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カメラをもって出かけよう テーブルフォトもまた楽し ( ちょっとその前に基礎知識 ) 1) カメラとは : 写真を撮る箱 ( 穴付き ) とレンズ ( 蓋つき ) とフィルム ( デジカメ : 光を電気信号へ変えるー撮像素子又は画像センサーといいます ) : ピクセル 画素数 画像サイズってなんだ?

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(1)

先輩が後輩を教え、仲間で写真やムービー

を楽しむボランティアークラブ

第1部:仲間と写真を撮って楽しみましょう!=写真撮影の基本を学びます

第2部:撮った写真をムービーにして楽しみましょう!=パソコンを使って写真の

整理からムービー作成まで学びます

第3部:地域のクラブに入会し、勉強会や撮影会で先輩におそわり、他のメンバー

が撮った写真やムービーを楽しみ、一緒に学び習得しましょう

1部:写真を撮って楽しみましょう

 デジタル革命でポケットに入る小さなカメラでどこでも気軽に写真を撮ることができるよう

になりました。カメラだけでなく携帯電話やスマホのカメラでもスナップ、記録写真から

決定的な感動写真も撮れるようになりました。

 ただ、小さなカメラでもそれはコンピューターでもあるので、さまざまな指示をしないと

なかなか思ったような写真が撮れないこともあります。

 毎年ODVFではデジカメ(写真撮影)入門講座を開催し、写真の撮り方からムービー作成

までの基本を学んでいます。

 カメラを構えてシャッターを押すだけで撮れる写真から、感動を切り撮るための「はじめの

一歩」を始めましょう。私たちは写真のプロでもカメラ屋さんでもありませんが、講師を招い

て勉強を重ねています。まだまだ未熟ですが、多少は先輩として皆様と勉強したいと思って

います。一人での撮影もいいですが、仲間と楽しむ写真もいいものです。

ところで、この講座では各メーカーからたくさん発売されているカメラについて、その操作を

説明することはできません。新しいものから古いものまで含めて、たとえマニュアルがあって

そのカメラを使い慣れていなければ簡単に説明することは難しいのです。

カメラ操作はわかる範囲、時間内で先輩がお手伝いしますが、取扱説明書などとメーカー

への直接の問い合わせで解決することをお勧めします。またお近くのクラブへ入会し、先輩

の方々と時間をかけて、ゆっくり学ぶことが最も良い方法です。先輩たちもはじめは皆さんと

同じで、今もまだ勉強中ですが、心配せずにご相談ください。

       ODVF(大田デジカメ・ビデオクラブ連盟)

デジカメ写真・ムービー入門講座

編集:ODVF写真力向上委員会

(2)

1) カメラとは

:写真を撮る箱(穴付き)とレンズ(蓋つき)とフィルム(デジカメ:

光を電気信号へ変えるー撮像素子又は画像センサーといいます)

:ピクセル・画素数・画像サイズってなんだ?

2)

カメラの種類

:フィルムカメラ、デジタルカメラ(コンパクト、1眼レフ、ミラーレス)

3)

レンズの種類

:広角・望遠・マクロ・魚眼 (単焦点レンズ、ズームレンズ)

4) フィルター

:保護フィルター、PLフィルタ―、NDフィルターなど

5)

:デジカメでのフィルムに当たるもの(SDカードなど)

撮影可能枚数はどこでわかる?

6) バッテリー

:デジカメの装置を動かすための動力源

7) 三脚・フラッシュ・セルフタイマーの使い方など

9) レンズフード・ストラップなど付属品

メモリー

カード

★カメラをもって出かけよう、テーブルフォトもまた楽し

( ちょっとその前に基礎知識)

ピクセル(画素)

とは パソコンの画面や、デジタル写真は、小さな四角形の集まりで構成されています。 この四角のことをピクセルといいます。 例えばピクセル数「1000×600」というのは横に1000個、縦に600個のピクセルが 碁盤の目に並んでいるということを表しています。このピクセル一つ一つに1色の 色がついており、それが組み合わさることで、モザイクのように画像を描写してい ます。 1000×600=600,000ですので、約60万個のピクセルでこの写真は構成されてい る、ということになります。 ピクセルは画素とも呼ばれますので、約60万画素とも表現できます。

画像センサー(撮像素子)が大きいと何がよいか

光を多く集めることができる

=高画質な写真が撮れる

光を多く集めることができるため、色をよりきれいに写真 にすることができる。画像センサーのサイズを絵画にた とえるとある景色を画用紙に描こうとすると詳細な部分 の色を表現できません。一方ご用紙が大きければ、色 を詳細に表現することができ、細かい部分まで再現する ことができる。 光を多く集めることができる=

夜景など暗い写真も撮れる

星空や夜景など弱い光でもきれいに写すことができます。 スマフォではただの暗い空、コンデジでは、頑張ってもノイズ たっぷりの写真になってしまいますが、一眼の画像センサーが 大きいモデルでは、夜景も星もきれいに写せます。 光を多く集めることができる=

きれいにぼかせる

背景の光源をぼかすのも、画像センサーの大きいほうが有利 です。画像センサーが大きいと、大きな目のレンズも選ぶこと もでき、ボケのきれいな写真を撮ることができます。 高画質の映像は画像センサーの大きさで決まる 一般的に一番大きいフルサイズはプロ向け、それ 以外ならAPS-Cサイズをお勧めします。 金額もフルサイズになると最低でもは10万円の差 があります。 撮影可能枚数はSDカードの容量と画像のサイ ズによって決まる(取扱説明書で確認)

(3)

★いい写真を撮るための近道 「習うより慣れろ」

1) たくさん写真を撮ろう

カメラでいい写真を撮るためには、まずはカメラを怖がらずシャッターを 切ってください。 そのカメラが持っている機能をどこまで発揮できるか。その操作方法に なれていきましょう。 今のデジタルカメラは日々進化していて、いわゆるレンズの小さな コンパクトカメラでも、相当いい写真が撮れます。撮りたいものや人に、 近づいたり離れたり、上から下からいろいろ試してシャッターを切って ください。

2) 仲間を作ろう

いきなり上手な人たちばかりの写真クラブに入っても気後れしてしまいます。 私たち地域のサークルはほとんどが小さなカメラからのスタートした仲間です。 他の人がどんな風に写真を撮ったりしているか、例会、撮影会や勉強会で 見たり聞いたりして、自分のペースで教えてもらいましょう。

3) 先輩や好きな写真家の真似をしよう

雑誌や本なども参考にして、感動する写真があったら、どうやって その写真が撮れたのかなど探ったり、自分のカメラでどこまで できるか試してみましょう。 例:① 周りの木や花がぼけているのに、真ん中のお花が浮き上がって くっきり見える   ②都会の夜景で、車の光跡が帯のようになり、周りの建物がくっ きり写っている   ③滴が大きく映り、そこに小さくお花などが映っている   ④赤ちゃん、お孫さんがいきいきと写っている、犬や猫の目が いきいきと写っている

  付録1:カメラの種類と特徴を知る

いい写真を撮るための近道

「習うより慣れろ」

画像サイズと画質の関係

ピクセル(画素)数:多い=高画質 デジタルカメラで撮影された写真はピク セルという点に変換され、ピクセルが多 いほど微妙な色の違いを記録できる= 高画質となります。つまり画像サイズと は撮影時にいくつのピクセルに変換する かということです。 カタログなどには 『撮影サイズ:静止画[幅:○○○ピクセ ル×高さ:○○○』などと記されています。 下のA とBの写真は極端な場合ですが、 その違いがよくわかります。 但し、大きくプリントする際には高画素は 有利ですが、A4サイズまでなら500万画 素あれば十分です。

付録3の補足(交換レンズ)

一眼カメラはレンズ交換ができます。 どんな写真を撮りたいかによって、レ ンズを選ぶことができます。最初は キットレンズを購入される方が多いで すが、写真の勉強を始めると、より明 るいレンズがほしくなります。 レンズの泥沼にはまらないために 1)少し高いですがズームレンズで 広角~望遠までカバーしている レンズをお勧めします。 2)余裕があれば単焦点の明るい レンズを目的に合わせて購入 されれば撮影の幅が広がります。

(4)

付録2:カメラの構造

付録3:広角・望遠レンズの画角

画角比較写真

24mm 50m 200m

(5)

付録4:写した写真のピントがずれているのはなぜ?

原   因

①シャッターを押したときにカメラが動いてしまった

②シャッターを押したときに狙った対象物が動いてしまった

③シャッター半押し後、ピントが合う前にシャッターを切ってしまった。

④対象物に焦点距離より近づき、ピントが合わないままシャッターを切ってしまった

⑤その他

①カメラの構え方の基本:足腰を安定させ、しっかりひじを固める。

②柱や電柱に身体を当てて身体自体を固定する

③カメラをテーブルや台などに当てたり、置いたりして固定する

④小型の三脚を利用する。(夜景撮影では三脚が必須)

⑤2秒とか3秒のセルフタイマーを活用、シャッターを押すときカメラが動くのを防ぐ

☆彡 室内や暗いところでは ISO感度を上げてシャッタースピードを速める

★絞りとシャッタースピードを調節する(撮影の基本で勉強します)

■「絞り」が持つ二つの役割

①光の量の調節

②ピントの合う範囲の調節

F値

写真の絞り具合を表すのに

「F値」という単位を使います。

絞りの開く具合が大きい程、

光が多く入るときF値は小さ

くなります。

被写界深度

ピントが合って見える範囲のこと。

ピントがあう範囲が狭いことを

「被写界深度が浅い」と言います。

その逆は

「被写界深度が深い」と言います。

写真用語

解決方法

←ボケる、被写界深度浅い 遠くまでくっきり、被写界深度深い→

写真撮影の基本 1

写真が楽しくなる撮影の基本

(6)

F16 60mm (遠くまでピントが合っている) F4.5  50mm

■「絞り」優先機能(A又はAV)でいろいろ試してみましょう

◎花のツボミは絞りを大きく開いて・・

F4.5 30mm F3.5  30mm

◎雄大な景色は絞りを絞って・・・

F18  65mm ◎1点だけピントを合わせたり、写真全体にピントを合わせたり。 ◎絞りの開く具合を調整すれば、ピントの合う範囲が変えられます。 絞りを小さく閉じることを「絞り込む」 とも言います。F2.8→F8→F22と絞り込 んでいくにつれてピントが合う範囲が 広くなっていく、という関係を理解しま しょう。 ピントの範囲は写真の印象に大きく 影響します。 「いいな」と思ったらまずシャッターを 切ってみる。そのあと、撮った写真を みて、絞りを様々かえて撮ってみま しょう。絞りたいイメージに合わせて、 絞りを調節できるようになれば、もっと 写真撮影の基本 2 小さなお花や、枝先のツボミなどを雰囲気よく 撮りたいときは、絞りをを大きく開いて撮影して みましょう。絞りを2.8などにして、1点にだけピ ントが合うようにすれば、周囲がぼけて、一つ の花の存在感が際立ちます。 また太陽に正対するように撮影すれば、花び らが透けて輝いたようになります。 前から後ろまでピントが合っていることをパ ンフォーカスと言います。自然の風景を撮影 するときの基本はパンフォーカス。絞りを縛っ て全体にピントが合うようにしましょう。 ほかにも花々が群生している様子を遠くか ら撮るときは、絞りを絞って全体の様子をはっ きりと出すといいでしょう。 (背景をぼかして手前の花を浮 き上がらせる)

(7)

■シャッターが持つ役割

◎シャッタースピードの役割である「光の量の調節」と

「動いている被写体の表現」について

1/1000 f4 80mm 1/1000  F4 90mm 1/15秒 F4 40mm 1/8秒 F4 70m 写真撮影の基本 3 シャッターとはカメラの箱に光が 入ってくるのを防いでいるフタの ようなもの。フタが開いている時 間だけ光が入ってきて、その時間 のことを「シャッタースピード」と言 います。 シャッタースピードは秒で表 し,1/15秒ならシャッタースピード が遅い、1/500秒ならシャッタース ピードが速いと言います。 カメラに入ってくる光の量は 「しぼり」と「シャッタースピード」に よって調節します。 もう一つ「シャッタースピード」に は大切な役割があります。それが 「動いている被写体の表現」です。 速いシャッタースピードで撮れば 動きがピタッと止まっているかの ようにうつりますが、遅いシャッ タースピードで撮れば、被写体が ブレて動感あふれる写真が撮れ ます。 例:滝を撮影するとき、遅めの シャッタースピードで撮ると、水の 流れが白い線のようになり、流れ 落ちる様子が表現できます。ただ、 シャッタースピードを遅くするとき は、カメラが動かないように、三脚 などを使ってカメラを固定すること が大事です。 動くものをブラし気味で撮ったり、 ピタリと止めてみたり、シャッ タースピードを活用して、動く被 写体を効果的に撮りましょう。 連写も有効です。試してみましょ う。 シャッタースピードを速くすれば肉眼では見ることのできない、一瞬を 切り取った写真が撮れます。鳥が羽ばたいた瞬間がシャッターチャン スです。カメラには連写機能があり、試してみるといいでしょう。ほか にもスポーツシーンやペットの撮影、赤ちゃんなども速いシャッターが 有効です。

(8)

■「露出」がどのように決まるか

◎「露出」とは写真の明るさのこと。⇔「適正露出」とは

それを調節している絞りとシャッタースピードの

関係について学ぶ

■撮影モードについて ■「絞り」の開き具合とシャッタースピードの組み合わせで写真の明るさが決まります。 どちらか一方をを設定すれば、もう一方をカメラが自動で調節し、「適正露出」に導い てくれるモードがあります。それがSまたはTvと言われるシャッター優先モードやAまた はAvと言われるしぼり優先と言われるモードです。 ピントが合っていない 意図した写真 手ブレ 被写体ブレ

手ブレ、被写体ブレ、ピンボケ、

意図したブレ写真

写真撮影の基本 4 (Tv) (Av)

露出とは

撮影モード

写真全体がブレている 中央の花が風で揺れてブレている 中央の花がピンボケしている 中央の花にピントが合っている シャッタースピードを速くし て人物の動きを写し止めま した。 シャッタースピードを遅く して人物の動きを表現し ました。

動いている被写体の表現

(9)

例えば絞り値F4、シャッタースピード1/250秒と、同じ露出になる

絞り値とシャッタースピードの組み合わせ

適正露出

コップ一杯に水をためるのに、蛇口を大きく 回していれば、かかる時間は短い (適正露出を得るのに、絞りが大きく開いて いれば、シャッタースピードは速くなる) コップ一杯に水をためるのに、蛇口を小さく 回していれば、かかる時間は長い (適正露出を得るのに、絞りが小さく閉じれ ていれば、シャッタースピードは遅くなる

(10)

■露出補正

◎ちょうどいい明るさ、それが「適正露出」。ただ少し明るくしたり、 暗くしたりする方がイメージに近い場合もあります。この調整を「露出補正」 と言います。(カメラが決めた明るさを撮影者の意図によって変更すること) ◎空や雪を撮るとき、カメラにお任せのオートモードだとカメラが露出を判断し、 雪の色がグレーになったり、暗くなったり、青空が薄いグレーになったりします。 (多くのコンデジにも露出補正機能はついています。マニュアルで確認してください。) 写真撮影の基本 5 下は暗い写真になっていますが、これはカメラが雪の 白さ、明るさに反応して写真を自動的に暗くしようとし たためです。 本当はもっと白いのに思った時は露出補正を使って みましょう。 下は露出補正を使って見た目に近づけました。 自分の見た感じ、イメージにどれ だけ近いものになったか、で判断 したらいいと思います。 撮った写真を点検することを忘れ ずに! 露出オート ここを0.0として基準とする ー0.7補正で 赤はかなり濃くなる -0.3補正で 若干暗くなっている +0.3補正で 少し画像が明るくなる +0.7補正で 赤みがかなり飛びぎみになってい るのがわかる

(11)

■構図の種類とその効果について

◎バランスの撮れたものの配置(ものが美しく見える配置) ◎構図を意識始めると急に写真が上達します 写真撮影の基本 6 但し構図のパターンはあくまでも一つの目安として、あとは自由な感性で、自分なりのバランスを見つけましょう。 同じ風景の写真を撮っても、上手な人が撮った写真は写真全体がすっと入ってくる。そのポイントは構図です。 構図というのは写真の中でメインの被写体(主役)と背景をどのように配置するかということです。構図がしっか りしていれば、他の要素(色とか明るさとか)が今一でもそれっぽく見えてきます。 芸術的センスのある人は特に構図を意識せずとも、すっきりした安定感のある写真が撮れてしまうのですが、 普通の人はなかなかそうは行きません。まずは基本形を覚えてしまうことが写真上達の近道となります。 覚えると言っても、それほど多く覚えることはありません。まずは4つの構図を覚えましょう。 まずは三分割法(三分割構図) 王道中の王道。 何はともあれこの構図を覚えておけば写真の95%くらいはそれっ ぽく見えるという万能構図です。 まず最初に覚えましょう。画面を9分割して被写体を配置しましょう。 水族館 大きなシャチが左上、それに手を伸ばしている子供が右下。このように二つ 以上の被写体を三分割点に納めてあげるとバランスの撮れた写真になります。 工場萌え 長い蒸留塔が点ではなく線として配置されています。これで縦に長い構造物に安 定感は出ました。このようにファインダーでその交点や線上を目印に被写体を配 置すると安定感や適度なスペースが生まれ、写真が上手く見えます。 シンプルな写真ですが、鳩を右下の交点に置くことで、安定感が でました。鳩を中央に置くと下のようになり落ち着きません。 なんだか素人っぽい写真になりました。

基本の4構図

◆ 三分割法(構図)

◆ 四分割法(構図)

◆ 日の丸構図

◆ 対角線構図

その他

三分割法は正義!

「グリッド線(ライン)」

「三分割構図」画面の縦横を三分割し、線が交わる4つの点のど こかに被写体を持ってくると、バランスのいい写真が撮れます。 デジカメにはこの三分割線を液晶画面上で確認できる「グリッドラ イン(線)」という機能があります。 各カメラによってその出し方が違います。取扱説明書で確認して ください。 上図のオレンジのライン上や交点に被写体を上手に配置する と、人が見ていて気持ちいい、安心感がある構図になる。

(12)

それぞれの構図の特徴をつかむには、とにかく撮ること が重要です。一つの構図に集中して撮り続ければ、被 写体を見つけた瞬間にその構図が浮かぶようになりま す。構図が違えば同じ被写体でもまったく印象が違いま す。いろいろな構図を試してみましょう。 上下、左右様々なアングルも試してみましょう。 この他、「二分割」で広い景色を撮る。「三角 構図」や「S字構図」、「放射線構図」などで奥 行きをだす。「シンメトリー」で安定間など様々 な表現ができます。まずは基本形になれて、 そこから応用して様々な構図も試して遊びま しょう。 三分割の応用⇔

4分割

で画面を16に分割してみよう 三分割より外側に被写体を配置、その分スペースが生まれや すく、写真の表現が広がります。 APS‐Cサイズセンサーカメラなど、縦横比が3:2の写真には相 性抜群です。フォーサーズ規格や普通のデジカメは縦横比が 4:3なので三分割のほうが相性はいいと思います。 日の出写真。地平線を↓4分の一にすることで、空の表情を広く取り入 れる。朝日を右下に入れることで右下から左上に向かって空の色の変 化がたっぷり写し込めます。 特に風景のように広い範囲を撮るときは、三分割だと被写体が中心に 集まって窮屈に感じることがある。そんなときに有効です。 左下に主題をもってきたので、右奥にかけて滑らかにボ ケていく感じが良い 初心者泣かせの日の丸構図。ど真ん中に被写体を・・ 写真を見た時、視線が中央から動きづらい。メインの被 写体から視線をどこに動かせばよいかわからなくなり、 無駄の多いイマイチな写真になる。 日の丸構図で写真を撮るときは「シンプルに潔く」 ドドーンと潔くど真ん中を狙えば視線は動かずに集中する こんな感じで上下左右対称にするのも効果的です。画面いっぱいに 被写体を入れること 日の丸なので、写真の真ん中に丸いオブジェを入れるのもいい シンプル イズ ベスト

日の丸:ご使用法は容量を守って

(13)

■ホワイトバランスを使いこなそう

◎ホワイトバランスとは「白いものを白く写す」機能 ◎発想を変えれば、こんなに面白い使い方もできます 写真撮影の基本 7 光線にあわせてフィルターをか け、白い色を白く写します

色温度って?

光源の色合いは色温度で表されます。 色温度とは光の色を数値で表したものです。(単位:K カルビン)で、高原自体の温度ではなく、光の色を人 間の目に見える感覚に置き換えてあらわした数値のことです。 一般的に昼間の太陽光は5500K,白熱電球は3500~3000kなどと言われています。色温度が高いと青っぽ く見え、低いと赤っぽく見えます。 赤みが増す 青みが増す 色味 色温度 単位:K 光源 これまでは被写体を水平、垂直の配置した構図で したが、斜めに配置してみよう 被写体を斜めに配置することで、写真に奥行きや動きを出すことができます。 斜めになっているものを探したり、撮る角度を変えて斜めにしたり、カメラを傾け たり、…いろんな手法で斜めを作ってみましょう。 海にせり出る岩場を撮影しました。奥は静かな海ですが、手前は思い切って、右上 半分に岩を入れたので、動きが出てちょっと荒々しい感じになりました。 ホワイトバランスの設定とは、撮影場所 の光源が持つ特徴的な色味に、別の色 を被せて補正することを意味します。 例えば、電球の色。黄色味のある光なの で、補正する必要があります。 電球モードを使えば黄色味がおさま り、自然な色合いの写真が撮れま す。このときカメラの中で、黄色に対 し、青色を被せて、色を中和してい るのです。これを逆手にとれば、面 白い色味の写真を撮ることができま す。 写真に動きが出る

(14)

下図は、曇天時に撮ったものです。 右端電球は明らかに違いますが、その他も色や色調が微妙に異なります。 オート 曇天 晴天 蛍光灯 電球 美しい紅葉をホワイトバランスを変えて撮影 太陽光 日蔭 白熱電球 このようにわざと違うホワイトバランスの設定にして撮影してみるのも楽しいテクニックの一つです。

(15)

「ISO感度」の意味

◎ISO感度とは「カメラが光を感じる度合い」を表します。

写真撮影の基礎 8 普段撮影するときはオートにしておけばカメラ が光の色に応じて自動的に調整してくれます。 但し、夜景など周りが暗く一部分だけが極端に明 るい被写体だったり、全体が似たような色(特に 空や一色の壁などが大半の被写体など)、カメラ が何を基準に白にすればよいかわからなくなるた

オートホワイトバランスの注意点

(16)

シャッタースピードを上げることで、手ブレ、 ISO感度を上げることで、同じ露出(明るさ)の写真でも、 シャッタースピードを速くすることができます。 ISO感度を上げすぎると画質が悪くなる ザラザラ感を「ノイズ」と言います。 ISO感度の基準値はカメラによって違いますが、ISO100 ~ISO200が一般的 です。最近は性能が上がり、2000~3000でも「ノイズ」が出にくくなってい ます。ご自分のカメラで試してみてください。

三脚を使ってじっくり撮影するときは低感度を選ぼう

被写体の動きを表現したい場合や、三脚を置いてじっくり撮 影する場合はISO感度を下げて低速シャッターを使って撮影 します。 ISO感度が低ければ高画質に撮影できます。 ブレ防止機能OFF 長秒時ノイズ低減 などこまめに調整・チェックしましょう 流れる煙突の煙の工場夜景 ISO感度100、F8、シャッタースピード30秒 ISO感度 まとめ ◎「ISO感度」とは、カメラが光を感じる度合いを表した数値である。 ◎「ISO感度」は、露出を決める3つの要素のうちの一つである。 ◎「ISO感度」は、絞りとシャッター速度それぞれ1段に相当。 ◎ISO感度を上げると、シャッタースピードがかせげる。 ◎ISO感度を上げると、それに比例してノイズが増える ◎ISO感度設定に迷ったら、「ISOオート」機能を使う。 ◎ISO400まではノイズは気にしなくてよい。 ◎ノイズが気になるなら「ノイズリダクション」機能を使っ てみる。 ◎高感度設定でわざとノイズを出し、作風に生かすのも 面白い。 被写体の動きを表現したい場合や、三脚を置いてじっくり撮影する場合はISO感度を下げて低速シャッ ターを使って撮影します。ISO感度が低いと高画質に撮影できます。

オートISO感度の上手な使い方

(17)

1) 周囲に気を配り、一つの場所を独占しない

       有名な撮影地にはカメラマンも多く、お互いへの配慮が気持のいい撮影につながります。 譲り合いの精神を忘れないようにしましょう。

2) 人を撮るときにはひと声かける

誰だって勝手に写真を撮られるのは気持ちのいいものではありません。撮る前には 必ず声をかけて、許可を取りましょう

3) 撮影禁止区域には入らない

寺院や神社には撮影禁止になっているところがあります。又柵やラインを越えた撮影 禁止されたところもあります。ルールを守って撮影を楽しみましょう。

4) 三脚禁止区域に三脚を立てない

観光地や寺社などでは、交通の邪魔になるため三脚の使用が禁止になっている場所があります。

5) ゴミは持ち帰りましょう。

写真を楽しむマナー5か条

コンパクトカメラでも一眼レフカメラに負けないきれいな写真を撮る ことができます。どこが違うか利点と欠点をあげてみます。 【利点】 ◎軽い ◎持ち運びが便利(交換レンズ不要) ◎広角・マクロ機能が使える ◎いろんなアングルでの撮影が可能 ◎高倍率ズームを選べば、一眼レフ交換レン ズより広い範囲をカバーできる ◎防水モデルは雨の日の撮影も安心 【欠点】 ◎センサーが小さいため、暗いところでの撮影は画質が悪くなることが多い ◎モニターを見ながらの撮影のため、電池のモチが悪くなる ◎明るい場所での撮影は、ファインダーのないモニターのみのカメラでは画面が 現在は色々なシーンモードが付いているカメラがほとんどなので、 様々試して、遊んでみましょう。以下に代表的なものを載せました。 スポーツ:動きの速い被写体に適している。子供の走っているところな ど。シャッタースピードが速くなる。 風景:昼間の風景撮影に適している。広がりのある風景などの撮影。 マクロ撮影:花や昆虫など、近づいて大きく写す。 ポートレート撮影:人物撮影、自然な肌色などが出ます。 夜景:夕景や夜景の撮影に適している。自動で高感度・スローシャッ ターになる。三脚の使用がおススメです。 フィッシュアイ(魚眼) クリスタル効果 マクロモード 夕景モード マクロで背景ぼかし コンパクトカメラで遊ぼう コンパクトカメラで撮りたかった1枚が撮

参照

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