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3 債権の主な特徴 強制徴収公債権 非強制徴収公債権 私債権の主な違い 発生原因 督 促 督促手数 延滞金 財産調査の権限 滞納処分 強制執行等 期間 強制徴収公債権非強制徴収公債権私債権 公法上の原因 ( 処分 ) に基づいて発生 納期限までに納付しない場合は期限を指定して督促が必要 ( 地方自治

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- 26 - 第2編 行政監査「債権管理について」の実施に当たって実施した調査結果の概要等 第1 地方公共団体の債権の概要 1 地方公共団体の債権 地方自治法第237条第1項において、公有財産、物品及び基金とともに地方公共団体の 財産として規定されている。また、同法第240条第1項において、債権とは、金銭の給付 を目的とする地方公共団体の権利と規定されている。 2 債権の分類 地方公共団体の債権には、次の分類に示すとおり、公法上の債権と私法上の債権とがある。 ・公法上の原因に基づ いて発生する債権 地方公共団体の

債  権

公債権

私債権

・私法上の原因(契 約、不当利得など)に 基づいて発生する債権 ・強制徴収を行うことが できず、民事執行法によ る強制執行によることが 必要な債権

強制徴収公債権

非強制徴収公債権

・租税債権及び地方税の 滞納処分の例により強制 徴収ができる債権

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- 27 - 3 債権の主な特徴 強制徴収公債権、非強制徴収公債権、私債権の主な違い 強制徴収公債権 非強制徴収公債権 私 債 権 発生原因 公法上の原因(処分)に基づいて発生 私法上の原因(契約、不 当利得など)に基づいて 発生 督 促 納期限までに納付しない場合は期限を指定して督 促が必要(地方自治法第 231 条の 3 第 1 項) 期限を指定して督促が必 要(地方自治法第 240 条 第 2 項、地方自治法施行 令第 171 条) 督促手数・ 延滞金 条例の定めるところにより徴収することができ る。 (地方自治法第231条の3第2項) 遅延損害金等は徴収でき る。(民法第 419 条) 財産調査の 権限 質問・検査及び捜索の 権限がある。 財産調査の権限がない。 滞納処分・ 強制執行等 滞納処分により強制徴 収※1できる(地方税法 等)。 訴訟、強制執行※2などの民事上の法的手段が必要(地 方自治法施行令第 171 条の2)。 時効 期間 5年(地方自治法第 236 条第 1 項。ただし、個別 の法律に定めがある場合を除く。) 国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、 介護保険料は2年 民法その他の法律による。 民法では債権の種類により 10年、5年、3年、2年、 1年 中断 事由 納入の通知、督促、差押え、債務の承認(一部納付など)など(地方自治法第 236 条第 4 項等) 時効の 援用 ※3 不要(地方自治法第 236 条第 2 項) 要(民法第 145 条) 執行停止 徴収停止 一定の要件に該当する 場合は執行停止※4でき る(地方税法等)。 一定の要件に該当する場合は徴収停止※5できる(地 方自治法第 240 条第 3 項、同施行令第 171 条の 5)。 不納欠損 時効完成 (時効の援用が不要) 時効完成 (時効の援用が必要) 執行停止(3年間継続 又は即時)による納入 義務消滅 債権の免除(地方税法 等) 債権の放棄※6 (地方自治法第 96 条第 1 項第 10 号、債権管理条例 第 5 条) 債権の免除※7 (地方自治法施行令第 171 条の 7、各条例) ※1 強制徴収…地方公共団体が、金銭債権を滞納処分の手続により強制的に取り立てること。 ※2 強制執行…非強制徴収公債権及び私債権について、督促をした後相当の期間を経過してもなお履行されないとき に、裁判所を通じて、強制的に債権の内容を実現する手続 ※3 時効の援用…私債権について、時効期間満了後、債務者が、時効の利益を受けるため時効の成立を主張すること。 これにより債権が消滅する。公債権は時効の援用を必要とせず、時効期間の満了により債権が消滅 する。

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- 28 - ※4 執行停止…強制徴収公債権について、滞納者に滞納処分できる財産がないとき、生活を著しく窮迫させるおそれ があるときなどに、滞納処分の執行を停止すること 一定の要件に該当する場合に、即時又は停止期間が3年間継続したときに納入義務が消滅する。 ※5 徴収停止…非強制徴収公債権及び私債権について、履行期限後相当の期間が経過してもなお完全に履行されない 債権で、債務者が所在不明であり、かつ、差し押さえることができる財産の価額が強制執行の費用を 超えないため、債権の徴収が著しく困難又は不適当である場合などに、以後その保全及び取立てをし ないこと。 ※6 債権の放棄…債権の消滅時効が完成したとき(債務者が時効の援用をしない特別の理由がある場合を除く。)な どに、債権を消滅させること。 ※7 債権の免除…天災その他特別な事情により債務の履行が特に困難な場合などに、債権を消滅させること。 (杉並区平成24年度行政監査結果報告書等を参考とした。)

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- 29 - 強制徴収公債権のライフサイクル 非強制徴収公債権のライフサイクル 私債権のライフサイクル

自治体債権のライフサイクル(発生から消滅まで)

発生 賦課決定 ・納付告知又は納入通知 (地方税法第 364 条ほか自治法第 231 条、自治令第 154 条) 日常管理 日常の債権管理 ・債権管理台帳(課税台帳等)への記載 ・徴収計画の策定 等 納期に おける 納付 回収 督促(地方税法第 329 条ほか個別の法律の規定又は自治 法第 231 条の3第1項) 滞納処分 (地方税法ほか個別法律に規 定、自治法第 231 条の3) ・財産調査 ・差押え ・交付要求 換価(国税徴収法第 89 条) 配当(国税徴収法第 128 条) 履行期限の繰上げ (自治令第171条の3) 発生 賦課決定 ・納付告知又は納入通知(自治法第 231 条、自治令第 154 条) 日常管理 日常の債権管理 ・債権管理台帳への記載 ・徴収計画の策定 等 納期に おける 納付 回収 督促(自治法第 231 条の3第1項) 担保の実行 強制執行手続 強制執行等(自治令第 171 条の2) 担保のあ るもの (第1号) 債権名義の あるもの (第2号) その他 (第3号) 訴訟手続による 債務名義の取得 時効の中断 (自治法第 236 条第 4 項) 保全 停止等 徴収停止 (自治令第 171条の5) 履行延期の 特約(自治令 第171条の 6) 消滅 不納欠損 ・消滅時効によるもの(自治法第 236 条第 2 項) ・債務免除によるもの(自治令第 171 条の 7) ・債権放棄によるもの(自治法第 96 条第 1 項第 10 号) 発生 契約等 ・納入通知(自治法第 231 条、自治令第 154 条) 日常管理 日常の債権管理 ・債権管理台帳への記載 ・徴収計画の策定 等 納期に おける 納付 回収 督促(自治法第 240 条第 2 項)、自治令第 171 条) 時効の中断 (自治法第 236 条第 4 項) 履行期限の繰上げ (自治令第 171 条の 3) 債権の申出・担保権の 行使(自治令第171条の4) 保全 履行期限の繰上げ (自治令第 171 条の 3) 債権の申出・担保権の 行使(自治令第171条の4) 担保の実行 強制執行手続 強制執行等(自治令第 171 条の2) 担保のあ るもの (第1号) 債権名義の あるもの (第2号) その他 (第3号) 訴訟手続による 債務名義の取得 消滅 時効の援用 (民法第 145 条) 不納欠損 ・消滅時効によるもの(民法第 145 条) ・債務免除によるもの(自治令第 171 条の 7) ・債権放棄によるもの(自治法第 96 条第 1 項第 10 号) 債務免除 (自治令第 171 条 の 7) 債権放棄 (自治法第 96 条 第 1 項第 10 号) 出典:「自治体の債権管理に関する調査研究報告書~債権の発生から消滅までのあるべき姿を考える~」(平成 22 年 3 月 財団法人東京市町村自治調査会) 時効の中断 (自治法第 236 条第 4 項) 停止 消滅 消滅時効 (自治法第 236 条第 1 項) 不納欠損 ・消滅時効によるもの (地方税法第 18 条第1項、自治法第 236 条第 2 項) ・地方税法の例によるもの (地方税法第 15 条の7第 4 項、地方税法第 15 条の7第 5 項) 滞納処分の停止 (地方税法第 15 条 の7第1項、国税徴 収法第 153 条) 停止等 徴収停止 (自治令第 171条の5) 履行延期の 特約(自治令 第171条の 6) 消滅時効 (自治法第 236 条 第 1 項) 債務免除 (自治令第 171 条 の 7) 債権放棄 (自治法第 96 条 第 1 項第 10 号)

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4 債権管理の主な過程(

「自治体の債権管理に関する調査研究報告書」)

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- 30 - 第2 調査結果等の全般的な概要 1 各債権について所管調査等を行った結果の全般的概況は次のとおりである。 ⑴ 区の保有する全債権の調定額、収入済額、不納欠損額、収入未済額及び収入率の推移 (単位:千円) 会 計 種 別 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 一 般 会 計 調 定 額 99,117,968 92,502,493 94,264,407 96,528,608 92,723,498 収 入 済 額 95,226,453 88,833,407 90,631,050 93,406,394 89,848,127 不納欠損額 199,405 175,192 188,094 229,556 313,539 収入未済額 3,696,634 3,500,142 3,452,969 2,899,058 2,581,501 収 入 率 96.1 96.0 96.2 96.8 96.9 国民健康保険 特別会計 調 定 額 25,998,368 26,360,527 28,112,183 28,742,931 29,218,690 収 入 済 額 23,127,366 23,436,658 25,269,604 25,870,570 26,443,803 不納欠損額 563,705 505,335 483,261 537,673 522,649 収入未済額 2,310,061 2,421,613 2,365,222 2,339,429 2,257,521 収 入 率 89.0 88.9 89.9 90.0 90.5 老人保健医療 特別会計 (22年度をもっ て廃止) 調 定 額 70,172 12,966 収 入 済 額 68,926 11,720 不納欠損額 0 1,245 収入未済額 1,245 0 収 入 率 98.2 90.4 後期高齢者医療 特別会計 調 定 額 4,977,180 4,848,316 5,121,619 5,493,133 5,540,164 収 入 済 額 4,913,891 4,781,937 5,065,494 5,425,381 5,479,146 不納欠損額 1,358 5,527 6,911 4,470 5,235 収入未済額 61,930 60,851 49,213 63,281 55,782 収 入 率 98.7 98.6 98.9 98.8 98.9 介護保険 特別会計 調 定 額 14,712,020 15,448,422 16,040,630 17,018,624 17,766,484 収 入 済 額 14,551,680 15,288,946 15,883,319 16,848,039 17,582,636 不納欠損額 39,877 42,571 40,241 40,136 40,216 収入未済額 120,462 116,903 117,069 130,448 143,631 収 入 率 98.9 99.0 99.0 99.0 99.0 合 計 調 定 額 144,875,708 139,172,724 143,538,839 147,783,296 145,248,836 収 入 済 額 137,888,316 132,352,668 136,849,467 141,550,384 139,353,712 不納欠損額 804,345 729,870 718,507 811,835 881,639 収入未済額 6,190,332 6,099,509 5,984,473 5,432,216 5,038,435

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- 31 - *凡例 1 係数については、原則として、表示単位未満を切り捨て、端数調整していないため、合計 等と一致しない場合がある。 2 比率は百分率で表示し、原則として、小数点以下第2位を四捨五入した。 ⑵ 収入未済額が100万円以上の債権別調定額、収入済額、収入率、不納欠損額、収入未 済額及び収入未済率の推移 (強制徴収公債権) (単位:円、%) 債権名 年度 項目 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 1 特別区民税 【強制徴収 公債権】 調 定 額 41,608,670,602 38,274,869,162 38,309,614,496 38,057,340,618 39,027,844,048 収 入 済 額 38,501,303,619 35,251,903,049 35,399,338,424 35,539,570,805 36,761,480,604 収 入 率 92.5 92.1 92.4 93.4 94.2 不納欠損額 162,149,201 129,571,081 141,312,041 199,944,185 288,121,327 収入未済額 2,949,642,415 2,899,591,926 2,776,574,351 2,324,120,868 1,997,815,960 収入未済率 7.1 7.6 7.2 6.1 5.1 2 軽自動車税 【強制徴収 公債権】 調 定 額 84,474,844 83,823,600 80,842,316 77,987,887 76,039,455 収 入 済 額 63,110,940 62,044,384 62,049,229 60,167,732 59,742,400 収 入 率 74.7 74.0 76.8 77.2 78.6 不納欠損額 2,509,504 2,506,300 2,654,600 2,316,500 2,131,910 収入未済額 18,954,700 19,325,516 16,235,087 15,608,955 14,261,445 収入未済率 22.4 23.1 20.1 20.0 18.8 3 国民健康保 険料 【強制徴収 公債権】 調 定 額 10,403,431,313 10,480,338,805 10,702,846,959 10,775,550,750 11,054,063,751 収 入 済 額 7,573,736,709 7,589,692,768 7,894,569,796 7,930,858,978 8,309,548,671 収 入 率 72.8 72.4 73.8 73.6 75.2 不納欠損額 556,821,930 500,504,790 481,130,164 533,586,225 514,417,326 収入未済額 2,275,637,424 2,393,221,469 2,333,051,567 2,315,847,584 2,235,381,361 収入未済率 21.9 22.8 21.8 21.5 20.2 4 後期高齢者 医療保険料 【強制徴収 公債権】 調 定 額 2,759,443,300 2,865,101,900 2,893,415,486 3,213,129,991 3,242,531,184 収 入 済 額 2,696,154,400 2,798,723,514 2,837,290,995 3,145,377,517 3,181,513,001 収 入 率 97.7 97.7 98.1 97.9 98.1 不納欠損額 1,358,500 5,527,300 6,911,300 4,470,690 5,235,574 収入未済額 61,930,400 60,851,086 49,213,191 63,281,784 55,782,609 収入未済率 2.2 2.1 1.7 2.0 1.7

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- 32 - 5 介護保険料 【強制徴収 公債権】 調 定 額 2,755,793,195 2,765,818,893 2,779,380,623 3,613,111,214 3,736,534,030 収 入 済 額 2,606,833,809 2,616,467,615 2,630,965,286 3,450,189,691 3,560,109,318 収 入 率 94.6 94.6 94.7 95.5 95.3 不納欠損額 39,755,921 42,571,285 40,209,293 40,136,235 39,599,850 収入未済額 109,203,465 106,779,993 108,206,044 122,785,288 136,824,862 収入未済率 4.0 3.9 3.9 3.4 3.7 6 介護報酬不 正利得加算 金・徴収金 【強制徴収 公債権】 調 定 額 12,818,686 12,352,033 11,573,818 8,863,220 8,145,041 収 入 済 額 1,438,090 2,228,161 2,678,320 1,200,000 721,821 収 入 率 11.2 18.0 23.1 13.5 8.9 不納欠損額 121,098 0 32,278 0 616,400 収入未済額 11,259,498 10,123,872 8,863,220 7,663,220 6,806,820 収入未済率 87.8 82.0 76.6 86.5 83.6 7 障害福祉サ ービス費返 還金 【強制徴収 公債権】 調 定 額 2,194,148 2,194,148 収 入 済 額 0 90,000 収 入 率 0.0 4.1 不納欠損額 0 0 収入未済額 2,194,148 2,104,148 収入未済率 100.0 95.9 8 区立・私立 保育所利用 者負担金 【強制徴収 公債権】 調 定 額 610,903,170 661,553,260 682,295,140 694,650,930 797,470,540 収 入 済 額 584,901,340 635,275,340 663,701,520 682,383,910 786,492,600 収 入 率 95.7 96.0 97.3 98.2 98.6 不納欠損額 0 9,122,680 4,603,650 2,683,860 2,667,410 収入未済額 26,001,830 17,155,240 13,989,970 9,583,160 8,310,530 収入未済率 4.3 2.6 2.1 1.4 1.0 9 道路占用料 【強制徴収 公債権】 調 定 額 740,195,749 840,132,604 836,375,085 833,397,874 957,540,187 収 入 済 額 738,474,189 838,411,044 834,816,725 831,676,314 955,818,627 収 入 率 99.8 99.8 99.8 99.8 99.8 不納欠損額 0 0 0 0 0 収入未済額 1,721,560 1,721,560 1,558,360 1,721,560 1,721,560 収入未済率 0.2 0.2 0.2 0.2 0.2

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- 33 - (非強制徴収公債権) (単位:円、%) 債権名 年度 項目 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 1 第三者行為 納付金(国 保) 【非強制徴収 公債権】 調 定 額 38,269,175 35,538,705 34,931,081 30,849,193 43,824,806 収 入 済 額 20,348,126 19,745,051 14,288,838 15,535,328 24,072,170 収 入 率 53.2 55.6 40.9 50.4 54.9 不納欠損額 154,931 104,720 171,111 712,320 5,915,682 収入未済額 17,766,118 15,688,934 20,471,132 14,601,545 13,836,954 収入未済率 46.4 44.1 58.6 47.3 31.6 2 不正・不 当利得加算 金・返納金 (国保) 【非強制徴収 公債権】 調 定 額 27,164,270 19,397,730 14,548,235 13,968,538 15,768,113 収 入 済 額 3,777,981 1,968,476 888,136 1,613,490 5,148,899 収 入 率 13.9 10.1 6.1 11.6 32.7 不納欠損額 6,728,404 4,726,307 1,960,262 3,374,884 2,316,191 収入未済額 16,657,885 12,702,947 11,699,837 8,980,164 8,303,023 収入未済率 61.3 65.5 80.4 64.3 52.7 3 養護老人ホ ーム等被措 置者負担金 【非強制徴収 公債権】 調 定 額 80,066,689 77,555,048 77,960,663 73,883,898 72,249,518 収 入 済 額 69,198,836 61,441,427 61,940,379 57,499,506 54,274,255 収 入 率 86.4 79.2 79.5 77.8 75.1 不納欠損額 0 0 1,295,100 0 0 収入未済額 10,867,853 16,113,621 14,725,184 16,384,392 17,975,263 収入未済率 13.6 20.8 18.9 22.2 24.9 4 特別養護 老人ホーム介 護サービス自 己負担金 【非強制徴収 公債権】 調 定 額 237,266,208 232,242,805 235,062,277 245,765,504 253,269,017 収 入 済 額 213,684,382 208,385,046 212,031,957 219,790,973 224,253,465 収 入 率 90.1 89.7 90.2 89.4 88.5 不納欠損額 1,074,978 1,397,767 786,996 0 0 収入未済額 22,506,848 22,459,992 22,243,324 25,974,531 29,015,552 収入未済率 9.5 9.7 9.5 10.6 11.5 5 生活保護費 弁償金 【非強制徴収 公債権】 調 定 額 207,394,704 215,906,830 240,158,967 220,899,691 217,111,164 収 入 済 額 43,733,286 44,252,821 59,841,523 41,895,934 32,127,068 収 入 率 21.1 20.5 24.9 19.0 14.8 不納欠損額 6,726,590 9,986,410 16,359,907 11,308,851 11,554,511 収入未済額 156,934,828 161,667,599 163,957,537 167,694,906 173,429,585 収入未済率 75.7 74.9 68.3 75.9 79.9

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- 34 - 6 生活保護費 返還金 【非強制徴 収公債権】 調 定 額 73,878,895 75,293,148 75,104,163 74,202,182 78,709,100 収 入 済 額 4,151,235 8,479,884 9,364,734 8,832,280 10,553,904 収 入 率 5.6 11.3 12.5 11.9 13.4 不納欠損額 11,495,737 10,714,397 13,754,899 9,162,565 7,826,647 収入未済額 58,231,923 56,098,867 51,984,530 56,207,337 60,328,549 収入未済率 78.8 74.5 69.2 75.7 76.6 7 学童保育利 用者負担金 【非強制徴 収公債権】 調 定 額 65,070,000 67,145,000 64,370,500 65,853,500 73,855,500 収 入 済 額 63,700,000 65,750,500 62,827,000 64,360,000 72,342,500 収 入 率 97.9 97.9 97.6 97.7 98.0 不納欠損額 0 0 136,000 68,000 135,000 収入未済額 1,370,000 1,394,500 1,407,500 1,425,500 1,378,000 収入未済率 2.1 2.1 2.2 2.2 1.9 8 児童扶養手 当返還金 【非強制徴 収公債権】 調 定 額 1,482,043 934,070 945,250 1,065,463 1,568,977 収 入 済 額 1,170,883 426,700 419,720 423,723 56,430 収 入 率 79.0 45.7 44.4 39.8 3.6 不納欠損額 0 0 0 0 0 収入未済額 311,160 507,370 525,530 641,740 1,512,547 収入未済率 21.0 54.3 55.6 60.2 96.4 (私債権) (単位:円、%) 債権名 年度 項目 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 1 経営安定資 金特別融資 返還金 【私債権】 調 定 額 6,612,997 2,821,724 2,866,947 2,893,862 2,705,922 収 入 済 額 5,160,818 1,545,079 1,776,844 1,818,973 1,668,486 収 入 率 78.0 54.8 62.0 62.9 61.7 不納欠損額 0 0 87,707 63,345 0 収入未済額 1,452,179 1,276,645 1,002,396 1,010,821 1,037,436 収入未済率 22.0 45.2 35.0 34.9 38.3 2 三田地区店 舗施設使用 料 【私債権】 調 定 額 36,996,900 36,996,900 35,396,460 33,944,400 33,944,400 収 入 済 額 5,726,400 5,726,400 5,368,860 3,916,800 3,858,800 収 入 率 15.5 15.5 15.2 11.5 11.4 不納欠損額 0 0 0 0 0 収入未済額 31,270,500 31,270,500 30,027,600 30,027,600 30,085,600 収入未済率 84.5 84.5 84.8 88.5 88.6

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- 35 - 3 三田地区店 舗施設共益 費 【私債権】 調 定 額 15,086,182 15,082,682 14,670,034 14,181,358 14,744,838 収 入 済 額 1,230,993 1,227,493 814,845 326,169 867,531 収 入 率 8.2 8.1 5.6 2.3 5.9 不納欠損額 0 0 0 0 0 収入未済額 13,855,189 13,855,189 13,855,189 13,855,189 13,877,307 収入未済率 91.8 91.9 94.4 97.7 94.1 4 三田地区店 舗施設専用 電気料 【私債権】 調 定 額 12,403,937 12,475,022 11,419,060 11,468,711 11,203,459 収 入 済 額 2,050,872 2,121,957 1,065,995 1,115,646 828,222 収 入 率 16.5 17.0 9.3 9.7 7.4 不納欠損額 0 0 0 0 0 収入未済額 10,353,065 10,353,065 10,353,065 10,353,065 10,375,237 収入未済率 83.5 83.0 90.7 90.3 92.6 5 応急福祉資 金貸付金返 還金 【私債権】 調 定 額 42,971,400 46,499,400 50,609,620 53,890,670 56,427,170 収 入 済 額 9,984,600 10,765,380 11,471,750 11,673,700 12,345,750 収 入 率 23.2 23.2 22.7 21.7 21.9 不納欠損額 706,500 175,000 235,000 0 0 収入未済額 32,280,300 35,559,020 38,902,870 42,216,970 44,081,420 収入未済率 75.1 76.5 76.9 78.3 78.1 6 生業資金貸 付金返還金 【私債権】 調 定 額 71,304,414 55,842,343 51,226,973 45,795,355 41,257,559 収 入 済 額 3,072,589 3,133,180 2,305,430 2,639,972 3,469,670 収 入 率 4.3 5.6 4.5 5.8 8.4 不納欠損額 12,389,482 1,482,190 3,126,188 1,897,824 0 収入未済額 55,842,343 51,226,973 45,795,355 41,257,559 37,787,889 収入未済率 78.3 91.7 89.4 90.1 91.6 7 福祉修学就 業資金貸付 金返還金 【私債権】 調 定 額 11,163,700 7,931,000 6,892,200 4,756,600 2,573,100 収 入 済 額 5,631,700 3,880,400 3,861,200 2,750,200 726,700 収 入 率 50.4 48.9 56.0 57.8 28.2 不納欠損額 2,018,000 0 0 0 0 収入未済額 3,514,000 4,050,600 3,031,000 2,006,400 1,846,400 収入未済率 31.5 51.1 44.0 42.2 71.8

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- 36 - 8 奨学資金貸 付金返還金 【私債権】 調 定 額 121,657,740 121,458,870 124,433,950 121,895,150 112,115,250 収 入 済 額 38,362,020 35,477,650 42,746,850 46,958,050 40,954,900 収 入 率 31.5 29.2 34.4 38.5 36.5 不納欠損額 0 1,081,920 1,657,000 610,000 85,000 収入未済額 83,295,720 84,899,300 80,030,100 74,327,100 71,075,350 収入未済率 68.5 69.9 64.3 61.0 63.4 9 奨学資金貸 付金過年度 返還金 【私債権】 調 定 額 827,000 847,000 937,000 1,117,000 1,117,000 収 入 済 額 0 0 0 0 0 収 入 率 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 不納欠損額 0 0 0 0 0 収入未済額 827,000 847,000 937,000 1,117,000 1,117,000 収入未済率 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 10 女性福祉資 金貸付金返 還金 【私債権】 調 定 額 25,791,592 25,287,216 26,724,233 23,494,273 21,988,215 収 入 済 額 5,860,201 5,086,876 8,269,901 7,068,629 7,525,306 収 入 率 22.7 20.1 30.9 30.1 34.2 不納欠損額 0 0 1,747,541 1,389,103 703,108 収入未済額 19,931,391 20,200,340 16,706,791 15,036,541 13,759,801 収入未済率 77.3 79.9 62.5 64.0 62.6 11 区営住宅使 用料 【私債権】 調 定 額 131,282,395 162,089,870 159,102,320 161,361,760 159,605,200 収 入 済 額 125,722,985 155,976,560 152,541,660 154,644,050 151,479,000 収 入 率 95.8 96.2 95.9 95.8 94.9 不納欠損額 0 0 0 0 0 収入未済額 5,559,410 6,113,310 6,560,660 6,717,710 8,126,200 収入未済率 4.2 3.8 4.1 4.2 5.1 12 区民住宅使 用料 【私債権】 調 定 額 360,979,095 345,601,165 339,919,825 331,931,314 319,293,819 収 入 済 額 329,111,650 312,921,655 314,718,891 306,005,545 292,809,760 収 入 率 91.2 90.5 92.6 92.2 91.7 不納欠損額 0 7,777,515 0 0 0 収入未済額 31,867,445 24,901,995 25,200,934 25,925,769 26,484,059 収入未済率 8.8 7.2 7.4 7.8 8.3

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- 37 - 13 区民住宅弁 償金 【私債権】 調 定 額 4,552,729 4,725,531 4,725,531 4,725,531 4,987,883 収 入 済 額 383,690 0 0 0 262,352 収 入 率 8.4 0.0 0.0 0.0 5.3 不納欠損額 0 0 0 0 0 収入未済額 4,169,039 4,725,531 4,725,531 4,725,531 4,725,531 収入未済率 91.6 100.0 100.0 100.0 94.7 14 区民住宅共 益費 【私債権】 調 定 額 14,630,060 12,944,220 11,958,100 12,054,840 11,973,210 収 入 済 額 13,217,500 11,617,860 11,002,430 11,050,350 10,955,950 収 入 率 90.3 89.8 92.0 91.7 91.5 不納欠損額 0 367,860 0 0 0 収入未済額 1,412,560 958,500 955,670 1,004,490 1,017,260 収入未済率 9.7 7.4 8.0 8.3 8.5 15 区民住宅返 還時負担金 【私債権】 調 定 額 3,082,012 3,188,720 2,047,395 1,952,195 1,966,055 収 入 済 額 454,387 562,295 402,055 305,655 319,515 収 入 率 14.7 17.6 19.6 15.7 16.3 不納欠損額 0 981,085 0 0 0 収入未済額 2,627,625 1,645,340 1,645,340 1,646,540 1,646,540 収入未済率 85.3 51.6 80.4 84.3 83.7

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- 38 - ⑶ 収入未済額が100万円以上の債権別収入未済額等の状況 ア 特別区民税 21年度の収入未済額は29.4億円余であったが、その後も未済額の縮減が進み、 25年度には19.9億円余と9.5億円余の減となり、32.3%減と大きく縮減 された。収入率は92.5%から過去5年間で最も高い94.2%に増加している。 25年度の23区平均収入率は93.0%であり、本区は高い方から5番目となって いる。 イ 軽自動車税 21年度の収入未済額は1,895万円余であったが、25年度には1,426万 円余と469万円余の減となり、24.8%縮減された。収入率は74.7%から過 去5年間で最も高い78.6%に増加している。 ウ 国民健康保険料 21年度の収入未済額は22.7億円余であったが、25年度には22.3億円余 と4,025万円余の減となり、1.8%縮減された。収入率は72.8%から過去 5年間で最も高い75.2%に増加している。25年度の23区平均収納率は 71. 1%であり、本区は高い方から5番目となっている。 エ 後期高齢者医療保険料 21年度の収入未済額は6,193万円余であったが、25年度には5,578万 円余と614万円余の減となり、9.9%縮減された。収入率は97.7%から過去 5年間で最も高い98.1%に増加している。 オ 介護保険料 21年度の収入未済額は1億920万円余であったが、25年度には1億3,682 万円余と2,762万円余の増となり、25.3%増加した。収入率は94.6%か ら95.3%に増加している。 カ 介護報酬不正利得加算金・徴収金 21年度の収入未済額は1,125万円余であったが、25年度には680万円余 と445万円余の減となり、39.6%縮減した。収入率は11.2%から8.9% に減少している。 キ 障害福祉サービス費返還金 債権の発生は25年3月、25年度の収入未済額は210万円余、収入率は4.1% である。 ク 区立・私立保育所利用者負担金(保育料) 21年度の収入未済額は2,600万円余であったが、25年度には831万円余 と1,769万円余の減となり、68.0%縮減した。収入率は95.7%から98. 6%に増加している。

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- 39 - ケ 道路占用料 21年度の収入未済額は172万円余、25年度も同額であり、収入率は99.7 7%から99.8%に微増となっている。 コ 第三者行為納付金(国民健康保険料) 21年度の収入未済額は1,776万円余であったが、25年度には1,383万 円余と393万円余の減となり、22.1%縮減した。収入率は、53.2%から5 4.9%に増加している。 サ 不正・不当利得加算金・返納金(国民健康保険料) 21年度の収入未済額は1,665万円余であったが、25年度には830万円余 と835万円余の減となり、50.2%縮減した。収入率は、13.9%から32. 7%に増加している。 シ 養護老人ホーム等被措置者負担金 21年度の収入未済額は1,086万円余であったが、25年度には1,797万 円余と710万円余の増となり、65.4%増加した。収入率は、86.4%から7 5.1%に減少している。 ス 特別養護老人ホーム介護サービス自己負担金 21年度の収入未済額は2,250万円余であったが、25年度には2,901万 円余と650万円余の増となり、28.9%増加した。収入率は、90.1%から8 8.5%に減少している。 セ 生活保護費弁償金 21年度の収入未済額は1億5,693万円余であったが、25年度には1億7, 342万円余と1,649万円余の増となり、10.5%増加した。収入率は、21. 1%から14.8%に減少した。 ソ 生活保護費返還金 21年度の収入未済額は5,823万円余であったが、25年度には6,032万 円余と209万円余の増となり、3.6%増加した。収入率は、5.6%から13. 4%に増加している。 タ 学童保育利用者負担金(保育料) 21年度の収入未済額は137万円であったが、25年度には137万8千円と8 千円の増となり、0.6%増加した。収入率は97.9%から98.0%に増加して いる。 チ 児童扶養手当返還金 21年度の収入未済額は31万円余であったが、25年度には151万円余と12 0万円余の増となり、386.1%増加した。収入率は、79.0%から3.6%に 減少している。

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- 40 - ツ 経営安定資金特別融資返還金 21年度の収入未済額は145万円余であったが、25年度には103万円余と4 1万余の減となり、28.6%縮減した。収入率は、78.0%から61.7%に減 少している。 テ 三田地区店舗施設使用料 21年度の収入未済額は3,127万円余であったが、25年度には3,008万 円余と118万円余の減となり、3.8%縮減した。収入率は、15.5%から11. 4%に減少している。 ト 三田地区店舗施設共益費 21年度の収入未済額は1,385万円余であったが、25年度には1,387万 円余と2万円余の増となり、0.2%増加した。収入率は、8.2%から5.9%に 減少している。 ナ 三田地区店舗施設専用電気料 21年度の収入未済額は1,035万円余であったが、25年度には1,037 万円余と2万円余の増となり、0.2%増加している。収入率は、16.5%から7. 4%に減少している。 ニ 応急福祉資金貸付金返還金 21年度の収入未済額は3,228万円余であったが、25年度には4,408万 円余と1,180万円余の増となり、36.6%と増加している。収入率は、23. 2%から21.9%に減少している。 ヌ 生業資金貸付金返還金 21年度の収入未済額は5,584万円余であったが、25年度には3,778万 円余と1,805万円余の減となり、32.3%縮減した。収入率は、4.3%から 8.4%に増加している。 ネ 福祉修学就業資金貸付金返還金 21年度の収入未済額は351万円余であったが、25年度には184万円余と1 66万円余の減となり、47.5%縮減した。収入率は、50.4%から28.2% に減少している。 ノ 奨学資金貸付金返還金 21年度の収入未済額は8,329万円余であったが、25年度には7,107 万円余と1,222万円余の減となり、14.7%縮減した。収入率は、31.5% から36.5%に増加している。 ハ 奨学資金貸付金過年度返還金 21年度の収入未済額は82万円余であったが、25年度には111万円余と29 万円の増となり、35.1%増加した。この間、収入はなかった。

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- 41 - ヒ 女性福祉資金貸付金返還金 21年度の収入未済額は1,993万円余であったが、25年度には1,375万 円余となり、617万円余の減となり、31.0%縮減した。収入率は、22.7% から34.2%に増加している。 フ 区営住宅使用料 21年度の収入未済額は555万円余であったが、25年度には812万円余とな り、256万円余の増となり、46.2%増加した。収入率は、95.8%から94. 9%に減少している。 へ 区民住宅使用料 21年度の収入未済額は3,186万円余であったが、25年度には2,648 万円余と538万円の減となり、16.9%縮減した。収入率は、91.2%から9 1.7%に微増している。 ホ 区民住宅弁償金 21年度の収入未済額は416万円余であったが、25年度には472万円余と5 5万円余の増となり、13.3%増加した。収入率は、8.4%から5.3%に減少 している。 マ 区民住宅共益費 21年度の収入未済額は141万円余であったが、25年度には101万円余と3 9万円余の減となり、28.0%縮減した。収入率は、90.3%から91.5%に 増加している。 ミ 区民住宅返還時負担金 21年度年度の収入未済額は262万円余であったが、25年度には164万円余 と98万円余の減となり、37.3%縮減した。収入率は、14.7%から16.3% に増加している。 21年度から25年度で、収入未済額が減少している債権数 17債権 21年度から25年度で、収入未済額が増加している債権数 13債権 増減なし等債権数 2債権 21年度から25年度で、収入率が増加している債権数 17債権 21年度から25年度で、収入率が減少している債権数 13債権 増減なし等債権数 2債権

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- 42 - 2 25年度各債権の収入未済額の区分状況 金額種別 強制徴収公債権 非強制徴収公債権 私債権 100万円~500万円未満 2事業 2事業 6事業 500万円~1,000万円未満 2事業 1事業 1事業 1,000万円~1,500万円未満 1事業 1事業 3事業 1,500万円~2,000万円未満 1事業 2,000万円~5,000万円未満 1 事業 4事業 5,000万円~1億円未満 1事業 1事業 1事業 1億円~5億円未満 1事業 1事業 5億円~10億円未満 10億円以上 2事業 計 9事業 8事業 15事業 3 これまでの主な取組 平成19年 5月 行財政改革推進本部専門部会「収納促進対策検討部会」設置 20年 1月 「収納促進対策検討部会検討結果報告書(債権管理関係)」作成 20年 2月 「債権回収の取組基準(目黒区)」策定 20年 3月 「債権回収マニュアルの整備及び情報処理システムの検討につい て」 (平成20年3月4日付け目企政S第507号企画経営部長名 各部局長あて通知) 20年 6月 「収納促進対策検討部会検討結果報告書(新たな収納方法関係) 20年10月 「収納促進及び適正な債権管理を図るための改善策の検討結果に ついて」(収納促進対策検討部会検討結果報告)作成 20年11月 「目黒区債権の管理に関する条例」制定(21年1月1日施行 24年 3月 「目黒区行革計画(平成24年度~平成26年度)」策定(滞納対 策事務の一元化への取り組み) 26年10月 「滞納対策事務の一元化について」(行財政改革推進本部決定) 26年12月 「目黒区債権の管理に関する条例の一部を改正する条例」制定(平 成27年4月1日施行) * 債権管理条例改正の趣旨 私債権の定義を廃止し、区の強制徴収債権及び非強制徴収債権の定義を定め、また、 区が放棄することができる区の債権の対象範囲を拡大するとともに、区の強制徴収債 権に関する債務者に関する情報の相互利用について定めるため条例を改正する。

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- 43 - * 債権管理条例改正の主な内容 第2条(定義) 2 私債権の定義を廃止し、区の強制徴収債権の定義を定める。 「区の強制徴収債権」とは、区の債権のうち、地方税法第1条第1項第4号 に規定する地方税に係るもの並びに地方自治法(以下「法」という。)第231 条の3第3項その他法令の規定により地方税及び国税の滞納処分の例により処 分することができるものをいう。 3 区の非強制徴収債権の定義を定める。 「区の非強制徴収債権」とは、区の債権のうち、区の強制徴収債権以外のも のをいう。 新第5条(債務者に関する情報の利用) 区長は、区の強制徴収債権が履行期限までに履行されない場合は、地方税法 の規定による滞納処分並びに法第231条の3第3項その他法令の規定により 地方税及び国税の滞納処分の例によりすることができる処分の判断に資するた め、区の強制徴収債権の管理に関する事務において、次に掲げる当該債務者に 関し区が保有する情報を相互に利用することができる。 (1) 債務者その他の区に対する納付の義務を負う者(以下「債務者等」という。) の住所又は居所その他の債務者等を特定するために必要な情報 (2)債務者等の電話番号その他の債務者等との連絡に必要な情報 (3)債務者等の就業状況又は事業内容に関する情報 (4)債務者等の収入、資産その他の財産に関する情報 (5)前各号に掲げるもののほか、区の強制徴収債権の賦課及び徴収に関し、区 が保有する情報 新第6条(放棄) 1 区が放棄できる債権の対象範囲に、時効の援用を要しない区の非強制徴収公 債権を加える。 区の非強制徴収債権(法第236条第2項の規定の適用を受けるものを除 く。)について消滅時効が完成したとき(債務者が時効を援用しない特別の理 由がある場合を除く。)。 2 前項に定めるもののほか、区長は、次の各号のいずれかに該当する場合は、 区の非強制徴収債権(その額が1件当たり200万円以下のものに限る。)を 放棄することができる。 (1) 債務者が著しい生活困窮状態(生活保護法の適用を受け、又はこれに準 ずる状態にあることをいう。)にあり、相当の期間資力の回復が困難で、履 行の見込みがないと認められるとき。

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- 44 - (2) 地方自治法施行令第171条の2第2号の規定による強制執行、民事 執行法第196条に規定する財産開示手続その他区長が必要と認める措 置(以下「強制執行等」という。)により無資力又はこれに近い状態にあ ると認められた債務者が、その後、相当の期間を経過した後に行われる 強制執行等により、なお無資力又はこれに近い状態で、履行の見込みが ないと認められるとき。 第3 総括的事項に関する調査結果の概要、問題点・課題 一般会計及び特別会計の平成25年度決算において、収入未済額が50億3,843万円 余と多額になっていることや区の財政基盤の強化が必要なことから、各債権所管課にあって は、収入の確保及び累積する収入未済額の縮減に対する問題・課題認識と取組姿勢が重要で ある。そこで、総括的にこれらの認識や取組姿勢について調査し検証した。 1 収入未済額の発生する要因及び近年の傾向に対する認識について 調査結果では、現年課税分の収入未済額が滞納繰越分となり、収入未済額が累積している こと(特別区民税)、高齢化や医療の高度化による医療費給付の増に伴う保険料の高額化や経 済不況・雇用の流動化により被保険者の所得が減少していること(国民健康保険料)、未納等 が発生した場合に速やかに債務者に接触し、累積債務が膨らまないような適切な対応をとる ことの必要性の認識が十分でないこと(三田地区店舗施設使用料等)など、収入未済額が発 生する要因として、社会経済的な要因や区の適切な対応の遅れなどが挙げられている。 2 収入未済額が累積し100万円を超える多額になっていることについての主な要因及びこ れまでの取組について 調査結果では、非正規雇用者の増加に伴い、特別徴収ではなく普通徴収で納付する納税者 が増加するとともに、納税意識の低下による滞納の発生が主な要因であり、この対策として、 早期にコールセンターでの電話催告による納付勧奨、滞納額を累積させない分納計画、自主 納付が望めない場合での差押え等の滞納処分など、滞納状況の段階に応じた滞納整理事務を 進めている(特別区民税)、滞納件数が多く、早期の取組が十分されていなかったが、現在、 滞納世帯に対しての早期電話催告や訪問催告を実施している(国民健康保険料)、区として有 効な回収策を適時に実施できなかった(三田地区店舗施設使用料等)、年金からの徴収は日本 年金機構が事務を行っているため、実施時期までの期間が長く、この間の請求を納付書で行 っていることから、未納につながりやすい、納付勧奨を重点的に行ってきた(介護保険料)、 生活保護費は最低生活費として前渡で支給されているため、費消してしまう、保護者数の増 加に伴う返還金の発生が増加し、収入未済額が増加している一方で、生活保護品の差押えが 禁止されていることから収入未済額が累積している(生活保護費弁償金等)、債務者の経済的 理由から債務が発生したときに、適切な対応をしなかったことが返還を難しくしてしまった (奨学資金貸付金返還金)、連絡不能となる債務者が累積し、債権放棄等の検討時期に来てい ると認識している(児童扶養手当返還金)など、収入未済額が累積し高額となっている主な

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- 45 - 要因として、近年の雇用状況や、生活状況、区の対応の遅れなどに起因するとしているもの が多く見受けられた。 3 債権管理を行う上での他課や関係機関との連携 調査結果では、国保年金課と国民健康保険料、後期高齢者医療保険料について、差押え等 の滞納処分などの連携を随時行っている。高額・困難な滞納事案の東京都への徴収引継、東 京都主税局への職員研修派遣、東京都と区市町村とで構成されている個人住民税徴収対策会 議での取組、東京都目黒都税事務所との都区税務事務連絡会での取組等を行っている。(特別 区民税)、必要に応じて、滞納対策課、後期高齢者医療保険料担当と情報交換をしている。ま た、同席して納付相談を行っている。(国民健康保険料)、滞納処分を行う際に、国民健康保 険料、特別区民税、都税事務所等の関係機関と、滞納者の滞納処分状況の確認などを行って いる。(後期高齢者医療保険料)、近隣区等に債権の状況、回収状況等を照会している。(介護 報酬不正利得加算金・徴収金)などが挙げられている。 4 今後の課題と取組についての認識 ⑴ 収入未済額の縮減に向け、今後の課題と取組についての認識 平成26年10月30日開催の行財政改革推進本部決定の「滞納対策事務の一元化につ いて」においては、「滞納対策事務の課題」として、「債権回収における課題」について、 区の収入未済額は25年度までに50億円余となり、減少しつつあるものの、徴収困難と なっている案件も多く、なお一層の債権管理の改善が求められていること、債権回収事務 には高い専門性に裏打ちされた知識が必要であることや個人情報保護の面から、関係部局 間での情報共有と法的手段の取組が必ずしも十分に行われていないことが挙げられている。 また、「債権放棄における課題」として、債権管理条例により、私債権の場合の放棄事由が、 「時効」、「破産」、「死亡による限定承認」に限られ、私債権を所管する各部門では、未だ 回収見込みが立たない多くの債権を抱えていることが挙げられている。 また、今後の取組としては、「今後の滞納対策事務の方向」として、債権管理を適切に進 めつつ債権回収に努め、徴収率の向上と収入未済額の縮減に取り組むこと、及び、特に、 非強制徴収公債権・私債権に対しては、訴訟等の法的手続を積極的に活用しながら回収を 進めるとともに、債務者の資力や生活状況等を客観的に見極めた上で、回収の見込みのな い債権を不良債権化させないため「債権放棄」も進めることとしている。 ⑵ 滞納対策事務の一元化に向け、今後の課題と取組についての認識 上記の「滞納対策事務の一元化について」においては、「滞納対策事務の一元化の実施」 として、公債権・私債権を問わず、滞納債権の処理について専門性を高めながら、より迅 速かつ適切な債権回収につなげていくため、滞納対策事務に関わる部門を一元化した組織 を平成27年度から設置するとしている。 「滞納対策事務の一元化の進め方」としては、平成27年度からの「当初の一元化」と 「将来的一元化(部分的一元化、包括的一元化)」に分け、段階的に取り組むこととして いる。

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- 46 - また、「滞納対策事務の一元化の取組による効果」として、「債権回収における効果」に ついて、特別区民税、国民健康保険料などの強制徴収公債権を重複している債務者に対し て、窓口を一本化しつつ徴収の知識や経験を活用することにより、個別の事情に応じた多 様な滞納整理が期待できること、また、訴訟等の法的手続が必要な債権は、一元化した組 織を通じて弁護士へ回収業務を委ね、効果的かつ効率的な債権回収を進めることができる こと、また、「債権放棄における効果」について、債権管理条例中、債権放棄の規定(第 5条 改正後第6条)に「生活困窮」、「強制執行後の無資力」を追加することで、回収見 込みの極めて低い債権の解消が進めやすくなること、及び、区が債権放棄に至る過程では、 生活保護の受給が見込まれる場合のほか、生活困窮者自立支援法等に基づく各種事業や多 重債務に対する消費生活センターの消費者相談等を活用して、生活再建や債務整理に向け た支援等を行うことができることとされている。 第4 共通事項に関する事項に関する調査結果の概要、問題点・課題 各債権に共通する主な事項である、債権の調定・収入管理、収入未済を発生させないため の取組、滞納整理に係る事務処理、未収金回収等の進行管理、徴収体制等について調査し、 問題点・課題について検証した。 1 債権の調定及び収入管理は適正に行われているか。 ⑴ 個人別の整理簿の作成状況 ○ 作成している(全債権) 収入管理を行う整理簿は、システムや整理簿(台帳)によりおおむね適切に管理さ れていた。ただし、一部の債権整理簿には、債権額、債権の発生日、納付期限や収入 状況等の記載欄がなかった。 ・税務システムにより管理を行っている。(特別区民税・軽自動車税) ・ホストシステムにより管理を行っている。(国民健康保険料、後期高齢者医療保険料) ・個別整理簿又は一覧表(台帳)等により管理している。(28件) ⑵ 債権管理に関する要綱・要領等の制定状況 ○ 制定している(7件) 区立・私立保育所利用者負担金、経営安定資金特別融資返還金、学童保育利用者負 担金、児童扶養手当返還金、区営住宅使用料、区民住宅使用料、区民住宅共益費 ○ 制定していない(25件) 主な未制定理由は次のとおり。 ・根拠法令に基づくもの (特別区民税、軽自動車税、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護報酬 不正利得加算金・徴収金) ・三田地区店舗施設条例第13条、22条の規定に基づき対応している。 (三田地区店舗施設使用料、同共益費、同専用電気料 )

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- 47 - ・東京都国民健康保険ハンドブックにより対応している。 (第三者行為納付金(国保)、不正・不当利得加算金・返納金(国保)) ⑶ 債権管理に関するマニュアルの作成状況 ○ 作成している(14件) 特別区民税、軽自動車税、介護報酬不正利得加算金・徴収金、特別養護老人ホーム 介護サービス自己負担金、生活保護費弁償金、生活保護費返還金、学童保育利用者負 担金、経営安定資金特別融資返還金、応急福祉資金貸付金返還金、生業資金貸付金返 還金、福祉修学就業資金貸付金返還金、奨学資金貸付金返還金、奨学資金貸付金過年 度返還金、女性福祉資金貸付金返還金 ○ 作成していない(18件) 主な未作成理由は次のとおり。 ・根拠法令・条例・要綱等により対応している。 (国民健康保険料、後期高齢者医療保険料) ・東京都国民健康保険ハンドブックにより対応している。 ( 第三者行為納付金(国保)、不正・不当利得加算金・返納金(国保)) ・三田地区店舗施設条例第13条、22条の規定に基づき対応している。 (三田地区店舗施設使用料、同共益費、同専用電気料) 2 収入未済を発生させないための取組は適切に行われているか。 ⑴ 夜間・休日の臨時窓口の設置など納付機会の設定は効果的に行われているか。 ○ 設置している(2件) ・特別区民税(平成11年4月開始) 平日に都合のつかない方への相談及び納付の窓口を年4回開設している。 コンビニ収納を開始して以降は、収納額の増加より、納付相談が増加傾向にあ る。 ・国民健康保険料(開始時期不明) 日頃来庁する機会がない人に対し納付機会及び納付相談を設け収納率の向上を 図っている。 ○ 設置していない(30件) ⑵ 納付方法は多様かつ効果的に設定されているか。 ア 口座振替による納付制度 (ア) 口座振替制度について ○ 実施している(16件) 特別区民税、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料、区立・ 私立保育所利用者負担金、養護老人ホーム等被措置者負担金、特別養護老人 ホーム介護サービス自己負担金、学童保育利用者負担金、応急福祉資金貸付 金返還金、奨学資金貸付金返還金、女性福祉資金貸付金返還金、区営住宅使

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- 48 - 用料、区民住宅使用料、同弁償金、同共益費、同返還時負担金 ○ 実施していない(16件) 軽自動車税、介護報酬不正利得加算金・徴収金、障害福祉サービス費返還 金、道路占用料、第三者行為納付金(国保)、不正・不当利得加算金・返納金 (国保)、生活保護費弁償金、生活保護費返還金、児童扶養手当返還金、経営 安定資金特別融資返還金、三田地区店舗施設使用料、三田地区店舗施設共益 費、三田地区店舗施設専用電気料、生業資金貸付金返還金、福祉修学就業資 金貸付金返還金、奨学資金貸付金過年度返還金 (イ) 口座振替登録率の状況 (単位:%) 年度 債権名 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 特別区民税 39.4 43.5 43.3 45.2 44.8 国民健康保険料 39.6 38.3 38.6 38.0 38.4 後期高齢者医療保険料 20.1 22.2 23.6 25.3 26.4 介護保険料 29.9 27.5 24.6 23.1 22.7 区立・私立保育所利用者負担金 79.9 81.6 83.7 84.1 82.2 養護老人ホーム等被措置者負担金 50.2 53.4 53.2 51.4 48.3 特別養護老人ホーム介護サービス 自己負担金 63.6 62.6 62.6 65.0 65.0 学童保育利用者負担金 応急福祉資金貸付金返還金 49.1 46.0 42.3 34.4 23.6 奨学資金貸付金返還金 21.8 27.6 32.1 35.9 女性福祉資金貸付金返還金 40.8 44.4 区営住宅使用料 92.5 区民住宅使用料 区民住宅弁償金 区民住宅共益費 区民住宅返還時負担金 ※空欄は、債務者数又は口座振替登録者件数の把握をしていないため。 (ウ) 口座振替促進の主な取組状況 ・普通徴収の納税通知書を送付する際に口座振替依頼書に同封する、納付書の 封筒裏面に記載する、窓口での勧奨、納税キャンペーンや区民まつりでのチ ラシ配布により勧奨を実施している。(特別区民税) ・口座振替加入キャンペーン事業を実施している。(国民健康保険料) ・督促状・催告書・納付書等の送付時に、口座振替の案内及び口座振替依頼書を 同封し周知を図っている。(国民健康保険料、後期高齢者医療保険料)

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- 49 - ・サービス開始(契約)の時に配付している。(養護老人ホーム等被措置者負担 金、特別養護老人ホーム介護サービス自己負担金、学童保育利用者負担金) (エ) 効果・課題 口座振替の導入は、納入者の利便性や、納期内納付が促進できる。しかし、口 座振替が不履行になると、再振替は行っていないため、納付書を発行することに なる。特に、高額納税者の場合は延滞金が発生するリスクと納付書送付に伴う経 費が発生する。(特別区民税ほか) イ コンビニエンスストア収納による収納制度 (ア) コンビニエンスストア収納制度について ○ 実施している(3件) 特別区民税、軽自動車税(平成21年4月開始) 国民健康保険料(平成16年10月開始) ○ 実施していない(29件) ※介護保険料(平成27年4月開始予定) (イ) コンビニエンスストア収納実施状況 (単位:件、千円) 年度 項目 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 特別区民税 件数 - - - - - 金額 - 2,832,693 3,004,409 3,317,061 3,750,349 軽自動車税 件数 - - - - - 金額 - 31,380 32,048 32,103 32,567 国民健康保険 料 件数 99,427 99,427 113,744 123,127 127,833 金額 1,391,387 1,391,387 1,594,109 1,818,538 1,982,632 ※特別区民税・軽自動車税は、21年度分の金額及び件数の把握をしていない。 (ウ) 効果・課題 ・主だった全国のコンビニエンスストアで24時間、365日納付が可能であ る利便性により、納期内納付が増加した。一方、30万円以上の納付ができな いこと、納付から歳入計上までに金融機関や区の窓口納付より時間がかかり、 還付処理等に相当期間を要することなどの課題がある。(特別区民税) ・収納件数は、増加傾向にあるが、他の収納方法と比べ手数料が高価である。 (国民健康保険料) ウ モバイルレジ収納による収納制度 (ア) モバイル収納制度について ○ 実施している(1件) 国民健康保険料(平成24年11月開始)

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- 50 - ○ 実施していない(31件) ※介護保険料(平成27年4月開始予定) 主な未実施理由は次のとおり。 ・現在、口座振替、コンビニエンスストア収納、マルチペイメント等の収 納方法を導入しており、納付方法の拡大よりは、現行の収納方法での周知 に努めている。モバイルレジ収納の検討は、現在行っていない。(特別区 民税) ・多くの債権が、費用対効果の面から検討を行っていなかった。 (イ) モバイルレジ収納実施状況 (単位:件、千円) 年度 件数 21 年度 22 年度 23 年度 24 年度 25 年度 件 数 - - - 168 526 金 額 - - - 4,680 16,063 (ウ) 効果・課題 モバイルレジ収納による国民健康保険料の収納率は、24年度で国民健康保険料 収納額の0.06%、25年度は0.19%と徐々に増加傾向にある。 27年4月からは、介護保険料にも導入される予定である。 ⑶ 納付勧奨のPRについて ○ 実施している(8件) 主な実施内容は次のとおり。 ・パンフレットの配布(特別区民税) ・広報めぐろ掲載 (特別区民税、軽自動車税、後期高齢者医療保険料、介護保険料) ・ホームページ掲載 (特別区民税、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護保険料) ・土日の納税窓口(特別区民税) ・窓口でチラシを配布(軽自動車税) ・納入通知書、納付書、請求書類や入園・入居者等の案内にチラシを同封 (国民健康保険料、区立・私立保育所利用者負担金、不正・不当利得加算金・ 返納金(国保)、区営住宅使用料) ○ 実施していない(24件) 主な未実施理由は次のとおり。 ・対象者が少ないため。 (第三者行為納付金(国保)、児童扶養手当返還金) ・債権の対象が限定されるため。 (介護報酬不正利得加算金・徴収金)

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- 51 - ・個別対応のため。 (養護老人ホーム等被措置者負担金、生活保護費弁償金、生活保護費返還金、 応 急福祉資金貸付金返還金、生業資金貸付金返還金、福祉修学就業資金貸付金返 還金、奨学資金貸付金返還金、同過年度返還金) ・学童保育クラブ利用開始時の手続書類に同封しているため。 (学童保育利用者負担金) 3 滞納整理事務は適正かつ効率的・効果的に行われているか。 ⑴ 効率的・効果的な徴収体制(民間活力活用を含む。)が整備されているか。 ア 徴収専門の非常勤職員の配置について ○ 配置している(2件) 特別区民税:滞納整理調査補助員 11年4月設置、非常勤職員 6人、人件費等1,306万円余 財産調査等の照会、電話催告等 国民健康保険料:国民健康保険料収納推進員 13年10月設置、非常勤職員 5人、人件費1,090万円余 保険料の訪問徴収、口座振替の勧奨等 ○ 配置していない(30件) イ コールセンターの設置について (ア) 設置状況について ○ 設置している(2件) ・特別区民税:特別区民税電話催告等運営管理員 23年8月設置、非常勤職員 2~4人 人件費等 849万6千円余 電話催告・相談、25年度実績6,826件 ・国民健康保険料:国民健康保険料収納推進員 24年6月設置、非常勤職員(国民健康保険料収納推進員) 人件費 165万6千円余 電話催告・相談、25年度実績7,669件 ※国民健康保険料のコールセンターは、徴収専門の国民健康保険料収納推進員がコ ールセンター業務を実施している。 ○ 設置していない(30件) (イ) 効果・課題 ・現年度課税分の未収分について電話催告することにより、早期の納付と翌年度 の滞納整理の防止に効果が出ている。(特別区民税) ・現年度分の電話催告を実施した結果、収入率が向上した。現年度分のみを滞納 している世帯に電話催告することは、納付確立が高いため、今後は電話催告の日 数(時間)を増やしていきたい。(国民健康保険料)

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- 52 - ⑵ 研修等による能力向上、人材育成は適切に図られているか。 ア 研修等の実績、効果について ○ 実施している(4件) ・特別区民税:新人研修、金融業務知識、多重債務者対応、決算書の読み方等に 関する研修(年4回実施) ・軽自動車税:新人研修、軽自動車税の基本知識 ・国民健康保険料:督促・催告・滞納処分等の研修、東京都国民健康保険団体連 合会の研修、東京都等の研修 ・女性福祉資金貸付金返還金:弁護士による係内研修、東京都・特別区等の研修 ○ 実施していない(28件) ・債権担当職員の人数が少なく実施していない。多くの場合は、マニュアル等の 引継ぎにより行っていた。その中には他団体の研修に参加している債権が10件 あった。 ・他団体研修の内訳 ※研修を実施している債権も含む。 東京都主催の研修3件、特別区主催の研修8件、他団体の専門研修5件 イ 研修の効果について ・新人研修は、職員の基本的知識を習得するものである。 ・他団体の研修は、他区の取組等の実施状況など情報収集の場として活用している。 ・担当職員が少人数の場合、係内研修が困難なため、他団体の研修を活用し、知識 を習得している。 ⑶ 滞納整理に係る事務処理要綱等が制定されているか。 ア 要綱・要領等の制定状況 ○ 制定している(9件) 区立・私立保育所利用者負担金、特別養護老人ホーム介護サービス自己負担金、 学童保育利用者負担金、児童扶養手当返還金、奨学資金貸付金返還金、同過年度 返還金、区営住宅使用料、区民住宅使用料、同共益費 ○ 制定していない(23件) 主な未制定理由は次のとおり。 ・根拠法令がある。 (特別区民税、軽自動車税、国民健康保険料、後期高齢者医療保険料、介護報 酬不正利得加算金・徴収金) ・東京都国民健康保険ハンドブックに基づき対応している。 (第三者行為納付金(国保)、不正・不当利得加算金・返納金(国保)) ・債務者の個別の事情に応じて対応している。 (養護老人ホーム被措置者等負担金) ・当該債権の滞納処理マニュアルと区の条例・規則等に基づき対応している。

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- 53 - (応急福祉資金貸付金返還金、生業資金貸付金返還金、福祉修学資金貸付金 返還金、生活保護費弁償金、生活保護費返還金) ・滞納債権が1件しかないため個別に対応している。(道路占用料) ⑷ 滞納整理のためのマニュアルが作成されているか。 マニュアルの作成状況 ○ 作成している(18件) 特別区民税、軽自動車税、介護報酬不正利得加算金・徴収金、特別養護老人ホーム 介護サービス自己負担金、生活保護費弁償金、生活保護費返還金、学童保育利用者負 担金、応急福祉資金貸付金返還金、生業資金貸付金返還金、福祉修学就業資金貸付金 返還金、奨学資金貸付金返還金、同過年度返還金、女性福祉資金貸付金返還金、区営 住宅使用料、区民住宅使用料、同弁償金、同共益費、同返還時負担金 ○ 作成していない(14件) 主な未作成理由は次のとおり。 ・法令の定めに基づき対応している。(後期高齢者医療保険料) ・東京都国民健康保険ハンドブックに基づき対応している。 (第三者行為納付金(国保)、不正・不当利得加算金・返納金(国保)) ・債務者の個別の事情に応じて対応している。 (養護老人ホーム被措置者等負担金、区立・私立保育所利用者負担金) ・滞納債権が1件しかないため事務引継ぎにより対応している。 (道路占用料) ・債権管理に関するマニュアルを準用している。 (経営安定資金特別融資返還金) ・過誤払金収納管理要領で対応している。(児童扶養手当返還金) ⑸ 未収金回収の進行管理が適切に行われているか。 ア 回収計画及び目標数値を作成・設定しているか。(25年度の状況) ○ 作成している(5件) ・特別区民税(特別区民税徴収計画による。) 現年課税分目標値97.5%、実績98.2%、 滞納繰越分目標値28.0%、実績31.5% ・国民健康保険料 現年度分目標値86.6%、実績86.8%、 滞納繰越分目標値29.1%、実績29.1% ・後期高齢者医療保険料 目標値 収納率98.7%、実績98.9% ・奨学資金貸付金返還金 目標 前年度の収入未済額(7,432万7千円)より削減する。

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- 54 - 実績 7,107万5千円余(325万2千円余減額) ・奨学資金貸付金過年度返還金 目標値50万円を削減する。(収入未済額を前年度(111万7千円)より削 減する。) 実績 減額0円 ○ 作成していない(27件) イ 回収計画及び目標数値の作成・設定に当たっての考え方について ・特別区民税 過去5年間の収入率の平均値を参考に目標値を設定し徴収計画を作成している。 ・国民健康保険料 東京都国民健康保険財政安定化支援方針に基づき設定している。 ・後期高齢者医療保険料 東京都後期高齢者医療広域連合保険料収納対策実施計画に基づき設定している。 ・奨学資金貸付金返還金、奨学資金貸付金過年度返還金 毎年収入未済額が増加しているため、収入未済額を削減させること。 ウ 目標達成のための取組の進行管理について ・特別区民税 定期的に滞納リストにより優先順位をつけて取り組んでいる。 課長、係長、担当者で定期的なヒアリングを実施している。 ・国民健康保険料 現年度分は、年間目標値を達成するために、毎月収納率を設定し取り組んでい る。 滞納分については、毎月5万円以上の滞納世帯一覧を各担当者に配付し、滞納額 が大きいものから取り組んでいる。最終催告後には、結果報告書により報告してい る。 ・後期高齢者医療保険料 ホストシステムにより滞納者を抽出し、納付状況の管理を行っている。 ・奨学資金貸付金返還金、奨学資金貸付金過年度返還金 毎月、月初と月末時点の収入未済額の状況を比較・確認し、翌月の業務の見直 しを図っている。 エ 目標達成のための取組における問題点・課題について <強制徴収公債権> ・納税交渉、滞納整理事務のノウハウ(決算書、不動産登記簿の読み方など)を 後任職員に継承していくこと。(特別区民税、軽自動車税、後期高齢者医療保険 料) ・不断の事務改善など業務内容の見直し。(特別区民税、軽自動車税) ・現行システムでは時効以外の不納欠損処理ができず、時効による不納欠損処理

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