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講義要項-国文学科専門科目-2年

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Academic year: 2021

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講義の目的 現代敬語の現状と問題点を取り上げ、 種々の場面における敬語の使い方を理 解することによって、社会人として避 けて通れない日本語表現力のひとつと しての敬語表現を身につけることを目 標とする。 評価方法 筆記試験(100%)によって評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 使用しない。 参考書 『敬語再入門』菊池康人・丸善ライブ ラリー 『敬語の教科書』佐竹秀雄、西尾玲見・ ベレ出版 『言葉に関する問答集 敬語編(1) (2)』文化庁 『かなり気がかりな日本語』野口恵子・ 集英社新書 『敬語はこわくない』井上史雄・講談 社現代新書 1012 日本語表現法Ⅰ 2年次 1単位 村山昌俊 教授 講義の内容・計画 春セメスターは、日本語の敬語の性格、敬語のとらえ方、敬語の分類など、 基本的な事項を中心に講義する。 授業計画 1.待遇表現とは 2.敬語の発生 3.日本語の敬語の性格 4.世界の敬語 5.方言の敬語 6.敬語の働き1 7.敬語の働き2 8.敬語の分類1 9.敬語の分類2 10.敬語の分類3 11.文化庁「敬語の指針」1 12.文化庁「敬語の指針」2 13.敬語の形式1 14.敬語の形式2 15.春セメスターまとめ 備考 講義の目的 現代敬語の現状と問題点を取り上げ、 種々の場面における敬語の使い方を理 解することによって、社会人として避 けて通れない日本語表現力のひとつと しての敬語表現を身につけることを目 標とする。 評価方法 筆記試験(100%)によって評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 使用しない。 参考書 『敬語再入門』菊池康人・丸善ライブ ラリー 『敬語の教科書』佐竹秀雄、西尾玲見・ ベレ出版 『言葉に関する問答集 敬語編(1) (2)』文化庁 『かなり気がかりな日本語』野口恵子・ 集英社新書 『敬語はこわくない』井上史雄・講談 社現代新書 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1013 日本語表現法Ⅱ 2年次 1単位 村山昌俊 教授 講義の内容・計画 秋セメスターは春セメスターをふまえ、誤用の主な種類を中心に講義する。 授業計画 1.二重敬語1 2.二重敬語2 3.過剰な敬語 4.「お」「ご」の使い分け 5.四種類の「お」 6.敬意の逓減1 7.敬意の逓減2 8.敬意の逓減3 9.誤用の種類1 10.誤用の種類2 11.誤用の種類3 12.誤用の種類4 13.問題とされる敬語1 14.問題とされる敬語2 15.秋セメスターまとめ 備考

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講義の目的 この科目は、上代・中古の作品を対象 とする文学史、つまり古代文学史・王 朝文学史である。 評価方法 期末試験:50% 小テスト:20% 授業への参加意欲:20% 予習・復習の徹底:10% テキスト(書名・著者名・出版社名) 『異郷論―王朝びとの心象―』 林田孝和・おうふう 参考書 『日本文学啓蒙』折口信夫全集第12 巻・中央公論社 『日本文芸史』第2巻・鈴木日出男他 編・河出書房新社 1024 時代文学史(上代・中古)A 2年次 1単位 林田孝和 教授 講義の内容・計画 文学の発生から説き始め、女流文学が大きく開花・結実した平安時代の作品 を中心に講述する。まず個々の作品名・作者名を覚えてもらう。そして諸作 品を文化的・精神的遺産の総体としてとらえなおし、文学の発生・展開の 場、環境・風土等に留意しながら、諸作品が形成・享受されていく軌跡を 〈表現史〉〈精神史〉の観点から位置づけてみたい。 授業計画 1.オリエンテーション 2.上代文学の環境―平城京― 3.中古文学の環境―平安京― 4.文学史の時代区分 5.ジャンル別文学史の意義 6.上代文学の作品と作者―古事記、日本書紀― 7.上代文学の作品と作者―万葉集― 8.中古文学の作品と作者―物語文学― 9.中古文学の作品と作者―随筆文学― 10.中古文学の作品と作者―日記文学― 11.文学の発生と展開―宗教起源説・恋愛起源説― 12.文学の発生と展開―女房歌の発生― 13.文学の発生と展開―歌物語の成立、物語論― 14.仮名の歴史 15.主人公造型の方法、まとめ 備考 講義の目的 この科目は、上代・中古の作品を対象 とする文学史、つまり古代文学史・王 朝文学史である。 評価方法 期末試験:60% 授業への参加意欲:30% 予習・復習の徹底:10% テキスト(書名・著者名・出版社名) 『異郷論―王朝びとの心象―』 林田孝和・おうふう 参考書 『日本文学啓蒙』折口信夫全集第12 巻・中央公論社 『日本文芸史』第2巻・鈴木日出男他 編・河出書房新社 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1025 時代文学史(上代・中古)B 2年次 1単位 林田孝和 教授 講義の内容・計画 春セメスター(A)に引き続き、テキストを読み進めながら、次のような点 をポイントとして講述する。 授業計画 1.物語文学と日記文学 2.同上 3.位階と官職 4.同上 5.物語の主人公造型の方法 6.同上 7.物語文学と和歌 8.同上 9.話型からみた物語文学史 10. *貴種流離 11. *嫁担げ 12. *怪異 13. *入水 14.霊魂観の系譜 15.同上 備考

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講義の目的 十一世紀末から始まった院政によって、 九世紀から続いた貴族政権は幕を閉じ、 やがて時代は武士の世をむかえる。政 治の枠組みの変化は、当然、人々の精 神のあり方にも、さらにそこから生み 出される「文学」の営みにも大きな影 響を与えていくはずである。そうした 「文学」の変容は、現代の我々が享受し ている「文学」へとはるかにつながっ ている。 春セメスターは主に、鎌倉時代の作品 を取り上げながら、その変化の様相を 解明してみたい。 評価方法 定期試験(80%)、授業への参加意欲 (20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 特に用いない。随時プリントを配布す る。 参考書 必要に応じて授業の中で紹介する。 1026 時代文学史(中世・近世)A 2年次 1単位 千明 守 教授 講義の内容・計画 本講座では、院政期から鎌倉時代にかけて、《文学》の移り変わっていくさ まを、具体的な作品の本文を読みながら考究していく。なるべく一つのテー マを2回の講義で完結するように進めていく予定である。取り扱う作品は以 下の通り。 授業計画 1.オリエンテーション 2.王朝文学から中世文学へ(前編) 3.王朝文学から中世文学へ(後編) 4.今昔物語集と中世説話集(前編) 5.今昔物語集と中世説話集(後編) 6.新古今和歌集とその政治性(前編) 7.新古今和歌集とその政治性(後編) 8.方丈記と鴨長明の生涯(前編) 9.方丈記と鴨長明の生涯(後編) 10.平家物語と語り物(前編) 11.平家物語と語り物(後編) 12.建礼門院右京大夫集にみえる愛(前編) 13.建礼門院右京大夫集にみえる愛(後編) 14.うたたねと十六夜日記(前編) 15.うたたねと十六夜日記(後編) 備考 講義の目的 鎌倉時代に成立した武士政権は、一時 安定期を迎えるが、やがて地方の武士 が次第に力を増し、群雄割拠の様相を 呈するようになる。十四世紀に鎌倉幕 府が崩壊し、一時朝廷が政権を奪取す るが、それもすぐに崩れ去り、南北朝 時代という混乱期を迎える。その後、 室町時代・戦国時代を経て、江戸時代 に長期の安定期を迎える。 秋セメスターは主に、鎌倉時代末期か ら室町時代・江戸時代の作品を読んで いく。 評価方法 定期試験(80%)、授業への参加意欲 (20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 特に用いない。随時プリントを配布す る。 参考書 必要に応じて授業の中で紹介する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1027 時代文学史(中世・近世)B 2年次 1単位 千明 守 教授 講義の内容・計画 本講座では、鎌倉時代末期から室町時代を経て江戸時代へと《文学》の移り 変わっていくさまを、具体的な作品の本文を読みながら考究していく。なる べく一つのテーマを2回の講義で完結するように進めていく予定である。取 り扱う作品は以下の通り。 授業計画 1.オリエンテーション 2.とはずがたりと後深草院二条(前編) 3.とはずがたりと後深草院二条(後編) 4.徒然草とその思想性(前編) 5.徒然草とその思想性(後編) 6.能・狂言と舞台芸術の流れ(前編) 7.能・狂言と舞台芸術の流れ(後編) 8.御伽草子と民衆の世界(前編) 9.御伽草子と民衆の世界(後編) 10.松尾芭蕉と俳諧連歌(前編) 11.松尾芭蕉と俳諧連歌(後編) 12.井原西鶴と町人の世界(前編) 13.井原西鶴と町人の世界(後編) 14.雨月物語と怪異譚(前編) 15.雨月物語と怪異譚(後編) 備考

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講義の目的 日本の近代文学の生成・発展の過程を 明らかにする。文学史とは、誰(作家) が何(作品)を何時(西暦・和暦)書 いたのかを暗記するものではなく、そ の作家、作品が日本文学の長い歴史の 中でどのような意義を有しているのか を、時代背景の中に探っていくもので ある。本講義では、明治期の文学を中 心にみてゆく。 評価方法 授業への参加意欲 40%、 小レポートなど 20%、 定期試験 40%に基づき評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 『ジャンル別 近代文学史』 佐古純一郎他編・おうふう 参考書 授業の中で紹介する。 1028 時代文学史(近代・現代)A 2年次 1単位 田中憲二 教授 講義の内容・計画 近代文学の始発期の状況を確認する。 授業計画 1.近世文学と近代文学(1) 2.近世文学と近代文学(2) 3.仮名垣魯文の文学 4.政治小説 5.言文一致 6.坪内逍遙の文学 7.二葉亭四迷の文学 8.森鴎外の文学 9.夏目漱石の文学 10.硯友社の文学 11.文学界(北村透谷) 12.文学界(樋口一葉) 13.文学界(島崎藤村) 14.まとめ(1) 15.まとめ(2) 備考 講義の目的 春セメスターに引き続き、日本文学の 歴史の中でその作家・作品がどのよう な 意 義 を 有 し て い た か を 見 る こ と に よって、日本の近代文学の生成・発展 の過程を明らかにしていきたい。 評価方法 授業への参加意欲 40%、 小レポートなど 20%、 定期試験 40%に基づき評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 『ジャンル別 近代文学史』 佐古純一郎他編・おうふう 参考書 授業の中で紹介する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1029 時代文学史(近代・現代)B 2年次 1単位 田中憲二 教授 講義の内容・計画 明治時代の文学意識を、我が国自然主義文学と、浪漫主義文学との対比を軸 に、浮かび上がらせていく。 授業計画 1.正岡子規の俳句改革 2.正岡子規の短歌改革 3.正岡子規の写生文 4.自然主義文学(1) 5.自然主義の文学(2) 6.自然主義の文学(3) 7.夏目漱石の文学(1) 8.夏目漱石の文学(2) 9.森鴎外の文学(1) 10.森鴎外の文学(2) 11.永井荷風の文学(1) 12.永井荷風の文学(2) 13.谷崎潤一郎の文学 14.まとめ(1) 15.まとめ(2) 備考

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講義の目的 『源氏物語』を輪読する。 評価方法 担当範囲の発表内容:50% 質疑応答:30% 授業への参加意欲:20% テキスト(書名・著者名・出版社名) 『源氏物語 全』今泉忠義他・おうふう 参考書 『源氏物語の創意』林田孝和・おうふ う 『源氏物語の精神史研究』林田孝和・ 桜楓社 『源氏物語事典』林田孝和他編・大和 書房 1030 日本文学演習(中古文学)Ⅰ 2年次 1単位 林田孝和 教授 講義の内容・計画 19歳の若さで夭折する常夏の女・夕顔の数奇な生涯を語る「夕顔」の巻 を、諸注釈を参考にしながら読み進める。テキストにしたがい、担当範囲を 決め、発表形式で行う。 授業計画 1.源氏物語概説 2.三部構成説(三部作説)について解説 3.本文(諸本・伝本)の解説とその選定の方法 4.現代のテキストの選定の方法 5.古注釈書(旧注・新注)の解題 6.現代の諸注釈書の解題 7.研究史・諸説の調べ方 8.発表資料の作り方とその作成 9.担当範囲の指定と発表資料の作成 10.⃝物の怪、夕顔の女を取り殺す。 11. ① テキスト73頁14行∼ 74頁9行 夕顔の人物像、音読論、社会病・物 の怪、接頭語「御」の読み方 12.⃝物の怪、夕顔の女を取り殺す。 13. ② テキスト74頁9行∼ 75頁9行 夢の文化史、平安時代の夜と昼、源氏 物語絵巻と現代絵画 14.⃝物の怪、夕顔の女を取り殺す。 15. ③ テキスト75頁9行∼ 76頁6行 乳母・乳母子の役割、「物語」の語誌、 まとめ 備考 講義の目的 『源氏物語』を輪読する。 評価方法 担当範囲の発表内容:50% 質疑応答:30% 授業への参加意欲:20% テキスト(書名・著者名・出版社名) 『源氏物語 全』今泉忠義他・おうふう 参考書 『源氏物語の創意』林田孝和・おうふ う 『源氏物語の精神史研究』林田孝和・ 桜楓社 『源氏物語事典』林田孝和他編・大和 書房 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1031 日本文学演習(中古文学)Ⅱ 2年次 1単位 林田孝和 教授 講義の内容・計画 春セメスター(Ⅰ)に引き続き、テキストを発表形式で読み進める。講義の 進行状況をみて、変体仮名の読み方を習得させる。 授業計画 1.○源氏、病癒え、右近に夕顔の素姓を聴く。 2. ①テキスト84頁2行∼ 84頁14行 3.○源氏、病癒え、右近に夕顔の素姓を聴く。 4. ②テキスト84頁14行∼ 85頁16行 5.○源氏、病癒え、右近に夕顔の素姓を聴く。 6. ③テキスト86頁1行∼ 87頁1行 7.○源氏、病癒え、右近に夕顔の素姓を聴く。 8. ④テキスト87頁2行∼ 88頁6行 9.○源氏、夕顔の四十九日の法要を行う。 10. ①テキスト88頁7行∼ 89頁1行 11.○その後のこと―源氏、夕顔の夢を見る。 12. ②テキスト89頁2行∼ 89頁11行 13.○空蟬、伊予国に下向し、源氏、餞別を贈る。 14. ①テキスト89頁12行∼ 90頁9行 15.まとめ 備考

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講義の目的 『建礼門院右京大夫集』は『平家物語』 に描かれた時代を生きた女性(右京大 夫)が晩年にまとめた日記的私家集で ある。この作品を通して、『平家物語』 のもうひとつの側面を読み取っていこ うと思う。と同時に、古典文学におけ る演習の基本的方法論を、作業を通し て学んでもらおうと思う。 評価方法 発表(80%)、授業への参加意欲(20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 特に用いない。随時プリントを配布す る。 参考書 必要に応じて授業の中で紹介する。 1032 日本文学演習(中世文学)Ⅰ 2年次 1単位 千明 守 教授 講義の内容・計画 最初に『建礼門院右京大夫集』と『平家物語』を研究する上で最低限必要な 知識について講義し、その後それぞれ担当を決め、発表してもらう。 授業計画 1.オリエンテーション 2.資料収集の方法 3.レジュメの作り方 4.演習発表の仕方 5.演習発表1 6.演習発表2 7.演習発表3 8.演習発表4 9.演習発表5 10.演習発表6 11.演習発表7 12.演習発表8 13.演習発表9 14.演習発表10 15.まとめ 備考 講義の目的 『建礼門院右京大夫集』は『平家物語』 に描かれた時代を生きた女性(右京大 夫)が晩年にまとめた日記的私家集で ある。この作品を通して、『平家物語』 のもうひとつの側面を読み取っていこ うと思う。と同時に、古典文学におけ る演習の基本的方法論を、作業を通し て学んでもらおうと思う。 評価方法 発表(80%)、授業への参加意欲(20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 特に用いない。随時プリントを配布す る。 参考書 必要に応じて授業の中で紹介する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1033 日本文学演習(中世文学)Ⅱ 2年次 1単位 千明 守 教授 講義の内容・計画 最初に『建礼門院右京大夫集』と『平家物語』を研究する上で最低限必要の 知識について講義し、その後それぞれ担当を決め、発表してもらう。 授業計画 1.オリエンテーション 2.資料収集の方法 3.レジュメの作り方 4.演習発表の仕方 5.演習発表1 6.演習発表2 7.演習発表3 8.演習発表4 9.演習発表5 10.演習発表6 11.演習発表7 12.演習発表8 13.演習発表9 14.演習発表10 15.まとめ 備考

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講義の目的 日本の近代化=欧米化は明治維新後短 時日のうちに成し遂げられた。そのた め、社会的ゆがみが生じてきたことも、 発展途上の国家においては、当然のこ とであったろう。こうした日本の近代 化に伴う苦悩に対して、自身も又苦悩 し真摯に生きた作家の一人が夏目漱石 である。彼の『三四郎』を読むことによっ て、そのことを確認していきたい。 評価方法 授業への参加意欲 40%、 小テストなど 20%、 定期試験 40%に基づき評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 『三四郎』 夏目漱石・新潮文庫 参考書 授業の中で紹介する。 1034 日本文学演習(近代文学)Ⅰ 2年次 1単位 田中憲二 教授 講義の内容・計画 明治という時代や当時の青年の意識などを考察する。 授業計画 1.はじめに 2.夏目漱石について(1) 3.夏目漱石について(2) 4.『三四郎』を読む(1) 5.『三四郎』を読む(2) 6.『三四郎』を読む(3) 7.『三四郎』を読む(4) 8.『三四郎』を読む(5) 9.『三四郎』を読む(6) 10.『三四郎』を読む(7) 11.『三四郎』を読む(8) 12.『三四郎』を読む(9) 13.『三四郎』を読む(10) 14.まとめ(1) 15.まとめ(2) 備考 講義の目的 春セメスターの演習に引き続き、日本 の近代化=欧米化の中で苦悩した漱石 の文学を読んでいきたい。今回は『そ れから』を取り上げたい。 評価方法 授業への参加意欲 40%、 小レポート 20%、 定期試験 40%に基づき評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 『それから』 夏目漱石・新潮文庫 参考書 授業の中で紹介する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1035 日本文学演習(近代文学)Ⅱ 2年次 1単位 田中憲二 教授 講義の内容・計画 明治という時代は、どういう時代であったのか、また漱石は時代をどう表現 したのかを考察する。 授業計画 1.はじめに 2.夏目漱石について(1) 3.夏目漱石について(2) 4.『それから』を読む(1) 5.『それから』を読む(2) 6.『それから』を読む(3) 7.『それから』を読む(4) 8.『それから』をよむ(5) 9.『それから』を読む(6) 10.『それから』を読む(7) 11.『それから』を読む(8) 12.『それから』を読む(9) 13.『それから』を読む(10) 14.まとめ(1) 15.まとめ(2) 備考

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講義の目的 近代日本の優れた短編を鑑賞し、分析 していくこと。そのために作品に内在 する様々の問題を掘り起こし検証して いく作業を通して、発表資料の作成や 文学研究の方法などを習得していくこ とがその目的である。 評価方法 提出課題(50%)、演習資料およびそれ に基づく発表、授業への意欲的な取り 組みなどをもとに総合的に評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) すべての作品は、コピーをしてあらか じめ配布する。 参考書 授業時に随時指示する。 1036 日本文学演習(近代文学)Ⅰ 2年次 1単位 傳馬義澄 講師 講義の内容・計画 本講座は、演習の形態で展開される。受講者は、作品についての発表資料を 作成し、それに基づいて発表するものである。1作品についての発表は2週 にわたる。 授業計画 1.近代文学研究の方法とその実際①−近代文学研究とは何か 2.近代文学研究の方法とその実際②−発表資料の作成 3.芥川龍之介「羅生門」を読む−典拠との比較と小説の方法 4.芥川龍之介「羅生門」を読む−下人の心理をめぐって 5.芥川龍之介「鼻」を読む−禅智内供の心理をめぐって 6.芥川龍之介「鼻」を読む−傍観者の利己主義について 7.芥川文学研究の今後と課題 8.梶井基次郎「檸檬」を読む−感覚表現の特徴 9.梶井基次郎「檸檬」を読む−梶井文学の特質について 10.梶井基次郎「ある心の風景」を読む−「視る」ことの生成 11.梶井基次郎「ある心の風景」を読む−梶井文学の方法 12.太宰治「魚服記」を読む−太宰文学の世界 13.太宰治「魚服記」を読む−アプローチの可能性 14.芥川龍之介・梶井基次郎・太宰治をつなぐもの(講義) 15.まとめ 備考 「評価方法」の「課題提出」とは、①リストアップされた作品から3 作品を選択し、それについての読書鑑賞批評文をまとめるもの ②文 学展や美術展・映画演劇などの鑑賞報告(2回)をまとめるものであ る。 講義の目的 近代日本の優れた短編を鑑賞し、分析 していくこと。そのために作品に内在 する様々の問題を掘り起こし検証して いく作業を通して、発表資料の作成や 文学研究の方法などを習得していくこ とがその目的である。 評価方法 提出課題(50%)、演習資料およびそれ に基づく発表、授業への意欲的な取り 組みなどをもとに総合的に評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) すべての作品は、コピーをしてあらか じめ配布する。 参考書 授業時に随時指示する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1037 日本文学演習(近代文学)Ⅱ 2年次 1単位 傳馬義澄 講師 講義の内容・計画 本講座は、演習の形態で展開されるが、取り扱う作品は受講者が文学的関心 に基づいて選択した作品を対象とする。したがって、受講者は自分が演習発 表を希望する作品をあらかじめ用意して、最初の授業に望むこと。ただし、 発表はひとり1作品とは限らず2名以上のグループ発表になることもある。 授業計画 1.近代文学研究の方法および発表作品の確認 2.近代文学研究の方法とその実際−発表資料の作成 3.芥川龍之介「大川の水」へのアプローチ 4.芥川龍之介「點鬼簿」へのアプローチ 5.受講者の発表希望作品による発表① 6.受講者の発表希望作品による発表①−2 7.受講者の発表希望作品による発表② 8.受講者の発表希望作品による発表②−2 9.受講者の発表希望作品による発表③ 10.受講者の発表希望作品による発表③−3 11.受講者の発表希望作品による発表④ 12.受講者の発表希望作品による発表④−4 13.受講者の発表希望作品による発表⑤ 14.受講者の発表希望作品による発表⑤−5 15.まとめ 備考 「評価方法」の「課題提出」とは、①リストアップされた作品から3 作品を選択し、それについての読書鑑賞批評文をまとめるもの ②文 学展や美術展・映画演劇などの鑑賞報告(2回)をまとめるものであ る。

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講義の目的 この演習では、芭蕉俳諧に影響した漢 文学について取り上げる。本年度は、 平安時代以降よく読まれた『白氏文集』 との関わりについて考えてみたい。 評価方法 発表点 50%、レポート点 50%で評価す る。 テキスト(書名・著者名・出版社名) プリントを配布する。 参考書 授業時に指示する。 1038 日本文学演習(比較文学)Ⅰ 2年次 1単位 塚越義幸 教授 講義の内容・計画 『白氏文集』所収の文の影響を受けたと思われる芭蕉の作品を取り上げ、分 担を決め順番に調査研究した結果を、資料を作成して発表してもらう。発表 に際しては、資料をどのように作成するか、どのような手順で話を進める か、また他の発表者の意見に対して自分なりにどう捉えたかが重要になって くる。 授業計画 1.ガイダンス 2.俳諧とは何か  3.芭蕉の人生と文学 4.芭蕉俳諧と漢詩文 5.『白氏文集』と日本文学 6.発表の仕方について 7.担当者発表 (1)   8.担当者発表 (2)   9.担当者発表 (3) 10.担当者発表 (4)  11.担当者発表 (5) 12.担当者発表 (6) 13.担当者発表 (7) 14.担当者発表 (8) 15.まとめ 備考 講義の目的 引き続き、『白氏文集』の影響を受けた 芭蕉俳諧について取り上げる。 評価方法 発表点 50%、レポート点 50%で評価す る。 テキスト(書名・著者名・出版社名) プリントを配布する。 参考書 授業時に指示する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1039 日本文学演習(比較文学)Ⅱ 2年次 1単位 塚越義幸 教授 講義の内容・計画 引き続き、『白氏文集』所収の文の影響を受けたと思われる芭蕉の作品を取 り上げ、分担を決め順番に調査研究した結果を、資料を作成して発表しても らう。発表に際しては、資料をどのように作成するか、どのような手順で話 を進めるか、また他の発表者の意見に対して自分なりにどう捉えたかが重要 になってくる。 授業計画 1.春セメスターの復習 2.担当者発表 (9)  3.担当者発表 (10) 4.担当者発表 (11) 5.担当者発表 (12) 6.担当者発表 (13) 7.担当者発表 (14)   8.担当者発表 (15)   9.担当者発表 (16) 10.担当者発表 (17)  11.担当者発表 (18) 12.担当者発表 (19) 13.担当者発表 (20) 14.まとめ Ⅰ 15.まとめ Ⅱ 備考

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講義の目的 いわゆる古典語文章の読解力養成を目 的とする科目である。本文に現れる古 典語のすべてについて、音韻・語彙・ 文法の各面からの確認を行っていき、 その学習を通して、現行の古典文献の 現代語訳の不適切なものについて指摘 できるようにさせたいと期待している。 評価方法 毎 授 業 後、 小 テ ス ト(50 %) を 実 施 し、その累計点を尊重したうえで、期 末テスト(50%)も実施する。相対評 価の視点だけでなく、到着度評価も併 せ採用する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 『平安文学選』中村幸弘他編・右文書 院 参考書 『ベネッセ全訳古語辞典』中村幸弘・ 南芳公・村山昌俊編・ベネッセコーポ レーション 1040 日本語学演習(古代語)Ⅰ 2年次 1単位 中村幸弘 教授 講義の内容・計画 学習の要領を徹底させる目的で、レジュメを作成して授業展開する。単語に ついて品詞認定し、語構成を確認するのに加えて、慣用連語など切り離せな い語句の確認も、現代語訳に際しては、構文的視座も、敬語については、敬 意の対象者を見定めるなどして、ストーリーの流れと併せ考えていくことな どを徹底させる。 授業計画 1.日本古代語資料としての平安時代の文献 2.レジュメ作成の要領 3.古典文法書と古語辞典の活用法 4.中古和文の文体 5.貴公子たちの求婚(竹取物語)〈読解〉 6.五人の求婚者への難題(竹取物語)〈読解〉 7.さらぬ別れ(伊勢物語)〈読解〉 8.玉くしげ(大和物語)〈読解〉 9.落窪の君の生い立ち(落窪物語)〈読解〉 10.三日の夜の訪れ(落窪物語)〈読解〉 11.玉の男皇子の誕生(源氏物語)〈読解〉 12.逢生の宿(源氏物語)〈読解〉 13.秋セメスター発表の班編成と分担要領 14.秋セメスター発表と春セメスター学習との連携 15.日本古代語研究への導入 備考 講義の目的 日本古代語文献の読解力を高めること を目的とする科目である。日本古代語 の、音韻・語彙・文法の各領域の認識力・ 判断力を的確なものとさせ、研究の具 体的な方法を体得させたい。 評価方法 発 表 成 果(30 %) の ほ か、 小 テ ス ト (30%)も学期末テスト(40%)も実施 するが、日本語への関心の抱き方と知 的欲求度とをもって調整評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 『平安文学選』中村幸弘他編・右文書 院 参考書 『ベネッセ全訳古語辞典』中村幸弘・ 南芳公・村山昌俊編・ベネッセコーポ レーション 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1041 日本語学演習(古代語)Ⅱ 2年次 1単位 中村幸弘 教授 講義の内容・計画 レジュメの作成と口頭発表の要領を体得させ、日本語学としての問題点に気 づく眼を養わせることを徹底させる。 授業計画 1.平安時代語研究の歴史 2.各班の発表レジュメの提出と配布 3.石上の中納言と子安見・上(竹取物語)〈発表〉 4.石上の中納言と子安見・下(竹取物語)〈発表〉 5.煙立ちのぼるふじの山(竹取物語)〈発表〉 6.紀の有常(伊勢物語)〈発表〉 7.小野(伊勢物語)〈発表〉 8.水汲む女(大和物語)〈発表〉 9.生田川・上(大和物語)〈発表〉 10.生田川・下(大和物語)〈発表〉 11.姫君に迫る典薬助(荻窪物語)〈発表〉 12.姫君の失踪と中納言(荻窪物語)〈発表〉 13.物の怪の出現(源氏物語)〈発表〉 14.野宮の秋(源氏物語)〈発表〉 15.中古和文慣用連語の確認 備考

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講義の目的 平安時代の和文語について、特に語彙・ 語法を中心に考察する。 評価方法 レポート:50% 発表・課題など:50%      テキスト(書名・著者名・出版社名) 最初の時間に指示する。 参考書 新編日本古典文学全集『源氏物語』小 学館、新日本古典文学大系『源氏物語』 岩波書店、『平安時代語新論』築島裕 著・東京大学出版会、『平安時代和文語 の研究』関一雄著・笠間書院 1042 日本語学演習(古代語)Ⅰ 2年次 1単位 南 芳公 教授 講義の内容・計画 源氏物語・枕草子を対象として、基礎的な文法事項も確認しながら、語彙・ 語法についての理解を深めていく。さらに、源氏物語の語彙体系において、 特に形容語(形容詞・形容動詞)に注目して演習を進めることにする。毎 回、古語辞典を必携とし、丹念にことば調べを行うことが望まれる。 授業計画 1.講義概要 2.資料の紹介と発表方法 3.発表1と質疑応答 4.発表2と質疑応答 5.発表3と質疑応答 6.発表4と質疑応答 7.発表5と質疑応答 8.発表6と質疑応答 9.課題の確認と文献紹介 10.発表7と質疑応答 11.発表8と質疑応答 12.発表9と質疑応答 13.発表10と質疑応答 14.まとめ1 15.まとめ2 備考 講義の目的 平安時代の和文語について、特に語彙・ 語法を中心に考察する。 評価方法 レポート:50% 発表・課題など:50% テキスト(書名・著者名・出版社名) 最初の時間に指示する。 参考書 新編日本古典文学全集『枕草子』小学 館、新日本古典文学大系『枕草子』岩 波書店、『平安時代語新論』築島裕著・ 東京大学出版会、『古典敬語詳説』中村 幸弘他著・右文書院 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1043 日本語学演習(古代語)Ⅱ 2年次 1単位 南 芳公 教授 講義の内容・計画 春セメスターに引き続き、源氏物語・枕草子を対象として、語彙・語法につ いての理解を深めていく。春セメスター同様に、古語辞典を必携とするが、 いっそう丹念にことば調べを行うことが望まれる。 授業計画 1.講義概要 2.資料の紹介と発表方法 3.発表1と質疑応答 4.発表2と質疑応答 5.発表3と質疑応答 6.発表4と質疑応答 7.発表5と質疑応答 8.発表6と質疑応答 9.課題の確認と文献紹介 10.発表7と質疑応答 11.発表8と質疑応答 12.発表9と質疑応答 13.発表10と質疑応答 14.まとめ1 15.まとめ2 備考

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講義の目的 女性特有の上品な言葉遣いといわれる 「花はまだ咲かなくってよ」「彼女とは お友達だわ」「もう泣かなくていいのよ」 などの言い方にみられる、いわゆるお 嬢様言葉と呼ばれる「てよ・だわ」言 葉は、現代では年配の女性を除き、ほ とんど聞かれることがなくなった。「て よ・だわ」言葉の発生は明治時代の女 学校といわれている。しかし、当初は 上品な言葉遣いではなく、むしろひん しゅくを買う言葉遣いであった。今年 度は「てよ・だわ」言葉の発生と展開 を調べていくことにする。 評価方法 レポート(100%)によって評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) プリントを配布する。 参考書 授業時に指示する。 1044 日本語学演習(近・現代語)Ⅰ 2年次 1単位 村山昌俊 教授 講義の内容・計画 明治時代に創刊された「女学雑誌」と「少女の友」に掲載された若松賤子、 川端康成、吉屋信子等の作品を用いて、演習形式で授業をすすめる。 授業計画 1.ガイダンス 2.教員による解説 3.教員による解説 4.学生の発表と解説 5.学生の発表と解説 6.学生の発表と解説 7.学生の発表と解説 8.学生の発表と解説 9.学生の発表と解説 10.学生の発表と解説 11.学生の発表と解説 12.学生の発表と解説 13.学生の発表と解説 14.学生の発表と解説 15.春セメスターまとめ 備考 講義の目的 女性特有の上品な言葉遣いといわれる 「花はまだ咲かなくってよ」「彼女とは お友達だわ」「もう泣かなくていいのよ」 などの言い方にみられる、いわゆるお 嬢様言葉と呼ばれる「てよ・だわ」言 葉は、現代では年配の女性を除き、ほ とんど聞かれることがなくなった。「て よ・だわ」言葉の発生は明治時代の女 学校といわれている。しかし、当初は 上品な言葉遣いではなく、むしろひん しゅくを買う言葉遣いであった。今年 度は、「てよ・だわ」言葉の発生と展開 を調べていくことにする。 評価方法 発表(50%)とレポート(50%)で評 価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) プリントを配布する。 参考書 授業時に指示する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1045 日本語学演習(近・現代語)Ⅱ 2年次 1単位 村山昌俊 教授 講義の内容・計画 春セメスターに続き、演習形式で授業を進める。 授業計画 1.学生の発表と解説 2.学生の発表と解説 3.学生の発表と解説 4.学生の発表と解説 5.学生の発表と解説 6.学生の発表と解説 7.学生の発表と解説 8.学生の発表と解説 9.学生の発表と解説 10.学生の発表と解説 レポートの指示 11.学生の発表と解説 12.学生の発表と解説 13.学生の発表と解説 14.学生の発表と解説 15. 備考

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講義の目的 近代以降の短歌史をたどりつつ、それ ぞれの歌人か開拓した短歌の表現を学 び、実作においてよりゆたかな表現を 獲得することを目標とする。 評価方法 提出作品:40% 期末テスト:40% 授業への参加意欲:20% テキスト(書名・著者名・出版社名) ・『島田修二 短歌に親しむ』島田修 二・日本放送出版協会 ・担当者作成のプリント 参考書 授業時に必要に応じて紹介する。 1050 創作文芸演習(詩・短歌)Ⅰ 2年次 1単位 中西洋子 講師 講義の内容・計画 明治、大正時代の短歌史の流れを把握し、歌人たちがそれぞれ切りひらいた 多様な表現の世界を学ぶ。また、実作を行い、発想や内容などの表現をさま ざまに試みる。 授業計画 1.和歌から短歌へ 2.和歌革新運動まで 3.2回目につづく 4.近代歌人の表現に学ぶ① 与謝野鉄幹・与謝野晶子 5.同         ② 山川登美子・尾上柴舟 6.歌を作ろう①自由題3首と合評 7.近代歌人の表現に学ぶ③ 正岡子規・伊藤左千夫・長塚節 8.同         ④ 島木赤彦・斎藤茂吉 9.短歌の朗読 秀歌の暗誦 (CDを聴く) 10.歌を作ろう②題詠3首と合評 11.近代歌人の表現に学ぶ⑤ 釈迢空・石川啄木 12.同         ⑥ 佐々木信綱・柳原白蓮 13.修辞法とその効果 14.歌を作ろう③題詠3首と合評 15.まとめ 歌と私 備考 講義の目的 春セメスター同講座にひきつづき、昭 和以降の短歌史をたどりつつ、それぞ れの歌人が到達した短歌の表現を学び、 実作においてよりゆたかな表現を獲得 することを目的とする。 評価方法 提出作品:40% 期末テスト:40% 授業への参加意欲:20% テキスト(書名・著者名・出版社名) ・春セメスター講座と同じテキスト・ 担当者作成のプリント 参考書 授業時に必要に応じて紹介する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1051 創作文芸演習(詩・短歌)Ⅱ 2年次 1単位 中西洋子 講師 講義の内容・計画 大正・昭和の短歌史の流れを把握し、歌人たちがそれぞれに切り拓いた多様 な表現の世界を学ぶ。また、実作を行い、発想や内容などの表現を自由に試 みていく。 授業計画 1.春セメスター授業の振り返り 2.近代歌人の表現に学ぶ① 石川啄木・土岐善麿 3.同         ② 前田夕暮・北原白秋 4.歌を作ろう①自由題3首と合評 5.現代歌人の表現に学ぶ① 若山牧水・土屋文明 6.同         ② 宮柊二・斎藤史 7.短歌の朗読 秀歌の暗誦 8.歌を作ろう②題詠3首と合評 9.短歌史における「現代」について−その区分と概観 10.9回目につづく 11.現代歌人の表現に学ぶ③ 岡野弘彦・馬場あき子 12.同         ④ 河野裕子・俵万智 13.修辞法とその効果 14.歌を作ろう③自由題5首と合評 15.まとめ 歌と私 備考

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講義の目的 日本文学を代表する文芸の一つである 「俳句・連句」の歴史とその文芸的意義 を理解し、併せて実作のための技術・ 方法を習得する。春セメスターは、主 に連句を中心に創作する。 評価方法 提出作品(80%)、授業への参加意欲 (20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 特に用いない。随時プリントを配布す る。 参考書 必要に応じて授業の中で紹介する。 1052 創作文芸演習(俳句・連句)Ⅰ 2年次 1単位 千明 守 教授 講義の内容・計画 最初に、我が国における韻文の歴史的展開について概説する。次に連句(俳 諧連歌)の式目について講義し、有名な作品を鑑賞した上で、共同で連句 (半歌仙)を制作する。 授業計画 1.オリエンテーション 2.我が国における韻文の歴史の概観 3.俳諧連歌の式目 4.俳諧連歌作品の鑑賞1 5.俳諧連歌作品の鑑賞2 6.実作1 7.実作2 8.実作3 9.実作4 10.実作5 11.実作6 12.実作7 13.実作8 14.実作9 15.実作10 備考 講義の目的 日本文学を代表する文芸の一つである 「俳句・連句」の歴史とその文芸的意義 を理解し、併せて実作のための技術・ 方法を習得する。秋セメスターは、主 に俳句を中心に創作する。 評価方法 提出作品(80%)、授業への参加意欲 (20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 特に用いない。随時プリントを配布す る。 参考書 必要に応じて授業の中で紹介する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1053 創作文芸演習(俳句・連句)Ⅱ 2年次 1単位 千明 守 教授 講義の内容・計画 最初に、江戸時代から近代にかけての発句・俳句の歴史的展開について概説 する。次に各時代の有名な作品を鑑賞した上で、各自俳句を実作する。 授業計画 1.オリエンテーション 2.発句・俳句の歴史的展開 3.江戸時代の有名俳句作品の鑑賞(松尾芭蕉) 4.江戸時代の有名俳句作品の鑑賞(与謝蕪村) 5.江戸時代の有名俳句作品の鑑賞(小林一茶) 6.近代の有名俳句作品の鑑賞1 7.近代の有名俳句作品の鑑賞2 8.実作1 9.実作2 10.実作3 11.実作4 12.実作5 13.実作6 14.実作7 15.実作8 備考

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講義の目的 「創作文芸入門」に引き続いて、実際に 小説・随筆を書いてもらう。発表され た作品を互いに批評しあうこともした い。 評価方法 実際に提出された作品を見て評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 使用しない。 参考書 授業の中で紹介する。 1054 創作文芸演習(小説・随筆)Ⅰ 2年次 1単位 田中憲二 教授 講義の内容・計画 実作をし、相互に刺激を請け合う。 授業計画 1.はじめに 2.作品を書く(1) 3.作品を書く(2) 4.作品を書く(3) 5.作品を書く(4) 6.作品を書く(5) 7.第1回作品提出 8.作品を書く(6) 9.作品を書く(7) 10.作品を書く(8) 11.作品を書く(9) 12.作品を書く(10) 13.作品を書く(11) 14.第2回作品提出 15.まとめ 備考 講義の目的 実際に作品を仕上げることによって、 作品を書き上げることの哀楽を味わい たい。 評価方法 実際に提出された作品を見て評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 使用しない。 参考書 授業の中で紹介する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1055 創作文芸演習(小説・随筆)Ⅱ 2年次 1単位 田中憲二 教授 講義の内容・計画 散文作品を、書くことと、合評を加えていくこと。 授業計画 1.はじめに 2.作品を書く(1) 3.作品を書く(2) 4.作品を書く(3) 5.作品を書く(4) 6.作品を書く(5) 7.第1回作品提出 8.作品を書く(6) 9.作品を書く(7) 10.作品を書く(8) 11.作品を書く(9) 12.作品を書く(10) 13.作品を書く(11) 14.第2回作品提出 15.まとめ 備考

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講義の目的 実際に小説・随筆を書き、受講者とと もに合評会を持つ。 評価方法 4月、5月、6月、7月、8月の計5 回 作 品 提 出。 作 品 の 総 合 評 価。 作 品 (100%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) プリントを配布。 参考書 『文壇アイドル論』斎藤美奈子・岩波 書店 1056 創作文芸演習(小説・随筆)Ⅰ 2年次 1単位 岡本 岱 教授 講義の内容・計画 書くという行為は、虚構であっても己を見つめることになる。よりよく書く ためには、それなりの読書も必要となる。数多くの作品にも触れていこうと 思う。 授業計画 1.徳田秋声「黴」 2.志賀直哉「城の崎にて」 3.島崎藤村「家」 4.北杜夫「楡家の人びと」 5.佐多稲子「灰色の午後」 6.山田詠美「ベッドタイムアイズ」 7.村上龍「コインロッカー・ベイビーズ」 8.遠藤周作「沈黙」 9.種田山頭火句集 10.芥川龍之介「或阿呆の一生」 11.中野重治「梨の花」 12.堀辰雄「風立ちぬ」 13.水上勉「飢餓海峡」 14.宮本輝「螢川」 15.まとめ 現代小説論 備考 講義の目的 実際に小説・随筆を書き、受講者とと もに合評会を持つ。 評価方法 9月、10月、11月、1月の計4回 作品を提出。演習1回と作品の総合評 価。作品(80%)、演習(20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) プリントを配布。 参考書 『文壇アイドル論』斎藤美奈子・岩波 書店 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1057 創作文芸演習(小説・随筆)Ⅱ 2年次 1単位 岡本 岱 教授 講義の内容・計画 書くという行為は、虚構であっても己を見つめることになる。よりよく書く ためには、それなりの読書も必要となる。秋セメスターは作品(小説)一編 を選び、演習も行う。 授業計画 1.中原中也「朝の歌」 2.庄野潤三「静物」 3.島尾敏雄「死の棘」 4.川端康成「禽獣」 5.三島由紀夫「金閣寺」 6.太宰治「人間失格」 7.大江健三郎「飼育」 8.演習1 9.演習2 10.演習3 11.村上春樹「1Q84」 12.原民喜「夏の花」 13.埴谷雄高「死霊」 14.正岡子規「病牀六尺」 15.司馬遼太郎「坂の上の雲」 備考

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講義の目的 作品集の製作を通して、「本」がどのよ うにでき上がるのかを理解する。 評価方法 授業への参加意欲(50%) 作品提出(50%) テキスト(書名・著者名・出版社名) ・『原稿編集ルールブック』日本エディ タースクール篇・日本エディタース クール 参考書 1058 創作文芸演習(児童文学・絵本)Ⅰ 2年次 1単位 大山 尚 准教授 講義の内容・計画 「創作文芸入門」で学んだことを基礎に、児童文学や絵本の作品集を製作す る。企画、執筆、校正、といった一連の編集作業を通して、一冊の本が製本 に至るまでの工程を、実践的に理解する。また、内容だけでなく、「本」と いうものをデザインとしてどう表現したらよいか、合わせて考えていきた い。 授業計画 1.ガイダンス 2.企画検討① 3.企画検討② 4.企画検討③ 5.執筆作業① 6.執筆作業② 7.執筆作業③ 8.工程確認 9.校正作業① 10.校正作業② 11.校正作業③ 12.製本作業① 13.製本作業② 14.製本作業③ 15.合評 備考 講義の目的 作品集の製作を通して、「本」がどのよ うにでき上がるのかを理解する。 評価方法 授業への参加意欲(50%) 作品提出(50%) テキスト(書名・著者名・出版社名) ・『原稿編集ルールブック』日本エディ タースクール篇・日本エディタース クール 参考書 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1059 創作文芸演習(児童文学・絵本)Ⅱ 2年次 1単位 大山 尚 准教授 講義の内容・計画 春セメスターの経験を踏まえ、引き続き「児童文学」や「絵本」の作品集を 製作する。 授業計画 1.ガイダンス 2.企画検討① 3.企画検討② 4.企画検討③ 5.執筆作業① 6.執筆作業② 7.執筆作業③ 8.工程確認 9.校正作業① 10.校正作業② 11.校正作業③ 12.製本作業① 13.製本作業② 14.製本作業③ 15.合評 備考

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講義の目的 日本の古典芸能に触れることによって、 日本の古典文化の奥深さについて考察 したい。又、芸能は講義を聴くだけで は不十分である。したがって、ビデオ を見たり、「華宝会」という能の会を見 に行ったりしている。 評価方法 授業への参加意欲 40%、 小レポートなど 20%、 定期試験 40%に基づき評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 『日本芸能史 増補決定版 ―日本芸能 論―』 浦山政雄(他)編・おうふう 参考書 授業の中で紹介する。 1066 日本芸能文化論A 2年次 1単位 田中憲二 教授 講義の内容・計画 古代の宮廷・寺院で行われていた芸能や、我が国最初の総合的芸能である能 狂言に触れることで、我が国古典芸能の輪郭をなぞってみたい。 授業計画 1.はじめに 2.宗教芸術(1) 3.宗教芸術(2) 4.宗教芸術(3) 5.宮廷音楽(1) 6.宮廷音楽(2) 7.能楽(1) 8.能楽(2) 9.能楽(3) 10.能楽(4) 11.狂言(1) 12.狂言(2) 13.狂言(3) 14.狂言(4) 15.まとめ 備考 講義の目的 古典芸能に触れることによって、日本 の古典の奥深さを実感していきたい。 本講座では、近世期を中心にみていき たい。 評価方法 授業への参加意欲 40%、 小レポートなど 20%、 定期試験 40%に基づき評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 『日本芸能史 増補決定版 ―日本芸能 論―』 浦山政雄(他)編・おうふう 参考書 授業の中で紹介する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1067 日本芸能文化論B 2年次 1単位 田中憲二 教授 講義の内容・計画 日本の古典芸能の奥深さを、ビデオやDVD等を鑑賞することによって理解 してもらう。 授業計画 1.はじめに 2.歌舞伎(1) 3.歌舞伎(2) 4.歌舞伎(3) 5.歌舞伎(4) 6.文楽(1) 7.文楽(2) 8.文楽(3) 9.文楽(4) 10.舌耕芸(1) 11.舌耕芸(2) 12.舌耕芸(3) 13.舌耕芸(4) 14.まとめ(1) 15.まとめ(2) 備考

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講義の目的 近代になって見出された民謡概念に基 づき、日本歌謡史からわらべ歌の歴史 と位相を考察する。 評価方法 課題レポート(80%)、 授業への参加意欲(20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 日本歌謡史年表(プリント配布) 参考書 『日本のわらべ歌全集』『日本のわらべ 歌CD』柳原書店 1068 日本歌謡史A 2年次 1単位 野村敬子 講師 講義の内容・計画 民謡の一領域としてわらべ歌を選び、子どもの生活文化と共にある伝承の歴 史的意義について考える。 授業計画 1.オリエンテーション 2.日本歌謡史年表配布 3.民謡について 4.わらべ歌について 5.採集資料を聴く 6.唱歌と童謡 7.歌謡史1童謡(わざうた) 8.歌謡史2『催馬楽』 9.歌謡史3『口遊び』 10.歌謡史4『梁塵秘抄』 11.歌謡史5『山家鳥虫歌』 12.歌謡史6『鄙廼一曲』 13.わらべ歌資料を聴く 14.わらべ歌資料を聴く 15.春セメスターまとめ 備考 講義の目的 近代になって見出された民謡概念に基 づき、日本歌謡史からわらべ歌の歴史 と位相を考察する。 評価方法 課題レポート(80%)、 授業への参加意欲(20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 日本歌謡史年表(プリント配布) 参考書 『日本のわらべ歌全集』『日本のわらべ 歌CD』柳原書店 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1069 日本歌謡史B 2年次 1単位 野村敬子 講師 講義の内容・計画 民謡の一領域としてわらべ歌を選び、子どもの生活文化と共にある伝承の歴 史的意義について考える。 授業計画 1.わらべ歌採集と分類 2.わらべ歌資料を聴く 3.生育史とわらべ歌 4.子守歌の歴史 5.守子歌の歴史 6.遊び歌の歴史 7.歳事歌の歴史 8.動物植物の歌の歴史 9.天然気象の歌の歴史 10.わらべ歌文献資料1 11.わらべ歌文献資料2 12.わらべ歌文献資料3 13.わらべ歌文献資料4 14.わらべ歌文献資料5 15.総まとめ 備考

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講義の目的 神話、伝説、昔話、世間話、生活譚な ど民俗社会に伝承される口承による文 芸について学ぶ。 評価方法 課題レポート(80%)、 授業への参加意欲(20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 授業で指示。 参考書 『シリーズことばの世界』日本口承文 芸学会編 1070 口承文芸A 2年次 1単位 野村敬子 講師 講義の内容・計画 口承文芸について身近な伝承事例から基礎的な知識を学ぶ。 語り手の実践を聴きつつ学ぶ。 授業計画 1.オリエンテーション 2.口承文芸概論① 3.神話 4.伝説① 5.伝説② 6.伝説③ 7.昔話① 8.昔話② 9.昔話③ 10.世間話① 11.世間話② 12.世間話③ 13.生活譚 14.口承文芸研究史 15.春セメスターまとめ 備考 講義の目的 口承文芸の歴史と現代的意義について 考察。 評価方法 課題レポート(80%)、 授業への参加意欲(20%)。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 授業で指示。 参考書 『シリーズことばの世界』日本口承文 芸学会編 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1071 口承文芸B 2年次 1単位 野村敬子 講師 講義の内容・計画 外国文献の受容について学ぶ。伝承資料から先人たちの民俗思考を探りつ つ、現代の伝承動態について考察する。 語り手の実践を聴きつつ学ぶ。 授業計画 1.口承文芸概論② 2.民話と童話 3.お伽話 4.イソップ寓話の受容 5.ペンタメローネの受容 6.グリム童話の受容 7.私の一話採集 8.採集資料について① 9.採集資料について② 10.採集資料について③ 11.採集資料について④ 12.採集資料について⑤ 13.採集資料について⑥ 14.採集資料について⑦ 15.総まとめ 備考

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講義の目的 民俗文芸の対象である民俗事象には、 衣・食・住の生活伝承を根底にして、 命名・言い習わし・ことわざなどから 神話・伝説・昔話・世間話に及ぶ言語 伝承をはじめとして、年中行事や祭り、 人生儀礼など、周期伝承・芸能伝承・ 造形伝承・信仰伝承といった多岐にわ たる伝承的要素が含まれている。本演 習では、こうしたさまざまな民俗事象 を具体的に取り上げて、民俗学的に読 み解いていく。 評価方法 提出課題(50%)、試験(50%)から総 合的に評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 授業時に指示する。 参考書 授業時に指示する。 1072 民俗文芸演習Ⅰ 2年次 1単位 伊藤高雄 講師 講義の内容・計画 民俗文芸の対象について具体的に説明した上で、まずは柳田國男、折口信夫 の学問について紹介する。ついで具体的な民俗事象をとりあげて、その解析 の仕方を学びながら、個々人が栃木県内の具体的な民俗事例を採集(フィー ルド・ワーク)する目安を整える。以下は、おおよその目安である。 授業計画 1.講義ガイダンス 2.柳田國男と民俗学 3.折口信夫と民俗学 4.民俗事象とその解析① 5.民俗事象とその解析② 6.民俗事象とその解析③ 7.民俗事象とその解析④ 8.民俗事象とその解析⑤ 9.民俗事象とその解析⑥ 10.民俗事象とその解析⑦ 11.民俗事象とその解析⑧ 12.民俗事象とその解析⑨ 13.民俗事象とその解析⑩ 14.下野民俗聞書の目安 15.まとめ 備考 講義の目的 民俗文芸の対象である民俗事象には、 衣・食・住の生活伝承を根底にして、 命名・言い習わし・ことわざなどから 神話・伝説・昔話・世間話に及ぶ言語 伝承をはじめとして、年中行事や祭り、 人生儀礼など、周期伝承・芸能伝承・ 造形伝承・信仰伝承といった多岐にわ たる伝承的要素が含まれている。本演 習では、こうしたさまざまな民俗事象 を具体的に取り上げて、民俗学的に読 み解いていく。 評価方法 提出課題(50%)、試験(50%)から総 合的に評価する。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 授業時に指示する。 参考書 授業時に指示する。 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1073 民俗文芸演習Ⅱ 2年次 1単位 伊藤高雄 講師 講義の内容・計画 春セメスターに引き続き、具体的な民俗事象をとりあげて、その解析の仕方 を学びながら、個々人が栃木県内の具体的な民俗事例の採集(フィールド・ ワーク)を行い、発表する。以下は、おおよその目安である。 授業計画 1.講義ガイダンス 2.民俗事象とその解析① 3.民俗事象とその解析② 4.民俗事象とその解析③ 5.民俗事象とその解析④ 6.民俗事象とその解析⑤ 7.下野民俗聞書の報告① 8.下野民俗聞書の報告② 9.下野民俗聞書の報告③ 10.下野民俗聞書の報告④ 11.下野民俗聞書の報告⑤ 12.下野民俗聞書の報告⑥ 13.下野民俗聞書の報告⑦ 14.下野民俗聞書の報告⑧ 15.まとめ 備考

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講義の目的 中国古典文学の歴史(周から漢まで) をたどりながら、特に日本文学に影響 を与えた作品を取り上げ、その受容の 実態を明らかにしていく。 評価方法 授業態度 20%と定期試験 80%で評価す る。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 授業時に指示する。基本的にはプリン トを配布する。 参考書 漢詩・漢文解釈講座日本文学と漢詩文  昌平社 1074 漢文学概説A 2年次 2単位 塚越義幸 教授 講義の内容・計画 中国の文学史(周から漢あたりまで)を捉えた上で、その時代の代表作品 (『詩経』や諸子百家・『史記』など)をとり上げ、特に日本文学とのかかわ りの深い作品(『古今集』や『源氏物語』など)を読み、その作品がどのよ うに日本文学に影響を与えたかを明らかにする。作品を読むに当たり、漢和 辞典・古語辞典を用意すること。 授業計画 1.ガイダンス 2.訓読法の復習 3.導入作品講読(『捜神記』) 4.中国文学史Ⅰ(先秦の文学) 5.作品講読Ⅰ(『易経』)と『平家物語』巻七)① 6.作品講読Ⅰ(『易経』)と『平家物語』巻七)② 7.作品講読Ⅱ(『詩経』大序)と『古今集』真名序)① 8.作品講読Ⅱ(『詩経』大序)と『古今集』真名序)② 9.作品講読Ⅲ(『老子』と『徒然草』第211段)① 10.作品講読Ⅲ(『老子』と『徒然草』第211段)② 11.中国文学史Ⅱ(漢代の文学) 12.作品講読Ⅳ(『史記』屈原賈誼列伝と『源氏物語』須磨の巻)① 13.作品講読Ⅳ(『史記』屈原賈誼列伝と『源氏物語』須磨の巻)② 14.まとめⅠ 15.まとめⅡ 備考 講義の目的 中国古典文学の歴史(魏晋六朝から宋 まで)をたどりながら、特に日本文学 に影響を与えた作品を取り上げ、その 受容の実態を明らかにする。 評価方法 授業態度 20%と定期試験 80%で評価す る。 テキスト(書名・著者名・出版社名) 授業時に指示する。基本的にはプリン トを配布する。 参考書 漢詩・漢文解釈講座日本文学と漢詩文  昌平社 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1075 漢文学概説B 2年次 2単位 塚越義幸 教授 講義の内容・計画 中国の文学史(魏晋六朝から宋あたりまで)を捉えた上で、その時代の代表 作品(『文選』、陶淵明・杜甫・李白・白居易など)をとり上げ、特に日本文 学とのかかわりの深い作品(『菅家文草』・『徒然草』や芭蕉・蕪村など)を 読み、その作品がどのように日本文学に影響を与えたかを明らかにする。作 品を読むに当たり、漢和辞典・古語辞典を用意すること。 授業計画 1.ガイダインス 2.訓読の復習 3.中国文学史Ⅰ(魏晋六朝時代) 4.作品講読Ⅰ(陶淵明「飲酒」と蕪村・一茶の句)① 5.作品講読Ⅰ(陶淵明「飲酒」と蕪村・一茶の句)② 6.中国文学史Ⅱ(唐代) 7.中国文学史Ⅱ(唐代∼宋代) 8.作品講読Ⅱ(杜甫「春望」と『おくのほそ道』平泉)① 9.作品講読Ⅱ(杜甫「春望」と『おくのほそ道』平泉)② 10.作品講読Ⅲ(陳鴻「長恨歌伝」と『平家物語』巻一)① 11.作品講読Ⅲ(陳鴻「長恨歌伝」と『平家物語』巻一)② 12.作品講読Ⅳ(白居易「香炉峰…」と『大鏡』・『菅家後集』)① 13.作品講読Ⅳ(白居易「香炉峰…」と『大鏡』・『菅家後集』)② 14.まとめⅠ 15.まとめⅡ 備考

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講義の目的 1年次で習得した漢文訓読の基礎を踏 まえて、さらに本格的な漢文学作品を 読み進める。 評価方法 授業態度 30%と定期試験 70%で評価す る。 テキスト(書名・著者名・出版社名) プリントを配布する。 参考書 『新釈漢文大系 十八史略 上』明治 書院 『新書漢文大系④ 十八史略』明治書 院 1076 漢文学講読A 2年次 1単位 塚越義幸 教授 講義の内容・計画 本年度は、わが国でも古来よく読まれた『十八史略』を取り上げ、特に『三 国志演義』の舞台になった後漢・三国時代を概観する。 なおテキストは江戸 時代の版本を使用する。 授業計画 1.ガイダンス 2.『十八史略』について 3.後漢(東漢)から三国時代の歴史概観 4.東漢(1) 5.東漢(2) 6.東漢(3) 7.東漢(4) 8.東漢(5) 9.東漢(6) 10.東漢(7) 11.三国(1) 12.三国(2) 13.三国(3) 14.まとめⅠ   15.まとめⅡ 備考 講義の目的 日本漢詩を読む。 評価方法 授業態度 30%と定期試験 70%で評価す る。 テキスト(書名・著者名・出版社名) プリントを配布する。 参考書 『新日本古典文学大系63 本朝一人 一首』 岩波書店 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1077 漢文学講読B 2年次 1単位 塚越義幸 教授 講義の内容・計画 江戸時代に編まれた『本朝一人一首』巻四・五を読み進め、平安時代を中心 に日本漢詩の歴史を概観する。 授業計画 1.ガイダンス 2.日本漢詩概説 3.『本朝一人一首』とは ‐ 序文・跋文を読む 4.作品講読(1) 菅原道真の作品など 5.作品講読(2) 島田忠臣の作品など 6.作品講読(3) 藤原時平の作品など 7.作品講読(4) 紀長谷雄の作品など 8.作品講読(5) 三善清行の作品など 9.作品講読(6) 村上天皇の作品など 10.作品講読(7) 源順の作品など 11.作品講読(8) 藤原道長の作品など 12.作品講読(9) 藤原公任の作品など 13.作品講読(10) 大江匡衡の作品など 14.まとめⅠ   15.まとめⅡ 備考

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講義の目的 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を原稿か ら読み解き、作品の生成過程や、文学 における「編集」の意義などについて、 実践的に考察する。 評価方法 授業への参加意欲(50%) レポート(50%) テキスト(書名・著者名・出版社名) 第 1 回 目 の ガ イ ダ ン ス で、 テ キ ス ト と、その費用についての説明を行うの で、受講希望者は必ず出席すること。 参考書 ナシ 1078 児童文学講読A 2年次 1単位 大山 尚 准教授 講義の内容・計画 最初に、「銀河鉄道の夜」を原稿から読み解くために必要な知識を学習し、 以降は、その知識をもとにして、原稿を書き写しながら、複雑に入り組んだ 原稿を解読することで、作品に内包された成立の秘密を探っていく。 授業計画 1.ガイダンス 2.「銀河鉄道の夜」の原稿を読み解くための基礎知識 3.第11葉について 4.第12葉について 5.第13葉について 6.第15・16葉について 7.第17・18・19葉について 8.第20・21・22・(77・78)葉について 9.第23・24葉について 10.第28・25葉について 11.第26・27葉について 12.第29・30葉について 13.第8葉について 14.第9・10葉について 15.第11・12・13葉について 備考 既読、未読を問わず、「銀河鉄道の夜」を一読しておいて欲しい。 講義の目的 宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を原稿か ら読み解き、作品の生成過程や、文学 における「編集」の意義などについて、 実践的に考察する。 評価方法 授業への参加意欲(50%) レポート(50%) テキスト(書名・著者名・出版社名) 春セメスターの履修者は、引き続き同 じテキストを使用する。秋セメスター の受講者は、第1回目にテキストと、 その費用についての説明を行うので、 受講希望者は必ず出席すること。 参考書 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1079 児童文学講読B 2年次 1単位 大山 尚 准教授 講義の内容・計画 原稿を書き写しながら、複雑に入り組んだ「銀河鉄道の夜」の原稿を解読す ることで、作品に内包された成立の秘密を探っていく。 なお、秋セメスターの内容は、春セメスターからの作業を引き継ぐので、こ の講義の受講希望者は、春セメスターも履修していることが望ましい。ま た、秋セメスターのみの受講を希望する者は、その旨、あらかじめ担当者に 申し出るように。 授業計画 1.ガイダンス 2.「銀河鉄道の夜」の原稿を読み解くための基礎知識 3.第1葉について 4.第2葉について 5.第3・4葉について 6.第5葉について 7.第6・7葉について 8.第8・9・10葉について 9.第11・12・13・14葉について 10.第15・16・17・18・19・20・21・22葉について 11.第23・24・25・26・27・28・29・30葉について 12.第73・74葉について 13.第75・76葉について 14.第(79・80・81)・82葉について 15.第83葉について 備考

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講義の目的 基礎的知識を確認した上で、古典文法 をより深く理解することを目的とする。 評価方法 学期末試験:70% 小テスト・課題など:30% テキスト(書名・著者名・出版社名) 『ベネッセ全訳古語辞典(改訂版)携 帯版』ベネッセコーポレーション 参考書 『先生のための古典文法Q&A100』 中村幸弘著・右文書院 『古代日本語文法』小田勝著・おうふ う 1082 日本語文法A 2年次 1単位 南 芳公 教授 講義の内容・計画  助動詞の意味・用法を中心に、助詞・敬語などについても、高等学校で学 んだ古典文法の知識を確認しながら、さらに高度な内容を解説する。文法と は言葉を組み立てる仕組みのことであるから、文法を深く理解することは、 古典作品をきめ細かく読解することにもつながる。講義中は頻繁に指名し、 知識を問い、意見を求める。 授業計画 1.講義概要、序説 2.用言の活用 3.助動詞① 4.助動詞② 5.助動詞③ 6.助動詞④ 7.助動詞⑤ 8.助動詞⑥ 9.条件表現① 10.条件表現② 11.助詞① 12.助詞② 13.敬語① 14.敬語② 15.まとめ 備考 講義の目的 古典文法の基礎を確認した上で、より 深く理解することを目的とする。 評価方法 学期末試験:70% 小テスト・課題など:30% テキスト(書名・著者名・出版社名) 最初の時間に指示する。 参考書 『国文法要説 文語編』和田利政・森 昇一・岡崎正継著・おうふう 『古典敬語詳説』中村幸弘・大久保一 男・碁石雅利著・右文書院 『校本万葉集』岩波書店 番号 講 座 名 開講期 単位数 担 当 者 1083 日本語文法B 2年次 1単位 南 芳公 教授 講義の内容・計画  本講義は、古典文法の基礎が身についている人がさらに理解を深めるため の講義である。  古典文法は、中古(平安時代)の語法を中心に学ぶものであるが、この講 座では、上代語の文法についても、万葉集の長歌を対象として、より深く学 んでいくことにする。講義中は頻繁に指名し、知識を問い、意見を求める。 授業計画 1.講義概要、序説 2.用言の研究 3.助動詞① 4.助動詞② 5.助動詞③ 6.助詞① 7.助詞② 8.敬語① 9.敬語② 10.敬語③ 11.上代語の文法① 12.上代語の文法② 13.上代語の文法③ 14.上代語の文法④ 15.まとめ 備考

参照

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