Microsoft Office Visio 2007 自習書
ネットワーク図でデータ連携
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目次
1. はじめに ... 1 1.1 基本ネットワーク図 テンプレート ... 2 2. 基本ネットワーク図の作成 ... 3 2.1 ドキュメント作成の準備をする ... 4 2.2 基本ネットワーク図のサンプル ... 5 2.3 基本ネットワーク図の作成手順 ... 6 2.4 凡例を追加する ... 12 2.5 背景を設定する ... 14 3. データ リンクと視覚効果 ... 15 3.1 図形へのデータ リンク ... 16 3.2 データをンポートする ... 17 3.3 データを図形に リンク ... 21 3.4 データ グラフゖックを変更する ... 251. はじめに
1.1 基本ネットワーク図 テンプレート
Visio 2007 の [基本ネットワーク図] テンプレートを使用することで、簡単なコンピュータ ネットワークを設 計することや、文書化のための基本ネットワーク図を作成することができます。 Visio 2007 では、一般的な ネットワークのトポロジおよびデバスを表す図形を使用して、ネットワーク図をすばやく作成できます。 Visio 2007 の [基本ネットワーク図] テンプレートには、基本ネットワーク図を作成するためのステンシルが用 意されています。 基本ネットワーク図と詳細なネットワーク図の違いは、テンプレートとして用意されているステンシルの種類か らも理解することができます。基本ネットワーク図には、概要設計またはプレゼンテーションに適したステンシ ルが用意されています。 [基本ネットワーク図] テンプレートと [詳細なネットワーク図] テンプレートのステンシルの比較 ステンシル 基本 詳細 背景 ○ 注釈 ○ 図面枠と表題欄 ○ ○ 引き出し、吹き出し ○ コンピュータとモニタ ○ ○ 詳細なネットワーク図 ○ ネットワークと周辺機器 ○ ○ ネットワークの場所 ○ ネットワーク記号 ○ サーバー ○ ラック マウント式サーバー ○ メモ この資料では基本的なネットワーク図を作成するための手順を紹介します。 コンピュータ ネットワーク設計についての知識がある方を対象とします。2. 基本ネットワーク図の作成
2.1 ドキュメント作成の準備をする
[基本ネットワーク図] テンプレートを開きます。
1. Visio 2007 を起動し、[テンプレートの分類] の [ネットワーク] をクリックし、[基本ネットワーク図] を 選択して、[作成] ボタンをクリックします。
2.2 基本ネットワーク図のサンプル
[基本ネットワーク図] テンプレートを使用して作成したドキュメントのサンプルを以下に示します。
2.3 基本ネットワーク図の作成手順
ネットワークや機器の図形を配置します。
1. [ネットワークと周辺機器] ステンシルから、[ーサネット] マスタ シェプを図面ページにドラッグしま す。
3. 図形の組み込みコネクタを使って接続します。 組み込みコネクタの黄色いハンドルをドラッグして、図形の接続ポントに接続します。 コネクタが図形に接続すると、接続ポントは赤く表示されます。 メモ 配置した図形のサズを変更するには、ハンドルをドラッグします。 4. 図形に文字を入力します。 配置した図形を選択して、表示する文字列を入力します。
メモ 入力した文字列を確定するには、図形以外の場所をクリックします。 確定した文字列を編集するには、図形をダブルクリックするか、 F2 キーを押して編集モードに切り替えます。 5. 文字列の位置を変更します。 図形を選択後、[書式設定] ツールバーの [テキスト ブロック ツール]( )ボタンをクリックします。 6. 文字列(テキスト ブロック)を配置する場所にドラッグします。 7. テキスト ブロックの編集を終了するには、[書式設定] ツールバーの [オブジェクト選択ツール]( ) ボタンをクリックします。
8. 同様に、図形を配置して表示する文字列を入力します。 組み込みコネクタが不足した場合は、黄色のハンドルをドラッグします。 9. 図面に文字列を追加します。 [書式設定] ツールバーの [テキスト ツール]( )ボタンをクリックしてから図面上をドラッグして 文字列を表示する場所を確定します。 10. 「本社ビル(2F マシン室)」と入力します。 テキスト ブロックの編集を終了するには、[書式設定] ツールバーの [オブジェクト選択ツール] ボタンをクリックします。
11. 枠線や枠内の色を設定します。
追加したテキスト ブロックを右クリックし、ショートカット メニューから [書式] をポントし、[線] を クリックします。
12. [線] ダゕログ ボックスで、太さや色などを選択し [OK] ボタンをクリックします。
2.4 凡例を追加する
図面に凡例を追加します。
1. [ネットワークと周辺機器] ステンシルから [凡例] マスタ シェプをドラッグします。
3. 凡例のタトルを変更します。
[凡例] 図形を選択し、さらに [凡例] と表示されている部分をクリックして、タトルの文字列を入力しま
す。同様の操作で、凡例のサブタトルも変更します。
2.5 背景を設定する
図面に背景を設定します。
3. データ リンクと視覚効果
3.1 図形へのデータ リンク
Visio Professional 2007 を使用すれば Excel や Access、SQL Server などで管理している外部データを図形に
簡単にリンクすることが可能です。 Visio Professional 2007 には、外部データ ソースと図形をリンクさせる「データ リンク」、図形に含まれるデ ータに視覚効果を適用させより見やすくする「データ グラフゖック」という新機能が用意されています。 【データ リンク】 既存の Excel データ 【データ グラフィック】
3.2 データをインポートする
はじめに、データ選択ウゖザードを使用して、データを [外部データ] ウゖンドウにンポートします。 [外部データ] ウゖンドウに表示されるデータは、ンポート時のソース データのスナップショットです。 ソース データの変更に合わせて、図面内のデータを更新することができます。 今回は、配置した図形に Excel で管理している「資産管理台帳」データをンポートします。 1. [データ] メニューの [図形にデータをリンク] をクリックします。 データ選択ウゖザードが開始されます。 2. 使用するデータ ソースの種類を選択します。 Microsoft Office Excel ブック
Microsoft Office Access データベース
Microsoft Windows SharePoint Services リスト
Microsoft SQL Server データベース 他の OLEDB または ODBC データ ソース
今回は、Excel ブック を選択し、[次へ(N) >] をクリックします。
3. Excel ブックを指定します。
5. 含める列と行を選択します。
6. データソース内に一意識別子がある場合には、指定します。
一意識別子を構成すると、データソース更新時、Visio フゔルを自動的に更新できます。
3.3 データを図形に リンク
行のデータを図面内の図形にリンクするには 3 通りの方法があります。 それは、行を既存の図形に 1 つずつ手動でリンクする方法、行を図形に自動的にリンクする方法、そして、 データに基づいて図形を作成する方法です。 今回は、行を既存の図形に 1 つずつリンクを設定してみましょう。 行を既存の図形に 1 つずつリンクする 1. [外部データ] ウゖンドウから行を図面内の図形にドラッグします。 データが図形に表示され、[外部データ] ウゖンドウの行の左横にはリンク ゕコンが表示されます。2. 同様に、他の行も図形にドラッグします。 メモ 行を既存の図形に自動的にリンクする 図形の数が多い場合には、自動的にリンクを設定すると便利です。この方法を使用できるのは、 図形に既にデータが取り込まれていて、データ ソースのデータと照合できる場合だけです。 1. [データ] メニューの [自動的にリンク] をクリックします。自動リンク ウゖザードが起動します。
2. 自動的にリンクする対象を選択します。
3. リンクする条件を指定します。
データの更新 [データ] メニューの [図形にデータをリンク] コマンドを使用すると、Visio 図面にンポートしたデータを 更新できます。 1. [データ] メニューの [最新のデータに更新] をクリックします。 2. [最新のデータに更新] ダゕログ ボックスで、次のいずれかの作業を行います。 更新するデータ ソースが 1 つである場合は、 [データ ソース] の一覧で目的のデータ ソースを選択し、[更新(R)] をクリックします。 複数のデータ ソースを更新するには、 Ctrl キーを押しながら [データ ソース>] の一覧で目的のデータ ソースを選択し、 [更新(R)] をクリックします。 すべてのデータ ソースを更新する場合は、[すべて更新] をクリックします。
3.4 データ グラフィックを変更する
データ グラフィックとは データを図形にリンクすると、既定のデータ グラフゖックで、図形のデータが図面ページ上に表示されます。 データ グラフゖックは、図形に含まれるデータを示すために図形に適用できる一連の視覚効果です。 たとえば、売上に関する情報を含む図形があり、その情報を次のように表示するとします。 ラベル (売上地域) ではなく値 (西部) のみを示すテキストとして地域を表示 ラベル (売上地域) と値 (西部) の両方を示すテキストとして地域を表示 現在の売上と当該年度の予測売上を関連付けた進行状況バーとして売上を表示 ラベルと値の両方を示すテキストとして供給状態を表示 状態を表すフラグを示すゕコンとして供給状態を表示 次のデータ グラフゖックでは、これらの情報を明確に伝えています。 データ グラフゖックを作成すると、次のことが可能になります。 同じデータを使用して他の図形にデータ グラフゖックを適用する。 データ グラフゖックが適用されるすべての図形を自動的に変更するように、データ グラフゖックを編集す る。 1 つのデータ グラフゖックを複数の図形に適用した後、このデータ グラフゖックを変更すると、適用先のすべ ての図形にもこの変更内容が適用されます。図形に適用されているデータ グラフィックを変更する ニーズを満たす既存のデータ グラフゖックがない場合、既存のデータ グラフゖックをカスタマズしたり、 新規に作成したりすることができます。 今回は、テキスト データとして「オペレーテゖング システム」を表示し、データ バーとして「メモリ」を表示 してみましょう。 1. データ グラフゖック作業ウゖンドウで、図に適用されているデータ グラフゖックの上にポンタを置き、 データ グラフゖックの横に表示される矢印をクリックし、[データ グラフゖックの編集(E)] をクリック します。 2. [データ グラフゖックの編集] ダゕログ ボックスから「マシン名」項目を選択し、[ゕテムの編集] を クリックします。
3. [テキストの編集] ダゕログ ボックスの [データフゖールド] を [オペレーテゖングシステム] に変更 します。
4. [種類] を [角丸四角形] に変更します。
6. [位置] グループの [既定の位置を使用する] のチェックを外し、 [横位置] を [中央] に、[縦位置] を [図形の下] に変更して、[OK] ボタンをクリックします。 7. 次に、[データ グラフゖックの編集] ダゕログ ボックスから [メモリ(MB)] 項目を選択し、[削除] を クリックします。 8. [データ グラフゖックの編集] ダゕログ ボックスの [新しいゕテム] から [データ バー] をクリッ クします。
9. [データ バーの編集] ダゕログ ボックスから下記の設定を同様に行い、[OK] ボタンをクリックします。 ・データフゖールド··· メモリ(MB) ・種類 ··· 速度計 ・最大値 ··· 8192 ・ラベルの位置 ··· 上 10. [データ グラフゖックの編集] ダゕログ ボックスの [OK] ボタンをクリックします。 設定したデータグラフゖックが適用されます。
ルータ図形に適応されているデータ グラフゖックを解除しましょう。
11. ルータ図形を選択し、データ グラフゖック ウゖンドウから「なし」をクリックします。
適用されているデータ グラフゖックが解除されます。