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王::;;;筐乏乞ビ言書~=こ

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(1)

準)を中心とした最近10年間の営業利益業績変容の 推移

その他のタイトル A Study on Operating Results Performance of the Operating Segment Information (USA SEC Basic) in the 10 Years

著者 末政 芳信

雑誌名 關西大學商學論集

58

1

ページ 171‑207

発行年 2013‑06‑25

URL http://hdl.handle.net/10112/00018773

(2)

トヨタの事業の種類別セグメント情報(米国会計基準)

を中心とした最近10年間の営業利益業績変容の推移

末 政 芳 信

1.  はじめに

ここ10数年来,企業を取りまく経済環境の変化は著しい。それに対応して,我国の多くの企 業は海外取引の拡大,海外生産・販売拠点の拡張,さらには,海外企業の買収・合併並びに海 外子会社等の新設・ 増加などの事業活動を,グローバルに展開してきている。

筆者はここ20数年来, トヨタ自動車株式会社(以下, トヨタと略称したい)の会計• 財務に ついて多くの点で学んでいる。特に, ここ10数年間のトヨタの業績変動の推移は激しく,種々 の面で注目されている。

本稿では, トヨタの連結財表における「セグメント財務情報」のみに限定してその特徴をみ ることにしたい。公表連結財表におけるセグメント財務情報は,連結トータルの総合的な連結 財表の構成要素に,追加・分割区分表示されたものであり重要な財務情報である。セグメン 卜財務情報は米国会計基準によれば,大別して,事業の種類別セグメント情報と地域別セグメ ント情報とに分けられ,さらに地域別セグメント情報には重要な追加情報として「海外売上高」

が開示されなければならない。

筆者は前稿(「トヨタの所在地別セグメント情報における営業利益業績推移の一考察」,企業 会計 平成251月号掲載)において,その表題の如く,「所在地別セグメント情報」を中心 にしたトヨタの営業利益業績推移の最近10年間の変容を調べてきた。それは事業業績を本業の 重要な営業利益の変動推移とみるために重視したものである。その続編として,その前稿との 関連において,本稿はセグメント情報における「事業の種類別セグメント情報」に焦点をあて て,その営業利益業績の変動推移について,前稿と同じく, トヨタの最近10年間を対象として その変容推移を調べることにした。特に,前稿との関連において,同じ連結財表の「所在地別 セグメント情報」と,「事業の種類別セグメント情報」との関連数値がどのようになっている かに,特に注目して調べたい。

所在地別セグメント情報と事業の種類別セグメント情報は,公表連結財表では,個々別々の ような記載になっており,両者の関連数値は明示されていない。しかし,できうれば,筆者は

(3)

両者の相互関連について.何らかの考察ができればよいと考えている。

それは.計算構造的には,所在地別セグメントを「ヨコ」の情報と考え.事業の種類別セグ メント情報を「タテ」の情報と考えた立体的な仕組みとみることができるのではないかと考え たい。具体的には,「ヨコ」の所在地別セグメント別に.「タテ」の事業の種類別セグメントの 各数値の関連がそれぞれわかるような計算図表の表示になることが望ましいものと思われる。

しかし.現行の公表連結財務諸表上では.所在地別セグメント情報と事業の種類別セグメン ト情報と相関の関連が表示されたものでは.一般的に制度的に義務づけられたものとはなっ ていない。

本稿では.このような現行の公表連結財務諸表上の開示されたセグメント情報の利用を前提 にして,できうる限り.所在地別セグメント情報と.事業の種類別セグメント情報とにおける 営業利益業績の相互関連のつながりを.みることにしたい。

2.  トヨタの最近10年間の公表連結財表全体の利益業績の変動推移の概要

ここでは,まず, トヨタの平成153月期より,平成243月期までの最近10年間の連結財 表トータルの変動推移について,特に連結損益計算書を中心にして,その総合的な各種利益の 概要をまずみることにしたい。この点,前稿で概略取り上げてきたが,全体的な総合的な観点 が重要と思われるので,先に示した前稿と重複するが,この節では,できるだけ,要約的に,

次に述べたい。

まず, トヨタのこの10年間の連結損益計算書の概要を,次の〔図表1〕で要約的に示すこと にしたい。この〔図表1〕では,利益概念として,売上総利益,営業利益,税金等調整前当期 純利益株主資本当期純利益の4段階区分に注目し,筆者がそれらを意識的に要約表示してい る。さらにその連結損益計算書の末尾には,筆者が重要と考えた〈参考為替レート〉と〈参 考比率〉を追加している。それは連結損益計算書の本体の数値を読むために参考になると,

考えたからである。

さらに述べると,セグメント情報では,「営業利益」中心ベースであるが,営業利益と株主 資本当期純利益の関係比率は,連結全体との関連を考える上でも,重要と考えて追加した。

次に,平成153月期から平成243月期の10年間は. トヨタの高度成長・ 最高業績へとの 上昇期間6年間と,平成213月期以後のリーマン・ショック以後の平成21年の景気低迷期に よる業績不振の 4年間では,大きな変動相違がみられる。その点を明らかにするため,前半の 6 年間の高度成長•最高業績期について,〔図表 2 〕を作成し,後半の 4 年間の業績不振低迷 の期間に対しては,〔図表 3〕で区分して示すことにした。

まず,〔図表2〕により,平成153月期から,平成203月期までの6年間の利益業績の' 概要をまず,次にみると,

(4)

〔図表1〕 トヨタの最近10年間の連結損益計算書の要約

(単位:値円)

平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 平成 項 目 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期

億円 億円 億円 億円 億円 億円 億円 低円 億円 億円 売上高(金融収益含

155,015  172,948  185,515  210,369  239,481  262,892  205.296  189,510  189,937  185,837 

売上原価(金融収益

123,381  138,705  148,701  169,450  192,284  215,203  184,558  166,838  166,153  163,886  含む)

売上総利益 31,634  34,243  36,814  40,919  47,197  47,689  20,738  22,672  23,784  21,951  営業利益 12,716  16,669  16,722  18,783  22,387  22,704  △ 4,610  1,475  4,683  3,556  税金等調整前当期純

12,266  17,658  17,546  20,873  23,825  24,372  △ 5,604  2,915  5,633  4,329  利益

法人税 5,170  6,813  6,579  7,951  8,983  9,115  565  927  3,128  2,623  持分法投資損益 528  1,203  1,395  1,644  2,095  2,701  427  454  2,150  1,977  少数株主持分損益 △ 115  △ 427  △ 649  △ 844  △ 497  △ 779 

非支配持分損益 △ 243  △ 347  △ 573  △ 847  株主資本当期純利益 億円 億円 億円 億円 低円 値円 億円 偉円 億円 億円

7,509  11,621  11,713  13,722  16,440  17,179  △ 4,369  2,095  4,082  2,836 

〈参考〉為替レート円換算ドルより 1ドルTTM

118.47 104.69 107.39 118.05 117.47 100.19  98.23 

93.15 

83.15 

82.19 

〈参考比率〉〔売上高に対する各種利益率(%)〕

(単位:%)

①売上高総利益率 20.41  19.80  19.84  19.45  19.71  18.14  10.10  11.96  12.52  11.81 

②売上高営業利益率 8.20  9.64  9.01  8.93  9.35  8.64  △ 2.25  0.78  2.47  1.91 

③売上高税金等調整

7.91  10.21  9.46  9.92  9.95  9.27  △ 2.73  1.54  2.97  2.33  前当期純利益率

④売上高株主資本

4.84  6.72  6.31  6.52  6.86  6.53  △ 2.13  1.11  2.15  1.53  当期純利益率

⑤営業利益に対する

59.05  69.72  70.05  73.06  73.44  75.67  94.97  142.03  87.17  79.75  当期純利益の割合

連結売上総利益は営業利益の前段階の重要な利益数値であるが,セグメント情報では一般に 開示されていない。しかし.業績不振の年度で,営業利益が赤字であっても.売上総利益は黒 字計上が通常である。売上総利益の赤字は特別な異常事態である。トヨタのこの10年間におい ては,業績が一番落込んだリーマン・ショック後の平成21年度でも,売上総利益20,738億円で あり,営業利益が赤字の△4,610億円,当期純利益が赤字の△4,369億円であった。

トヨタのこの平成153月期より,平成243月期までの10年間の連結損益計算書上の売上 総利益,営業利益,当期純利益の 3つの利益数値を,一覧できるようにグラフ上に画くと,あ

との〔図表 3〕のようになる。

(5)

〔図表2ト ヨ タ の 最 近10年 間 の 凍 結 売 上 総 利 益 , 連 結 営 業 利 益 , 凍 結 当 期 利 益 の 要 約 整 理 (1) 項 目 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年 平成20 6年間

3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 3月期 平均と合計

億円 億円 億円 億円 億円 億円 億 円

(1)連結売上総利益

31,634  34,243  36,814  40,919  47,197  47,689  平均 (39,749) 238,496  (2)連結営業利益 12,716  16,669  16,722  18,783  22,387  22,704  平均 (18,330)

109,981  (3)連結税金等調整前

12,266  17,658  17,546  20,873  23,825  24,372  平均 (14,568)

当期純利益 116,540 

(4)連結当期純利益 7,509  11,621  11,713  13,722  16,440  17,179  平均 (12,031) 78,184  (5)  (1)売上総利益差引

18,918  17,574  20,092  22,136  24,792  24,985  平均 (21,416)

(2)営業純利益 128,497 

(6)  (2)営業利益差引

5,207  5,048  5,009  5,061  5,947  5,525  平均 (5,299)

(4)当期純利益 31,793 

(7)連結 %  %  %  %  %  %  % 

売上裔総利益率 20.41  19.80  19.84  19.45  19.71  18.14  平均 (19.56) 117.35 

(8)連結 %  %  %  %  %  %  % 

売上高営業利益率 8.2  9.64  9.01  8.93  9.35  8.64  平均 (8.96) 53.77  (9)連結 %  %  %  %  CY ,o  %  %  売上高当期純利益率 4,84  6,72  6.31  6.52  6.86  6.53  平均 (6.30)

37.78  (10)  (4)当期純利益 %  %  %  %  0/0  %  % 

i (2)営業利益 59.05  69,72  70.05  73.06  73.44  75.67  平均 (70.17) 420.99 

〔図表2ト ヨ タ の 最 近 の10年 間 の 連 結 売 上 総 利 益 , 連 結 営 業 利 益 , 連 結 当 期 純 利 益 の 要 約 整 理 (2) 項 目 平成21年 平成22年 平成23年 平成24 4年間 10年間

3月期 3月期 3月期 3月期 平均と合計 平均と合iit (1)連結売上総利益 億円 億円 億円 億円

億 円 億円

20,738  22,672  23,784  21,951  平均 (22,286) 平均 (32,764) 89,145  327,641  (2)連結営業利益 △ 4,610  1,475  4,683  3,556  平均 (1.276) 平均 (11,509)

5,104  ll5,085  (3)連結税金等調整IJLJ

当期純利益 △ 5,604  2,915  5,633  4,329  平均 (1.818) 平均 (23,813) 7,273  123,813  (4)連結当期純利益 △ 4,369  2,095  4,082  2,838  平均 (1,161) 平均 (8,283)

4,644  82,828  (5)  (1)売上総利益差引

(2)営業純利益 16,128  21,197  19,101  18,395  平均 (18,705) 平均 (20,332) 74,821  203,318  (6)  (2)営業利益差引

(4)当期純利益 △ 241  △ 620  601  718  平均 (115) 平均 (3,225) 458  32,251 

(7)連結 %  %  %  %  %  % 

売上高総利益率 10.10  11.96  12.52  11.81  平均 (11.60) 平均 (16.37) 46.39  163.74 

(8)連結 %  %  %  %  %  % 

売上高営業利益率 2.25  0,78  2.47  1.91  平均 (0.73) 平均 (5.67) 2.91  56.68 

(9)連結 %  %  %  %  %  % 

売上高当期純利益率 2.13  1.11  2.15  1.53  平均 (0.67) 平均 (4.04) 2.66  40.44  (10)  (4)当期純利益 %  %  %  %  %  %  (2)営業利益 94.97  142.03  87.17  79.75  平均 (100.98) 平均 (82.49)

403.92  824.91 

(6)

48,000  46,000  44,000  42.000  40,000  38,000  36,000  34,000  32,000  30,000  24,000  22,000  20,000  18,000  16,000  14,000  12.000  10,000  8,000  6,000  4.000  2,000 

饂円

△ 2,000 

△ 4,000 

△ 6,000 

△ 8,000  31,634位円

7,509fl!PI 

〔図表 3〕

売上総利益

営業利益

当期純利益

トヨタの最近10年間の連結上の諸利益の比較図

47,689筐円

'40,919'l!Pl 

20,738筐円

平成15 3月

平成16 3

平成17 3月

平成18 3

平成19 3

平成20 3

平成21 3月

平成22 3

平成23 3

平成24 3

上の図表3をみると.前半 6年の好業績期と.後半リーマン・ショック後の業績不振の 4年 間の変動推移が一目でわかるであろう。さらに.その各年度の業績状態は.後述のセグメント 情報によって. より明確になると思われる。

3.  トヨタの最近10年間の所在地別セグメント情報における営業利益業績の 変動推移の概況

この節では. まず. トヨタの最近10年間の所在地別セグメント情報の開示状況について.

みることにしたい。

公表連結財表の注記事項におけるトヨタの所在地別セグメント情報の開示状況については,

最近の平成24年 3月期分の開示例は,次頁の〔図表 4〕の如くである。

この開示例では, その項目として, 売上高,営業費用,営業利益・損失,総資産,長期性資

参照

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