意見の集約結果
検討項目: 参加機会の充実(第 7 条) 1.平成 23 年度の市民検討委員会の提言に対する市の取り組みはどうだったか 【更なる取り組みが必要】 ○施策の周知や情報提供の努力をしていることは評価できるが、一方通行にな りやすく、市民に参加の動機を与え、参加の意欲を持たせるまでには至って いないのではないか。 ○広報紙やホームページ、回覧用のチラシなどの情報の媒体には工夫が見られ、 市民に届くのは良いが、チラシの配布時期が集中し、町内会などにまとまっ て配られているなど、見る側への配慮も必要。 ○参加機会は十分に確保されているように思うが、その機会があること自体が どれほど認知されているかが課題。 ○そもそも市民は、ここで言われているまちづくりへの参加を希望しているの か。まちづくりというものの概念を事前に作りすぎていないかなど、検討の 余地があるように思う。 ○市民に参加機会を十分に提供するために、目的別に複数の方法が考えられて おり、よく取り組みがなされてきたことが感じられる。しかし、現実として は、パブコメの例からも、広く多くの市民の参加を促すことは難しい場合が 多いとも推察される。市民の関心が高い内容について、参加しやすい方法を 使うことによって、参加する市民の裾野を広げ、「まちづくりに参画する」喜 びを感じそれを伝えていってもらえると良いのではないか。 ○市民が市長や市職員と対話や交流を行う場合、町内会単位が基本となること が多いが、町内会未加入世帯に対してもそうした機会や組織などを提供・構 築する必要はないか。 【取り組みを評価】 ○条文の内容については評価できる。 ○参加機会の充実に関して、市は積極的であり、今後もこの姿勢を継続される よう期待する。 【その他】 ○市民の定義の中にある「法人」や「その他の団体」への参加の呼びかけ方法、 その実績や事例は現在までにどのようなものがあるか。 資料15(参考) ※ 案件に応じて、事業者や団体向けの説明会や意見交換会などを実施している。 ◆「参考資料 11-(3) 市民意見聴取の基本的事項」10 ページ(抜粋)より 意見聴取する対象となる「市民」は、必ずしも不特定多数の個人だけを意味するので はありません。事案の内容や性質によって、関係する団体や企業、町内会のほか、年齢 層や職業、活動分野など、対象とする範囲をあらかじめ確認・設定することで、効果的 に意見聴取できると期待できます。ただし、例えば、特定の意見を持つ市民だけを対象 とするのではなく、様々な意見や立場の市民から、広く意見を聴く姿勢が大切です。 2.「条文」や「条文の説明」に影響する社会経済状況の変化はあったか 【社会経済情勢の変化に関する意見】 ○選挙法の改正も踏まえ、市政に対する青少年の意識を喚起し、意見を吸い上 げていくための方策が、早急に求められているのではないか。 ○町内会に対する意識はますます希薄になると思う。この問題に対する市の対 応方策を整理することが大切。 ○スマホなどのIT機器を活用したネットワーク化が進んでいるが、情報化に 対応できる層とそうではない層の格差が以前よりも開いているように思う。 世代や健康上の問題、世帯収入の格差などもあって情報収集や市民活動への 参加機会の公平性を保つのが難しい。 【条文に影響するほどの状況変化はない】 ○条文の内容に問題はない。 ○条文については特に問題はない。 3.市民のまちづくりへの参加は今後どうあるべきか ○まちづくりへの関わり方に対し、世代間で出来る限り格差が生じないように する必要がある。高校生向けに授業を開催するなど、若いうちからまちづく りへの参加機会があることを知ってもらうことが必要ではないか。 ○「どうあるべきか」を決めるのではなく、「どうしたいのか」を市民自身が考 えるようにもっていくべき。 ○市民がどのようにまちづくりに参加すべきかではなく、市民がどのように参 加できるのかについて環境を整えなくてはならない。
○各種イベント参加者の意見集約を図る。 ○まちづくりへの市民の参加の理想的な形は、市民自らの意思での前向きな参 加であり、それを実現させるのは、本来あるべき、「市民の一員であることの 自覚」と「まちへの愛着」ではないかと思う。そうした、いわば「成熟した 市民意識」を持つ人口をいかに増やしていくかが鍵であり、そのために何が できるのか探ることは価値があると思える。 ○市民のまちづくりへの参加形態には、行事やイベント等への参加のほか、政 策や事業に対する提案や賛否を表明することの二通りがある。平原まつりや 氷まつり、フードバレーマラソンなどへの若い人たちの参加は多いが、提案 型の参加は少なく、その原因として情報提供や伝達方法の難しさがあると思 う。職場や若者の集まる場所に情報を提供し、スマートフォンやパソコンか らアクセスしてもらうための興味を引く方法を考える必要がある。 ○健康不安や障がい、年齢などのハンディキャップのある人も含めて市民全体 が参加できることが基本。病気だから、高齢だからと参加できないことをあ きらめないことが必要。 4.その他 ○まちづくりには難しく分かりづらい面がある。親しみやすい雰囲気づくりが 望まれる。 ○審議会などに女性や青年層のメンバーを増やすことが大切であり、継続して 努力すべき。地域においても若い人たちの町内会への加入が少なく、女性の 町内会長や市町連の役員も少ない。 ○数々のワークショップを開催しているが、どのような成果、広がりを見せ、 今後の活動へのステップとして市民にその内容が周知され、活かされている のか。 ○帯広にある森が細切れになってしまっている。全体を見渡した環境保全が望 まれる。 ○地域サロンの取り組みなどの努力は評価できる。それらの世話人の意見を集 約、活用することは出来ないか。 ○消費税率の引き上げやTPPの大筋合意に対する市民の関心は高いが、近年 の十勝農業の大豊作もあって危機感がやや薄い。努力しているのは分かるが、 積極的な働きかけが必要。
意見の集約結果
検討項目: パブリックコメント(第 10 条) 1.平成 23 年度の市民検討委員会の提言に対する市の取り組みはどうだったか 【更なる取り組みが必要】 ○市のホームページでパブリックコメントのページに行き着くまでのプロセス をより簡易にする工夫が必要。 ○過去のパブリックコメントの実施結果を見ると、保育に関して市民の大きな 関心があることが分かるが、一方で、関心の薄い項目では意見の数がごく少 数なので、何らかの工夫が必要ではないか。 ○まちづくりに自分の意見が反映される制度があるということをもっと周知す べき。 ○意見を求める側の手続き上のツールになっており、広く意見を求めるための アクションが消極的のように感じる。パブリックコメント制度が形骸化して いないか。 ○条文に変更の必要はないが、制度周知に工夫が必要。 ○意見提出後の処理は適切に行われているように思われるが、それがどのよう に反映されていくのかを、より早い時期にスピード感をもって公表すること が必要と思う。 ○様々な取り組みがなされてきていると思われるが、残念ながらパブコメへの 関心や参加はごく一部の市民に限られているのかもしれない。多くの市民の 市政への関心が高くない現実は、市政を信頼し生活に一定の満足を感じてい る証かもしれないが、よりよいまちづくりのためには市民の協力が必須であ ることを繰り返し伝えていくことは大事だと思われる。 【取り組みを評価】 ○制度や条例の文言は特に変更の必要はないと思われる。 ○条文の内容に問題はない。 ○現状で考え付くことは多角的に網羅して発信していると思う。 【その他】 ○パブリックコメントの件数が適当であるかの判断基準が難しい。 資料162.「条文」や「条文の説明」に影響する社会経済状況の変化はあったか 【社会経済情勢の変化に関する意見】 ○インターネット、特にSNSの普及。有効に活用すると同時に、セキュリテ ィや情報の信憑性については慎重に判断する必要がある。 ○制度の重要性はより高まっている。 ○若い世代を中心に、生活の多くの活動がますますペーパーレスになってきて いることから、紙媒体を介した周知や意見聴取の効率はより低下している可 能性はあると思われる。 【条文に影響するほどの状況変化はない】 ○条文及び説明に問題はないと思う。 3.パブリックコメント制度は今後どうあるべきか ○パブリックコメントの募集結果や意見の反映は一括で公表されているのか。 反映状況に対する意見もあると思うので、タイムリーに公表する方が行政と 市民とのやり取りが活発になると思う。 ○広報紙などにパブリックコメントへの提出様式を掲載するなど、意見提出の 機会を増やす取り組みを根気よく続けることが必要。 ○市民に分かりやすい文章を心がけ、イラストや写真を効果的に使う。 ○町内会の回覧により、出来るだけ多くの市民の目に触れるようにする。 ○FM放送やケーブルテレビなどを効果的に活用する。 ○まずは、意見を募集する案件の内容に注目してもらうことが重要。文字の羅 列ではないわかりやすい表現の工夫が必要と思う。 ○制度としては問題ないと思うが、手法として市民に喚起する方法を考えてい くべきでは。 ○パブコメの実施状況では、11 月〜2 月頃に最も多く実施されているように見 受けられる。市政上の事情によるものなのかもしれないが、年末年始をはさ む寒冷期と言う時期的条件が、パブコメへの市民参加に影響していないか検 証されるとよいのではないか。 ○スマホが普及したので、ホームページやSNS上での発信や書き込みを、わ かりやすく手軽に投書できるよう工夫を加えて、活用を増やせればといいと 思う。
4.その他 ○市民にとってパブリックコメントは馴染みの深い行動ではないかもしれない が、興味のあることから参加してもらってはどうか。政策の中身によっては、 業界団体や地域団体、福祉団体、文化団体などにも個別に意見を求めてはど うか。 ○言葉の一人歩きではなく、実感が伴う市民参加が大切。 ○意見をもらいたい案件の内容を簡潔かつ具体的に、資料等を添えてメリハリ をつけて発信することが大切。 ○時間的、人員的に市職員が出かけていくことは難しいことが多いと思われる が、職員が実態について身近に感じることが大切と思う。 ○パブリックコメントに「市民意見提出制度」と付しているので、多少は良い が、高齢者には馴染みづらい。 ○パブリックコメントという言葉はやはり馴染みにくい。 ○全国的な待機児童の問題などで市民の関心が高い保育の問題については、働 く親のためにも、市として善処してほしい。 ○災害時の対応・指導はもっと力を入れるべき。 ○住み良い環境づくり、美しい景観づくりに向けた市民協働を進められれば良 い。 ○ホームページで広報紙の公開もなされているが、まずはアクセスして「読み たい」と思ってもらうことが必要であり、創意工夫を必要なのではないか。
(参考)
◆市のホームページにおけるパブリックコメントの募集事例
※パブリックコメントに関するページに行き着きやすいよう、ホームページの トップページにバナーを表示している。
意見の集約結果
検討項目: 住民投票(第 11 条) 1.平成 23 年度の市民検討委員会の提言に対する市の取り組みはどうだったか ○近年では住民投票が実施された事例がないので、この制度のあり方について は、平成 23 年度の市民検討委員会の意見を尊重したい。 ○住民投票制度が本条例に盛り込まれていることは、より良いまちづくりをめ ざす上で市民の意思を尊重することを示す重要事項であり、市の姿勢を理解 してもらうためにも市民によく知ってもらうべきだと思う。 ○制度のあり方についての市民の意見聴取は、必ずしも十分に行われてはいな い可能性があり、その方法も含めて検討されるべきではないか。 2.「条文」や「条文の説明」に影響する社会経済状況の変化はあったか 【社会経済情勢の変化に関する意見】 ○選挙権の対象が 18 歳に拡大されたことに伴い、より分かりやすい、これまで のまちづくりの経過を踏まえた具体的な説明が日常的に必要になると考え る。 ○発展途上国における急激な経済成長を背景に、来日外国人数は増加してきて おり、帯広市においても外国人旅行者らの増加が社会経済環境に影響を与え ている可能性は考えられる。今後の推移も見定めつつ、何らかの対策を検討 していくことは必要だと思われる。 【条文に影響するほどの状況変化はない】 ○条文で「選挙権を有する住民」と表記されているので、変更の必要はないと 思われるが、選挙権の年齢が引き下げられたことは、取り組みを進める上で 大きな変化だと思う。 ○条文の内容に問題はない。 【その他】 ○これまで、大きな事業や事件は無かったので、特に問題になって来ることは 少なかったが、消防の広域化など広域行政に発展する事もあり、市町村の合 資料173.住民投票制度はどうあるべきか 【「個別型」とすべき】 ○様々な案件が想定されるので「個別型」のままで良いと考える。 ○従来どおり「個別型」で良い。 ○制度のあり方は現状のままで良い。 ○住民投票制度が活発に活用されるようなまちづくりを目指したい。 ○人口減少や生活の多様化など、生活環境の変化の速度は速まる傾向にあると 考えられるため、市民生活に関わる問題はより幅広いものになっていく可能 性もある。住民投票制度が市民に有効に活用されるためには、その妥当性に ついて議会で判断する「個別型」を継続するのが良いと考える。 ○市の側でも市民の側でも必要な手段であり、今後も活用されるだろうが、手 段としては、個別型の住民投票が良いと思う。市長や市議会議員の選挙が無 投票になった場合はなおさらだろう。 【その他】 ○住民投票の実施にあたっては、住民や関係諸団体に対する事前の十分な情報 提供や、住民、行政、議会において十分に議論が尽くされた上で行われるこ とが重要である点を強調すべき。議会が住民投票を請求する場合においても 同様。 ○選挙権の対象年齢が 18 歳に引き下げになることで住民投票の実施請求者の 対象年齢についても 18 歳からとなるが、どのような影響が生じるのか。 ○市の政策推進に当たり、重要事項の事業などに市民の意思確認で住民投票を 行う事があるのは当然で、市民の側からも市側に要請することや、賛否を問 う事もあって、住民投票は当然と思う。 ○これから冬季札幌オリンピックが開催されるとなれば、帯広会場の共用や費 用負担を巡り住民のコンセンサスも必要になり、住民投票があるかも知れな い。 ○これから札幌冬季オリンピックに関し、帯広市に協力、財政負担を求められ て来た場合や経済効果を巡り、費用対効果などで住民の意思確認も必要にな るかも知れない、また総合体育館の建設や中心街の再開発など要求もあり得 る。
4.その他 ○パブリックコメント制度における「市民」と、住民投票における「住民」と の違いが明確に説明されていない。 ○近年、帯広と同規模の自治体において、個別型の住民投票が実施された事例 があれば参考として示していただきたい。 ○地方自治法による住民投票制度の創設の可能性について検討するのであれ ば、専門家らからの正しく十分な知識の提供が必要なのではないかと思う。 (参考) ◆住民投票における「住民」の考え方について ・住民投票を市長に請求することの出来る「住民」 ⇒地方自治法において、「市議会議員及び市長の選挙権を有する者」と 規定されている ・住民投票の際に投票資格を有する「住民」 ⇒投票資格について、主に下記の要件を規定することになる ①年齢要件 例)選挙権を持つ年齢(18 歳)、義務教育を修了してい る年齢(16 歳)等 ②国籍要件 例)日本国籍を有する者、永住資格者、在留資格者 等 ③住所要件 例)市内に住所を有する者、通勤・通学する者 等 ※全国的には、「選挙人名簿に登録される資格を有する者(日本国籍を有 する 18 歳以上の市内居住者)」を投票資格者としている事例が多い。 ◆個別型住民投票の実施事例 埼玉県所沢市(人口約 34 万人)で平成 27 年 2 月 15 日、市立小中学校への エアコン設置の是非を問う住民投票が実施されたもの。賛成5万 6921 票、反 対3万 47 票で、賛成が上回った。 なお、投票率は 31.54%にとどまったものの、市は住民投票の結果を尊重し、 一部の学校にエアコンを設置することを表明している。 ※「まちづくり基本条例第 11 条(住民投票)の【説明】」より抜粋 「対象事案ごとに、その都度、住民投票条例を制定し、その条例で対象事案、 投票期日、投票資格者、投票の成立要件などを定めることになります。」