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欧州自動車産業の統計と最新動向( )

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(1)

欧州自動車産業の

統計と最新動向

2008/09

年)

2008 年 9 月

(2)

第1章 欧州自動車産業のいまを読み解く

· · · 1

1.

欧州自動車産業の

2007 下半期~08 年上半期の重要ポイント

··· 2

(1) 環境規制への対応 ... 2 (2) 投資先はここ ... 3 (3) いま売れる車 ... 4 (4) 景気減速で下方修正 ... 4

2.

ロシアの自動車販売市場 ――

2008 年には欧州最大の乗用車市場に

··· 5

(1) 乗用車の販売市場 ... 5 (2) 外国ブランドの販売状況 ... 7

3.

ロシアの自動車生産 ―― 新たな生産基地の誕生へ

··· 12

(1) 乗用車の生産台数 ... 12 (2) 外資メーカーの進出状況 ... 14 (3) 国産車メーカーの動き ... 20 (4) 部品メーカーの進出 ... 21

4.

EU各国の自動車関連政策と自動車税 ―― 2007 年~08 年上半期の動き

··· 23

(1) 環境・交通・排ガス関連の政策 ... 23 (2) 自動車関連の課税 ... 27

第 2 章 統計で見る世界の自動車市場

· · · 31

1.

世界の市場規模 ―― 各国別とメーカー別の販売台数

··· 32

(1) 世界の自動車販売台数 ... 32 (2) メーカー別の自動車販売台数 ... 35

2.

世界の生産規模 ―― 各国別とメーカー別の生産台数

··· 35

(1) 世界の自動車生産台数 ... 35 (2) メーカー別の自動車生産台数 ... 42

3.

世界の自動車部品メーカー

··· 42

第 3 章 統計で見る欧州の自動車市場

· · · 46

1.

欧州の自動車販売市場 ―― 各国別の販売台数

··· 47

(1) 2007 年の各国の自動車販売 ... 47 (2) 2007 年各国の商用車販売 ... 51

2.

メーカー別の欧州での自動車販売

··· 52

(1) 2007 年の乗用車販売 ... 52

(3)

(2) 2007 年の商用車販売 ... 59 (3) 2008 年上半期の販売動向 ... 63

3.

セグメントとモデル別で見る乗用車の販売動向

··· 66

(1) セグメント別の販売傾向 ... 66 (2) ディーゼル車の販売傾向 ... 70

4.

欧州の自動車生産の動向

··· 71

(4)

図 1: ロシアの乗用車販売台数の推移 ... 6 図 2: ロシアの乗用車販売の内訳比率の推移 ... 6 図 3: 外国車のブランド別シェア(2007 年) ... 9 図 4: 乗用車市場のブランド別シェア(2007 年) ... 9 図 5: EUおよびEFTAの自動車新規登録台数(販売台数)の国別シェア(2007 年)... 47 図 6: EUとEFTAの自動車メーカーグループ別の乗用車新規登録台数シェア(2007 年) .... 53 図 7: EUおよびEFTAのメーカー別の商用車新規登録台数シェア(2007 年) ... 59 図 8: 西欧における乗用車販売台数のセグメント別シェア(2007 年) ... 66 表 1: 主要メーカーのCO2の平均排出量実績と目標値 ... 3 表 2: ロシアの外国新車メーカー・ブランド別販売台数トップ 30(2007 年)... 8 表 3: ロシアの外国新車モデル別販売台数トップ 25(2007 年) ... 10 表 4: ロシアの外国新車メーカー・ブランド別販売台数トップ 25(2008 年上半期) ... 11 表 5: ロシアの外国新車モデル別販売台数トップ 15(2008 年上半期) ... 11 表 6: ロシア国産車のメーカー別乗用車生産台数の推移 ... 13 表 7: 外国乗用車メーカーのロシア現地生産台数 ... 13 表 8: 外国乗用車メーカーのロシア進出状況と今後の予定 ... 15 表 9: 主要な外国自動車部品メーカーの地域別進出状況 ... 22 表 10: EU27 カ国の乗用車購入時の課税(2008 年 3 月現在) ... 28 表 11: EU27 カ国の燃料税(2008 年 3 月現在) ... 29 表 12: 世界のモーターショーの開催時期(2008 年 10 月~09 年 10 月) ... 30 表 13: 世界各地域の自動車(乗用車・商用車)販売台数(2006~2007 年) ... 33 表 14: 世界主要国の自動車保有台数(2006 年末時点) ... 33 表 15: 世界の主要メーカー別の自動車販売台数 ... 34 表 16: 世界各国の乗用車の生産台数(2006~2007 年) ... 36 表 17: 世界各国の商用車の生産台数(2006~2007 年) ... 38 表 18: 世界各国の自動車(乗用車と商用車の合計)の生産台数(2006~2007 年) ... 39 表 19: 世界各国の商用車生産台数の内訳(2007 年) ... 40 表 20: 世界のメーカー別自動車生産台数(2005~2007 年) ... 43 表 21: 世界の自動車部品メーカー売上トップ 40(2007 年) ... 44 表 22: EUおよびEFTAの国別自動車新規登録台数(販売台数)(2007 年) ... 48 表 23: EUおよびEFTAの国別乗用車新規登録台数(販売台数)の推移 ... 50 表 24: EUおよびEFTAの国別商用車新規登録台数(販売台数)の推移 ... 51 表 25: EUとEFTAの自動車メーカーグループ別・ブランド別の新規登録台数(2007 年) ... ... 55

(5)

表 26: EUとEFTAの自動車メーカーグループ別・ブランド別の乗用車新規登録台数 ... 56 表 27: 西欧の自動車メーカーグループ別・ブランド別乗用車新規登録台数の推移 ... 57 表 28: 東欧 10 カ国の自動車メーカー別・ブランド別乗用車の新規登録台数の推移 ... 58 表 29: EUおよびEFTAの自動車メーカーグループ別の商用車新規登録台数の推移とシェア .. ... 60 表 30: 西欧の自動車メーカー別・ブランド別商用車新規登録台数の推移 ... 61 表 31: 東欧 10 カ国の自動車メーカー別商用車の新規登録台数の推移 ... 62 表 32: 欧州の 2008 年上半期の国別の乗用車新規登録台数 ... 63 表 33: 欧州の 2008 年上半期の自動車メーカーグループ別・ブランド別乗用車新規登録台数 ... 64 表 34: 西欧の 2008 年上半期の自動車メーカーグループ別・ブランド別乗用車新規登録台数 ... 65 表 35: 西欧における乗用車販売台数のセグメント別シェア(2007 年) ... 66 表 36: 西欧各国の乗用車販売台数に占める四輪駆動車のシェアの推移 ... 67 表 37: 欧州の乗用車販売台数トップモデル 50(2007 年) ... 68 表 38: 欧州のセグメント別乗用車販売台数のトップモデル(2007 年) ... 69 表 39: 西欧各国の乗用車販売台数に占めるディーゼル車のシェアの推移 ... 70 表 40: 欧州各国の自動車生産台数の推移... 71 表 41: 欧州各国の自動車生産台数の内訳(2007 年) ... 72 表 42: 欧州におけるメーカー別の乗用車生産台数の推移 ... 73

(6)

1 章 欧州自動車産業のいまを読み解く 2 欧州の自動車産業のいまを語るキーワードは 「ロシア」と「環境」だ。そこで、乗用車市場 を中心にロシアの販売・生産の現状と見通しを 掘り下げるとともに、EU 主要国の環境を中心と した自動車関連の政策の動きを追った。 欧州の自動車業界で最大の話題と課題は環境 対策となってきた。EU では乗用車の排ガス規制 が 2009 年 9 月に強化されて「ユーロ 5」が実施 される。さらに、CO2排出量の法規制が 2012 年 に導入されることが決まった。これまでは自主 規制に過ぎなかったが法規制となれば罰則、す なわち罰金という実害が伴う。これに燃料価格 の高騰が拍車をかけて、燃費の優れた車を市場 に投入することが各メーカーの最重要課題にな っている。 欧州委員会の CO2排出量の規制案では、2012 年までに新車の平均排出量を 120g/km(1 キロ走 行当たり 120 グラム)に抑えることになった。 ただエンジンの技術開発や車体改良など自動車 メーカーに義務づけられるのは 130g/km で、残 りの 10g/km はタイヤの改善やバイオ燃料の促 進で補うことになっている。さらに車の重量な どを勘案してメーカーごとに目標値が設定され る見込みになっている。環境団体の欧州運輸・ 環境連盟(T&E)が公表した報告書では、2007 年に欧州で販売された新車の CO2排出量は 1 キ ロ走行当たり平均 158 グラムで前年比 1.7%減に とどまっている。主要 14 メーカーのデータも併 せて公表されたが(表 1)、どこまで目標に近づ けるか各メーカーにとっては、これから厳しい 4 年間となる。

1章

欧州自動車産業のいまを読み解く

二酸化炭素(CO2)の平均排出量とは? 平均排出量とは、各車種の排出量と全車種の販売 台数から 1 台当たりでは平均どれくらいになる かという排出量を割り出すものだ。EU では各車 両の排出量を目標値以下に抑えるのではなく、平 均排出量でクリアすればいいと決めている。小型 車のように排気量の少ない車両の販売台数が多 いメーカーなら平均排出量は引き下げられるし、 ハイブリッド車など排出量を抑えた車両をたく さん売れば平均排出量は下がる。逆に大型 SUV はじめ排出量が多い車を数多く揃えたメーカー だと高くなる計算だ。 最 最重重要要課課題題はは二二酸酸化化炭炭素素のの排排出出量量とと燃燃費費 ( (11)) 環環境境規規制制へへのの対対応応

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1 章 欧州自動車産業のいまを読み解く 5 ロシアの自動車販売の成長ぶりがすさまじい。 2007 年の乗用車販売は前年に比べて 30%以上も 増えたが、2008 年に入ってもこの勢いは衰えず、 西欧で景気減速により自動車販売が伸び悩む中 でさらに拡大。上半期だけを見ると低迷するド イツを追い抜いて、とうとう欧州最大の市場に 躍り出た。数年前の予想を大きく上回るペース で販売が増えており、2008 年は通年でもドイツ を追い抜きそうだ。 2007 年の乗用車の新車販売台数がついに 200 万台を突破し 241 万台となった(図 1)。輸入中 古車の販売を含めた新規登録台数では 277 万台 に達している。新車販売は前年に比べて 33.3% も拡大し、中古車も入れると 34.8%増だ。乗用 車の新車販売では、欧州内で英国を追い抜いて ドイツ、イタリアに次ぐ 3 位となった。 特に外国ブランドの販売が急速に増えており、 輸入新車とロシア国内での生産を加えると 101 万台。これに輸入中古車も入れると 125 万台を 超える。小型商用車も含めた総数では 164 万 5,000 台で前年に比べて 61%の拡大になった。 一方でロシアメーカーの国産車地位低下が目立 ち、2007 年は 80 万台を割り込んだ。2002 年に は乗用車の新車販売の 80%以上を占め、乗用車 販売の 60%弱を確保していたが、2007 年には乗 用車販売全体に占める割合も 4 分の 1 程度まで 縮小した(図 2)。中で も国産車のトップブラン ドであるアフトヴァズの「ラーダ」が凋落。2002 年に新車販売の約 70%を占めていたが 2007 年 急成長が続くロシア経済と消費ブーム 2008 年 5 月に任期を終えたプーチン政権の 8 年間は、まさにロシアの高度経済成長時代となっ た。世界的な資源価格の高騰で原油やガスなどの 輸出は莫大な貿易黒字をもたらし、経済成長を支 えて所得水準も向上。個人消費の増大は内需を拡 大してさらに経済成長に寄与している。 2003~07 年までの平均経済成長率は 6.9% に達し、2001 年に 10.5%だった失業率も 2007 年には7.1%まで低下した。1 人当たりの可処分 所得の増加は2001~07 年に 65%を超えたとい う。これを背景にロシアは消費大国への道を突き 進んでおり、小売市場はすでに世界の中でも10 指に入っている。 消費ブームは様々な要素に支えられているが、 大きいのは資金の流動性が高まったことだろう。 1990 年代までと違って金融制度が変革され、お 金もだぶついてきた。個人にとってはお金が簡単 に借りられるようになってきた。富裕層から中間 層に消費のすそ野が広がってきたわけだ。 お金を借りて使えるようになると、かつての 「安かろう悪かろう」の消費から品質重視に変わ ってくる。またステータス型の消費も増えてく る。お金を持っていることを見せびらかしたいと いう欲求だ。特に40 代前後から下の世代は楽観 的で、よく働き、金を稼ごうとする。こうした循 環が経済を動かしていると言っていいだろう。 この個人消費ブームと高い経済成長は、まだま だ続きそうだ。 外 外国国ブブラランンドドがが急急伸伸すするる一一方方、、国国産産車車のの地地 位 位はは低低下下 ( (11)) 乗乗用用車車のの販販売売市市場場

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1 章 欧州自動車産業のいまを読み解く 23 EU 各国の自動車に関する政策では、二酸化炭 素(CO2)の排出量をいかに抑制するかといっ た環境面が中心になってきた。2007~08 年では 各国で CO2排出量による課税に格差をつける方 式やクリーンな車に対する優遇策が相次いで導 入されている。これは排ガス規制や CO2排出に 対する法規制の導入、バイオ燃料の利用促進、 環境性能の高い自動車の開発支援など EU の方 針を背景にしたものである。 EU で自動車の販売・生産が多い主要 5 カ国を はじめ 10 カ国について、環境・交通・税制など 自動車関連で 2007 年後半~08 年前半に出てき た動き中心に見ていく。 • 環境ラベルの表示を導入 2007 年 3 月に車から排出される微粒子の量に ついて、EU の排ガス規制の順守に応じたラベル 表示を導入。これに基づいた各地方自治体の規 制が 2008 年 1 月から順次始まった。ラベルは緑、 黄、赤の 3 種類で、EU の排ガス規制の「ユーロ 4」と「ユーロ 5」を満たせば緑、「ユーロ 3」な ら黄、「ユーロ 2」なら赤となり、ディーゼル車 では排気微粒子除去装置(DPF)を装着してい れば、ワンランク上のラベルを掲示できる。ガ ソリン車では排ガスを浄化する三元触媒の搭載 で緑になる。このラベルは有料で価格は 5~10 ユーロ。2008 年 1 月からラベル購入を義務付け た 3 都市(ベルリン、ハノーバー、ケルン)で は、市中心部に指定された「環境ゾーン」にラ ベルを貼らずに進入すれば最高で 40 ユーロの 罰金が科せられることになった。3 月にはシュ ツットガルトなど 7 都市もこれに加わっている。 • CO2の排出量による自動車税の議論が難航 政府はエンジンの排気量に基づいて課税して いる自動車税を CO2の排出量に応じた方式に変 更する方針だが、議論は難航している。予定で は、排出量の最も少ないカテゴリーの車につい ては税額を大きく引き下げるか、購入後一定期 間を免税とする一方、「ユーロ 2」か「ユーロ 3」 しか満たしていない車では税額を大きく引き上 げるというもの。ただし新車以外では引き続き 排気量に基づく課税とする。税制改正は 2009 年 1 月からの実施を予定していたが、政府与党内 で意見に隔たりがあるうえ、自動車税は州政府 の歳入のため連邦政府と各州政府の調整が重要 だが、これが順調には進まないことから議論は 先送りとなっている。 • バイオ燃料の混合率引き上げを中止 政府は 2007 年 11 月にガソリンへのバイオエ タノールの混合率を現行の 5%から 2009 年には 10%に引き上げる方針を打ち出した。しかし対 応できない車が約 350 万台に上ることから計画 を中止した。 • 大型トラックの高速料金を引き上げ 2007 年 9 月 1 日から大型トラックの高速料金 が 1km 当たり平均 1.1%引き上げられ 13.5%にな った。一方で大型トラックの自動車税は EU で 決めた最低線まで引き下げられた。また大型ト ド ドイイツツ ーー 新新自自動動車車税税のの議議論論はは難難航航 ( (11)) 環環境境・・交交通通・・排排ガガスス関関連連のの政政策策

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1 章 欧州自動車産業のいまを読み解く 27 に 1,000 クローネずつ増税となる。 • 廃車指令の導入と廃車料金制度の廃止 EU の廃車指令に基づく国内法を 2007 年 6 月 に施行すると同時に、廃車料金システムを廃止 した。1989 年の年式以前の老朽車を廃車する場 合には 4,000 クローネの払い戻しを受けられる ようになった。 • ストックホルムが混雑税を再導入 2007 年 8 月からストックホルムで混雑税が再 導入された。今後、混雑税による税収はストッ クホルム地域の道路投資の資金となる。 • 燃料税を引き上げ、ディーゼルの上げ幅がガ ソリンを上回る 燃料税が 2008 年 1 月から引き上げられたが、 ガソリンでは 1 リットル当たり 0.29 クローネに 対してディーゼルの上げ幅が大きく 0.55 クロー ネとなっている。 • ディーゼル車に対する道路税を引き下げ ディーゼル車に対する年間道路税が 2008 年 1 月に引き下げられた。車両重量に関連する部分 は 4.5%の引き下げで、CO2排出量に関連した追 加税の割合は現行の 3.5%が 3.15%に変更された。 • 小型商用車に対する道路税を 45%引き上げ 3.5 トンまでの小型トラックと小型バスの大 部分に対する道路税が 2008 年 1 月に 45%引き上 げられた。 • 排気ガスの水準による特別登録税の導入 2007 年初めから排気ガスの水準や車両の使用 年数などによる特別登録税を導入。同時に輸入 車を含めて新車に対する物品税を廃止した。 • 道路税を排気ガス基準に基づき徴収 2007 年末に年間道路税は排気ガス基準のユー ロレベルに基づく方式となった。乗用車では「ユ ーロ 0」は 24 ユーロ、「ユーロ 1」は 21 ユーロ、 「ユーロ 2」以上は 16.8 ユーロとなった。マイ クロバス、バス、3.5~7 トンの商用車、大型商 用車(7~12 トン)でもそれぞれ格差がつけら れている。ちなみに大型商用車では「ユーロ 0」 が 540 ユーロ、「ユーロ 1」が 480 ユーロ、「ユ ーロ 2」以上が 420 ユーロとなっている。 EU 各国の自動車関連の課税には、登録税など 購入時の課税、車両税や道路税、交通税といっ た自動車保有に対して毎年徴収される課税、燃 料税のような走行時に関する課税の 3 種類があ る。どういった課税を導入するかは各国で異な っており、登録税を課していない国も英国やド イツなど 9 カ国に上る。 EU では自動車税制の EU 内統合の一環として、 2008 年末までに登録税や交通税などからの歳入 の 25%を CO2排出量に基づく課税とするよう各 国に求め、この割合を 2010 年までに 50%とする ことを目指している。このため前述のように、 C CO2O2排排出出量量にに基基づづくく課課税税がが増増加加 ( (22)) 自自動動車車関関連連のの課課税税 ル ルーーママニニアア――道道路路税税はは排排ガガスス基基準準でで変変ええるる ス スウウェェーーデデンン ―― 混混雑雑税税をを導導入入

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2 章 統計で見る世界の自動車市場 32 世界の自動車産業は現在、販売・生産の両面 で新興市場が拡大をけん引している。全世界の 販売市場および生産状況を 2007 年の統計で見 ていく。 2007 年の乗用車と商用車を合わせた全世界の 自動車販売台数は 7,190 万台で前年に比べて 4% の伸びとなったが、地域によって明暗が分かれ た(表 13 参照)。 自動車販売台数の拡大をけん引しているのは 中国で、伸び率では 18.3%を記録し前年に比べ て約 142 万台増えている。中・南米は前年より 約 79 万台多く伸び率では 21.9%と中国を上回る。 欧州も 100 万台弱増えて 4.4%増となったが、北 米は 3.1%減、日本は 6.8%も減っている。 このためシェアを見ても中国は 12.8%と 1 割 を超えている。ただし依然として北米は全世界 の 4 分の 1 を占め、商用車では 45%弱に上る。 欧州も全世界の 3 分の 1 弱を占める市場で、乗 用車だけで見ると 4 割近い。この両地域に日本 を加えると乗用車で 66.6%、商用車で 65.6%、全 体で 66.2%と世界の 3 分の 2 を担っている。 世界の自動車保有台数は約 9 億 2,184 万台で (表 14)、このうち米国が全体の 26.5%を占め ている。次が日本で全体の 8.2%、3 位がドイツ で 5.4%だ。保有台数の伸びが顕著なのは販売台 数の増加と同様に中国で、2006 年末には 3,600 万台を超えてロシアと英国を抜いてフランスと 並ぶ規模となった。 1,000 人当たりの自動車保有台数で見た 2006 年末の自動車普及率もトップは米国で 815 台 (乗用車は 451 台)だが、2 位はイタリアで 682 台(同 604 台)。以下、3 位がオーストラリアの 674 台(同 543 台)、4 位がドイツの 604 台(565 台)。日本は 7 位で 594 台(同 450 台)。保有台 数が伸びている中国も普及率では約 27 台(同 20 台)で、世界平均の 139 台(同 101 台)の 5 分の 1 程度だ。欧州内の新興市場では、ロシア が 230 台(同 189 台)、ポーランドが 412 台(同 351 台)となっている。

2章

統計で見る世界の自動車市場

自 自動動車車普普及及率率でで欧欧州州ののトトッッププははイイタタリリアア 新 新興興市市場場がが販販売売台台数数のの拡拡大大ををけけんん引引 ( (11)) 世世界界のの自自動動車車販販売売台台数数

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2 章 統計で見る世界の自動車市場 42 メーカー別の自動車生産台数ではダイハツと 日野を含めたトヨタが 2006 年に続いて 2007 年 も首位となった(表 20)。トヨタの総生産台数 の約950 万台は、全世界の 13%強を占めている。 GM も生産を増やして 2007 年には 900 万台を 超えている。フォルクスワーゲン・グループは 600 万台を超え、生産を減らしているフォード を抜いて3 位となった。 現代に起亜を加えて現代グループは 2006 年 に続いてホンダを上回り、5 位につけている。 ダイムラークライスラーが 2007 年にダイムラ ーとクライスラーに分離したことで、現代が順 位を上げた形だ。フィアットとスズキの生産拡 大が目立っており、フィアットは 2007 年にル ノーを追い抜いた。新興諸国で強いスズキの生 産台数もほぼルノーと並ぶ規模になっている。 年に100 万台以上を生産しているメーカーグ ループは 16 社。17 位以下では中国の第一汽車 とインドのタタ・モーターズが伸びており、特 にタタ・モーターズは 2008 年 3 月にフォード から英国のジャガーとランドローバーを買収す ることを決めたため、2008 年は大きく台数を増 やすことになる。 世界の自動車部品の最大手は独ロバート・ボ ッシュだったが、2007 年の売上高で見るとデン ソーがボッシュを追い抜いた形となった。一方 で米系のデルファイやジョンソン・コントロー ルズ、リアは、フォードなど米自動車メーカー の不振もあって売上を減らしている(表 21)。 独コンチネンタルは 2007 年にシーメンスの 自動車電子部品部門の VDO オートモーティブ を買収したことで売上高を一気に倍増させて 4 位に浮上した。仏フォルシアも順調に売上を伸 ばしている。上位 10 位に入る部品メーカーは規 模で中堅自動車メーカーを凌駕しており、資金 力と技術力で世界の自動車業界に大きな影響を 与えている。環境技術など世界の自動車産業の 将来もこうした大手部品メーカーが重要な役割 を担っている。 部品メーカーを本拠地別で見ると、2007 年の トップ 40 位以内では日系メーカーが 13 社で最 も多かった。次が米系メーカーの 11 社。ドイツ のメーカーは 8 社で、この 3 カ国のメーカーで 32 社に上る。他にはフランスメーカーが 3 社で、 カナダ、スウェーデン、韓国、英国、イタリア のメーカーが各 1 社となっている。なお上位 50 社では日系メーカーが 18 社に上り、米系メーカ ーは 14 社、ドイツメーカーは 10 社で、この 3 カ国で 42 社になる。 デ デンンソソーーがが独独ボボッッシシュュにに並並ぶぶ メ メーーカカーー別別生生産産台台数数ははトトヨヨタタがが首首位位 ( (22)) メメーーカカーー別別のの自自動動車車生生産産台台数数

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3 章 統計で見る欧州の自動車市場 47 欧州の自動車産業は西欧で横ばい、中・東欧 で拡大という傾向が続いている。最新の統計を もとに欧州の自動車市場の概要および欧州でど んな車が売れるのかを見ていく。 2007 年に欧州では EU と EFTA 諸国で合わせ て 1,907 万台の自動車が売れている(表 22)。 ただ西欧 18 カ国(EU の旧加盟 15 カ国と EFTA3 カ国)では 2006 年に続いてほとんど横ばいだ。 2006 年に西欧の乗用車販売台数は 1,476 万台と 前年に比べて 0.7%増だったが、2007 年は 1,479 万台とわずか 0.2%増にとどまった。2006 年に販 売が落ち込んだ商用車は、2007 年に持ち直して 前年比 4.5%増と 275 万台に達している。 図 5: EU および EFTA の自動車新規登録台数(販売台数)の国別シェア(2007 年) 出所: 欧州自動車工業会(ACEA)のデータを基に EBS 作成

3章

統計で見る欧州の自動車市場

中 中・・東東欧欧のの好好調調なな販販売売でで11,,990000万万台台をを突突破破 ( (11)) 22000077年年のの各各国国のの自自動動車車販販売売

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ドイツ 18.6% 英国 14.8% イタリア 14.7% フランス 13.8% スペイン 10.4% オランダ 3.2% ベルギー 3.2% ポーランド 2.0% ルーマニア 2.0% スウェーデン 1.9% その他 15.2%

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3 章 統計で見る欧州の自動車市場 54 ⑤ シュコダやダチア、起亜の低価格車は順調 に拡大 成長にブレーキがかかった VW グループや不 振が続くルノーでも順調に販売を伸ばしている のが低価格車ブランドだ。VW ではチェコのシ ュコダ、ルノーではルーマニアのダチアで、従 来の基盤である中・東欧だけでなく西欧で大幅 な伸びを記録している。逆にダチアは中・東欧 では若干販売が減っているほどだ。 両ブランドは大手グループ傘下となってから 他の中堅ブランドと性能面でそん色がそれほど なくなり、そのわりには低価格であることが大 きな魅力になっている。韓国車でも現代グルー プ傘下で低価格ブランドといえる起亜が中・東 欧で販売を増やして欧州の実績を引き上げた。 同グループの現代ブランドがマイナスに沈んだ のとは対照的だ。 ⑥ 日本メーカーは各社で明暗分かれる 日本車のブランドではトヨタの快進撃がここ にきて一服した感がある。欧州全体のシェアは 前年に比べて増えたものの 6%には届かなかっ た。特に西欧での販売が鈍ってきている。これ まで好調に飛ばしてきたマツダも 2007 年は前 年比 6.2%の減少となった。日産も SUV の「キ ャシュカイ」で巻き返していおるものの、販売 を減らし欧州全体で 31 万台、西欧では 29 万台 と 30 万台を割り込んだ。2003 年の 40 万台と比 べると 25%以上の減少となる。 一方、ホンダは「シビック」と SUV「CR-V」 が依然好調で欧州全体で 12%増と 2 ケタ台の伸 びを達成して販売台数で日産と並んだ。西欧で も日産とほぼ互角となっている。同様に好調な のがスズキで欧州全体では 29 万台弱と 30 万台 に迫っている。同社は特に中・東欧で強みを持 っている。 ⑦ 東欧では大幅に販売実績を伸ばすブランド が続出 主要市場の西欧ではメーカー別に大きな開き が出たが、中・東欧 10 カ国では一部のブランド を除いて軒並み 2 ケタ台の拡大になっている。 中・東欧市場の規模は小さいものの、まだまだ 潜在性が高いことを示した形だ。特徴的なのは 経済成長に伴って売れる車に変化が出てきた点 だろう。従来はシュコダやダチアが売れ、今で もこうしたブランドのシェアは高いものの伸び が大幅に鈍化している。西欧で売れるブランド が中・東欧でも売れるようになってきており、 特に最近ではメルセデスや BMW、アウディと いった高級車の販売増が目立っている。中欧を 中心に生産基地としてだけでなく、販売市場で も西欧との一体化はますます進んできている。 中 中・・東東欧欧でではは各各社社がが22ケケタタ台台のの伸伸びびにに

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3 章 統計で見る欧州の自動車市場 66 欧州の乗用車市場は小型車の販売競争になっ ている。これは特に南欧諸国で顕著で、トヨタ がここ数年で大きく販売台数を伸ばしたのも 「ヤリス(日本名:ヴィッツ)」や「アイゴ」と いった小型車を欧州で生産し投入したことが大 きい。最近では二酸化炭素(CO2)の排出量が 低いことも追い風となっている。欧州各国で CO2 排出量に基づく自動車税制の導入が始まっ ており、優遇課税を適用する例もあるためだ。 さらに 2007 年後半からの燃料価格の高騰が燃 費のいい小型車の販売に拍車をかけている。 図 8: 西欧における乗用車販売台数のセグメント別シェア(2007 年) 出所: 欧州自動車工業会(ACEA)のデータを基に EBS 作成 35: 西欧における乗用車販売台数のセグメント別シェア(2007 年) セグメント 台数 前年比(%) シェア(%) 増減率(%) 小型 5,487,885 1.9 37.1 6.6 中型(小さめ) 4,792,654 -0.5 32.4 -0.4 中型(大きめ) 2,411,119 3.9 16.3 33.0 エグゼクティブ 2,070,900 3.1 14.0 29.9 その他・不明 29,585 -8.4 0.2 -97.7 出所:欧州自動車工業会(ACEA)のデータを基に EBS 作成 小型 37.1% 中型(小さめ) 32.4% 中型(大きめ) 16.3% エグゼクティブ 14.0% その他・不明 0.2% 小 小型型車車がが44割割弱弱ののシシェェアア、、燃燃費費のの良良ささやや C COO22排排出出量量のの低低ささもも追追いい風風にに ( (11)) セセググメメンントト別別のの販販売売傾傾向向

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3 章 統計で見る欧州の自動車市場 71 2007 年の欧州内の自動車生産台数は販売台数 の伸びを上回り、前年比では 5.5%増の 1,970 万 台に達した(表 40)。西欧(EU 旧加盟 15 カ国) でも 2.6%増と前年より 42 万台余り多く 2005 年 の 1,647 万台を上回った。中・東欧は相変わら ずの急成長ぶりで、2007 年は前年比 25.2%増と 2006 年の 23.3%を上回っている。中・東欧では 各社の新規工場の本格稼働が相次いだことが、 ここ数年の販売台数の急増を支えてきたわけで、 こうした動きが一段落する 2010 年頃には伸び も鈍化していくと予想される。 国別で見ると欧州ではドイツの生産台数が群 を抜いており、全体の 31.6%を占める。これに フランス、スペイン、英国、イタリアを加えた 上位 5 カ国で欧州の全生産台数の 77%に達する。 中・東欧が新たな自動車生産基地になったとは いえ、依然として生産台数では圧倒的な差があ る。中・東欧の 6 カ国の生産台数を合わせて、 やっとフランス 1 カ国の規模で、ドイツと比べ 表 40: 欧州各国の自動車生産台数の推移 (単位:台) 地域・国 2005 年 2006 年 2007 年 06/07 年) 増減率(%) EU 計 18,385,283 18,675,982 19,696,798 5.5 EU 旧加盟国 15 カ国 計 16,468,889 16,284,317 16,701,779 2.6 オーストリア 253,279 274,907 228,066 -17.0 ベルギー 926,528 918,056 844,030 -8.1 フィンランド 21,644 32,746 24,303 -25.8 フランス 3,549,008 3,169,219 3,019,144 -4.7 ドイツ1 5,757,710 5,819,614 6,213,460 6.8 イタリア 1,038,352 1,211,594 1,284,312 6.0 オランダ 180,748 159,454 138,568 -13.1 ポルトガル 221,026 227,325 176,242 -22.5 スペイン 2,752,500 2,777,435 2,889,703 4.0 スウェーデン 339,229 333,072 366,020 9.9 英国 1,803,109 1,649,792 1,750,253 6.1 ダブルカウント分(オーストリア/ドイツ) ▲22,260 ▲21,501 0 - ダブルカウント分(オーストリア/日本) ▲12,582 0 0 - ダブルカウント分(ベルギー/ドイツ) ▲253,142 ▲224,278 ▲215,000 - ダブルカウント分(ポルトガル/日本) ▲12,485 ▲15,312 ▲17,322 - ダブルカウント分(ポルトガル/スペイン) ▲73,775 ▲27,806 0 - EU 新規加盟国 計 1,916,394 2,391,665 2,995,019 25.2 チェコ 602,237 854,817 938,527 9.8 ハンガリー 152,015 190,233 292,027 53.5 ポーランド 613,200 714,600 784,700 9.8 ルーマニア 194,802 213,597 241,712 13.2 スロバキア 218,349 295,391 571,071 93.3 スロベニア 177,951 153,127 198,402 29.6 ダブルカウント分(スロバキア/ドイツ) ▲42,160 ▲30,100 ▲31,420 - (注)▲:マイナス 1: ドイツ自工会統計では、GM のベルギーの組立台数を含む 2: スウェーデン自工会統計では、スウェーデンメーカーの世界生産が計上されているが、ここでは国内生産のみを計上、ただし ボルボトラックについては生産国を特定していない生産台数も含めている 出所: 国際自動車工業連合会(OICA)のデータを基に EBS 作成 新 新工工場場のの稼稼働働ででススロロババキキアアはは倍倍増増

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欧州自動車産業の統計と最新動向 2008/09 年

2008 年 9 月 15 日発行

編集・発行: EBS (UK) Limited

1 Heathcock Court, 415 Strand, London WC2R 0NT, UK Tel: (+44) 20-7240-4250

Fax: (+44) 20-7240-4238

e-mail:[email protected](日本語対応) http://www.ebsukltd.com

販売協力: NNA Europe Limited

Unit 28, St. Olav's Court, City Business Centre, Lower Road London SE16 2XB, UK Tel: (+44) 20-7064-0600 Fax: (+44) 20-7064-0606 E-mail:[email protected] http://www.nna.eu/ 定価: 本体 250.00 ポンド 本体 320.00 ユーロ (全税別) 本体 55,000 円

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