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World Confederation for Physical Therapy 2015における研究発表

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Academic year: 2021

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はじめに

 平成27年5月1日から平成27年5月4日ま で,シンガポールにて開催された世界理学療法学 会 2015(World Confederation for Physical Therapy 2015:以下,WCPT)に参加した.WCPTは4年 に一度開催される理学療法の学術大会である.平 成27年度重点プロジェクト事業(海外派遣研究員 旅費)の助成を受け,WCPTにて大学院での研究 成果の一部を発表する機会を得たので概要を報告 する.

研究発表の概要

 WCPTでの演題はポスター発表として採択さ れた.ポスター発表は,学会2日目に行われ,45 分間の質疑応答の時間が与えられた.「External

loading of the knee joint during single leg hop and cutting maneuvers in rugby players」というタイト

ルで発表した.内容は「男子ラグビー選手におけ る片脚ホップとカッティング動作時の膝関節モー メント」について,3次元動作解析を用いて非接 触型膝前十字靱帯(ACL)損傷のリスクと考えら れる膝外反角度と膝外反モーメントを算出し,そ の大きさについて検討した.各方向への片脚ホッ プ動作,カッティング動作において膝外反角度は 発生していたが,膝外反モーメントは内方ホッ プ,外方ホップ,サイドステップカッティングに のみ発生していることが分かった.カッティング 動作での

ACL

損傷のスクリーニングテストとし てもリスクである膝外反モーメントが発生する動 作を評価することが重要であるといことが示唆さ れた.

 本研究では先行研究にない新しい動作課題を用

いたため,ポスターでの表現で不十分と考えられ た部分はタブレット端末に動画を用意し,他国の 研究者へ理解してもらえるよう準備した.本学会 の参加者である理学療法士が臨床での評価に用い る動作における膝外反モーメント示した研究で あったため,他国の研究者からも良い反応をもら うことができた.

おわりに

 本学会では様々な分野,領域に渡る理学療法に ついて,一堂に会した学会であるため,スポーツ 平成27年度重点プロジェクト事業(海外派遣研究員旅費)報告

World Confederation for Physical Therapy 2015における研究発表

伊藤 渉

鹿屋体育大学 大学院体育学研究科 博士後期課程3年

ポスター発表の会場の様子

ポスター発表の様子

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鹿屋体育大学学術研究紀要 第52号,2016

に限らず,他の分野の研究者と議論を交わすこと ができた.他国の研究者から意見をもらい,動作 課題の信頼性等について議論を深めることがで き,国際誌投稿へ向けて研究の質を向上させる貴 重な経験を得ることができた.

 本学会への参加および発表にご理解とご支援を いただいたことに,深く感謝する.

参照

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