2011 年 6 月
富士通株式会社
Windows Small Business Server
2011 Essentials
Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド 改訂履歴 改版日時 版数 改版内容 2011.6.15 1.0 新規作成 本書では、以下の略称を使用することがあります。 正式名称 略称
製品名 Microsoft® Windows® Small Business Server 2011 Essentials SBS 2011 Essentials ●本書の内容は、改善のため事前連絡なしに変更することがあります。 ●本書に記載されたデータの使用に起因する、第三者の特許権およびその他の権利の侵害に ついては、当社はその責を負いません。 ●無断転載を禁じます。
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Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド
はじめに
SBS 2011 Essentials では、既定でクライアント PC のすべてのボリュームをバックアップしているため、 クライアント PC のハードドライブの障害により、システムが起動できなくなった場合でも、完全リストア によりクライアントPC を完全に回復することができます。 本書ではPRIMERGY の SBS 2011 Essentials OS バンドル製品をご購入のお客様が完全リストアを おこなう手順をご紹介します。 クライアントPC 完全リストアのイメージ完全リストアをはじめる前に
クライアントPC の完全リストアには、512MB 以上の USB フラッシュドライブが必要です。USB フラッ シュドライブに含まれるデータは本手順の中ですべて消去されるため、必要に応じて、中身を別の場 所にコピーしておいてください。 また、お手持ちのクライアント PC が USB フラッシュドライブからの起動をサポートしていることが前 提条件となります。Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド クライアントPC をベアメタル回復する (1)回復用の USB フラッシュドライブを作成します。サーバーに回復用の USB フラッシュドライブを接続 します。そして、ダッシュボードの[コンピューターとバックアップ]のタスクの[追加のクライアントコン ピューターのバックアップタスク]を選択します。 [追加のクライアント コンピューターのバックアップ タスク]の[ツール] タブを選択し、[コン ピューターの回復]の[キーの作成]ボタンをクリックします。
Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド [コンピュータ回復キーの作成]ウィザードが表示されます。 [次へ]をクリックします。 [USB フラッシュドライブの準備]が表示されます。挿入した USB フラッシュドライブを選択しま す。ここで使用するUSB フラッシュドライブ内のファイルやフォルダーは全て削除されます。下 図のチェックボックスにチェックを入れて、[次へ]をクリックします。 [USB フラッシュ ドライブを準備しています。]が表示されます。この工程には数分程度かかる
Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド 場合があります。 問題なくデータが書き込まれると、[起動可能な USB フラッシュドライブが正常に作成されまし た。]が表示されます。これで、回復用の USB フラッシュドライブの作成は完了です。[閉じる] をクリックしてウィザードを終了します。更に [OK]をクリックして[追加のクライアント コン ピューターのバックアップ タスク]を終了します。 サーバーからUSB フラッシュドライブを取り外します。 (2)回復するクライアント PC の環境を準備します。クライアント PC をネットワークに有線で接続し、
Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド DHCP サーバー(ルーター等)から IP アドレスを取得できるようにします。 (3)回復用 USB フラッシュドライブを使用して、クライアント PC を起動します。クライアント PC が USB フラッシュドライブからの起動をサポートしている場合も、既定の起動優先度からUSB フラッシュドライ ブが外れている場合があります。この場合は、クライアントPC のマニュアルに従って、BIOS 等で起動 順序を設定する必要があります (4)[開始するオペレーティングシステムを選択してください]が表示されます。32 ビットまたは 64 ビッ トのOS を選択し、[Enter]キーを押します。
Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド (5)[システムの完全復元ウィザード]の[地域とキーボード設定の選択]が表示されます。時刻と通貨 の形式とキーボードのレイアウトを指定し、[続行]ボタンをクリックします。 (6)[システムの完全復元ウィザードへようこそ]が表示されます。お使いの PC によってはハードドラ イブやネットワークのドライバを追加する必要があります。この場合、[ドライバーの読み込み]ボタン をクリックします。PC のドライバについては、お使いの PC のマニュアルに従ってください。 次に進むには、[続行]ボタンをクリックします。
Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド (7)[システムの完全復元]の[システムの完全復元ウィザードへようこそ]が表示されます。[次へ]ボ タンをクリックします。 (8)[<SBS サーバー名>へのログオン]が表示されます。SBS サーバーの管理者のユーザー名とパ スワード入力し、[次へ]ボタンをクリックします。この時のユーザー名は 「ドメイン名¥ユーザー名」と なります。
Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド
(9)[復元するコンピューターの指定]が表示されます。回復するクライアント PC を選択し、[次へ]ボタ ンをクリックします。
(10)[復元するバックアップの指定]が表示されます。回復するバックアップデータを選択し、[次へ] ボタンをクリックします。
Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド
(11)[復元オプションの選択]が表示されます。[ウィザードでコンピュータを完全に復元する]をチェッ クして、[次へ]ボタンをクリックします。
Windows Small Business Server 2011 Essentials クライアント PC リストアガイド
(13)ベアメタル回復がおこなわれます。回復が完了すると[復元は正常に完了しました]が表示され ます。[完了]ボタンをクリックします。システムが再起動するので、PC に接続した USB メモリを取り外 しておきます。
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富士通PC サーバーPRIMERGY につきましては、以下の技術情報を参照願います。 ・PC サーバーPRIMERGY http://primeserver.fujitsu.com/primergy/ ・PC サーバーPRIMERGY 機種比較表 http://primeserver.fujitsu.com/primergy/catalog/select-spec/ ・サーバー選定ガイド http://primeserver.fujitsu.com/primergy/technical/select-model/ 富士通PC サーバーPRIMERGY のお問い合わせ先。 ・PC サーバー PRIMERGY(プライマジー)のお問い合わせ http://primeserver.fujitsu.com/primergy/contact/
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