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はいたっく2012-2

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はいたっく 2012 年 2 月号

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©

2012,Hitachi,Ltd.

(2)

Topics

2

http://www.hitachi.co.jp/hitac-magazine/ 写真家 富井 義夫 ■ ホームページにて 「フォトギャラリー世界遺産」を掲載中 http://www.tomiiyoshio.com/ はいたっく誌情報提供サイト ケルン大聖堂とライン川 (ドイツ・ケルン) ドイツ最大の規模を誇るケルン大聖堂は、1248 年に着工されたが16世紀半ばに中断されその後 300年あまりの空白の後、着工から632年を経た 1880年ようやく完成した。中世ゴシック様式最 大級の建造物といわれる2つの尖塔は、高さ 157m。堂内の奥行きは144mあり、内部の身廊 の窓は、美しいステンドグラスで飾られている。 発 行 日 2012年2月1日 通巻537号 発   行 株式会社 日立製作所 情報・通信システム社   お問い合わせ  経営戦略室 ブランド・コミュニケーション本部  TEL(03)5471-8900(ダイヤルイン)  〒140-8572 東京都品川区南大井六丁目27番18号  日立大森第二別館 印   刷 日立インターメディックス株式会社 ̶ 富井義夫の世界遺産の旅 ̶ 1 はいたっく2012-2 新たなクラウド活用ニーズに応えクラウド事業基盤を一段と強化

はいたっくるぽ

日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」を活用し、 国内最大規模の「アカデミッククラウド」を構築 ―国立大学法人 北海道大学 情報基盤センター―

3

ソリューション&サービス・ケーススタディ-1

幅広い業務のセキュリティと利便性を高める日立の指静脈認証システム ―三島信用金庫―

7

ソリューション&サービス・ケーススタディ-2

帳票スクエアとFAX送信サービスの連携で 業務効率向上と情報漏えい対策の強化を実現 ―株式会社 リロクリエイト―

11

本誌は環境に配慮し、植物油インキを使用しています。

9

トラベルウォーキング 第108回

昔ながらの風情をとどめる白壁土蔵の酒蔵が並ぶ街、伏見を歩く(京都市伏見区)

13

SOLUTION&SERVICE-1

15

製造業のグローバルな競争力を強化する 日立「Infor ERP LNソリューション」

IT’s eye ラボラトリー・レポート

不正コピーをけん制する「動画電子透かし技術」 (横浜研究所)

17

SOLUTION&SERVICE-2

18

Harmonious Cloud 「プラットフォームリソース提供サービス」に セルフサービスポータル機能を追加

Topics&Information

リテールテックJAPAN 2012のご案内 ドイツ ケルン大聖堂 チェコ ポーランド スイス デンマーク オーストリア フランス オランダ イギリス

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お問い合わせ先 (株)日立製作所 クラウド事業統括本部 クラウド事業推進部   http://www.hitachi.co.jp/cloud-inq/ クラウドの新たな潮流へ対応 新事業の創出に向けたサービスを提供 日立グループの広範な業務知識と実業ノウハウも活用 ■情報提供サイト http://www.hitachi.co.jp/cloud/

新たなクラウド活用ニーズに応え

クラウド事業基盤を一段と強化

 システム仮想化によるコスト削減や迅速なビジネスの立ち上げ を支援するソリューションとして活用が始まったクラウドは、その構 築・運用技法やセキュリティ技術などの高信頼化により、情報系だ けでなく基幹系システムを支える基盤としても利用が進んでいま す。今後は基幹系業務への本格的な適用に加え、これまでならコ ストや技術面で対応が難しかった新しい分野でも活用が進んで いくものと期待されています。  具体的には、さまざまな情報システムで爆発的に増加している 大量データいわゆる「ビッグデータ」の利活用をクラウド上で進め ていく動きや、環境配慮型の街づくりをめざすスマートシティの実 現に必要な社会インフラシステムへの適用などが挙げられます。  日立は2009年6月にクラウドソリューション「Harmonious Cloud」 を体系化して以来、幅広いお客さまニーズに合わせてサービスメ ニューを拡充し、パブリッククラウドとプライベートクラウド双方にお いて高信頼のクラウドソリューションを提供してきました。  そしてこのたび、クラウド新 潮 流 へ の 対 応を図るため、 Harmonious Cloudのサービス基盤である「クラウド連携環境」 に加えて、ビッグデータの収 集・蓄 積・検 索・分 析 機 能をもつ 「データ利活用環境」と、社会インフラシステムの運用に関わる情 報の分析・知識化処理と制御システムを連携できる「情報制御 連携環境」を新たに整備。このサービス基盤を用いた「ビッグ データ利活用サービス」と「スマートインフラサービス」の提供を 開始しました。  ビッグデータ利活用サービスでは、企業活動のさまざまな現場 で生成される多量のログデータ、M2M※1関連データ、コンテンツと いったビッグデータの利活用に関するコンサルティングから、クラウ ドを用いたシステム設計・構築・運用にいたるまでのサービスを包 括的に提供していきます。例えば、お客さまが製造した建設機械 やプラント設備、各種装置・機械の運転データを活用した遠隔監 視・保全管理などの事業基盤としてご活用いただけます。すでに この技術は、株式会社 日立プラントテクノロジーが展開している、 クレーン運用の効率化を支援するサービス「クレーンドクタークラウ ド」にも生かされていますが、今後は医療画像解析などのヘルス ケア分野、通信ログ解析などの通信分野へも適用範囲を広げて いきます。  一方のスマートインフラサービスは、社会インフラシステムなどの スマート化に向けたコンサルティングからシステム設計・運用などを 担うもので、日立グループがもつ実業ノウハウを最大限に活用し、 お客さまニーズに適したサービスをグローバルに提供していきま す。この技術もすでに、沖縄でのEV※2充電ステーション管理シス テムや、青森県六ヶ所村における再生可能エネルギーの見える化 システムなどで適用が進んでいます。今後はスペイン・米国(ハワイ)・ 中国(天津・広州)での大規模なスマートシティ開発における適用 を予定しているほか、モビリティ、水システム、都市マネジメント全 体、製造業などへも適用範囲を拡大していく考えです。  新たなクラウド活用ニーズに応えるべく、一段と強化されたサービ ス基盤と、日立の幅広い業務知識や実業ノウハウを活用することで、 お客さまはビッグデータの利活用や社会インフラシステムのスマート 化などを円滑に行うことが可能となり、従来にないビジネス価値創出 や、便利で快適な社会インフラを適切な形で実現していただけます。  今後も日立は、グループで長年培ってきた実業ノウハウと高効 率・高信頼の情報・通信技術を組み合わせながら、サービス基盤 やサービスラインアップのさらなる拡充を図り、お客さまのさまざまな 利用目的や課題に対応したクラウドソリューションをグローバルに 展開していきます。どうぞご期待ください。 日立クラウド事業の強化ポイント ※1 Machine to Machine:機械と機械が通信ネットワークを介し双方向で情報をやりとりすることにより、         自律的に高度な動作や制御を行うこと ※2 Electric Vehicle:電気自動車 ハ ー モ ニ ア ス クラウド サービス構築を容易化するフレームワークを整備し、サービス拡充を図る お客さま ITリソース 提供サービス (PaaSなど) 業務 アプリケーション サービス 基幹業務 サービス ビッグデータ 利活用 サービス スマート インフラ サービス ・・・ Harmonious Cloud基盤 クラウド連携環境 データ利活用環境 情報制御連携環境 データセンター環境 2 はいたっく2012-2

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3 はいたっく2012-2

国立大学法人 北海道大学 情報基盤センター

国立大学法人 北海道大学 情報基盤センター長 情報ネットワーク研究部門 教授 髙井 昌彰 氏

日立クラウドソリューション「Harmonious Cloud」を活用し、

国内最大規模の「アカデミッククラウド」を構築

クラウドコンピューティングの急速な拡大を背景に、教育・研究を主軸とする高等教育機関でも、ICTの利活用促進や

産学官連携を通じた研究活動、効率的な教育基盤の整備などを目的としたクラウド環境の導入が加速しています。国

立大学法人 北海道大学 情報基盤センターが2011年11月からサービスを開始した国内最大規模の

「北海道大学ア

カデミッククラウド」

は、

日立のスーパーコンピュータシステムとともに

「学際大規模計算機システム」

として運用されるも

ので、北海道大学ならびに全国の大学研究者に向け、

オンデマンドで利用できる仮想サーバや、Hadoop

※1

などのクラ

スタ環境、

オンラインストレージなどを1つの申請で迅速・柔軟に提供することが可能です。本基盤は日立クラウドソ

リューション

「Harmonious Cloud」

のプライベートクラウドソリューションを活用して構築されたもので、大学・研究機

関における情報資源の効率化と最適化に加え、

グリーンITによる環境負荷軽減にも寄与するものと期待されています。

ハドゥ ー プ ハ ー モ ニ ア ス ク ラ ウド

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4 はいたっく2012-2  北海道大学において情報メディア教育の拠点となっている情 報基盤センターは、大学の枠を越えて全国の研究者が共同利用 できる学際大規模情報基盤 共同利用・共同研究拠点としての 役割も担っています。同センターが2011年11月1日からサービスを 開始した国内最大規模の学術クラウドシステム「北海道大学アカ デミッククラウド」は、約2,000の仮想サーバを起動できるクラウドシ ステムであり、全国共同利用の「学際大規模計算機システム」の 一部として、国内最高クラスのスーパーコンピュータシステム、ネッ トワークシステムならびにユーザー管理システムなどとともに運用 されています。その構築のねらいを情報基盤センター長を務める 情報ネットワーク研究部門 教授の髙井 昌彰氏は「これまで情報 基盤センターは全国共同利用施設として、最新鋭のスーパーコン ピュータによるHPC※2と、主にアプリケーションサービスを提供する 汎用コンピュータの二本立てのシステムを全国の大学研究者に 向けて提供してきました。しかし近年、汎用コンピュータを提供す る際の方向性が、単なるアプリケーションサービスだけではなく、 統合的な情報環境の支援という位置づけに変わってきました。具 体的には当センター内のブレードサーバを物理的にお貸しして、 それを研究室のWebサーバやホスティングサーバ、プロジェクト サーバなどに使っていただくという形式です。ただし物理サーバ だけではどうしてもリソース提供に限界があります。そこでクラスタ 活用など多様な研究ニーズにも対応しながら、調達業務と構築 作業の効率化が図れるアカデミッククラウドの導入を考えたので す」と説明します。  全国共同利用のサービスとともに、北海道大学内に散在する 多様なサーバの集約と効率的な運用を推進するための受け皿と しても「クラウドシステムは本学の情報環境の要となる有益なソ リューションだと判断しました」と髙井氏は語ります。こうした方針 のもと、約2年の期間をかけて作成された基本仕様書に対する一 般 競 争 入 札で採 用されたのが 、日立クラウドソリューション 「Harmonious Cloud」のプライベートクラウドソリューションを活 用した日立のシステム群でした。  「入札を前提としたシステムのため、本学側でシステム実装内 容までを細かく指定したわけではありません。しかしクラウドという 新しいテクノロジーに挑戦できる体力やポテンシャルをしっかり備 えたベンダーはそれほど多くはなく、サーバ1つとっても、われわれ が提示した要件ではWebサーバのホスティングからハイパフォー マンスなPCクラスタリングまでを仮想サーバでカバーできる強じん なスペックを備えていなければなりませんでした。また、利用申請 からリソース提供までを迅速に実現できる運用管理の柔軟性も 必要です。その意味で日立が提案されたクラウド基盤は、仕様、 価 格 、構 築 期 間 、運 用負荷 削 減の条 件にすべて合 致したソ リューションだったと言えます」と髙井氏は続けます。  日立が全面的に構築を支援した北海道大学アカデミッククラウドで は、仮想化基盤に統合サービスプラットフォーム「BladeSymphony」 の高信頼ブレードサーバ「BS2000」を114台導入。各サーバ(演算 USER PROFILE 国立大学法人 北海道大学 情報基盤センター 所 在 地:北海道北区北11条西5丁目 職 員 数:58名(2011年10月1日現在) 国立大学法人 北海道大学 情報基盤センター 大規模計算システム研究部門 教授 大宮 学 氏 国立大学法人 北海道大学 情報基盤センター 大規模計算システム研究部門 准教授 棟朝 雅晴 氏 国立大学法人 北海道大学 情報環境推進本部 情報推進課 課長 兼 IT推進グループ長 伊藤 和彦 氏 ※2 High Performance Computing

全国共同利用の「学際大規模計算機システム」

国内最大規模のアカデミッククラウド

日立提案のプライベートクラウドを選定

はんよう

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5 はいたっく2012-2 ノード)はインテル® Xeon® E7-8870プ ロセッサーを合 計 40コア備え、1演算 ノードあたり128GBの大容量メモリーと10Gbpsイーサネットの高速 ネットワークを内蔵しています。このため、システム全体で2,000以上 の仮想サーバを構築することが可能であり、総合理論演算性能が 43TFLOPS※3に達するというスーパーコンピュータなみの性能を 備えています。  また、データを格納するストレージシステムには仮想ファイルプラット フォーム「Hitachi Virtual File Platform」やミッドレンジディスクアレイ 「Hitachi Adaptable Modular Storage 2000シリーズ」が利用されて います。これらのストレージはクラウドシステムの起動用ストレージ、スー パーコンピュータも含めたシステム全体の共用ストレージとして機能し、 合計760テラバイト(TB)もの実効総容量を備えています。日立は Hadoopなどの並列処理において、ネットワーク帯域やディスクI/Oがボ トルネックとならないよう、仮想サーバを安定的に分散させるスケジュー リングノウハウを提供。さらに、システム稼働中の性能調整を自動化す る「ダイナミックロードバランスコントローラ」や、必要に応じてストレージ 容量の割り当てを自動化するボリューム容量仮想化機能「Hitachi Dynamic Provisioning」の活用により、システム全体の安定稼働に加 え、ストレージ容量設計と運用を一段と容易化したのが特長です。  一方、基盤ソフトウェアにはシトリックス・システムズ・ジャパン株式 会社のサーバ仮想化ソフト「Citrix Xen Server®」や、クラウド管

理ミドルウェア「CloudStack™」を採用。ポータルサイトを通じたサー ビス環境の申請・管理・運用をシンプルな形で実現することで、刻 一刻と変わるユーザーからの要求に迅速に対応できる柔軟性と、 運用管理コストの削減に寄与しています。  北海道大学アカデミッククラウドでは、OSやミドルウェアのほか、ブ ログやWiki※4などの各種アプリケーションをパッケージとして利用で きるホスティングサーバと、OSやミドルウェアなどを研究者の利用用 途に応じてカスタマイズして利用できるプロジェクトサーバが用意さ れており、オンラインストレージやブログなどの利用環境も含めて IaaS/PaaS※5として提供されています。  「ホスティングサーバ」はHA※6構成の採用で、障害時には自動 的にバックアップサーバに切り替わる高信頼性を実現。また「プロ ジェクトサーバ」は、標準のOSインストールイメージに加えて、ビッグ データの解析などに欠かせないMPI※7やHadoopを自動的にインス トールし、複数台のサーバをクラスタとして設定するクラスタパッケー ジが提供されています。  利用希望者は、情報基盤センターのポータルページから利用申 請を行うことで、研究に必要な仮想サーバを、わずか数分で手に入 れることが可能です。ITリソースを一元的に管理し、ユーザーの要 求に柔軟かつ迅速に対応しながら、必要なリソースを効率よく利用 することで、従来のシステムと比べて消費電力は1/5∼1/10に削減 されました。利用負担金も月単位の定額制のため、各大学の研究 室や部局、プロジェクトなどのICTコストを大幅に低減しながら、研 究活動の活性化を促進できるものと期待が寄せられています。  クラウドシステムの導入を担当した情報基盤センター 大規模計 算システム研究部門 准教授の棟朝 雅晴氏は、「一般的な利用形 態なら、ポータルから申請して実際にサーバが立ち上がるまで10分 程度しかかかりません。クラウドのメリットはリソース集約やコスト削 減などのキーワードで語られがちですが、むしろ私は時間の節約と いう部分が非常に大きいと考えています。従来なら研究システムを 作りたいと思っても、サーバを調達して実システムに組み上げるまで、 クラスタ構成なら数か月はかかっていました。しかしアカデミッククラ ウドなら、最大256台ものクラスタ構成を1時間程度で一気に立ち上 げてしまいます。企業と同様に大学でも、この劇的なスピード感の違 いが競争力の強化に大きな効果を生み出していくだろうと実感して います」と、その迅速性と運用性を高く評価。  「近年は情報系の研究においても、ビッグデータの利活用が非常 に重要なテーマとなっています。そこでアカデミッククラウドでは最初 から、テラバイト、ペタバイト、エクサバイトといった大量データをクラウ ド上で分析できる仕組みを持たせました。スーパーコンピュータも計 ◀情報基盤センターの業務を支えるサーバ群 ※3 TFLOPS:演算性能の単位であり、1テラフロップスは1秒間に1兆回の計算(浮動小数点演算)を   実行できることを意味する ※4 WebブラウザからWebページの編集・発行を行うことができるシステム ※5 IaaS:Infrastructure as a Service/PaaS:Platform as a Service ※6 High Availability

※7 Message Passing Interface:複数のCPUが情報をバイト列からなるメッセージとして送受信すること    で、複数の計算機による並列処理を可能とする

Hadoopなどビッグデータの分析環境も提供

全国の研究者に向け、

柔軟・迅速に最先端の環境を

バ ー チャル ファイル プラットフォーム アダプタブル モジュラー ストレージ ダイナミック プロビジョニング クラウドスタック シトリックス ゼン サ ー バ

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6 はいたっく2012 -2 算速度が速くなるほど大量のデータが排出されるようになりますが、 今度はそれをどう処理するかという問題が出てきます。その点、今回 の学際大規模計算機システムではスーパーコンピュータとHadoop 対応のクラウドシステムがシームレスに連携できるため、そうした新た な用途でも大きな成果が期待できるはずです」と棟朝氏はMPIや Hadoopによるビッグデータの分析環境についても言及します。  北海道大学アカデミッククラウドとあわせてサービス提供が開始さ れた新スーパーコンピュータシステムについて、導入を担当した情報 基盤センター 大規模計算システム研究部門 教授の大宮 学氏は 「これまでも本センターではスーパーコンピュータシステムに日立の SR11000を導入し、その環境上でユーザーがさまざまなプログラムや データを作成してきました。今回の調達でも、そうしたユーザー資産 の継承と使い勝手の連続的な移行を重視し、最新鋭のSR16000 モ デルM1を導入しました。本システムの特長は、POWER7®の大規模 SMP並列アーキテクチャにより、旧システムの30倍以上となる総合理 論演算性能172TFLOPSを実現したことです。これは全国共同利 用の同型システムとしては国内最大になります。また最大128ノードと いう大規模並列ジョブの実行環境も、ほかにはない本センターならで はの特長です。これほどまで高速かつ大規模に計算が行えるように なれば、研究の自由度が飛躍的に高まり、産学協同による新しい技 術開発、新製品開発などに至る時間も大幅に短縮できます。私自身 も研究者として非常にわくわくするツールですので、ぜひ幅広いユー ザーにご利用いただきたいと考えています」と説明します。  クラウドシステムとスーパーコンピュータシステムを収めたマシン室 では、北海道の冷涼な気候を利用した外気冷却設備が導入され ており、最先端の省エネと環境負荷低減にも取り組んでいます。 一連のシステム導入を支援した日立に対し、実務面での取りまと めを行った情報環境推進本部 情報推進課 課長 兼 IT推進グ ループ長の伊藤 和彦氏は、「わずか半年という短期間の中で、要 求どおりの基盤を構築していただいたこと、またエンドユーザーに提 供するインタフェースや画面設計においても、本学スタッフとの相当 お問い合わせ先 ■情報提供サイト http://www.hitachi.co.jp/cloud/ (株)日立製作所 公共システム営業統括本部 カスタマ・リレーションズセンタ   E-mail:[email protected] 回数の打ち合わせを経て、満足できるシステムを構築することがで きました。今後もシステム基盤の安定稼働や、問題発生時の早期解 決などに向け、引き続き力を貸していただきたいですね」と語ります。  棟朝氏も「今回のシステムは新しいチャレンジがたくさん盛り込ま れていますので、本来なら非常にリスクが高いプロジェクトでした。し かし日立は細かな要件をきちんとまとめ、仮想サーバを256台クラスタ 化したような場合でも安定したクラウド基盤を構築してくださいました。 またクラウドは一度入れて終わりではなく、継続的な改善・改変が必 要です。その意味でも今後とも手厚いサポートと研究開発の支援を お願いしたいと思います」と笑顔を見せます。  2011年11月1日のサービスイン以降、アカデミッククラウドには全国 のユーザーから多数の利用申請が行われ、「わずか1か月で仮想 サーバリソースの半分以上が埋まってしまった状態」とのこと。用途 はオンラインストレージから、研究データ公開用のデータベース、国 際会議などの開催・運営に必要なポータルサイト、さらには仮想サー バを複数台まとめたバーチャルなHPCクラスタマシンの形成などさま ざまですが、利用者自身がサーバやストレージを設置・構築するの に比べ、大幅に短時間・低コストに適切な環境を用意できるため、よ り多くの時間を本来の研究活動に振り向けられるようになりました。  今後の展開について髙井氏は、「クラウドのニーズはさらに高ま り、大学全体の情報基盤をクラウドに集約する動きも加速していく でしょう。新しい方向性としては、海外も含めた他大学のプライ ベートクラウドや商用サービスとの連携により、スケールメリットを互 いに享受していくような取り組みが必要になっていくものと思われま す。そうしたグローバルなクラウド連携・相互運用に向けた技術開 発や、システムのグリーン化を積極的に推進しながら、そこで得た 知見を次世代情報基盤システムの調達に反映していくことが次な る課題となっていきます。日立にはぜひ、そこで必要とされる技術や ノウハウを一緒に開発していくための支援をお願いしたいですね」 と期待を込めます。  国内最高クラスのスーパーコンピュータシステムとアカデミッククラ ウドシステムを一体的に運用する学際大規模計算機システムにより、 日本の学術研究を支える学際情報基盤の発展をめざす北海道大 学 情報基盤センター。日立は今後も、そのシステム基盤の安定稼 働を支援しながら、大学や研究機関などの高度な研究環境を支え る高性能・高信頼なシステム群とクラウドソリューションのさらなる強 化・拡充を進めていきます。

クラウドシステムのグローバル連携も視野に

総合理論演算性能172TFLOPSを実現した

「SR16000 モデルM1」

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 富士山を望む駿河湾と相模灘に囲まれた静岡県東部から伊豆 半島一円に52店舗を展開する三島信用金庫。地元のお客さまから 「さんしん」という愛称で親しまれている同金庫は2011年1月に創立 100周年を迎えました。これを機に、新本店には地域の芸術家を支 援するアートギャラリーが併設されたほか、地元の優れた技術やビジ ネスプランを評価・表彰する「夢企業大賞」も創設されるなど、さまざ まな100周年記念事業が展開されました。  地域の事業活動と生活を資金面から支える金融機能を通じて 「安心、安全、安定」を提供している三島信用金庫の役割を、常勤理 事 事務部 部長の大西 裕治氏は、「かかりつけのお医者さまのよう に気軽に何でも相談でき、お客さまのお悩みを解決する地域のホー ムドクターをめざしています」と説明します。  「日本は今、少子高齢化、IT化、グローバル化という3つの大きな 課題を抱えています。当金庫でもお客さまの多くが高齢者の方々で すが、今後も皆さまに気持ちよくお取り引きしていただくため、将来的 にはペーパーレス、キャッシュレス、印鑑レスという形で、お金のやりと りに間違いを起こさないシンプルなサービスを実現していきたいと考 えています。このため現在、新機能を付加した窓口サービスの充実 や、業務の見直し、事務の効率化などを積極的に進めている最中で す。そこで重要な役割を果たすシステム基盤として導入したのが、日 立さんの指静脈認証システムだったのです」と大西氏は続けます。  2009年半ばまで、三島信用金庫の業務端末では職員ごとに付与 されたID/パスワードと磁気カードを併用したログイン認証が行われて いました。「しかし離席ボタンを押さないまま、別の職員がシステムを操 作してしまうと、いつ、誰が、どのような業務を行ったかの操作履歴が 正確にトレースできません。またカード紛失時のなりすましも懸念された ため、個人情報の漏えいリスクを極小化する確実な本人認証と、複 雑なID/パスワード管理から職員を解放できるソリューションを模索し ていたのです」と、事務部 システム課 課長の中村 直樹氏は当時を 振り返ります。  新システムの導入を支援したのは、三島信用金庫のSIパートナー として、ネットワーク基盤や業務システム構築を長年サポートしてきた 株式会社 TOKAIコミュニケーションズ(以下、TOKAIコミュニケー ションズ)でした。同社のSI事業部 静岡営業部 営業一課 課長代 理の田村 孝広氏は、「三島信用金庫さまからは、将来的にさまざま な業務システムと柔軟に連携できること、誰でもスピーディに認証でき ること、この2つの要件を満たせる生体認証システムが欲しいという ご要望をいただいていました。当時サーバルームの入退室には別の 生体認証システムが導入されていましたが、認識率が低いことにお 客さまはお悩みでした。そこで日立さんの指静脈認証を試していた だいたところ、その精度とスピードに非常に満足され、ただちに導入 に至ったという経緯があります」と説明します。  2009年8月、業務端末からの情報漏えいを防止するため、ID/パ スワードに代わり、職員の指だけでログインを行う「指静脈認証シス テム」が本格稼働を開始しました。導入を担当した事務部 システム 課の杉山 幸生氏は、「認証精度の高さと速さに加え、装置が非常 にコンパクトであることもうれしいポイントでした。当金庫では指静脈

三島信用金庫

http://www.mishima-shinkin.co.jp/

ソリューション & サービス・ケーススタディ

幅広い業務のセキュリティと利便性を高める

日立の指静脈認証システム

なりすましによる不正アクセスや情報漏えいなど、セキュリティへの不安が増す中で、 確実な本人認証を行える生体認証へのニーズが高まっています。 また、システムやアプリケーションごとに個別入力が必要なID/パスワードの管理を容易化し、 業務効率を向上したいという要望も増えています。 そこで静岡県三島市に本拠を構える三島信用金庫は、 全職員が利用するシンクライアントへのログインに日立の指静脈認証システムを採用。 複数アプリケーションへのシングルサインオンを指1本で実現したほか、 全拠点の鍵管理ボックスの認証にも指静脈認証を適用し、利便性とセキュリティの両立を実現しました。 7 はいたっく2012-2

地域のホームドクターをめざし、

幅広い業務改革を推進

指静脈認証で、

複雑なID/パスワード管理から解放

株式会社 TOKAIコミュニケーションズ SI事業部 静岡営業部 営業一課 課長代理 田村 孝広 氏 三島信用金庫 事務部 システム課 杉山 幸生 氏 三島信用金庫 事務部 システム課 課長 中村 直樹 氏 三島信用金庫 常勤理事 事務部 部長 大西 裕治 氏 1

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認証を導入した数か月後に、業務端末をセンター側で一元管理す るシンクライアント※に置き換える計画を立てていましたが、そこでも指 静脈認証システムが問題なく使えると確認できたことも採用の大きな 決め手になりました」と語ります。  現在、全52拠点の業務端末約880台で使われている指静脈認証 システムは、ログイン時に指をかざすだけで確実な本人認証が行わ れ、セキュアかつスピーディにシステム利用を開始できます。ログイン 後も、従来はアプリケーションごとに複数のパスワード入力が必要で したが、新システムではActive Directoryと連携したパスワード代替 入力機能により、シームレスにアクセスできるようになりました。  「これまではアプリケーションが増えるたびに新たなパスワードを覚 えるのが職員には負担となっていました。指静脈認証の導入後は、 そうした負担や面倒な入力作業がなくなっただけでなく、カードも不 要となり、職員からは非常に好評です」と杉山氏は笑顔を見せます。 大西氏も「シンクライアントと指静脈認証の組み合わせは、場所を選 ばないセキュアな業務遂行を可能とした点でも大きなメリットがありま す。例えば、営業店を訪問中に稟議書が回ってきても、店舗内端末 に指をかざすだけで私自身のデスクトップ環境が現れ、その場で業 務が迅速に行えます」と評価します。  業務端末ログインへの確かな成果をふまえ、三島信用金庫は 2011年9月から店舗内の重要な鍵を集中保管する「鍵管理ボック ス」にも指静脈認証システムを導入しました。  「これまで各店舗に配備した鍵管理ボックスでは、各人の利用権 限に合わせた磁気カードを使って鍵の貸し出し・返却を行っていまし た。しかしカード紛失にともなう“なりすまし”の危険性があるため、こち らも指静脈認証 により鍵管理を行 えるようにしたの です」と中村氏は 語ります。  三島信用金庫 からの依頼を受 け、日立のパート ナー企業が開発 した「指静脈認証 対応 鍵管理ボックス」では、指で確実な本人認証を行った後、その利 用者が許可された鍵のみをセキュアに貸し出し・返却できる仕組みを 構築。貸し出し・返却履歴はサーバ側でログとして管理されるため、 台帳記入などの煩雑な作業も不要となります。鍵管理ボックスで使わ れる指静脈データは、すでに業務端末向けに登録された情報をサー バからダウンロード配信して利用するため、データを再登録する必要 もありませんでした。  本システムの導入を支援したTOKAIコミュニケーションズの田村 氏は、「さまざまなシステムのセキュリティや利便性を高めるには、決し てシステムダウンしない信頼性も重要な要件となってくるため、指静脈 認証サーバの二重化を図り、今後さらに連携システムが増えても業 務が止まることのない体制を構築しました」と胸を張ります。  2012年1月には、Web勤怠システムについても指静脈認証システ ムとの連携が図られ、これにより勤怠管理の精度向上とユーザーの 利便性アップが期待できます。  「今後の大きな展開として考えているのが、お客さまへの指静脈 認証システムの適用です。例えば、窓口におけるお客さまの本人確 認に指静脈認証を使えば、書類や印鑑がなくても安全・確実・迅速 に、お客さまのご要望に応じたお取り引きをしていただくことが可能と なり、お客さま向けのサービス向上にも大きな期待が持てると思いま す」と大西氏は将来構想を披露します。  続けて中村氏も、「これまではFace to Faceのサービスを基本に 成長を続けてきた信用金庫ですが、今後はスレートPCやタブレット 端末など最先端のITツールの活用が進んでいくと考えられます。そ うした場面でも情報漏えいを確実に防ぎ、操作や契約上のセキュリ ティを担保できる基盤を指静脈認証システムで構築していきたいと 考えているのです」と語ります。  「地域のホームドクター」構想実現に向けた業務改革を推進する 三島信用金庫の取り組みを、日立は指静脈認証を核とした幅広い 製品群とサービスで積極的にサポートしてまいります。 8 はいたっく2012-2

鍵管理ボックスにも指静脈認証を適用

お客さまサービスの向上にも適用範囲を広げていく

本店所在地 常勤役職員数 静岡県三島市芝本町12-3 1911年1月21日 801人(2011年3月31日現在) 三島信用金庫 お問い合わせ先 ■情報提供サイト http://www.hitachi.co.jp/veinid/ (株)日立製作所 セキュリティ・トレーサビリティ事業部   http://www.hitachi.co.jp/veinid-inq/ 1936(昭 和11)年に建 設された 旧本店の面影を色濃く残した新 しい本店がリニューアルオープン 地域密着型金融推進計画のもと「地域のホームド クター」の実現をめざし、地域金融機関として静岡 県東部と伊豆半島の活性化に取り組んでいる。 資 本 金 従業員数 事業内容 静岡県静岡市葵区常磐町2-6-8 TOKAIビル 1977年3月18日 22億2,148万円(2011年3月31日現在) 1,215名(2011年3月31日現在) コミュニケーションサービス事業、CATV事業、 システムイノベーションサービス事業 株式会社 TOKAIコミュニケーションズ http://www.tokai-com.co.jp/ 本部会議室に備え付けられたPCからも、指静脈認証で個人 のデスクトップにセキュアにアクセスできる 三島信用金庫 導入システム概要 鍵管理 ボックス 業務端末 (シンクライアント) ■ 本店・支店 (52拠点) ■ サーバ室 (本店にて一元管理) PCログオン業務システム 指静脈認証システム 鍵管理ボックス管理システム アクセス権のあるユーザーだけが 利用可能 ①指静脈  データ  を送信 ①指静脈  データを  取得要求 ②指静脈  データを  取得 ③指静脈  データを  配信 ②認証  要求 ④認証結果に  基づいた画面を  送信 ③認証結果返答  (利用者を特定) 認証装置に指をセット ※ 仮想化環境(Citrix® XenApp™)を利用

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京都市伏見区(取材日:2011年12月) 4 トラベルウォーキング  1976年、独立系ソフトウェア開発企業と して誕生して以来、「情報技術で人と社会 にやさしい未来を創造します」を企業理念 とし、業界を幅広くカバーする多様な専門 知識によって、お客さまのニーズに応じた 最適なソリューションを提供しているCIJ。 その事業所の1つ、CIJ 関西・中部支社 関西事業所のある北浜から電車で約40 分、豊臣秀吉が伏見城の城下町として整 備・発展させた伏見の街は、交通の要衝 に加えて、良質の地下水に恵まれ、当時か らすでに名酒の地として広く知られていま した。伏見ではなく「伏水」と書いていたこ とからもわかるように、“伏水の名水”は、酒 造りに最適な養分をバランスよく含み、多く の名酒を育んできました。  その伏見を代表する酒造会社の1つ が、月桂冠株式会社(以下、月桂冠)。近 鉄京都線・桃山御陵前駅から歩くことおよ そ10分、酒造りの街ならではの趣をたたえ る月桂冠の歴史的建造物群が見えてきま す。1637(寛永14)年、初代・大倉治右衛 門が伏見馬借前(現・本材木町)で酒屋 を創業。1905(明治38)年に勝利と栄光の シンボル「月桂冠」を酒銘に採用し、その後 も品質の高い酒を醸造し続けています。 「月桂冠大倉記念館」は、昔ながらの酒造 りに用いられた用具類や明治期の瓶詰め 酒、広告ポスターなどが展示されている酒 の資料館。「月桂冠の時代ごとの酒蔵や 作業風景の移り変わり、日本酒産業の歩 みを垣間見ることができますね」とCIJ 岸 邦佳さんは笑顔で語ります。ちなみに、 月桂冠の施設は「日本酒製造の近代化を けん引した灘・伏見の醸造業の歩みを物 語る近代化産業遺産群」の1つとして経済 産業省が認定する近代化産業遺産※1 選定されています。  月桂冠大倉記念館から「閼伽水※2」で 知られる長建寺を参拝し、伏見城の外堀 として造られた濠川沿いの遊歩道に向か います。濠川はかつて水陸交通の要衝と して繁栄し、明治以降は川沿いの大名屋 敷跡に酒蔵が次々と建てられました。「こう して白壁土蔵の酒蔵が並ぶ遊歩道を歩 いていると、当時、三十石船が盛んに行き 交っていた情景が目に浮かんできますね」 良質で豊富な地下水に恵まれた 酒どころ伏見 濠川遊歩道から坂本龍馬ゆかりの 寺田屋へ 昔ながらの酒蔵が並ぶ、 濠川遊歩道を散策する皆さま

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昔ながらの風情をとどめる

白壁土蔵の酒蔵が並ぶ街、伏見を歩く

古くから“名酒の地”で知られる京都市伏見。 水上交通の要衝として繁栄を極めた江戸時代初期には、すでに83軒の酒造会社があったと記録に残っています。 酒どころ伏見を象徴する濠川河畔には遊歩道が設置されており、 酒蔵や寺田屋の横を通り抜けながら、当時に思いを馳せて散策を楽しむことができます。 今回のトラベルウォーキングは、ソフトウェアの開発からハードウェアやネットワークインフラの構築、データセンターの活用、運用・保守など、 トータルでシステムインテグレーションサービスを提供する株式会社 CIJ(以下、CIJ)の皆さまと、 歴史ある酒蔵の並ぶ街・伏見を歩きます。 8 7 3 御香宮神社拝殿を散策する皆さま 龍馬とお龍の銅像の前で、同じポーズをとる皆さま 「閼伽水」で知られる長建寺にて(若宮さん) 2007年11月、「月桂冠大倉記念館」と同館所蔵の「伏見の酒造用具」「内蔵、 酒造場」「月桂冠旧本社」「月桂冠昭和蔵」「旧・大倉酒造研究所」が選定 ※1 ほりかわ あ か すい ふし み 保守など 9 御香宮神社 「石井 の御香水」 にて(岸 さん) 1 月桂冠大倉記念館 にて あ かすい 9 はいたっく2012-2

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ご参加いただいた 株式会社 CIJの皆さま 岸 邦佳さん(金融ソリューション部 関西金融システム開発課 ユニットリーダ)(写真右) 「日本酒の文化を守り、酒の道を究めようとする人々が競い合い 続けているからこそ、伏見は名酒どころとして全国に名を馳せ続け ているのですね。ウォーキングをとおして、伏見の街の魅力を再認 識しました。今後も健康を意識して、淀屋橋からオフィスのある堂 島まで、なるべく徒歩通勤を続けていきたいと思います」 若宮 奈理子さん(関西・中部支社 プロダクトビジネス課 ユニットリーダ)(写真左) 「龍馬ファンなので、寺田屋で龍馬に出会えてうれしかったです。 以前、伏見を訪れたことがありますが、今回、歩いてみて初めて点 と点が線につながり、伏見の歴史や街がよく理解できました。知ら ない街を旅することが好きなので、これからもいろいろな街をのん びりと散策してみたいですね」 相原 久美さん(関西・中部支社 プロダクトビジネス課)(写真中) 「伏見はいたるところに歴史が息づいている街なので、興味をもっ て楽しく散策することができました。月桂冠大倉記念館ではお酒 の芳醇な香りに思わず酔ってしまいそうでしたね。きき酒もおいしく いただきました。これからも趣味のゴルフをとおして、健康とリフレッ シュをはかっていきたいと思います」 ■導入製品 JP1、Cosminexus、DataStageなど 従 業 員 数 事 業 内 容 連結1,694名、単体634名(いずれも2011年6月30日現在) システム開発およびシステム開発に関連するサービス 株式会社 CIJ 観光お問い合わせ先 とCIJ 相原 久美さんは笑顔を向けます。 柳並木が続く濠川遊歩道をしばらく進む と、明治維新の立て役者、坂本龍馬ゆかり の寺田屋が見えてきます。寺田屋は1866 (慶応2)年、龍馬が襲撃され難を逃れた 船宿。内部は公開されて おり、寺田屋騒動の際に 残された刀傷や、お龍が 駆け上った階段、当時の 様子を伝える写真などが 展 示されています 。さら に、傷をおった龍馬が身を 隠していたとされる材木 小屋跡(現在の「富翁」北 川本家あたり)を通り、龍馬が救出されてし ばらくの間、傷を癒した薩摩藩伏見屋敷 跡(現在の松山酒造)へと向かいます。 「一命をとりとめた龍馬は、お龍とここから 薩摩に向けて旅立ちます。龍馬の駆け抜 けた舞台に思いを巡らしながら濠川沿い を歩くのもまた楽しいものですね」とCIJ 若宮 奈理子さんは微笑みます。  亡くなる1867(慶応3)年までのわずかの 時間を縦横無尽に生き抜いた龍馬を偲ん で、濠川沿いの酒蔵界隈を訪ね歩く人々 は、今も絶えることがないといいます。  桃山御陵前駅から大手筋通を東へ向か い、赤い大鳥居をくぐると左手側に御香宮 神社の表門が見えてきます。この神門は、 1622(元和8)年、徳川頼房(水戸黄門の 父)が伏見城の大手門を移築して寄進した もの。桃山時代の建築装飾として国の重要 文化財に指定されています。神門をくぐり、 参道を進むと拝殿、さらにその奥に本殿(国 指定重要文化財)があります。「極彩色が ほどこされた蟇股などの彫刻には桃山時代 の華やかな装飾が見てとれますね」(相原 さん)。また、社務所庭園は、「遠州ゆかりの 石庭」として親しまれ、戦火で表面が焼けた 石や変色した手水鉢を拝観できます。  境内から清泉が湧き出し、社の名の由 来となった「石井の御香水※3」は、徳川御 三家(義直、頼宣、頼房)の各公がこの水 を産湯に使ったといわれる伏見七名水の 1つ。「伏見では、こうした名水がいたるとこ ろで湧き出し、時の権力者たちに大切に保 存されてきたのですね」(若宮さん)。  激動の時代に翻弄されながらも清冽な 地下水を守り、酒造りに携わる人々の熱い 思いが今も伝わる街・伏見。皆さまも当時 に思いを馳せて酒どころ伏見を散策して はいかがでしょう。 伏見七名水の1つ、御香宮神社 本社:神奈川県横浜市西区平沼1-2-24 横浜NTビル TEL(045)324-0111(代) http://www.cij.co.jp/ 関西・中部支社 関西事業所:大阪市中央区今橋 2-3-16 MID今橋ビル TEL(06)6201-2001(代) 寺田屋にて ●京都伏見観光連携協議会  http://kyoto-fushimi-kanko.jp/ 5 はいたっく誌読者の皆さまで、当コーナーに参加をご希 望される方がいらっしゃいましたら、当社担当営業または はいたっく誌事務局[email protected] までご連絡ください。 ウォーキング参加者募集  月桂冠大倉記念館を見学した後は、「きき酒処」で、コクのある風味の 「月桂冠レトロボトル吟醸酒」※4、淡麗ですっきりとした味わいの「玉の泉 大吟醸生貯蔵酒」、風味豊かな「プラムワイン」をきき酒することができます。  なかでも「月桂冠レトロボトル吟醸酒」は、コップ付き小瓶の意匠を復刻 した商品。猪口がスイングして揺れる汽車の中でも酒がこぼれない仕掛け になっており、当時「駅売りの酒」として採用され、月桂冠が広く知られるきっ かけにもなったお酒です。 京都市伏見区 108 月桂冠 月桂冠大倉記念館 TEL(075)623-2056 http://www.gekkeikan.co.jp/ お問い合わせ先 御香宮神社「遠州ゆかりの石庭」にて お龍が駆け上った 階段を上る相原さん 酒どころ伏見に湧き出る良質の地下水で、仏に供える水をさす ※2 当地の昔の地名。1985(昭和60)年に環境庁の「全国名水百選」に認定 ※3 2 6 10 ごこうのみや ※4 月桂冠大倉記念館の限定販売商品 右から 「月桂冠レトロボトル吟醸酒」 「玉の泉 大吟醸生貯蔵酒」 「プラムワイン」 かえるまた 3 1 4 2 6 5 8 9 10 7 桃山駅 観月橋駅 寺田屋 長建寺 月桂冠大倉記念館 JR 桃山御陵前駅 御香宮神社 伏見桃山駅 本線 京阪宇治線 至京都 24 10 はいたっく2012-2

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帳票スクエアとFAX送信サービスの連携で

業務効率向上と情報漏えい対策の強化を実現

不動産管理会社向けにコールセンターサービスを提供している株式会社 リロクリエイト(以下、リロクリエイト)は、 業務量の増加にともない、管理会社への報告書や協力会社への作業手配書などを FAX送信する業務が大きな負担となっていました。 そこで導入したのが日立のクラウド帳票サービス「帳票スクエア」です。 日立はリロクリエイトが利用するSalesforceや、他社の帳票FAXサービスをクラウド上で連携することで、 帳票入力からFAX送信までの業務をわずか2週間で自動化することに成功。 イニシャルコストを抑えながら、業務効率の大幅な向上と、情報漏えい対策の強化を実現しました。  リロケーション(留守宅管理)事業をはじめとする生活総合支 援サービスをグローバルに展開し、2011年11月に東証一部上場 を果たした株式会社 リロ・ホールディング。その中でCRM※1アウ トソーシング事業を担当するグループ企業として、賃貸マンション などを管理する不動産管理会社向けにコールセンターサービス を提供しているのがリロクリエイトです。  同社は2010年7月、大手管理会社のコールセンター業務を受 託したことから、それまで月間約1,500コールだった対応件数が 3,000コールを超えるまでになり、スタッフを増員しても対応できな いほどの業務量の増大に直面しました。  「当社は水漏れやエアコン、給湯器の故障などで入居者の方 から電話があった場合、マンション管理会社さまに代わって対応 方法をお伝えしたり、協力会社を派遣して応急対応したりするな どの業務を24時間365日休みなく運営しています。これまで管理 会社さまへの報告書や協力会社さまへの作業手配書などは、当 社が数十万件のお客さま情報管理に利用しているSalesforce からマクロでExcel®にデータを抽出し、印刷した帳票を手作業 でFAX送信する形で提供していました。しかしこの帳票作成 にかなりの時間がかかるうえ、業務量が一気に拡大したことか ら、スタッフの負担が限界に近づいていたのです」と語るのは、 カスタマーサポートグループ カスタマーサポートユニットの土井 晴康氏です。  リロクリエイトが委託管理しているマンションやアパートは合計 約50万戸、取引先企業は約200社にのぼります。このため、帳票 作成やFAX送信に要する手間や時間を軽減したいと考えてい ました。  「今回は単なる業務の合理化だけでなく、お客さまの個人情 報保護も大きな要件に挙げていました。これまではFAX機の前 で送付先番号のチェックを2人体制で行うことで、FAXの誤送信 を防いできました。しかしながら、それでもミスは起こりえますし、件 数が多くなれば労力も増えていきます。そこで、Salesforce上のお 客さまデータを、そのまま帳票項目や送信先にひも付け、帳票作 成からFAX送信までをトータルに自動化できないかと考えました。 帳票をプリントアウトすることなくデータのまま送れる自動FAX送 信サービス「販促Navigator® for Salesforce」を提供する株式

会社 ネクスウェイに相談したところ、われわれの要件に最適だと 紹介されたのが『帳票スクエア』でした」と振り返るのは、代表取 締役社長の戸田 裕之氏です。  日立の帳票スクエアは、日本の企業文化に対応したリッチな帳 票の作成・運用をインターネット経由で提供するクラウドサービス です。Webブラウザさえあれば手軽に利用できるため、社内に サーバやソフトウェアの導入が不要なほか、Salesforceの 「Force.com」との連携もサポート。高度なプログラミングスキルを 必要とせず、接続スクリプトのインストールとボタンの配置という2 つの操作を実行するだけでセットアップが完了し、Salesforceの

管理会社に代わり住まいの緊急トラブルに即対応

誤送信による情報漏えい対策を万全にしたい

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株式会社 リロクリエイト

http://www.relocreate.co.jp/

※1 Customer Relationship Management

株式会社 リロクリエイト カスタマーサポートグループ カスタマーサポートユニット 土井 晴康 氏 株式会社 リロクリエイト 代表取締役社長 戸田 裕之 氏 ソリューション&サービス・ケーススタディ 2

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データと関連付けた帳票 PDFをスピーディに自動 作成することができます。  「導入スピードの速さも 重要でしたが、使い勝手 のよさや信頼性にも妥協 したくありませんし、過大 なコストもかけたくない。 そんなわがままな条件を、 帳票スクエアはすべて満 たしてくれました」と戸田 氏は笑顔で語ります。  日立は、Salesforceで 管理されている数十万 件のお客さま情報や付 帯情報からボタン1つで 帳票PDFを自動作成し、 リロクリエイトが指定した FAX送信サービスと連携させ、ダイレクトにお客さまや協力会社 へFAXできる新システムを、引き合いからわずか2週間で本番稼 働させることに成功しました。  導入後、帳票作成からFAX送信までの所要時間が従来の 1/3∼1/4に短縮され、スタッフの負担が大幅に軽減したほか、 Salesforceとのデータ連携によって「記入ミスや送信ミスの心配も なくなり、情報漏えい対策の強化につなげることができました」と 土井氏は喜びます。  「従来と帳票の見た目が異なると、お客さまや取引先に違和感 を与えてしまいますので、日立さんにはあらかじめ“これまでと同じ ような形で”と依頼して帳票フォーマットを作っていただきました。 また運用後に、データをマッピングする位置を少し変えたいという 要望を出したところ、簡単にカスタマイズできる機能も追加してい ただいたのも助かりました。サービスの安定稼働はもちろんです が、こうしたアフターフォローもしっかりしている点は“さすが日立さ んだな”と感心しました」と土井氏は評価します。  今回の成果を踏まえ、リロクリエイトではお客さまへ送る月次レ ポートや請求書などについても順次、帳票スクエアを適用した運 用へ切り替えていく方針を打ち出しています。  「 現 状 、管 理 会 社さまや協 力会 社さまとの情 報 連 携は、 Salesforceを通じて完全にペーパーレス化できているものと、まだ FAXを使わなければならないものの2パターンが存在していま す。これまではペーパーレスと紙出力、双方の運用を併用しなけ ればならず、負担の増加や効率性の低下が大きな課題となって いましたが、今はどちらの運用についても帳票スクエアの活用に よってペーパーレス化と自動化が可能となり、業務効率が大幅に 向上しました。この導入成果を他の帳票運用にも広げていくこと で、さらに情報提供のスピードアップと業務全般のTCO※2削減を 図っていきたいと考えています」と戸田氏は語ります。  帳票スクエアはクラウドサービスならではの特長を生かし、業 務量や帳票数の増減に柔軟に対応できるほか、ビジネス要件に 応じて必要な期間のみオンデマンドに利用することが可能です。 このため、イニシャルコストの低減はもちろん、メンテナンスにかか る手間やランニングコストも大幅に削減しながら、使いやすく柔軟 な帳票運用環境を実現します。お客さま企業のビジネス価値向 上に、ぜひ「帳票スクエア」をお試しください。

他の帳票運用にも適用を拡大

12 はいたっく2012-2 お問い合わせ先 HMCC(日立オープンミドルウェア問い合わせセンター)   0120-55-0504 利用時間 9:00∼12:00、13:00∼17:00(土・日・祝日・弊社休日を除く) 携帯電話、PHS、一部のIP電話など上記フリーダイヤルがご利用いただけない場合 TEL(03)5439-2733 ■情報提供サイト   http://chohyosquare.hitachi.jp/

※2 Total Cost of Ownership リロクリエイトに導入されたシステムの概要 資 本 金 従業員数 事業内容 東京都新宿区新宿4-3-23 5,000万円 30名(2011年12月現在) コールセンター業務 (住まいに関する連絡受付、トラブル対応など) 株式会社 リロクリエイト Force.comは、セールスフォース・ドットコムのクラウド型プラットフォームおよび関連するすべてのコンポーネントを総称したブランド名です。 PDF帳票 出力 FAX送信 入居者 コールセンター業務リロクリエイト 協力会社 マンション管理会社 コールセンター システム 電話 システムに データを 入力 ◎ 作業の所要時間が1/3∼1/4に短縮 ◎ 帳票の誤記入、誤送信対策を強化 ボタン1つでForce.comと 帳票スクエアが連携し帳票を出力 「メモ&添付」 に帳票を保存 トラブル発生 ・水漏れ ・エアコン故障 ・ガラス破損 ・鍵の紛失 etc. 協力会社への 作業手配 管理会社への 状況報告 手配書 報告書 販促Navigator® for Salesforce 手配書 報告書 帳票出力 帳票 フォーマット 手配書 フォーマット 報告書 フォーマット 帳票スクエアの デザイン代行 サービスを利用 帳票出力 エンジン

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 「Infor ERP LN」は、製造業で必要となる販売・購買・在庫管 理・生産管理・物流・会計などの幅広い機能を備え、全世界で 8,500社への導入実績を誇る、中小規模製 造業向けのERPパッケージです。日本の複 雑な生産管理に対応しながら、海外工場の 立ち上げに必要とされる多言語・多通貨・マ ルチプラットフォーム・マルチデータベースに も対応。販売・資材調達から生産・受注処 理に至るまで、さまざまな業務を可視化する ことで、製造業の競争力強化に欠かせない 「見える化」経営とグローバル統合管理を容 易に実現することが可能です(図1)。  Infor ERP LNは、統合化データベース と充実した機能群により、さまざまな業務の 複雑性をコントロールできる卓越した能力を 提供します。導入に際しては「5つのマルチ」 から機能基盤を組み合わせ、企業の成長 や経営環境の変化に対応しながら柔軟に 拡張していけるため、常に適切なシステム 環境や業務運用管理体系を構築すること ができます(図2)。  また、日本 国 内だけでなく、海 外 拠 点 (工場・倉庫・営業所)への展開も容易で あり、各拠点から全データをリアルタイムに 把 握できるグローバルシステムを構 築 可 能。これにより、複数拠点やパートナーも含 めたサプライチェーンへの対応力を強化 し、データの透明性向上とTCO※ 2削減を 図りつつ、グローバルな競 争 力強 化を実 現できます(図3)。  日立は、国内外の幅広い企業に多種多様なERPソリューション を提供している国内トップクラスのERPソリューションベンダーとし 急速な円高やグローバル化の進展にともない、製造業では海外拠点の迅速な立ち上げと短期間でのシステム導入、経営の見える

化などが急務の課題となっています。そこで日立は、製造業の中小規模拠点に適したERPパッケージ「Infor ERP LN」を用いて、

製造サプライチェーンのさまざまな局面を可視化できるシステム環境の構築をワンストップで支援。17年間で世界157サイトにおよぶ

豊富な導入実績とグローバルなサポート力で、迅速・的確なシステム導入を行い、お客さまの業務効率とROI※1の向上を実現します。

製造業のグローバルな競争力を強化する

日立

「Infor ERP LNソリューション」

13 はいたっく2012-2 Total Cost of Ownership ※2 世界の製造業で認められた豊富な機能群を提供 導入準備から稼働後保守までを一括サポート 図1 Infor ERP LNの特長 ※1 Return On Investment 図2 5つのマルチ マルチ・カンパニー 1環境で複数会社の管理が可能。現行の実態および将来の業務運用事 情の変化に合わせた適切なシステム環境の構築が可能。 Infor ERP LN は、将来の成長、経営環境変化に即応する機能基盤を備えています 1 マルチ・サイト 会社単位と別に、工場や物流センター、営業所などの単位で管理が可能。複数の 製造子会社や、ある国や地域の営業拠点を1環境で管理する場合などに有効。 2 マルチ・通貨 自社管理通貨を最大3通貨の管理が可能(自国通貨と報告用通貨2種類)。取引通貨は無制限に利用可能。 3 マルチ・言語 1環境での複数言語使用も可能。日、英、中(簡体、繁体)、仏、独、伊などの20言語以上に対応。 4 マルチ・モード生産 複数の販売物流・生産形態に対応。複数形態を組み合わせて計画・管理が可能。 需要特性変化、新たな製品群の取り扱いなどにも設定変更で対応が可能。 5 ●全世界で8,500社以上への導入実績がある統合業務ERPパッケージ ●充実した生産管理機能を備えたERPパッケージ ■中小規模拠点のためのERP ・世界の製造業で認められた豊富な機能群 ・機能選択による「ミニマムスタート」が可能 ・数多くの導入実績からのフィードバックにより 販売物流、生産管理の実態に即した機能群 を提供 ■柔軟性 ・企業の成長や経営環境変化に即応する機能群 ■グローバル対応 ・多言語、多通貨機能 ・各国・地域別のローカライズ機能 ■導入ツール、運用ツール ・導入期間を短縮化するツール群

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て、Infor ERP LNの提供においても豊富な導入実績とノウハウ を保持しています。  またソリューション提供に際しては、上流コンサルテーション、 ERP導入計画策定、ERP機能コンサルテーション、カスタマイズ・ アドオン、稼働後保守サポート、システムエンハンス支援といった、 導入準備から稼働後保守までをグローバルにワンストップサポート できる体制を整備していることも、他のベンダーにはない大きな特 長となっています。  1994年、日系製造業のお客さまの海外 進出に合わせ、グローバルな「Infor ERP LNソリューション」の提供を開始した日立 は、これまで世界各国・地域で合計157サイ トにおよぶ導入実績を持っています(図4)。 サポートは中国、香港、台湾、東南アジア、米 州、欧州のほか全世界に広がっており、どの 海外拠点のお客さまに対しても、日本語・英 語・中国語のほか、現地ビジネスパートナー と連携した母国語での対応が可能です。  すべての国・地域において、上流コンサル テーションから稼働後保守サポートまでのトー タルサポートを提供することで、お客さまの日本 本社が海外法人を統括しながら、各国・地域の事情をふまえた横展開 が可能となる「グローバル・デリバリー・モデル」を実現。プロジェクト管理 支援やハードウェア/ソフトウェア販売など、ERP導入を推進するうえで 不可欠な各製品の納入・サービス全般もサポートしています。  Infor ERP LNでは、お客さまの業務フローをシステムで実現 するツールとして、DEM(Dynamic Enterprise Modeler)を用 意しており、導入から本番稼働、多拠点展開などを効率的に推 進することができます。  これに加えて日立では、独自のERP導入ノウハウの標準化により、 導入プロジェクトの各フェーズから詳細作業ステップまでを明確に 定義した作業分解図や作業フロー、標準成果物(ワークシート、標 準手順書など)を提供し、プロジェクトの円滑な推進を支援します。  さらに、製造業や各国・地域の事情に精通した経験豊富なコン サルタントや専門スタッフが、パッケージ機能と現場からの声の橋 渡しをすることで、お客さまの要件に適したシステムを、より短期間 に的確な形で構築していきます。  複雑化した生産サプライチェーンの問題を解決し、グローバル レベルのリアルタイム経営の実現と製造業の海外展開を強力に 支援するInfor ERP LN。その安心・確実な導入は、実績と経験 豊富な日立にお任せください。 14 はいたっく2012-2 全世界で合計157サイトの導入実績 導入期間を短縮しながら適切なシステムを構築 (株)日立製作所 産業・流通システム事業部   TEL(03)5471-8946 お問い合わせ先 ■情報提供サイト   http://www.hitachi.co.jp/infor_ln/ht536/ 図3 Infor ERP LNの機能構成 導入サイト数 ●日本  ●韓国  ●中国  ●香港  ●台湾  ●東南アジア ●インド  ●米州  ●欧州  (26サイト) (8サイト) (33サイト) (4サイト) (16サイト) (60サイト) (1サイト) (6サイト) (3サイト) 適用業種 ○組立加工系製造 ○プロセス系製造 ○精密機器製造 ○自動車部品製造 ほか 合計157サイトの導入実績 中国 日本 東南アジア(シンガポール、インドネシア、タイ、        マレーシア、フィリピン、ベトナム) インド 香港 台湾 韓国 米州 欧州 図4 導入実績 Platform Application orm Windows® UNIX、Linux C/S、 Webブラウザ Oracle、 SQLServer、 etc. 販売管理 会計管理 業務 モデリング サービス 倉庫管理 共通マスター 企業計画 購買管理 開発 ツール 製造管理 外注管理 プロジェクト管理 統合化データベースと充実した機能群により、適切な業務システムの構築を実現

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