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2016 年度活動報告CJP 授業:総合日本語3

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2016 年度活動報告CJP 授業:総合日本語3

著者

早川 杏子

雑誌名

関西学院大学日本語教育センター紀要

号

6

ページ

42-42

発行年

2017-03-31

URL

http://hdl.handle.net/10236/00025915

(2)

2016 年度活動報告 CJP 授業:総合日本語 3

早川 杏子(関西学院大学日本語教育センター) 1.クラス概要 総合日本語 3 では、初中級レベルの文章を読んで理解し、それに関連する内容につ いて話したり書いたりすること、他者の考えを知り、理解を深めることができるよう になることを目標とし、初中級レベルの日本語の文法・語彙の知識を基盤に、読解お よび作文の活動を行った。 授業は 1 週間に 3 コマで、2∼3 コマで 1 つの課の文法・語彙学習を進め、各課最 終コマに読解活動を行った。基本的な進め方として、学期の前半は、『中級へ行こう』 から 7 課分、後半では『中級を学ぼう 中級前期』の 7 課までを範囲とし、始めに各 課の語彙・文型を導入後、テキストを正確に理解するためのグループ活動を行った。 その上で、テキストのトピックに沿ったテーマで意見文を書く作文活動を課した。 2.授業内容 メインテキストの文法・語彙学習にあたっては予習を重視し、学習項目の文法を使 って単文を作ってくるよう課した。中級に入ると、概念的・抽象的な語彙や、表現上 の制約が要求される文法が増えたりして、より運用が難しくなる。そのため、理解で 留まるのではなく、実際に運用してみて、教師から肯定あるいは否定のフィードバッ クを受けることで、より正確さに気付きを得ることを意図している。 また、読解は、2 つの目的の異なる活動を行った。1 つはテキストに書かれたこと を正確に読み取ることで、前半では、ペアやグループで、与えられたテキストの一部 を分かりやすく言い換えた後、全文を読むジグソー・リーディング等、後半では、授 業の前にテキストを軽く読んでコメントを記入したシートを読み合い、授業内では、 グループで内容を確認し、より深い読みにつなげていくという活動を行った。その一 方で、より多様なテキストに触れることで、偶発的に語彙や表現を学習する、広い読 みを目的とした「読書ノート」への記録を課題とした(詳細は総合日本語 1 参照)。 作文は、意見文の型(事例や根拠を述べる)に従って、メインテキストの読解に関 わるテーマについて意見文を書くもので、ピア活動を経て、リライトを行った。 3.成果と今後の課題 全体的に文法・語彙学習の満足度は高く、言語知識が得られた実感が成果といえよ う。しかし、これが実際に応用できるかどうかはまた別の問題であり、これらをさら に読みや書きの総合的な理解・運用の向上にどうつなげていくかが課題である。 ― 42 ―

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