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https://dspace.jaist.ac.jp/ Title 優れた産学連携コーディネータの条件 Author(s) 原, 陽一郎; 鶴峰, 麻耶子 Citation 年次学術大会講演要旨集, 27: 463-468 Issue Date 2012-10-27Type Conference Paper Text version publisher
URL http://hdl.handle.net/10119/11063
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報を提供するとともに、企業の技術相談、共同研究の実施、外部資金応募の支援等の活動を展開してい る。(図3参照) (2)産総研オープンラボツアーの企画 恒例となった産総研のオープンラボ(10月25、26日)に中国地方の企業、大学、公設研、支援 機関のメンバーを案内して、産総研をよりよく理解してもらうための企画である。今年もロボットテク ノロジー技術やバイオテクノロジー技術を中心に案内し、新たなコラボレーションの契機としたい。 (3)「産総研本格研究ワークショップ in 広島」の企画 今年は、中国地域のものづくり技術(特にセンサー計測技術、微細加工技術、製造プロセス技術)に 光を当て、中国地域の企業が抱える課題を産総研の技術シーズと結び付け、共同研究に発展した事例を 紹介する予定である。11月26日に広島市のメルパルク広島で開催する。 いずれも産総研中国センターのホームページで案内しているので参照していただきたい4)。 中国地域の企業群 産総研の研究分野 ・ライフサイエンス ・情報通信、エレクトロニクス ・ナノテクノロジー、材料、製造 ・環境、エネルギー ・計算標準 ・地質 北海道センター 東北センター ◆つくば本部 つくばセンター ◆東京本部 臨海副都心センター 中部センター 関西センター 四国センター 九州センター 中国センター 図3.産総研中国センター友の会(産友会)の概念図 5.おわりに 産総研中国センターは、中国地域の現状・課題、ポテンシャル及び2020年の将来像5)を踏まえた 地域自立とイノベーション創出を図るために、今後とも関連機関と強固な連携を形成して、戦略的な研 究開発と産学官連携活動を展開して参りたい。中国地域各県における中小企業の技術開発ニーズを産総 研の研究ユニット、各県の研究機関や大学等の技術シーズとマッチングさせ、新たな技術開発テーマの 立ち上げと外部資金の獲得を図るためにも欠かせないのは、それを実践する人材である。異なる分野の 専門性を有するイノベーションコーディネータ、連携主幹を中心にした連携プレイで、積極的なコーデ ィネート活動をさらに展開して参る所存である。これらの事例を踏まえて、地域イノベーション創出と イノベーションコーディネータの役割について議論したい。 参考文献 1)産業技術総合研究所、「独立行政法人産業技術総合研究所 第3期研究戦略 平成23年度版」、 2011 2)産業技術総合研究所、「平成22年度研究関連等業務活動評価報告書」、2011 3)バイオマス技術を核とした本格研究の実践~「オープン・イノベーション・ハブ」の具現者として ~,産総研TODAY,10(8),17,2010 4)http://unit.aist.go.jp/chugoku
2D13
講演題目
優れた産学連携コーディネータの条件
講演者名 ○ 原 陽一郎(東京創研)、鶴峰麻耶子(科学技術振興機構) 長岡大学、東京経済大学の共同研究チームは平成 23 年度、科学技術振興機構の委託を受けて、同機 構が実施してきた「地域イノベーション創出総合支援事業」の中の「育成研究」の成果について調査研 究を行った。 すなわち、「育成研究」のプログラムで事業化に成功した複数の事例のケーススタディを行い、その 結果を総合的に分析することによって、事業化を目的とした産学連携による技術開発を成功させる要因 を明らかにする。とくに、大学の果たすべき役割と大学と企業を結びつけるコーディネータの果たすべ き役割を明らかにすることを目的とした。 調査対象とした事例 10 件について、事業化を担当した企業に対して研究者がインタビュー調査を行 ない、得られて情報を総合的に集約・分析した。この調査研究の結果のうち、事業化を目的とする技術 開発の成功要因については、本学術大会で別途、発表した(講演番号2D14「産学連携による新製品開 発の成功要因とコーディネータの役割」。 本報告においては、上記の調査研究の成果の中で、イノベーションプラザ・サテライトとそこに所属 して活動した科学技術コーディネータの果たした役割に関する部分と、科学技術振興機構が「地域イノ ベーション創出総合支援事業」の終了に当って刊行した「産学官連携に向けた挑戦・・・JST イノベーシ ョンプラザ・サテライトの取組み事例集」の中の、コーディネータにヒアリングして纏めた “第 2 章 コーディネータの実像”に基づく情報を分析した結果を総合して、産学連携のコーディネータのあるべ き姿について考察する。 なお、われわれは上記の調査研究に引き続いて、平成24 年度から 3 年間、科学研究費補助金の交付 を受けて、「事業化を目的とした産学連携型技術開発における成功要因と経済性評価に関する研究」を 進めている。この研究の中で、産学連携コーディネータについては、より詳細な調査を行う予定である。 1.JST イノベーションプラザ・サテライトにおけるコーディネータ活動… (1)技術開発の流れとコーディネータ活動の関係 JST イノベーションプラザ・サテライト評価委員会においては、全国 16 箇所のプラザ・サテライト 各館長から年間の活動実績等についてプレゼンテーションを受けていた。これらを元に「地域イノベー ション創出総合支援事業」の中で、各プラザ・サテライトに所属して活動した科学技術コーディネータ2 事業化に る課 でコーディネータが行ってきた機能は のとおりである。 ) が指 するコーディネータの 件 評価 会等でJST プラザ・ テライトの が上 たコーディネータの 件は のとおりである。 中 的・公的 分 業 ール の 、 的資金 得の ) 事業 発、 発の での 門知識 的ネットワーク、情報 感、目 意識 調 能 学連 の 業 から見たコーディネータ )調査の方法 JST「 域イノ ー ン 出 合 事業」の 研究プログラ で され 発目 を した 10 事 について、研究者が事業化を担 した 業 のインタ ー調査を行った。 は D14「 学連 による新 発の 要因とコーディネータの役 」を参 。 化資金 組織力、 人 想 ( ジョン、 ) 共実 の 化 化 利 大 シー ニー の良さ と い マネジメントの良さ チー の 力と マ チン つな 、 化 度利 の 性 実 力 の 性 の 力 交 ( ) マ チン システ 度 コー ネー の 、 組織化と活 、育成 第3 評価 成 ー ーの力 シー 組織・ マネジメント との交流 知 度 育 成
事業化に る課 でコーディネータが行ってきた機能は のとおりである。 ) が指 するコーディネータの 件 評価 会等でJST プラザ・ テライトの が上 たコーディネータの 件は のとおりである。 中 的・公的 分 業 ール の 、 的資金 得の ) 事業 発、 発の での 門知識 的ネットワーク、情報 感、目 意識 調 能 学連 の 業 から見たコーディネータ )調査の方法 JST「 域イノ ー ン 出 合 事業」の 研究プログラ で され 発目 を した 10 事 について、研究者が事業化を担 した 業 のインタ ー調査を行った。 は D14「 学連 による新 発の 要因とコーディネータの役 」を参 。 化資金 組織力、 人 想 ( ジョン、 ) 共実 の 化 化 利 大 シー ニー の良さ と い マネジメントの良さ チー の 力と マ チン つな 、 化 度利 の 性 実 力 の 性 の 力 交 ( ) マ チン システ 度 コー ネー の 、 組織化と活 、育成 第3 評価 成 ー ーの力 シー 組織・ マネジメント との交流 知 度 育 成 調査事 は のとおり。 課題 アン ーラインは課題の ) 学 時) 事 業 化 し た 業) 担 プラザ、 テライト リ リ インストラクター ロ ットの 発 業 合研 究 ンチャー 業 テ ラ イ ト 外 を する 中 ー ンカラーイ ージング ステ の 発 高知大学 学部 機 ーカ テ ラ イ ト 高知 自 化法を用いた 増 機能 を する デバイスの 発 大学 子 科学研究 大手 業の子会社 プ ラ ザ 学とバイ ディカル による 生活 の 発 見工業大学 交流センター ンチャー 業 プ ラ ザ 高感 ・ 大 が ステ の 発 科学 大学 大学 系中 業 プラザ石川 高 大 スキャ の 発 と画 料 定 ステ の 用 大学大学 工学研究科 大手 業 プラザ 高精 大容 画 の安定・ イ ック 合 ステ の 発 大学大学 工学研究科 ンチャー 業 プラザ パラレル・ ノライティング ステ の 発と ノデバイスの の 用 大学大学 工学研究科 ンチャー 業 大手 業 プラザ 感 を 現する デバイスの 発 環 セ ンター 工業大学 ンチャー 業 プラザ大 間 系 の安全性 定法とそれを用 いた 法の事業化 大学大学 学 合研 究科 大手 業の関 会 社 プラザ インタ ー調査のときに、JST イノ ー ンプラザ・ テライトの科学 コーディネータが 々の 発プロジ クトの目 に、どのような要 について、その 、 献したいかを聞い ている。 た要 は のとおり。 ー の発 れた大学等の研究 ー の発 ッチング 大学等研究 ー と 業 ー の ッチング 公的研究資金の情報 公的研究資金の情報 ・ 場情報 関連 ・ 場動向の 資金 得 公的研究資金 の ・ の ・ 情報 化 研究チー 内の目 ・計画の 化の 見 し 目 ・計画・ の見 しに関する 、 その他
4 )調査の結果と分析 インタ ー調査に基づいて、 の のように 理した。 課題 化 コーディネータの活動 の 発 チ ン グ 公 的 研 究 資 金 ・ 場 情 報 資 金 得 情 報 化 見 し そ の 他 場 造 中 業 ロ ット × - C B - - - A 生活 - - B - B A - B - - - - - - - - 大 スキャ × A A B B A B - 高 化 対 中 業 中 - B A B A A A デバイス - B A - A A A A - - - - C - - 大 手 業 法 - - B - B A B デバイス - - B - A B C が - - - - - - - - - E - E - E A めて大、B やや大、C: ど らともいえない、D やや さい、E さい - しない が はプロジ クトの 上 から 化に るまで、 と どプラザ・ テライトが関与して いない。これは から大学と 業が連 関 あり、 業の ー からプロジ クトが始まったという で、プラザ・ テライト は「 研究」プログラ を したに まった。 業 が 場 ー を的確に でおり、それに対 する ー の も だったことが事業としての 要因であ る。大手 業が大学と連 して 同 発を行う一 的なケースである。 イ ック ア テラス)は「研究 発資源活用 」プログラ によりJST 本部が したケ ースでプラザ・ テライトの 的な 献がないとのことで、分析の対象から外した。 その他の要因は、プラザ・ テライトが 発の過 で の増 を行った、あるいは 発 間 も 発 を 与したなどの な対 に対する評価である。 発計画の見 しについて、チ ックの なかったプロジ クトは見 しの 要性がなかった課題である。 「が 」のような 外を いて、他の事 では、 化に対してコーディネータが 献して いる。 献の多くは、公的研究資金に関する情報の や に関する 、研究チー 内 の目 ・計画等の 化や目 ・計画・ の見 しなどの内部調 に関する が重要だった。 コーディネータは 化に向けた 発プロジ クトを する 用的な機能を果たしてい たと うことはできる。 コーディネータの重要な役 は大学の持つ ー と 業の持つ 場 ー の ッチングに
)調査の結果と分析 インタ ー調査に基づいて、 の のように 理した。 課題 化 コーディネータの活動 の 発 チ ン グ 公 的 研 究 資 金 ・ 場 情 報 資 金 得 情 報 化 見 し そ の 他 場 造 中 業 ロ ット × - C B - - - A 生活 - - B - B A - B - - - - - - - - 大 スキャ × A A B B A B - 高 化 対 中 業 中 - B A B A A A デバイス - B A - A A A A - - - - C - - 大 手 業 法 - - B - B A B デバイス - - B - A B C が - - - - - - - - - E - E - E A めて大、B やや大、C: ど らともいえない、D やや さい、E さい - しない が はプロジ クトの 上 から 化に るまで、 と どプラザ・ テライトが関与して いない。これは から大学と 業が連 関 あり、 業の ー からプロジ クトが始まったという で、プラザ・ テライト は「 研究」プログラ を したに まった。 業 が 場 ー を的確に でおり、それに対 する ー の も だったことが事業としての 要因であ る。大手 業が大学と連 して 同 発を行う一 的なケースである。 イ ック ア テラス)は「研究 発資源活用 」プログラ によりJST 本部が したケ ースでプラザ・ テライトの 的な 献がないとのことで、分析の対象から外した。 その他の要因は、プラザ・ テライトが 発の過 で の増 を行った、あるいは 発 間 も 発 を 与したなどの な対 に対する評価である。 発計画の見 しについて、チ ックの なかったプロジ クトは見 しの 要性がなかった課題である。 「が 」のような 外を いて、他の事 では、 化に対してコーディネータが 献して いる。 献の多くは、公的研究資金に関する情報の や に関する 、研究チー 内 の目 ・計画等の 化や目 ・計画・ の見 しなどの内部調 に関する が重要だった。 コーディネータは 化に向けた 発プロジ クトを する 用的な機能を果たしてい たと うことはできる。 あると考えていたが、 の調査では、 ッチングが に機能したケースは少なかった。大学 と 業がお いに知り合っていて、とくにコーディネータの ッチング活動がなくても、 学連 のプロジ クトを自主的に 上 ることができる 合 せの方が、 化は し いこ とを している可能性がある。とくに、 業 が 化に対して明確なイ ージを持っていて、 それに 合する大学 の を めている場合は、 化のス ードが くなると見ることがで きる。なお、大学と 業が知り合っているケースでは、 研究 に研究 発が行 れている 場合があり、コーディネータが ッチングから手がけた課題に て、 的な 学 同研究の 間が い場合があることも考慮する 要はある。 全 としては、コーディネータの活動を としたプラザ・ テライトの 献は大きい。その中で、 公的研究資金に関する情報の や ・ に関する 、研究チー 内の目 ・計画等 の 化や目 ・計画・ の見 しなどの内部調 に関する が重要だった。 コーディネータ の意識 )分析の方法 科学 機構が めた「 学 連 イノ ー ンに向けた JST イノ ー ンプラザ・ テライトの 事 集」 24 年 2 発行)の 2 科学 コーディネータの 、には、17 の科学 コーディネータが 職中にどのような活動を行ってきたかがその の や も め て語られている。これはインタ ー 者がコーディネータ の に基づいて めたもので、科学 コーディネータの と の意識を知る上で、貴重な資料と考えられる。 この 内容から、科学 コーディネータが行ってきた 活動内容、 心構え、 が であっ たかを 理して た。 )結果と考察 内容の 分は のとおり。 が れているものには、 印を した。 内容 コーディネータ A B C D E F G H I J K L M N O P Q 業、学 大学 学 プロジ クト・セ ッティン グ 発構 り 目 定 チー り 事業化 知 関 の調 交流の場 り 本 の 心 がまえ 事業化指向 域 献 り 本 の 事業化の 験 対 能
6 全 として の が指 できる。 17 中 16 が 間 業で 発の 験を している。1 は大学研究者。 全 がプロジ クト・セッティング ー 、 ー の ッチングから 発目 の 定、 学連 と 発チー り、 ネジ ントと計画の見 しなど)すな 発プロジ クトを り上 と 発目 の の全プロセスに重 を いて活動していたことが える。事業化に対 しても重要な役 を果たした が多い。また、本 がこれらの 果に い誇りを持っていること が感じられる。 学連 で知的 に関する 題はそれ ど多くないが、 発チー つくりでキーとなるケース がある。 コーディネータとしてとくに意識していたことは、研究 発の事業化、 のこだ りと 域社会 の 献、 的なつながり りに集 される。コーディネータ自 の持つ も重要。 とくに 発 果の事業化の 験とコ ケー ン能 、行動 がコーディネータの 要件と考えられる。 本 のキャリア、 だけではなく、コーディネータの について、 的な は 可 の ようである。 の展 学連 を始め、 の異なる が一つの目的の に 同で研究 発を行う場合、中 的、 観的 で らかの けがなされたコーディネータの は、とくに が の ル・イノ ー ン・ ステ の重要なキー クターとなると考えられる。 これまでの、 ー と ー を結 ける、あるいは大学と 業を結 ける 者として、コーデ ィネータを ける はいくつか した。しかし、コーディネータの 性とコーディネータの役 、 それに した の 、さらにコーディネータの活動を える社会的イン ラのあり方などについて の調査研究は ずしも十分ではない。 、コーディネータについての 合的な調査分析を め、 のイノ ー ン 策の参考になる 知見を 出したい。 参考文献 JST12 科学 機構「 学 連 イノ ー ンに向けた JST イノ ー ンプラザ・ テライトの 事 集」 24 年