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地域経済活性化に向けた地域密着型サービスの価値共創 ─地域金融機関の事例を中心に─

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Academic year: 2021

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(1)特 集 特 集. 開発工学 vol.40 No.1 2020. 地域経済活性化に向けた地域密着型サービスの価値共創 ─地域金融機関の事例を中心に─ . 屋敷 圭志. Value co-creation of community-based service for revitalizing regional economies — Case study on initiatives of regional financial institutions —. Keiji Yashiki In Japan, strengthening the competitiveness of local industries is mentioned as one of the main measures for the problem of shrinking regional economies. Various players are co-operating to improve productivity and efficiency of local industries. The active involvement of regional financial institutions is expected due to the sophisticated financial functions in the region. On the other hand, the business environment of regional financial institutions continues to be severe, and it is necessary to change to a sustainable business model in order to improve productivity of regional companies and contribute to the development of regional economies. The purpose of this research is to clarify the value co-creation mechanism of regional financial services based on a case study of regional financial institutions’ activities in revitalizing regional economies. This research has implications for measures for sustainable regional finance and regional economic revitalization. In addition, this research shows practical implications for value co-creation not only by regional financial services but also by community-based service providers.. 1.はじめに 研究目的. 地域企業との価値共創により地域企業の企業価値向上を. 「まち・ひと・しごと創生総合戦略」において地方経. 目指すことが示された。しかし、それは地域金融機関と. 済の縮小問題に対する主な施策のひとつとして地域産業. 顧客である地域企業とのクローズドな「共通価値の創造」. の競争力強化があげられ、産業界・地方公共団体・大. であり、マイケル E. ポーター・マーク R. クラマー 3)が. 学・金融機関・労働団体が連携しながら地域の企業・産. 社会のニーズや問題に取り組むことで社会的価値を創造. 業の生産性・効率性の向上のために様々な取り組みが行. し、その結果、経済的価値が創造されるものと説いた. われている。そのなかで地域における金融機能の高度化. 「共通価値の創造」(CSV:Creating Shared Value)と. の必要性からも地域金融機関の積極的な関与が期待され. は厳密には異なる。顧客とのクローズドな「共通価値の. ている。金融業界においては 2000 年代前半以降、地域. 創造」だけでなく、地域経済活性化という社会的価値を. 企業への金融の円滑化や地域経済の活性化を目指した地. 伴う本来の「共通価値の創造」を行う必要がある。その. 域密着型金融の実践・強化が行われてきた。しかし、. ためには、金融庁が「中小・地域金融機関向けの総合的. 2018 年に金融庁 1) が指摘しているように、地域銀行の. な監督指針」4)のなかで地域密着型金融の目指すべき方. 過半数で本業利益(貸出・手数料ビジネス)が赤字であ. 向として提示している「顧客企業に対するコンサルティ. り、地域企業の生産性向上や地域経済の発展に貢献する. ング機能の発揮」をすることに加え、「地域の面的再生. ためにも持続可能なビジネスモデルへの変革が求められ. への積極的な参画」への取り組みがより重要になると考. ている。. える。つまり、地域金融機関は地域企業「間」の商流. 「平成 28 事業年度金融行政方針」2) では、顧客との. ネットワークへの貢献により地域の面的再生や地域経済. 「共通価値の創造」として、地域金融機関と顧客である. 活性化という社会的価値を創出し、それら活動を通じて 地域金融機関としての経済的価値を創出することで本来. * 1 一般社団法人東京都中小企業診断士協会中央支部所属、当 学会会員. の「共通価値の創造」が実現できる。また、共通価値創 造型の地域密着型金融への変革が持続可能なビジネスモ 81.

(2) 地域経済活性化に向けた地域密着型サービスの価値共創. デルへの変革のひとつの方策であると考える。 本研究では、地域金融機関による地域密着型金融の取 り組み事例をもとに、地域経済の活性化に向けた地域密. 開発工学 vol.40 No.1 2020. プローチのうち、上位に位置し充実した内容が示されて いる「顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮」 に重点がおかれていると推察される。. 着型金融サービスの価値共創のメカニズムを導き出す点. 他方で、多胡 5) は地域金融機関に期待される役割を. を研究の目的とする。さらに、金融サービスのみでなく. 「地域の面としての底上げと、そこにおけるリーダーシッ. 地域密着型のサービス提供事業者による価値共創への実. プ」とし、地域金融機関がリーダーシップをもって商流. 務的含意を示す。. ネットワークを形成する各企業の事業の中身まで踏み込. 2.行政が求める地域経済活性化に向けた地域金 融. んでそれぞれの企業同士の取引関係を把握し、そのなか で企業がメリットを得られるように地域金融機関の経営 資源を有効活用して、商流ネットワーク全体の事業ボ. 金融庁は金融行政のなかで地域金融機関に対して、地. リュームの増加および収益増加に資する取り組みを行う. 域密着型金融としてリレーションシップバンキングの遂. ことが必要と説いた。これはまさに、行政が求める地域. 行を求めてきた。金融庁が求めたリレーションシップバ. 金融の 3 番目の特徴である「地域の面的再生への積極的. ンキング(本研究では地域密着型金融と同義と捉える). な参画」により社会的価値と経済価値の両立を目指す本. は、学術的な意味でのリレーションシップバンキング. 来の「共通価値の創造」の実現を指すものである。. (顧客との長期的な関係性を構築して維持するなかで顧 客に関する情報生産を行い、その情報をもとに貸出等の 金融サービスを行うもの)に加え、その対極にあるトラ ンザクションバンキング(比較的容易に入手可能な財務. 3.実務における地域経済活性化に向けた地域金 融. 地域金融機関がその営業地域の重要な産業に着目し、. 諸表などのハード情報をもとに貸出等の金融サービスを. 商流ネットワークに深く入り込んで商流ネットワーク全. 行うもの。クレジットスコアリングやアセットベースレ. 体の事業ボリュームの増加に取り組んでいる事例につい. ンディング)への取り組みが要請されたものである。. て、どのように「共通価値の創造」を実現しているのか. また、金融庁が地域密着型金融の目指すべき方向とし. 確認した。. て示しているもののうち「顧客企業に対するコンサルティ ング機能の発揮」は、顧客企業の経営改善や事業拡大等. 3. 1 鹿児島銀行の事例. が行われ結果的に地域金融機関自身の収益力・健全性を. 鹿児島銀行では、地域のポテンシャル産業として農業. 向上するという考えであり、金融庁が唱える顧客との「共. に着目して 2003 年から「アグリクラスター構想」6)を掲. 通価値の創造」を表しているといえる。もう一方の「地. げ、地域の基幹産業である農業(川上産業) ・農業資材. 域の面的再生への積極的な参画」は、地域の重要な産業. /建設業/食品加工業(川中産業)を中心に、川下産業. の成長や産業集積等に向けた地域の取り組みに積極的に. である流通業/飲食業/観光業/輸出業/ IT 産業およ. 参画していくことで地域経済の活性化をもたらし、結果. び関連産業まで含めた商流ネットワークを支援し地域経. 的に地域金融機関自身の収益力・健全性を向上するとい. 済の活性化に向けた取り組みを行っている。. う考えであり、社会的価値と経済的価値の両立を説いた 本来の「共通価値の創造」を表しているといえる。 以上から、行政が求める地域経済活性化に向けた地域 金融の特徴は表 1 のようにまとめられる。. この「アグリクラスター構想」を推進する基盤として、 鹿児島銀行が開発した重要な ICT システムが存在する。 「AgriPro(畜産 ABL 管理システム)」と「Kaman(融 資支援システム)」である。AgriPro は牛の畜産農家向 けの SaaS 型 ICT システムであり、畜産農家は AgriPro. 表 1 行政が求める地域金融の特徴. に牛の動態を入力することで牛の在庫管理や損益シミュ. No. レーションを行うことができ、また牛を担保とした銀行. 特徴. 1 学術的な意味でのリレーションシップバンキングを、その 対極にあるトランザクションバンキングの手法で補完しな がら取り組むもの。 2 「顧客企業に対するコンサルティング機能の発揮」によって、 顧客との「共通価値の創造」を実現するもの。 3 「地域の面的再生への積極的な参画」によって、社会的価値 と経済価値の両立を目指す本来の「共通価値の創造」を実 現するもの。. からの借入限度額を知ることができる。データは鹿児島 銀行とも共有され、鹿児島銀行本部や営業店では牛の動 態による畜産農家の業況実態のモニタリング、担保の把 握、融資等事務手続き時の融資限度額などのシステム チェックが可能となっている。また、鹿児島銀行は、畜 産農家の業況悪化懸念に対して飼料メーカーや食肉加工 メーカーと連携して畜産農家の経営改善支援、M&A 支 援を行っており、地域全体の生産力を維持・拡大する取. 但し、「顧客企業に対するコンサルティング機能の発 揮」と「地域の面的再生への積極的な参画」の 2 つのア 82. り組みを行っている。 もう 1 つの ICT システムである KeyMan は顧客企業.

(3) 開発工学 vol.40 No.1 2020. に関する各種情報を集約し融資業務全般を支援する行内. 2 点目は、北國銀行の子会社である北國マネジメント. システムである。システム機能として、営業担当者によ. 株式会社が運営する EC モール「COREZO(コレゾ)」. る顧客企業へのアプローチ計画の策定およびその予実管. の運営である。北陸の企業が提供する商品(モノ)や体. 理、顧客企業との日々のリレーションにより収集した顧. 験(コト)の販売を行っている。. 客ニーズや交渉内容を登録することで顧客情報・営業状. 3 点目は、石川県の伝統産業である山中漆器産業の. 況を見える化・共有する機能を備えている。さらに情報. ICT を活用した生産性向上の取り組みである。山中漆器. の見える化・共有だけに留まらず、支店長や担当役員に. 産地では、発注企業(漆器屋)と製造委託先企業(成型. よる営業担当者の活動状況のモニタリングなど、営業プ. 屋・塗師屋・蒔絵屋)との間での個別の電話・FAX 注. ロセス全般を組織的に支援する機能を有している。また、. 文、納品による非効率、製造サプライチェーン全体での. 顧客企業の商流を把握するために、仕入先・販売先の情. 各工程の進捗状況の不透明により、結果的に受注ロスが. 報を双方向で登録・管理し、販売先のさらにその先の販. 発生する問題が発生していた。この問題解決のために、. 売先を見える化し、ビジネスマッチングなど一連の商流. 北國銀行と他機関との連携によって、サイボウズ社の. 支援に活用している。. kintone を活用した工程管理クラウドシステムが構築さ. このように、AgriPro と KeyMan の 2 つの ICT システ. れ、発注企業(漆器屋)と製造委託先企業(成型屋・塗. ムをベースに、営業担当者が担当する顧客企業との日々. 師屋・蒔絵屋)の受発注情報のシステム上での一元化、. のリレーションにより収集した会社属性や財務諸表など. 各工程の進捗状況の見える化、在庫情報の共有、請求・. のハード情報のみならず、顧客ニーズや交渉内容などの. 支払の簡素化が実現された。これにより製造サプライ. ソフト情報を KeyMan に登録することで行内に情報蓄. チェーン全体の生産性が向上され、受注ロスの削減や商. 積し、他方で AgriPro を通じて畜産農家の業況状態や担. 品開発などへの人材重点配分が可能となった取り組みで. 保情報などをシステム的に行内に情報蓄積している。. ある。. AgriPro によってデータから牛を担保とした借入限度. 他方で、北國銀行では行内業務の生産性向上において. 額を把握する仕組みは、トランザクションバンキングに. も特徴的な仕組み・取り組みを行っている。グループ. 該当するものである。つまり、鹿児島銀行はリレーショ. ウェア製品である「PowerEgg」8)を導入し、 「行内業務. ンシップバンキングの手法で収集した情報をトランザク. のペーパーレス化」、 「見える化」、 「業務スピードアップ」. ションバンキングの手法で収集した情報で補完し、その. を実現している。従来はメモや電子メールで情報を送っ. 収集・蓄積した情報をもとに、地域社会の基幹産業やそ. ていたものを PowerEdge により上席者や関連部署など. の川上・川下企業(商流ネットワーク)に対して融資だ. 然るべき相手に一斉に情報配信する仕組みに変わったこ. けに留まらない多様なサービスを提供している。それは. とで、より多くの関係者と情報共有がなされ、上席者を. 営業担当者のみならず、上席を含む組織的なモニタリン. はじめとするそれぞれの然るべき相手からコメントが入. グや助言を通じて銀行組織全体として行われている。. る運用がなされることで、組織の縦・横の連携が強化さ れ業務の生産性をあげている。. 3. 2 北國銀行の事例. 北國銀行では営業担当者が担当する顧客企業との日々. 北國銀行は、そのディスクロージャー誌である CSR. のリレーションや本部と連携したコンサルティング(つ. レポート 2019 7) において、コンサルティング機能の強. まり、リレーションシップバンキングの手法)を通じて. 化・発揮によって融資だけにとどまらない付加価値を顧. 収集した顧客企業のハード情報やソフト情報を行内グ. 客である地域企業に提供し、地域社会との共有価値の創. ループウェアの活用によって行内に情報蓄積・共有し、. 造に努めるとしている。. 他方で顧客企業向けの ICT システムを通じて顧客企業. そのなかで ICT システムを活用した商流ネットワー. の業況状態の把握を可能としている。これら蓄積された. ク支援の取り組みを行っている。1 点目はキャッシュレ. 情報をもとに、顧客企業に対して企業自身による経営改. スへの対応である。ブランドデビットカードの発行およ. 善を促し、または、北國銀行による経営支援や業況や資. び地域の企業(主に小売業や飲食・サービス業)へのク. 金ニーズに応じた融資が行われている。それは、行内グ. レジットカード加盟店サービス展開による地域のキャッ. ループウェアによる情報の見える化・共有によって、営. シュレス化推進によって、導入企業のPOSレジやクラ. 業担当者のみの能力に頼らず、上席者や経営を含む組織. ウド会計ソフトと連動したレジ業務効率化やポイントに. 的なモニタリングや助言を通じて銀行組織全体での支援. よる集客効果、利用顧客の利便性向上に寄与している。. により促進されている。. あわせてクラウド会計ソフト freee の地域企業への導入 支援も推進しており、導入企業の会計業務の効率化だけ でなく銀行による導入企業の業況のタイムリーな把握に 活用されている。. 3. 3 事例からの考察 2 行の事例から、地域金融機関による顧客企業に関す る情報生産の実務の実態は、多くの地域金融機関が古く 83.

(4) 地域経済活性化に向けた地域密着型サービスの価値共創. 開発工学 vol.40 No.1 2020. から行ってきたように、営業担当者が顧客企業へ訪問し. けた価値共創を生み出せる可能性があるといえる。例え. て対話を通じてリレーションを構築しながら情報蓄積し. ば、地域の食品卸業は顧客である小売・サービス業者と. たものを、鹿児島銀行の AgriPro や北國銀行が展開する. のフェース・トゥ・フェースのコミュニケーションによ. クラウド会計システム freee などのように顧客の事業活. り関係を構築して情報生産し、売れ筋や新商品の情報提. 動を支援する ICT システムを通じてタイムリーに業況. 供や創業支援、店舗用不動産の紹介など、単なる商品販. 情報を収集蓄積することで補完し、融資だけに留まらな. 売だけに留まらない多様なサービスを提供することで商. い多様なサービスを提供していることがわかった。ICT. 流ネットワークの支援を行うことが可能である。さらに、. システムを通じて顧客企業の事業活動に関するハード情. 顧客の事業活動を支援する ICT システムを用いれば、. 報を蓄積して、それをもとに多様な金融サービスに活用. 情報生産の量・質の充実による地域企業への支援強化の. していることから、トランザクションバンキングの拡張. みならず、ICT システムの活用により顧客企業自身によ. 版とみることができる。. る経営改善を促すことで、地域経済の活性化を促進する。. 以上から、実務における地域経済活性化に向けた地域. Amazon のような強力なネットサービスは生産者と消. 金融の特徴が浮かび上がる。それは、学術的な意味での. 費者の直接取引を可能とし、また、取引で蓄積された情. リレーションシップバンキングを顧客企業の事業活動を. 報から売れ筋や新商品の情報提供することによって取引. 支援する ICT システム(拡張版トランザクションバン. を活性化する。しかし、地域の食品卸業が培ってきた地. キング)で補完しながら取り組んでいる点である。実務. 域顧客とのリレーションやフェース・トゥ・フェースで. における特徴は、行政が求める特徴(表 1)とはトラン. 収集した情報(特にソフト情報)は Amazon でも容易. ザクションバンキングの手法で補完するか、ICT システ. に収集できる情報ではない。地域顧客とのリレーション. ム(拡張版トランザクションバンキング)で補完するか. により蓄積した情報と ICT システムを通じて収集した. の点で異なっている。また、 「顧客企業に対するコンサ. 情報の組合せの活用により優位性を発揮することで、. ルティング機能の発揮」と「地域の面的再生への積極的. ネットサービスによる代替の脅威を和らげることができ. な参画」の 2 つのアプローチについては、実務事例では. る。食品卸業は一例であるが、地域に根差したサービス. どちらかに重点を置きながら他方のアプローチを行って. 提供事業者は、図 1 に示した価値共創のメカニズムに. いく対応であり、地域金融機関ごとにアプローチが異. よって、地域経済の活性化に寄与できるものと考えられ. なっている点でも行政が求める地域金融の特徴と異なっ. る。そのためには、顧客企業の事業活動を支援する ICT. ている。. システムへの投資が重要なポイントとなる。. 4.おわりに. 参考文献. 図 1 は 3 章の事例をもとに、地域金融機関が地域企業. 1) 金融庁(2018.9.26)『変革期における金融サービスの向上にむけ. や商流ネットワークを支援しながら業績貢献するととも. て~金融行政のこれまでの実践と今後の方針~(平成 30 事務年. に、地域金融機関としても各種手数料や金利収入などの 収益を得て、さらに地域企業から関連企業への生産波及 効果が発生し、地域経済全体の活性化に寄与していくメ カニズムを整理したものである。この共通価値創造型の 地域密着型金融への変革が、持続的な地域金融および地 域経済全体の活性化のひとつの方策になりうる。. 度)』、金融庁ホームページ、https://www.fsa.go.jp/policy/For_ Providing_Better_Financial_Services.pdf) . 2) 金融庁(2016.10.21) 『平成 28 事務年度金融行政方針』、金融庁 ホームページ、http://www.fsa.go.jp/news/28/20161021-3/02.pdf 3) マイケル E. ポーター・マーク R. クラマー著、DIAMOND ハー バード・ビジネス・レビュー編集部訳(2011.6) 『共通価値の創造』 、 DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー、2011 年 6 月号 4) 金融庁(2011.3.31)『中小・地域金融機関向けの総合的な監督指 針(本編)新旧対照表』 、金融庁ホームページ、https://www.fsa. go.jp/news/22/ginkou/20110331-4/01.pdf 5) 多胡秀人(2007) 『地域金融論−リレバン恒久化と中小・地域金 融機関の在り方−』 、きんざい 6) 鹿児島銀行(2020.7.30) 『アグリクラスター構想の推進』、鹿児島 銀行ホームページ、https://www.kagin.co.jp/houjin/management/ agribusiness.html 7) 北國銀行(2019.7) 『北國銀行 CSR レポート 2019』 、北國銀行ホー. 図 1 地域密着型金融の価値共創のメカニズム 地域金融機関のように地域に根差したサービス提供事 業者は、地域密着型サービスにより地域経済活性化に向 84. ムページ、https://www.hokkokubank.co.jp/company/hbc/pdf/ csr2019.pdf 8) ディーサイクル(2012) 『POWER EGG2.0 導入事例』 、ディーサ イ ク ル ホ ー ム ペ ー ジ、https://poweregg.d-circle.com/cases/ uploads/article/hokkokubank/hokkokubank.pdf.

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