平成二十六年度学位論文
社会不安の程度が視線 の検 出速度 に及ぼす影響
一視覚探索課題 を用いた検討丁
兵庫教育大学大学院 学校教育研究科
人間発達教育専攻 臨床心理学 コース
河上雄紀
鰤
13058D
指導教員
大野裕史
目次 第
1章
第2章
第3章
序論 1‐ 1 1‐2 1‐3 1‐4 1‐5 1‐6 1‐7 方 法 2‐1 2‐2 2‐3 2‐ 3‐1 2‐ 3‐2 2‐ 3‐3 2‐4 2‐5 2‐6 2‐7 2‐8 2‐9 結 果 3‐1 3‐2 3‐3 3‐4 3‐5 3‐6 3‐7 3‐ 7‐1 3‐ 7‐2 3‐ 7‐3 3‐ 7‐4 実験参加者 実施 時期 質 問紙 不安 社会不安 抑 うつ 装置 刺激 PC尋柔是夏 手続 き 分析方法 倫理 的配慮 注意 と不安 の関連 社会不安 社会不安 の注意バイアス 視線刺激 の機 能 = 高社会不安者 にお ける視線刺激 に対す る注意バイアス 研究 にあたつて 目的 と意義 6 13 分析対象者 尺度得点 について 全参加者 の反応時間お よびエ ラー数 各尺度 の高低群構成 状態不安 特性不安 社会不安LSAS
LSAS恐
怖感/不安感LSAS回
避LSAS恐
怖感/不安感P
第
4章
考察 3‐ 7‐5 LSAS恐
怖 感/不安感S
3‐ 7‐6 LSAS回
避P
3‐ 7‐7 LSAS回
避S
3‐ 7‐8 FNE
3‐7‐9 夕和うイ) 4‐1
全実験参加者 のパ フォーマ ンス 4‐2
各個人変数 が視線策J激探索 に及 ぼす影 響 4‐ 2‐1
直視刺激 の検 出速度 について 4‐2‐2
逸れ の検 出速度 について 4‐2‐3
直視条件 の探索 の速 さについて 4‐3
状態不安 にお ける探索課題 のエ ラー 4‐4
各尺度得点か ら 4‐5 4‐6
臨床 へ の貢 献 24 引用文献 謝辞 付録 31第
1章
序 論 1‐1.注意 と不 安 の 関 連 我 々 は 日常 か ら様 々 な 刺 激 に 囲 ま れ て 生 活 して い る。 しか しそ れ ら を 平 等 に 取 り扱 っ て 生 活 して い る わ け で は な く,特
に 重 要 な 情 報 を優 先 して 取 り扱 うた め に ,能 動 的 も し くは 受 動 的 に選 択 的 に 処 理 を行 うこ とで 環 境 に 適 応 して い る。 これ は 注 意 伍ttention)と い う機 構 で あ り,そ
の 中 で も視 覚 的 情 報 は,絶
えず 入 力 され て い る 中 で 重 要 な 情 報 を選 択 し続 け て い る。 視 覚 的 注 意 に は 対 象 へ 注 意 を 向 け る定 位 過 程,対
象 か ら注 意 を 外 す 解 放 過 程,次
の 対 象 へ と注 意 を移 す シ フ ト過 程 に 分 け られ る(Posner&Petersen,1990)。
こ う した 注 意 は 常 に 一 定 の パ フ ォ ー マ ン ス を果 た して い る わ け で は な く,個
人 内 の 状 態 に よ つ て 変 動 が あ る。 そ の 要 因 の 一 つ に 不 安 (anxiety)が あ る。 不 安 と は 避 け 得 な い 苦 痛 に つ い て の 情 動 的 な 予 期 の こ とで あ る と され る(Mandler,
1984田
中・ 津 田 訳 1987)。 不 安 は,注
意 の 対 象 と注 意 に よ る 統 制,注
意 の 範 囲 に 影 響 す る(Eysenこ k,1992)。 例 え ば,観察 者 に と つ て 脅 威 とな る 単 語(e.g。 強 盗,軽蔑)に 対 して 注 意 が 向 き や す く な る 注 意 バ イ ア ス (attentional bias)が 認 め られ る(e.g.藤原 。岩 永 ,2008)。 こ の よ うに 不 安 は対 象 が 漠 然 と しな が ら も脅 威 物 へ の 反 応 の 変 化 を 示 す が,よ
り限 定 し た 対 象 を 持 つ も の に 社 会 不 安 (social anxiety)があ る。 1‐2.社 会 不 安 社 会 不 安 は社 会 的 場 面 を対 象 と した恐 怖 や 不 安 を指 す 。 臨床 的 に は,対
象 を 過 度 に恐 れ た り回避 した り し,持
続 的 に苦 しむ こ とで社 会 生 活 に支 障 を きたす 状 態 に な っ た 等 の い く つ か の 条 件 を 満 た す こ と で,社
交 不 安 障 害 (socialPsychiatric Association,2013)。 社 会 不 安 は 回 避 性 パ ー ソナ リテ ィや シ ャ イ ネ ス と い つ た 周 辺 の 概 念 と の 関 連 性 が 高 く
,概
念 整 理 が 難 し い と さ れ て い る(Rapee&Heimberg,1997)。
そ の 中 で の 測 定 は難 し く,社
会 不 安 の 測 定 が 多 様 で あ る。 何 を対 象 と して 社 会 不 安 を 測 定 す る か とい う研 究 は 多 く,尺
度 作 成 が 盛 ん に 行 わ れ て い る。そ れ らの 測 定 要 素 を ま とめ る と,恐 怖 対 象 の 場 面 設 定 と, 個 人 の 反 応 の2種
類 で あ る。 多 く の 場 合,社
会 場 面 は パ フ ォ ー マ ン ス 場 面(e.g。 ス ピ ー チ や グル ー プ 活 動)と 相 互 作 用 場 面(e.g。 対 面 で の 相 談 や 電 話)に 分 け られ る (パ フ ォ ー マ ン ス で は
Social Phobia Scale;相
互 作 用 で は Sociallnteraction Anxiety Scale:Mattick&Clarke,1998)。
ま た,社
会 不 安 の 反 応 に つ い て は,恐怖 感 情 と回 避 行 動 とい う2側
面 を対 象 とす る こ とが 多 い(恐怖 で はLiebowitz Social Anxiety Scale Fear or anxiety:Liebowitz, 1987;
回 避 で はSocial Avoidance and Distress Scale:Watson&Friend, 1969)。
さ ら に こ れ ら2種
類 と は 異 な る も の と して,社
会 不 安 の 中核 的 な 信 念 と され る,他
者 か ら評 価 さ れ る こ と に 対 す る 恐 怖 を 測 定 対 象 と す る 尺 度 も 存 在 す る(Fear of
Negative Evaluation Scale,Watson&Friend,1969)。
こ の よ うに社 会 不 安 の 指 標 は 多 様 で あ り,そ
れ らの ど の 要 因 が,実
験 等 で 観 察 され る他 の 現 象 と関 連 して い る か を 同 定 す る こ とが 必 要 とな る。 1‐3.社 会 不 安 の 注 意 バ イ ア スSADの
形 成,維
持 に つ い て は,注
意 バ イ ア ス を用 い た モ デ ル が 提 案 され て い る。 社 会 場 面 に接 触 した 際,心
拍 の 上 昇 や 呼 気 の 荒 さ とい っ た 内 的 な 脅 威 刺 激 に 注 意 が 向 き,不
安 が 増 幅 しそ の 状 態 が 維 持 す る(Clark&Wells,1995)。
そ れ に加 え,外
的 な 脅 威 刺 激 に 対 し過 剰 に 注 意 が 向 き 不 安 の 低 減 が 図 られ な い とい う も の も あ る(Rapee&Heimberg,1997)。
こ の よ うに社 会 不 安 に お い て 注 意 バ イ ア ス は 重 要 な 概 念 で あ り,高
社 会 不 安 者 が 注 意 の 向 け や す い 脅 威 刺 激 に つい て研 究 が な され て い る。 外 的 な脅 威 刺 激 につ い て は
,表
情 や 単 語,視
線 刺 激 を用 い て い る。 社 会 的 に脅威 とな る表 情 や 単 語 の研 究 か らは,そ
の刺 激 に注 意 が 向 き や す く な る と い う 現 象 が 確 認 さ れ て い る(e.g.表
情 で は Gilboa‐Schechtman,Foa,&Amir,1999;単
語 で は守 谷 。丹 野 ,2007)。 臨床 群 に含 まれ な い 一 般 健 常 と して扱 われ 得 る対 象 で あ つ て も,質
的 な違 い は な い と い う指 摘 が な され て い る(Rapee,1995)。
この た め,SADの
行 動,認
知 プ ロセ ス の解 明や 介 入 法 の模 索 に あた っ て ア ナ ロ グ研 究 が行 われ て い る。 1‐4.視
線 刺 激 の機 能 他 者 の視 線 は観 察者 自身 に注 意 や 関心 が 向 け られ て い る とい う社 会 的信 号 と して の役 割 を果 た す (Baron‐cohen,1995)。
こ の た め,視
線 は ヒ トの コ ミュ ニ ケ ー シ ョン にお い て重 要 な役 割 を担 つ て お り,他 者 視 線 につ い て は特 殊 な知 覚, 認 知 形 態 を と る 。 視 線 知 覚 の 特 殊 性 を 実 験 的 に 明 ら か に した 研 究 に,von
Grinat&Anston(1995)の
視 覚 探 索 課 題 を用 い た もの が あ る。視 覚 探 索 課 題 と は複 数 の刺 激 を 同 時 に 呈示 し,そ
の 多 くの刺 激 の 中か ら一 つ だ け異 な つ て い る 刺 激 を探 索 させ,報
告 させ る とい う課 題 で あ る(Neisser,1963)。 探 索 対 象 を タ ー ゲ ッ ト刺 激,そ
れ 以 外 を妨 害 刺 激 と呼 び,タ
ー ゲ ッ ト刺 激 検 出 ま で の速 度 を 注 意 が そ の場 に 向 くま で の 時 間 と して計 測 す る こ とが で き る。von Grinau&
Anston(1995)は
正 面 ま た は左 右 を 向 い て い る 日の線 画 を用 意 し,一般 大 学 生 に 視 覚 探 索課 題 を実 施 した。 そ の結 果,正
面 の視 線 へ の探 索 は逸 れ た 目へ の探 索 と比 べ,反
応 時 間 が短 くな る こ とが 示 され た。 この こ とか ら,彼
らは他 者 の 直 視 視 線 は検 出段 階 に影 響 を与 え る と した。 これ は “stare‐in‐the‐crowd effect" と呼 ばれ,他
の研 究 で も確 認 され て い るた め(Conty,Tijus,Hugueville,Coelho,
&George,2006,Senju,Hasegawa,&Tojo,2005),頑
健 な現 象 で あ る と考 え ら れ て い る。 ま た,Senju&HasegaWa(2005)は
画 面 端 の ドッ ト検 出 を求 めた課題 に て
,
ドッ トに先 行 して画 面 の 中心 に顔 写 真 を呈示 した。 視 線 方 向 を直 視 ま た は逸 れ,閉
眼 の3条
件 設 け た結 果,直
視 条 件 にお い て一 番 ドッ ト検 出 が遅 か っ た た め,直
視 は注 意 の解 放 を遅 らせ る と した。 上 記 の実 験 か ら,一
般 健 常者 で あ つ て も直視 視 線 が 定位 及 び 注 意 の解 放 の遅 れ を起 こす と考 え られ る。 しか し,こ
れ らの実 験 で は個 人 変 数 を加 味 した検 討 は少 な い。イ 1‐
5.高
社 会 不 安 者 にお け る視 線 刺 激 に対 す る注 意 バ イ ア ス 直 視 刺 激 は コ ミュニ ケー シ ョンの到 来 を示 す サ イ ンで あ るた め,高
社 会 不 安 者 に とつ て 特 別 な意 味 を持 つ 。 質 問 紙 研 究 で は,SAD患
者 は他 者 視 線 を恐 れ, 回避 す る とい うこ とが示 され て い る(Schneier,Rodebaugh,Blanco,Lewin,&
Liebowitz,2011)。 高 社 会 不 安 者 の 視 線 刺 激 へ の 反 応 に つ い て,参
加 者 を 直 視 す る顔 画 像 を 呈 示 し,参
加 者 が 目の 周 辺 を どれ だ け長 く注 視 す る か を調 べ た 研 究 が あ る(Wieser,,Pauli,Alpers,&Mthlberger,2009):そ
こ で は,社
会 不 安 者 の 高 低 で 注 視 時 間 に 違 い は み られ な か つ た 。 ま た,視
線 は 表 情 の 方 向 を 示 す 役 割 が あ る た め,高
社 会 不 安 者 は 幸 福 表 情 を 伴 つ た 直 視 画 像 に 対 して は 回 避 す る傾 向 を 示 す が,視
線 を 逸 ら した 幸 福 表 情 に 対 して は 接 近 す る とい う報 告 が あ る(Roelofs,Putman,
Schouten,Lange,Volllllan,&Rinck,2010)。
こ の よ うに,視
線 刺 激 は 高 社 会 不 安 者 の 注 意 に影 響 を 与 え る情 報 で あ る と考 え られ る が,視
線 の 検 出 時 を題 材 に 検 討 した も の は 見 当 た らな い 。 こ の た め, 刺 激 と出 会 う初 期 段 階 で あ る検 出 に て 差 異 が み られ る か 検 討 す る必 要 が あ る。 1‐ 6。 研 究 に あ た つ て 実 験 課 題 と して 視 線 刺 激 を 用 い る 場 合 は,顔
全 体 と して の 評 価,つ
ま り表 情に よ る 要 因 へ の 配 慮 が 必 要 とな る。 特 に
,黒
目の 位 置 が 変 わ る だ け で,表
情 と して の と ら え 方 が 異 な る 可 能 性 が あ る (吉寄 ・ 蒲 池 ・ 箱 田 。赤 松 ,2000)。 社 会 不 安 に 関 す る研 究 で は,表
情 の 視 覚 探 索 課 題 は 多 く行 わ れ て お り,視
線 条 件 の 差 異 に よ る検 討 を行 う場 合 は そ の 影 響 を 小 さ くす る 必 要 が あ る。 他 の 個 人 変 数 に つ い て,社
会 不 安 を 対 象 と した 場 合,不
安 の 影 響 は 考 慮 に 入 れ る べ き で あ る。 ま た,不
安 に 関 す る研 究 を 行 う場 合,抑
うつ が 類 似 概 念 と し て 混 同 し,要
因 同 定 を 誤 る こ とが 危 惧 され る。 そ の た め,抑
うつ の 要 因 を加 味 す る 必 要 が あ る(Beuke,Fischer,&McDowall,2003)。
従 来 の “starerin‐the‐crowd effect"の 研 究 で は,こ
う した 情 動 の 個 人 変 数 を 扱 つ た も の は 見 当 た らな い 。 こ の た め,上
記 の 変 数 に よ っ て 効 果 が どの よ うに 異 な る か 検 討 す る必 要 が あ る。 1‐7.目 的 と意 義 先 行 研 究 で は,高
社 会 不 安 者 は 低 社 会 不 安 者 と比 べ て 直 視 視 線 を 速 く検 出 す る の か,と
い う注 意 バ イ ア ス の研 究 は な され て こ な か っ た 。 こ の た め本 研 究 で は,社
会 不 安 の 程 度 が 他 者 視 線 の 検 出 に どの よ うな 影 響 を 与 え る の か を検 討 す る こ と を 目的 とす る。 本 研 究 の 手 続 き に お い て,直
視 視 線 を 逸 れ た 視 線 よ り早 く検 出 し た 場 合,“stare‐in‐the‐
crowd effect"が
観 察 され た と考 え る。 ま た,直
視 視 線 は コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 開 始 を示 す サ イ ン で あ る た め,そ
れ を 恐 れ る 高 社 会 不 安 者 は 直 視 視 線 を速 く検 出 す る と予 測 す る。疾 患 ご との バ イ ア ス を 明 らか に す る こ と は
,効
果 的 な 認 知 行 動 療 法 の 提 案 に つ な が る との 指 摘 が あ る(藤原 ・ 岩 永 ・ 生 和 ,2007)。 こ の た め,社
会 不 安 の 中 で も どの 症 状 が そ の バ イ ア ス に つ な が る か を探 索 的 に検 討 す る こ と とす る。2‐
1.実
験 参 加 者 健 常 な 視 力 も し くは 矯 正 視 力 名,女
性43名
)を対 象 と した 。 第2章
方 法 を 有 す る,大
学 生 お よ び 大 学 院 生60名
(男性 平 均 年 齢 は 26。75(S研
=6.75)で あ つ た 。 17 2‐2.実
施 時 期2014年
10月
か ら 11月 に か け て 実 施 した 。 2‐3.質 問 紙 2‐3‐1不
安 状 態,特 性 不 安 の 測 定 の た め新 版STAI状
態・特 性 不 安 検 査 (以下STAIと
す る;肥
田野・福 原・岩 脇・曽我 。Spielberger,2000)を
用 い た 。STAIは
Spielberger,Gorsuch,&Lushene(1970)の
State‐Trait Anxiety lnventoryに
改 良 を加 え た邦 訳 版 で あ る。状 態 不 安(「今 ま さ に ど う感 じて い る か 」 とい う現 在 の 状 況 反 応;
以 下 STAI‐
S),特
性 不 安(「普 段 ど う感 じ る か 」 とい う比 較 的 安 定 した 反 応 傾 向;以 下 STAI‐ T)の
2種
類 の 不 安 を40項
目4件
法 で 測 定 す る 尺 度 で あ る。不 安 を 2 側 面 か ら考 察 す る こ とが 可 能 と な る 。2‐ 3‐
2社
会 不 安社 会 不 安 の 測 定 に は 日本 版 Liebowitz Social Anxiety Scale(以 下
LSASと
す る;朝
倉 ら,2002)と
日本 版Fear of Negative Evaluation Scale短
縮 版(以下FNEと
す る;笹
川 。金 井 。村 中・ 鈴 木・ 嶋 田0坂
野,2004)を
用 い た 。LSASは
Liebowitz Social Anxiety Scale(Liebowitz,1987)を
邦 訳 した も の で あ る。 社 会 不 安 障 害 の 症 状 の 重 症 度 や 治 療 の 効 果 を評 価 す る尺 度 と して 広 く使用 され て い る。社 会 不 安 障 害 の特 徴 で あ る行 為 状 況
13項
目(performance項
目;以 下
Pと
す る)と 社 交 状 況11項
目(social interaction項 目;以
下Sと
す る)か ら な り,そ
れ ぞ れ の 項 目に対 して どれ だ け恐 怖 や 不 安 を感 じるか(LSAS恐
怖 感/不 安 感 ),ど れ だ け 回避 す るか の程 度
(LSAS回
避)を 0∼3の 4段
階 で評 価 す る。FNEは
Watson&Friend(1969)の
Fear of Negative Evaluation Scaleの
邦訳 版(石川・佐 々木・福 井
,1992)を
笹 川 ら(2004)が短 縮 し,項
目反 応 理 論 に基 づ き再 検 討 を行 っ た もの で あ る。 社 会 不 安 に み られ る 「他 者 か らの否 定 的 な評 価 に対 す る不 安 」 を12項
目5件
法 で 測 定 して い る。 社 会 不 安 を測 定 す る尺 度 で あ りな が ら,上
記 のLSASで
カバ ー で き て い な い項 目群 で あ り,LSASと
の相 関 関係 も 中程 度 に(r=。44)と どま つ て い る(岡 島 。金 井 ・ 陳 。坂 野,2007b)。 こ の た め,LSASと
併 用 す る こ とで網 羅 的 に社 会 不 安 が測 定 で き る と考 えた。 2‐3‐3抑
うつ 不 安 と抑 うつ は 関 連 が 強 く,そ
の ど ち らか が 情 報 処 理 に及 ぼ す 影 響 を検 討 す る場 合,両
方 を測 定 す る 必 要 が あ る(Beuke et al。 ,2003)。 こ の た め 自己 評 価 式 抑 うつ 性 尺 度(以下SDSと
す る;福
田 。小 林,1983)に
よ つ て 抑 うつ の 程 度 を測 定 した 。SDSは
Self‐ratilg Depression Scale(Zung,1965)の
邦 訳 版 で あ る 。感 情 面,生 理 面
,心
理 面 の 症 状 とい つ た3側
面 か ら抑 うつ 傾 向 を20項
目4件
法 で 測 定 す る 尺 度 で あ る。 抑 うつ 尺 度 と して 広 く用 い られ,
うつ 病 の ス ク リー ニ ン グ に 広 く用 い る こ とが あ る 一 方,ア
ナ ロ グ研 究 で の 使 用 を 推 奨 され て い る 尺 度 で あ る(奥村 ・ 坂 本 ,2004)。 こ の た め,一
般 大 学 生 へ 実 施 した 場 合 で も抑 うつ 状 態 を 正 確 に捉 え る こ とが 期 待 され た 。2‐
4.装
置:実 験 装 置 と して
,MicrOsoft社
のWindows XP Professionalを
搭 載 した富 士 通製
BIBLO NB60L/Wを
使 用 した 。 ま た,刺
激 を提 示 す る 画 面 と して,内
蔵 の 15。4型
の カ ラー 液 品 の デ ィ ス プ レイ を用 い た 。 刺 激 制 御 ソ フ トと してCadrus
社 製 の SuperLab2.0。4を
用 い た 。 2‐5.刺
激ATR顔
画 像 デ ー タ ベ ー ス か ら顔 部 が 正 面 を 向 い て い る7名
分(男性4名
,女
性3名
)の顔 画 像 を選 択 した 。内 男 性1名
分 は 課 題 に 慣 れ させ る た め の 課 題 に 用 い た 。7名
分 の 画 像 に つ い て,
日が 正 面 を 向 い て い る画 像(direct)と 右 に 30° 逸 れ て い る 画 像 (right)の 計14枚
を採 用 し加 工 を行 つ た 。 実 験 刺 激 は 縦10mm
横58五
m,黒
目 は 縦 横 と も に 約6mmで
あ つ た(Fig。1参
照)。 directとrightの
2枚
は,肌
の 部 位 は 同 じ画 像 を用 い,
日 の 部 位 の み 同 一 人 物 の 異 な る 画 像 を 用 い た 。 そ の た め 目の 部 位 以 外 は 同 じ条 件 と な っ た 。 な お, 顔 の 傾 き と肌 の くす み を修 正 した 。右 に 逸 れ て い る 画 像 を左 右 反 転 す る こ とで, 左 向 き の 画 像(left)を 作 成 した 。 画 像 編 集 に は フ リー ソ フ トgimpを
使 用 した 。 刺 激 配 列 は 以 下 の 通 りで あ つ た 。画 面 の 中 心 か ら半 径 約56mmの
仮 想 円 上 に, 隣 接 す る2刺
激 間 の 最 短 距 離 が 均 等 とな る よ うに8刺
激 を 配 置 した 。3種
類 の 刺 激 が含 まれ る もの を ター ゲ ッ トあ り条 件(Fig。1(a)),2種
類 の もの を ター ゲ ッ トな し条 件 と した(Fig。 1(b))。 ター ゲ ッ トあ り条 件 で は,あ
る1種
類 が1刺
激 だ け に な る よ うに配 分 し,そ
れ を ター ゲ ッ ト刺 激,そ
れ 以 外 を妨 害 刺 激 と した。 妨 害 刺 激 の7刺
激 の配 分 につ い て,他
2種
類 の割 合 は2:5,3:4,4:3,5:
2の
い ず れ か に な る よ うに した。 ター ゲ ッ トな し条 件 で は,あ
る1種
類 の刺 激 が,2か
ら6刺
激 存 在 した。 そ れ ら各 配 列 の割 合 は ター ゲ ッ ト条 件 内 で均 等 と な る よ うに した。 ま た,一
つ の刺 激 配 列 は1名
の刺 激 で統 一 した。lllllillil策 ‐ ― 申 颯 聯 馨 聯 :綱 轟 鋼 暉│1目 ] 口硼 【 ― ││IEJF距 ― ― ‐ 輝 (a) 躍 毎 日│IEヨ ロι " 111[ヨ 『ロ.:出 轟 11に 購 ‐ 輝 ││││││││││││││││ロ ロロ砂 ::自 [目│││││││││││││││││ ― .:題■目│││ 聯 g目日日│││ (b) Fig。
1
東Jttt2颯 夕1(a),(b)Note。 (a)は directを タ ー ゲ ッ トと した ター ゲ ッ トあ り条 件
,(b)は
タ ー ゲ ッ トな し条 件 の 刺 激 配 列 で あ る。 課 題 中 の 正 誤 の フ ィ ー ドバ ッ ク の た め,画
面 の 中 心 に 「○ 」 を 縦 横10mmま
た は 「一 」 を縦lmm横 10mmで
表 示 す る フ ィー ドバ ッ ク 画 面 を 用 意 した 。 練 習 課 題 で 使 用 す る 刺 激 と して,ア
ル フ ァベ ッ ト 「h」 「m」 「n」 の3刺
激 を 用 い た 。書 体 はMSPゴ
シ ッ ク を採 用 した 。各 ア ル フ ァベ ッ トの サ イ ズ は,「h」 で 縦16mm横
7mm,「
m」 で 縦1lmm横
20mm,「
m」 で 縦1lmm横 7mmで
あ つ た 。 そ れ ら も 日 と同 様 に 刺 激 配 列 を構 成 した 。 2‐6.PC課
題1試
行 で は,画
面 の 中 心 に 注 視 点 を500ms呈
示 後,刺
激 配 列 を 呈 示 した 。 実 験 参 加 者 は,そ
の 中 に タ ー ゲ ッ トが あ る か な い か を,「¥」 「z」 の ボ タ ン押 しで 反 応 した 。 刺 激 配 列 は ボ タ ン 押 し も し く は5000ms経
過 時 に 消 滅 した 。 刺 激 配 列 の 呈 示 か ら反 応 ま で の 時 間 を 反 応 時 間 と し て 取 得 し た 。 刺 激 配 列 消 失 後 に500ms間 ,正
答 の 場 合 は 「○ 」,誤
答 や 時 間 切 れ の 場 合 は 「一 」 の 記 号 を フ ィ ー ドバ ッ ク した 。 そ の 後 、 刺 激 配 列 の 残 像 を 消 す た め 、 ス ノー ノイ ズ を マ ス ク刺 激 と して
500ms呈
示 し,1試
行 を 終 え た 。 試 行 間 間 隔 は1000msと
した 。1 試 行 の 流 れ を Fig。2に
示 す 。 ま た 注 視 点 出 現 後 に 「ボ タ ン を 押 して くだ さい 」 とい う文 字 を 呈 示 して,ボ
タ ン 押 し を 求 め る キ ャ ッチ 試 行 を設 け た 。 2(タ ー ゲ ッ ト出 現:有 ,無
)×24+4(キ
ャ ッチ 試 行)の52試
行 を,1プ
ロ ッ ク 内 の 視 線 課 題 と した 。 ま た 各 ブ ロ ッ ク の 視 線 課 題 開 始 前 に は,そ
の 視 線 課 題 と 同 じ視 線 方 向 を タ ー ゲ ッ トと した タ ー ゲ ッ ト同 定 課 題 を8試
行 ず つ 設 け た 。 こ の た め,1ブ
ロ ッ ク を 計60試
行 と した 。 本 課 題 は3ブ
ロ ッ ク構 成(タ ー ゲ ッ ト 視 線 方 向 :direct,right,left)と し,全
180試
行 と した 。 試 行 の 呈 示 順 は 実 験 参 加 者 ご と に ラ ン ダ マ イ ズ した 。 タ ー ゲ ッ トの 出 現 率 は ブ ロ ッ ク 内 で50%に
調 整 した 。タ ー ゲ ッ ト出 現 位 置 は 視 線 課 題 を 通 し同 じ出 現 率 と な る よ うに 調 整 した 。 プ ロ ッ ク の 呈 示 順 とボ タ ン の割 り当 て は 実 験 参 加 者 間 で カ ウ ン タ ー バ ラ ン ス を と つ た 。 プ ロ ッ ク 間 に は1分
の 休 憩 を設 け た 。PC
実 験 の 流 れ は Fig。3に
示 す 。 \ 注 視 点:500ms
刺 激 配 列:参加 者 ボ タ ン押 し も し く は5000m3
フ ィ ー ドバ ッ ク:500ms
Fig。2 1試
行 の 流 れ 試 行 間 間 隔:1000ms マ ス ク刺 激:500ms 10<練
習 ブ ロ タ ー ゲ ッ ト同 定 課 題(8試
行) 視 線 課 題(52試
行) 記 号 課 題(12試
行) タ ー ゲ ッ ト同 定 課 題(4試
行)3ブ
ロ ッ ク 実 施 :本課 題 ブ ロ ッ ク 間 に は1分
間Fig.3 PC課
題の流れ
実 験 課 題 の 前 に は,実
験 参 加 者 が 手 続 き に慣 れ る こ と を 目的 と して,実
験 課 題 と 同 様 の3種
類 の ア ル フ ァベ ッ ト(「h」 「m」 「n」 )を用 い た 練 習 課 題 を 実 施 した 。 練 習 課 題 で は,タ
ー ゲ ッ ト同 定 課 題4試
行 の 後,記
号 課 題 を12試
行 実 施 した 。 これ ら16試
行 を1練
習 ブ ロ ッ ク と し,練
習 課 題 は3練
習 ブ ロ ッ ク と した 。 2‐7.手
続 き 実 験 参 加 者 は 画 面 か ら約600cmの
位 置 に 座 り課 題 に 取 り組 ん だ 。各 試 行 に つ い て 反 応 時 間 とエ ラ ー を取 得 した 。 エ ラ ー に つ い て は,5000ms経
過 して も反 応 が な か っ た も の と誤 つ た ボ タ ン 押 し を 行 つ た も の を ま と め て 計 測 し た 。PC
課 題 終 了 後 に 質 問 紙 へ の 回 答 を 求 め た 。 回 答 後,PC課
題 に つ い て 内 省 報 告 を 求 め た 。 2‐8.分
析 方 法 エ ラ ー は,刺
激 呈 示 か ら5000ms以
内 に 反 応 した 試 行 の 中 で 誤 つ た キ ー を押 した も の を記 録 した 。 反 応 時 間 を扱 ら た 心 理 学 実 験 で は,実
験 操 作 と関 係 の な3ブ
ロ ッ ク 実 施:練
習 課 題 ■ ■ ■ ■い影 響 を受 けたパ フォ ー マ ン ス が全 体 の結 果 へ影 響 を与 え る こ とを避 け る必 要 が あ る。 そ う した影 響 を避 け る方 法 と して
,反
応 時 間 が短 す ぎ る試 行,ま
た は 参 加 者 内 平 均 か ら見 て 長 す ぎ る試 行 を除 外 す る方 法 が提 案 され て い る(大久 保, 2011)。 この た め本 研 究 で は,反
応 時 間 にお い て100ms以
下 の試 行,及
び 各 参 加 者 の各 条 件 の平 均 か ら3"以
上 の試 行 を分 析 か ら除外 した。これ と無 反 応 の 試 行 を合 わせ て分 析 除 外 試 行 と した 。 反 応 時 間 は正 答 試 行 のみ を取 り扱 った。 ま た,各
条 件 につ い て 全 て チ ヤ ン ス レベ ル(50%)よ
り有 意 に多 く正 答 して い る 参 加 者 のみ を分 析 対 象 と した。 これ は反 応 取 得 方 法 を二者 択 一 の ボ タ ン押 し と す る に あた り,参
加 者 が提 示 す る刺 激 と独 立 して反 応 した デ ー タ を採 用 しな い た め に行 う処 理 で あ る。 こ う した 処 理 は本 研 究 と同様 の反 応 取 得 方 法 を採 用 す る実 験 で 取 り入 れ られ て お り,研
究 ご と に 肖J除 基 準 を設 け て い る(e.g.Eriko,2010,中
村 。守 谷 。平 石 。長 谷 川 ,2011)。 各 尺 度 得 点 の 平 均 か らキ0.5S'以
上 の参 加 者 を高群,‐0.5だり 以 下 の参 加 者 を 低 群 と した 。ター ゲ ッ トあ り条 件 の 平 均 反 応 時 間 とエ ラー 数 につ い て 3(タ ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,left)× 2(群:高
,低
)の混 合 計 画2要
因分 散 分 析 を 行 つ た 。Mauchlyの
球 面 性 検 定 に お い て 有 意 で あ つ た 場 合 ,Gree五house‐Gёisserに よ る検 定 で 代 替 した。
2‐
9.倫
理 的 配 慮本 研 究 は兵 庫 教 育 大 学 倫 理 審 査 委 員 会 の承 認 を得 て い る。
第
3章
結 果 3‐1.分
析 対 象 者‐
1条
件 の正 答 率50%以
下 の参 加 者1名
を分 析 か ら除外 した。 分 析 対 象 は59
名(男 性17名
,女性42名
;〃
=26.39歳
,"=6.20)で
あ つ た。 参 加 者 全 体 にお い て 正 答 率 は93.93%,エ
ラー 率 は5.45%,分
析 除外 試 行 は0.62%で
あ つ た。 3‐2.尺
度 得 点 に つ い て 各 尺 度 得 点 の 平 均 得 点 と標 準 偏 差,最
小 値,最
大 値 をTable lに
示 した 。 ま た,各
尺 度 得 点 間 の 関 係 に つ い てPearsonの
積 率 相 関 分 析 を行 つ た(Table2)。 STAI‐Sは
SDSと
中 程 度 の 正 の 相 関 が み られ た(SDS:`―
.46)。 ま た STAI‐ T,FNEと
弱 い 相 関 が み られ た (STAI‐T:ι― 。34;FNE:F。
26)。STAI‐
Tは
SDSと
強 い 相 関 が み られ た 。 ま たLSAS合
計 得 点,LSAS恐
怖 感/不安 感
,FNE,LSAS恐
怖 感/不安 感P,LSAS回
避Pと
弱 い 正 の 相 関 が み られ た
(LSAS:F.30;FNE:F.32,LSAS恐
怖 感/不安 感:F.23,LSAS回
避 P:`― 。33)。
Table l全体及び高低群の各尺度得点の特徴
Measure over all low growp high group
″ (")
range
″(19) __″
(ズ")
STAI‐S STAI‐T
ISAS
ISAS恐
怖感/不安 感ISAS恐
怖 感/不安 感P
IttS恐
怖 感 ノ不 安感 SSAS回
避LSAS回
避P
ISAS回
避 SFNE
SDS
44.03(8.36) 26‐ 62 44.49(9.91) 29‐ 67 38.27(21.42) 2‐ 109 22.37(12.15) 0‐ 57 10.07(6.36) 0‐ 33 12.31(6.60) 0‐ 29 15。9(11.3のO‐
52 6.97(5。48) 0‐ 26 8.93(6.59) 0‐ 29 37.63(10.1つ 15‐ 57 41.51(8.19) 26‐ 65 35.00(3.91) 56.67(5.25) 35。22(2.78) 57.71(5.11) 15.84(9.12) 64.50(15。66) 9。26(5.25) 38.86(7.7の 3.67(2.09) 18。12(4.46) 5。33(3.29) 19.63(3.64) 4.57(3.38) 30.63(7.68) 2.04(1.57) 13.77(4.09) 2.45(2.o4) 17.80(4.75) 32.95(3.02) 51.22(4.76) 23.94(5.20) 47.00(4.22) 13Table 2尺度 間相 関 3 4 5 10 1. STAI‐S 2. STAI‐T 3. LSAS 4.LSAS恐怖感/不安感 5.LSAS回避 6. FM 7. SDS 8.LSAS恐怖 感 ノ不安感P 9.LSAS恐怖 感/不安感 S 10.LSAS回避 P ll.LSAS回避 S .34** .13 .11 .13 - .30* .32・ .23 - .92'' .91'* ― .67** .26・ .46ヤ * .05 .38** .81'* .35** .44*オ .28' .85'* .44'オ .30' .94** .36・' .20 .60'* ― .49'' .43・* ― .33' .16 .07 .25 .33' .87'オ .82'' .94=* .59** .64'オ .93'' .40'オ .31* .24 .21 .76・' .61=' ― .49** .17 .13 .87== .65'' .95** .36=* .16 .53'' .69'' .76=* Note.*p<.05 '*pく .01
LSASは
LSAS恐
怖 感/不安 感,LSAS回
避,LSAS恐
怖 感/不安 感P,LSAS
恐 怖 感/不安 感S,LSAS回
避P,LSAS回
避Sと
強 い 正 の 相 関 が み られ た(LSAS
恐 怖 感/不安 感:F。
92;LSAS回
避:F。 91;LSAS恐
怖 感/不安 感P:F.85;
LSAS恐
怖 感/不安 感S:F.87;LSAS回
避P:F.82;LSAS回
避S:F。
87)。 また
,FNEと
は 中程 度 の 相 関 が,SDSと
は 弱 い 正 の 相 関 が み られ た(FNE:ι―.44)。LSAS恐
怖 感 ノ不 安 感 はLSAS恐
怖 感/不安 感P,LSAS恐
怖 感/不安 感Sと
強い 正 の 相 関 が み られ た
(LSAS回
避P:F。
94;LSAS回
避S:F。
94)。 ま た,LSAS
回 避 とFNE,LSAS回
避P,LSAS回
避Sと
中程 度 の 正 の 相 関 が み られ た(LSAS
回 避:ェー.67;FNE:.―
.44;LSAS回
避 P:`―.59;LSAS回
避 S:ι―.65)。SDSと
は 弱 い 正 の 相 関 が み られ た
(SDS:F。
30)。LSAS回
避 はLSAS回
避P,LSAS回
避Sと
強 い 相 関 が み られ た(LSAS回
避P:F。
93;LSAS回
避 S:rE.95)。 ま た,LSAS恐
怖 感/不安 感P,LSAS恐
怖 感/不安 感
Sと
中程 度 の,SDSと
弱 い 正 の 相 関 が み られ た(LSAS恐
怖 感/不安 感P:F.60;LSAS恐
怖 感/不安 感S:F.63)。
FNEは SDS,LSAS恐
怖 感/不安 感Pと
中程 度 の 正 の 相 関 が み られ た(SDS:
F.49;LSAS恐
怖 感/不安 感P:F.43;LSAS恐
怖 感/不安 感S:F。
40)。 ま た,LSAS回
避P,LSAS回
避Sと
弱 い 正 の 相 関 が み られ た(LSAS回
避P:F。
31;LSAS回
避 S:`― 。36)。SDSは
LSAS恐
怖 感/不安 感Pと
弱 い 正 の 相 関 が み られ た(F.33)。LSAS恐
怖 感/不安 感Pは
LSAS恐
怖 感/不安 感Sと
強 い 正 の 相 関 が み られ た(F.76)。 ま た
,LSAS回
避P,LSAS回
避Sと
中程 度 の 正 の 相 関 が み られ た(LSAS
回 避
P:F。
61;LSAS回
避S:F.53)。
LSAS恐
怖 感/不安 感Sは
LSAS回
避P,LSAS回
避Sと
中程 度 の 相 関 が み られ た
(LSAS回
避P:F.49;LSAS回
避S:F。
69)。LSAS回
避Pは
LSAS回
避Sと
強 い 正 の 相 関 が み られ た(F.76)。 3‐3.全
参 加 者 の 反 応 時 間 お よ び エ ラ ー 数 各 条 件 の 反 応 時 間 に つ い て,平
均 お よ び 標 準 偏 差 をTable3に
示 した 。 タ ー ゲ ッ トあ りま た は な し に お け る 全 体 の 反 応 時 間 お よび エ ラ ー 数 に つ い て,1要
因3水
準(タ ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,left)の 分 散 分 析 を 行 つ た 。 反 応 時 間 の 分 析 で は 主 効 果 が み ら れ た(F(2,H6)=55.66,pく
。05)。Bonferroni法
に よ る 多 重 比 較 の 結 果,direct条
件 はright,left条
件 よ り有 意に 短 か っ た(p<.05)。
right,left条
件 間 に 有 意 な 差 は み られ な か っ た(″。s。 )。 エ ラ ー 数 の 分 析 で は 主 効 果 が み られ な か っ た(F(1.78,103.09)=2.12,コ
。s.)。 エ ラ ー と反 応 時 間 に つ い て 相 関 係 数 を算 出 した と こ ろ,有
意 な 相 関 関 係 は 見 い だ せ な か っ た 。 Table 3各条件の反応 時間とエラー数 における平均と標準偏差,2指 標 の相 関 五ght leftRT
error RT‐error coreration 1.93(1.79) ‐.23 2.15(1.65) ‐.13 2.41(2.02) 。14 1169.76(270.51) 1686.87(526.17) 1637.82(436.41) Note.'p<.05,・ 亀)く,01 153‐4.各 尺 度 の 高 低 群 構 成 各 尺 度 得 点 に つ い て 全 参 加 者 の 平 均 ±0.5だり を基 準 と して
,低
群 と高 群 に 群 分 け した 。 両 群 の 平 均 得 点 及 び 標 準 偏 差 はTablelに
,反
応 時 間 とエ ラー 数 の 平 均 及 び 標 準 偏 差 はTable4に
示 した 。 Table 4各群 における各 条件 の反応 時 間及びエラー数 の平均 と標 準偏差 scale group ″ RT direct r rlght error direct riqht left STAI‐S low 17 high 12 1123.37 1551.08 1525.02 1.71 1.82 1.82 (183.80 (341.79) (301.51) (1.57) (1.63) (1.78) 1132.6 1494.89 1706.2 2.67 3.00 3.17 (321.3) (331.29) (427.3の (1.83) (1.71) (2.52) STAI‐T
low 23 high 17 1186.41 1691.04 1694.03 2.13 2.22 2.43 (325.89) (643.25) (533.17) (1.71) (1.86) (1.90) 1122.9 1439=61 1559.81 2.82 2.29 2.29 (236.02) (224.85) (348.09) (2.07) (1.76) (1.86) LSASlow 18
high 17 1175.05 1712.64 1741.79 2.37 2.21 3.05 (246.22) (589.69) (570.05) (2.06) (2.10) (2.48) 1211.14 1467.83 1516.35 1.50 1.94 2.13 (274113) (213.43) (288.66) (1.51) (1.29) (1.75) LSAS恐怖感/不安感 low 18 high 17 1245。72 1854.97 1848.21 2.47 2.16 2.58 (266.73) (659.43) (554.50) (2.1の (2.12) (2.12) 1208.75 1424.43 1504.57 1.57 2.00 1.79 (269.40) (205.70 (267.64) (1.55) (1.41) (1.67) LSAS回避 low 18 high 17 1179.19 1710.51 1759.47 2.05 2.38 3.05 (239.38) (565.66) (529.03) (1.80) (1.77) (2.25) 1190.24 1601.72 1531.82 1.38 1.63 2.13 (226.66) (449.87) (293.00 (1.59) (1.26) (1.86) LSAS恐怖感/不安感P
low 18お
″摺 羅∬ 濫あ
ぶお
こ
iЪこ
:Ьhtth 17じ
1:ソ置あ 躍選
ぶあ
ぶあ
diあ
LSAS恐怖感/不安感S 21 1149.03 1683.74 1747.67 2.38 2.05 2.62 (238.2の (452.92) (311.10 (2.06) (1.91) (2.38) 19 1181.5 1571.88 1564.39 1.47 1.95 1.79 (213.73) (414.59) (278.46) (1.47) (1.27) (1.69) high LSAS回避Plow 25″
男 尉∬ 活
::t豹ご
遇
あ
ぶお
こ
:劣聴
h17″
お ども 耀
S dttЬ
(1:お
こ
:Ъ LSAS回避Slow 20淵
∬ 淵∬
l:il:,
こ
:ムこ
:もこ
:Ъ high 15 1169.76 1454.37 1527.49 1.4 1.6 1.93 (262.13) (235.43) (274.43) (1.60 (1.30) (1.98) FNE low 16 high 23 1134.7 1573.27 1604.44 2.00 2.31 2.44 (254.25) (568_7の (494.99) (1.55) (2.06) (2.19) 1148.18 1574.81 1545.43 2.04 2.09 2.35 (270.5) (442.8の (372.40 (1.92) (1.62) (2.12)SDS
low 21 high 18 1195.39 1702.83 1766.95 1.95 2.48 2.76 (323.49) (685。7) (565.80 (1.69) (1.83) (1.8の 1190.89 1518.12 1672.97 2.39 2.72 2.83 (269.02) (395.33) (389.8) (2.03) (1.70 (2.48) Note. 16″
”
3‐ 5。 状 態 不 安 STAI‐
S得
点 の 高 低 群 に つ い て 分 析 を 行 つ た 。 タ ー ゲ ッ トあ り条 件 の 反 応 時 間 及 び エ ラ ー 数 の 平 均 に つ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,left)× 2(群:高
,低
)の2要
因 分 散 分 析 を行 つた。 結 果 の要 約 と して,各
群 分 け に お い て 主 効 果 及 び 交 互 作 用 が み られ た部 分 を付 録1に
示 した。 反 応 時 間 にお い て,視
線 方 向 の主 効 果 が み られ た(F(2,54)=27.55,ρ
<.05)。Bonferroni法
に よ る多 重 比 較 の結 果,direct条
件 はright,left条
件 よ り有 意に短かつたし
<.05)。right条
件と
left条件に差はみられなかった
(コ .s.)。群の
主 効 果 及 び 交 互 作 用 は み られ な か っ た(F(1,27)=0。
25,コ.s.;F(2,54)=1.54,
コ.θ。)。 エ ラー 数 に お い て 群 の 主 効 果 が み られ(F(1,27)=4.33,Pく
.05),高
群 は 低 群 よ り もエ ラ ー 数 が 多 か っ た 。 視 線 方 向 の 主 効 果,及
び 交 互 作 用 は 見 られ な か っ 力1(」F(1.65,44.62)=.41,コ
.θ.;」 「(1.65,44.62)=。
15,コ.s。 )。 3‐6.特
性 不 安 STAI‐T得
点 の 高 低 群 につ い て 分 析 を行 つ た。 ター ゲ ッ トあ り条 件 の反 応 時 間及 び エ ラー 数 の平 均 につ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,left)× 2(群:高
,低
)の2要
因分 散 分 析 を行 つ た。 反 応 時 間 にお い て視 線 方 向 の 主 効 果 が み られ た(F(2,76)= 39。
08,′ <.05)。Bonferroni法
に よ る多 重 比 較 の結 果,direct条
件 はright,left条
件 よ り有 意に短 か ったし <。05)。
right条
件 と left条 件 に差 はみ られ なか つた(コ.θ.)。 群 の 主効果及 び 交互作用 はみ られ なか った(F(1,38)=1.53,コ
.s.;F(2,76)=1.34,
コ。s。 )。 エ ラー 数 に お い て 視 線 方 向 の 主 効 果,群
の 主 効 果,及
び 交 互 作 用 は み られ な か っ た(F(1.71,65.05)=0.33,コ .s.;F(1,38)=0。
17,コ.s.;F(1.71,65.05)=
171.26,コ.s.)。 3‐
7.社
会 不 安 3‐ 7‐1.LSAS
LSAS得
点 の 高 低 群 につ い て分 析 を行 つ た。 ター ゲ ッ トあ り条 件 の反 応 時 間 及 び エ ラー 数 の 平 均 に つ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,left)×
2(群:高
,低
)の2要
因分 散 分 析 を行 つ た。 反 応 時 間 にお い て視 線 方 向 の 主 効 果 が み られ た(F(1.62,53.43)=33.20,′
<.05)。 群 の主 効 果 はみ られ な か っ た が(F(1,33)=1.47,′
<.05),交
互 作 用 が み られ た(F(1.62,53.43)=3.51,′
<.05)。 各 視 線 方 向 にお け る群 の 単 純 主 効 果 の検 定 を行 つ た とこ ろ,right条
件,left条件 にお い て 単 純 主 効 果 が み られ(F(1,24)=4.32,p<.05;F(1,24)=4.66,p<.05),
ともに高 群 は低 群 よ りも反 応 時 間 は短 か っ た。direct条 件 で は単 純 主効 果 はみ られ な か っ た(F(1,24)=0.07,
コ。s.)。 各 群 にお け る視 線 方 向 の単 純 主 効 果 の検 定 を行 つ た とこ ろ,低
群 にお い て 単 純 主 効 果 が み られ た(F(2,48)=28.52,p<.05)。
多 重 比 較 を行 つ た と こ ろ,direct条
件は
right,left条
件より有意に短かったし
<。05)。right条
件と
left条 件 に 差 は み られ な か つ た(コ.s。)。 ま た
,高
群 に お い て 視 線 方 向 の 単 純 主 効 果 がみ られ た
(F(2,48)=4.25,′
、.05)。 多 重 比 較 を行 つ た と こ ろ,direct条
件 はright,left条
件 より有意に短かったし
<.05)。right条
件 と
left条件 に差はみ ら
れなかった
(コ.s。 )。エ ラー 数 にお い て
,視
線 方 向 の 主 効 果,群
の 主 効 果,及
び 交 互 作 用 は み られ な か っ た(F(1.62,53.46)=2.61,コ
。s.;F(1,33)=1.53,コ
.s.;F(1.62,53.46)=
0.72,コ.s。)。
3‐ 7‐
2.LSAS恐
怖 感/不安 感LSAS恐
怖 感/不安 感 得 点 の 高 低 群 に つ い て 分 析 を 行 つ た 。タ ー ゲ ッ トあ り条 件 の 反 応 時 間 及 び エ ラ ー 数 の 平 均 に っ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct, right,left)× 2(群:高
,低
)の2要
因 分 散 分 析 を 行 つ た 。 反 応 時 間 にお い て 主 効 果 が み られ た(F(2,62)=33。
75,′ <.05)。BonferrOni
法 に よ る多 重 比 較 の結 果,direct条
件 はright,left条
件 よ り有 意 に短 か っ た し <.05)。right条
件 と left条 件 に差 は み られ な か っ た(コ。s.)。 群 の 主 効 果 及 び 交 互 作 用 は み られ な か つた(F(1,31)=0.74,″
。s.;F(2,62)=1.66,コ
。s.)。 エ ラー 数 にお い て,視
線 方 向 の 主 効 果,群
の 主効 果,及
び 交 互 作 用 はみ られ な か っ た(F(2,62)=0.18,コ .s_;F(1,31)=1.08,コ .s.;F(2,62)=1。
13,″.s.)。 3‐ 7‐3.LSAS回
避LSAS回
避 得 点 の 高 低 群 に つ い て 分 析 を 行 つ た 。 タ ー ゲ ッ トあ り条 件 の 反 応 時 間 及 び エ ラ ー 数 の 平 均 に つ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,
left)× 2(群:高
,低
)の2要
因 分 散 分 析 を 行 つ た 。 反 応 時 間 に お い て 視 線 方 向 の 主 効 果 と群 の 主 効 果,交互 作 用 が み られ た(F(2,70)=32.36,p<.05;F(1,35)=4_92,p<.05;F(2,70)=5_56,′
<.05)。 各 視 線 方 向 に お け る 群 の 単 純 主 効 果 の 検 定 を 行 つ た と こ ろ,right条
件,left条
件 に お い て 単 純 主 効 果 が み られ(F(1,35)=6.31,′
<。05;F(1,35)=5.20,′
<.05), とも に高群 は低 群 よ りも反 応 時 間 は短 か っ た。direct条
件 で は 単 純 主 効 果 は み られ な か っ た(F(1,35)=0.17,コ
。s.)。 各 群 にお け る視 線 方 向 の単 純 主 効 果 の検 定 を行 つ た とこ ろ,低
群 にお い て 単 純 主 効 果 が み られ た(F(2,70)=36.80,′
<.05):多
重 比 較 を行 つ た とこ ろ,direct条
件 はright,left条
件 よ り有 意 に短かったし
<.05)。right条
件と
left条件に差はみられなかった
(2.s。)。また
,高
群 に お い て 視 線 方 向 の 単 純 主 効 果 が み られ た(F(2,70)=5.36,′
く 。05)。 多 重 19比 較 を行 つ た と こ ろ
,direct条
件 は right,left条件 よ り有 意 に 短 か つ た(′ <.05)。right条
件 と left条 件 に 差 は み られ な か っ た(2.s.)。LSAS回
避 各 群,各
視 線 条件 の 反 応 時 間 の グ ラ フ を 付 録
2に
示 す 。 エ ラー 数 に お い て,視
線 方 向 の 主 効 果,群
の 主 効 果,及
び 交 互 作 用 は み られ な か っ た(F(2,66)=0.38,コ .s.;F(1,33)=0.31,コ
。s.;F(2,66)=1.45,コ
。s。 )。 3‐ 7‐4.LSAS恐
怖 感/不安 感P
LSAS恐
怖 感/不安 感P得
点 の 高 低 群 に つ い て 分 析 を行 つ た 。 タ ー ゲ ッ トあ り条 件 の反 応 時 間 及 び エ ラ ー 数 の 平 均 に つ い て ,3(タ ー ゲ ッ ト視 線 方 向 :direct, right,left)× 2(群:高
,低
)の2要
因 分 散 分 析 を 行 つ た 。 反 応 時 間 に お い て 視 線 方 向 の 主 効 果 が み られ た(F(2,66)=36.97,′
<.05)。Bonferroni法
に よ る 多 重 比 較 の 結 果,direct条
件 はright,left条
件 よ り有 意 に 短 か つ た し <.05)。right条
件 と left条件 に 差 は み られ な か っ た(コ。s。)。 群 の 主 効 果,及
び 交 互 作 用 は み られ な か つ た(F(1,33)=0.78,′
。s.;F(2,66)=0.86,
コ.s.)。 エ ラ ー 数 に お い て 視 線 方 向 の 主 効 果 と群 の 主 効 果,及
び 交 互 作 用 は み られ な か っ た(F(2,66)=0。
38,コ 。s.;F(1,33)=0。
31,コ 。s.;F(2,66)=1.45,″
.s.)。 3‐7‐5.LSAS恐
怖 感/不安 感S
LSAS恐
怖 感/不安 感S得
点 の 高 低 群 に つ い て 分 析 を行 つ た 。タ ー ゲ ッ トあ り 条 件 の 反 応 時 間 及 び エ ラ ー 数 の 平 均 に つ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向 :direct, right,left)× 2(群:高
,低
)の2要
因 分 散 分 析 を 行 つ た 。反応時間において主効果がみ られた(F(2,76)=41.49,′
<.05)。BonferrOni
法による多重比較の結果,direct条 件は
right,left条
件 より有意に短かつたし
<.05)。right条
件 と
left条件に差はみ られなかつた
(2.s.)。群の主効果及び交互
作 用 はみ られ な か っ た
(F(1,38)=0.65,コ .s.;F(2,76)=1.65,コ
。S.)。 エ ラー 数 で は視 線 方 向 の主効 果 と群 の主効 果,及
び 交 互 作 用 はみ られ な か つ たGF(1.71,64.86)=0。
53,″ 。s.;」F(1,38)=1.57,コ
.s.;」F(1.71,64.86)=1.28,
″。s.)。 3‐ 7‐6。LSAS回
避P '
LSAS回
避P得
点 の 高 低 群 に つ い て 分 析 を 行 つ た 。 タ ー ゲ ッ トあ り条 件 の 反 応 時 間 及 び エ ラ ー 数 の 平 均 に つ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,
left)× 2(群:高
,低
)の2要
因 分 散 分 析 を 行 っ た 。 反 応 時 間 にお い て視 線 方 向 の 主 効 果 と群 の 主 効 果 ,交 互 作 用 が み られ た(F(2,80)=31.40,p<.05;F(1,40)=4.40,′
く.05;F(2,80)=3.93,p<.05)。
各 視 線 方 向 にお け る群 の 単 純 主 効 果 の検 定 を行 つ た とこ ろ,right条
件,left条
件 に お い て 単純 主 効 果 が み られ(F(1,40)=4.98,′
<.05;F(1,40)=4.69,′
<.05), と もに高群 は低 群 よ りも反 応 時 間 は短 か つ た。direct条
件 で は 単 純 主 効 果 は み られ な か っ た(F(1,40)=0.27,コ
。s.)。 各 群 にお け る視 線 方 向 の 単 純 主 効 果 の検 定 を行 つ た と ころ,低
群 にお い て視 線 方 向 の 単 純 主 効 果 が み られ た(F(2,80)=
35。18,p<.05)。
多 重 比 較 を行 つ た とこ ろ,direct条
件 はright,left条
件 よ り 有 意 に短 か っ た し <.05)。right条
件 とleft条件 に差 はみ られ な か つ た(コ.s。 )。 ま た,高
群 にお い て 単 純 主効 果 が み られ た(F(2,80)=5.75,′
<.05)。 多 重 比 較 を行 つ た とこ ろ,direct条
件 はright,left条 件 よ り有意 に短 か つ た し<.05)。right条
件 と left条 件 に差 は み られ な か つ た(2.s。)。LSAS回
避P各
群,各
視 線条 件 の反 応 時 間 の グ ラ フ を付 録
3に
示 す 。エ ラー 数 にお い て
,視
線 方 向 の 主 効 果,群
の 主 効 果,及
び 交 互 作 用 はみ られ な か つ た(F(2,66)=0.38,コ
。s.;F(1,33)=0。
31,コ 。s.;′(2,66)=1.45;″
。s。 )。3‐7‐
7.LSAS回
避S
LSAS回
避S得
点 の 高 低 群 に つ い て 分 析 を 行 つ た 。 タ ー ゲ ッ トあ り条 件 の 反 応 時 間 及 び エ ラ ー 数 の 平 均 に つ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,
left)× 2(群
:高
,低
)の2要
因 分 散 分 析 を 行 つ た 。反 応 時 間 に お い て 視 線 方 向 の 主 効`果が み られ た
(F(2,76)=41.49,Pく
。05)。Bonferroni法
に よ る 多 重 比 較 の 結 果,direct条
件 はright,left条
件 よ り有 意に短かったし
<.05)。群の主効果
,及
び交互作用はみられなかつた
(F(1,38)=
0.65,コ。s.;」F(2,76)=1.65,コ
.s。)。 エ ラ ー 数 に お い て 視 線 方 向 の 主 効 果,群
の 主 効 果 及 び 交 互 作 用 は み られ な か う ラヒ(F(1.71,64.86)=0。
534,コ.s.;F(1,38)=1.57,′ .s.;F(1.71,64.86)=1.28,
コ.s.)。 3‐ 7‐8`社
会 不 安(FNE)
FNE得
点 の 高 低 群 に つ い て 分 析 を 行 つ た 。タ ー ゲ ッ トあ り条 件 の 反 応 時 間 及 び エ ラ ー 数 の 平 均 に つ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,left)× 2(群: 高,低
)の2要
因 分 散 分 析 を 行 つ た 。 反 応 時 間 に お い て,視
線 方 向 の 主 効 果 が み られ た(F(2,74)=30。
59,′ <.05)。BonferrOni法
に よ る 多 重 比 較 の 結 果,direct条
件 はright,left条
件 よ り有 意 に 短 か っ た し<`05)。right条
件 と left条 件 に 差 は み られ な か ら た(コ .s.)。 群 の 主 効 果,及
び 交 互 作 用 は み られ な か っ た(F(1,37)=0。
18,コ.s.;F(2,74)=0.19,
′。s。 )。 エ ラー数 にお い て,視
線 方 向 の 主 効 果,群
の 主効 果 及 び 交 互 作 用 は み られ な か っ た(F(2,74)=0.82,コ .s.;F(1,37)=0.03,コ
.θ.;F(2,74)〒
0。11,コ.s.)。 223‐
8.抑
うつSDS得
点 の 高 低 群 に つ い て 分 析 を 行 つ た 。タ ー ゲ ッ トあ り条 件 の 反 応 時 間 及 び エ ラー 数 の 平 均 に つ い て,3(タ
ー ゲ ッ ト視 線 方 向:direct,right,left)× 2(群:高
,低
)の2要
因 分 散 分 析 を行 つ た 。反 応 時 間 に お い て
,視
線 方 向 の 主 効 果 が み られ た(F(2,74)=35。
93,′ <.05)。BonferrOni法
に よ る 多 重 比 較 の 結 果,direct条
件 はright,left条
件 よ り有 意 に 短 か っ た し <.05)。right条
件 と lёft条件 に 差 は み られ な か つ た(2.sう。 群 の 主 効 果 及 び 交 互 作 用 は み られ な か つ た(F(1,37)=0.53,コ
.s.;F(2,74)=0.94,
コ。s.)。 エ ラー 数 で は 視 線 方 向 の 主 効 果 と群 の 主 効 果,及
び 交 互 作 用 は み られ な か つ た1(F (1.70,63.16)=2.23,2.s.;」 F(1, 37)=0。
24,″ 。s.;F (1.70,63.16)=0。
18, コ.s.)。 23第
4章
考 察 4‐1.全
実 験 参 加 者 の パ フ ォ ー マ ン ス 直 視 と左 右 を 向 い た 目 を 用 い た 視 覚 探 索 課 題 を 用 い て,視
線 方 向 に よ つ て 探 索 速 度 と正 確 さが 異 な る か を,反
応 時 間 とエ ラ ー 数 を 指 標 に して 調 べ た 。 全 実 験 参 加 者 に て 直 視 と左 右 を 向 い た 日 の 検 出 速 度 を 比 較 した と こ ろ,直
視 視 線 は 左 右 に逸 れ た 視 線 よ り も速 く検 出 して い た 。 ま た,左
右 の 反 応 時 間 に は 違 い は み られ な か つ た 。こ の こ とか ら,本 研 究 に お い て もvon Grinau&Anston(1995)
に よ る “stare‐in‐the‐crowd effect"が
確 認 され た とい え る。 た だ し,エ
ラ ー 数 は 視 線 方 向 に よ つ て 差 が な か っ た 。 探 索 対 象 とな る視 線 方 向 自体 が 検 出 の 正 確 性 に 影 響 を 与 え て い る わ け で は な か つ た と考 え る。 これ はSenju et al.(2005)
の研 究 と同 様 の 結 果 で あ つ た 。 本 研 究 か ら,探
索 対 象 が 直 視 に な る こ と に よ つ て 検 出 効 率 が 上 が る の は,時
間 の み で あ る と考 え られ る。 反 応 時 間 とエ ラ ー の 間 に は 有 意 な 相 関 関 係 を 見 い だ せ な か っ た こ とか ら,両
変 数 は トレー ドオ フ の 関 係 に な い と考 え られ る。 こ の た め;両
変 数 の 意 味 合 い は 独 立 した も の と して 考 え られ る。 4‐2.各
個 人 変 数 が 視 線 刺 激 探 索 に 及 ぼ す 影 響 4‐ 2‐1.直
視 刺 激 の 検 出 速 度 に つ い て 本 研 究 で は,視
覚 探 索 課 題 を 用 い て,社
会 不 安 の 程 度 に よ つ て 視 線 の 検 出 に 影 響 を 与 え る か を 調 べ る こ と を 目的 と した 。 直 視 と左 右 に 逸 れ た 視 線 刺 激 に よ る視 覚 探 索 課 題 を用 い,検
出 時 間 とエ ラ ー 数 に つ い て,視
線 方 向 と尺 度 高 低 群 に よ ら て 差 が み られ る か を比 較 した 。 そ の 結 果,不
安 と抑 うつ,社
会 不 安 の 各 尺 度 高 低 群 間 で は ,直 視 視 線 の 検 出 速 度 に 差 が み られ な か っ た 。こ の こ とか ら, 仮 説 で あ つ た 高 社 会 不 安 者 に よ る 直 視 検 出 時 間 の 短 縮 は み られ な か っ た 。 そ の 24た め
,高
社 会 不 安 者 に お い て 直 視 に 対 す る注 意 バ イ ア ス は 起 こ らな い こ とが 示 唆 され る。 しか し注 意 バ イ ア ス が 観 察 され な か っ た 理 由 と して,本
研 究 で 用 い た 視 線 刺 激 が,社
会 不 安 高 群 に と つ て 十 分 に 脅 威 で な か つ た 可 能 性 が 挙 げ られ る。 注 意 バ イ ア ス は,刺
激 が 個 人 に と っ て 脅 威 で あ る こ と を モ デ ル の 軸 に して い る た め,今
後 は 直 視 画 像 が 脅 威 刺 激 と して 十 分 に 評 価 され る か を 検 討 す る 必 要 が あ る と考 え られ る。 4‐2‐2.逸
れ の 検 出 速 度 に つ い て 検 出 時 間 とエ ラ ー 数 に つ い て,視
線 方 向 と尺 度 高 低 群 に よ つ て 差 が み られ る か を比 較 した と こ ろ,不
安 と抑 うつ,FNEの
各 尺 度 高 低 群 間 で は,直
視 視 線 の 検 出 速 度 とエ ラ ー に 差 が み られ な か っ た 。 一 方 で 左 右 に逸 れ た 視 線 の 検 出 時 間 に お い て,LSASの
高 社 会 不 安 者 は 低 社 会 不 安 者 よ り も反 応 時 間 が 短 か っ た 。 こ の こ とか ら本 実 験 手 続 き に よ っ て 何 らか の 注 意 バ イ ア ス が 引 き 出 せ た と考 え る。 しか し,直
視 視 線 に つ い て は こ の 傾 向 が み られ な か っ た た め,高
社 会 不 安 者 に よ る 直 視 検 出 時 間 の 短 縮 とい う仮 説 は 確 認 す る こ とが で き な か つ た 。 一 方 で 高 社 会 不 安 者 は 右 と左 を 向 い た 視 線 の 検 出 時 間 が 一 貫 して 短 か っ た 。 こ の た め,逸
ら した 視 線 へ の 注 意 バ イ ア ス が 考 え られ る。 こ の 現 象 は ,高 社 会 不 安 者 が 不 安 喚 起 場 面 に お い て そ の 不 安 事 態 を避 け た り, 不 安 に 伴 う身 体 変 化 を 他 者 か ら隠 し た りす る(Clark&Wells,1995),安
全 確 保 行 動(safety behavior:Salkovskis,1991)と
類 似 して い る と考 え られ る。 岡 島・ 坂 野(2008b)はSAD患
者 の 不 安 対 象 に 関 す る行 動 傾 向 に つ い て 概 観 し,恐
怖 場 面 を 回 避 で き る場 合 に は 回 避 し,回
避 が 難 しい 場 合 に は 不 安 や 苦 痛 を軽 減 す る 安 全 確 保 行 動 を行 う と述 べ て い る 。そ の 一 例 と して,岡
島 ら(2007a)は 社 会 不 安 障 害 に お け る 「恐 怖 場 面 内 で の 回 避 行 動 」 を 評 価 す る尺 度 を 作 成 す る 中 で,避
け る対 象 と して ア イ コ ン タ ク ト事 態 と他 者 評 価 され る事 態 の2因
子 を抽 出 した 。 25社 会 不 安 の 臨 床 像 と して
,
日が あ わ な い 刺 激 を 探 索 す る こ とが 特 徴 で あ り,本
研 究 の 結 果 も そ れ に 関 連 す る も の で あ る 可 能 性 が あ る。ま た,本
研 究 で はFNE
の 高 低 で は,逸
れ た 視 線 の 検 出 時 間 に 差 が み られ な か っ た 。 これ らは,他
者 評 価 へ の 不 安 と ア イ コ ン タ ク トに 対 す る 回 避 ま た は 逃 避 を 分 け た 岡 島 ら(2007a) の 因 子 分 析 の 結 果 と類 似 して い る。LSASの
項 目 に つ い て 詳 し く検 討 した と こ ろ,逸
れ た 視 線 の 検 出 時 間 短 縮 は 回 避 項 目の 高 低 に 依 存 す る こ とが 判 明 した 。 一 方 で,社
会 的 場 面 で の 恐 怖 感 や 不 安 感 に よ る検 討 で は 差 は み られ な か っ た 。 こ の こ とか ら,自
己 報 告 の 社 会 場 面 か ら の 回 避 と,実
際 場 面 で の 注 意 に よ る 回 避 は 一 致 して い る と考 え られ る。LSAS恐
怖 感/不安 感 の 高 群 に つ い て は,LSAS回
避 と の 相 関 が あ る た め,明
確 な 区 別 は難 しい が,脅
威 対 象 に 恐 怖 や 不 安 を 抱 い て も,回
避 や 逃 避 を 多 用 しな い 対 象 者 で あ る と想 定 され る。 こ の 場 合,恐
怖 や 不 安 に つ い て そ の 場 に じ つ と 耐 え て い る こ とが 想 定 され る。 そ うす る こ とで 逸 れ た 視 線 方 向 へ の 回 避 ま た は 逃 避 は 生 起 しな か っ た と考 え られ る 。LSASの
回 避 項 目 を さ ら に 詳 し く分 析 した と こ ろ:社
会 場 面 で の パ フ ォ ー マ ン ス に 対 す る 回 避 傾 向 の 高 い 者 は 低 い 者 と比 べ,逸
れ た 視 線 へ の 反 応 時 間 が 短 か っ た 。 これ は 本 実 験 の 設 定 に よ る 要 因 が 大 き い と考 え られ る。 本 実 験 で は 多 くの 日の 画 像 の 中 か ら タ ー ゲ ッ ト刺 激 の 検 出 を 求 め た 。 これ は ス ピ ー チ 場 面 の よ うな 多 くの 他 者 に み られ な が ら作 業 をす る とい う設 定 と類 似 して い る と考 え られ る。 一 方,社
交 場 面 で の や り取 りを想 定 す る た め に は や や 設 定 が 異 な つ て い た こ とで,LSAS回
避Sに
お い て は,Pと
同 様 の 差 が 見 られ な か つ た 可 能 性 が あ る。 社 交 状 況 で の 注 意 機 能 を調 べ る場 合,よ
り相 互 的 な や り取 り を 求 め る 課 題 を設 定 す る必 要 が あ る と考 え る 。 本 研 究 に お い て 捨 て き れ な い 可 能 性 と して,本
実 験 刺 激 の 逸 れ に 対 して,直
視 と異 な っ た 情 動 評 価 を 行 つ て い た 可 能 性 が 挙 げ られ る。 本 研 究 に お い て は 表 26情 の 効 果 を 緩 和 す る た め に 眼 部 の み を 取 り出 して 実 施 した が
,そ
れ 自体 が どの よ うな 情 動 評 定 が な され て い た か は 不 明 で あ る。 本 結 果 が 情 動 価 の 差 に よ る場 合,ネ
ガ テ ィ ブ な 情 動 評 価 に よ つ て 高 社 会 不 安 者 は 低 社 会 不 安 者 と比 べ て,探
索 時 間 が 短 く な つ た と も 考 え ら れ る 。Schmitz,Scheel,Rigon,Gross,&
Blechert(2012)は
社 会 不 安 の 高,低
者 に 対 して 眉 毛 を 含 ん だ 眼 部 の 写 真 を1枚
ず つ 呈 示 し,情
動 評 価 を 実 施 した 。`その 中 で,実
験 参 加 者 全 体 に よ る 情 動 評 価 は 逸 れ た 目 よ り も直 視 の 方 が 快 で あ る と判 定 され た 。 しか し,高
社 会 不 安 者 に と つ て 直 視 が 恐 怖 を 喚 起 す る刺 激 で あ る と され て い る (Schneier et al.,2011)。 さ ら に,課
題 の 特 性 上 右 を 向 い た 目が タ ー ゲ ッ トの 時,左
を 向 い た 目が 妨 害 刺 激 と な つ て い る。 左 右 に 逸 れ た 日 の 探 索 速 度 に 差 が み られ な か っ た た め,こ
れ らは 同 じ刺 激 とみ な す こ とが で き,こ
の 解 釈 を採 用 す る場 合,高
社 会 不 安 者 に と つ て,探
索 画 面 の 全 刺 激 が 脅 威 刺 激 とな る こ とが 想 定 され る。 視 覚 探 索 課 題 の 難 易 度 や 顕 在 性 に は,タ
ニ ゲ ッ ト刺 激 と妨 害 刺 激 の類 似 性 が 関 わ る こ とが 知 られ て い る(田 中・ 西 田・ 小 川,2011,レ
ビ ュ ー と して 横 澤・ 熊 田 ,1996)。 類 似 方 向 へ の 情 動 を持 つ,刺
激 内 の 探 索 で は タ ー ゲ ッ ト刺 激 の 優 位 性 が 発 揮 され な い こ とが 予 測 され る た め,こ
の 可 能 性 は 低 い と考 え られ る。 不 安 の 高 低 に よ つ て 検 出 時 間 に 差 が み られ な か つ た こ とか ら,恐
怖 表 情 へ の 反 応 と異 な り,高
不 安 者 に と つ て バ イ ア ス を 示 す 対 象 で は な い と考 え られ る。 本 研 究 の 視 線 に 関 して は,社
会 不 安 の 高 低 の み に 差 が み られ た 。 視 線 刺 激 は コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に 関 連 した 刺 激 で あ り,コ
ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン を ど の よ うに と ら え る か とい う個 人 要 因 に 限 定 的 な 刺 激 で あ る とい え る。 こ の た め,視
線 刺 激 は よ り社 会 不 安 に 特 徴 的 な 注 意 傾 向 を表 した 指 標 とな りえ る と考 え られ る。 4‐ 2‐3.直
視 条 件 の 探 索 の 速 さ に つ い て 全 尺 度 の 高 低 群 比 較 に お い て,直
視 刺 激 は 左 右 の 視 線 刺 激 よ り も速 く検 出 され た 。 こ の た め ,“stare‐in‐