51
1 中部地域
(1)地域の特性
<市町村>
前橋市・伊勢崎市・渋川市・榛東村・吉岡町・玉村町<地域概要>
中部地域は、群馬県の中央に位置し、赤城山南・西麓、榛名山東麓の豊かな自然と多彩な文化 的・歴史的遺産に恵まれ、県人口の三分の一を超える約70万人が暮らしています。 平野部においては高度専門医療機関、大学、文化・スポーツ施設や主要な公共機関が数多く所 在し、その周辺地域では伊香保温泉や赤城山など群馬県を代表する知名度の高い観光資源に恵ま れています。 また、地域内を関越自動車道、北関東自動車道の2つの高速道路をはじめ、東毛広域幹線道路、 上武道路が通っており、県内外を結ぶ交通の結節点となっています。 特色を生かした地域ブランド力の発揮や地場産業の振興などへの取組、地域資源を生かした魅 力的な観光振興などのさらに活力ある地域とする取組が必要です。<観光入込客の状況>
○ 2014 年(平成 26 年)における中部地域の観光入込客数は 14,949 千人で、県内・日帰り客 の割合は5地域の中で最も高くなっています。 ○ 県内各地域からアクセスしやすいこと、家族連れが日帰りで気軽に楽しめるレジャー施設が 多いことなどから、県内日帰り客が約7割を占めています。 ○ 中部地域の宿泊客の8割以上は渋川市での宿泊となっており、伊香保温泉の集客力によるも のと考えられます。 ■中部地域の入込客の割合 ■中部地域市町村別宿泊者数(上位3市町村) 資料:群馬県「観光客数・消費額調査(推計)」(2014 年) 県内・日 帰り客, 68.1% 県外・日 帰り客, 22.4% 県内・宿 泊客, 4.4% 県外・宿 泊客, 5.1% 1,164,600 251,900 13,400 0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000 渋川市 前橋市 伊勢崎市 (人)52
(2)地域の皆さんの主な意見
< 全 般 > ・知名度が高く宿泊客の多い伊香保温泉を核とし、地域内で連携することが中部地域のキー ワードだと思う。 ・全国の方々は「草津温泉」「伊香保温泉」「富岡製糸場」は知っているものの、これらが群 馬県にあることを知らない。各観光地と群馬県を紐付けができていないと感じる。一層強 くPRをお願いしたい。 < 観光資源活用 > ・大河ドラマ「花燃ゆ」に関連した物語や施設が県内各地にあるので生かして欲しい。 < 食 ・ 物 産 > ・新しいニーズとして、「食」が必要であると思う。前橋市で取り組んでいる「T-1グラ ンプリ」のように、食に絡めた物を見つけ出し、温泉プラス食の相乗効果により観光客を 増やせるのでは。 ・前橋市は豚肉料理が名物で「TONTON のまち まえばし」として売り出しているので、「T- 1グランプリ」などのイベントや、ゆるキャラⓇ「ころとん」を活用して欲しい。 < 広域観光・周遊観光 > ・知名度が高く宿泊客の多い伊香保温泉を核として、地域内での周遊観光を推進するために も団結していきたい。 ・隣接する市町村が観光ルートをお互いにパンフレットに掲載し合えれば良い。 < インバウンド > ・群馬県のインバウンドは台湾からの観光客が多いが、現在は誘客初期段階であり、団体が 多いかと思う。団体旅行からリピーターを増やし、個人旅行へシフトさせたいと考えてい る。 ・国が 2020 年(平成 32 年)までに訪日外国人旅行者数 2,000 万人を目指しており、望む・ 望まないにもかかわらず、外国人客は増えていくことが想像できる。受け入れの意識を持 つことが大事ではないか。おもてなしに使える外国語を学ぶ機会が必要になってくると思 う。 < 情報発信・活用 > ・若い人はルートを決めずに観光をしており、周辺におすすめの観光施設あるかと聞かれる ことが多い。隣接する地域は、お互いに観光ルートをパンフレットに掲載できればよいの ではないか。53
(3)施策の方向性(案)
○ 2015 年(平成 27 年)NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の舞台として注目をあびた初代県令「楫 取素彦」のゆかりの地を、一過性のものでなく継続してPRを行うほか、放映を契機に掘り 起こした地域資源を生かすとともに、さらに磨き上げ、観光資源としての定着・活用を図り ます。 また、世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」とも関わりが深いことから、中部地域を中 心とした周遊ルートの展開や世界遺産構成資産が所在する市町村との連携推進に取り組み ます。 ○ 世界遺産「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産である田島弥平旧宅の見学をはじめ周 辺の養蚕農家、また、富岡製糸場を核とした関連史跡を含む周遊ルートの展開など、世界遺 産構成資産を中心に近隣及び県域を越えた市町村の連携を図れるよう取組を推進します。 ○ 伊香保、榛東、吉岡地域は、首都圏からもアクセスが良好な伊香保温泉を核として、こけ しの絵付けやうどん打ち、ハム・ソーセージ手作り、フルーツ狩りなど各種体験プログラム のPRと磨き上げを行い、滞在時間の延長と地域の特徴のPRにつなげていきます。 ○ 個別の観光地において、伊香保温泉は知名度が高く、宿泊客が多い温泉地であるため、伊香 保温泉に宿泊した観光客をターゲットに、地域内の周遊ルートの構築・PRを図ることによ り、伊香保温泉周辺だけでなく中部地域全体への経済効果の波及を図ります。 ○ 前橋市で取り組んでいる「T-1グランプリ」や伊勢崎市及び玉村町のご当地グルメを集め た「いせさきもんじゃまつりと伊勢崎グルメ大集合」など、食に関するイベントなどの情報の 発信、PRを行います。 ○ 本県の中央に位置する赤城山では、雄大な自然の中でのアクティビティや豊かな農産物、季 節ごとに異なる景観などを楽しむことができ、中部地域の中核的な観光資源となっていること から、県と赤城山周辺の市町村で構成する赤城山広域振興協議会を中心に、季節ごとのイベン トの実施や情報発信をはじめ、広域周遊を促すモデルコースのPRなど、行政、民間事業者を はじめ多様な関係者間でのさらなる連携強化と誘客促進に取り組みます。 ○ 全国的に話題を呼んだ、渋川市の金井東裏遺跡での「甲(よろい)を着た古墳人」などの古 墳時代の遺跡や、県埋蔵文化財センター等の教育・文化施設などを活用して、観光周遊ルート の設定や、情報発信を行います。54
(4)地域における特徴的な取組
○ まえばし赤城山ヒルクライム大会(前橋市) 日本百名山の一つである赤城山を活用した、自転車登坂競技。大会やスタンプラリーな どの関連イベントを通じ、赤城山を中心とした観光振興、地域社会の発展、青少年の健全 育成、健康の増進、環境都市の実現などを目的としています。2011 年度(平成 23 年度)か ら開催し、裾野の長い赤城山の地形と市街地スタートの特色を生かした最大 9.4%の急勾 配・60 を超える連続カーブが待ち受ける日本屈指の人気コースとなっています。 ○ 県域を越えた観光連携(伊勢崎市) 田島弥平旧宅(伊勢崎市)の周辺には、富岡製糸場の創設に深く関わった渋沢栄一の生 地や富岡製糸場の初代場長となった尾高惇忠の生家(深谷市)、「高山社」を結成した高山 長五郎と兄弟である木村九蔵が建設した競進社模範蚕室(本庄市)といった絹産業遺産が 点在しています。 伊勢崎市、深谷市、本庄市及び伊勢崎行政県税事務所では「三市観光連携等会議」を組 織し、「絹産業遺産マップ」やPR映像の製作など、県域を越えた観光連携に取り組んでい ます。 ○ 地元大学との連携(玉村町) 2015 年(平成 27 年)5 月に県内 31 番目の道の駅として玉村町にオープンした「玉村宿」 は、地元野菜の直売所や地元の食材を利用したレストラン、多目的ホールがあり、玉村町 の観光拠点として、連日多くの人でにぎわっています。 玉村町では、2011 年(平成 23 年)に地元の県立女子大学と連携協定を結んだことから、 「玉村宿」の壁画に同大学の学生のデザインを採用したほか、電動バスを利用した町内の 周遊コース、レストランのメニューや名物弁当の考案などに取り組んでいます。 ○ よしおか再発見ウォーク(吉岡町) 町の歴史や魅力の再発見を目的に、テーマを決めて町内の文化財や史跡跡などを訪ね歩 きます。埋もれていた地域の魅力を、まずは住民に知ってもらうことで、地域資源のPR につなげようと実施しているもので、毎回、子どもからお年寄りまで多くの参加者で賑わ います。 ○ 国内外での都市間交流の推進(渋川市) 明治・大正期より多くの文人墨客の来湯があった伊香保温泉エリアでは、従前より観光 関係団体を中心に、文豪徳冨蘆花ゆかりの東京都世田谷区や神奈川県逗子市と交流を行っ てきました。 また、近年では、北陸出身の実業家である浅野総一郎氏に縁のある富山県氷見市や砺波 市との経済分野での民間交流が活発化してきました。 行政においても、これらの民間交流への支援に加え、インバウンド推進のため、台湾彰 化県の員林鎮・社頭郷と相互誘客や特産品の流通促進との協定締結を行い、交流人口の増 加に向けた取り組みを進めています。 ○ 榛東村ぶどう郷の振興(榛東村) 榛東村には約 30 件の観光ぶどう園が軒をつらねており、8 月~9 月のシーズンになると たくさんの観光客が訪れます。村ではぶどう郷及びぶどうを使ったワインを作るワイナリ ーのPRを行うほか、毎年ぶどう狩りをコースに含め、村内観光施設を巡るバスツアーを 委託により開催し、榛東村ぶどう郷などの周知を行っています。55
敷島公園ばら園(前橋市) 【世界遺産】田島弥平旧宅(伊勢崎市)
伊香保温泉(渋川市) 近代こけし絵付け体験(榛東村)
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2 西部地域
(1)地域の特性
<市町村>
高崎市・藤岡市・富岡市・安中市・上野村・神流町・下仁田町・南牧村・甘楽町<地域概要>
西部地域は、全国屈指の交通拠点である高崎市を中心に、新幹線、高速道路などの高速交通網 が整備されており、東京にも近いことから、群馬県の玄関口となっています。榛名山、妙義山を はじめとした魅力ある山々、関東有数の清流神流川などの河川や湖などの豊かな自然や温泉があ るほか、古くから文化が栄え、歴史的資産が多く、観光資源に恵まれています。 また、2014 年(平成 26 年)6 月に世界遺産登録された「富岡製糸場と絹産業遺産群」を構成 する4つの資産のうち、富岡製糸場(富岡市)、高山社跡(藤岡市)、荒船風穴(下仁田町)の3 つが存在する中核地域であり、今後の本県の観光誘客の核となる地域といえます。<観光入込客の状況>
○ 2014 年(平成 26 年)の西部地域の観光入込客数は、15,786 千人で5地域のうち、最も入込 客数が多くなっています。 2014 年(平成 26 年)6 月の富岡製糸場と絹産業遺産群の世界遺産登録の影響もあり、西部地 域として、2013 年(平成 25 年)の 15,112 千人から 4.5%(674 千人)増となっています。 ○ 宿泊者数をみると最も多いのは高崎市(663 千人)であり、地域全体の 58.8%を占めていま す。また、富岡市では世界遺産登録に伴う入込客数の増加もあって、2014 年(平成 26 年)の 宿泊客数が大きく増加(前年比 147%)しています。 ■西部地域の入込客の割合 ■西部地域市町村別宿泊者数(上位3市町村) 資料:群馬県「観光客数・消費額調査(推計)」(2014 年) [分類名], [値] [分類名], [値] 県内・宿 泊客, 1.0% 県外・宿 泊客, 6.5% 663,200 229,400 141,700 0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 高崎市 富岡市 安中市 (人)57
(2)地域の皆さんの主な意見
< 全 般 > ・富岡市は、地域内での宿泊施設が少ないので、観光客にお金を使っていただく要素として 「食」を中心に据えて、新たな土産品や名物料理の開発に力を入れてもらいたい。 < 観光資源活用 > ・「ららん藤岡」を活用して、広域での観光案内を行うほか、ららん藤岡発のバスツアーを 実施してみてもよいのではないか。また、富岡製糸場からの帰りや、高速道路を利用する 観光客がお土産の購入に立ち寄ることが多いことから、世界遺産関連の特設コーナー(富 岡市、藤岡市)を設けている。 ・「群馬県立日本絹の里」は、富岡製糸場とうまく連携を取り、入込客数を増加させてもら いたい。 ・碓氷峠鉄道文化むらでは軽井沢へ抜ける県外の観光客の立ち寄りもみられるため、県外と の広域周遊に活用してもらいたい。 < 世 界 遺 産 > ・富岡製糸場の世界遺産登録を契機に、養蚕→生糸→絹織物(製品)にまで流れをつないで、 県内の絹遺産をPRしてほしい。 ・下仁田町は、観光資源は多いが(ジオパーク、妙義山、荒船山、荒船風穴、下仁田アジサ イ園、登山、牧場など)、点在しているため連携が難しいと感じている。 < 広域観光・周遊観光 > ・富岡市、安中市、長野県軽井沢町の2市1町で、広域観光周遊ルート造成とおもてなしサ ービス事業を展開している。また、観光庁が進める日本版DMOの設立に向けた取組を考 えている。 ・世界遺産など集客力のある観光地(日光、富士山、善光寺など)と富岡製糸場を結ぶ、広 域な周遊ルートを率先して開発したい。 ・西部地域では、1つの市町村で観光客を1日滞在させるのは難しいことから、西部地域の 市町村で、1日かけて周遊できるような連携を図りたい。 < インバウンド > ・インバウンド対策として、一週間ほどで地域をめぐる、ストーリー性のある広域ルート・ コースづくりが必要である。県内だけでは困難なため、県境を超えた観光圏的な考えが必 要である。 ・商店街免税カウンター制度を利用し、富岡製糸場で免税店を普及させたい。 ・インバウンドを受け入れるに当たり、事業者の意識改革が必要であると考える。 < プロモーション・マーケティング(コンベンション) > ・高崎のコンベンションの誘致が進めば、西部地域の宿泊が増えると期待している。 < 情報発信・活用 > ・県外の方に来訪いただくには、情報発信が大切であり、民間同士でどう情報発信していく かが重要である。58
(3)施策の方向性(案)
○ 世界遺産(養蚕・製糸関連含む)、上野三碑(ユネスコ記憶遺産登録推進)、近代化遺産(め がね橋)、旧中山道、楽山園、アプトの道など、歴史文化を生かした観光を振興します。特に 急激に知名度が上がった富岡製糸場からの周遊観光を促進します。 ○ 世界遺産など集客力のある観光地(日光、富士山、善光寺など)と富岡製糸場を結ぶ、広域 周遊ルートを構築するとともに、富岡製糸場への来場の前後に立ち寄る旅行客が多い軽井沢と いった近隣の観光地におけるPRなど、広域的な視線での観光振興を図ります。 ○ 「富岡製糸場と絹産業遺産群」周辺では、イベントなどを活用した新たな土産物や名物料理 の開発を推進し、「食」を活用した観光地の活性化に結び付けていきます。 ○ 富岡製糸場への公共交通として利用が増加した上信電鉄の活用を図り、さらなる誘客につな げます。 ○ 日本の近代化の礎となった世界遺産「富岡製糸場」は、当時の日本経済の根幹を支えた絹産 業の発展と、他国との産業技術の相互交流について学べる場でもあることから、旅行業者に対 し、教育旅行商品の造成について積極的に働きかけを行います。 ○ 藤岡市「土と火の里」での各種体験、神流町の「神流の涼」などの川遊びや「恐竜センター」 での化石発掘体験、上野村の木工体験、下仁田町のこんにゃく作り体験、富岡製糸場の見学な ど、自然や文化を生かした体験学習をPRします。 ○ 神流町の「恐竜センター」、下仁田町の「ジオパーク」、富岡市の「群馬県立自然史博物館」 など自然科学を活かし、教育旅行を対象にした観光誘客を図ります。 ○ 「高崎だるまⓇ」をはじめとした本県ならではの伝統工芸品は外国人旅行客にも人気が高 く、台湾など海外でのPRも行っているため、今後の東京オリンピック・パラリンピックな どを見据え、さらなるPRに取り組みます。 ○ 観光資源として認知されている道の駅を核とし、情報発信や物産の販売及び周遊観光を進め るとともに「かんな・かぶら∞ぐるぶらの旅」のPRを通じ、多野藤岡、甘楽富岡の両地域に 位置する 7 つの市町村の観光施設の周遊化を図ります。 ○ 下仁田ネギ・こんにゃく・いちごなど地元の農作物や果物など西部地域の特産品のPRのほ か、ぐんま三大梅林をはじめとした季節の花などについてもPRを推進します。 ○ 外国人観光客の誘客に向け、外国人のニーズとマッチングさせた地域内の周遊ルート及び隣 接・県境を越えた地域との周遊ルートの構築を図るとともに、外国人の消費行動を促すため、 富岡製糸場の商店街において、「手続委託型輸出物品販売場制度」を用いた免税手続き一括カ ウンターの手続き支援を図り、免税登録店の増加、外国人観光客の誘客を図ります。59
(4)地域における特徴的な取組
○ 富岡製糸場解説員とまちなかガイド(富岡市) 富岡市の解説員養成講座を受け、認定された解説員が交代で旧官営富岡製糸場の歴史的 な意義や価値、その魅力などについにて解説・案内を行うガイドツアーを実施しています。 また、週末にはボランティアガイドが富岡製糸場周辺の歴史的建造物や、昭和レトロな通 りを徒歩で案内しています。 ○ 名所旧跡案内板設置事業(高崎市) 各町内会に点在するさまざまな名所旧跡などに、住民目線の分かりやすい案内板を設置 することで、地域資源の見つめ直しと歴史文化の再認識ができるとともに、住民や観光客 に地域への理解をより深めてもらうことにより、地域のさらなる魅力アップを図っていま す。 ○ 安政遠足 侍マラソン(安中市) 毎年 5 月の第 2 日曜日に開催される行事で、たくさんの仮装したランナーが走ります。 歴史は古く、江戸時代(西暦 1855 年)に当時の安中藩主「板倉勝明」公が藩士の鍛錬のた めに碓氷峠の熊野権現まで 7 里余りの中山道を徒歩競走させ、その着順を記録させたこと がはじまりで、日本のマラソンの発祥です。 ○ ららん藤岡をはじめ、自然や歴史を生かした誘客促進(藤岡市) ハイウエイオアシスららん藤岡を玄関口とする藤岡市は、花と自然と歴史の街として知 られています。全国的にも珍しい冬桜が咲き誇る桜山公園では、紅葉と一緒に幻想的な景 色を楽しむことができます。またふじの咲く丘では全長 250mの藤棚や数十種のふじの見本 園があり、4 月から 5 月にかけて、ふじのシャワーを浴びているかのような体験が楽しめま す。2014 年(平成 26 年)6 月に世界遺産として登録された高山社跡と周遊観光を合わせた 企画ツアーなどを旅行業者とタイアップして開催しています。また文化遺産、地域のグル メ、史跡めぐり、自然スポットの情報満載の旅情報誌を作成し、PRに取り組んでいます。 ○ 豊かな自然と文化資源を連携させた教育旅行の誘致(上野村) 緑豊かな森の郷上野村では、観光交流産業のしくみをつくることが必要と考え、その一 環として教育旅行にも力を入れています。県外の小学生を林間学校で受け入れて「アウト ドア」「創作・物作り」「食体験」などの体験活動を行っています。2014 年 6 月に富岡製糸 場と絹産業遺産群が世界遺産に登録されたことを契機に、隣接する市町村の文化資源と神 流川流域市町村の自然体験を連携させる教育旅行誘致を主目的とした「西上州体験交流協 議会」を組織し、広域的に取り組んでいます。 ○ 清流「神流川」と豊かな緑と町民のあたたかいおもてなし(神流町) 「水」と「緑」に恵まれた神流町は、全国で最初に「鯉のぼり」をイベント化した町と 知られ、鯉のぼり祭りは、全国から2万人が訪れる神流町の一大イベントとなっています。 夏場には「神流の涼」という川遊びのイベントも開催しており、年々人気が高まってきて います。 また、日本で初めて恐竜の足跡化石が発見されたことを機に建てられた「恐竜センター」 では、常設展示のほか、化石発掘体験や化石レプリカ作成体験が家族連れを中心に人気を 集めています。近年、恵まれた自然を生かし、町民のあたたかいおもてなしの心で迎える 「神流マウンテンラン&ウォ-ク」などの交流事業に積極的に取り組んでいます。60 榛名湖花火大会(高崎市) 【世界遺産】高山社跡(藤岡市) 【世界遺産】富岡製糸場(富岡市) 碓氷峠鉄道文化むら(安中市) ○ 荒船風穴とジオパーク(下仁田町) 「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産の一つである「荒船風穴」を抱え、この保全 に努めるとともに、「日本ジオパーク」として認定され、世界認定も視野に入れた「ジオパ ーク」構想の推進により観光客誘致を図っています。また、民間のガイド組織を通して下 仁田を訪れる観光客を対象としてガイドツアーを実施しています。 ○ 自然と歴史、学生の知恵を活用した観光振興(甘楽町) 名水流れる「織田宗家ゆかりの城下町小幡」として、さくら祭り武者行列などのイベン トを開催しながら、国指定名勝「楽山園」や武家屋敷などの観光をPRするとともに、道 の駅甘楽と連携して、帝京大学及び富岡実業高校の学生のアイディアを生かした新たな観 光振興を行っています。 ○ 自然やお祭りを活用した観光の取組(南牧村) 冬でも積雪が少なく一年を通して登山が楽しめる山々や、三名瀑をはじめ多くの美しい 滝などの恵まれた自然環境。山岳信仰の霊場黒瀧山不動寺や、県内に残る最大級の火祭り 「大日向の火とぼし」などの歴史・文化。そして南牧の森から生まれた炭製品や、名物のし そ巻きなどの特産品。南牧村では、個性あふれる観光資源を活用した観光 PR に取り組んで います。
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上野スカイブリッジ(上野村) 神流町恐竜センター(神流町)
【世界遺産】荒船風穴(下仁田町) 大日向の火とぼし(南牧村)
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3 吾妻地域
(1)地域の特性
<市町村>
中之条町・長野原町・嬬恋村・草津町・高山村・東吾妻町<地域概要>
吾妻地域は、温泉大国群馬県の中でも特に温泉資源に恵まれており、草津、四万、万座といっ た全国的に有名な温泉地があるほか、ラムサール条約に登録された芳ヶ平湿地群など豊かな自然 に溢れ、県内でも屈指の観光資源を有しています。 上信自動車道が開通すると、日常的な交通アクセスが良くなり、首都圏や中部圏、関西圏との 行き来も便利になるため、観光をはじめとした地域振興に一層期待が広がります。<観光入込客の状況>
○ 2014 年(平成 26 年)における吾妻地域の観光入込客数は 7,571 千人で、観光入込客数に占 める宿泊者数の割合が4割を超えており、5地域のうち、宿泊者数の割合、客数とも最も大き くなっています。 ○ 宿泊者数をみると最も多いのは草津町(1,796 千人)であり、地域全体の 58.5%を占めてお り、万座温泉のある嬬恋村、四万温泉のある中之条町が続いています。<観光入込客の状況>
■吾妻地域の入込客の割合 ■吾妻地域市町村別宿泊者数(上位3町村) 資料:群馬県「観光客数・消費額調査(推計)」(2014 年) [分類名], [値] [分類名], [値] 県内・宿 泊客, 16.8% [分類名], [値] 1,796,00 0 847,400 287,800 0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 1,400,000 1,600,000 1,800,000 2,000,000 草津町 嬬恋村 中之条町 (人)63
(2)地域の皆さんの主な意見
< 全 般 > ・観光関係者だけでなく、住民も地域文化を誇りに思い、観光客に接することが重要である。 ・上信自動車道が整備されることで、各観光地へ人の流れをいかに呼び込むかという視点も 大事となってくる。 < 観光資源活用 > ・吾妻地域には温泉だけでなく、自然、歴史、文化といった多くの財産があり、あるものを 活用していくことが大切である。 ・朝霧が陽の光を浴びてキラキラ光るキャベツ畑のような自然があることが吾妻の魅力であ る。 ・この地域で誇れるものは「自然」であり、そうしたキーワードからブランド力を高めるこ とも大事である。 ・八ッ場ダムは吾妻のブランドであり、ソフト事業も吾妻郡全体で考えられると良い。 ・観光に農業を結び付けていくことで地域の振興を図っていく必要がある。 ・「地域住民の強い絆」を観光にも生かしていくことができれば、さらなる強みになると思 う。 < 食 ・ 物 産 > ・観光と物産が両立できていない。 ・魅力的な物産が多くあることから、その宣伝の仕方を工夫すべきである。 ・吾妻で食に関して何かひとつ決めて、重点的にPRしていきたい。 < 広域観光・周遊観光 > ・観光客にとって市町村の境はないため、町村単体ではない広域での連携が必要となる。 ・一つの町村だけでは滞在時間を増やすことは難しいため、吾妻全体で観光客の滞在時間を 増やすことが必要である。 ・吾妻郡内に道の駅が整備されたものの、現状として、道の駅同士の交流・連携がない。 < インバウンド > ・外国人観光客は、日本の文化・人・実生活に興味を示すことから、観光をもっと幅広く考 えていく必要がある。 ・外国人のリピーターを取り込むためには、地域ならではの特色を色濃く発信することが有 効である。 ・外国人から観光地として選んでもらう努力も必要だと感じている。 < 情報発信・活用 > ・吾妻地域は首都圏の来訪者の割合が最も多いことから、首都圏へ向けての情報発信をどの ようにするかを考える必要がある。 ・魅力的な資源はあるが、情報があまり伝わっていないと感じる。 ・外部に向けてのみならず、内部へ向けての情報発信も重要である。子ども達に地域の良さ を啓蒙するところから、地域の形成は始まっている。64
(3)施策の方向性(案)
○ 吾妻地域は、草津温泉、四万温泉、万座温泉など本県を代表する温泉地のほかにも、数多く 特色ある温泉が存在しているため、温泉地の魅力向上のための地域の取組を支援するとともに、 温泉周辺との連携による周遊化を促進するPR活動を推進します。 ○ 「健康」・「食事」・「運動」の3つの観点で、新たなヘルスツーリズムの創出を目指している 四万温泉をはじめ、旅行者のニーズに沿ったニューツーリズム創出の取組を支援します。 ○ ラムサール条約に登録された芳ヶ平湿地群など美しい自然景観や、各地に受け継がれている 伝統行事、芸能、文化などの優れた観光資源を核に、吾妻全体のブランド力を高め、観光地と しての更なる魅力向上と集客力の強化に取り組みます。 ○ 八ッ場ダムのブランド力を生かした、新たな観光や交流の拠点づくりを支援し、これをPR していくことによって吾妻全体の活性化に結び付けます。 ○ 生産量日本一の「夏秋キャベツ」をはじめ、新鮮な農畜産物の一大産地となっている農業を 観光と結び付けることで地域の振興を図り、魅力ある観光地づくりを推進します。 ○ 吾妻地域にとどまらず、他の地域とも連携し、戦国時代の真田氏ゆかりの地など、広域の観 光資源を結び付けた周遊観光に取り組みます。 ○ 県、町村、関係団体、事業者などの連携を強化し、地域一体となった観光PRに取り組みま す。また、吾妻地域の魅力的な観光資源を効果的に情報発信する体制づくりを推進します。 ○ 地域の強い絆を生かしたイベントなどを支援するとともに、住民も地域の文化を誇りに思い 観光客に接することができる地域づくりを推進します。 ○ 栃木県日光市から、沼田市、草津町をつなぎ長野県軽井沢町を経て上田市までの全長約 320Km の街道をつなぐ「日本ロマンチック街道」を活用した、県域をまたがる地域の観光振 興をさらに強化させ、周遊観光を図るなど広域的な観光振興を推進します。 四万温泉(中之条町) 道の駅 八ッ場ふるさと館(長野原町)65
(4)地域における特徴的な取組
○ 八ッ場ダム建設に伴う現場見学会(長野原町) 現在建設中の八ッ場ダム(重力式コンクリートダム、高さ 116.0m、長さ 290.8m)の工事 現場を間近に見ることができます。また、ダム関連工事見学会またはダム事業説明会のい ずれかに参加し、川原湯温泉に団体で宿泊していただくお客様に宿泊費を助成しています。 町全体で今後完成するダム湖を活用したまちづくりに取組んでいます。 ○ 嬬恋高原キャベツマラソン(嬬恋村) 嬬恋村が誇るキャベツ畑の景観と過酷なコース設定が人気を呼び、第8回大会(2015 年) は約 3,000 人のランナーが参加しました。従来のレジャー型観光から参加型観光に注目が 集まる中で、マラソンを一つの観光資源として活用し、参加者(観光客)の誘客促進を目指 します。また運営には村民約 500 人がボランティアとして携わっており、村民の一体感の 醸成と地域の活性化を図っています。 ○ 中之条ビエンナーレ(中之条町) 町全体を大きな美術館に見立てた大規模アートイベントで、初開催の 2007 年(平成 19 年)以降、2年おきに開催されており、直近の 2015 年には期間中の延べ入込客数が全 56 会場で 47 万人を超える人気イベントとなっています。 単なるアートイベントにとどまらず、来場者が町の飲食店や温泉街を利用するようクー ポンマップを作成し、各種団体とタイアップして温泉施設の情報発信を行って宿泊を促す ような仕掛けづくりを行っているのが特徴で、会場ではボランティアに関わる地元の方々 が会場で手作りの郷土食などを販売するなど、地域の活性化に大きく貢献しています。 ○ 草津温泉の湯畑周辺整備(草津町) 草津温泉の魅力をさらに向上させるため、2012 年度(平成 24 年度)から 3 カ年掛けて、 湯畑周辺の再整備を実施しました。 全体は3つの建物で構成され、昔ながらの温泉情緒を満喫できる木造2階建ての温泉施 設「御座之湯」、イベントなどが実施できる広場と広場を囲む回廊からなる「湯路広場」、 さらには「湯もみショー」で人気のある「熱乃湯」がそれぞれ新しくなり、湯畑に面して 情緒あふれる街並をつくりだしています。 業界関係者が選ぶ温泉ランキングで 12 年間連続1位に選ばれ、年間 280 万人を迎える温 泉街のさらなるにぎわい創出を図っています。 ○ むらの中心地づくり(道の駅整備)(高山村) 2014 年(平成 26 年)4 月にオープンした道の駅「中山盆地」を村の中心地として活性化 を図るため、「むらの中心地づくり基本計画」を 2015 年(平成 27 年)7 月に策定しました。 子育て支援の一環として、また観光客などの来訪者の休憩施設とした「緑地公園」、村外の 方が村民と交流しながら農業体験できる拠点「地域交流館」、加工品を商品化につなげ、農 業所得の一層の向上を目指すための「農産加工施設」など、各種整備の実現に向けて取り 組んでいます。66 嬬恋高原キャベツマラソン(嬬恋村) 湯畑(草津町) 道の駅「中山盆地」(高山村) 箱島湧水(東吾妻町) ○ 真田氏関連の観光素材を生かしたイベントの開催(東吾妻町) 2016 年(平成 28 年)大河ドラマ「真田丸」ゆかりの地「岩櫃」周辺では、地域の魅力 発信と活性化につなげることを目的に様々なイベントが開催されています。その中でも 2014 年(平成 26 年)から開催された岩櫃城忍びの乱は、真田忍者「忍び」を合い言葉と した複合イベントで、忍者修行ワールド、戦国の城跡を巡るエコツアー、ミソガールと共 同開発した「真田みそまるラーメン」、信州真田鉄砲隊による演舞などにより人気を博しま した。 今後も、岩櫃ウォーキング、岩櫃乱舞、岩櫃山紅葉祭、戦国真田の岩櫃城跡探検隊、T HE岩櫃城忍び登山など、真田氏ゆかりの地を生かした各種イベント開催により、地域の 観光資源として磨き上げていきます。
67
4 利根沼田地域
(1)地域の特性
<市町村>
沼田市・片品村・川場村・昭和村・みなかみ町<地域概要>
利根沼田地域は、3つの国立公園と8つの日本百名山、日本一の流域面積を誇る利根川の源流、 日本一美しいと言われる河岸段丘などを有する自然豊かな地域です。 また、全国に知られた温泉地が古くから栄え、豊かな自然の恵みを求める多くの人々をお迎え しもてなしてきた伝統があります。今では、新幹線や高速道路など高速交通網も整い、年間1,100 万人を超える方々をお迎えしています。 近年は雄大な自然を生かしたアウトドアスポーツなど新しい体験型観光も注目されている地域 です。<観光入込客の状況>
○ 2014 年(平成 26 年)の利根沼田地域の観光入込客数は 11,204 千人となっており、県外から の日帰り客が約半数を占めているのが他地域にはない特徴です。これは関越自動車道による他 県からのアクセスが良いこと、日本有数の湿原である尾瀬や東洋のナイアガラと称される吹割 の滝や水上温泉など認知度の高い観光資源があることが理由と考えられます。 ○ 宿泊者数をみると最も多いのは、みなかみ町(1,127 千人)であり、地域全体の 62.3%を占 めており、片品村、沼田市と続いています。 ■利根沼田地域の入込客の割合 ■利根沼田地域市町村別宿泊者数(上位3市町村) 資料:群馬県「観光客数・消費額調査(推計)」(2014 年) [分類名], [値] [分類名], [値] 県内・宿 泊客, 3.9% 県外・宿 泊客, 12.3% 1,126,60 0 410,500 168,200 0 200,000 400,000 600,000 800,000 1,000,000 1,200,000 みなかみ町 片品村 沼田市 (人)68
(2)地域の皆さんの主な意見
< 全 般 > ・県には群馬県に来ていただくことを取り組んでもらい、その先は各観光協会と町村の力で 何とかするしかない。県には観光客の裾野を広げ、増やすことに力を注いでいただきたい。 ・利根沼田は地域内での移動が多いという状況にあり、県内での連携よりも、利根沼田地域 管内での連携が大事だと思う。 < 観光資源活用 > ・川場田園プラザも 10 年、20 年先を見据えて取り組んでいるが、川場田園プラザの取組に も限りがある。利根沼田が一体となって頑張っていく必要がある。 ・特色のある観光を、それぞれの地域が売り出している認識もある。川場村は農業観光、み なかみ町や片品村はアウトドア、教育旅行など、新しい観光を模索している。 < 食 ・ 物 産 > ・利根沼田の観光特性として「食の統一」が大事だと思っている。特産品を集めて、利根沼 田に訪れれば、おいしい物が食べられる、食べに行こうと主導してほしい。地域先導だと 対応しづらい点もあるので、県主導でお願いしたい。 ・利根沼田管内は農業が盛んであり、高原野菜・レタス・こんにゃく、観光農業では、りん ご・さくらんぼなどの観光農園も盛んになっている。 ・体験型観光に期待する観光客も多く、観光団体を受け入れられるような施設も市内に有す ることから、春夏秋に観光的な農業プラス体験型農業もできるかたちで6次産業化に対す る、お土産などの特産品開発などを見据えていきたい。 < 広域観光・周遊観光 > ・道の駅川場田園プラザから川場村内に観光客が周遊していない点が課題となっている。 ・来年の大河ドラマを控え、地域間で連携した周遊型のコースづくりの企画を、各団体に投 げかけていきたいと考えている。県の力を借りながら対応していきたい。 ・これからは周遊、点から線だと感じている。利根沼田の貴重な財産は美しい緑の自然と水、 それをつなぐのが「望郷ライン」だと思う。 < インバウンド > ・外国人観光客は、10 名から 20 名の小団体グループから2~3名の個人旅行、いわゆるF ITにシフトしつつある。自分たちでプログラムを組んでから来訪する観光客に、どう売 り込んでいくかが今後の課題となっている。 ・インバウンドの呼び込みに関しても、尾瀬は一本立ちしているが、片品村全域では集客力 が足りない。利根や沼田、日光市などの力を借りて、北関東を周遊できるプログラムを組 めれば集客率アップにつながると考えている。その辺りについても県にご協力いただきた い。 < 情報発信・活用 > ・集客のための題材(紙媒体)がありすぎる。利根沼田地域の情報をまとめたフリーペーパ ーとし1つにまとめて、県で予算をつけていただき、国内向けや海外向けに展開していけ れば、情報ツールとなるし、利根沼田の情報の一本化にもつながる。69
(3)施策の方向性(案)
○ 我が国における自然保護の原点である尾瀬、全国で3番目にエコツーリズム推進法に基づく 国の認定を受けた谷川岳などを活用したエコツーリズム推進や農業体験や農家民泊の体制整備 など、グリーン・ツーリズム推進に向けた取組を支援し情報発信していくことで、国内外の教 育旅行などの誘致を推進します。 ○ ラフティングやキャニオニング、バンジージャンプ、パラグライダーなどのアクティビティ ーや、冬のスキーやスノーボード、スノーシューなどをさらに宣伝し、若年層の旅行需要を喚 起し入込客数の増加を図ります。併せて、周辺の宿泊施設や飲食店、観光スポットなどのPR や、宿泊を含めた着地型の旅行商品づくりなどの取組を支援することで滞在時間の延長を促し ます。 ○ 尾瀬、谷川岳、吹割の滝など地域内の雄大な自然や道の駅・観光果樹園などの集客力のある 観光地、高品質かつおいしい農畜産物による食などを生かし、利根沼田地域全体の広域連携に よる地域ブランドづくりによる観光振興に取り組むとともに、これらの観光資源をみなかみ 18 湯・老神温泉などの温泉地をセットにしてPRを行っていくことで、宿泊客数の増加につなげ ていきます。 ○ 本地域は関東一の豪雪地帯でスキーのメッカでもあることから、温泉地及び新幹線や高速道 路などの高速交通網と一体化したPRを行っていくことで、冬季の誘客推進を図ります。 また、各地域(沼田市、片品村、川場村、昭和村、みなかみ町)においても、民間で協議会を 設けて冬季の集客を図るための取組が行われていることから、これらの活動を支援します。 ○ 上越線のSL車内でのパンフレット配布や観光ボランティアガイドによる解説案内などのお もてなし事業を支援することでホスピタリティの向上を図り、リピーターの増加につなげてい きます。 ○ NHK大河ドラマを契機とした地域間の連携や宣伝などの取組を支援し、歴史に興味のある 客層の旅行需要を喚起し入込客数の増加を図ります。 ○ 尾瀬や観光果樹園など、インバウンドに需要が高い観光素材を積極的に情報発信し、近年増 加している外国人旅行客の誘客に努めます。また、Wi-Fiの整備や外国語表記の看板設置 などの受入体制整備を支援し、外国人旅行客がより旅行しやすい環境づくりを推進します。 ○ 長期滞在の観光に向けては、観光地を点から線に結び付けた周遊観光が必要となります。その ため、利根沼田の貴重な財産である美しい緑の自然と水、それをつなぐ「利根沼田望郷ライン」 を活用した周遊観光を推進します。 ○ 「利根沼田望郷ライン」を活用し、国際交流イベントとして、広域連携により開催されている サイクルイベント「望郷ライン・センチュリーライド」を今後も開催することで、さらなる地域 の活性化と地域一体の観光振興につなげていきます。 ○ 国際観光地である世界遺産を有する日光から「富岡製糸場と絹遺産群」など本県とを結ぶコ ースの玄関口にある利根沼田地域への宿泊を含めた観光振興に取り組みます。70
(4)地域における特徴的な取組
○ もうひとつの真田の舞台 群馬県沼田市(沼田市) 2016 年(平成 28 年)NHK大河ドラマ「真田丸」を契機に、「もうひとつの真田の舞 台 群馬県沼田市」を全国にPRします。大きな取組としては3点あり、1点目は沼田 市オリジナルロゴマークを作成し、事業者と協力し商品などに利活用しています。2点 目は、観光案内所を沼田城址公園の入り口に開設し、パンフレットの配布や観光案内、 土産物の販売を行うほか、観光ボランティアガイドによる案内も行っています。3点目 は、大河ドラマ展を実施し、2016 年 3 月から 1 年程度の期間、ドラマで使った道具や資 料の展示を行っています。ドラマ終了後も、真田の里として沼田市をPRし、誘客を図 ります。 ○ グリーン・ツーリズムと尾瀬ブランドによる尾瀬の郷・片品の魅力発信(片品村) 地元ガイドが案内する尾瀬の自然散策や自然体験、農家民宿での農業体験など自然を 生かしたグリーン・ツーリズムを推進しています。また、片品村の自然環境の中で生産・ 加工された銘品を「尾瀬ブランド」に認証し、尾瀬の郷・片品の魅力発信に取り組んで います。 ○ 道の駅「川場田園プラザ」を核とした周遊観光の推進(川場村) 道の駅「川場田園プラザ」は、県内外から多くの観光客を集め、独自のブランドを確 立し、家族が長時間滞在できる施設として人気があります。村内の後山古道や観光果樹 園、吉祥寺、酒蔵など道の駅以外の魅力的な観光スポットの周遊と村内宿泊により川場 村の滞在時間を延ばす取組を実施しています。 ○ 美しい景観を生かした観光振興(昭和村) 「日本で最も美しい村」昭和村として、美しい景観をセールスポイントとした観光施 策に取り組んでいます。具体的には、「やさい王国昭和村」フォトコンテスト、河岸段丘 ハーフマラソン、利根沼田広域連携で実施するサイクリングイベント「望郷ライン・セ ンチュリーライド」、またビューポイント整備など、一面に広がるレタス畑や周囲の山々、 河岸段丘など、美しい景観を体感できるイベントや施設整備などにより誘客に取り組ん でいます。 ○ みなかみ町一体の観光振興と国際観光振興の推進(みなかみ町) 谷川岳の登山や水上温泉をはじめとする「みなかみ 18 湯」の温泉観光地として全国的 にも有名ですが、夏には、エコツアー、カヌーやラフティング、キャニオニング、冬に は、スキーやスノーボードなどのアウトドアスポーツが盛んな地域でもあります。また、 歴史遺産も数多く点在しています。 2015 年(平成 27 年)からは、行政や観光協会、旅館協同組合などの観光関連組織に 横串を通す「みなかみ観光会議」を発足させ、観光振興戦略やマーケティングの一本化、 グループブランドの構築などにより、情報発信力の強化に取り組んでいます。 さらに、インバウンドの施策として、Wi-Fi環境などの環境整備、多言語による 動画配信サービスの提供など、台湾やタイをはじめとする東南アジアの国際観光振興に も積極的に取り組んでいます。71 吹割の滝(沼田市) 尾瀬(片品村) 道の駅川場田園プラザ(川場村) 道の駅あぐりーむ昭和での 収穫体験(昭和村) みなかみ18湯(みなかみ町)
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5 東部地域
(1)地域の特性
<市町村>
桐生市・太田市・館林市・みどり市・板倉町・明和町・千代田町・大泉町・邑楽町<地域概要>
東部地域は、岩宿遺跡や新田氏関連史跡、城下町の遺構、重要伝統的建造物群保存地域に選定 された桐生新町の町並みやノコギリ屋根の繊維工場など古代から近代にいたるまでの歴史・産業 遺産のほか、全国的な花の名所であるつつじが岡公園など、数多くの観光資源を有しています。 関東で初めて国の重要文化的景観に選定された板倉町の利根川・渡良瀬川合流域の水場景観、 ラムサール条約湿地の登録を受けた渡良瀬遊水地など、豊かな自然環境と豊富な水資源に恵まれ ています。 立地面では、鉄道4事業者が乗り入れ、北関東自動車道と東北自動車道との南北軸により首都 圏と東北圏の人、モノ、情報が交流する経済拠点として期待されています。<観光入込客の状況>
○ 2014 年(平成 26 年)における東部地域の観光入込客数は 13,367 千人となっています。県 内、県外を合わせた日帰り客の割合が5地域で最も高く、約 99%が日帰り客です。 ○ 年間宿泊者数が最も多いのはみどり市(約 40 千人)であり、地域全体の 39.5%を占めてお り、続く桐生市(約 28 千人)は 28.1%、太田市(約 27 千人)は 26.5%でこの3市で地域全 体の9割以上を占めています。 ■東部地域の入込客の割合 ■東部地域市町村別宿泊者数(上位3市町) 資料:群馬県「観光客数・消費額調査(推計)」(2014 年) [分類名], [値] [分類名], [値] 県内・宿 泊客, 0.4% 県外・宿 泊客, 0.4% 39,600 28,200 26,600 0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 35,000 40,000 45,000 50,000 みどり市 桐生市 太田市 (人)73
(2)地域の皆さんの主な意見
< 全 般 > ・観光ストーリーづくりや地域の宣伝マンをつくることはなかなか難しく時間がかかるので、 地域だけの取組でなく、県民を上げた宣伝マンになる取組、ストーリーづくりへの支援をお 願いしたい。 ・観光協会という組織についても改めて考える必要がある。観光協会の人的資源と財政資源は 行政が担っている。ほとんどが市の職員であり、財政は行政からのお金が回っているので、 行政が担当すると儲けることを考えない、再投資ができない組織となっている。毎年同じこ との繰り返しであり、数年で担当者が変わってしまっては継続的な大きな発想ができない。 < 観光資源活用 > ・古くから織物のまちとして発展してきた桐生市では、点在する絹織物関連の近代化遺産を活 用し、まちあるきや、低速電動コミュニティバス「MAYU(まゆ)」を使った観光案内を 実施している。 ・太田市は産業観光が中心になる。企業を呼んで発展していく中に、魅力のひとつとして観光 があると認識している。 ・大泉町は他とは視点が異なり、一般的な観光資源はないものの、「ブラジルタウン」を目玉 にした観光をコンセプトとしていて、ブラジルを前面に出したイベント「大泉カルナバル」、 「活な世界のグルメ横丁」を 10 年近く続けている。 < 食 ・ 物 産 > ・館林市は、花のまち、童話のまち、麺のまちなど、様々なまちの側面があるが、現状では特 に食のまちとしての取組に力を入れている。「麺-1グランプリ」では、市役所の東広場で、 うどん、そば、ラーメン、パスタ、焼きそばなど、60 店舗規模で実施している。また、館林 市の夏は暑いということで「激辛・激甘・激冷グルメ総選挙」を実施した。来訪者を一カ所 に集めるのではなく、既存の店舗を回遊していただく狙いがあった。 < 広域観光・周遊観光 > ・グリーンツーリズムを推進しており、管内市町の農業、観光部局の方に参加いただき、地区 連絡協議会を開催し、管内の観光資源の掘り起こしや情報共有を図っている。 < インバウンド > ・観光の目的が産業振興であるなら、海外からの観光客誘致は確実にプラスになると思うので この地域の情報も発信していってほしい。インバウンドにつながるかどうかは分からないが 情報発信はお願いしたい。 < 情報発信・活用 > ・市町も情報発信機能が弱いと感じる。情報発信は観光協会が中心となるが、行政であり、商 工会議所のトップが会長を兼ねている。観光協会を含めた情報発信機能をどう設けるかが重 要だと思う。 ・県には、我々から情報提供をするので、周りの市町村との連携を図ったPRをお願いしたい。 群馬県の観光は総体的には温泉と世界遺産だと認識している。その中で東部地域はどのよう に観光を組み立てて行くのかがこれからの課題であり、県にも東部地域をよろしくお願いし たい。(3)施
○ 伝統 東部地 と市町 ○ 桐生 伝統的 用した ○ 大泉 光資源 ○ 東武 ている 築を図 また バンな ○ 観光 県日光 ○ 邑楽 する特 ○ 邑楽 性化を ○ 芝桜 報発信 ○ 集客 東部エ 桐生新町施策の方向
統的な織物産 地域の特性を 町が連携し、 生市には、日 的建造物群保 た、まちある 泉町では「ブ 源としてのイ 武鉄道などの る部分が多い 図るなど、連 た、東武鉄道 などにより首 光路線として 光市における 楽館林地域は 特性を活かし 楽館林地域の を図ります。 桜やつつじを 信し、観光誘 客力のあるグ エリア特有の 町重要伝統的向性(案)
産業をはじめ を生かし、工 企業などへ 日本遺産「か 保存地区をは るきによる観 ブラジルタウ インバウンド の私鉄が多く いため、鉄道 連携を高め誘 道、東武グル 首都圏からの ても人気の高 る相互の交流 は東京に近く した観光情報 の特産品であ をはじめとし 誘客を図りま グルメイベン の食の魅力を 的建造物群保 め、現代の輸送 場見学や販売 へ産業観光受 かかあ天下― はじめとした 観光振興に取 ン」を目玉に ドの推進を図 く乗り入れて 道からの二次 誘客促進へつ ープと連携 誘客を推進 い「わたらせ 流人口増加に向 く、東北方面 報の発信や関 あるキュウリ した季節の花 ます。 ントを引き続 を広く情報発 保存地区(桐 74 送機器製造業 売などの産業 け入れを促 ―ぐんまの絹 た6遺産があ 取り組みます にした観光を ります。 ていることも 次交通の利用 つなげます。 した回遊型の します。 せ渓谷鐵道」 向けた観光振 面へのアクセ 関係機関との リ、ナシ、ゴ 花についても 続き開催する 発信し、観光 桐生市) 業まで、県内 業観光を中心 していきます 絹物語―」を あることから す。 をコンセプト も東部地域の 用を促す情報 の観光振興な 」を活用し、 振興に取り組 セスも良く、 の連携を強化 ゴーヤ、トマ 、東部地域 るとともに、 光誘客に取り おおた芝 内有数のもの 心とした観光 す。 を構成する 1 ら、絹織物関連 トとしている の特徴です。私 報発信や、周 など、東武鉄 県境地域で 組みます。 埼玉・栃木 します。 トなどを活用 の大きな魅 地域独自の文 組みます。 芝桜まつり のづくり集積 光振興を図る 2 遺産のう 連の近代化遺 ることから、 私鉄は地域 遊観光のルー 鉄道沿線地へ である東部地域 ・茨城の各県 用した農業観 力のひとつ 文化により育 (太田市) 地という ため、県 ち、重要 遺産を活 新しい観 に密着し ートの構 のキャラ 域と栃木 県と近接 観光の活 として情 育まれた75
(4)地域における特徴的な取組
○ 北関東三県ウマいもん合戦 in 桐生(桐生市) 群馬・栃木・茨城のご当地グルメを一度に味わえる、夢のような北関東最大級のグルメ イベント。各地域の絶品グルメや名物料理など、心奪われる逸品が並びます。また、ス テージイベントでは、ゆるキャラⓇグランプリ 2014 優勝の「ぐんまちゃん」や桐生市マ スコットキャラクター「キノピー」などのご当地キャラクターやご当地アイドルが登場 し、会場を盛り上げます。 ○ 四季型公園(館林市) 世界に誇る日本一のツツジの名所「つつじが岡公園」のツツジをはじめ、ハナショウブ や花ハスなど、四季折々、さまざまな花が咲き乱れる館林。2015 年(平成 27 年)10 月に は、200 インチスクリーンの3次元映像に水しぶき、そよ風などを組み合わせた4Dシアタ ーで、世界に誇るツツジの映像が年間を通じて楽しめる「つつじ映像学習館」がオープン しました。4 月上旬から 5 月上旬にかけて開催される「つつじまつり」や、夏には城沼の花 ハス祭りなどとあわせ、館林市では、年間を通じて楽しめる四季型公園の整備を進めてい ます。 ○ 歴史資源や産業資源活用(太田市) 周辺市町と連携し、東日本最大の天神山古墳や、新田氏・徳川氏関連の豊富な歴史資源 や、全国でも有数の輸送機器製造業の集積地としての産業資源を生かした観光を推進して います。また、ヤマトイモや、やきそばをはじめとした地域に根ざした食の魅力を発信す るとともに、新たな食の魅力の掘りおこしを行っています。 ○ 花桃の里づくり事業(みどり市) みどり市内の東地域に、花桃の苗木を十年で一万本を目標に植樹し、周辺一帯を花桃の 里にするというプロジェクトです。植樹は地元の方々の協力を得て進めてまいります。ま た、花桃の咲く時期には関連イベントを開催し、集客を図ります。このプロジェクトは現 在ある観光資源を更に拡大して、魅力ある観光地化を図るとともに、地域が主体性を持っ て活動を続けることで、地元民の生きがいや地域の活性化にも繋げていくものです。 ○ 渡良瀬遊水地の自然観察会(板倉町) ラムサール条約登録湿地である渡良瀬遊水地を案内できる、ボランティアガイドの養成 講座を開講しています。 鳥類について、夏場はキジやヨシキリ、サギなどが見られ、1年を通してはチュウヒな どの大型のものからカルガモ、カワセミなど小型のものまで見られます。植物については、 敷地の多くがヨシ原となっています。ミズアオイやタチスミレなど絶滅のおそれがあるも のも見られます。 ○ 明和梨オリジナル商品の販売(明和町) 明和町では、特産の梨を活用してさまざまなオリジナル商品に加工し、年間を通じて販 売しています(梨の雫めいわ、梨ゼリー、梨ワイン、梨ドライフルーツ、梨飴など)。規格 外の梨の活用と付加価値の創出を目指す若手農家グループによる活動などにより、新たな 商品が次々と開発され、好評を得ています。76 つつじが岡公園(館林市) 小夜戸・大畑の花桃まつり(みどり市) 渡良瀬遊水地(板倉町) 梨狩り(明和町) ○ 大泉カルナバル(大泉町) “日本のブラジル”大泉町ならではのイベント。特設ステージで華やかなサンバチーム がダイナミックなサンバコンテストを行い、迫力の本場サンバを堪能できます。 また、サンバショーだけではなく、ブラジルの音楽やダンスを披露するほか、ブラジル・ トルコ料理などさまざまな国の屋台が並び、世界各国の料理が味わえる「世界のグルメ」 も開催されます。 ○ 白鳥まつり(邑楽町) 毎年1月最終日曜日にはガバ沼の駐車場付近で「白鳥まつり」が開催されます。この地 域には毎年100羽以上の白鳥が冬を越していて、白鳥の飛来がピークを迎える時期にあ わせて開催されます。当日は白鳥を愛する会や地産地消協議会の協力により豚汁や地産地 消米の炊きたてご飯などが振る舞われ、イベントを楽しみながら大自然の中で白鳥を観察 することができます。 ○ 赤岩渡船(千代田町) 赤岩渡船は千代田町赤岩から利根川をはさんで向こう岸の埼玉県熊谷市葛和田を動力船 で結んでいる、主要地方道(県道)熊谷・館林線上にあります。利根川に現在3つしか残 っていない利根川を渡る橋のない公道の1つです。そのうち主要地方道はこの赤岩渡船だ けで、多くの観光客をはじめ年間数千人の人々に利用されています。赤岩渡船の歴史は古 く、戦国時代、上杉謙信の文献にも登場します。1926 年(大正 15 年)県営、その後 1949 年(昭和 24 年)から県委託事業として千代田町が管理運営を行っています。
77
赤岩渡船(千代田町) 大泉カルナバル(大泉町)
【資
旅 資【資料
資料:群馬資料1】
■2 行消費の経済 資料:観光庁平成料2】
県 馬県産業連関表 2013 年(平 済効果は、国 成 27 年版観光白 内でも観光消 「経済波及効果【
平成 25 年) 国内生産額や 白書 ■群馬 消費額は、多 分析ツール」に 78【資料
の旅行消費 や名目GDP 馬県内での経 多くの就業誘 により、平成 26料編】
費が我が国に P、総就業者 経済効果 誘発につなが 年観光客数・消 にもたらす経 者数の5~6 がっています 消費額調査(推計 経済効果 6%に及びま す。 計)結果をもと ます。 とに作成79
【資料3】
■群馬県への宿泊旅行者の性別・年代別構成 全国平均と比べ、50~79歳の割合が多く、若年層が少なくなっています。 資料:じゃらんリサーチセンター「じゃらん宿泊旅行調査 2015」 ※各県への延べ宿泊旅行者ベース【資料4】
■県内での宿泊先 温泉が豊富な地域への宿泊が圧倒的に多くなっています。 資料:じゃらんリサーチセンター「じゃらん宿泊旅行調査 2015」 10.3% 8.9% 20~34歳 /男性 11.2% 8.5% 20~34歳 /女性 13.4% 10.0% 35~49歳 /男性 11.8% 10.7% 35~49歳 /女性[値] 25.1% 28.8% 50~79歳 /男性 28.2% 33.1% 50~79歳 /女性 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 2014年度 全国平均 2014年度 群馬県 1.9 2.6 2.6 2.8 6.1 6.9 7.5 9.2 10.5 17.0 33.0 0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 その他のエリア エリアは憶えていない 赤城・桐生・渡良瀬 藤岡・碓氷・磯部・妙義 四万・吾妻・川原湯 前橋・高崎・伊勢崎・太田・榛名 沼田・老神・尾瀬 万座・嬬恋・北軽井沢 水上・月夜野・猿ヶ京・法師 渋川・伊香保 草津・尻焼・花敷 構成比【資料
資料:株式【資料
地域経済分料5】
首都圏か 式会社 Agoop「流料6】
世界遺 分析システム(R 富岡 ■ からの来訪が 流動人口データ」 ■ 遺産登録後は RESAS)に 岡市 ■主要温泉地 が中心となり 」(地域経済分析 ■富岡製糸場 は、人数が多 より作成 80 地への都道府 り、北関東、 析システム(R 場の世界遺産 多いことを示 府県別滞在者 信越・北陸 ESAS)によ 産登録の効果 示す赤色が多 者 陸と続いてい より作成) 果 くなっていま 富岡市 います。 ます。【資料
地域経済分料7】
東京都、群 分析システム(R ■国 群馬県ともに RESAS)に 国籍別平均滞 に、滞在者の より作成 81 滞在者数 群 の上位は中国 群馬・東京比 国、韓国、台 比較 台湾が占めてています。82
【資料8】
■事業者アンケート回答者所在地域【資料9】
■事業者アンケート回答者 業種割合 中部地域 16.1% 西部地域 18.1% 吾妻地域 23.4% 利根沼田地域 26.0% 東部地域 12.6% 所在地不明 3.9% 39.1 39.0 31.5 57.9 41.7 11.3 3.7 2.2 8.8 3.9 1.6 8.8 14.3 19.1 1.8 0.8 16.1 1.9 6.5 3.4 1.6 15.4 1.3 9.0 15.8 33.1 1.6 0.8 1.3 1.8 0.8 1.9 2.6 2.2 0.9 1.6 3.2 0.4 1.3 0.9 8.4 6.5 12.4 4.4 0.8 25.8 1.0 2.6 0.9 1.6 9.3 11.7 7.9 1.8 11.0 21.0 4.7 7.8 4.5 3.5 3.9 6.5 2.1 1.3 6.7 0.9 1.6 0.4 1.3 0.9 2.1 2.6 1.1 0.8 9.7 全体 中部地域 西部地域 吾妻地域 利根沼田地域 東部地域 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% 旅館 リゾートホテル ビジネスホテル シティホテル 簡易宿所 会社・団体の宿所 飲食業 土産品小売業 観光施設(歴史・文化施設) 観光施設(温泉・健康施設) 観光施設(スポーツ・レクリエーション) 観光施設(都市型観光) 交通事業者 旅行業者 その他83
【資料10】 【資料11】
■観光客ニーズ調査 回答者性別 ■観光客ニーズ調査 回答者性別【資料12】
■観光客ニーズ調査 回答者居住地 男性 49.1% 女性 50.5% 無回答 0.4% 10歳代 1.5% 20歳代 10.4% 30歳代 19.1% 40歳代 19.7% 50歳代 18.3% 60歳代 21.4% 70歳代 8.1% 80歳代 1.4% 無回答 0.2% 埼玉県 28.9% 東京都 23.1% 神奈川県 9.8% 千葉県 9.0% 栃木県 8.1% 茨城県 5.8% 長野県 3.9% 新潟県 3.8% その他 7.5% 無回答 0.1%84
1 策定経過
■計画の骨子策定に向けて地域の意見を聴取するために実施 ●7/28 利根沼田地域・参加者数:23 名 ●7/29 中 部 地 域・参加者数:20 名 ●7/30 西 部 地 域・参加者数:36 名 ●8/4 東 部 地 域・参加者数:15 名 ●8/5 吾 妻 地 域・参加者数:21 名平成 27年6月 12日 第 1 回観光審議会
平成 27年9月14日 第 2 回観光審議会
平成 27年12月 パブリックコメント(予定)
平成 27 年 12 月 観光審議会による答申(予定)
平成 28 年3月 県議会において計画案を議決(予定)
平成 28 年3月 策定・公表(予定)
平成 27年9月14日 平成27年度次世代戦略会議観光産業部会
平成 27年 8 月 27 日 庁内女性・若手職員意見交換会
■計画の策定に向けた方針の審議 ■県内観光関連事業者の直面する状況と課題、県への要望などを把握するため に実施平成 27年7月28日~8月5日 地域懇談会(県内5地域)
平成 27年6月~7月 観光事業者へのアンケート調査
■計画原案の審議 ■計画原案に対する意見募集 ■計画案を県議会に議案として提出し議決 ■計画骨子に対する女性・若手職員からの意見聴取 ■計画骨子の審議 ■各所属における観光振興につながる施策を計画に反映させるために庁内関係 課及び行政県税事務所に意見照会平成 27年10月 新観光振興計画策定に係る庁内意見照会
平成 27年 12 月 14 日 第 3 回観光審議会
■諮問機関である観光審議会による計画案の答申85