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日本の楽曲の音色を味わって聴こう「春の海」宮城道雄作曲

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Academic year: 2021

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第6学年1組 音楽科学習指導案 1 題材名 「日本の楽曲の音色を味わって聴こう」 2 教材曲 「春の海」宮城道雄作曲 3 題材設定の理由 ○題材観 本題材「日本の楽曲の音色を味わって 聴こう」は、日本の楽器である箏と尺八の音色に親しみ、音色の響 きと曲想とのかかわりが分かり、自分なりに 春の海の情景を想像することができることをねらいとしている。 教材曲「春の海」は日本の伝統的な楽器である箏と尺八で演奏される曲で、宮城道雄の代表的な作品であ る。この曲は、歌を伴わない 箏と尺八による二重奏曲であり、ABAの3部形式で構成されている。Aは、 波に例えた箏の旋律が鳥の声を表現した尺八の音色と絡み合い、ゆったりとした穏やかな情景を描いている。 Bは、箏が例えた陽気な舟歌と春霞ののどかな感じを巧みに織り交ぜた、テンポの速い部分になっている 。 つまり、この曲は、箏と尺八の音色の掛け合いによって春の海の情景が描写的に表現されている、箏と尺八 の音色に特徴のある曲で、音色の響きと曲想とのかかわりを感じ取らせるために 適した題材であるといえる。 このように、本教材で、箏と尺八の音色に親しみ、これまで鑑賞してきた曲にはない日本の楽曲独特の音 色の響きと曲想とのとかかわりが分かることは、鑑賞の能力を育てる上で意義深い。 ○児童観 本学級 の児童の鑑賞の実態について、「威風堂 々第1番」を聴かせて楽曲を特徴付けている要素が聴き取 れているかどうか、要素と曲想とのかかわりが分かっているか、質問紙法、パフォーマンステストによる調 査を行った。その結果、ABAB’Cの形式について聴き取れた児童は66%、旋律の特徴を聴き取れた児童 は78%であった。また、楽器の音色についてはバイオリンの音色、その他の弦楽器や管楽器の音色が分かっ た児童は22%、楽器の音色の響きや重なりが分かった 児童は38%であった。また、曲想については 、「華や かな行進」、「堂々とした行進」を楽器の音色の響きから感じ取れているか、感想の記述から分析した結果、 13%の児童は行進している、31%は行進の様子が途中で変わっていると感じている。 このことから児童は、楽曲を聴いて、旋律の特徴や形式については聴き取れているが、楽器の音色の響き の美しさを聴き取ることは十分ではないことが分かる。また曲想を何となくつかむことはできているが、楽 曲を特徴付けている要素と曲想とのかかわりを感じ取って聴く力は育っていないことがわかる。 ○指導観 本題材 の指導にあたっては、箏や尺八の音色の響きと曲想とのかかわりが 分かるようにするために、「聴 き取る」「感じ取る」「味わう」の三つの段階を設定し、各段階を鑑賞−表現−鑑賞の活動で構成する。 「聴き取る」段階では、楽曲を特徴付けている要素が分かるようになることをねらう。そのために、まず、 楽曲の全体を聴かせ、感じたことを書かせる。次に、なぜそのように感じたのか、根拠を明らかにするため に、自由に身体表現をさせ、気付いたことを、楽曲を特徴付けている要素と結びつけてカード1に書かせる。 そして、交流活動を通して、この楽曲は箏と尺八の音色に特徴があるという 鑑賞の観点を明確にする。最後 に「箏と尺八の音色」の観点で、再度楽曲の全体を聴かせる。 「感じ取る」段階では、楽曲を特徴付けている要素の特質が分かるようになることをねらう。そのために、 まず、楽曲の箏や尺八の音色の響きが違う部分を聴かせる 。次に、箏に触れて、余韻が長い奏法や余韻が短 い奏法を試し、気付いたことをカード2に書かせる。そして、交流活動を通して、奏法によって余韻が違う、 余韻の違いによって波の感じが違うという、鑑賞の観点を明確にする 。最後に「箏の響き」の観点で、再度 楽曲の部分を聴かせる。 「味わう」段階では、楽曲を特徴付けている要素と曲想とのかかわりが分かり、自分なりに情景を想像し することができるようになることをねらう。そのために、まず、楽曲の全体を聴かせ、想像したことを書か せる。次に、想像したことの根拠を明らかにするために身体表現をさせ、気付いたことを楽曲を特徴付けて いる要素と結び付けてカード 3に書かせる。そして、交流活動を通して箏や尺八の音色の響きが春の海のの どかな感じや楽しい感じを表していることを確かめ、箏と尺八の音色の響きによって、春の海の様子が変わ るという観点を明確にする。最後に、「箏や尺八の音色の響きによって、海の様子が変わる」という観点で、 再度楽曲の全体を聴かせる。

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4 題材の目標 (1) 楽曲「春の海」の箏や尺八の音色に関心を持ち、身体表現や箏の演奏をしながら進んで箏と尺八の 音色の重なりや音色の響きを聴こうとする意欲を育てる。 (音楽への関心・意欲・態度) (2) 楽曲「春の海」を聴いたり 、箏を弾いたりして、箏の音色の響きや箏と尺八の音色が重なり合う響 きの美しさを感じ取ることができるようにする。 (音楽的な感受) (3) 楽曲「春の海」の箏の音色や尺八の音色の響きが分かり、箏や尺八の音色の響きから春の海の情景 を想像して聴くことができるようにする。 (鑑賞の能力) 5 題材指導計画 (全3時間) 段 配 階 時 学習活動・内容 手だて 1 「春の海」を聴き、めあてをつかむ。 ○「春の海」を聴き、聴いて感じたことを書 ○曲名を告げずに聴かせ、感覚的に聴いた感想 く。 を書かせる。 ○めあてをつかむ。 2 感じたことの根拠を明らかにするために、 身体表現をして気付いたことをカード1に書 き、鑑賞の観点を明確にする 。 聴 ○最初に聴いて感じたことをの根拠を明らか ○なぜそのように感じたのかを探るために、自 き 1 にするために自由に身体表現をする。 由に身体表現させる。 取 ○身体表現して気付いたことをカード1に書 ○感じたことの根拠を「楽曲の要素」が「どの る く。 ようになっているか」と、感じたことの理由 を表現できるように、カードを提示して身体 表現をさせる。 カード1 (このように感じた)のは (楽曲の要素)が (このようになっている)から ○カード1に書いたことを交流し、鑑賞の観 ○カード1に書いたことを交流し、箏や尺八の 点を明確にする 。 音色が「春の海」の感じや日本的な感じを表 していることを確認する。 ○箏や尺八の音色に特徴があるという観点を明 確にする 。 3 明確になった観点で、楽曲を聴く。 ○箏の音色にはどのような特徴があるのかを調 ○箏と尺八の音色に特徴があるという観点で べようという意識を持たせて次の時間の鑑賞 楽曲の全体を聴く。 につなぐ。 ○楽曲の全体を聴いて感想を書く。 1 箏の音色の響きに特徴がある部分を聴き、 めあてをつかむ。 ○前時の学習を振り返る。 ○箏と尺八の音色が楽曲を特徴付けていること を想起させ、長い余韻と短い余韻に気付いた 感 1 ○「春の海」の A「初めのふしの部分」と B 児童の感想を基に、AとBの部分を聴く活動 じ 「真ん中のふしの部分」を聴く。 につなげる。 取 A「はじめのふしの 部分」 る

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B 「まん中のふしの部分」 ○Aの部分とBの部分の違いを意識させるよう ○聴いて感じたことを書く。 に分けて書かせる。 ○なぜAとBの曲の感じが違うのかを調べると ○めあてをつかむ。 いう課題を明確にさせる。 2 箏で、余韻の長い奏法と余韻の短い奏法を ○奏法による余韻の違いを感じ取らせるために 弾き試し気付いたことをカード2に書き、鑑 長い余韻の奏法と短い余韻の奏法を試させる 賞の観点を明確にする。 ○カード2に、箏の奏法と弾いた感じを書かせ ○箏で長い余韻、短い余韻の奏法を試す。 る。 ○奏法を試して気付いたことを、カード2に カード2 書く。 箏を(こんなふうに)弾いたら ( このような ) 感じがした ○カード2に書いたことを交流し、鑑賞の観 点を明確にする 。 ○箏を演奏して気付いたことを交流し、奏法に よって余韻の長さが違い、余韻の長さが波の ように違いがあるということをまとめる。 ○箏の弾き方によって余韻が違う、余韻の違い によって波の様子が違うという観点を明確に 3 楽曲の「はじめのふしの部分」と「まん中 する。 のふしの部分」を聴く。 ○箏の響きの観点で楽曲の部分を聴かせる。 ○明確にした観点で楽曲の部分を聴く。 ○楽曲の部分を聴いて、感想を書く。 1 前時学習を振り返り、めあてをつかむ。 ○めあてをつかむ。 2 楽曲の全体を聴き、想像したことの根拠を ○感じたことの根拠を「楽曲の要素」が「どの 明らかにするために身体表現をし、気付いた ようになっているか」と、感じたことの理由 ことを カード3に書き、鑑賞の観点を明確に を表現できるように、カードを提示して身体 する。 表現をさせる。 味 1 ○楽曲の全体を聴き、想像したことを書く。 ○気付いたことをカード3に書かせる。 わ ○想像したことの根拠を明確にするために身 カード3 う 体表現をして、気付いたことをカード3に (このような情景を想像した)のは 書く。 (楽曲の要素)が (このようになっている)から ○カード3に書いたことを交流し、鑑賞の観 ○箏の余韻の違いによって、春の海の様子が変 点を明確にする 。 わるということをまとめ、「音色の違いによ って春の海の様子が変わる」という次の鑑賞 の観点を明確にする。 3 楽曲の全体を聴く。 ○明確にした観点で、楽曲の全体を聴く。 ○音色の響きの違いによって海の様子が違うと

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題材名 「日本の楽曲の音色を味わって 聴こう」 第1時 (1) 主眼 「春の海」を聴いて、感じたことを基に、楽曲に合わせて 自由に身体表現する活動を通して、箏と尺八 の音色を聴き取ることができる。 (2) 授業仮説 気付く段階において、楽曲「春の海」を聴いて、感じたことの根拠を明らかにするために自由に身体表 現をさせ、鑑賞の観点を明確にし、その観点で再度楽曲を聴かせれば、児童は箏と尺八の音色を聴き取る ことができるであろう 。 細目1 楽曲を聴いて感じたことを、なぜそのように感じたのか根拠を明らかにするために自由に身体 表現をさせたことは、箏と尺八の音色に気付かせるために 有効であったか。 細目2 最初に聴いて感じた根拠を明確にするために 、身体表現をして気付いたことを、楽曲の要素と 結び付けてカード に書かせたことは 、感じたことを言葉で整理させる上で有効であったか。 (3) 展開 学習活動・内容 教師の支援と指導上の留意点 評価規準 ◆仮説にかかわる手立て 1 「春の海」を聴き、めあてをつか む。 (1) 「春の海」を聴き、聴いて感じたこ ○楽曲を聴いてイメージを持たせるために、 感 とを書く。 楽曲名を知らせずに聴かせる。 じ 曲想 る ・お正月に聴いたことがある曲 ○児童の感想を曲想、要素・構成、表現媒体 ・日本的(和風)な音楽 で整理する。 要素・構成 ・ゆったりした感じの曲 ・途中で曲の感じが変わり、最初と 最後が同じ 表現媒体 ・箏と尺八で演奏されている (2) めあてをつかむ。 ○和風、日本的など、児童の感想の言葉を生 めあて かすようにする。 なぜ日本的な感じがするのか、 その理由を探ろう。 2 感じたことの根拠を明らかにする ◆感じたことの根拠を明らかするために、自 ために身体表現をし、気付いたこと 由に身体表現をさせる。 をカード1に書く。 気 (1) なぜ日本的 な感じがするのか 、根 ○カード1に(このような感じがした)のは、 感 じ た こ と 付 拠を明らかにするために、楽曲にあ の部分を書き、身体表現をして楽曲の要素 を 明 確 に す く わせて 身体表現をする。 を根拠に、なぜそのように感じたのかを明 る た め に 自 らかにさせる。 由 に 身 体 表 ○予想される児童の姿 ◆身体表現をして気付いたことをカード 1に 現 で き て い a箏や尺八の動作を交互にする。 書かせる 。 る。(関・感) b拍の流れにあわせて身体を揺らす。 c箏や尺八を弾いている動作で、リ ズムにあわせて指を動かす。

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(2) 身体表現をして気付いたことをカ ード1に書く。 カード1 ○予想される児童の姿 (このような感じがした)のは a和風な感じがしたのは、箏と尺八 (楽曲の要素)が の音色の両方が演奏されているか (このようになっている)から ら。 bゆったりした感じがしたのは 箏の 音色が遠くに響いているから 。 c波のような感じがしたのは、箏の 音色がゆったりして響いているか ら。 (3) カード1に書いたことを交流し、 ◆カードに記入しことを交流させ、箏と尺八 鑑賞の観点を明確にする。 の音色が日本的な感じさせていることをま とめ、次の鑑賞の観点を明確にする。 ○箏の音色が波を表していると気付いた児童 鑑賞の観点 の感想も取り上げる。 箏と尺八の音色 (4) 楽曲名や作曲者を知る。 ○「春の海」という曲名や作曲者を知らせる ○楽曲名「春の海」、作曲者「宮城道 ために写真を提示し、箏と尺八の実物を提 雄」、箏と尺八の楽器について知る。 示して楽器の紹介をする。 ○楽曲「春の海」は、宮城道雄 とい う箏曲者が、瀬戸内海の様子を思 い浮かべて作った曲であることを 知る。 ○演奏の映像を見ながら「春の海」 ○箏と尺八で演奏していることを知らせるた を聴く。 めに「春の海」の演奏風景の映像を提示す る。 3 楽曲全体を聴く。 (1) 箏と尺八の音色の観点で、楽曲を ○箏と尺八の音色を確かめるために自由に身 聴く。 体表現しながら楽曲を聴かせる。 ○ 予想される児童の姿 a拍の流れに合わせて 箏や尺八の演 奏の動作をする。 b体を横に揺らしたり 、足でリズム 分 をとったり、動作を変える。 か c箏や尺八のリズムに合わせて 指を る 動かし箏や尺八の動作をする。 (2) 楽曲を聴いて感じたことを、文章 ○楽曲の全体を聴いた感想を書かせる。 箏 の 音 色 や に書く。 尺 八 の 音 色 が 分 か っ て いる。(鑑) まとめ 箏と尺八の音色が日本的な感じ や春の海らしさを表している。 4 本時の学習をふり返る。 ○箏の音色が「春の海」らしさを表現してい るので、次時は箏の音色について確かめる ことを知らせる。

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題材名「日本の楽曲の音色を味わって聴こう」 第2時 (1) 主眼 箏の長い余韻や短い余韻の奏法を試す活動を通して、「春の海」の「はじめのふしの部分」と「まん中 のふしの部分」の音色の響きの違いを感じ取って聴くことができる。 (2) 本時の仮説 気付く段階において、箏の長い余韻の奏法(引き連、裏連、後押し)や、短い余韻の奏法(掻き爪、合 わせ爪、トレモロ)を試す活動をさせれば、児童は、箏の響きは奏法によって違うということに気付き、 楽曲「春の海」の「始めのふしの部分」と「まん中のふしの部分」の響きの違いを感じ取ることができる であろう。 細目1 気付く段階において、箏で裏連や引き連、掻き爪、合わせ爪、後押し、トレモロの奏法を試させ たことは、箏の奏法によって余韻が違うということに気付かせる上で有効であったか。 細目2 箏の奏法を試してカードに書かせたことは、箏の余韻が奏法によって変わることや、余韻によっ て曲の感じが変わるということを言葉で整理させる上で有効であったか。 (3) 展開 学習活動・内容 教師の支援と指導上 の留意点 評価規準 ◆仮説にかかわる手立て 1 箏の音色の響きに違いがある楽曲の 特徴ある部分を聴く、めあてをつかむ。 (1) 前時の学習をふり返る。 ○前時に分かった「春の海」は箏の音 感 色が日本的な感じや波を表している じ (2) 「春の海」のAとBの最初の特徴あ ということを 想起させる。 る る部分を聴く。 ○AとBの部分の音色の響きの違いに A 始めのふしの部分 着目させるために、AとBのふしの 簡易楽譜 を提示し、AとBの部分の 違いを視覚的に比較できるようにす る。 B まん中のふしの部分 (3) 楽曲の部分を聴いて感じたことを書 ○AとBの部分それぞれについて 感じ く。 たことを書かせる 。 (4) めあてをつかむ。 めあて 箏を弾いて、「春の海」らしい箏の響 きを見つけよう。 気 付 2 箏で、長い余韻や短い余韻の奏法を ◆箏の音色の響きの特徴を聴き取らせ く 試す。 るために 、箏は、奏法によって 余韻 が違い、色々な響きを奏でることが できることを 、体験させる。 (1) 爪の付け方を知り、長い余韻や短い ○長い余韻や短い余韻の奏法を提示し、 余韻の奏法を知る。 奏法によって余韻が違うことを 実感 ○短い余韻の奏法 させ、試してみたいという意欲を持 ・合わせ爪・・離れた2音を同時に弾 たせる 。 く(アルペッジョ )

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・かき爪・・ 隣り合う2音を同時に 弾く ・トレモロ ○長い余韻の奏法 箏に親しんで、 ・裏連・引連・・・グリッサンド 合わ せ 爪 、か ・後押し・・左手で弦を押さえ音の高 き爪 、 裏 連な さを高くする どの 奏 法 で余 ・引色・・・左手で弦を戻すように引 韻の 違 い を確 っ張り音の高さを下げる。 か め る こ と が できる。(関) (2) 箏で奏法を試す。 ○余韻の違いを感じ取らせるために、 ○予想される児童の姿 自由に奏法を試させる。 a弦をはじいて短く切る。 b裏連、引連など、グリッサンド c2音を一緒に弾く dトレモロ (3) 箏を弾いて、気付いたことをカード ◆箏で試した奏法とどんな響きがした 2に書く。 かを結びつけるためにカード2に書 ○予想される児童の姿 かせる 。 a強くはじいたら音が遠くに響いてき れいな感じがした。 b順番に弦をはじいたら 日本的な感じ がする。 順番に弦をはじいたら 落ち着いた音 色がする。 c二本の指で2音をはじいたら 、強く カード2 はっきりした感じがする。 箏を(こんなふうに )弾いたら d速く手首を動かしてひいたら、きら (このような)感じがした きら波が輝くような感じがした。 (4) カードに書いたことを交流し、箏の ◆実際に音色を奏でながらどのように 奏法が違うと響きが違うという観点を 感じたのかを発表させ、奏法の違い 明確にする。 で余韻が違うことをまとめる。 ◆箏は奏法の違いで余韻が違うこと、 観点 また余韻の違いが春の海の様子の違 箏の響き(余韻) いを表しているということから 箏の 響きという観点を明確にする。 3 箏の響きの観点で楽曲の特徴ある部 ○箏の響きの観点で聴かせる。また、 箏の 響 き の違 分を聴く 身体表現 をしながら 聴いてもよいこ い に よ っ てA (1) Aの部分とBの部分を聴く。 とを知らせる。 とB の 部 分の (2) 楽曲の部分を聴いて感じたことを書 波の 感 じ が違 く。 う こ と が 分か まとめ る。(鑑) 箏の響きによって、AとBの部分 分 の波の感じが違う か る 4 本時学習をふり返る。 ○次時は箏の響きによって波の感じが 違うことを基に、楽曲全体を聴くこ

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題材名「日本の楽曲の音色を味わって聴こう」 第3時 (1) 主眼 「春の海」を聴いて、感じたことを 基に、楽曲に合わせて身体表現をする 活動を通して、箏と 尺八の音色の響きから、自分なりに春の海の情景を想像することができる。 (2) 授業仮説 気付く段階において、楽曲を聴いて感じたことの根拠を明らかにするために身体表現をさせれば、児 童は想像したことと、箏の音色の響きを結びつけて聴き、自分なりに春の海の情景を想像することがで きるであろう 。 細目1 なぜそのように想像したのか根拠を明らかにするために身体表現をさせたことは、箏の音色の響 きから春の海の情景を思い浮かべさせる上で有効であったか。 細目2 感じたことの根拠を明らかにするために身体表現をさせ、気付いたことをカードに書かせたこと は、箏や尺八の音色の響きと想像した春の海の様子とを結び付けて整理する上で有効であったか。 (3) 展開 段 学習活動・内容 教師の支援と指導上 の留意点 評価規準 階 ◆仮説にかかわる手立て 1 前時の学習を振り返り、めあてをつ 感 かむ。 じ (1) 前時の学習をふり 返り、めあてをつ ○前時は箏を実際に演奏し、箏は奏法 る かむ。 によって 音色の響きが違うこと 「春 の海」のAとBの部分の曲の感じが めあて 違うことを想起させる。 箏や尺八の音色の響きから、どん な「春の海」の様子かを想像しよう。 2 楽曲の全体を聴き、想像したことの ○曲を聴いて感じたことをAとBの部 根拠を明らかにするために身体表現を 分をそれぞれ書かせる。 し、気付いたことをカード3に書く。 (1) 楽曲の全体を聴き、想像したことを 書く。 気 A はじめのふしの部分 付 aのどかな春の海に舟が浮いている く b波がほとんどない穏やかな 海にかも めが鳴く声が聞こえる 。 など B まん中のふしの部分 c舟に乗ってみんなで楽しく話をして いる。 d波に動きが出てきて、にぎやかな楽 しい感じがする。 (2) 想像したことの根拠を明らかにする ◆感じたことの根拠を明確にするため 感じ た こ と の ために 身体表現をする。 に、箏の響きを意識して身体表現さ 根拠 を 明 確に a箏の響きにあわせて、箏でかき爪や せる。 す る た め に自 裏連などの指の動きをする。 由に 身 体 表 現 b拍の流れに合わせて箏を弾く動作を で き て い る。 する。 (関・感)

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c「はじめのふしの部分」と「真ん中 のふしの部分」の表現を変えて弾く ことができる。 (3) 身体表現をして気付いたことをカー ◆音色の響きと、思い浮かべた情景と ド3に書く。 を結びつけるために、カード3に(楽 曲の要素)が(このようになってい ○予想される児童の姿 る)からの部分を書かせる。 A はじめのふしの部分 aのどかな感じがしたのは、箏の音色 が遠くに響いていたから。 b穏やかな海にかもめが鳴く声がした のは箏と尺八の音色が交代に響いて カード 3 いるから (このような情景を想像した) B まん中のふしの部分 のは、(楽曲の要素)が c舟に乗ってみんなで話をしているよ (このようだ)から うな感じがするのは、箏の音色と尺 八の音色が交代に響いているから 。 d波に動きが出てにぎやかな 感じがす るのは、箏の音が短く響いているか ら。 (4) カード3に書いたことを交流し、箏 ◆箏の響きの違いによって春の海の様 と尺八の音色によって、春の海の感じ 子が違うことや、箏と尺八が重なり が違うという観点を明確にする。 合う音色が、春の海の風景を表現し ていることに気付いた児童のカード を基に、観点を明確にしていく。 ○はじめの 部分と、まん中の部分の想 観点 像した風景や、なぜそのように 感じ 箏の響きによって春の海の様子 たのかを 、比べることによって 、箏 が変わる と尺八の音色の響きが春の海の様子 を表現しているということに気付か せる。 分 3 楽曲の全体を聴き、感じたことを書 ○春の海の情景を想像したり、箏を演 箏や 尺 八 の音 か く。 奏している身体表現 をしながら 楽曲 色の 響 き を根 る (1)明確にした観点で楽曲の全体を聴く。 の全体を聴かせる 。 拠に 、 春 の海 の情 景 を 自分 (2) 楽曲を聴いて感じたことを書く。 な り に 想 像し て記 述 す る こ と が で き る。 まとめ (鑑) 箏の音色の響きによって、「春の海」 の波の様子が変わる。 4 本時学習のふり返りをする。

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参照

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