までは 三訂食品成分表,昭和61年度以降は四訂食品成分表を 用いて算出した。得られた成績のうち栄養素等摂取量 の比較基準には,対象児の性,年齢,体重から個人別 に算定した栄養所要量を用い,食品群別摂取量の比較 基準には手塚ら10)の食品構成(表3)を適用し,各々
一40一
幼児の食生活に闘する研究(第26報)山村幼児における食物・栄養素等摂取状況の25年間の推移
表4 山村幼児の摂取食品数の25年間の推移
総 数 動物性食品数 植物性食品数 間食食品数 昭和岨年 15±3.8(25.3) 2±0.3(15.O) 13±⑪.8(6.2) 3±O.5(16.7)
46年 23±4.4(17.6) 3±0.5(16.O) 20±4.4(22.0) 廷±O.8(20.O)
50年 22±2.6(11.8) 4±1.5(37.5) 18±1.6(8.9) 4±0.8(20,0)
56年 24±8.8(36.7) 5±1.4(28.⑪) 19±5.1(26.8) 4±2.3(57.5)1
61年 25±2.2(8.7) 5±0.8(16.0) 20±1.6(7.9) 5±O.5(10.0)
平成4年 28±6,1(21、8) 6±1,2(20.O) 22±5.6(25.2) 4±1.8(45.0)
註11人1日当りS±SD,()は変動係数.
に対する摂取割合を求めた。動物タソパク質所要量は 動物性タソバク質比の推奨値を50%とし,脂質所要量 は脂肪エネルギー比の推奨値を25%としてそれぞれ
算出した。
2)体位測定1身長,体重を測定し,各調査年度の 対応する昭秘5年,50年,55年,60年,65年および平 成7年における日本人の栄養所要量作成に用いられた 体位(推計)基準値に対比して,比率を求めた。
3) 体力測定1平衡力(捧上片足立ち),筋持久力(体 支持持続時聞),瞬発性(立幅踏ぴ)および調整力(両 足連続踏び越し)の4種目について実施した。その評 価は,新潟県撒育委員会による幼児の運動能力基準U}
に従い,3点を中位とする5段階法によって行った。
4)歩行歩数の測定1対象児の運動量の一実態を把 握するために,タ=一タ万歩計を装着させ,連続3日間 の歩行歩数を測定し,1日当り平均歩数を算定した。
5.結果および考察
1.摂取食品数ならびに献立の25年間の推移 1人1日当りの摂取食品数の推移は表4に示すよう に,工5種類から28種類に漸増した。動物性食品数は2 種類から6種類へ,植物性食品数は13種類から22種類 へ,3 ・−1.7倍の増加が見られたが,間食食品数は3
−4種類でさしたる変化は見られなかった。これら山 村幼児の摂取食品数は農村幼児s,のそれに近似し,漁 業地域呂}・都市近郊幼児9〕のそれに比べると初回調査か
ら3〜6種類少ないまま推移しているが,間食食品数 は地域差がなくなった。
なお,対象児における摂取食品の種類の一季節分を 表5に総括したが,時代の推移と共に多様化傾向がう かがわれた。
次に,対象児の献立を集約していると思われる一世 帯の夏と冬の各調査第2日目の献立を表6に示した。
ここでは食生活研究会創案1呈1の献立型表示法になら
い,対象児らの献立を5つのタイプ(A:米飯・汁・潰 物,B:A十植物性食品の主i菜1品, C:A+動物性食 品の主菜1品,D:A十主菜2品, E;粉食,但し,副 菜がある場合はそれぞれa,b, c, d, eとする。)に分 類して表示した。対象児の献立の25年間の推移の特徴 は,次の4点に総括される。即ち,朝食がa型→B型
→C型→c型へと漸次充実して典型的な改善状況を 示している こと,昭和50年以降に3食共にC型以上の 潤沢な献立となったこと,さらに保育所の開設により 給食が対象児の食事内容のバラエティを高め,一牛乳摂 取が可能になったこと,また平成4年度に至り漬物が 殆ど供されなくなったこと等である。これらの現象の うち,朝食に関しては他の3地域では初回調査時より すでにc型が供されており,また潰物に関しては第5 回調査年まで供されていたのは山村のみで,都市近郊 では初回のみ,漁業地域では第3回,農村では第4回 の各調査年までであった。
2.摂取食品の充足状況とその25年間の推移
対象児の食品群別摂取量の食品構成目安量に対する 摂取割合の25年間の推移は図1のとおりである。調査 年による年齢差,性差を不問にして見るならば,この 25年間を通して摂取割合にさしたる変化の見られな かった食品群は皆無であり,増減いずれかの変動が観 察された。初回調査年に比し25年後の調査年における 変動が有意であった食品群で増加したものは,肉・乳・
油脂類(以上P〈O.001),豆・果実・卵類および緑黄色 野菜(以上PくO.05)の7種類であるが,このうち卵・
乳類および緑黄色野菜の摂取割合は未だ72〜95%で,
目安量を充足していない。同じく減少したものは,穀 類,その他の野菜(以上P<0』1)および砂糖類(Pく O.05)の3鍾類であった。これらのうちとくに対照的 な現象で注目されるのは,1 演 調査時から一貫した肉 類摂取量の著増と穀類摂取量の漸減であり,25年後に
県立新潟女子短期大学研究紀要 第31i集 1994
衷5 山村幼児6 −20名の秋の連続3日問
π品群別 昭和46年度(秋)調i在 1 昭湘50年度(秋)調査
昭和41年度(秋)調査
ノ出現した食ll71{A) ㈲に新たに
チわった食品 ωより消失オた食撮
計 ㈹に新たに
チわった食品 ωより消失オた食品 計
糖白米,餅,コツベパソ, スパゲティ コツベバソ 額類 パソ粉 マカ胃二 種類
穀 小麦粉,即席ラーメソ, 食バソ 類 麩,マカロニ,乾めん
(8顧頚) 9 7
いも類 周鈴薪,甘端レ里芋,こ 山芋
んに辛く,山芋
@ (5弔瞬D 一 一 5 ㎜ 4
油脂 拙物汕,マヨ卒一ズ マーガリソ マーガリソ
(2種順) 一 一
類 3 3
種突 ごま
(1瓢類) 闇 一 一 一
類
ユ 1
豆類 舛…噌,納豆,油描げ,が もどき (4種類)
大豆,豆腐,小豆,さ
ウげ
がんもどき
7 豆腐
ャ豆
がんもどき
5 右色野菜 人参,大根菜,ふだん草,
? 菜,四洋かばちゃ
i註:τミf食右個1009当 りカロチソ600μB以上の
烽フ) (5種類)
ブロッコリー ふだん草
5
晋じその葉ブロッコリー 西洋かぼちゃ
モだん草
5 その他の野菜 大根,なす,白菜f長ね
ャ,きゅうり,ピーマソ、
O臣ねぎ,キャベツ,もや オ, ご厳う,,カリフラ 潤[,わらび,みょうが,
゙良泄,紅生装,しその ヒ (16種類)
さやいんげん クいき、ど スくあん
紅生羨
19
こごめ塩没 黷 こん・
汾̲潰
一
19 果実類 りんご,いちぢく,みか
,柿,バナナ,梨,ぶ ヌう,撫干
@ (8種類)
一
いちぢく ヤどう
6
一
いちぢく
7 灘草類 干わかめ,浅草のり,と
??アんぶ,出しこん ヤ,のり佃煮,こんぶ佃 マ (β種類)
一
とろろこんぶ
5
蛛付のり 出しこんぶ
・6
塩 ウスターソース ト・卦ケチャヅプ,複
調味 醤油 合化学調昧料,こしょ
化学調味料
一 う,ウスターソース
料 酢 一
算
カレールウ
(5種類) 6 9
(なま魚)いか,さぼ,め かれい いか えび あこうだい
ぎす(塩干魚)あこうだ 鰹 めぎす
魚介類 い,さんま、にLん,真 L粕潰,身欠にしん,か ツお節,煮干,さば水煮 ハ,かまぼこ,さつまあ
竹輪
キるめ
真鱈粕漢かつお節
鱒h
げ,塩辛,魚痢ソーセー 1
ジ −
衝
,,雫,一一F一冨冨一一 ■ 一螢 邑←←,一巳一一一一」L
リ肉,プレスハム,鯨大 a煮宙詰,鶏卵,牛乎L
」 」 凹 ■ ■ ■ ■ ■ 騨 . . . . . . . . .
烽ツAイスクリーム
. . ■ ■ ■ 曹 暫 ・ ・ … , , ・ , 齢 . , 騨 騨
大和煮缶詰 イ乳
・ ・ ← 雫 幽 圏 圃 . 9 . , 響 F F
{肉Eイソナソーセージ
由 L ・ ・ 置 , , 辱
大和煮缶詰 イ乳
・卵・
スキムミルク,粉乳
@ (22糧類)
乳
類 22 22
せんべい,チョコレー えびせんべい, 一ぜり一 ビスケット チョコレート
ト,キ с宴<求Cチュー コーヒー 最中 クリームパソ
纂子 イソガム,かりんとう, 缶ジ訊一ス 卵ボーロ
あられ,あめ,あんパソ, カルビス 一
類 ようかん,ゼリー,卵 Vアソタシ昌一ス.
, ボーロ,カステラ,どら 飲 やき『,最中,まんじゅう,
料 ココア
(16税類)
18 ユ9
そ
の 一 一 一 一 一 一
他
計 98 106 107
一42一
1
幼児の食生活に関する研究(第26報)山村幼児における食物・栄養素等摂取状況の25年間の推移
の食事に出現した食品の25年間の推移
昭秘6年度(駄)調査 昭和61年度(秋)調査 平成4年度(秋)調査
Qへ)に斬たに
チわった食品
㈹より消失した食品
計 ㈲に新たに チわうた食品
㈹より消失した食品 計 ㈲に新たに
チわった食品
㈹より消失した食品
計 手打ちそば,ゆ 租類 バソ粉,スパゲ コツベバソ 種類 食バソ,クロ コツベバソ 種類
でうどん,バソ ティ,即庸焼モば .ワッサソ
粉 一 Io 10
9
山芋 山芋 山芋
一 4 一 一
4 4
パター,マーガ パター バター,マーガ
リソ 一 } リソ 一
L 3 4
征
くるみ,落花生 一 一 77こ 一.
3 1 2
おから ささげ
一 厚揚げ がんもどき 豆腐,きなこ,生 がんもどき
6 4 揚げ 6
ほうれん草 ふだん草 にら,しその葉 ふだん草
京菜
一
6 5 6
とうもろこし みょうが グリソピース,セ もやし レタス,グリソ カリフラワー
(缶),ぜんまい, ロリー,レタス,な ごぼう ピース,トマト, み上うが
レタス,干筍,え めこ,干椎薄,えの わらび オクラ,枝豆,セ 祭良潰.
のき茸,しめじ, き茸,筍(缶),山菜 みょうが ロ リー,かん 紅生姜
らっきょう澱, 水煮,たくあん,白 奈良潰 びょう,にんに しその実
朝鮮潰 菜潰,みつぼ 紅生姜 く,生姜,なめこ
23 しその実 20 2宮
いちぢく いちぢく,梨,ぶど 西瓜,鋸地メロ いちぢく,枇梅
一
ぶどう
干, … う,梅干 ソ, レモン 干
5 4 8
生わかめ こんぶ佃煮 とろろこんぶ,出 干しひじき,昆 とろろこんぶ,
しこんぷ,のり佃 布巻 のり佃煮,こん
6 一 煮,こんぶ佃煮
2 ぶ佃煮
5
酒 酒,みりん,コンソ トマトケチャッ
酒粕 メ, ト マ ト ケ ブ, ウスター
こしょう
ヴk豆腐の素 一 チ+ッブ,ウス・
^ーソース,穣合 一 =C複合化学調ソース, コンソ
調味料,カレー粉,. 味料,こしょう
9 こしょう 13 10
かれい,たい,た めぎす,あこうだ かに,竹輪,しらす さば,めぎす,あこ えび,たら子,ま めぎす,にしん,
ら,ぶウゲむつ, い,真鱈粕潰, 塩辛 干 うだい,さんま,に ぐろ油潰缶,竹 真鱈粕滅,身欠
まぐろ,たら子, しん,真i薯粕潰,身 輪,しらす干,ま にしん,さば水
塩ます,まくrろ 欠にしん,塩辛,魚 ぐろ,かじき,む 煮缶,さつまあ
フレーク(街) 肉ソーセージ つ,かに,さわ げ,塩辛,魚肉
ら,するめ,ほた ソーセージ てがい
一一一一巳骨● −一 一 一 一 一 F F−FF
。付マトソ 一 一 F 暫冨冨− 冨− 冨− 一 」 − − 」 一 π 冨 τ 由
大和煮缶詰 醇 」 伽 醇 」
{肉,もつ,ウイソ ・ 1 曹 , ・ 謄 F 謄 謄 弓 一 , ← 一 ← ← , 巳 , 昌 昌 昌
大和煮缶詰 一一一一昌昌 一 一 一 一 一 一 一 _ 一 山 凸 」 一 幽 ・ 一 ■ ・
{肉,ウイソナ ・ ・ . . ・ 一 ・ 鼻 一 一 暉 一 . 一 一 員 一 . .
大和煮缶詰 邑■一■■−一
鶏肉 粉乳 ナソーセージ, 粉乳 砂¥ー、七一シ, 粉乳
ハンバーグ ペーコ ソ バ ソ 」 ベー一コγ,癒レ
ヨーグルト バーグ,フ冒セス パー プロセス 1
アイスク弾一ム チーズ,ヨーグル チーズ,ヨーグ
ト,クリーム(普通 ルト,アィスク
30 脂肪) 22 り一ム,卵豆腐 3コ
チーズビスケッ キ→・ラメル クッキー,大福, キャラ メ ル, ミルクプサソ、 チョロレート,
ト,ピーナツ菓 ようかん ワッフル,カス チェーイソガム, ビスケット,ら キャラ メル,
子,おこし,カス 卵ボーロ タードプリソ, かりんとう,あん くがん,中華ま チューイソガ
タードブリソ,
?リまんじゆう,ピザまん
最中ゼリー コーヒ「乳酸飲
ソ バソ,ようかん,ゼ梶[,卵ボー冒,カ
Xテラ,どらやき,
んじゅう,うん オゆうみかん天 R果汁,同果汁
ム,かりんとう,
? バソ,ゼ
梶[,卵ボーロ,
じゅう,ドロジ まんじゆう,最中, .入り清涼飲料, カステラ,どら
プス,シュウク ココア スナック菓子 やき,最中,ココ
リーム、 サイ (小麦粉系) ア
ダー,紅茶 21 10 12
マカロニグラタン コーソポター
ジュスープ,
『 } 一 一 コーンクリーム
1 スープの素 2
127 98 122
り轟立新幕}女子短」甥大学研究紀要 第31集 1994
{表6 代一iE的な献立例
朝 食 品 食 夕 食 」立型3食別 問 食i)は保育所の瑚食
還
*飯ンそ汁く盈脇麟,輩葱,㌔鵬 菜)
ラ物(うど,胡瓜)
?月・(轟踏)
来飯
ンそ汁(朝と阿じ)
Z物(たくあん)
O{1肉ソーセージ gマト
米飯ンそ汁(にら,卵,馬鈴著)
ラ物(茄子,胡瓜)
マ物(蕗,さやいんげんう竹韓,
n鈴襲)
a・c・B
粉末ジュース ゥウんとう 初禰調壷 昭物41年度 冬 gマト
栄飯
ンそ汁(白菓,わらび)
U物(野沢菜)
墲轤ムの泣し
牽飯ンそ汁(朝と絢じ)
W物伯菜)
綠サめ(キ聖ベツ,人参,ソーヒージ)
米飯
フっべ汁(里芋,油揚げレ人参,こんにぞく)
r拝とじ(ヨ隅三登葱,・竹輪,厭葺鈴駿) a・B・c
せんべい 闕?潟hーナツ
̀
夏
米姫
ンそ汁(わかめ,キャベッ)
n物(茄子,胡瓜)
マ物{馬鈴薯,さやいんげ
)
米販
ンそ汁(棚と同じ)
菇ュめ(圭葱、卵,ビーマソ,
Lヤベツ)
冷麦 ラ物く胡瓜)
?リマヨネーズかけトマト, レ
^ス)
ル物(鶏肉,さやいんげん,人参,
n)
B・B・e
キャラメル Hパソシ瓜 錦2凹調査 昭憩46年置 冬
来飯
ンそ骨(大根,里芋)
b物(野沢菜)
p豆
砂めご飯(魚肉ソーセ・一ジ,
l参、玉葱,キャベツ)
ンモ汁(朝と同じ)
ラ物(たくあん)
米飯
ンそ汁(瀧菜,里芋,酒粕)
Z物(白菜)
Vぷら(甘薯,竹輪,魚肉ソー Zージ)
剣スご婿う
B・B・C
せんべい
̀みかん
酷
夏
米飯みモ汁(わかめ,葱)
Z物(胡瓜)
ト魚(塩鯖)
(弁当)
聡トき,鶏肉唐揚げ,ウイト飯
¥ナソー七一ジ,奈良濫け,
干
牽飯カレー汁(豚肉,馬鈴薯,人参,
ハ葱)
n物(たくあん)
マ物(いか,茄子,麩)
モ瓜もみ
C・D・d 山牛乳
シ瓜ル子パソ
i中乳,飴,ピスケツ 第3回湖礁 昭翻弱年産 冬 g)
牽飯
ンそ汁(豆腐,わかめ,葱)
b物(野沢菜,たくあん)
カ卵
米飯
ンそ汁(朝と同じ)
マ物(さつま揚げ,大根,人
Q,稚寮,うど) 一
米腹
汁(鶏肉,馬鈴薯,人参,葱)
ラ物(たくあん)
マ物(こごめ,油揚げ,こんにや ュ,椎葺,人参)
C・C・c
大学いも,飴,柿,みかん,牛乳
夏
牽炬みそ章籔わかめ,茄子)
n物瑚瓜,撫干)
聡トき。付梅苔
(給食)
h飯n輪のチーズ詰め揚げ Lャベツと人参のせん蜀り ンそ汁
米販
ンそ汁(豆腐,葱)
P呈雫動(らっきょ う, 茄子〕
n魚(鰯,茄子)
Tラダ(胡瓜,キャベツ,トマト,
n鈴聴,玉葱)
C.C曹C 米菓 ケ西瓜 i牛乳,米粟)
第4遍調査 昭和56年度 冬
米鍍
ンそ汁(わらび,抽揚げ〉
b物(たくあん)
ル妙め(キャベツ,人参,ハ
?Cもやし)
。封灌苔
〈結食)
ト飯汁 Jップェッグ ハ物(みかん)
牽飯
ンそ汁(里芋,大根)
b物(野沢菜)
wgげ(鶏肉)
マ物(切干大根,人参,こごめ,こんにゃく,竹輪)
いD・c
焼きいも
ンかんト菓キヤラメル i牛乳・ビスケット)
夏 米飯
ンそ汁(馬鈴願,簸子)
蝟ワ(窮瓜,響沢i簗)
樗ョき(にらλり〕
gマ}
(給食〉
ト鰻ウさみのケチャップi和え Tラダエ汁
米飯
ンそ汁(豆腐,葱)
W物(たくあん)
P吾揚げ{鰯)
ヴk茄子(豚肉,茄子,人参,さ 竄「んげん)
Tラダ(胡風,玉葱)
c・c・繧
挑どらやき
ト菓i牛乳,クヅキー)
第5回調査 紹舜磁年度
冬 牽毎
ンそ昔(大振,曲揚げ)
ル物(たくあん,野浜菜〉
蜷翌ィろしのしらす干かけ?ハ焼き
(給食〉,
。飯{肉とさつまいもの旨煮 ノら卵スーヴ
@ :
栄飯
ンそ汁(白菜,里芋)
ミ物(たくあん)
トき肉(豚肉,玉葱,もやし,キャ xツ)
マ物(唇輸,人参,こんにゃく,
蜚タ)
仁響C辱C りんご
│テトチッブ
̀ヨコレート i牛乳,あられ)
i讐︷屈 夏 米疲
ンモ華民豆震,わかあ)
聡トきほうれん草漉紗あ
ト海苔,牛貌
(給食)
ト飯{肉虐揚げ,レタス・トrr gコーソク夢一ムスーブ
?奄フ煮物
栄飯
ンそ昔(えのき葺,葱)
ト魔,サラダ(胡瓜, きマト)
マ物(かまぼこ,人参,蓮根, 馬
髀秩j
O・O・C
りんご,溝テトチッ vス,チョコレート ル子,
i牛乳,〃ッキー)
調査 平疵4年度 冬
栄阪 (維食)
ンそ汁(豆瘤,蘇) 洋舞五昌寿し 聡トき 野渠サラダ ト海苔 みそ汁
米飯
f汁(標肉,慧,白莱,人参)
ヒの唐揚げ(鰺,キ+ベツ)
熾スご紐う
clc,c
りんご,みかん ケ,牛乳i牛乳,ビスケヅの
一一 S4一
幼児の食生活に関する研究(第26報)山村幼児における食物・栄養素等摂取状況の25年間の推移
おける摂取割合では,前者は多量摂取傾向,後者は摂 取不足傾向を示すに至った。これら2食品群の変動が やや懸念されるものの,総じて薄象児の食品群別摂取 状況は平均値としては好ましい方向に推移してきたこ
とが知られた。また,これらの現象は他地域の推移に 追随していた。
なお,対象児6−−20名における摂取割合の個人差は 変動係数で見る限り,4(昭和50年の魚介類)〜79(昭 和4ユ年の乳類)%の範囲に分布し,平均すると若干拡 大傾向(35±21%→虹±9%)を示すことが窺われた。
3.栄養索等摂取量の充足状況とその25年間の推移 対象児の栄養素等摂取量の栄養所要量に対する摂取 割合の25年間の推移を総括したのh{図2である。初回 調査年においては鉄とピタミソC摂取量のみが栄養 所要量を充足しているに過ぎなかった。その後昭和46 年にエネルギーが,50年にタソパク質が,56年に動物 性タソパク質,脂質,カルシウム,ビタミンA,B1お よびB2が,61年にナイアシソがそれぞれ充足され,平 成4年度ではピタミγDを除く11栄養素等の摂取割 合が103±16(エネルギー)一一 148±64(ビタミンA)%
と妊ましい水準に至った。なかでも初回調査時に比し て有意(Pく0.001)に著増して摂取水準の改善された 栄養素は,動物性タソパク質,脂質,カルシウム,ビ タミソA,B,およびB,の6項目であり,他地域に比 して多かった。他地域では初回調査時にすでに充足さ れている栄養i素数が山村に比して多かったために,有 意な増加を示す栄養素は農村に3項目(動物性タソバ ク質,脂質およびピタミソA),漁業地域に2項目(ビ タミソAおよびB【),都市近郊に1項目(ビタミンA)
見られるに過ぎなかった。
しかしながら,初回調査時以来きわめて低い摂取水 準にあるビタミソDが,平成4年度にはさらに漸減し て14±10%の摂取割合となった。日光照射による皮膚 での生成量の問題もあって,その評価は難しいが,発 育期ゆえにその摂取増について検討されなければなら ないものと思われる。
なお,各栄養素別に摂取上の個人差を変動係数で見 ると,エネルギー,タソパク質,カルシウム,ビタミ ソB1およびB,はやや小さく(変動係数で4−一一 19%),
ビタミソAとCがやや大きく(同21 一一 53%),ビタミ ソDが最も大きく(同28〜119%),この様相は25年来 変わっておらず,また他地域においても同様の傾向が 見られたe
4.主なる栄養比率の25年問の推移
対象児の主なる栄養比率の25年間の推移を図3に示 した。糠質・脂肪・タソバク質エネルギー比のi推移は,
初回調i査年の73・ユ5・12%値から他の3地域に追随し つつ改善され,15年目の昭和56年に適正域に至り,そ の後それが維持され,25年目の平成4年度は57・28・
15%値を示し,その変動は有意であった。穀類エネル ギー比は漸減して適正域を昭和50年から10年間に通過 し,平成4年度は37±6%となり依然として下降傾向 を示していた。
動物性タソパク質比は初回調査年の31±3%から 漸増・改善されt25年後に51±9%となり,その差は 有意であった。15年目頃よりi推奨値に到達し,以後50±
2%が保持されている。これは農村の推移にほぼ追随 しているが,他の2地域では当初より推奨値を超え,
またこれら対照の3地域共に15年目以降は54〜59%
に至り,過劉摂取傾向を示している。
5.体位・体力評価の25年間の推移
表7に示すように,体位基準値に対する身長の比率 は95−−100%,同じく体重の比率は93〜103%であり,
体重の比率の各調査年ごとの変動がやや大であるが,
Body Mass Indexは15.2−−15.9の範囲にあり,対象児 の体位はおおむね正常範囲にあるといえよう。体力評 価は,4種目のうち筋持久力がやや低値である他は平 均値としては25年間おおむね中位の成績であった。な お,とくに体位の成績から,逐年の栄養改善の反映を 読み取ることは困難であった。
対象児の1N当りの歩行歩数は単年度の成績のみで
あるが,13,840±1,271歩で,他地域の9,783 一一 11,011 歩や,相川ら13}の東京都と神奈川県の保育園児におけ る8,000〜10,000歩に比べるとやや多いといえる。
以上の如く,日本経済の高度成長のほぼ中期から最 盛期を経て,低成長時代に至る約25年間の時代的推移 による,i新潟県内の一山村幼児の食生活変容の実態を,
6〜20名の事例について観察してきたのであるが,昭 和41年時の実態が段階的に逐年適正域へ向かう方向へ 改善されて行き,15年目の昭秘6年頃より幼児期にふ さわしい摂取栄養水準に到達し,以後その水準が保持 され続けていることを25年目の調査で確かめることが できた。この間の有意な変動は,生活環境を異にする 他の3地域のそれに比して顕著であった。それ故に初 回調査年以来の地域差が昭和56年以降に縮少されてい ることも知られたe他方,いずれの地域においても穀 類の漸減と肉類の漸増は依然として続いている。この
県立新潟女子短期大学研究紀要 第31集 工994
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図2 山村幼児における栄養素等摂取量の
46
幼児の食生活に関する研究(第26報)山村幼児における食物・栄養素等摂取状況の25年間の推移
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品構成目安量に対する摂取割合の25年の推移
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栄養所要量に対する摂取割合の25年間の推移
県立新潟女子短期大学研究紀要 第31集 1994
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図3 山村幼児における主なる栄養比率の25年間の推 移
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らの比率の適正域からの逸脱が昭和50年代から始まっ ている9}。山村の場合は,なお残る多雪と僻地性の隆路 のゆえに,食料入手上の適度の抑制がむしろブラス要 因として作用し,上記の比率の適正域到達後もなお,
その適正水準の保持をもたらしているように思われ る。しかしながら,山村においても穀類エネルギー比 は昭和6ユ年以降適正域を逸脱し始めた。山村幼児の当 面の栄義改善目標は穀類の適正量摂取であろう。
要 約
幼児栄養をより的確に把握するために,昭和41年か ら平成4年までの25年間に数年間隔で6回,山村幼児 の食物・栄養素等摂取状況にっいて検討を加えた。対 象児は4〜6歳児6〜20名(延67名)で四季の各連続 3日間(通年12日間)の食物摂取量を個人別に秤量し,
食品構成と個人別に箕定した栄養所要量に対比して,
5−25年間の推移の状況を調ぺ,以下の結果を得た。
(1)摂取食品数は,15→28種類,うち動物性食品数 は2→6種類,植物性食品数は13→22種類,間食食品 数は3→4麺類へ漸増した。
② 食品摂取状況は,穀類,砂糖類,その他の野菜 が有意に減少,肉・油脂・乳・豆・果実・卵類,緑黄 色野菜が有意に増「加,いも・菓子・魚介類の変動は有 意ではなかった。平成4年度に充足されていない食品 群は穀類,砂糖・卵。乳類,緑黄色野菜であった。
(3)栄養素等摂取状況は,殆ど充足されていない状 況から逐年漸増して,ビタミンDを除きいずれも適正 域に至り,その変動はエネルギーと鉄を除き有意で
表7 山村幼児の体位・体力評価の25年間の推移
調査年度 初回調査 コ和41年
第2回調査 コ和46年
第3回調査 コ和50年
第4回調査 コ和56年
第5回調査 コ和61年
第6回調査 ス成4年
身 長 98±2.9 95±4.5 97±3,1 97±5.O 99±1ユ 100±42 体位の体位推
v基準値に対
キる比率(%) 体 重 96士7.4 93±7.5 103±8.8 98±92 98±5.5 102±9.3
Body M農ss lndex 15.8±L1 15.6±O.8 15.9±0.9 15.8±0.6 152±0.5 15:8≠0.8
平衡力 3.7±0.9 4.3±1.2 3』±O.8 ・3.6±12 2.9±1.3 3.4±0.9
筋持久力 2.9±1.2 2.7±0.8 2.7±O.5 2.8±1.2 3ユ±O.7 2.O±0.2
体力評価
i3.0を中位と
キる5段階評
ソによる)
瞬発性 3、6±1.O 3.7±L2 2.8±0.6 3.1±O.9 42±1.0 3.8±0.8 調整力 2.0±O,5 3.5±O.8 3.7±0.8 3.5±0,9 4.3±0.7 3.6±O.9 平均値 3.0±0.8 3.5±0.7 3.1±0.8 3.3±0.9 3.6±O.6 3,2±O.7
1日当り歩行歩数 13,840±1,271
註;x=士SD
一一 S8一