本市は、大阪と京都の中間に位置しており、西の淀川や東の生駒山系の里山など、自然豊かな環境 を有し、古くには京街道に枚方宿が設けられ人が集い、まちが栄えてきました。 戦後、高度経済成長期には、住宅地が拡大し急速に人口が増加するとともに、産業や商業も大きく 発展しました。このことに伴う都市への需要に対応するため、都市基盤整備が進められ、現在の枚方 のまちが形成されてきました。 一方で、昨今では、少子高齢化によるこれまで経験したことのない人口減少などにより、全国の都 市が抱える課題は大きく変化し、本市においても例外ではありません。 将来、人口減少や財政投資の制約が予測される状況のもと、本市においては持続的なまちの発展に 向けて、市民の定住、市外からの転入促進を図ることが重要であると考えます。そのためには、子育 て環境の充実、高齢者の生き甲斐づくりに取り組み、大規模震災や集中豪雨など自然災害への備えを 充実させるなど、まちの魅力の向上へ向けて、これまで以上に計画性を持って都市政策を進めていく ことが必要となります。 本市としましては、これまで守り育まれてきた歴史・文化や豊かな自然などの地域資源や先人が積 み上げてこられた都市のストックを有効活用しながら、子どもから高齢者まで多様な世代が、快適で 安全に暮らすことのできる環境づくりや、駅の周辺などにおいて人が集まる都市拠点づくりを進める とともに、人々の回遊性を高める交通網の整備を行うことで、更なる賑わいと魅力にあふれる枚方の まちの実現を図りたいと考えています。 こうした観点から、「まち・ひと・自然がつながり、持続的に発展する都市」を目指し、「枚方市都 市計画マスタープラン」の改定を行いました。 今後は、市民や市民団体、NPO、事業者、行政など多様な主体と、「枚方市都市計画マスタープラン」 で示した課題や方向性を共有しながら、協働・連携して将来都市像の実現をめざしますので、皆様方 のより一層のご理解とご協力をお願いいたします。 最後に、改定にあたり、貴重なご意見をお寄せいただきました市民や事業者の皆様、多大なご尽力 をいただきました枚方市都市計画審議会委員の皆様に心より感謝申し上げます。 枚 方 市 長
伏 見
隆
ごあいさつ
第 1 章 枚方市都市計画マスタープランについて 1.計画の趣旨 (1)都市計画マスタープランの位置づけ ………… 1 (2)都市計画マスタープランの構成 ……… 2 2.計画の方向性 (1)都市計画マスタープラン改定の背景 ………… 3 (2)計画期間 ……… 3 (3)将来の人口 ……… 3 (4)枚方市の現況 ……… 5 (5)主要課題 ………20 第2章 全体構想 1.都市づくりの基本目標 (1)将来都市像 ………25 (2)都市づくりの基本方針 ………26 2.めざすべき都市構造 ………29 3.部門別の方針 (1)土地利用 ………31 (2)交通 ………35 (3)都市緑化及び緑地保全 ………41 (4)公共下水道 ………45 (5)その他の都市施設 ………48 (6)市街地整備 ………49 (7)都市景観 ………51 (8)都市防災 ………54 第3章 地域別構想 1.北部地域 ………60 2.中部地域 ………68 3.南西部地域 ………76 4.南部地域 ………84 5.中南部地域 ………92 6.中東部地域 ……… 100 7.東部地域 ……… 108 第4章 都市づくりの実現に向けて……… 117 付属資料編 1.枚方市都市計画審議会審議経過 ……… 資料 1 2.市民意見等の反映 ……… 資料 4