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KD1 環境真菌と健康被害

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Academic year: 2021

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(1)基調討論(パネルディスカッション). 基調討論(パネルディスカッション). ワンヘルス マイコロジー:医真菌学、領域統合型研究分野の展望. 10 月 9 日(金) 10:10~11:50 第 1 会場. 座長:坪井 良治. KD1 環境真菌と健康被害 ○山口 英世 帝京大学医真菌研究センター. 自然環境中には膨大な数の真菌が腐生菌として生息する。それらの真菌のなかには特定の環境条件下にある地 域にのみ分布する強毒病原真菌(Histoplasma capsulatum など)がある一方、高リスクのヒトや動物に対して病 原性を発揮する日和見菌とよばれる真菌(Aspergillus spp、など)が至るところに生息している。いずれのタイ プの真菌もヒトや動物宿主に感染症を引き起こす。これとは別に、屋内環境で生育した真菌の胞子に長期間曝 露されることによってアレルギー反応が起こり、過敏症肺炎へと進展することがある。さらに、一部の真菌は 環境中で刺激性、毒性、催奇性、発がん性、免疫抑制作用等を持つ代謝物すなわちマイコトキシンを産生し、 それを摂取または吸入したヒトや動物に中毒症をひき起こす。環境真菌とその有毒代謝物がヒトや動物にもた らすこのような健康被害の問題を、従来の知見に基づいて考察する。 抄 録. KD2 比較医学的視座 ○長谷川 篤彦 帝京大学医真菌研究センター. 獣医学は別名比較医学(comparative medicine)と称されるように、人をはじめ各種動物を比較追究する思考 が存在している。したがって、獣医学においては従前から one health が実践されてきた経緯がある。ISHAM の名称が示すように、日本医真菌学会でも、創立以来獣医学と緊密な関係にある。本学会の第 3 回学術大会で は山本脩太郎 (当東京大学獣医病理学教授)が特別講演を行っている。1960~80 年には米国 CDC では Ajello,L.、 Georg,L.、Kaufman,L,、Kaplan,W. がそして活躍し、仏国パスツール研究所では Mariat,F.、Drouhet,E.、Segretain,G. が活躍していた。Kaplan や Segretain は獣医師である。米仏で 1 時代を築いた医真菌の研究チームに は獣医師が参画していた。本学会には、医学、薬学、水産学、農学、獣医学など、種々の分野の会員が存在す ることから、人獣共通感染症や耐性菌の問題の究明のみならず環境問題など、one health の視野から医真菌学 を追究する態勢は整っていると思われる。そこで、医真菌学における比較医学の視座からの事例を紹介してみ たい。. - 42 -.

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