コセンティクスは、尋常性乾癬、関節症性乾癬、膿疱性
乾癬の症状を改善するためのお薬です。
皮膚や関節の炎症に深くかかわっている「IL(インター
ロイキン)-17A」のはたらきをおさえる生物学的製剤
として国内で初めて承認されたお薬です。
コセンティクスの投与は、尋常性乾癬、関節症性乾癬、または膿疱性乾癬の患者
さんのうち、❶、❷、❸のいずれかに当てはまる方が対象になります。
■
IL-17Aとコセンティクスのはたらき
コセンティクスとは?
コセンティクスは乾癬の症状を引き起こす原因の一つ
「IL-17A」
の
はたらきをおさえるお薬
です。
投与できる方、できない方
コセンティクスは、
投与できる方
とできない方がいらっしゃいます。
一方、以下のような方は、コセンティクスの投与を受けることができない、または
投与において注意が必要になります。いずれかに当てはまる方は、必ず医師にお伝
えください。
■
投与できる方
■
投与できない方
■
投与において注意が必要な方
せん
かん
せん
かん
じんじょうせい かんせつしょう かんせん のうほうせい
せん
かん
せい
皮膚症状
関節症状
コセンティクス
皮膚症状
の改善
関節症状
の改善
IL-17A
皮膚
乾癬のあるときは… コセンティクスを
投与すると…
◉重い感染症をわずらっている方
◉活動期の結核をわずらっている方
◉コセンティクスに含まれる成分で、
過去にアレルギー反応を起こしたことがある方
今までの治療法(紫外線療法を含む)
で十分な効果がみられない
❶
皮膚の症状が全身の10%
(およそ手のひら10個分)以上にある
❷
難治性の皮膚の症状または
関節の症状がある
❸
◉感染症をわずらっている方、または感染症が疑われる方
◉結核にかかったことのある方
◉活動期のクローン病をわずらっている方
◉ご高齢の方
◉妊婦または妊娠している可能性がある方、授乳中の方
IL-17Aのはたらきがおさえられ、
症状が改善します。
IL-17Aが症状の発現・悪化に
関係しています。
コセンティクスは、太もも、おなか、二の腕などの
皮膚のうち、乾癬の症状や傷などがないところの
皮下に投与する注射薬です。
投与方法とスケジュール
投与方法と
投与
スケジュールを守る
ことが大切です。
■
コセンティクスの投与スケジュール
コセンティクスの投与スケジュールは、初回、1週後、2週後、3週後、4週後に投与
し、以降4週間の間隔で投与を続けていきます。
8週 12週
4週
3週
2週
1週
投与
開始
6回目 7回目
5回目
4回目
3回目
2回目
1回目
4週間 4週間
5回目以降は、4週間に1回の投与になります。
二の腕
おなか
太もも
コセンティクス投与中は感染症にかかりやすくなる可能性があることから、体調
管理に気を配り、日常生活で以下のようなことにご注意ください。
気をつけるポイント①
(投与後)
■
感染症予防のための体調管理
また、コセンティクス投与中は、BCG、
麻疹、風疹などの生ワクチンの接種で
感染症が起こる恐れがあるため、これ
らの接種ができません。
その他のワクチンの接種を希望される
場合も、主治医にご相談ください。
日頃から手洗いやうがいを
習慣づけましょう。
かぜやインフルエンザが
流行っているときは、マスクなどで
予防を心がけましょう。
通常は2本注射いたします。
1回300mgを投与する場合、
コセンティクス皮下注150mgシリンジを
2本使用します。
なお、1回150mgを投与する場合は、
コセンティクス皮下注150mgシリンジを
1本使用します。
※
気をつけるポイント②
(主な副作用)
コセンティクスの投与による
主な副作用
を知っておきましょう。
◉
これらの症状に気づいたら、必ず医師または薬剤師にご連絡ください。
◉
その他でも、気になる症状があれば、医師にご相談ください。
結核、肺炎など 投与30分以内にみられる
呼吸困難、血圧低下など
■
予想される主な副作用
のどのいたみ、
さむけ、熱、せきなど
じんましん、かゆみなど
かぜ症状
アレルギー症状
体がだるい
全身症状
重い感染症
アナフィラキシー
副作用は必ず起こるというものではありませんが、気づかずに放置していると重く
なり健康に影響をおよぼすことがあるので、早めに気づいて対処することが大切
です。
気をつけるポイント③
(対処方法)
■
感染症が疑われる症状
副作用は
早めに「気づいて」対処
することが大切です。
その他でも、気になる症状があれば、医師にご相談ください。
■
アナフィラキシーが疑われる症状
◉「皮膚のかゆみ」、「じんましん」、「声のかすれ」、「くしゃみ」、「のどのかゆ
み」、「息苦しさ」、「どうき」、「意識の混濁」などの症状がみられる場合には、
緊急に医師または薬剤師に連絡して、すみやかに受診してください。
※「息苦しい」場合は、救急車などを利用して直ちに受診してください。
◉熱・せき・息苦しさなどの
症 状 に 気 づ い た ら 、必ず
医師または薬剤師にご連絡
ください。
厚生労働省:重篤副作用疾患別対応マニュアル(平成22年6月一部改訂)
■
起こる可能性は低いものの特に注意が必要な副作用
日常生活で気をつけたいこと
乾癬の症状を
悪化させないために
気をつけること。
乾癬の症状の悪化には、日常生活の習慣が深くかかわって
いることがわかっています。治療とともに、悪化させる原因を
できるだけさける生活を心がけることが大切です。
乾癬の治療は続けることが大切なので、医療機関を受診する日
を忘れないようにしましょう。その他、気になることがあれば、
主治医または看護師、薬剤師にご相談ください。
皮膚をこすったり掻いたり、
無理にかさぶたをはがしたりしないように注意しましょう。
皮膚への刺激をさける
脂っこいものや糖質の取りすぎに注意し、野菜を多くとる
バランスのよい食事と適度な運動を心がけ、肥満などの
メタボリック症候群にならないよう注意しましょう。
バランスのよい食事・運動
かぜなどの感染症にかからないように
手洗いやうがいを心がけ、
日ごろから体調管理に気を配りましょう。
感染症に注意する
自分なりのストレス発散法を見つけて
できるだけ心をリラックスさせ、
睡眠も十分にとるようにしましょう。
ストレスをうまく発散させる
医療費について
コセンティクスの治療でかかった負担額が少なくなったり、
医療費控除が受けられる場合があります。
◉医療費控除に関する事項を記載した
確定申告書を税務署に提出します。
◉確定申告書を提出する際に、
医療費の支出を証明する書類(領収書など)が
必要になります。
◉給与所得がある方は、
源泉徴収票(原本)も添付してください。
生計を一にする家族の医療費が、1月から12月の1年間で10万円※
を超える場合に
は、確定申告を行うと、所得税の控除を受けることができます。
【医療費控除額の計算方法】
※その年の総所得金額等が200万円未満の方は総所得金額等の5%の金額
1
医療費控除について
【申請窓口】 税務署
医療費
控除額
=
(
支払った医療費
実際に1年間で
-
補てんされた金額
保険金等で
)
-10万円
※
1ヵ月に支払った医療費の窓口
負担額が一定額を超えた場合
に、その超えた金額を加入して
いる医療保険から支給される
制度です。年齢 や所得によっ
て、最終的な自己負担額となる
「負担の上限額」が異なります。
2
高額療養費制度について
医療費の総額
窓口負担額
負担の上限額 高額療養費として支給される
◉加入している医療保険に、高額療養費の支給申請書を提出します。
◉医療費の領収書の添付を求められる場合もあります。
【申請窓口】 加入している医療保険の窓口
医療費について
70歳未満
の方の場合
70歳以上
の方の場合
所得区分
現役並み所得者※1
一 般
80,100円+
(医療費-267,000円)
×1%
44,400円
12,000円
44,400円
44,400円
低所得者Ⅱ※2
(Ⅰ以外の方)
8,000円
24,600円
低所得者Ⅰ※3
15,000円
1ヵ月の負担の上限額
3回まで
外来
(個人ごと) 4回以上
※1 月収28万円以上などの窓口負担3割の方
※2 住民税非課税の方
※3 年金収入のみの方の場合、年金受給額80万円以下など、総所得金額がゼロの方
■
高額療養費制度の負担の上限額
標準報酬月額
83万円以上
標準報酬月額
53~79万円
標準報酬月額
28~50万円
標準報酬月額
26万円以下
年収
約1,160万円以上
年収
約770~
約1,160万円
年収
約370~
約770万円
年収
約370万円未満
住民税非課税
基準の目安
社保加入の場合 国保加入の場合
252,600円+
(医療費-842,000円)
×1%
167,400円+
(医療費-558,000円)
×1%
80,100円+
(医療費-267,000円)
×1%
57,600円
35,400円
140,100円
93,000円
44,400円
44,400円
24,600円
月単位の上限額
通 常 多数回該当
2015年1月現在の制度に基づいて記載しています。
[厚生労働省ホームページ:http://www.mhlw.go.jp/bunya/iryouhoken/iryouhoken13/dl/100714a.pdf]
2015年1月現在の制度に基づいて記載しています。
[厚生労働省ホームページ:http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12400000-Hokenkyoku/0000068630.pdf]