• 検索結果がありません。

事業の経緯 東京都の工業用水道事業は 地盤沈下を防止するため 地下水の揚水規制に伴う代替水を供給する行政施策として 昭和 39 年 8 月に江東地区 ( 墨田区 江東区及び荒川区の全域と江戸川区及び足立区の一部 ) で給水を開始し 昭和 46 年 4 月には 城北地区 ( 北区 板橋区 葛飾区の全域

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "事業の経緯 東京都の工業用水道事業は 地盤沈下を防止するため 地下水の揚水規制に伴う代替水を供給する行政施策として 昭和 39 年 8 月に江東地区 ( 墨田区 江東区及び荒川区の全域と江戸川区及び足立区の一部 ) で給水を開始し 昭和 46 年 4 月には 城北地区 ( 北区 板橋区 葛飾区の全域"

Copied!
12
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)
(2)

事業の経緯

地盤沈下により抜け上がった井戸 ( 足 立 区 青 井 ・ 平 成 4 年 ) 水面より下の道路 (江東区北砂・昭和50年)

東京都の工業用水道事業は、地盤沈下を防止するため、地下

水の揚水規制に伴う代替水を供給する行政施策として、昭和39年

8月に江東地区 (墨田区、江東区及び荒川区の全域と江戸川区

及び足立区の一部)で給水を開始し、昭和46年4月には、城北地

区(北区、板橋区、葛飾区の全域と足立区の大部分)でも給水を開

始しました。

両地区とも工業用水の供給や地下水揚水規制の強化・区域拡

大等の対策を推進した結果、昭和50年代には地盤沈下は、ほぼ

沈静化し、所期の目的は十分に果たされました。

また、節水の促進、施設の有効活用及び水資源の有効利用を

図るため、工業用水の一部を雑用水として、昭和48年度から雑用

用途への供給を開始し、さらに、昭和51年度から集合住宅のトイレ

洗浄用水としても供給を行っています。

しかし、国の産業立地政策や各種公害規制の強化による工場

の都外への転出、オイルショックを契機とした水使用の合理化の

進行等により、工業用水の需要が年々減少した結果、施設に大

幅な余剰が生じるとともに料金収入も落ち込み、事業経営の著し

い悪化を招くこととなりました。

このような状況下、安定的に工業用水道事業を存続していくた

めに経営改善計画を策定しました。平成9年度から2地区あった

事業を統合し、浄水施設の一元化や、配水施設管理業務の委

託等を行うほか、徴収業務や給水装置業務を委託するなど、抜

本的な経営の改善に取り組んできました。また、事業開始以来40

年が経過し、施設が老朽化してきたため、平成10年度から平成

17年度までの8箇年計画で国庫補助を活用した改築事業により、

施設の更新にも取り組んできました。

今後も厳しい経営環境が予想されるため、より効率的な事業運

営を推進しながら工業用水の安定供給に努めるとともに、地下水の揚水規制や需要の動向を踏まえ、

工業用水道事業の廃止などを含めた抜本的な経営改革について、関係各局で検討を進めています。

1 -80 -60 -40 -20 0 20 40 60 80 -16 -12 -8 -4 0 4 8 12 16 35 40 45 50 55 60 2 7 12 17 22 27 地 盤 変 動 量 地 下 水 揚 水 量 ・ 工 業 用 水 基 本 水 量 地 下 水 位 (cm) (万㎥/日) (m) 地下水揚水量:給水区域8区の合計揚水量 工業用水基本水量(契約水量) 地盤変動量:給水区域8区内主要基準点の平均変動量 地下水位:亀戸第一観測井の地下水位 昭和 平成 (注1)本図は、都土木技術研究所・環境局の資料を基に作成している。 (注2)平成23年度の地盤変動量のデータは、東北地方太平洋沖地震による影響が大きいために、示されていない。 (年度) 平成27年度 基本水量 3.85万㎥/日 平成27年度 地下水揚水量 0.8万㎥/日

●工業用水の供給と地盤沈下防止の効果

(3)

供給状況

●給水件数と基本水量の推移

東京都の工業用水道事業では、工場などに供給する工業用水のほか、施設の有効利用

等を目的に、雑用水として給水区域内に供給しています。雑用水は、公園や緑地等の修景

用水、タクシーや清掃作業車等の洗車用水、集合住宅のトイレ洗浄用水などに使用されて

います。

工業用水の供給状況は、平成28年度末現在、供給件数185件、基本水量19,505㎥/

日となっています。過去のピーク時と比較すると供給件数で約30%(昭和51年度末比)、基

本水量で約6%(昭和49年度末比)まで落ち込んでいます。

一方、雑用水の供給状況は、供給件数354件、基本水量17,187㎥/日となっており、件

数では全体の半数以上を占めていますが、使用量が少ないため基本水量は全体の46%に

とどまっています。

(平成28年度末) 構成率(%) 構成率(%) 84.4% 29.2% 14.2% 43.0% 0.8% 8.8% 0.6% 19.0% 100.0% 100.0%

●基本水量別供給状況(集合住宅を除く)

水量区分(㎥/日) 件 数(件) 基本水量(㎥/日) 411 9,395 487 32,138    ~ 99 100 ~ 499 500 ~ 999 1,000 ~ 4,000 合   計 69 13,806 4 2,831 3 6,106 0 100 200 300 400 500 600 700 800 0 50,000 100,000 150,000 200,000 250,000 300,000 350,000 400,000 39 44 49 54 59 1 6 11 16 21 26 件数(工業用水) 件数(雑用水) 基本水量(工業用水) 基本水量(雑用水) (件) (㎥/日) 昭和 平成 (年度) (平成28年度末) 構成率(%) 構成率(%) 合 計 100.0% 100.0% 工 業 用 水 34.3% 53.2% 雑 用 水 65.7% 46.8% 一 般 雑 用 水 集 合 住 宅

●用途別供給状況

件 数(件) 539 185 354 302 52団地(35,031戸) 4,554 基本水量(㎥/日) 36,692 19,505 17,187 12,633

(4)

給水区域と配水系統図

3

現在、当局は、荒川沿いの墨田区、江東区、北区、荒川区、板橋区、足立区、葛飾区及

び江戸川区の8区並びに練馬区の一部に供給しています。

工業用水は、利根川系の三園浄水場で約9割、多摩川系の玉川浄水場(上水道事業施

設)で約1割の水処理を行い、三園浄水場の配水池で混合した後、配水管を通じてお客さ

まに供給しています。

また、水圧については、工業用水道条例により給水装置への分岐点で0.049メガパスカ

ル(最低値)を定めており、安定供給に努めています。

(5)

●利根川水系経路図

利根川の表流水は、利根大堰、武蔵水 路及び荒川を経て、秋ヶ瀬取水堰で取水 され、導水ポンプにより三園浄水場に導 水されます。

●配水管

本管

小管

*本管・・・口径400mm以上

 小管・・・口径350mm以下

配水管延長(m)

108,421

235,097

343,518

(平成28年度末)

(6)

水処理の仕組み

高 速 凝 集 沈 殿 池 配 水 ポ ン プ 着 水 井

ら取り入れた水を凝集

ます。

5

三園浄水場は、工業用水道と上水道の水処理を行う浄水場です。工業用水道について

は、河川から取り入れた水を凝集・沈殿処理し、玉川浄水場の処理水を配水池で受水、混

合して供給しています。

工業用水は、工業用水道条例により標準供給水質を定め、定期的な水質検査等により

水質の管理に努めています。

(7)

管 理 棟

●三園浄水場平面図

122,000㎥/日 給水開始 施設能力 給水能力 水利権

●三園浄水場の工業用水道施設概要

47,000㎥/日×4池 21,875㎥(1池2区画) 15㎥/分×1台 50㎥/分×3台 主 要 施 設 高速凝集沈殿池 配水池 配水ポンプ 河川水 草 木 ダ ム 0 . 9 8 ㎥ / S 水 源 多 摩 川 0 . 5 9 ㎥ / S 昭和46年4月 175,000㎥/日  鉄イオン(mg/L)

●水質

標準供給水質 平成28年度平均実績

1

5.8~8.6

7.4

200以下

項      目  水 温(℃)  濁 度(度)  水素イオン濃度(pH値)  塩素イオン(mg/L)

180

※平均実績は三園浄水場配水池出口における数値です。

21.2

0.3以下

0.05

43.5

78.9

 アルカリ度(mg/L)  硬度(カルシウム、マグネシウム等、mg/L)  蒸発残留物(mg/L)

27以下

16.7

15以下

(8)

使用状況

31% 17% 15% 7% 7% 6% 3% 2% 2% 10%

19,505 ㎥/日

食品 鉄鋼 化学 皮革 印刷 窯業 染色 金属 鍍金 その他

■ 業 種 別

冷 却 ( 鉄 鋼 業 ) 洗 浄 ( 染 色 業 ) 水 洗 ト イ レ の 洗 浄 清 掃 車 の 洗 車 33% 33% 11% 7% 7% 2% 7%

19,505 ㎥/日

冷却 洗浄 原料 製品処理 ボイラー 温調 その他

■ 用 途 別

●工業用水の業種別・用途別基本水量

(平成28年度末) 64% 7% 5% 5% 5% 14%

17,187 ㎥/日

水洗トイレ 冷却 洗浄 洗車 散水 その他

■ 用 途 別

●雑用水の用途別基本水量

(平成28年度末) 7

工業用水は、食品や化学をはじめ幅広い業種で使用されています。

基本水量を業種別に見ると、食品が最も多く、次いで鉄鋼、化学、皮革の順になってい

ます。用途別に見ると、冷却用と洗浄用が多く、合わせると全体の約60%以上を占めてい

ます。

雑用水は、水洗トイレや冷却用、洗浄用に多く使用されています。

(9)

料 金

( 1 ) 工 業 用 水 及 び 雑 用 水 ( 集 合 住 宅 を 除 く )

※基本水量とは、お客さまからの申込みを受け、当局が決定した一日当たりの予定使用水量です。 (基本水量下限:10㎥/日) 基本水量制においては、基本水量を超えて使用した場合、基本水量分の料金とは別に超過した水量に超過料金がかかりますが、 使用水量が基本水量以内の場合には、使用水量にかかわらず基本水量分の料金がかかることになります。

●水量料金

基 本 料 率

超 過 料 率

第 一 種

第 二 種

1 ㎥ に つ き

2 9 円

1 ㎥ に つ き

6 4 円

1 ㎥ に つ き

1 5 8 円

基本水量中、井戸を廃止して工

業用水に転換した水量の2分の

1に適用します。

ただし、転換水量が200㎥/日

未満の場合は、100㎥/日まで

の水量とします。

基本水量のうち、第一種基本水

量を除いた水量に適用します。

基本水量を超えて使用した水量

に適用します。

●水量メータ料金 (月額)

料 金 ( 円 )

※新規に工業用水道を御使用になる場合、現在は原則として井戸からの転換はないため、第二種 基本料率(64円)からの適用となります。

呼び径(mm)

●料金計算式

{(第一種基本料率×第一種基本水量×使用日数)+(第二種基本料率×第二種基本水量×使用日数)+ (超過料率×超過水量)+水量メータ料金}×1.08

(計算例)

例1: 基本水量100㎥/日で新規に契約し、1箇月(30 日とする)2,300㎥使用した場合の料金はどの ようになりますか?(メータ口径75mm) 例2: 基本水量50㎥/日で新規に契約し、1箇月(30 日とする)2,300㎥使用した場合の料金はどの ようになりますか?(メータ口径75mm) {(64円×100㎥×30日)+2,688円} A : ×1.08=210,263.04円 料 金 2 1 0 ,2 63 円 { ( 6 4 円 × 5 0 ㎥ × 3 0 日 ) + ( 1 5 8 円 × A : 8 0 0 ㎥ ) + 2 , 6 8 8 円 } × 1 . 0 8 = 2 4 3 , 0 9 5 . 0 4 円 料 金 2 4 3 ,0 95 円 ※ 延べ基本水量(基本水量×契約日数=3,000㎥) まで使用していませんが、延べ基本水量分 (3,000㎥)の料金がかかることになります。 ※ 使用水量が延べ基本水量(基本水量×契約日数 =1,500㎥)を超えているため超えた水量(800 ㎥)について超過料率が適用されます。

集合住宅の トイレ 洗浄 水の場 合、次のよ う に計算 し ます。

2 9 円 ( 第 一 種 基 本 料 率 ) × 4 ㎥ × 月 数 × 1 . 0 8

なお、この料金は上水道の使用量が1箇月11㎥以上の場合に徴収します 。

( 2 ) 集 合 住 宅

150

4,992

200

6,720

250

7,680

300

9,600

350

15,360

400

22,080

450

29,760

25

384

40

576

50

2,304

75

2,688

100

3,072

当局の工業用水道料金体系は、「基本(契約)水量制」を採用しています。

この制度は、工業用水の供給に必要な事業運営費(施設、設備の維持管理等)を契約者

がその契約した水量に応じて負担していただく制度で、ほぼ全国的に採用されています。

(10)

自動遠隔検針システム

9

工業用水道のメータ検針は、かつては水道局職員が直接訪問して行っていましたが、工業用水道

のお客さまが少数、かつ、広範囲に散在していること、関係業務を取り扱う事業所が1箇所であるこ

とに加え、道路交通事情の悪化等により、非効率なものとなっていました。

このため、昭和58年1月から料金徴収業務における効率化の一環として、電話回線を用いてコン

ピュータ処理により検針する自動遠隔検針システムを導入しています。これにより、大雨などの悪

天候や渋滞などの交通事情に左右されることなく、定期的かつ効率的に検針を行えます。

なお、平成16年4月から、検針業務など料金徴収業務の一部を民間会社に委託しています。

既設の電話回線(アナログ回線)を利用して、センター端末からメータの計量値を読み取るもの

です。

なお、センターからの呼び出し(検針)の際、お客さまの電話のベルを鳴らさないノーリンギン

グ方式を採用しています。

●システムの概要

端 末 用 網 制 御 装 置 ( N C U ) 自 動 検 針 シ ス テ ム メ ー タ 設 置 状 況

(11)

東京都工業用水道の歩み

年号 年

出 来 事

城北地区 江北浄水場送水開始(施設能力日量50,000㎥) 54 5 工業用水法制定 31 6 工業用水道事業法制定 33 4 東京都工業用水道条例、同施行規程制定 38 10 江東地区 南千住浄水場系給水開始 39 8 (施設能力日量138,000㎥) 江東地区 南砂町浄水場系給水開始 40 5 (施設能力日量188,000㎥) 江東地区の施設能力は、あわせて日量326,000㎥となる。 南砂町浄水場休止 43 4 城北地区 三園浄水場給水開始(施設能力350,000㎥) 46 4 江東地区拡張事業(7箇年計画、昭和53年度まで) 47 4 城北地区拡張事業(7箇年計画、昭和53年度まで) 城北地区の計画施設能力日量350,000㎥を日量400,000㎥に変更 10 工業用水道から雑用水の供給開始 48 4 南砂町浄水場再開 50 4 料金改定(211.05%増) 9 工業用水道から集合住宅トイレ用水の供給開始 51 12 料金改定(53.66%増) 53 12 工業用水道(利根川河口堰)と上水道(多摩川)との一部水源の転換 7 玉川浄水場(上水道施設)を再稼動し、三園浄水場へ送水開始 南砂町浄水場廃止 55 3 江東地区の施設能力日量326,000㎥を日量138,000㎥に変更 料金改定(45.95%増) 56 11 城北地区利根川河口堰の水源全部(日量272,000㎥)を上水道に転換 57 3 多摩川下流上水道の水源(日量44,000㎥)を城北地区工業用水道に転換 自動遠隔検針システムを導入 58 1 城北地区の施設能力日量400,000㎥から日量122,000㎥に変更 2 三園浄水場の一部を上水道事業へ所管換え 3 施設能力を日量350,000㎥から日量175,000㎥に変更 江北浄水場休止 62 4 料金改定(4%を引き下げた上で、消費税3%転嫁) 元 5 南千住浄水場及び江北浄水場廃止 9 3 江東地区工業用水道事業と城北地区工業用水道事業を統合し、 4 東京都工業用水道事業となる。 料金改定(旧江東地区料金体系を旧城北地区料金体系区分に統合、 5 消費税3%から5%へ、16.31%増) 配水管、浄水施設等の施設改築事業を開始(平成17年度まで) 10 4 送配水施設の維持管理業務を水道事業に事務委託 12 4 工業用水道事務所廃止 16 3 徴収業務、給水装置関連業務を水道事業に事務委託 4 昭 和 平 成 南千住浄水場 南砂町浄水場 江北浄水場 三園浄水場 改築事業 ぜき ぜき

(12)

東 京 都 水 道 局 浄 水 部 管 理 課 工 業 用 水 道 担 当

インターネットホームページ

電話 03-5320-6456/ファクシミリ 03-5388-1682

〒163-8001 東京都新宿区西新宿二丁目8番1号

参照

関連したドキュメント

一般社団法人 葛西臨海・環境教育フォーラム事務局作成 公益財団法人 日本財団

表4 区市町村 千代田区 中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 墨田区 江東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 杉並区 豊島区 北区 荒川区 板橋区 練馬区

黒い、太く示しているところが敷地の区域という形になります。区域としては、中央のほう に A、B 街区、そして北側のほうに C、D、E

東京都北区地域防災計画においては、首都直下地震のうち北区で最大の被害が想定され

東京都北区大規模建築物の 廃棄物保管場所等の設置基準 38ページ51ページ38ページ 北区居住環境整備指導要綱 第15条.. 北区居住環境整備指導要綱 第15条 37ページ37ページ

中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 墨田区 江東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 杉並区 豊島区 北区 荒川区 板橋区

3点目は、今回、多摩川の内水氾濫等で、区部にも世田谷区も含めて水害の被害がありま

区部台地部の代表地点として練馬区練馬第1観測井における地盤変動の概 念図を図 3-2-2 に、これまでの地盤と地下水位の推移を図