第2章
高校生の学習と日常生活
良好な人間関係を志向し、
学びに向かいにくい高校生が増加
❶
高校生活
❶ - ①
高校生の家庭での学習時間
❶ - ②
高校生の学習観
❶ - ③
学習する上での課題
❶ - ④
高校生が勉強する理由
❶ - ⑤
部活動への参加状況と学習時間との関係
❷
日常生活
❷ - ①
親子関係
❷ - ②
友人関係
❷ - ③
1日あたりのメディア利用時間
❷ - ④
パソコンの利用
❷ - ⑤
携帯電話の利用
❷ - ⑥
生活時間
❷ - ⑦
夕方(17時)、夜(20時)、深夜(23時)の行動
❷ - ⑧
行動別の生活時間
❷ - ⑨
放課後の遊び場
❷ - ⑩
おこづかい
この章のポイント
学習への意識は2極化が進む
高校生の平日の学習時間は、1990年から
2006年にかけて、全体的に減少している。
そのなかでとくに着目したい点は、偏差値
50以上55未満の中堅レベルの高校に通う生
徒の学習時間が激減している点だ(図2-1
-1)。勉強をする理由をみると、「高校生の
うちは勉強しないといけないと思うから」
「自分がつきたい仕事につくのに必要だか
ら」の肯定率は、進学校・中堅校・進路多
様校でもあまり差がないが、「いい大学に入
りたいから」は、進学校でもっとも肯定率
が高い。進学校に通う生徒は大学受験が目
標となるが、中堅校・進路多様校の生徒に
とっては、大学受験が学びの動機付けとし
て機能せず、それが学習時間の減少につな
がっている可能性がある。また「問題が解
けるとうれしいから」も進学校に通う生徒
の肯定率は高く、中堅校・進路多様校と徐々
に肯定率が下がっていく(図2-1-5)。進
路多様校の生徒は、問題を解いても正解に
到達できずに達成感を味わいにくいことが
その背景にあるのかもしれない。
学習する上での課題をたずねたところ、
進学校・中堅校・進路多様校に関わらず、
約8割が「上手な勉強の仕方がわからない」
と回答した。一方で「勉強しようという気
持ちがわかない」との回答は、進学校の生
徒は57%にとどまり、進路多様校の生徒は
72%に達する(図2-1-4)。以上から、と
くに中堅校や進路多様校の生徒は、上手な
勉強の仕方の習得と、「できた」という達成
感を味わうことが、学びに向かうために有
効な手段だと言えるのではないだろうか。
「仲のよい」人間関係
高校生の親子関係をみると、2004年から
2009年にかけて、「いいことをしたときにほ
めてくれる」「困ったときに相談にのってく
れる」など、高校生に対する親の肯定的な
関わりが増え、「何でもすぐ口出しをする」
などの関わりは減っており、親子の良好な
関係がうかがえる(図2-2-1)。また、友
人関係をみると、とくに男子において、「日
ごろよく話をしたり一緒に遊んだりする友
だち」や「悩みごとを相談できる友だち」
が増えている(図2-2-2)。その一方で
「グループの仲間同士で固まっていたい」や
「仲間はずれにされないように話を合わせ
る」との回答も増えており、人間関係に気
をつかっている様子がうかがえる(表2-2
-1)。総じて、衝突や孤独になることを避け、
周囲と歩調を合わせようとする高校生が増
えていると考えられる。
日常生活にメディア利用は欠かせない
起床時間・就寝時間はともに早くなって
おり「早寝早起き」の傾向になってきたが、
睡眠時間に大きな変化はみられない(図2
-2-12)。1日あたりのメディア利用は、テ
レビがもっとも多いが、携帯電話の利用
は中学生から高校生になると一気に増える
(図2-2-3)。また、パソコンでSNSを活
用する生徒は2割程度いる(図2-2-4)。
今回の調査項目にはないが、スマートフォ
ンでのSNS利用も急速に広がっており、高
校生の生活のなかで、メディアの利用は欠
かせないものとなっていることがうかがえ
る。
良好な人間関係を志向し、
学びに向かいにくい高校生が増加
Benesse教育研究開発センター・VIEW21編集長小泉 和義
この章のポイント
第2章
高校生の学習と日常生活
114.9
108.0
98.8
105.1
62.0
60.3
56.8
70.0
54.7
49.5
38.2
43.2
1990年
1996年
2001年
2006年
112.1
83.6
67.0
89.2
偏差値55以上 偏差値50以上55未満 偏差値45以上50未満 偏差値45未満0
40
60
80
100
120
(分) 注1)偏差値は弊社「進研模試」のデータを使用。 注2)平均家庭学習時間は、「ほとんどしない」を0分、「3時間 30 分」を 210 分、「それ以上」を 240 分のように置き換えて算出した。 注3)対象は高校2年生。 「第4回 学習基本調査」(2006)❶ - ①
高校生の家庭での学習時間
学力中上位(偏差値50以上55未満)の高校生の学習時間が、
大幅に減少している。
高校生の学校外での学習時間の経年変化をみると、学力上位(偏差値55以上)の高校生の学習時間は、
1
日あたり平均100 分前後と大きな変化はみられない。しかし、学力中上位(偏差値50 以上55未満)の高校生
の学習時間は、
1990 年時点では112.1 分と学力上位(偏差値55 以上)の学習時間(114.9 分)と同水準だっ
たが、2006 年には60.3 分まで落ち込み、学力中下位(偏差値45 以上50 未満)の高校生の学習時間(62.0 分)
と同水準となっている。
あなたはふだん(月曜日~金曜日)、学校での授業以外に1日にだいたい何時間くらい勉強
していますか。学習塾や予備校、家庭教師がついて勉強する時間も含めてください。
図2ー1ー1 平日の平均家庭学習時間(偏差値帯別)
高校2年生
❶
高校生活
❶
高校生活
あなたは、勉強でわからないところがあったとき、どのように対応すると学力が身につく
と思いますか。
図2ー1ー2 学力がつくと思う勉強のしかた
(わからないことがあった場合の対応)図2ー1ー3 学力がつくと思う勉強のしかた
(勉強の進め方)高校1〜3年生
高校1〜3年生
❶ - ②
高校生の学習観
約2割の高校生は「計画して勉強する」よりも
「宿題・課題に従って勉強する」ほうが学力がつくと思っている。
勉強でわからないところがあった場合、「国公立大学や難関私立大学への進学者が多い」高校では、「ま
ずは自分で考えてみる」
(A)
ほうが学力がつくと感じている生徒(「Aに近い」+「どちらかといえばAに近い」)
が8割近くを占める(図2ー1ー2)。また、
「自分でやるべきことを計画して勉強」
(A)したほうが、学力がつ
くと感じている生徒も、6割を超える(図2ー1ー3)。しかし、
「宿題・課題に従って勉強する」ほうが学力が
つくと思っている生徒も2割弱存在し、他の高校タイプと大きな差がない。
注1)対象は高校1~3年生 4,647 人。 注1)対象は高校1~3年生 4,647 人。 図 2ー1ー2〜3「高校生と保護者の学習・進路に関する意識調査」(2011) 全体(4,647) 国公立大学や難関私立大学への 進学者が多い高校(1,353) 中堅レベルの大学への 進学者が多い高校(2,018) 短大・専門学校への進学・ 就職が多い高校(1,276) A=自分でやるべきことを計画して勉強する B=学校や塾・予備校の宿題・課題に従って勉強する (%)23.4
28.5
25.6
17.0
5.6
32.6
30.5
18.7
14.8
3.5
21.1
29.5
24.9
18.4
6.2
17.2
25.0
33.9
17.1
6.7
Bに近い どちらともいえない Aに近い どちらかといえばBに近い どちらかといえばAに近い 全体(4,647) 国公立大学や難関私立大学への 進学者が多い高校(1,353) 中堅レベルの大学への 進学者が多い高校(2,018) 短大・専門学校への進学・ 就職が多い高校(1,276) A=わからないことがあった場合、まずは自分で考えてみる B=わからないことがあった場合、わかっている人にすぐに質問する (%) Bに近い27.3
36.6
14.6
16.1
5.5
37.5
40.3
9.6
9.8
2.7
25.5
38.1
15.3
16.5
4.6
19.1
30.3
18.8
22.0
9.7
どちらともいえない Aに近い どちらかといえばBに近い どちらかといえばAに近い第2章
高校生の学習と日常生活
❶ - ③
学習する上での課題
8割の高校生が「上手な勉強の仕方がわからない」、
6割の高校生が「勉強しようという気持ちがわかない」と回答。
79.3%の高校生が「上手な勉強の仕方がわからない」、76.4%が「今までにもっときちんと勉強しておけ
ばよかったと思う」と回答している。いずれの偏差値層でも、7~8割が肯定していることから、高校生
に共通した課題と言える。「勉強しようという気持ちがわかない」「どうしてこんなことを勉強しなければ
いけないのかと思う」と回答した比率は、進路多様校の生徒ほど高い。多くの高校生にとって、学習への
動機付けが課題と言える。
あなたは勉強の取り組み方について、次のようなことがあてはまりますか。
図2ー1ー4 学習する上での課題(全体・偏差値層別)
高校1・2年生
注1)「とてもそう」+「まあそう」の%。選択肢は「とてもそう」「まあそう」「あまりそうでない」「ぜんぜんそうでない」の4段階。 注2)「進学校」は偏差値 60 以上目安、「中堅校」は偏差値 50 ~ 59 目安、「進路多様校」は偏差値 50 未満目安。 注3) 対象は高校1・2年生 6,319 人。( )内はサンプル数。 「第2回 子ども生活実態基本調査」(2009) 0 20 40 60 80 10079.3
83.3
82.8
75.1
76.4
74.7
78.1
75.9
63.2
72.2
66.7
57.1
54.1
62.0
57.9
48.3
(%) 上手な勉強の仕方がわからない 今までにもっときちんと 勉強しておけばよかったと思う 勉強しようという気持ちがわかない どうしてこんなことを 勉強しなければいけないのかと思う 全体 (6,319) 中堅校 (2,156) 進路多様校 (1,187) 進学校 (2,976)❶
高校生活
あなたが勉強しているのは、どうしてですか。勉強する理由について、お答えください。
図2ー1ー5 勉強する理由(全体・偏差値層別)
高校1・2年生
❶ - ④
高校生が勉強する理由
8割弱の高校生が「高校生のうちは勉強しないといけないと思うから」
勉強すると回答。
全体値をみると、「高校生のうちは勉強しないといけないと思うから」勉強すると回答した比率が
77.0%ともっとも高く、続いて「自分がつきたい仕事につくのに必要だから」が 76.1%と高かった。一方、
高校タイプ別にみると、「いい大学に入りたいから」については、進学校では約8割ともっとも高い勉強理
由となっているが、中堅校では約7割、進路多様校では4割台と他の勉強理由と比べて低くなっている。
中堅校・進路多様校の生徒にとっては、大学受験が学びの動機付けになっていないのかもしれない。
注1)「とてもそう」+「まあそう」の%。選択肢は「とてもそう」「まあそう」「あまりそうでない」「ぜんぜんそうでない」の4段階。 注2)「進学校」は偏差値 60 以上目安、「中堅校」は偏差値 50 ~ 59 目安、「進路多様校」は偏差値 50 未満目安。 注3)対象は高校1・2年生 6,319 人。( )内はサンプル数。 「第2回 子ども生活実態基本調査」(2009) 0 20 40 60 80 10077.0
71.5
79.3
77.6
76.1
70.4
77.2
77.5
69.8
58.8
68.3
75.2
69.5
44.2
68.5
80.3
(%) 高校生のうちは勉強しないと いけないと思うから 自分がつきたい仕事につくのに 必要だから 問題が解けるとうれしいから いい大学に入りたいから 全体 (6,319) 中堅校 (2,156) 進路多様校 (1,187) 進学校 (2,976)第2章
高校生の学習と日常生活
(%) ほとんどしない 15 分+30分+45分 1時間+1時間30 分 3時間+3時間以上 2時間+2時間30 分 無回答・不明4.2
部活動に参加している (5,271) 部活動に参加して いたがやめた(546) 部活動に参加していない (384)0.1
0.2
0.0
23.9
19.8
32.6
19.4
6.6
32.2
17.2
27.8
15.9
9.4
27.3
16.9
25.3
21.1
あなたが参加している部活動は、運動部ですか、文化部ですか。また、参加している部活
動の1週間の活動日数と活動時間を教えてください。
図2ー1ー6 部活動への参加状況(性別)
表2ー1ー1 部活動参加者の活動日数と活動時間(運動・文化部別)
図2ー1ー7 部活動への参加状況と平日の家庭学習時間
高校1・2年生
高校1・2年生
高校1・2年生
❶ - ⑤
部活動への参加状況と学習時間との関係
部活動に参加している生徒は参加していない生徒よりも
平日の家庭学習を「ほとんどしない」の比率が低い。
部活動への参加状況は、男子よりも女子のほうが文化部に参加する比率が高い(図2ー1ー6)。活動日数
は、運動部は「5日」~「7日(毎日)」という回答が9割を占めるのに対し、文化部は「ほとんど活動してい
ない」~「7日(毎日)」まで回答にばらつきがある(表2ー1ー1)。また、
「部活動に参加している」生徒は、
「部
活動に参加していたがやめた」生徒や「部活動に参加していない」生徒と比べて、平日に家庭学習を「ほと
んどしない」の比率がもっとも低い(図2ー1ー7)。
注1)対象は高校1・2年生 6,311 人。( )内はサンプル数。 活動日数 ほとんど活動 していない 1日 2日 3日 4日 5日 6日 (毎日)7日 無回答・不明 運動部(4,116) 1.0 0.4 1.1 2.5 2.8 14.2 44.3 32.3 1.5 文化部(1,701) 7.2 11.2 11.8 8.0 6.2 17.3 16.9 20.5 0.8 活動時間 1時間 未満 1時間くらい 1時間 30 分くらい 2時間くらい 2時間 30 分くらい 3時間くらい 3時間 30 分くらい 4時間くらい 4時間以上 無回答・不明 運動部(4,116) 0.3 0.9 8.8 22.7 26.5 25.8 7.1 3.4 2.8 1.6 文化部(1,701) 4.0 8.0 19.3 29.2 19.3 13.6 2.8 1.2 1.0 1.5 注1)「運動部」は「運動部に入っている」+「運動部に入っていたがやめた」、「文化部」は「文化部に入っている」+「文化部に入っていたがやめた」。 注2)対象は高校1・2年生 5,817 人。( )内はサンプル数。 注1)対象は高校1・2年生 6,201 人。( )内はサンプル数。 図2ー1ー6〜7、表2ー1ー1「第2回 子ども生活実態基本調査」(2009) (%) 運動部に入っている 文化部に入っている運動部に入っていたがやめた 無回答・不明 文化部に入っていたがやめた 部活動に入った ことはない1.2
2.7
男子(3,306) 女子(3,005)70.2
13.5
8.1
5.6
1.5
45.4
37.7
5.3
6.6
2.3
9 割 (%)12.1
16.3
45.3
45.8
63.2
61.0
37.3
42.4
14.5
15.4
30.7
28.5
35.9
31.5
15.5
12.0
23.7
19.3
17.5
16.3
(%) 勉強を教えてくれる いいことをしたときにほめてくれる 悪いことをしたときにしかってくれる 困ったときに相談にのってくれる あなたのことを大人として扱ってくれる いつも「勉強しなさい」と言う 何でもすぐ口出しをする 約束したことを守ってくれない 考えをおしつける お父さんとお母さんの意見が違って困る 0 10 20 30 40 50 60 70 80 2004 年(6,051) 2009 年(6,319)❷
日常生活
親との関係について、次のようなことはあてはまりますか。
図2ー2ー1 親との関わり
高校1・2年生
❷ - ①
親子関係
「勉強を教えてくれる」
「困ったときに相談にのってくれる」親が増加。
親との関係をたずねたところ、
「勉強を教えてくれる」(2004年12.1%<2009年16.3%、以下同)、
「困っ
たときに相談にのってくれる」(37.3%< 42.4%)で4~5ポイント程度上昇している。一方、「何でもす
ぐ口出しをする」(35.9%> 31.5%)、「考えをおしつける」(23.7%>19.3%)については、4ポイント程
度低下している。親の肯定的な関わりが増え、否定的な関わりが減っていることから、なかなか親離れで
きない高校生が増えているのかもしれない。
注1)複数回答。 注2)対象は高校1・2年生。 ( )内はサンプル数。 「第2回 子ども生活実態基本調査」(2009)第2章
高校生の学習と日常生活
❷ - ②
友人関係
男子高校生において、
「グループの仲間同士で固まっていたい」
「仲間はずれにされないように話を合わせる」という意識が高まっている。
男子において、「日ごろよく話をしたり一緒に遊んだりする友だち」(「11人以上」の比率:2004年
26.2%< 2009年 35.6%、以下同)、
「悩みごとを相談できる友だち」(「4人以上」の比率:35.1%<
45.5%)の数が増加している。「グループの仲間同士で固まっていたい」「仲間はずれにされないように話
を合わせる」と回答した男子の比率も上昇している。友人関係に気をつかう男子高校生が増えているのか
もしれない。
次のような友だちは、全部で何人くらいいますか。
友だちとの関係について、次のようなことはどのくらいありますか。
図2ー2ー2 友だちの数(性別)
表2ー2ー1 友だちとの関わり(性別)
高校1・2年生
高校1・2年生
注1)「1~3人」は「1人」+「2~3人」、「4~ 10 人」は「4~6人」+「7~ 10 人」、「11 人以上」は「11 ~ 20 人」+「21 人以上」。 注2)対象は高校1・2年生。 ( )内はサンプル数。 注1)「とてもそう」+「まあそう」の%。選択肢は「とてもそう」「まあそう」「あまりそうでない」「ぜんぜんそうでない」の4段階。 注2) <>は3ポイント以上、≪≫は5ポイント以上の差があることを示す。 注3)対象は高校1・2年生。( )内はサンプル数。 図2ー2ー2、表2ー2ー1「第2回 子ども生活実態基本調査」(2009) (%)0.9
1.4
0.9
0.9
26.2
54.9
14.7
35.6
48.5
11.1
20.2
63.4
14.8
21.4
62.6
14.6
3.2
0.9
3.4
0.5
1∼3人 いない 4∼10人 11人以上 無回答・不明 1∼3人 いない 4∼10人 11人以上 無回答・不明 2004年(3,170) 2009年(3,306) 2004年(2,853) 2009年(3,005)1.8
2.9
1.9
1.9
30.2
47.6
15.6
37.1
8.4
40.0
11.5
36.0
54.1
5.5
39.0
50.5
5.7
2.6
4.9
3.0
2004年(3,170) 2009年(3,306) 2004年(2,853) 2009年(3,005) 日ごろよく話を したり一緒に 遊んだりする 友だち 男子 女子 悩みごとを 相談できる 友だち 男子 女子 男子 女子 2004 年(3,170) 2009 年(3,306) 2004 年(2,853) 2009 年(3,005) 友だちといつも一緒にいたい67.7
<71.6
73.0
70.7
違う意見をもった人とも仲よくできる72.2
≪77.7
75.5
<79.6
友だちが悪いことをしたときに注意する49.6
≪55.0
60.5
62.1
年齢や性別の違う人と話をするのが楽しい55.0
<59.5
64.1
>61.1
グループの仲間同士で固まっていたい43.0
≪48.7
38.1
38.3
仲間はずれにされないように話を合わせる39.9
<43.3
38.1
38.7
友だちと話が合わないと不安に感じる35.5
34.8
38.9
>34.9
❷
日常生活
ふだん(学校がある日)、次のことを、1日どれくらいやっていますか。
図2ー2ー3 メディアの利用時間(平均時間、学校段階別)
小学5年生〜高校2年生
❷ - ③
1日あたりのメディア利用時間
どの学年でも「テレビやDVDをみる時間」がもっとも長い。
中・高校生では「携帯電話を使う」時間や「音楽を聴く」時間の増加が著しい。
メディア利用の平均時間をみると、すべての学年で、
「テレビやDVDをみる」時間が 90分以上ともっと
も長い。中学生になって利用時間が著しくのびるのは「携帯電話を使う」「音楽を聴く」時間で、中1生で
は小6生に比べて2倍以上。「携帯電話を使う」時間は高1生でも中3生に比べて2倍近く増え、「音楽を
聴く」時間を上回り、
「テレビや DVDをみる」に次ぐ時間数になっている。一方、ゲームや読み物(マンガ・
雑誌、本、新聞)の時間は学年による変化が少ない。
注1)平均時間は、「しない」を0分、「4時間」を 240 分、「4時間より多い」を 300 分のように置き換えて、無回答・不明を除いて算出した。 注2)対象は小学5年生~高校2年生 8,017 人。 「放課後の生活時間調査」(2009)112.0
112.6
93.8
104.3
117.4
96.2
76.0
71.1
47.5
51.9
56.7
35.7
36.5
35.7
36.0
29.8
32.1
31.9
31.9
28.5
28.5
23.0
23.0
18.7
4.2
3.8
5.7
4.0
3.0
3.3
2.2
1.9
5.1
17.2
22.9
22.9
23.7
23.7
33.0
小5生
小6生
中1生
中2生
中3生
高1生
高2生
テレビゲームや 携帯ゲーム機で遊ぶ103.0
パソコンを使う マンガや雑誌を読む 本を読む 新聞を読む 音楽を聴く 携帯電話を使う テレビやDVDをみる0
20
40
60
80
100
120
35.3
25.0
12.5
6.9
9.7
9.7
19.5
19.5
21.6
21.6
23.3
23.3
21.2
21.6
22.2
16.7
20.7
20.7
25.5
25.5
19.4
16.3
16.3
20.5
20.5
28.1
37.8
20.7
(分)31.1
31.1
第2章
高校生の学習と日常生活
❷ - ④
パソコンの利用
「勉強・宿題・課題などのために、インターネットで調べ物をする」高校2年生は5割強。
一方、
「学習ソフトの利用」はまだ少数である。
パソコンの利用内容でもっとも比率が高かったのは「インターネットで WEBサイトをみる」で、70.2%。
また、「勉強・宿題・課題などのため」と「勉強以外の目的のため」にインターネットで調べ物をしたり、
「動
画共有サイト」をみたりする生徒は5割強であった(図2ー2ー4)。多くの高校生にとってパソコンでのイン
ターネット利用は身近なものとなっている。さらに、勉強するときには、半数以上の生徒がパソコンを「利
用する」(「よく利用する」+「たまに利用する」)と回答している(図2ー2ー5)。
あなたは、パソコンを使って次の項目のようなことを行いますか。
あなたは、勉強するときにパソコンを利用しますか。
図2ー2ー4 パソコンの利用内容
図2ー2ー5 勉強するときのパソコン利用
高校2年生
高校2年生
(%) 0 10 20 30 40 50 60 70 80 学習ソフトを使って勉強する 勉強・宿題・課題などのために、 インターネットで調べ物をする 勉強以外の目的のために、 インターネットで調べ物をする インターネットでWEBサイトをみる 音楽をダウンロードする 動画共有サイト(Youtubeや ニコニコ動画など)をみる SNS(モバゲー・GREE・LINE・mixi・Twitter・ Facebookなど)を利用する 掲示板を利用する 電子メールを使う オンラインショッピングをする ネットゲーム(オンラインゲーム)をする4.2
55.3
56.1
70.2
48.9
55.1
19.5
13.2
24.8
17.4
19.5
(%) よく利用する たまに利用する あまり利用しない まったく利用しない9.5
46.4
32.2
11.8
注1)複数回答。 注2)対象は、高校2年生 642 人。 注3)高校2年生の子どもがいる保護者に協力を依頼し、インターネットにて調査。 注1)対象は、高校2年生 642 人。 注2)高校2年生の子どもがいる保護者に協力を依頼し、インターネットにて調査。 図2ー2ー4〜 5「子どもの生活・学習実態基礎調査」 (2012)(%) 携帯電話だけを 持っている スマートフォンだけを持っている 携帯電話もスマートフォンも 両方持っている 携帯電話もスマートフォンも持っていない
54.8
39.1
2.5
3.6
❷
日常生活
❷ - ⑤
携帯電話の利用
携帯電話(スマートフォンを含む)を所有している高校2年生は96.4%。
利用の心がけとして「禁止されている場所では電源を切る」と回答したのは約半数。
携帯電話とスマートフォンの所有率は、
「携帯電話だけ」が54.8%、
「スマートフォンだけ」が39.1%であり、
両方所有している生徒を含めると所有率は 96.4%であった(図2ー2ー6)。所有者の58.3%は「使うのが楽
しい」と思っている(図2ー2ー7)。利用にあたり、
「学校では使わない」
「禁止されている場所では電源を切る」
ことを心がける生徒は5割前後にとどまり、マナーやモラルに課題がみられる(図2ー2ー8)。携帯電話や
スマートフォンのインターネット機能は約7割が利用していた(図2ー2ー9)。
あなたは、携帯電話やスマートフォンを持っていますか。
あなたはふだん、携帯電話やスマートフォンについて、どのように思っていますか。
図2ー2ー7 携帯電話・スマートフォンに対する考え
高校2年生
注1)複数回答。 注2)対象は、「携帯電話もスマートフォンも持っていない」と回答した人を除いた、高校2年生 619 人。 注3)高校2年生の子どもがいる保護者に協力を依頼し、インターネットにて調査。 図2ー2ー6〜7「子どもの生活・学習実態基礎調査」 (2012) 注1)対象は高校2年生 642 人。 注2)高校2年生の子どもがいる保護者に協力を依頼し、インターネットにて調査。 (%) 0 10 20 30 40 50 60 使うのが楽しい 知らない人とやり取りしないように気をつけている メールが来たらすぐに返事を出す いつでも必要な情報を調べることができて便利だと思う 絵文字は気持ちを伝えるには欠かせない 直接話すよりもメールのほうが気持ちを伝えやすい いつも手元にないと不安だ 友だちが増えた 使っていると時間を忘れる 電話やメールが1日にひとつも来ないと悲しい このなかにあてはまるものはない58.3
21.8
42.6
36.3
16.0
18.1
30.4
14.2
23.4
15.3
13.7
図2ー2ー6 携帯電話・スマートフォンの所有
高校2年生
第2章
高校生の学習と日常生活
あなたは、携帯電話やスマートフォンに関して、心がけていることはありますか。
あなたはふだん、携帯電話やスマートフォンでインターネットを何時間くらい利用します
か。
図2ー2ー8 携帯電話・スマートフォンの利用に関して、心がけていること
図2ー2ー9 携帯電話・スマートフォンでのインターネット利用時間(平日・学校がある日)
高校2年生
注1)対象は高校2年生 642 人。 注2)高校2年生の子どもがいる保護者に協力を依頼し、インターネットにて調査。 図2ー2ー8〜9「子どもの生活・学習実態基礎調査」 (2012) 注1)複数回答。 注2)対象は、「携帯電話もスマートフォンも持っていない」と回答した人を除いた、高校2年生 619 人。 注3)高校2年生の子どもがいる保護者に協力を依頼し、インターネットにて調査。 (%) 0 10 20 30 40 50 60 知らない人からの電話に出ない 禁止されている場所では電源を切る 携帯電話を使いすぎない 夜遅い時間には友だちにメールを送らない 自転車に乗るときは使わない 勉強中は使わない 学校では使わない 友だちといるときは携帯電話に出ない その他 心がけていることはない54.3
49.9
51.9
25.7
38.1
39.6
54.1
2.4
0.5
6.8
(%) ほとんど利用しない 15分くらい 1時間くらい 1時間30分くらい 2時間くらい 30分くらい31.2
10.0
17.8
19.9
4.2
10.0
2時間30分くらい1.1
3時間くらい3.4
3時間30分くらい0.2
4時間くらい0.3
4時間以上2.0
(%) 6時より前 6時ごろ+6時30分ごろ 7時ごろ+7時30分ごろ 無回答・不明 8時ごろ+8時よりあと