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の繰り返し の双括型を用いる その理由として 自の意見を冒頭部と終結部に提示することで 自の考えを一貫して述べさせたいと考えるからである 説得力のある意見文にするためには 自の考えの根拠となる資料が大切である そして 取材に関しては 総合的な学習の時間と関連させて 図書室やインターネットで調べたり

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Academic year: 2021

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国語科学習指導案

平成26年10月24日(金)5校時 6年竹組 指導者 本島 千依 〈授業の視点〉 自分で予想した反論や必要とする資料についてグループで良い点や直した方がいいところを 中心にアドバイスし合ったことは、説得力のある意見文にするための反論や必要とする資料を書 くために有効であったか。 Ⅰ 単元名 「伝えよう、私たちが考えた館林の未来」(教材名:「平和」について考える ) Ⅱ 単元の考察 1 教材観 本単元は小学校学習指導要領第5学年、第6学年の書くことの目標「目的や意図に応じ、考えた ことなどを文章全体の構成の効果を考えて文章に書く能力を身につけさせるとともに、適切に書こ うとする態度を育てる」に基づき設定した。さらに、「B 書くこと」の指導事項(1)ア「考えたこ となどから書くことを決め、目的や意図に応じて、書く事柄を収集し、全体を見通して事柄を整理 すること」イ「自分の考えを明確に表現するため、文章全体の構成の効果を考えること」カ「書い たものを発表し合い、表現の仕方に着目して助言し合うこと」を意図して、言語活動例イ「自分の 課題について調べ、意見を記述した文章や活動を報告した文章などを書いたり編集したりすること」 を参考にしながら、児童に文の構成を考えながら説得力のある意見文を書くことができる資質・能 力を伸ばしたいと考える。 児童はこれまでに、4年生の単元「調べたことを報告する文章を書こう」で、アンケートの結果 から報告文を書く活動を、5年生の単元「説明のしかたについて考えよう」では、未来が暮らしや すくなるか、暮らしにくくなるかを予想し、グラフや表を用いて意見文を書く活動をしてきている。 本単元は教科書教材の『「平和」について考える』を参考にしながら、館林の未来についての自分 の考えをもち、その考えを説得力のあるものにするために必要な資料を集め、意見文を書き、さら にスピーチを通して他者に伝えていくことをねらいとしている。そこで、本単元を貫く言語活動と して、「伝えよう、私たちが考えた館林の未来」を設定し、文の構成を考えながら説得力のある意見 文を書くことができる力を身に付けさせたいと考える。 「説得力のある文」とは、次のようにとらえる。 ①身近な体験から考えたことなどを中心とした意見文 ②自分の考えを明確に表現するための構成の効果を考えた意見文 ③目的や意図に応じた資料を活用した意見文 ここで、単元を貫く言語活動の題材として「館林の未来」を扱う理由は以下のようである。意見 文の題材として「館林の未来」を扱う。館林については、3,4年生の社会科における地域教材「の びゆく館林」で学習し、いくらか知識を身に付けている。そして、学んだ知識から自分たちのふる さとをよりよいものにしていきたいと考えている児童も見られる。そこで自分たちが住んでいる街 である館林をテーマにすることで課題を身近なこととして捉え、さらに、体験に基づく意見にする ことで、自分自身のこととして関わりをもち、館林をよりよくするための意見をもつことができる と考えた。そして、本単元ではテーマの内容として、児童の関心が高いと思われる福祉・環境・文 化の3つを取り上げ、より焦点化した課題を設定させたい。 構成に関して、児童は低学年では事柄の順序を、中学年では、段落の役割を意識して書く活動に 取り組んで来た。高学年では、自分の考えを明確に表現するために、また、相手が書き手の考えを 明確に理解できるようにするために、文章全体の効果を考えさせたい。本単元で意見文を書くにあ たっての構成については、教科書のモデルを参考に「意見→根拠となる出来事→反論→引用→意見

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の繰り返し」の双括型を用いる。その理由として、自分の意見を冒頭部と終結部に提示することで、 自分の考えを一貫して述べさせたいと考えるからである。 説得力のある意見文にするためには、自分の考えの根拠となる資料が大切である。そして、取材 に関しては、総合的な学習の時間と関連させて、図書室やインターネットで調べたり、市内の図書 館や施設にあるパンフレットや広報を集めたりして、多面的に情報を得られるようにする。そして、 得られた事柄を文章の構成や記述に役立つように整理していく。 このような手順で仕上がった意見文はスピーチにして、広く地域の人々や保護者に発信できるよ うにする。スピーチの方法については総合的な学習の時間と合わせて、外部講師を招いてプレゼン テーションの仕方を学び、パワーポイントを用い、わかりやすい発表ができるようにする。地域の 人々や保護者を招いて、多くの人に自分の考えを聞いてもらうことで児童の意欲付けになると考え る。 校内研修で取り組んでいる交流活動に関しては、各学習過程を通して、グループでお互いにアド バイスし合う場を繰り返し設け、友だちの考えを取り入れたり、改善点に気付いたりして、自分の 考えが深められるようにする。 このように、本単元は、自分の考えが明確になるように文章を構成する力を育てるとともに、自 分の体験や集めた資料に基づく考えを説得力のある意見文として書く力を高めるのに適した教材で あり、一連の活動を通して、郷土愛も育まれるものと考える。さらに、校内研修主題「自分の考え を明確に表現する力を身につけた児童の育成」に繋がるものであると考える。 2 児童の実態(男子17名、女子13名 計30名) 【国語への関心・意欲・態度】 1学期に実施した学校評価の設問「自分の思いや願いが、相手に伝わるように書くことができる」 に対しては、ABCD の4段階評価で、A が 14 人、B が 13 人、C が3人、D が0人、無回答1人と 答えている。このように自己評価の高さから書くことへの意欲は高いと考える。普段の授業でもほ とんどの児童が自分の意見や感想を書くことはできる。しかし自分から積極的に伝えようとする児 童は5割程度である。 1学期の「5年生に鎌倉の魅力を推薦するパンフレットを作ろう」では、修学旅行先である鎌倉 を題材にして、パンフレット作りを行った。インターネットや書面で調べるだけでなく、実際に足 を運んで取材したことにより、児童はより意欲的に取り組むことができた。 【書く能力】 5年生の「天気を予想しよう」で、意見文の構成要素の「はじめ・中・終わり」という型を理解 している。また、「中」の部分に筆者の考えや具体例が書かれていることも理解している。 1学期の単元「5年生に鎌倉の魅力を推薦するパンフレットを作ろう」では、総合的な学習の時 間と関連させて、鎌倉の魅力を紹介する文を書くことができた。この単元では、5年生に修学旅行 先の鎌倉の魅力を伝えるという相手意識、目的意識がはっきりとしていたため、児童の意欲が高か った。そして、導入の段階では写真を載せたモデル文を提示したことにより、割り付けを工夫して 見出しを付けたり、5年生に話しかけるように表現を工夫した児童もいた。また、読み手が関心を もつような書き出しの工夫をした児童もいた。さらに、構成の段階では、交流活動を取り入れたこ とにより、書くことに苦手意識をもっている児童も、友だちのアドバイスを受け、修学旅行で実際 に見聞きしたことを思い出したり、よりよい表現に直したりしながら書くことができた。しかし、 焦点がずれ、鎌倉のよさを伝える文ではなく、自分の感想文としてまとめてしまった児童も何 人か いた。また、取材の段階では、十分な情報を集められなかったり、多くの情報から必要な情報をう まく取捨選択できなかったりする児童もいた。 【言語についての知識・理解・技能】 語彙や漢字の知識の差が大きい。読書で活字に慣れている児童は語彙が多く長い文を書くことが できるが、修飾語を使って表現を工夫して書ける児童は少ない。

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1学期の単元「5年生に鎌倉の魅力を推薦するパンフレットを作ろう」の発表では、5年生がパ ンフレットを見て、6年生たちはそのコピーを見ながら発表した。そのため、言葉が発せられた途 端に消え、さかのぼって確認することはできないなど、聞き手の状況を考えながら話し言葉と書き 言葉を意識することはなかった。 3 総合的な学習との関連 1学期 国語 「5年生に鎌倉の魅力を推薦する パンフレットを作ろう」 ●パンフレット作成 2学期 国語 「伝えよう、私たちが考えた館林の未来」 ●意見文 ●スピーチ Ⅲ 単元の目標 文章全体の構成を考え、身近な体験から考えたことに基づき、資料を活用した説得力のある意 見文を書くことができるようにする。 Ⅳ 評価規準 観 点 おおむね満足できる状況 国 語 へ の 関 心 ・意欲・態度 ・意見文に対する関心をもつとともに、進んで資料を見つけ、資料を比較検討し ながら、説得力のある意見を伝えようとしている。 書く能力 ・身近な体験から考えたことなどを中心に、仮の要旨や構成メモを書いている。 ・意見を明確に表現するため、文章全体の構成の効果を考えている。 ・意見が説得力をもつように資料を収集・整理している。 ・注や引用などの情報を加えて、意見が説得力をもつように書いている。 ・表現の効果などについて確かめたり工夫したりしている。 話す能力 ・調査文の内容が明確に伝わるよう、話の構成を工夫し、場に応じた適切な言葉 遣いで話している。 言 語 に つ い て の 知 識 ・ 理 解 ・技能 ・効果的な意見文の構成を考えている。 ・書き言葉と話し言葉の違いに気付いている。 Ⅴ 指導方針 1 学習を見通す段階では、学習計画を掲示して、ゴールを明確にし、相手意識・目的意識をも てるようにする。 2 課題設定の段階では、ワークシートを用いて自分の体験やそこから考えたことを書き出すこ とを通して、館林のイメージをふくらませるようにする。意見文の初めの文を例示して細かく 支援する。 3 意見文の構成を知る段階では、自分の意見文に生かすことができるよう、教師のモデル文や 教材文の構成を調べる活動を通して、「意見→根拠となる出来事→反論→引用→意見の繰り返 し」という構成を理解できるようにする。 4 構成について学習する際、予想される反論を考える場面では、自分の意見に対する反論も予 想して書けるようにするために、教師のモデルを通して、反論と必要な資料を全員で考える。 その際、資料は仮の要旨に合っていることを常に考えられるようにする。また、自分で予想し 総合的な学習の時間 「もっと知りたい鎌倉・ふるさと館林」 ~鎌倉・館林調べや鎌倉パンフレット・ ふるさと意見文発表を通して~ ●資料集め、取材 ●プレゼンテーション

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た反論に対する考えを深めたり、広げたりしてできるように、交流活動は、それぞれの児童が 反論を出し合うことで、説得力のある意見文を作れるようにする。交流活動の際のグループは、 様々な視点から説得力のある意見文を作れるよう、異なるテーマで考える児童同士で編成をし ておく。 5 取材の段階では、複数の方法で複数の資料を集められるように、総合的な学習の時間と関連 させて、図書室で調べる時間とインターネットで情報検索する時間の両方を設定する。また、 多くの視点から資料を集められるように、市役所や図書館などに置かれているパンフレットや 広報を教室に置く。 6 単元全体を通して意図的に、教師のモデルを使って全員で考える活動、個人で考える活動、 交流して考える活動の場を設け、自分の考えを深められるようにする。 7 意見文が完成された段階では、後輩や同級生、保護者に読んでもらえるようにするために、 清書したものを、意見文集にまとめ、廊下に置く。 8 スピーチの準備をする際は、スピーチの特徴を知るために、意見文とスピーチを比べること を通して、文末が「~です・ます」になっていること、問いかけや呼びかけ、繰り返しをして いることなどに気付かせる。また、聞き手は読み返すことができないため、しっかりと伝わる ように言葉を選べるようにする。 9 学習を振り返る段階では、自分の意見がより明確に伝わったかどうかを振り返れるようにす るために、説得力のある意見文の観点から感想をまとめられるようにする。 Ⅵ 指導計画(全15時間扱い 本時は5時間目) 次 時 間 学習活動 支援及び留意点 評価項目 (観点)<評価方法> 一 総 合 ・館林のよさや課題について 考える。 (1時間) ・群馬(館林)と神奈川(鎌倉)の よさを比較して、ふるさとについて 改めて考えさせる。 ・ワークシートにウェビングマップ を描くことで館林のイメージを広げ ていく。 ・館林のよさについてグループで話 し合う。 1 ・学習課題を知り、学習の見 通しをもつ。 ・館林をよりよくするための意見を 文章やスピーチにして、地域の人々 や保護者に伝えることを知らせる。 ・福祉、環境、文化などについての 体験と感想をワークシートに記入さ せることで、考えや意見をもたせる。 ・学習の流れを知り、自 分の意見を伝えたいと いう気持ちをもってい る。 (関心・意欲・態度) <観察、ワークシート> 二 2 ・相手意識、目的意識を明確 にした意見文の構成を知る。 ・モデル文や教材文を基に、意見文 の構成(「意見→根拠となる出来事 →反論→引用→意見の繰り返し」と いう双括型)を理解させ、特に反論 を入れると説得力が増すことに気付 かせる。 ・意見文の構成を考えて いる。 (言語についての知識 ・理解・技能) <ワークシート> <発表>

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3 ・ワークシートに書き出した 具体的な体験に基づいた考 えから仮の要旨を書く。 ・館林をよりよくするために地域の 人々や保護者に伝えたいことを、第 1時で書いたワークシートの中から 選び、仮の要旨としてワークシート に記入させる。 ・下位群の児童にも分かりやすくす るために、「館林をよりよくするた めには~ではないか」という意見文 の初めの文を例示する。 ・自分の意見と体験を関 連させて仮の要旨を書 いている。 (書く能力) <ワークシート> 4 ・予想される反論と必要とす る資料を考える。 ・教師のモデルを基に、説得力のある 意見文にするためには構成の中でど んな反論と資料が必要か全員で話し 合う。 ・自分の意見に対する反論と必要とす る資料を考え、ワークシートに書く。 ・資料を選ぶ際には、仮の要旨に合っ ているか考えられるようにする。 ・自分の意見に対しての 反論を書き、必要とする 資料を考えている。 (書く能力) <ワークシート・発言・ 観察> 5 本 時 ・説得力のある意見文にする ために、グループごとに交流 し、反論を見直す。 ・自分で考えた反論をグループで読み 合い、それに対する提案をもらえるよ うにする。 ・交流活動によって、違う立場から考 えを述べる場を作り、考えが深まるこ とを実感できるようにする。 ・付箋紙の色を分ける(反論は赤、資 料は黄色)ことで、視覚的にもわかり やすくする。 ・説得力のある意見文に するために、予想される 反論を見直し、よりよい ものにすることができ る。 (書く能力) <ワークシート・付箋紙 ・発言・観察> 6 ・意見を説得力のあるものに するために、前時に考えた資 料を集める。 ・図書室で調べる時間とインターネ ットで情報検索する時間の両方を設 定し、複数の方法で複数の資料を集 められるようにする。また、市役所 や図書館などに置かれているパンフ レットや広報を教室に置いておく。 ・直接自分で足を運んで集めた児童 を賞賛する。 ・進んで複数の方法で、 複数の資料を集めよう としている。 (関心・意欲・態度) <ワークシート> <収集した資料> 総 合 ・資料集めをする (2時間) ・国語の時間では不足していた資料 を集められるようにする。 7 ・集めた資料の中から説得力 のある意見にするための適 切な資料を選び、書く事柄を まとめ、ワークシートの構成 メモを作る。 ・教師がモデルを示し、資料の選び 方を確認する。 ・書く事柄をまとめる。 ・構成メモのためのワークシートを 用意しておく。 ・交流活動を取り入れ、構成メモを 見せ合い、アドバイスし合うように する。 ・引用部分の書き方について注意を 促す。 ・体験、意見、予想され る反論に応じた資料を 選んで、構成メモを作っ ている。 (書く能力) <ワークシート>

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①引用する部分を「」でくくる。 ②出典を明記する。 8 ・構成メモのワークシートを 基に、意見文の下書きをす る。 ・文章の構成メモを基に段落を意識 して、全体の構成を考えながら下書 きを書けるようにする。 ・構成メモを基に、意見 文を書いている。 (書く能力) <意見文> 9 ・意見文の下書きをグループ で読み合って、推敲する。 ・交流活動を取り入れ、下記の視点 を明確にして確かめ合い、よりよい 表現になるように推敲できるように する。 ①体験に基づいた考えが入っている か。 ②主張したい意見が伝わる構成とな っているか。 ③目的や意図に応じた資料が用いら れているか。 ・あいまいな表現を見直 し、説得力のある意見文 として書いている。 (書く能力) <意見文> 10 ・グループで推敲しあったこ とを基に、意見文の清書をす る。 ・清書した文を意見文集にまとめる。 ・文体に気を付けて書けるように助 言する。 ・説得力のある意見文を 意識して、正しく丁寧に 書いている。 (書く能力) <清書した意見文> 総 合 ・プレゼンテーションの資料 作りを学び、作成する。 (3時間) ・パワーポイントを用いたプレゼン テーションの仕方を外部講師から学 び、資料を作る。 ・視覚的資料にまとめることで、地 域の人々や保護者に、よりわかりや すい発表にしていく。 三 11 ・書き言葉と話し言葉の違い を考え、意見文をスピーチ文 に換える見通しをもつ。 ・スピーチ文のモデルを CD で聞き、 文末や間などの工夫に気付けるよう にする。 ・教師のモデルの意見文とスピーチ を比べることにより、意見が明確に 伝わるスピーチでは、文末が「~で す・ます」になっていること、問い かけや呼びかけ、繰り返しをしてい ることなどに気付かせるようにす る。 ・書き言葉は何度も読み返せるが、 話し言葉はすぐに消えてしまうの で、さかのぼって確認できないなど、 両者の違いに気付けるようにする。 ・書き言葉と話し言葉の 違いに気付いている。 (言語についての知識 ・理解・技能) <発言> 12 ・書き言葉と話し言葉の違い を踏まえて、意見文をスピー チ文(スピーチ原稿)に換え る。 ・効果的に伝わるスピーチの工夫が 取り入れられたか確認させる。 ・実際に話す通りに全文を書いて、 イメージをもてるようにする。 ・言葉遣いを考えながら スピーチ文を考えて書 いている。 (話す能力) <スピーチメモ>

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13 ・スピーチ文の必要事項をス ピーチメモとして書き出し、 各自スピーチ練習をして、そ れを見ないでも言えるよう にする。 ・スピーチメモは全文ではなく、本 番で見る程度のメモであることを確 認してから書くようにする。 ・スピーチメモを見て、繰り返し練 習し、スピーチができるようにする。 ・話す速さや間の取り方 に注意しながらスピー チしている。 (話す能力) <観察> 14 ・グループごとに、スピーチ の練習をする。 ・グループで聞き合い、意見が明確 に伝わるか、話す速さや間の取り方 などはよいかなどを、アドバイスカ ードを使い、助言し合うようにする。 ・相手に意見が明確に伝 わるようにスピーチを している。 (話す能力) <アドバイスカード> 総 合 ・地域の人々や保護者を招い て意見発表会を行う。 (1時間) ・パワーポイントで資料を提示しな がら、自分の意見を言えるようにす る。 ・聞いてくれた方に感想を書いても らい、振り返りの参考にする。 15 ・学習を振り返る。 ・聞き手の感想を読み、振り返りを する。 ・意見が明確に伝わるようにスピー チできたかどうかカードに自己評価 させる。 ・学習を振り返って、説 得力のある意見文の観 点から、感想をまとめて いる。 (関心・意欲・態度) <ワークシート> Ⅶ CRTとの関連 5年生で実施したCRT 学力検査では、書く活動の中で、「文末表現を直す」と「目的や意図に応 じて要点をまとめて書く」の通過率がやや低かった。文末表現を統一して書くという意識が低かっ たり、短くまとめる際に中心となる言葉や文章を目的や意図に応じて的確に見つけることが難しか ったりしたためと考えられる。そこで、本単元において、目的意識や相手意識を明確にし、文章全 体の構成を考え、身近な体験から考えたことに基づき、資料を活用し、説得力のある意見文を書く ことにより、文末表現を意識しながら、要点をまとめて書く力を高めることができると考える。 Ⅷ 本時の学習 1 目標 友だちとアドバイスする活動を通して、説得力のある意見文にするための「反論」につ いて見直し、よりよいものにすることができる。 2 人権教育の視点 ○技能:友だちの意見文がより説得力のあるものになるように反論と必要とする資料を考え 協力して学習を進めようとしている。 3 準備 教師:教師自作のモデル文、ワークシート、付箋紙 児童:取材ファイル 4 展開 過程 学習活動と予想される児童の反応 時 指導上の留意点と支援 評価項目と方法 つ か む 1.本時の学習課題をつかむ。 ○説得力のある意見文にするには 構 成 の 中 で 何 が 必 要 で し ょ う か。 ・反論を入れて書く。 5 分 ・前時を振り返る。 ・よい意見文には「反論」や「資 料」を使うとよいことを児童 から引き出せるようにする。

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・資料を使う。 ○学習計画の今日の課題を確認し ましょう。 ○前回のみんなで考えた先生の文 を使って反論や必要とする資料 を確認しましょう。 ・この反論は仮の要旨とずれてい るよ。 ・この資料なら、反論を打ち消せ るね。 ・仮の要旨も反論も資料もつじつ まがあっていないよ。 ・一つの反論にも必要とする資料 はいくつもあるんだね。 ・本時は掲示してある学習計画 の「⑤予想した反論と必要と する資料を見直す」であるこ とを確認する。 ・前時に児童とともに作成した モデルを提示する。 ・児童の考えを生かしながら、 資料を複数提示し、多面的な 角度から資料が考えられるこ とに気づかせる。 追 究 す る 2.自分で考えた予想される反論 と必要とする資料を確認する。 3.2~3人のグループでそれぞ れの反論が適切か、さらに他に よりよい反論がないかアドバイ スし合う。 ・この反論はこの部分が特にわか りやすいね。 ・この資料は反論とずれているよ。 ・自分では一つしか思いつかなか ったけど、友だちのアドバイス から、こんな反論もあることが わかった。 2 分 28 分 ・前時に書いた反論と必要とす る資料についてワークシート を確認するように指示する。 ・別の角度から考えられるよう に、仮の要旨が異なる3人組 を意図的に作っておく。 ・交流の視点を明確に提示し、 話し合い活動ができるように する。 ・視点については、筋の通って い な い 教 師 の モ デ ル 文 を 使 い、具体的に示すことで話し 合いをしやすくする。 ・付箋紙の色を分ける(反論は 赤、資料は黄色)ことで、視 覚的にもわかりやすくする。 ・自分が考える反論(さらに考 えられる児童には、必要とす る資料)を付箋紙に書き、説 明や理由を加えながら渡すよ うに話す。 学習課題: 説得力のある意見文にするために、反論を見直し、よりよい ものにしよう。 視点 ・仮の要旨、反論、資料が合っ ているか。

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予想される児童の反応と具体的な支援 ・友だちの意見文に対する自分の反論が書けない。 →予想される反論がよいと思ったら共感する言葉を書くように声掛けす る。また、具体例を挙げて、自分の意見と反対のことを考えて書いてみ るように助言する。 ・友だちが予想した反論に対してアドバイスを書くことができた。 →自分で書き出した資料を見直すように声をかける。 ・予想される反論をグループで交流できた。 →賞賛し、もらったアドバイスの中から説得力のある意見文にするために参考 になったものを赤で囲むように指示を出す。 説得力のある意見 文にするために、 予想される反論を 見直し、よりよい ものにしようとし ている。 (書く能力) <ワークシート・ 付箋紙・発言・観 察> 3 分 5 分 4.参考になるアドバイスを選ぶ。 ○もらったアドバイスの中から説 得 力 の あ る 意 見 文 に す る た め に、参考になったアドバイスを 赤で囲みましょう。 5.アドバイスにより、深まった 考えを発表する。(代表児童) ○~さんは友達からもらったアド バイスで、仮の要旨と反論がず れていることに気づいたようで す。聞いてみましょう。 ・友だちのアドバイスを参考に して、反論や必要とする資料 を書き写せるようにする。 ・アドバイスによって考えを深 めたり改善したりできた児童 を、意図的に指名する。 ・意見を説得力のあるものにす るために反論が適切であるこ とを確認する。 ま と め る 6.本時を振り返り、次回の予定 を知る。 <表れてほしい児童の意識> 2 分 ・自分の考えが深まったり広が ったりしたか、本時のまとめ をする。 ・次回はこれを基に図書室やイ ンターネットを使って資料を 集めていくことを知らせる。 友だちと話し合って反論を 見 直し、より説得力のあるものに することができた。次回は必要 とする資料を集めよう。

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