第3学年2組
総合的な学習指導案
「地いきのおじいちゃん,おばあちゃんとなかよくなろう」 1 単元名 2 単元設定の理由 ○ 本学級の子供達の中で,祖父母と暮らしている子供は30名中わずか4名である。しかし,休日や 家庭の行事で祖父母がいる家へ遊びに行くことはよくあり,そこで学校のことを話したり,一緒に遊 園地へ行ったりして祖父母とのふれあいをもっている。さらに,毎年学校行事として取り組んでいる 祖父母参観でも自分達の祖父母を招待して一緒に給食を食べたり,授業を参観してもらったりして交 流をもっている。また,生活科では「昔の遊びを楽しもう」という単元で地域の高齢者から昔の遊び を教えてもらいながら楽しく過ごした経験をしている。これらのことから,子供達は高齢者に対して 何でも知っていてすごい,優しくてあたたかいというイメージをもっている。そこで,活動の範囲が 広がり,地域の施設や行事などへの興味が高まるとともに,感受性が豊かになり,五感を使って体験 的に学ぶことを好み,自己中心的な傾向から相手の気持ちを理解できるようになるこの期に本単元を 取り上げる。そして,地域の高齢者とのふれ合いや福祉施設との交流を深めていく活動を通して,見 通しをもって計画的に問題解決を行いながら,高齢者の幸せに生活することへの願いに気づくととも に,高齢者に対して敬愛の気持ちや思いやりの気持ちをもって接していくことができるようにする。 ○ 本単元に関して子供達は,1学期の総合的な学習「手作り名人に学ぼう」という単元で,地域に住 む手作り名人さんから教えてもらいながら,洗剤が不必要なアクリルたわしや牛乳パックの小物入れ などの作品を作り,身近な材料で暮らしに役立つ物ができることを知ったり,作り方でわからないと ころが出てくると自分から手作り名人さんに尋ねて解決してきたりしてきている。この学習の中で, 名人さん達が作品を通して老人ホームや児童養護施設の人々,児童館へやってくる子供達との交流を , , もってボランティア活動をしていることを知り 名人さんの人柄や取り組みのすばらしさを感じ取り このような福祉施設での活動の様子に興味を持ち始めている。また,社会科の校区探検において地域 にある施設の役割を知り,今後もマナーを守って積極的に活用することの大切さを感じ取っている。 これらの学習で地域に住む人々や施設に対して関心をもち積極的に関わろうとする気持ちが芽生えて きている。そこで,地域にあるオアシスという福祉施設に目を向け,そこで行われている「お楽しみ 会」に参加して高齢者との交流をもつことを教材として設定した。この「お楽しみ会」は,地域の社 会福祉協議会が主催して行っている取り組みの一つであり,家にこもりがちな独居老人に外出しても らって楽しく過ごしてもらうために,毎月2回の割合で実施されている。その1つは,いろいろなボ ランティア団体や小・中学校の児童生徒との交流の会である。もう1つは,ぶどう狩りをしたり,温 泉へ行ったりして交友を深めるという会である。本単元では,その1つ目の取り組みに参加すること を考えた。それは,地域にあるオアシスという福祉施設で独居老人と交流を深めていくことは,高齢 者に対する敬愛の気持ちや思いやりの気持ちをもって接していくような福祉の心を高めていくことが できるという価値があるからである。このことは,第4学年での障害のある方々との交流を通し,相 手の気持ちや状況を理解し,お互いに支え合い助け合うことの大切さを捉える学習に発展していく。 ○ 本単元での指導にあたっては,地域の社会福祉協議会が行っている独居老人を対象とした「お楽し み会」に集うお年寄りやその会を支える社会福祉協議会の人たちと子供達との交流の場を設定するこ とにより,相手の気持ちや願いを理解しながらより一層高齢者と仲良くなったり,自分にできること はないかを考えたりしながら活動を繰り返し,問題解決の力を高めていくことができるようにする。 また,高齢者のもつ知恵や優しさに触れ,高齢者に対する敬愛の気持ちをもつことができるようにす 。 「 」 , , る そのためにまず 出会う 段階では 敬老の日に自分達の祖父母とどんな過ごし方をしたか尋ね 楽しく過ごしたことを思い出させる。次に,社会福祉協議会の人が地域の独居老人からもらった手紙 の内容を紹介し,敬老の日を寂しく過ごした地域の高齢者の様子に気づかせる。この様子の違いへの 驚きやズレをもとに,地域の高齢者に対して「何かしてあげたい 「喜ばせたい」という思いを引き出」 し 「お楽しみ会」に参加して交流会を行う計画を立てさせる。次に 「ひたる」段階では,交流会の, , 計画にもとづいて準備を行い,交流会を行う。そして,交流会の様子を振り返りながら,相手の気持 ちを考えたよりよい交流会にしていく計画を立て,家族や自分の祖父母,社会福祉協議会の人にイン タビューしたり,リハーサルをしたりしながら準備を行う。2回目の交流会では,相手の気持ちを考 えた交流会ができたという達成感や自分にもこんな力があったんだという自己効力感を味わわせる。 最後に「広げる」段階では,これまでの交流会の過程や自分の成長を振り返り,学んだことをまとめ て○○小フェスティバルへの発表へとつなげていく。特に,本時では,1回目の交流会を振り返り, よりよい交流会にしていくための意欲と見通しをもつことができるようにする。そのためには,1回 目の交流会の感想を出し合ったあと,あまり楽しそうでない表情の高齢者の方の様子を撮ったビデオ や写真を見せ,子供達のうまくいったという気持ちとのズレを起こさせる。そして,何が問題だった のか,交流会の様子をふり返りながら高齢者の立場になって考えさせて改善点を明らかにする。さら , 。 に 福祉協議会の方の話をビデオで見せて改善の方向を明らかにし 今後の活動への意欲を高めていく,3 本単元の目標 1.高齢者の気持ちを考えて一緒に楽しめるような交流会をするために,自分が知りたいことややって みたいことを課題として見つけ,高齢者とのふれあいを繰り返し行いながら追究し,満足感や成就感 を味わうとともに高齢者との交流を深めることができるようにする。 (問題解決能力) 2.相手の立場や状況を考えた話し方を生かして高齢者の願いや昔の話を聞き取ったり,一緒に遊んだり してわかったことや,高齢者に対する今後の自分の考えをこれまでの自分と比べながらまとめ,新聞や 。 ( ) 絵図といったよく伝わる方法で工夫して発信することができるようにする 学び方やものの考え方 3 「お楽しみ会」に集う地域の高齢者とのふれあいに関心をもち,高齢者とのふれあい方について必要な. 情報を家族や社会福祉協議会の人達に尋ねながら粘り強く活動を続け,相手の立場に立った交流会をつ 。 ( , ) くっていこうとすることができるようにする 主体的 創造的な態度 4.相手の気持ちを考えて同じ立場で一緒に楽しめる交流会を通して,地域の高齢者の優しさや支援して いる人の思いやりのすばらしさに気付き,高齢者と心を通じ合えた充実感を味わうと共に今後も高齢者 と親しく関わるために自分ができることを考えたり行動したりすることができるようにする。 (自己の生き方) (38時間) 4 単元指導計画
学
習
活
動
と
内
容
配時評
価
規
準
教
師
の
支
援
1 自分達の敬老の日の過ごし方と地域の独 ① 問自分の祖父母と地域の ○子どもたちの敬老の日 居老人の方の過ごし方について話し合い, 独居老人の敬老の日の の過ごし方を出し合わ出
学習活動の見通しをもつ。 過ごし 方を比べ,そ せたあと,地域の独居 の違いからおじいち 老人の敬老の日の過ご ゃんやおばあちゃんを し方を知らせ 「かわい会
私の祖父母 地域の独居老人 , ・一緒に食事を ・孫や家族と過ごしたか 楽しませるために自分 そう 「楽しませてあげ」 達にできることをしよ たい」といった活動意 したよ ったな ・ うという課題を設定し 欲を引き出す。う
プレゼントをあ ・いつもとかわらず 一人 自分達の紹介や出し物 げたら喜んでく でさびしく過ごした 1 れたよ ・孫から電話をもらった をする計画を立てるこ とができる。 ・寂しい思いをしてたんだな ・一人暮らしの方のいたんだな 学敬老の日を寂しく過ご ・何かしてあげたいな した独居老人からの手 紙を読んだり,自分の おじいちゃんおばあちゃんとお楽 祖父母におきかえて想 しみ会をして,なかよくなろう。 像したりして,地域の 独居老人に喜んでもら うための方途を考える 2 地域の高齢者との交流会の計画を立て練 ④ ことができる。 ○オアシス○○で月1回 習をする。 独居老人が集まる会に ・交流会の日時,場所,参加人数 招待されていることを ・プログラムや役割分担 主地域に寂しい敬老の日 投げかけ,交流会への を過ごした高齢者がい 見通しと意欲をもたせ ・歌やリコーダーを聞かせたいな ることに対する思いか る。 ・クラスの紹介をしよう ら,自分たちの力で地 ・おじいちゃんあばあちゃんは, 域の独居老人の方を喜 きっと喜んでくれるだろうな。 ばせることに関心をも つことができる。 3 「お楽しみ会」を開いて交流し,よりよ ○独居老人との交流会を いふれあいをつくりだす。 開き,わかったことや (1 「お楽しみ会」に参加し,感想をまと) ④ 思ったことをまとめさ める。 せる。ひ
・来てよかったなあ ・手をたたいて喜んでくれたよた
(2)交流した感想を出し合って活動を振り ① 問ビデオや写真などを見 ○交流会での楽しそうな 返り 今後の活動の方向を明らかにする, 。本時 て1回目の交流が一方 子どもの表情と困惑し 的な交流であったこと た高齢者の表情を対比る
・楽しかった。 うれしそうな を振り返り,一緒に楽 し,当日の活動を再現 ・喜んでくれた。 表情と戸惑う しむための交流会にす させながら 原因と改善 ・大成功だった 表情の高齢者 るためにはどうしたら の方向を探らせる。 25 よいか,という新たな 課題意識をもって活動 ・あれっ?何かいけなかったのかな? を展開することができ る。 ・そうかっ!自分たちばかり楽しんで いたし,おじいちゃんおばあちゃん のことを考えていなかったんだ。 ・もっと考えておけばよかった。 ・もう一回行くことはできないかな? 今度は,もっといい会にしたいな。 おじいちゃん,おばあちゃんの気持ちを考えていっしょに楽しむ会を つくろう 。 4 お年寄りと一緒に楽しめるような交流会 , 。 になるように計画を立て直し 活動を行う (1)一緒に楽しむための交流会の計画を立 ① ○1回目の交流会で立て てる。 た計画書を提示し,ど こをどのように変える ・まず,おじいちゃんおばあちゃんは かを考えさせる。 何もできないと思うことがいけない ・おじいちゃんおばあちゃんといっし ょにグループを作って話したり遊ん 学自分の祖父母にインタ だりする会にできたらいいな。 ビューしたり,社会福 ・おじいちゃんやおばあちゃんのこと 祉協議会の方から情報 を自分のおばあちゃんやオアシスの を収集したりして,今 人に聞いてみたいな できる内容で,一緒に 楽しめて,ふれあいが (2)計画をもとに取材したり練習したりし ⑥ あるといった視点から ○第1回目の交流会のビ て,第2回目のお楽しみ会の準備する。 第2回目の交流会のプ デオを自由に視聴でき ログラムを考えること るコーナー や福祉協議 ・まず,グループを作ろう。 ができる。 会の方へ取材できるコ ・おじいちゃんやおばあちゃんのこと ーナーを準備し,高齢 をオアシスに聞いてみよう。 者のことを 考えた交流 ・大きな声でゆっくり話をしてみよう 会の準備をさせる。 (3 「お楽しみ会」のリハーサルを行い,) ⑤ ○子ども側と高齢者側に オアシスの方といっしょに見直す。 分かれてリハーサルを 行い,高齢者の立場を 字は大きく書いた方が見やすいね。 考えた交流会になって やさしい気持ちは伝わるものだよ。 いるかアドバイスをし 合う。 5 第2回「お楽しみ会」を開き,地域の高 齢者とのかかわりでの成長を自覚する。(1)第2回「お楽しみ会」を開き,感想を ③ 主地域の独居老人に喜ん ○1回目の交流会を終え まとめる。 でもらってもっと仲良 た後,2回目の交流会 くなるために,昔の遊 で改善したことも発表 ・今度はうまくいったよ びを調べたり,子ども し,活動経過をふり返 ・にこにこ笑顔で喜んでくれたよ の頃の話を高齢者に聞 らせる。 ・おばあちゃんの手はやわらかくて いたりして粘り強く追 あたたかかったよ 究することができる。 ・相手の気持ちを考えてできたよ (2)第1回目と第2回目の「お楽しみ会」 ① ○1回目と2回目の高齢 の様子を比べ 成長したことを話し合う, 。 者の方の表情とプログ ラム,感想を比べ,か ・2回目はおじいちゃんやおばあちゃ かわり方に関する自分 んの笑顔が増えて 本当に楽しそう, 。 の成長を自覚させる。 ・相手のことを考えて,いっしょに楽 しむことができたからかな。 6 ○○小フェスティバルでお年寄りとの交 ⑩ 問1回目と2回目の交流 ○自分たちが成長したこ 流を生かした発表会へ向けて準備をし,発 会の様子を写真,ビデ とを初めての人にもわ 表会を行う。 オやノートををもとに かりやすく 伝えるため ふり返り,高齢者との の内容と方法について
広
・自分たちが成長したことを伝えたい かかわり方や今までの 話し合わせ,○○小フげ
。 ・始めは自分達のことしか考えていな 自分の見方・考え方を ェスティバルの準備をる
かったけど 2回目は相手のことを考 見直すことができる。 させる。 えたから楽しい会になった。この気 学交流を通してわかった 12 持ちはとても大切だと思う。 事や感じた事を工夫し ・新聞や絵や図にかいて発表しよう。 て絵や文に表し,北勢 ② 門フェスティバルで発 7 本単元の学習をふり返り,地域の高齢者 表することができる。 ○第1回目と第2回目の とのかかわり方についてまとめる。 主地域の独居老人と仲良 交流会の変容がわかる くなるためには気持ち 学習の流れ図と学習ノ ・おじいちゃんやおばあちゃんの 気持 とかかわり方が大切で ートをふり返り,地域 ちを考えてやさしい気持ちでお話を あることを自覚し,こ の高齢者に対する見方 することが大切だとわかりました。 れからも望ましい行動 ・考え方の高まりを自 ・まちで見かけたら,恥ずかしがらな をとることができる。 覚させる。 いで笑顔で話をしたいです。 自高齢者と心を通じ合え ・またできれば「お楽しみ会」に参加 た充実感を味わうと共 したいし 今度は学校に招待したい, 。 に今後も高齢者と親し ・また,おじいちゃんおばあちゃんの く関わるために自分が 笑顔が見られるといいなあ。 できることを考えたり 行動したりすることが できる。 5 本時の目標(主眼) ( ) 自分たちで企画して実行した「お楽しみ会」に達成感や効力感を感じながらも,高齢者であることを1 考えた交流の内容と方法ではなかった面もあったことに気づき,次回の「お楽しみ会」では相手の気持 。 ちを考えて一緒に楽しむことができる会をつくるという新たな学習課題を持つことができるようにする ( ) 「お楽しみ会」に対する自分たちの成功感と参加した独居老人の困惑した表情を比べ,その理由を当2 日のビデオ映像や写真をもとにふり返りながら探り,再訪問を願う独居老人のメッセージビデオを見て 再訪問への意欲を高め,グループで改善点を話し合ったり,交流の仕方をアドバイスする福祉協議会職 , 」 。 員のビデオを視聴したりしながら 第2回「お楽しみ会 に向けて見通しをもつことができるようにする 平成16年10月7日 木曜日 第2校時( ∼ ) 於3年2組 教室 6 本時 9:50 10:357 本時指導の立場 本時までに子供達は,敬老の日を寂しく過ごすような独居老人の方が近くにたくさん住んであることに , 。 , 驚きを感じ 独居老人に喜んでもらうために自分たちで何かできないかという意欲を高めている そこで 毎月一回,オアシス○○で「お楽しみ会」が開かれていることを知らせ,社会福祉協議会の方から「お楽 しみ会」への参加を誘ってもらっている。子どもたちは,大変喜び 「お楽しみ会」へ向けて出し物を考え, て意欲的に練習をし,10月4日に「お楽しみ会」に参加している。一人暮らしだから高齢者は寂しい思 いをしてかわいそうだから自分達が喜ばせてあげたいという気持ちで取り組み,子供達としてはうまくい ったと満足感を味わっているようである。高齢者の方も,手をたたいて喜んだり,涙を流して感動したり する方が多く見られたが,中には,子どもたちのせっかくの出し物も声が小さくてわからなかったり,同 じようなプログラムばかり続き,見ているだけだったのでもっと交流したかったという方もいたのは事実 である。つまり,このお楽しみ会は高齢者と同じ立場に立って一緒に楽しむというものではなく子供達の 一方的な思いだけで高齢者の気持ちを十分には考えていなかったのである。 そこで本時では,大成功だったと感じている子どもたちの努力や達成感を認めながらも 「お楽しみ会」, の様子のビデオを見せることにより,自分達がどんな心構えで参加したものだったかを振り返らせ,自分 達の気持ちや交流の内容や仕方を見直させ 高齢者の立場や気持ちを考えてふれ合いを多く取り入れた お, 「 楽しみ方」にすることへの見通しと意欲を高めていくことができるようにするものである。 8 授業仮説と細目 <授業仮説> 地域の独居老人に喜んでもらうために自分達で企画して実施した「お楽しみ会」を評価する段階におい て,当日の自分たちの成功感と独居老人の困惑した表情のズレを契機に,自分達や独居老人の様子のビデ オ映像や写真を見たり,再訪問を願う独居老人や交流の仕方をアドバイスする福祉協議会職員のビデオを 視聴したりして話し合いを行えば,「お楽しみ会」の内容や方法をふり返りながら再訪問への意欲を高め, 次回は相手の気持ちを考えて一緒に楽しむことができる会をつくるという新たな学習課題と今後の活動の 見通しをもつことができるであろう。 「お楽しみ会」の感想を出させた後,参加した独居老人の楽しそうな表情の写真と共に困惑や 細目1 つまらなさそうな表情の写真を提示したことは,子供に「なぜだろう?」というズレを引き起 ,「 」 ( ) こし お楽しみ会 をふり返りたいという必要感をもたせる上で有効であったか。 観察質問, 交流の内容や方法の不十分さに焦点化したビデオや写真を提示したことは,高齢者の立場に 細目2−① 。( , ) 立つと交流の内容や方法に問題があったことを気づかせる上で有効であったか 観察 質問 再訪問を願う独居老人や交流のアドバイスをする社会福祉協議会職員のビデオを視聴させた 細目2−② ことは,再訪問することへの意欲と見通しを持たせる上で有効であったか。 (観察質問), 学習の流れ図,お楽しみ会に参加した独居老人と子どもの様子を写した写真とビデオ, 9 準備 社会福祉協議会(○○さん)のアドバイスビデオ,参加した独居老人の感想をまとめたもの 交流会の感想と次回への期待を述べる独居老人(○○さん)のメッセージビデオ 10 本時の展開
学
習
活
動
と
内
容
教
師
の
支
援
1 独居老人との「お楽しみ会」の様子をふり返り, 本時学習のめあてをつかむ。 ( )「お楽しみ会」に参加した感想を出し合い,達 ○「お楽しみ会」終了直後にオアシス○○で書1 成感や効力感を味わう。 いた感想文をもとに感想を発表させ,達成感 (やってよかった!)や効力感(できた!) つ ・拍手をして喜んでくれた。やってよかった。 を味わわせる。 ・おじいちゃんたちも楽しかっただろうなあ。 か ( )会に参加した独居老人の困惑した表情やつまら む 2 なさそうな表情に出会い 本時のめあてをつかむ, 。○参加した独居老人の感想を予想させた後,楽 しんでいる写真と困惑した表情やつまらなさ ・あれ?あれあれあれっ?どうしてだろう? そうな表情の写真を比べて予想とのズレを起 ・具体が悪かったの?楽しくなかったのかな? こさせ 「お楽しみ会」をふり返って今後の活, 動を話し合う必要感を感じさせる。 「お楽しみ会」をふり返り,これからどうするか話し合おう。2 「お楽しみ会」で独居老人が困惑した表情をした わけを探って問題点を見いだし,改善して「第2回 お楽しみ会」を行うことへの意欲と見通しをもつ。 ( )交流会の様子を撮ったビデオや写真を見たり1 プログラムを吟味したりして問題点を話し合 ○交流の内容や方法の不十分さが明らかになる い,第2回「お楽しみ会」への意欲をもつ。 ような場面を焦点化したビデオ映像や写真を あ 提示して,自分達では気が付かなかった問題 ・声が聞こえなかったのかもしれない 方法 点があったことを話し合わせた後,子供達へ ら 。( ) ・手品ばかりでたいくつだったのかな (内容。 ) のお礼と再訪問を願う参加者(○○さん)の メッセージビデオを視聴させ,改善して再訪 わ 問することへの意欲を喚起させる。 この前は どうもありがとう す うれしくてなみだがでました また ぜひ きてください ○○さん 。 。 ・また行きます 今度はもっと楽しくしたいな ( )第2回目の「お楽しみ会」では,何をどう改善2 するかグループで話し合い 活動への見通しをもつ。 ○次回は何を(内容)どう(方法)変えるかと, いう視点で出し物別のグループで話し合わせ ・笑顔と大きな声でゆっくり話したい。(方法) たり,参加者の笑顔が一番輝いた場面の写真 ・ステージの上ばかりでするのではなく,おば や参加者の感想を参考にさせたりしながら, 。 ( ) , あさんといっしょに何かをしたい 内容 次回の計画を立てることへの見通しをもたせ 福祉協議会職員(○○さん)の子供達への期 待と交流の仕方のアドバイスビデオを視聴さ せることで,再訪問への意欲をさらに高めさ この前は がんばったね せる。 でもちょっと おしかったね 耳が遠いおばあちゃんも いますから 考えてね ○○さん 次回を 楽しみにしています 3 本時の学習をまとめて独居老人とのかかわり方 を見直し,今後の活動への意欲を高める。 ( )参加した独居老人の中に困惑した表情やつまら1 なさそうな表情をされた方がいた理由をまとめ, た 第2回交流会の改善の方向について確認する。 ○本時のめあてに立ち返り,板書をふり返らせ , , か ながら 参加者の困惑した表情の理由を問い ・おじいちゃんたちのことをあまり知らなかっ 今後の方向として「いっしょに楽しむ」とい たし考えていなかったからかなあ。 うキーワードを用いて板書にまとめる。 め ・今度はおばあちゃんたちといっしょに楽しむ ことができるような会にしていきたいな 。 る 。 おじいちゃんやおばあちゃんと いっしょに楽しめる「お楽しみ会 」をつくろう。 ( )本時の学習で学んだことを自分でまとめ,今後2 の活動への意欲をもつ。 ○「この前,わたしは 「次は」という書き出し」 , ・この前,私はおばあちゃんが耳がとおいこと を決めた手紙形式で本時の学習をまとめさせ など,あまりかんがえないでしました。おば 高齢者に対する見方・考え方や今後の活動へ あちゃん,ごめんなさい。次は,おばあちゃ の意欲の高まりを表現させる。 んたちといっしょに手品をします。大きな声 でゆっくり言うから楽しみにしていてね。 ・次時は第2回「お楽しみ会」の計画を立てる。