平成30年1-3月期 地域経済産業調査概要
(九州地域経済の動向)
平成30年4月27日
九州経済産業局
総務企画部調査課
資料3
【調査概要】
調査期間: 平成
30年2月28日(水)~平成30年3月30日(金)
ヒアリング対象企業数:
75社(機関)
(製造業
34、非製造業31、その他10/大企業48、中小企業17、その他10)
<参考(全国)>
ヒアリング対象企業数:
770社(機関)(全10地域合計)
(製造業
410、非製造業293、その他67
/大企業
432、中小企業271、その他67)
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<全体の結果>
九州地域の経済は、緩やかに改善している
【前回(10-12月期)調査:緩やかに改善している】
<個別の動向>
1.生 産
横ばい傾向
【同:横ばい傾向】
2.設備投資 増加している
【同:増加している】
3.雇用情勢 改善している
【同:改善している】
4.個人消費 持ち直している
【同:持ち直している】
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1.生産 ~横ばい傾向~
(前回調査:横ばい傾向)
・ 輸送機械は、一部に生産調整の動きがみられたが、全体としては需要期に向けて生産を増やしている。
・ 電子部品・デバイスは、スマートフォン向けを中心に生産に一服感がみられる。
・ はん用・生産用・業務用機械は、スマートフォンや自動車関連の設備投資が好調で生産を増やしている。
・ 素材関連は、化学は電子部材向けに、鉄鋼は自動車、建材、プラント装置向けに好調な生産が続き、石油・石炭も需要増加に伴って
生産を増やしている。
・ 電気機械は、自動車及びスマートフォン向けの受注が好調で増産しつつも、一部では原材料の値上がり等により収益を押し下げている。
・ 食料品は、年末年始からの需要期にあり好調な生産が続いている。
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1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 4 7 10 1 20年 21年 22年 23年 24年 25年 26年 27年 28年 29年 30 年前
年
同
月
比
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生
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指
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節
調
整
済
)
九州と全国の鉱工業生産指数の推移(H30年2月速報)
前年同月比
九州生産指数
全国生産指数
<ボトム> H21年2月 九州70.8 <リーマンショック前> H20年9月 九州105.3 <東日本大震災直後> H23年3月 九州91.0 <東日本大震災前> H23年2月 九州103.2九州2月
108.7 (速報)
全国2月
103.4 (速報)
平成
22年=100.0
<消費税率引上げに 伴う駆け込み需要> H26年3月 九州103.7 <熊本地震直後> H28年4月 九州94.5【生産に関する主な企業コメント】 (「増加・やや増加」は○、「変わらない」は→、「やや減少・減少」は▲) 【輸送機械】 ○ 需要期を迎えて生産を増加。新型車の販売も堅調に推移。【輸送用機械】 ▲ 船舶用機器等は、業界の供給過剰、円高、受注の遅れ等で厳しい業況にある。【輸送用機械】 ▲ 車の生産ペースを下げていたが、徐々に回復。【輸送用機械】 【電子部品・デバイス】 → スマートフォン向けが全体としては横ばい。【電子部品・デバイス】 ▲ スマートフォン需要の勢いが落ち着いた印象。【電子部品・デバイス】 ▲ 需要の減少及び在庫の調整により生産を減らしている。【電子部品・デバイス】 【はん用・生産用・業務用機械】 ○ 半導体製造装置は、海外向けを中心に受注増による生産増。【生産用機械】 ○ 海外からの環境機器等の受注が増えており、フル生産を継続中。【はん用機械】 → 海外向けの半導体・液晶関連製造装置が引き続き好調に推移。【生産用機械】 → スマートフォン及び自動車関連の設備投資需要が高い状態を維持している。【生産用機械】 【素材関連(化学、鉄鋼、金属、窯業・土石、石油・石炭、非鉄金属、プラスチック等)】 ○ 半導体部品等の化学素材は、自動車、家電、産業用機械向けに生産増。【化学】 ○ 鉄鋼は原材料の価格上昇に伴う売価への転嫁ができているため、売上げが好調に推移。【鉄鋼】 ○ プラントのメンテナンス事業及び橋梁工事等の公共事業は順調に推移。【鉄鋼】 ○ 石油化学製品はフル生産を継続中。市況の需要増加に伴い収益も増加の傾向。【石油・石炭】 → 国内・海外共に需要が好調に推移しており、生産、販売共に計画に沿っている。【窯業・土石】 → 金属製品は、自動車向けが減ったが、電力向け及び住宅設備向けの部品が増えたため全体では変わらない。【金属】 → 計画的にフル生産を行った後、定期修理のため減産している。【プラスチック】 → スマートフォン等向け半導体部品の受注の好調は変わらないものの、生産コストが増えている。【窯業・土石】 ▲ 1月及び2月は操業日数及び時間が短いため、処理を行う製品の量が下がった。【非鉄金属】 【電気機械】 ○ 海外向けの機器製品を増産した影響で、利益が上がっている。【電気機械】 ▲ 自動車及びスマートフォン向けの電気機械は受注が好調だが、原材料の値上がり等により利益を押し下げている。【電気機械】 【食料品】 ○ 製麺は需要期の後半にあり、営業の努力により生産及び販売が好調に推移。【食料品】 → サラダ調味料は、原料の野菜価格高騰があったが落ち着いた。【食料品】 → 鶏肉加工は、 10-12月期と同様の需要が続いており、価格も高めで推移。【食料品】
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2.設備投資 ~増加している~
(前回調査:増加している)
・ 製造業では、国内外の受注に対応するための増産に向けた投資及び新分野への投資が輸送用機械及び食料品、窯業・土石、金属製
品、電気機械、電子部品・デバイス、生産用機械等でみられた。
・ 非製造業では、ホテル及びマンションの新規建設や増築、店舗の新規出店等の投資がみられた。
【設備投資に関する主な企業コメント】 (前年度比で 「増加」は○、「変わらない」は→、「減少」は▲) 《製造業》 ○ 外注している部品の内製化を進めるため、設備投資を継続して実施。【輸送用機械】 ○ 来年度完成予定の新工場建設が計画通りに進んでいる。【食料品】 ○ 生産能力の向上を目的とした投資を予定している。【窯業・土石】 ○ 今年度に計画していた本社の新築移転、設備機器の更新、工場の補修を予定通り終えた。【金属製品】 ○ 主力商品の生産設備更新及び新工場の国内建設を予定している。【電気機械】 ○ 海外工場の増設工事に加え、新分野の事業への投資を実施中。【窯業・土石】 → 海外向けスマートフォン用途の受注増に対応するため、生産能力向上の設備投資を行っている。【電子部品・デバイス】 → 来年度は今年度より1~2割増やした投資を行い、生産能力を向上させていく。【化学】 → 今年度は老朽化設備の更新をメインに行った。来年度は安全と環境対策の強化に向けた投資を加える。【石油・石炭】 → 製造設備への投資を行い、生産性を向上させていく。【電子部品・デバイス】 → 客先の設備のメンテナンス及び修理を行う事業への投資を継続中。【生産用機械】 《非製造業》 ○ ホテル及びマンションの新規建設及び商業施設のリニューアルを行う。【運輸】 ○ コスト削減を目的とした物流ネットワークの整備及び新規出店を計画して進めている。【ドラッグストア】 → 介護・育児・病気などによる離職を減らすため、バリアフリー及びテレワーク対応への改装を行う。【スーパー】 → ホテルの棟を増築中。園内のWi-Fi環境を更に充実させる。【その他】5
【参考】ヒアリング結果 【参考指標】九州・沖縄 日銀短観 (平成30年4月2日発表資料) (出所)日本銀行福岡支店「九州・沖縄 企業短期経済観測調査」資料から九州経済産業局作成。 27.3 22.9 25.4 25.026.6 15.8 20.4 ▲3.6 13.8 7.2 ▲13.5 ▲2.6 ▲20 ▲10 0 10 20 30 製造 非製造 全産業 前年同期比% 平成29-30年度 設備投資額(九州・沖縄)の前年同期比推移 H29fy/上 H29fy/下 H30fy/上 H30fy/下 44% 41% 15% 25% 63% 13% 36% 50% 14% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 増額 不変 減額 増額 不変 減額 増額 不変 減額 製造業 非製造業 全体 設備投資の前年度比の構成比推移 H29 4-6 H29 7-9 H29 10-12 H30 1-3【雇用情勢に関する主な企業コメント】 (前年度比で 「不足」・「やや不足」は○、「適正」は→、「過剰」・「やや過剰」は▲) <不足感あり> ○ 社内に若手の技術者が不足しているため、技術指導者として定年退職者を再雇用している。【非鉄金属】 ○ 設備保全に関する人材が慢性的に不足。中途採用活動を継続して行っているものの苦慮している。【石油・石炭】 ○ 工事を直営化して高品質を維持するために大量採用を実施中。特に女性の技能職採用を強化していく。【その他】 ○ 働き方改革として、今後は女性社員の待遇改善などダイバーシティを重視。【化学】 ○ 2年程前から人材不足が顕在化しており、新卒の採用は求人の時期を早めないと困難になっている。【非鉄金属】 ○ 社員の出退勤がタイムカードでリアルタイムに分かるようシステムを変更した結果、超過勤務の削減に効果が出た。【食料品】 ○ パート社員の単価は上げているものの、より給与の高い他の業種へ流れているようだ。【ホームセンター】 ○ 人手不足が旅館内だけでなく清掃等のメンテナンス会社にも及んでいるため、このままでは営業が困難となる。【宿泊】 <適正> → 派遣社員は同業他社との競合のため、今後の確保が困難になると危惧。【輸送用機械】 → 物流面で人材不足が深刻化しており、特に内航船において船員の確保が出来ていない状況。【プラスチック】 → 働き方改革の一環で今年から全店舗で「元旦営業」を取りやめた。今後は1週間程度の連続休暇も検討中。【スーパー】 → 社員の休暇日数を増やしたことに加え、病気や介護等の事情のある社員は前年の年休を繰り越す日数の制限を撤廃した。【スーパー】 → 外国人には能力に応じて日本人と同じ待遇に処して離職を防いでいる。楽しい・休める職場環境を整えている。【生産用機械】
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3.雇用情勢 ~改善している~
(前回調査:改善している)
有効求人倍率が過去最高水準で推移しており、製造業、非製造業ともに、引き続き人材不足が慢性化。製造業では、技術者OBを雇用
する企業、中途採用を進めるも苦慮している企業が見られた。非製造業では、元旦営業の取り止めや年休の繰り越し日数を撤廃したスー
パーや、館内清掃等の人手不足により営業の継続を懸念する宿泊業の声も聞かれた。
【参考指標】九州の有効求人、求職の動向 (出所)各県労働局資料より九州経済産業局作成 【参考指標】雇用人員に対する判断DIの推移 有効求人倍率は過去最高水準。 製造業・非製造業ともに不足超幅が拡大傾向で推移。 (出所)日本銀行福岡支店「九州・沖縄 企業短期経済観測調査」資料から九州経済産業局作成。 ▲50 ▲40 ▲30 ▲20 ▲10 0 10 20 30 40 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 (DI:%ポイント) (年) 雇用人員判断DI 「過剰」-「不足」 景気後退期 製造業 非製造業 全産業 ← 「 過 剰」 「 不 足」→ 30/3 30/6予測 製造業 ▲31 ▲30 非製造業 ▲43 ▲46 全産業 ▲39 ▲40 0.2 0.4 0.6 0.8 1 1.2 1.4 1.6 0 10 20 30 40 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 30 好不況期 月間有効 求職者数 月間有効 求人数 月間有効 求人倍率 求人倍率(倍) 求人数、求職者数(万人) H29.12 1.47倍 H30. 1 1.48倍 H30. 2 1.47倍 IT不況 リーマンショック30% 45% 43% 37% 45% 36% 58% 36% 35%35% 32% 53% 36% 59% 33% 55% 35% 20% 25% 11% 18% 5% 8% 9% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 H28 H29 H30 (有効回答数=22) 客単価(前年同期比)上昇・低下割合 ①上昇 ②変わらない ③低下
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4.個人消費 ~持ち直している~
(前回調査:持ち直している)
・ 百貨店・スーパーでは、気温が平年よりも低く推移したため入店数が減少して衣料品等の動きは鈍かったものの、宝飾・貴金属等高額品
及び化粧品等の動きは堅調。また、2月の春節ではインバウンド客が大幅に増加。
・ 観光レジャーは、1月は気温低下でテーマパークの来園者数が減少したが、2月、3月は気温上昇で好調。また、インバウンド客の増加でレ
ンタカー需要は全体の約4割を占めたとの声も聞かれた。
・ 家電販売は、4Kテレビや冷蔵庫、洗濯機等大型で単価の高い商品の動きが良く、高い水準のまま推移。
・ 自動車販売は、昨年後半から復調し、1月には前年比で同水準となった。
・ 住宅関連は、景気の安定や株高等を背景に一部には好調がみられるものの、全体の着工戸数は弱含んでいる。
【参考】ヒアリング結果 (出所)自動車販売協会、九州運輸局、九州経済産業局他 【参考指標】九州の消費関連データ ▲ 8 ▲ 6 ▲ 4 ▲ 2 0 2 4 6 H28/2 H28/5 H28/8 H28/11 H29/2 H29/5 H29/8 H29/11 H30/2 (%) 九州の百貨店・スーパー販売額業態別3か月移動平均[全店] 大型店計 百貨店 スーパー H30年2月の前年同月比3か月移動平均は、11か月連続で前年を上回った。 13% 35% 14% 26% 43% 18% 13% 5% 30% 10% 32% 21% 29% 36% 43% 64% 57% 55% 55% 53% 29% 45% 43% 32% 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 4-6 7-9 10-12 1-3 4-6 7-9 10-12 1-3 H28 H29 H30 (有効回答数=22) 来客数(前年同期比)の増減割合 ①増加 ②変わらない ③減少 ▲20 ▲10 0 10 20 30 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 H28 H29 H30 前 年 同 月 比( %) 乗用車登録・届出台数の前年同月比推移 H29.12 ▲1.5% H30.1 0.5% H30.1 ▲1.4% ▲20 ▲15 ▲▲105 0 5 10 15 20 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 H28 H29 H30 前 年 同 月 比( %) 旅行取扱額の前年同月比推移 H29.12 ▲5.6% H30.1 0.1% ▲10 ▲5 0 5 10 15 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 1 2 H28 H29 H30 前 年 同 月 比( %) 家電販売額の前年同月比推移 H29.12 7.1% H30.1 4.3% H30.1 5.4%【足下の消費に関する主な企業コメント】(前年同月比で「増加・やや増加」は○、「変わらない」は→、「やや減少・減少」は▲) ○ 平年よりも気温が低下したため入店数が減少して衣料品及び飲食料品の動きは鈍かったものの、宝飾・貴金属等の売上は堅調。【百貨店】 ○ 2月の春節ではインバウンド客が大幅に増加。化粧品売り場では中国系モバイル決済システムの導入効果で好調。【百貨店】 ○ 商品リニューアル時の価格上昇に伴い客単価も上昇。健康を意識した商品等が人気。【コンビニ】 ○ 1月は気温低下で前年より来園者数が減少したが、2月、3月は気温上昇で宿泊客も増加して持ち直した。【その他】 ○ インバウンド客の増加でレンタカー需要が増加傾向にあり、全体の約4割を占めた。2泊3日程度の利用が多い。【卸売、小売】 ○ 家電は4Kテレビ、冷蔵庫、洗濯機等の大型で単価の高いものが売れており、食品も加工食品を含め全体的に売れている。【スーパー】 ○ 2~3月は学生旅行が主流なので平均単価が下がる一方、ハワイやシンガポール等の比較的単価が高い商品も売れている。【観光】 ○ インバウンド向け周遊パスの販売が、ネット上で指定席が取れるようになり更に好調となった。【運輸】 ○ インバウンド消費の伸びが大きく高額品も外商中心に好調。【百貨店】 → 韓国からの観光客が前年比で大幅増。特に主要ターミナル駅から太宰府や湯布院への利用者が増加傾向。【運輸】 → 外商は株高の影響により売上げが増加。日用品はスーパー、より良いものはデパートでという棲み分けが定着してきている。【百貨店】 → 個人消費の動向として、日用消耗品は同じ商品なら安い物を買う傾向に変化なし。【ドラッグストア】 → ここ2~3年、高付加価値商品がよく動いており、最近はその動きが落ち着いてきているものの、高い水準のまま推移。【家電量販店】 → 1~3月期は、例年以上の気温低下で園芸用品等が不振だったが、灯油や防寒器具などは好調で、トータルでは前年並み【ホームセンター】 → 販売は昨年後半から復調し、1月には前年比で同水準となった。【自動車販売】 → 2月の気温が例年より低かったこともあり、プロスポーツチームの春季キャンプ目的の宿泊客は例年より少ないようだ。【観光】 → 客室は今年は元旦から5日までほぼ満室だったが、春分の日が水曜の中日であったため例年より下がり、トータルでは前年並み。【宿泊、飲食サービ ス】 ▲ 例年より気温が低く、春物衣料が不振。入店数も減少し飲食料品の動きも低下。消費者の節約志向は以前根強い。【スーパー】 ▲ 景気の安定や株高等を背景に戸建住宅の受注は好調だが、ボリュームゾーンの販売比率上昇により客単価、売上げとも低下。【不動産】 【先行き(4-6月期)の消費に関する主な企業コメント】 (3か月後「上昇」は○、「変わらない」は→、「減少」は▲) ○ インバウンド消費が伸びており、+1%程度を予想。【百貨店】 ○ 4月~6月期は引っ越しシーズンのため商材の動きは良くなる。温かくなると園芸用品、エクステリア等の動きも良くなる。【ホームセンター】 ○ GWの中日となる5/1、2が働き方改革で休日とする会社が増えれば、旅行客の増加が見込める。【宿泊、飲食サービス】 ○ 全国に比べて九州は客単価が低いため、顧客への高付加価値商品の提案を行うことで全国水準に引き上げる。【不動産】 ○ 宿泊客が多い、少ない時期を見定めて、客室が満室になるよう宿泊価格を調整していく。【宿泊】 ○ 引き続き、インバウンド客の増加が見込める。【運輸】 → インバウンド客の増加で高い水準の来場者数を維持できる見込み。LCCを利用した訪日客が増加している。【不動産】 → 人材派遣は旺盛な需要を背景に4月は想定より上振れ。9月以降は派遣法改正の影響で減少の見込み。【その他】