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新入生実態アンケート調査の分析(2) 「経済・生活状況」および「読書等」

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(1)

共 同 研 究

大 学 生 」 に 関 す る総 合 的研 究H〕

新 入 生 実 態 ア ン ケ ー ト調 査 の分 析(2)

経 済 ・生 活 状 況 」 お よ び 「

読 書 等 」

1.は じ め に

本 稿 は,拙 稿 「

新 入 生 実 態 ア ンケ ー ト調査 の 分析(1)「

フ ェ イス」 お よび 「

大 学(本 学)

の選 択 理 由 ・入 学 後 の 期 待 等 」

」(木 下,2011)の

続 編 で あ る 。 今 回 は,2010年

度 まで 実 施 さ

れ て い た 新 入 生 実 態 ア ンケ ー ト調 査 の うち,新

入 生 の 「

経 済 ・生 活 状 況 」 と 「

読 書 等 」 に 関

す る 設 問 の 分 析 結 果 につ い て 報 告 す る 。

我 々 の 共 同研 究 で は,現 代 大 学 生 の特 徴 を把 握 す る た め に独 自の 調 査1)を 実 施 して い る ほ

か,大 学 内 の諸 機 関 が 実 施 して い る既 存 調 査 の再 検 討 ・再 活 用 とい う課 題 に も取 り組 ん で き

た。 本 学 に限 定 して も,授 業 評 価 を は じめ,大 学 生 の 特 徴 や,大 学 教 育 の あ り方 を考 え る た

め に 重 要 と思 わ れ る調 査 が 各 種 実 施 され て い る 。既 存 調 査 デ ー タ を最 大 限 活 用 す る こ と も,

大 学 生 の 特 徴,変

化 の 動 向 を把 握 し,有 効 な施 策 を立 案 ・実 施 す る た め に欠 か す こ との で き

な い作 業 で あ ろ う。

特 に,本 学 が2010年 度 ま で 毎 年 実 施 して きた新 入 生 実 態 ア ン ケ ー ト調 査 は,全 新 入 生 を対

象 と し,回 収 率 も き わ め て 高 い2)。また,基

本 的 に同 一 の 設 問 で あ る た め,経

年 変 化 の 分 析

に も適 して い る(設 問 内 容 は本 論 末 尾 に掲 載 し た2010年 度 調 査 票 を参 照)。 か つ て は 毎 年 冊

子 で 配 布 され て い た こ と を覚 え て い る 方 もお ら れ よ う3)。こ の調 査 は,2004年

度 デ ー タ よ り

エ ク セ ル 形 式 で も対 応 可 能 と な り,分 析 の 汎 用 性 が 高 ま っ た 。 我 々 は この デ ー タ を,統 計 解

1)岩 田(2012)参 照 。 2)各 年 度 の 回収 率(デ ー タ上 の ケ ー ス 数/入 学 者 数(2次 手 続 き完 了 者 数,入 試 課 資 料))は,2004 年 度98.1%,2005年 度98.6%,2006年 度98.2%,2007年 度98.8%,2008年 度98.6%,2009年 度92.8%, 2010年 度88.9%で あ る。 ち な み に,学 生 生 活 委 員 会 が 実 施 して い る 「桃 山学 院 大 学 生 の学 生 生 活 上 の 諸 活 動 に関 す る 実 態 調 査(以 下,学 生 実 態 調 査 と呼 ぶ)」 の うち,本 学 ホ ー ムペ ー ジ に掲 載 され て い る2008年 度,2009年 度,2011年 度,2012年 度 の 回収 率 と回 答 者 数 を紹 介 して お く と,2008,2009年 度 は郵 送 法 で 実 施 され,そ れ ぞ れ24.4%(244人),23.5%(235人)と い う低 い 回 収 率 で あ る 。2011, 2012年 度 は 授 業 を使 っ た 集 合 法 で実 施 され,そ れ ぞ れ49.7%(511人),35.1%(382人)(回 収 率 は 当 該 科 目 の履 修 者 数 を分 母 と して 計 算)で あ った 。 新 入生 実 態 ア ン ケ ー ト調 査 が,い か に 貴 重 な デ ー タ で あ っ た か を示 す 結 果 で あ る 。 3)筆 者 も,た ま た ま1995年 度 新 入 生 実 態 調 査 ア ン ケ ー ト報 告 書 と2000年 度 新 入 生 実 態 調査 ア ン ケ ー ト 報 告 書 を保 存 し てい る 。 設 問 項 目や 選 択 肢 が 変 わ っ て い る 部 分 も多 く,完 全 な比 較 は で き ない が,い くつ か比 較 可 能 な部 分 に つ い て は注 の な か で 紹 介 した い 。 キ ー ワ ー ド:大 学 生 の 質,既 存 調 査 の活 用,新 入 生 実 態 ア ンケ ー ト調 査

(2)

析 パ ッケ ー ジSPSSに

読 み 込 ませ,さ

らに 各 年 度 の デ ー タ を結 合 させ て,一 つ の デ ー タ フ ァ

イ ル を作 成 した 。

先 の拙 稿 で は,こ の 調 査 の 設 問1-16(「

フ ェ イ ス 」 お よび 「

大 学(本

学)の 選 択 理 由 ・入

学 後 の期 待 等 」)に つ い て,主

に経 年 変 化 を概 観 した 。 そ こで は,2004-2010年

の7年

間 だ け

で も,一 般 入 試 か ら推 薦 入 試 へ の シ フ ト,受 験 雑 誌 離 れ の傾 向 が み られ た ほ か,広

く情 報 を

集 め る よ り も,先 生 の 勧 め に従 う素 直 な 新 入 生 の増 加,就

職 や 卒 業 な ど,近 視 眼 的 な 目標 を

意 識 す る ばか りで,大 学 で 学 ぶ こ との価 値 を理 解 して い な い 新 入 生 増 加 の 可 能 性 を指 摘 した 。

た だ し,そ れ は 多 岐 に わ た る設 問 項 目の ご く一 部 を概 観 した に す ぎ な い 。 「む しろ,こ

で の分 析 を一 例 と して 「この よ う な分 析 はで きな い か 」 とい う リ ク エ ス トや,自

らの 手 で直

接 デ ー タ を分 析 した い とい う希 望 が 各 学 部 学 科 や 学 内 各 所 管 か ら寄 せ られ る こ と を期 待 」 し,

新 入 生 実 態 ア ンケ ー ト調 査 を は じめ とす る様 々な既 存 調 査 が,多 様 な形 で 活 用 され る呼 び水

に な る こ とを願 った の だ が,残 念 な が らそ の よ う な要 望 や リ クエ ス トは 皆 無 で あ り,お まけ

に新 入 生 実 態 ア ンケ ー ト調 査 そ の もの が 廃 止 され た 。 ま っ た く不 徳 の 致 す とこ ろ で あ り,断

腸 の思 い で あ る 。

しか し,大 学 や 学 生 を巡 る 環 境 の変 化 はめ ま ぐ る し く,そ れ に伴 う学 生 気 質 の 変 化 に も無

視 で きな い もの が あ る。 本 稿 で は,2004年

か ら2010年 の7年 間 にお い て,特

に変 化 が 顕 著 に

み られ た 「

経 済 ・生 活 状 況 」 と 「

読 書 等 」 に 関 す る 設 問 の分 析 結 果 につ い て報 告 す る4>。担

当事 務 所 管 や 各 種 委 員 会 で は,す

で に 自明 の こ とか も知 れ な い が,デ

ー タ を数 字 の 形 で 示 し,

そ の 要 因 につ い て 分 析 す る こ とで,さ

ら に認 識 が 深 ま り,そ

して 担 当 以外 の教 職 員 に も認 識

の共 有 が さ れ る と した ら,そ れ だ け で も意 義 の あ る こ とで あ ろ う。

2.「 経 済 ・生 活 状 況 」(設 問29-34)

(1)「 経 済 ・生 活 状 況 」 の 変 化 ① 奨 学 金 ま ず,大 き な 変 化 が み ら れ る 項 目 と し て,「 経 済 ・生 活 状 況 」 に つ い て み て い こ う 。 表1 は,「 奨 学 金 の 必 要 度 」(設 問31)を 年 度 別 に 集 計 した 結 果 で あ る 。2004年 度 に は30.8%で あ っ た 「必 ず 受 け た い 」 が,2010年 度 に は46.0%へ と,15ポ イ ン ト以 上 増 加 し た 。 特 に2009年 度 に は,前 年 度 よ り も6.7ポ イ ン ト増 加 して い る 。 ち な み に,本 学 学 生 の な か で,日 本 学 生 支 援 奨 学 金 受 給 者(第 一 種 お よ び 第 二 種 奨 学 金 の 合 計)の 比 率 を示 し た の が グ ラ フ1で あ る 。2009年 度 に59%と,前 年 度 よ り も20ポ イ ン ト も 上 昇 し,そ の 後 も40%台 後 半 で 推 移 し て い る 。 意 識 だ け で は な く実 態 と し て も,奨 学 金 の 重 要 度 は 高 ま っ て い る 。2009年 度 は,そ の 前 年 に い わ ゆ る リ ー マ ン ・シ ョ ッ ク が あ っ た 翌 年 で 4)調 査 は新 入 生 の 自 己 申告 で あ る た め,若 干 の ケ ー ス で は 未 記 入 や 誤 記 入 等 も あ る 。 未 記 入 や 単 純 な 誤 記 入 は 分析 か ら除 外 した が,論 理 的 に 疑 問 の あ る誤 記 入 等)は 判 別 が 難 し く,そ の ま まの 状 態 で あ る こ とを ご承 知 願 い た い 。 な お,今 回 も留 学 生 は分 析 か ら除 外 した 。

(3)

表1.奨 学 金 の 必 要 度 奨学金の必要度 合計 必 ず受けたい 希望 するが受 け られなけれ ば仕方 ない 考 え てい な い 受ける必要 な い 実施2004年 度 年 度 520 30.8 375 22.2 643 38.1 149 8.8 1687 100.0 2005年 度 548 32.8 346 20.7 631 37.8 145 8.7 1670 100.0 2006年 度 595 36.5 334 20.5 578 35.4 125 7.7 1632 100.0 2007年 度 592 38.0 314 20.2 545 35.0% 106 6.8 1557 100.0 2008年 度 642 39.1 321 19.5 554 33.7 125 7.6 1642 100.0 2009年 度 758 45.8 338 20.4 456 27.6 103 6.2 1655 100.0 2010年 度 692 46.0 284 18.9 451 30.0 76 5.1 1503 100.0 合計 4347 38.3 2312 20.4 .. 34.0 829 7.3 11346 100.0 59% 70 60 48%49%50% 45 39%40 35% 30% 3025 20 10% 0% 2005年 度2006年 度2007年 度2008年 度2009年 度2010年 度2011年 度2012年 度

グ ラ フ1.日

本 学 生支援 奨 学金 受給者 の推 移(学 生支援 課 資料 よ り作 成)

あ る 。 リ ー マ ン ・シ ョ ッ ク に よ る 経 済 状 況 の 激 変 が,学 生 た ち の 就 職 活 動 に 与 え た 打 撃 の 大 き さ は よ く知 ら れ た こ と で あ ろ う が,そ の ほ か の 学 生 生 活 に も 多 大 な 影 響 を 与 え て い た 可 能 性 が 示 唆 さ れ る 結 果 と 言 え よ う 。 も っ と も,「 本 学 の 奨 学 金 に つ い て 」(設 問30)を み る と,「 よ く知 っ て い る 」 は7%前 後 で 変 わ ら な い(表2)。 し か し,「 関 心 な し」 が2004年 度 の26.7%か ら2010年 度 は18.9%へ 減 少 し,「 関 心 あ る が 親 任 せ 」 が19.7%か ら32.6%に 増 加 し て い る 。 回 答 者 の 多 く が18歳 で あ る こ と を 考 え る と,奨 学 金 の 内 容 ま で 把 握 す る の は 難 しい だ ろ う 。 し か し,た と え 「親 任 せ 」 で あ っ た と し て も,奨 学 金 へ の 関 心 が 増 加 し て い る 傾 向 は,こ の 表 に も 示 さ れ て い る 。

(4)

表2.本 学 で の 奨 学 金 に つ い て 奨 学 金 につ い て 合計 よ く知 って い る 関心 あ る が わ か らな い 関心あ るが親 任せ 関 心 な し 実施2004年 度 年 度 129 7.6 776 45.9 333 19.7 452 26.7 1690 100.0 2005年 度 105 6.3 775 46.2 385 23.0 411 24.5 1676 100.0 2006年 度 123 7.5 775 47.5 362 22.2 373 22.8 1633 100.0 2007年 度 101 6.5 676 43.4 438 28.1 344 22.1 1559 100.0 2008年 度 114 6.9 677 41.1% 480 29.1 378 22.9 1649 100.0 2009年 度 125 7.5 Boa 42.3 524 31.6% 308 18.6 1659 100.0 2010年 度 108 7.2 621 41.3% 491 32.6% 285 18.9 1505 100.0 合計 805 7.1 5002 44.0 3013 26.5 2551 22.4 11371 100.0 ② 学 費 納 入 手 段 ・ア ル バ イ トの 目 的 「主 な 学 費 納 入 手 段 」(設 問29)の 経 年 変 化 を 表3に 示 す 。 注 目 す べ き 変 化 と し て,第 一 に,「 家 庭 か ら 」 と い う 回 答 の2004年 度 の74.0%か ら,2010年 度 に は63.1%へ と10ポ イ ン ト 以 上 の 減 少 が 指 摘 で き る 。 第 二 に,そ れ で は ど こ か ら 納 入 す る か と い う と,「 奨 学 金 」 と言 う 回 答 が18.0%か ら32.2%へ と 増 加 し て い る(「 ア ル バ イ ト代 」 は,変 化 な し,あ る い は や や 減 少 気 味 とす ら 言 え る)。 こ の 結 果 か ら も,奨 学 金 の 重 要 度 の 高 ま りが う か が え る 。 主 な 学 費 納 入 手 段 に は,あ ま り 選 ば れ て い な い ア ル バ イ トで あ る が,そ の 目 的 と必 要 度 表3.主 な学 費 納 入 手 段 学 費納入手段 合計 家庭 か ら ア ルバ イ ト代 奨学金 教 育 ロ ー ン 銀行借 り 入れ 親戚等 の 援助 その他 実 施2004年 度 年 度 1251 74.0 65 3.8 304 18.0 46 2.7 10 0.6 8 0.5 6 0.4 1690 100.0 2005年 度 1203 71.9% 76 4.5 327 19.6% 36 2.2 9 0.5 14 0.8 7 0.4 1672 100.0 2006年 度 1131 69.1 54 3.3 383 23.4 43 2.6 11 0.7 9 0.6 5 0.3 1636 100.0 2007年 度 1112 71.6% 41 2.6 346 22.3 27 1.7% 12 0.8 11 0.7 5 0.3 1554 100.0 2008年 度 1110 67.4 41 2.5 433 26.3 36 2.2 10 0.6 10 0.6 7 0.4 1647 100.0 2009年 度 1053 63.5 30 1.8% 514 31.0% 41 2.5 8 0.5 7 0.4 4 0.2 1657 100.0 2010年 度 .・ 63.1 30 2.0 484 32.2% 24 1.6% 4 0.3 8 0.5 4 0.3 1502 100.0 合計 7808 68.7 337 3.0 2791 24.6 253 2.2 64 0.6 67 0.6 38 0.3 11358 100.0

(5)

表4.ア ル バ イ トの 目的 と必 要 度 ア ル バ イ ト目的 と必 要 度 合計 学費 と生 活費 学費 生活費 クラブ活 動 費 旅 行 ・レ ジ ャ ー 費 必 要 な い が よ い の が あ れ ばす る 考 え て い ない 実 施2004年 度 年 度 349 20.7 161 9.5 477 28.3 75 4.4 378 22.4 200 11.9% 46 2.7 1686 100.0 2005年 度 331 19.8% 166 9.9 528 31.6 65 3.9 370 22.1 168 10.0 44 2.6 1672 100.0 2006年 度 354 21.7% 170 10.4 497 30.4 74 4.5 316 19.3 170 10.4 54 3.3 1635 100.0 2007年 度 391 25.2 153 9.9 473 30.5 58 3.7 269 17.3 132 8.5 77 5.0 1553 100.0 2008年 度 405 24.5 163 9.9 509 30.8 103 6.2 250 15.1 148 9.0 75 4.5 1653 100.0 2009年 度 488 29.4 164 9.9 520 31.4% 60 3.6% 223 13.4% 138 8.3 65 3.9 1658 100.0 2010年 度 459 30.5 153 10.2 447 29.7 60 4.0 195 12.9 132 8.8 61 4.0 1507 100.0 合計 2777 24.4 1130 9.9 3451 30.4 495 4.4 2001 17.6% 1088 9.6 422 3.7 11364 100.0 (設 問34)を 見 る と,や は り注 目 す べ き 変 化 が み ら れ る(表4)。 ひ とつ は,「 学 費 と生 活 費 」 と 回 答 し た 割 合 の 変 化 で あ る 。2004年 度 の20.7%が,2010年 度 に は30.5%と10ポ イ ン ト近 く 増 加 し て い る 。 ふ た つ は 「旅 行 ・ レ ジ ャ ー 費 」 で あ る 。22.4%か ら12.9%へ と,10ポ イ ン ト 近 く 減 少 し て い る 。 奨 学 金 の 必 要 性 の 高 ま り や,ア ル バ イ ト目 的 の 変 化 を み る と,家 庭 に 頼 り切 る こ と が で き ず,奨 学 金 や ア ル バ イ トに よ っ て,な ん と か 学 業 を 継 続 し よ う とす る 学 生 の 増 加 傾 向 を う か が う こ と が で き よ う5) ③ 主 た る 家 計 支 持 者 の 年 収 年 度 別 の 「主 た る 家 計 支 持 者 の 年 収 」(設 問32)を 示 し た の が 表5で あ る 。 「400万 円 未 満 」 が2004年 度 の25.1%か ら2010年 度 は32.6%へ と 増 加 し て い る 。 よ り わ か りや す くす る た め に, 「400万 円 未 満 」 「400-800万 円 未 満 」 「800万 円 以 上 」 に3区 分 し 直 し た の が グ ラ フ2で あ る 。 「800万 円 以 上 」 が26.1%か ら15.7%へ と,10ポ イ ン ト以 上 減 少 し て い る 。 低 年 収 層 へ の シ フ ト傾 向 を は っ き り見 て 取 る こ と が で き る 結 果 で あ る 。 5)奨 学 金 の 必 要 度 と ア ル バ イ トの 目 的 に つ い て は,1995年 度,2000年 度 の 結 果 と比 較 可 能 で あ る 。 奨 学 金 を 「必 ず 受 け た い 」 と い う 回 答 は1995年 度 で19.1%,2000年 度 で23.1%で あ る 。 ア ル バ イ ト 目 的 で 「学 費 と 生 活 費 」 と の 回 答 は,そ れ ぞ れ12.1%,15.6%で あ り,「 旅 行 ・ レ ジ ャ ー 費 」 は,そ れ ぞ れ27.4%,32.3%で あ っ た 。 現 在 と は 全 く異 な る 結 果 と 言 え よ う 。

(6)

表5.主

た る家 計支 持者 の年 収

主 たる家計 支持 者の年収(税 込) 合計 400万 円 未 満 400万 以 上 600万 円 未 満 600万 以 上 800万 円 未 満 800万 以 上 1000万 円未 満 1000万 以 上 1500万 円 未 満 1500万 以 上 実 施2004年 度 年 度 403 25.1 395 24.6 389 24.2 264 16.4 123 7.7 32 2.0 1606 100.0 2005年 度 394 24.7 393 24.7 380 23.9 272 17.1 117 7.3 37 2.3 1593 100.0 2006年 度 :1 24.6 414 26.8 345 22.3 254 16.5 116 7.5 35 2.3 1544 100.0 2007年 度 352 23.8 404 27.3 365 24.7 237 16.0 99 6.7 22 1.5% 1479 100.0 2008年 度 420 27.2 425 27.6 334 21.7% 237 15.4% 96 6.2 30 1.9% 1542 100.0 2009年 度 476 30.6% 442 28.4 342 22.0 185 11.9% 80 5.1 32 2.1 1557 100.0 2010年 度 466 32.6% 423 29.6 315 22.0 140 9.8 61 4.3 24 1.7% 1429 100.0 合計 2891 26.9 2896 26.9 2470 23.0 1589 14.8 692 6.4 212 2.0 10750 100.0 2004年 度 2005年 度 2006年 度 2007年 度 2008年 度 2009年 度 2010年 度 IIII

25.1%148.8%126.1%

llll

24.7%148.5%126.7%

llll

24.6%149.2%126.2%

llll

23.8%152.0%124.2%

llll

27.2%149.2%1235%

llll

30.6%150.4%Il9.1%

llll

32.6%151.6%Il5.7%

llll opro 20%40%60%80% 口400万 円未 満 口400-800万 円 口800万 円 以 上 100 グ ラ フ2.主 た る 家 計 支 持 者 の 年 収(3区 分)

(2)年

収 別 の 変 化

① 奨 学 金 の 必 要 度

こ こで,先

に指 摘 した奨 学 金 の 必 要 度 の 高 ま り,ア ルバ イ ト目 的 の 変 化 が,年

収 と どの よ

う な 関係 に あ るの か 見 てお こ う。 グ ラ フ3は,年

収3区 分 ご と に,奨 学 金 を 「

必 ず受 け た い」

と回答 した比 率 の 経 年 変 化 を示 した もの で あ る 。 年 収 に よっ て 回答 比 率 に歴 然 と した 差 が 存

在 す る が,ど

の 年 収 層 で も近 年 上 昇 傾 向 が み られ る こ と も注 目で き よ う。

(7)

:1'・ 70 60

_%/:随=・4.・%

50

福 一 爺

'58.3 40 ●4θ 三モ% 一一一一一一一一・41 .9 30 ..._..,一 ・ ・3酬 珊 ・・・・・・…35、9%唖 匿一…'°'37:9%'"圃 ...… ● ・3工9% ● ・271ラ%

ぴ,8㎡4-一

ζ

゜茄9張

゜244%

20 ●14.6% 10% 2004年 度2005年 度 一 一400万 円 未 満 2006年 度2007年 度2008年 度2009年 度2010年 度 ・・○ …400-800万 円 一t-800万 円 以 上 グ ラ フ3.奨 学 金 「必 ず 受 け た い 」 の 推 移(年 収 別)

② ア ル バ イ トの 目的

グ ラ フ4に,ア

ル バ イ ト目的 で 「

学 費 と生 活 費 」 と 回答 した 比 率 の経 年 変 化 を示 す 。 こ こ

で も,年 収 に よる 回 答 比 率 の 差 が は っ き り存 在 す る。 しか し ま た,「800万 円以 上 」 の 動 きは

や や複 雑 だ が,「400万 円未 満 」 「400-800万 円」 で は,先

と同様,近

年 に な る ほ ど,回 答 比 率

が 高 ま る傾 向 が み られ る 。

グ ラ フ5は,ア

ル バ イ ト目的 で 「

旅 行 ・レジ ャー 費 」 の 回 答 比 率 を 年 度 ご と,年 収 層 別 に

示 した もの で あ る 。 こ こ で も,年 収 層 ご との 差 異 は 大 きい が,ど

の層 で も,減 少 傾 向 に あ る

こ とは 注 目で き よ う。

以 上 の 結 果 か ら,第 一 に,奨 学 金 の必 要 性,ア

ル バ イ ト目的 は,家 計 支 持 者 の 年 収 に よっ

50% 45

/鞠

幾43.6%

40 35

/癬! 

イ8%

30% 25 _...… ●27.6% 色207% ...・0241夢% ..,.._..○ ・22::「9δ ・・…"{)國23:T96 20 ...・◎tg:ヲ% ,/● 一鼠6艶_一 ひ 斗6麟 ○ ・†6:9% 15% 10% ' ,,4レil2:挑 一一一 一●'f2.8% ," 91耳.J70 、、一●13 .3% X8.8 5% 0% 2004年 度2005年 度2006年 度 一 一400万 円 未 満 2007年 度2008年 度2009年 度 一〇 …400-800万 円 一●:11万 円 以 上 2010年 度 グ ラ フ4.ア ル バ イ ト目 的 「学 費 と生 活 費 」 の 推 移(年 収 別)

(8)

35% 30 ●劃.0% 25 、、 \ ◆28艦 一一一・-27磁 ∼ 一●' : 20 燃 ゜%・ …一・・峨Q艶 軸一●-23ユ% 一一胸一● 絵3% _ 哺一●21 .3% 15% '"04&ヱ 笈 ...弓囑'圏●・4砿% 、.... 10%

イ鷹   遜

=士e6鎚 一 濫L% ゜ 欄%一 ・・・・・・… 轍9% ...。13 .4%

一一7 .5%

5% 0% 2004年 度2005年 度2006年 度2007年 度 一 一400万 円 未 満 一〇 …400-800万 円 2008年 度2009年 度2010年 度 一●一一800万 円 以 上 グ ラ フ5.ア ル バ イ ト 目的 「旅 行 ・レ ジ ャ ー費 」 の 推 移(年 収 別)

て大 き く規 定 され,近 年 の 変 化 の 原 因 は,低 年 収 層 の 増 加 に よ る こ とが 指 摘 で きる 。 しか し

第 二 に,近 年 の変 化 は,そ れ だ け で は 説 明 し きれ な い こ と も強 調 して お こ う6)。グ ラ フ3∼

5に 示 した通 り,同 一 年 収 層 の な か で も,奨 学 金 を 「

必 ず 受 け た い」 とい う 回答 比 率 は増 加

傾 向 に あ り,ア ル バ イ ト目的 が 「

旅 行 ・レ ジ ャー 費 」 とい う回 答 は減 少 傾 向 に あ る 。 低 年 収

層 の増 加 以 外 の 要 因(例

え ば,家 庭 環 境 の 変 化,大

学 に対 す る意 識 の変 化 等)を

考 慮 す る必

要 を示 唆 す る結 果 と言 え よ う7)。

3.読 書 を め ぐ っ て(設 問47-50) (1)「 読 書 を め ぐ る 諸 項 目 」 の 変 化 ① 公 共 図 書 館 の 利 用 読 書 に 関 す る 設 問 群 に も,興 味 深 い(や や 残 念 な)変 化 の 傾 向 が み ら れ る 。 ま ず 表6に, 公 共 図 書 館 の 利 用 頻 度(設 問47)を 示 そ う 。 「利 用 し た こ と な し 」9.2%か ら13.0%,「 ほ と ん ど利 用 し な い 」51.2%か ら57.1%と,利 用 し な い 層 の 増 加 傾 向 が あ る 。 傾 向 を 単 純 化 し て み る た め に,「 月4回 以 上 」 に4,「 月 に2∼3回 」 に2.5,「 月 に1回 」 に1,「 た ま に 利 用 す る 」 に0.3,「 ほ と ん ど利 用 し な い 」 に0.1,「 利 用 し た こ と が な い 」 に0を い う ス コ ア を 与 6)試 み に,年 収3区 分 の 比 率 が,2007年 度 と同 一 で あ る と仮 定 して,2010年 度 の 奨 学 金 を 「必 ず 受 け た い」 とい う 回答 比 率 を計 算 す る と43.0%と な る,2007年 度 の 実 際 の 回答 比 率 は38.0%で あ るか ら, 年 収3区 分 の 比 率 を コ ン トロ ール して もな お5ポ イ ン トの 上 昇 で あ る 。 同 様 に,ア ル バ イ ト目 的 「学 費 と生 活 費 」 は27.9%で,2.7ポ イ ン トの 上 昇,ア ル バ イ ト目 的 「旅 行 ・レ ジ ャ ー 費 」 は13.9%で, 3.9ポ イ ン ト下 降 して い る。 7)残 念 な が ら,同 一 年 収 層 にお け る変 化 の 要 因 お よ び低 年 収 層 の増 加 以外 の 要 因 に つ い て は,こ こ で の デ ー タだ け で は わ か らな い 。 仮 説 的 に は,経 済 的 要 因 以外 の,た とえ ば 大 学 や 大 学 生 活 に対 す る 意 味 づ け の 変 化(就 職 予 備 校 と しか 考 え な い な ど)も 想 定 で き よ う。 しか し他 方,同 一 年 収 層 で あ っ て も,そ の な か で よ り低 年収 化 し て い る 可 能 性 や,介 護 費 用 な ど に よ る 支 出 の 増 大 に よっ て 家 計 そ の も の が よ り苦 し くな っ て い る 可 能 性 も考 え られ る。

(9)

表6.公

共図書 館 の利 用頻度

公共 図書館 の利用 頻度 合計 月4回 以 上 月2∼3回 月1回 た ま に利 用 す る ほ とん ど利 用 し ない 利 用 した こ と な し 実 施2004年 度 年 度 67 4.0 72 4.3 50 3.0 480 28.4 866 51.2% 155 9.2 1690 100.0 2005年 度 51 3.1 62 3.7 51 3.1 468 28.0 848 50.8 190 11.4% 1670 100.0 2006年 度 49 3.0 65 4.0 43 2.6 446 27.3 ・II 51.6% 189 11.6% 1636 100.0 2007年 度 56 3.6% 55 3.5 30 1.9% 391 25.2% 834 53.7 186 12.0 1552 100.0 2008年 度 47 2.8 53 3.2 29 1.8% 395 23.9 935 56.7 191 11.6% 1650 100.0 2009年 度 55 3.3 45 2.7 24 1.4% 405 24.4 940 56.6% 191 11.5% 1660 100.0 2010年 度 35 2.3 40 2.7 42 2.8 334 22.2 859 57.1 195 13.0% 1505 100.0 合計 360 3.2% 392 3.4 269 2.4 2919 25.7 6126 53.9% 1297 11.4 11363 100.0 0.50 0.45 0.40 0.35 0.30 a2s O.20 0.15 0.10 0.05 0.00 (1.431 1:1 0,379 0,382 0,340 0,345 0,311 2004年 度 2005年 度 2006年 度 2007年 度 2008年 度 2009年 度 2010年 度

グ ラフ6.公

共 図書館 の利用 頻度 の推 移(平 均値)

え て,年 度 ご と の 平 均 値 を 示 し た の が グ ラ フ6で あ る 。2004年 度 に は, 0.431回 の 利 用 が あ っ た が,2010年 度 に は0.311回 へ と 減 少 し て い る 。

1か 月 に 平 均 で

② 読 書 に 要 す る 費 用 読 書 に 要 す る 費 用(設 問48)で は,「 千 円 未 満 」 が62.7%か ら70.8%へ と 増 加 し て い る (表7)。 こ こ で も傾 向 を 単 純 化 し て み る た め に,「 千 円 未 満 」 に500,「 千 円 以 上2千 円 未 満 」 に1500,「2千 円 以 上3千 円 未 満 」 に2500,「3千 円 以 上4千 円 未 満 」 に3500,「4千 円 以 上 5千 円 未 満 」 に4500,「5千 円 以 上1万 円 未 満 」 に7500,「1万 円 以 上 」 に10000と い う ス コ ア を 与 え て,年 度 ご と の 平 均 値 を 示 し た の が グ ラ フ7で あ る 。2006年 度 に は い っ た ん 上 昇 し

(10)

表7.読 書 に 要 す る 費 用(1か 月) 読 書 に要 す る 費用(1ケ 月) 合計 千 円未満 千 円以上 2千 円未満 2千 円 以 上 3千 円 未 満 3千 円以 上 4千 円未 満 4千 円 以 上 5千 円 未 満 5千 円 以 上 1万 円 未 満 1万 円以 上 実 施2004年 度 年 度 1062 62.7 420 24.8 124 7.3 45 2.7 15 0.9 15 0.9 12 0.7 1693 100.0 2005年 度 1083 64.7 387 23.1 118 7.0 42 2.5 13 0.8 17 1.0% 15 0.9 1675 100.0 2006年 度 1058 64.7 372 22.7 118 7.2 38 2.3 9 0.6 27 1.7% 14 0.9 1636 100.0 2007年 度 1036 66.5 354 22.7 97 6.2 22 1.4% 21 1.3% 16 1.0% 12 0.8 1558 100.0% 2008年 度 1158 70.1 316 19.1 92 5.6% 37 2.2 22 1.3% 21 1.3% 7 0.4 1653 100.0% 2009年 度 1172 70.5 324 19.5 87 5.2% 36 2.2 13 0.8 20 1.2% 10 0.6 1662 100.0% 2010年 度 1067 70.8 280 18.6 91 6.0 21 1.4% 21 1.4% 21 1.4% 6 0.4 1507 100.0 合計 7636 67.1 2453 21.5 727 6.4 241 21% 114 1.0% 137 1.2% 76 0.7 11384 100.0 1180 1160 1140 1120 1100 1:1 1060 1040 1020 1000 ':1 ・.1 1160.1 1139.1 1134.3 1093.1 1052.0 1037.3 1039.5 2004年 度 2005年 度 2006年 度 2007年 度 2008年 度 2009年 度 2010年 度 グ ラ フ7.読 書 に 要 す る費 用 の推 移(平 均 値) た も の の,2007年 度 に 急 減 し 以 降 も 回 復 傾 向 が み ら れ な い 。2004年 度 と2010年 度 を 比 較 す る と,約100円 分 の 減 少 で あ る 。 ③ 読 書 量 そ れ で は,各 年 度 の 新 入 生 は,ど の く ら い 本 を 読 ん で い る の で あ ろ う か 。1月 に 何 冊 く ら い 読 む か とい う形 で,「 読 書 量 に つ い て 」(設 問49)を 問 う た 結 果 を,年 度 ご と に 示 し た の が 表8で あ る 。 「読 ま な い 」 と い う 回 答 が,最 も 少 な い2005年 度 に は16.9%だ っ た も の が, 2010年 度 に は26.8%に ま で 増 加 し て い る 。 嘆 か わ し い こ と で あ る 。 こ こ で も 同 様 に,「 月 に 5冊 以 上 」 に60,「 月 に3∼4冊 」 に42,「 月 に1∼2冊 」 に18,「2か 月 に1冊 」 に6,「3∼

(11)

表8.読 書 量 に つ い て 読 書量 合計 月5冊 以 上 月3∼4冊 月1∼2冊 2ヶ 月 に 1冊 3∼4ヶ 月 に1冊 半年 に1冊 読 ま な い 実 施2004年 度 年 度 128 7.6 181 10.7 369 21.8 191 11.3% 197 11.7% 309 18.3 315 18.6% 1690 100.0 2005年 度 123 7.3 154 9.2 378 22.6 177 10.6 222 13.2% 338 20.2 284 16.9 1676 100.0 2006年 度 96 5.9 170 10.4 332 20.3 199 12.2 215 13.2% 326 20.0 296 18.1 1634 100.0 2007年 度 97 6.2 128 8.2 317 20.4 186 12.0 210 13.5 312 20.1 305 19.6% 1555 100.0% 2008年 度 82 5.0% 120 7.3 362 21.9% 135 8.2 223 13.5 379 23.0 350 21.2% 1651 100.0% 2009年 度 94 5.7 133 8.0 317 19.1 162 9.7 191 11.5% 336 20.2 429 25.8 1662 100.0% 2010年 度 83 5.5 112 7.4 282 18.7 127 8.4% 200 133% 300 19.9 404 26.8 1508 100.0 合計 703 6.2 998 8.8% 2357 20.7 1177 10.3 1458 12.8% 2300 20.2 2383 20.9 11376 100.0 16 14 12 10 8 6 4 2 0 14.37 13.76 13.08 12.39 ' . 11.52 i° 2004年 度 2005年 度 2006年 度 2007年 度 2008年 度 2009年 度 2010年 度 グ ラ フ8.「 読 書 量 」 の 推 移(平 均 値) 4か 月 に1冊 」 に3,「 半 年 に1冊 」 に2,「 読 ま な い 」 に0と い う ス コ ア(年 間 の 冊 数 に 置 き換 え)を 与 え て,各 年 度 の 平 均 値 を 示 し た の が グ ラ フ8で あ る 。2004年 度 の14.37か ら, 2010年 度 はll.09に 減 少 し て い る 。 大 雑 把 に 考 え て,年 間 約3冊 分 の 減 少 で あ るx)。 8)読 書 量 は,1995年 度,2000年 度 の結 果 と比 較 可 能 で あ る 。 同 様 の ス コ ア を与 え て平 均 値 を求 め る と, 1995年 度17.4,2000年 度13.9と な った 。 こ の 違 いが 偶 然 の もの か,な ん らか の 要 因 に よ る の か こ こ で は わ か ら な い が,興 味 深 い 違 い で あ る。 な お,読 書 時 間 につ い て カ テ ゴ リー が 異 な る(「 ほ と ん ど読 ま な い」 とい う選 択 肢 が な い)た め,1995,2000年 度 の 結 果,お よ び 学 生 実 態 調 査 との 比 較 が 難 しい の が 残 念 で あ る。

(12)

表9.1日 あ た りの 読 書 時 間 読 書 時 間(1日) 合計 7時 間 以 上 5∼6時 間 3∼4時 間 1∼2時 間 1時 間 まで ほ とん ど 読 まな い ま っ た く 読 ま ない 実 施2004年 度 年 度 25 1.5 65 3.8 205 12.1 453 26.8 313 18.5 441 26.1 188 11.1 1690 100.0 2005年 度 43 2.6 54 3.2% 190 113% 442 26.4 299 17.8 455 27.1 194 11.6% 1677 100.0 2006年 度 39 2.4 6.2 3.8 176 10.8 394 24.1 304 18.6% 486 29.7 175 10.7 1636 100.0 2007年 度 24 1.5% 21 1.3 88 5.7 303 19.5 298 19.1 589 37.8 234 15.0 1557 100.0% 2008年 度 12 0.7 33 2.0 104 6.3 272 16.4 280 16.9% 669 40.4 284 17.2% 1654 100.0% 2009年 度 23 1.4 31 1.9% 91 5.5 263 15.8 286 17.2% 620 37.3 347 20.9 1661 100.0% 2010年 度 22 1.5% 24 1.6% 89 5.9% 222 14.7 250 16.6% 573 38.0 326 21.6 1506 100.0 合計 188 1.7 290 2.5 943 8.3 2349 20.6 2030 17.8 3833 33.7 1748 15.4 11381 100.0 1.6 1.4 1.2 1.O o.g O.6 0.4 0.2 0.o 1,405 1,408 1,388 0,977 0,918 :' i:': 2004年 度 2005年 度 2006年 度 2007年 度 2008年 度 2009年 度 2010年 度 グ ラ フ9.読 書 時 間 の 推 移(平 均 値) ④1日 あ た り の 読 書 時 間 読 書 時 間 の 変 化 を み て み よ う 。 表9に,「1日 あ た りの 読 書 時 間 」(設 問50)の 年 度 ご と の 結 果 を 示 す 。2004年 度 は 「ま っ た く読 ま な い 」ll.1%,「 ほ と ん ど読 ま な い 」26.1%だ っ た も の が,2010年 度 に は そ れ ぞ れ21.6%,38.0%に 増 加 し て い る 。2010年 度 の 新 入 生 の 約6割 が,読 書 習 慣 を持 っ て い な い と い う こ と に な る 。 ま っ た く も っ て 嘆 か わ し い こ と で あ る 。 こ こ で も,「7時 間 以 上 」 に7,「5∼6時 間 」 に5.5,「3∼4時 間 」 に3.5,「1∼2時 間 」 に 1.5,「1時 間 ま で 」 に1,「 ほ と ん ど 読 ま な い 」 に0.3,「 ま っ た く読 ま な い 」 に0と い う ス コ ア を 与 え て,各 年 度 の 平 均 値 を グ ラ フ9に 示 す9)。2004年 度 に 約1.4時 間 だ っ た も の が, 2010年 度 に は 約0.9時 間 に 減 少 し て い る 。 約30分 の 減 少 で あ る 。 ま た,注 目 す べ き こ と は,

(13)

大 き な 変 化 が2007年 度 に み ら れ る こ と で あ る 。 前 年 度 の1.388か ら,0.977へ と,時 間 に 戻 す と約20分 急 減 し て い る 。

(2)「 読 書 時 間 」 の規 定 要 因

①2007年 度 に何 が 起 こ っ た か?

読 書 に関 す る4つ の 設 問 の なか で,最

も変 化 量 の 大 きい 「

読 書 時 間」 を取 り上 げ て,さ

に 若 干 の分 析 を 加 え て み よ う1°)。

読 書 時 間 」 の経 年 変 化 の な か で 最 も顕 著 な の は2007年 度

に お け る激 減 で あ る。 何 が 起 こ っ た の で あ ろ うか 。2007年 と は,実

は大 学 に とっ て,「 ゆ と

り」 の 成 果 受 け 入 れ元 年 で あ っ た の で あ る"〉

。 そ こで,ゆ

と り教 育 の 影 響 を確 認 す る た め に,

現 役 入 学 者 と一 浪 して の 入 学 者 に分 け て,読 書 時 間 の 推 移 を示 した の が グ ラ フ10で あ る。 現

役 入 学 者 で は2006年 度 の1.3822か ら2007年 度0.9562へ と0.4以 上 の減 少 を示 す が,一

浪 して の

入 学 者 が2007年 度 も1.3134と 前 年 度(1.3955)と

そ れ ほ どの 違 い は な い 。 い わ ゆ る 「

ゆ と り

教 育 」 の 成 果 が,読

書 時 間 を激 減 させ た 大 きな 要 因(少

な くと も一 つ)で

あ る よ うだ 。

そ れ で は読 書 時 間 の 平 均 値 の 差 は どの よ う に して 生 み 出 され る の だ ろ うか 。 誰 もの 読 書 時

間 が1時

間弱 に収 敏 した とい うの な ら良 い の だ が,ど

う や らそ うで は な さ そ うで あ る。 グ ラ

1.7 1.6 鉄 、圭.6136 ・暫喧 腎りり噛 煽噛嚇 1.5 噸鴨軸 1.4

磁 響 摯欄 裁

顧■ .壬.3134 ,.・x..1.3531 1.3 ,ρ,' " ρ ,ρ ' ,ρ ρ , ρ 電噂 噂り 舳b り り軸 らb L 1.2 :.: ,噸 り、 馬馬 鴨 ●11つ()5 1.1 1 ・ ・ 0.9 V。Uノ づ :::1. o.g 0.7 2004年 度2005年 度2006年 度 一 一 現 役 2007年 度 一● … 一 浪 2008年 度 2009年 度 2010年 度 グ ラ フ10.読 書 時 間 の 推 移(現 役 ・一 浪 別) (2006年 度 現 役1.3822,一 浪1。3955) 9)65時 間 と か,4.5時 間 と か 読 書 す る 人 は,ど こ に 回 答 す る の だ ろ う 。 連 続 量 の 区 切 り方 と し て,社 会 調 査 関 連 の 授 業 で は,毎 年 の よ う に 学 生 に 注 意 す る 「つ っ こ み ど こ ろ 」 で あ る 。 10)ク ロ ス 表 や グ ラ フ だ け で は,変 化 量 を 正 確 に 読 み 取 る こ と は 難 し い 。 そ こ で,年 度 ご と に 差 異 が な い と仮 定 し て のx2値(尤 度 比)とF値 を 示 し て お く 。 公 共 図 書 館 利 用 頻 度(x2=83.553,F=3.370), 読 書 に 要 す る 費 用(xz=88.ll9,F=2.619),読 書 量(x2=152.455,F=9.093),読 書 時 間(x2=543.832, F=55.101)と な り,読 書 時 間 の 年 度 別 の 変 化 が 他 に 比 べ て 大 き い こ とが わ か る 。 ll)い わ ゆ る 「ゆ と り世 代 」 の 厳 密 な 定 義 に は 諸 説 が あ る が,こ こ で は 後 藤 祥 子 も2007年 を 「大 学 の, 「ゆ と り」 の 成 果 受 け 入 れ 元 年 」(後 藤,2008)と 述 べ て い る こ と を 参 考 に し た 。

(14)

65.0 60.0 55.0% 50.0 45.0 40.0 35.0% 30.0 60.8% 棚 ∫一一 一59万%

/

密.6% .・48.4%

・・9%7.翻

津4七5%…

凶1コ%

..'・ /° 珊 宣・・.納3 .3% 鱈6:ゑ% 2004年 度2005年 度2006年 度2007年 度2008年 度2009年 度 一 一 現 役 一一〇 ・・一 浪 2010年 度 グ ラ フ11.「 読 書 習 慣 無 し層 」 の 推 移(現 役 ・一 浪 別)

フ11は,「 ほ とん ど読 ま な い 」 あ るい は 「

ま っ た く読 ま ない 」 の 回答 者 を 「

読 書 習 慣 無 し層 」

と考 え て,二

つ の 回 答 比 率 を合 算 した う えで,現 役 ・一 浪 別 に経 年 変 化 を示 した もの で あ る 。

現 役 入 学 者 で は2007年 度 に53.6%と 前 年 度 よ り も12ポ イ ン ト以 上 増 加 し,2012年

度 に は な ん

と6割 が 「

読 書 習慣 無 し層 」 とな っ て い る。 つ ま り,こ の(大 学 と して は あ ま り歓 迎 で きな

い)「 読 書 習 慣 無 し層 」 の 増 加 こ そ が,読

書 時 間 の 平 均 値 を減 少 させ て い る大 き な 要 因 な の

で あ る 。

しか し,そ れ で は2007年 度 以 降 の現 役 入 学 者 と一 浪 して の 入 学 者 の差 異 は,何

に よ っ て生

じて い る の だ ろ うか 。 「ゆ と り教 育 」 の 成 果 で は,2008年

度 以 降 の 両 者 の 差 異 を説 明 で きな

い。 浪 人 した ら本 を読 む の か,本

を読 む 高 校 生 は 浪 人 す る の か,高 校 教 育 の あ り方,大 学 入

試 に お け る選 別 の あ り方 な ど,今 後 検 討 す べ き課 題 の 一 つ で あ ろ う(も っ と も,現 役 入 学 者

が 圧 倒 的 多 数(85.2∼92.9%)を

占 め,一

浪 で の 入 学 者 は 年 々減 少 して い る の だ が)。

② 年 収 層 別 の比 較

読 書 時 間 を規 定 す る可 能性 の あ る他 の 要 因 に つ い て もみ て お こ う。 先 述 した よ う に,近 年

主 な 家 計 支 持 者 の 年 収 」 は 低 年 収 層 ヘ シ フ トす る傾 向 が あ る。 年 収 層 と読 書 時 間 は関 連 す

る だ ろ うか 。 この 点 を確 認 す る た め に,年 収 層3区

分 別 に,読 書 時 間 の 経 年 変 化 を示 した の

が グ ラ フ12(デ

ー タの 値 は 略 した)で あ る。 どの 年 度 で も年 収 層 に よる 差 異 は な い 。

③ イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 と読 書 時 間

情 報 化 社 会 の進 展 は,紙 媒 体 以 外 の情 報 ツ ー ル を飛 躍 的 に発 展 させ て き て い る 。 この こ と

と読 書 時 間 は どの よ う な 関 連 が あ る の だ ろ う か 。 まず,イ

ン タ ー ネ ッ ト利 用 頻 度(設

問54)

の経 年 変 化 を み よ う(表10)。

「ほ ぼ 毎 日」 が2004年 度 の26.4%か

ら2010年 度 に は36.8%へ

(15)

1.6 1.5 1.4 1.3 1.2 1.1 1 0.9 0.g O.7

・ ・¥¥ \〉、 ・ ・

"

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額 一一顧腎句隔鴫 t 一一 ・ ・贈 つ 一ノ ー 亀●噛噛゜髄曽 ・● ・ 2004年 度 2005年 度 一 一400万 円 未 満 2006年 度2007年 度2008年 度 …○ ・・400-800万 円 2009年 度 一i-800万 円 以 上 2010年 度 グ ラ フ12.年 収 層 別 の 読 書 時 間 の 推 移 表10.イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 頻 度 イ ンタ ー ネ ッ ト利 用 頻 度 合計 ほ ぼ 毎 日 時 々 利 用 して い な い 実 施2004年 度 年 度 445 26.4 913 54.2 326 19.4 1684 100.0% 2005年 度 422 25.3 965 57.9 280 16.8 1667 100.0 2006年 度 491 30.0 965 59.0 180 11.0 1636 100.0 2007年 度 492 31.6% 896 57.6 167 10.7 1555 100.0 2008年 度 526 32.0 967 58.7 153 9.3 1646 100.0% 2009年 度 564 34.0 939 56.6% 156 9.4 1659 100.0% 2010年 度 554 36.8 825 54.8 127 8.4 1506 100.0% 合計 3494 30.8 6470 57.0 1389 12.2% 11353 100.0 10ポ イ ン ト以 上 増 加 し,「 利 用 し て い な い 」 は 逆 に19.4%か ら8.4%へ10ポ イ ン ト以 上 減 少 し て い る 。 そ れ で は,イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 頻 度 と読 書 時 間 の 関 連 を グ ラ フ13に 示 す 。 「ほ ぼ 毎 日」 「時 々 」 「利 用 し て い な い 」 そ れ ぞ れ の 読 書 時 間 の 平 均 値 は,年 度 に よ っ て 差 異 に 大 小 は あ る も の の 一 貫 し て 「ほ ぼ 毎 日 」 が 最 も 高 い。 こ の 結 果 は,少 な く と も イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 と 読 書 が, 対 立 す る 関 係 で は な い こ と を 示 し て い る と 考 え ら れ よ う 。

(16)

1.7

 庶

1.5 1.3 1.1 0.9 \1 D /●.1 !\ \ 106 ・ ●-4.2355 、 、、 、σ ●'''"一 ・≠ ・・…Q !も !㌻! !も! 1.1589

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● ○ 、 '39鞭 豆 …8。 .7591 0.7 2004年 度2005年 度2006年 度2007年 度2008年 度2009年 度 一 一 ほ ぼ 毎 日 一一● … 時 々 一〇 一 利 用 せ ず 2010年 度 グ ラ フ13.イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 頻 度 別 の読 書 時 間 の 推 移 4.お わ り に

以 上,2004-2010年

度 の新 入 生 実 態 ア ンケ ー ト調 杢 の なか で 大 き な変 化 が見 られ た 「

経 済 ・

生 活 状 況 」 と 「

読 書 等 」 に つ い て概 観 して きた 。

第 一 に,「 経 済 ・生 活 状 況 」 で は,奨 学 金 の 必 要 度 が 高 ま り,ア ル バ イ ト目的 も 「

学 費 と

生 活 費 」 が増 え,「 旅 行 ・レ ジ ャ ー 費 」 が 減 少 す る 傾 向 が あ っ た 。 こ の 背 景 に は,低 年 収 層

へ の シ フ トが あ る が ,そ れだ けで は説 明 しきれない何 らかの要因へ の考慮 の必 要性 も指摘 し

た。

第 二 に,「 読 書 等 」 で は,公 共 図 書 館 の利 用,読

書 に 要 す る費 用,読

書 量,読

書 時 間 す べ

て に お い て 低 下 傾 向 が あ っ た 。 と くに,読 書 時 間 の 変 化 は 大 き く,読 書 習 慣 を もた ない 新 入

生 の 割 合 が6割

近 くに な っ て い る こ とは 衝 撃 的 で す ら あ る12>。そ して この 変 化 に は,「 ゆ と

り教 育 」 の 影 響 が 大 きい こ と を指 摘 した 。 な お,俗 説 的 に考 え ら れ る 年 収 層 や イ ン タ ー ネ ッ

ト利 用 との 関係 で は,年 収 層 と読 書 時 間 は全 く関 連 せ ず,イ

ン タ ー ネ ッ ト利 用 で は,む

しろ

頻 繁 に利 用 す る 方 が 読 書 時 間 の 多 い傾 向 す らみ られ た。

無 論,以

上 の分 析 は 限定 的 な もの で あ り,視 点 を変 え れ ば さ ら に違 う結 果 や解 釈 が あ り う

る で あ ろ う。 しか し,リ ー マ ン ・シ ョ ッ クや 「

ゆ と り教 育 」 な ど,大 学 や 学 生 を取 りま く環

境 の変 化 は め ま ぐ る し く,学 生 の 質 も変 化 して い る こ とに は 大 きな違 い は な い と思 わ れ る 。

こ の 変 化 を把 握 し よ う とせ ず に,も

し も90年 代 の 学 生 像 を念 頭 に施 策 を立 案 ・実 施 した と し

て も,そ の 有 効 性 は は な は だ 疑 わ しい もの で あ ろ う。

12)い か に して 学 生 た ち に 読 書 習 慣 を 身 に つ け させ る か が,我 々 の課 題 で あ る と も言 え る 。 本 も読 ま な い な ど,就 活 以 前 の 問題 で あ る。 本 学 図 書館 の さ ま ざ まな 取 り組 み に 加 えて,社 会 学 部 学 生 リ ー ダ ー 育 成 プ ロ ジ ェ ク トが 実 施 して い る 「ビブ リオ バ トル」 な ど も貴 重 な取 り組 み で あ ろ う。 な お,ビ ブ リ オバ トル に つ い て は谷 口 忠 夫(谷 口,2013)を 参 照 され た い 。

(17)

と ころ が 我 々 は,学 生 の 質 の 把 握 に どれ だ け真 摯 に取 り組 ん で い る の だ ろ うか 。 新 入 生 実

態 ア ンケ ー ト調 査 も無 くな っ て しま っ た 。 こ の調 査 が 最 善 で あ る とは思 わ な い が,そ れ で は

そ れ に代 わ る ほ どの,貴 重 な デ ー タ は ど こ に あ る の だ ろ うか 。 形 式 的 な 報 告 書 を作 成 す る た

め だ け のPDCAで

は な く,真 の 意 味 でPDCAサ

イ クル を 回 し て い くた め に も,い か に して

学 生 の 質 を把 握 す るか,全

学 的 な議 論 が 必 要 な 時 で は な い だ ろ うか 。 この 小 論 が,今 度 こそ

既 存 調 査 の 活 用 や 改 善,新

た な デ ー タ収 集 ・分 析 へ の 模 索 の 「

呼 び水 」 と な れ れ ば 幸 い で あ

る。

参 考 文 献 岩 田 考,2012,「 私 立 大 学 に お け る 専 門 教 育 と キ ャ リ ア 形 成 支 援(1):4大 学 の 学 生 調 査 の 比 較 分 析 (共 同 研 究:「 大 学 生 」 に 関 す る 総 合 的 研 究)」 『桃 山 学 院 大 学 総 合 研 究 所 紀 要 』 第37巻 第3号,123-150ペ ー ジ 。 木 下 栄 二,2011,「 新 入 生 実 態 ア ン ケ ー ト調 査 の 分 析(1)「 フ ェ イ ス 」 お よ び 「大 学(本 学)の 選 択 理 由 ・入 学 後 の 期 待 等 」」 『桃 山 学 院 大 学 総 合 研 究 所 紀 要 』 第36巻 第2号,89-107ペ ー ジ 。 谷 口 忠 夫,2013,『 ビ ブ リ オ バ トル 本 を 知 り人 を 知 る 書 評 ゲ ー ム 』 文 藝 春 秋 。 後 藤 祥 子,2008,「 「ゆ と り」 の 功 罪 」 「IDE現 代 の 高 等 教 育 』No.498,2-3ペ ー ジ 。 本 学 学 務 課,1995年 度 新 入 生 実 態 調 査 ア ン ケ ー ト報 告 書 本 学 学 務 課,2000年 度 新 入 生 実 態 調 査 ア ン ケ ー ト報 告 書 本 学 ホ ー ム ペ ー ジ,http:〃www.andrew.ac.jp/campuslife/support/chousa.html(2013/12/03)

(18)

2010年 度 新 入 生 実 態 ア ンケ ー ト 新 入生 の皆 さんの実 態 を把 握 し,今 後 の大 学運営 に役立 て るため,ア ンケー トを実施 い た します 。 選 び に くい場 合で も,必 ず1つ の設 問 に1つ ず つ回答 を選 び,別 紙 マ ーク シー トにご記入 いた だ きます ようお願 い します。 設 問 1 a 3 4 フ ェ イ ス 1 所 属す る学部 ・学科 経済 学部1 経済 学科 社 会学 部2 杜 会学 科 社会 学部3 社会福 祉 学科 経 営学 部4 経 営学 科 2 性 別 1男 性 2女 性 3 出身高校 1国 立 2都 道府 県立 3市 立 4私 立 4 入試制 度 推薦 入学 1(指 定校 制 ・評 定特 別) 推 薦入 学(公 募制 ・ 2専 門学 科 ・総 合学 科 選 抜) 3推 薦 入 学(ス ポ ー ツ) 4AO入 試 5 現 役 ・既 卒 ・留 学 生 1現 役 2既 卒(1年) 3既 卒(2年 以上) 4留 学生 6 高 校で の課程 (近 い もの を選択) 1普 通 科 2英 語科 3理 数 科 4商 業科 7 出身高校 所在 地 1東 日本(含 北 海道) 2中 部(含 新 潟) 3北 陸 4大 阪 8 あな たに とって高校 教育 とは? 基礎 的 ・一般 的学問,1教育 を修 得で きた 2自 己形 成 に役 立 った 社会 的視 野 を開 くこ3 とが で きた 対 人 関係 をつ くるこ4 とがで きた 大学(本 学)の 選 択理 由 ・入 学後 の期待等 9 本 学志 望 を決 めた 時期 1高 校1年 生 2高 校2年 生 前半 3高 校2年 生 後 半 高 校3年 生1学 期4 (夏休 み含 む) 10 本 学志 望 に最 も参考 にした もの 先生(高 校 ・予備校)1 の勧 め 2家 族や 知人 の勧め 高校,予 備 校で の3進学 説明 会 大 学展 な どの4 進 学説 明会 11 最 も参 考 に した受験 雑誌等 1リ ク ル ー トブ ッ ク 2進 研 ブ ック 3日 本 ドリ コ ム ブ ッ ク 4蛍 雪時代 12 大 学 を選ぶ 際の基準 (本学 に限 らない) 学 習(カ リキ ュ ラ ム)1 内 容 2ク ラブ活動 地理 的条件(通 学時3 問,下 宿 環境) 4学 費 ・奨学金 13 本 学 を志望 した理 由 1キ リス ト教 系 の大学 2校 風が 気 に入 った 3外 国語が 十分学べ る 学 部 の内容が 希望 に4 合 う 14 大 学入 学の 目的 学 問研究 を通 じ真理1を探 究す る 専 門 的知識 ・高度 な2 技 術 を修得 する 豊 かな教 養 を身 につ3 け,人 格 を陶冶 す る 資 格取得 や,将 来 の4 有 利 な就職 を 目指 す 15 大 学生 活の イメー ジ 専 門的 な勉 強 がで き1 そう 友 人 をた くさん作 れ2 そ う 課外活動(ク ラブ等)3 に打 ち こめそ う ア ル バ イ トが た くさ4 ん で き そ う 16 本 学 に対 す る希望 (期待) 学力(専 門知識 や語1 学力 等)の 向上 就 職 に役立 つ教育2 (資格 の取得 等) 3個 人 の 自主性 の尊重 4留 年せ ず4年 で卒業 学業等 17 本 学で 取得 したい資 格課程 1教 育 職員 養成課 程 2司 書課 程 3司 書 教諭 課程 4博 物館 学芸員 課程 18 卒 業後 の希望 進路 1民 間企業 2国 家公 務員 3地 方 公務 員 4教 員 19 進 路 のため に身 につけ たいもの 1専 門知識 2語 学力 3情 報 処理技 術 4資 格取 得 zo 英 会話 力 について 討論 等 で自分 の意見1が述 べ られ る 2日 常会 話程度 3自 己紹介 や挨拶程 度 ほとんどで きないが,4 今 後 身につ けたい 21 英 語 の経 験 英語 圏へ 留学 また は 1住 んで いた ことがあ る(3ヶ 月以上) 英 語 圏へ留 学 または 2住 んでいた こ とが あ る(3ケ 月未 満) 英語 圏へ 海外旅行 を3 した ことがあ る 英 会話 ス クール に通4 った こ とが ある za 大 学で どん な英語 の授業 を受 け たいで すか。 積 極 的 な コ ミ ュ ニ ケ 1一 シ ョ ン カ が 身 につ く授 業 英 文作 成 ・読 解力 が2 身 に付 く授 業 言語 や文化 に関す る3 理解 が深 ま る授 業 外 国 の事情 を紹介 す4 る授業 23 卒 業 まで にどの くらい の英 語 力 を身 につけた い と思 い ますか 。 英語 で仕 事が で きる1 程度 ・ 養 字新 聞 を読 め る程 外 国人 と 日常会 話が3 で きる程 度 外 国人 に挨拶 や道案4 内がで きる程 度 24 英 語以外 に学 びた い外 国語 1フ ラ ンス 語 2ド イ ツ 語 3ス ペ イ ン 語 4イ タ リ ア 語 課 外 活 動(ク ラ ブ ・ボ ラ ン テ ィ ア) 25 高 校時 の所属 ク ラブ 1体 育 系 クラ ブ 2文 化系 ク ラブ 3生 徒 会等 4そ の他 z6 高 校時 の クラブ活動 は? 1人 格 形成 に役立 っ た 技 術 ・教養 を高め る2こ とが で きた よい友達 をつ くる こ3とが で きた 勉 強 の合問 の息抜 き4だっ た 27 本 学 で 加入 予 定 の ク ラ ブ ・ サー クル活動 1体 育 系 クラ ブ 2文 化系 ク ラブ 3サ ー ク ル 4ま だ考 えて いない 28 どの よう なボ ランテ ィア活 動 に参 加 した ことがあ りま す か 1障 害 児 ・者関係 2高 齢者 関係 3医 療 ・保健 関係 4災 害援 助関係

(19)

桃 山学 院大 学

5 6 7 8 9 10 国際教養 学部5 国際教養 学科 法 学部6 法律学 科 5大 検 6そ の他 嘱 般入試前期A日 一般 入試 前 期B日 6程 B日 程+1 一般 入試前 期 7 セ ン ター利 用方 式 8 後期 日程一般 入試 9 セ ンター利用 方式一般 入試後期 10そ の 他 5工 業科 6総 合学 科 7国 際 科 8体 育科 9そ の他 5近 畿(含 三重) 6中 国 7四 国 8九 州(含 沖縄) 9そ の他 ・騨 強だけだっ 活動が で きた自主 的 ・創造 的 な6 な かっ た自由な行動 がで き78そ の他 高校3年 生5 2学 期 高校3年 生6 3学 期 7高 校 卒業後 5受 験 雑誌 本 学作 成の大 学6 案内 7本 学 ホ ー ム ペ ー ジ キ ャ ンパ ス 見 学 会 8(オ ー プ ン キ ャ ン パ ス) 高校 ・予備校9 作 成 の資料 10そ の 他 5日 経 進学 ブ ック 学 研 マ ッチ ング6 ブ ッ ク 君 は どの大 学 を7 選ぶべ きか 8予 備校発 行雑 誌 9そ の他 10特 に な い 5就 職へ の有利 さ 6留 学制 度 7資 格 取得 8施 設 ・設 備 9偏 差値 10そ の 他 5施 設 ・設 備の充 実 ・磐 が在学 してい7就 職 に有利 8地 理的条 件が 合 う ク ラブ活動 に9 興味が あ る 他大 学 を不 合格 に10 な った 「大卒」 の学歴 が5 ほ しい 課外活 動 を自由 に6する 7学 生 生活 を楽 しむ 8友 達 をつ くる 9そ の他 10特 に な い や りた い ことが何5 で もで きそ う 6そ の他 7特 にない 5そ の他 6特 にない 社 会福祉 士5 受験 資格 課程 精 神保 健福祉 士6 受 験資 格課程 7社 会調 査士 資格 8日 本 語教 員資 格 9特 にない 5社 会福祉 関係 6各 種 団体 7家 業 を継 ぐ 8自 由業 9進 学 10ま だ 考 え て い な い コ ミュ ニ ケ ー シ ョ5 ン 能 力 問題 発見 解 決能 力6 (論理 的思考 力) 7そ の他 8特 に ない ほ とん ど で き な い5 が,そ れ で よ い 5学 校 の授 業の み 物 語 をた くさん読 5み,感 想 を述べ 合 う授 業 英語 力 を身 につけ5 たい と思 わ ない 5ロ シ ア 語 6イ ン ドネ シ ア 語 7中 国語 8朝 鮮 語 9そ の他 10特 に な い 5不 参加 5無 意味 だっ た 6そ の他 不 参 加 だ っ た の7 で,わ か らな い 5加 入 しない 5地 域活性 化関係 6そ の他 参加 したこ とが な7

(20)

設 問 1 2 3 4 経済 ・生活状 況 z9 主 な学 費納入 手段 1家 庭 か ら 2ア ル バ イ ト代 3奨 学 金 4教 育 ロ ー ン 30 本 学で の奨学 金 につい て 1よ く知 っ て い る 関 心 は あ る が,2 よ く わ か ら な い 関心 はあ るが,3 親 に任せ てい る 関 心 は な く,4 ほ ど ん ど知 ら な い 31 奨 学金 の必 要度 1必 ず 受 けたい 2れ希 望す るが,受 け らない場合 は仕方 な い 3別 に考 えてい ない 4受 け る必要が ない 32 主 た る家計支 持者 の年収 (税込) 1400万 円 未 満 400万 円 以 上2 600万 円 未 満 600万 円 以 上3 800万 円 未 満 800万 円 以 上4 1000万 円 未 満 33 入 学後 の住居 1自 宅 2下 宿(本 学紹介物件) 3ヨ下 宿(一ン ・ア パ ー ト ・文般 の マ ン シ 化 住 宅) 4親 戚 ・知人宅 34 アルバ イ トの 目的 と必要度 1学 費 と生 活費 のため 2学 費 のため 3生 活 費の ため 4ク ラ ブ活動等 のた め 悩み ・健康 35 現 在 の関心事 1学 問研究 ク ラ ブ ・サ ー クル 活2 動(体 育 系) ク ラ ブ ・サ ー ク ル 活3 動(文 化 系) 4社 会的 諸問題 36 現 在 の悩 み事 1勉 学 の こ と 2健 康や 性格 ・能力 3人 生 観 4就 職 ・将来 の進路 37 困っ た とき,悩 んだ時 の相 談 相手 1友 人 2親 3兄 弟 姉妹 4先 生 38 日頃 の健 康 につい て 1健 康 2お お むね健康 消化 器系統(胃・肝 臓 な ど)が 弱い・腸3 呼 吸器 系統(喉 ・気4 管 ・肺 な ど)が 弱 い 39 健 康 につい ての気遣 い 塔 常 に気を付けてい 2少 し気 を付 けてい る 3普 通 4あ ま り気 に しない 40 飲 酒 につい て 1飲 め な い ・飲 ま な い 2た まに飲 む 3毎 日の よう に飲 む 41 喫 煙 に つ い て(1日 の 量) 1吸 わ ない 25本 未 満 35本 以上10本 未 満 410本 以 上20本 未満 42 嫌 煙 につい て 隣 で喫煙 され て も1不快 で はない 不 快 だ隣で喫 煙 される と2 43 睡眠時 間 について 13時 問未 満 3時 間以上4時 間未2 満 4時 間以 上5時 間未3 満 5時 間以上6時 間未4 満 44 食 生活 につ いて 3食 決 まった 時間 に1きちん と食べ る 3食 食 べ るが,2 時間 は不規則 朝食 を3 食べ ない こ とが あ る 朝 食 は4 ほ とん ど食べ ない 45 朝 食 を食べ ない ことが ある場 合 の理由 1時 間が ない 2食 欲が ない 3経 済 的理 由 4ダ イ エ ッ トの た め 46 ダイエ ッ ト経 験 1ダ イ エ ッ ト中 2過 去 に経験 があ る 3経 験 が ない 読書等 47 公 共図 書館 の利用頻 度 1月4回 以 上 2月 に2∼3回 3月 に1回 4た まに利 用す る 48 読 書 に要す る費用(1ヶ 月) 1千 円未満 2千 円以 上2千 円未 満 2千 円以 上3千 円未3 満 3千 円以上4千 円未4 満 49 読 書量 につ いて 1月 に5冊 以上 2月 に3∼4冊 3月 に1∼2冊 42ヶ 月 に1冊 50 1日 あた りの読書 時間 17時 問以 上 25∼6時 間 33∼4時 間 41∼2時 問 情報 関連 51 パ ソコ ン保有 状況 1自 分 用が あ る 家 族 と共用 で,2 自分用 が ほ しい 家族 と共用 で,3 自分 用 はい らない 4所 有す る予定 52 ワ ー プ ロ 習 得 状 況 1早 く打 て る 2普 通 に打 て る 3ゆ っ く り打 て る 4打 て な い 53 パ ソコ ンの主 な利用 目的 1ワ ー プ ロ 2E.メ ー ル イ ン タ ー ネ ッ ト3 (ホ ー ム ペ ー ジ) 4ゲ ー ム 54 イ ン タ ー ネ ッ ト利 用 頻 度 1ほ ぼ毎 日 2時 々 3利 用 してい ない 55 所 有 してい る携帯電 話 キ ャリア lNTTド コモ ソ フ トバ ン ク モ バ イ2 ル 3au 42つ 以 上 持 っ て い る 56 本 学 ホ ー ム ペ ー ジ に つ い て 1見 た ことがあ る 2見 た こ とが ない

(21)

5 6 7 8 9 10 5銀 行 借 り入れ 6親 戚等 の援助 7そ の他 1000万 円 以 上5 1500万 円 未 満 61500万 円 以 上 5そ の他 5旅 行 ・レ ジ ヤ ー 費 特 に必要 で は ない 6が,よ いの があ れ ばや る 7考 えてい ない 5芸 術 ・演 芸 6卒 業後 の進路 7お 金儲 け 8交 友関係 9そ の他 10特 に な い 5友 達の こ と 6異 性 のこ と 逐 族'家 庭 内の こ 学 費 ・家 計 な どの8 経 済的 な問題 9そ の他 10特 に な い カ ウ ン セ ラ ー等 の5 専 門 家 6そ の他 相談 す る人が いな7 い 誰 に も相 談 した く8ない 循 環器系 統(腎 臓5 な ど)が 弱い 6肩 こ り ・腰 痛 不 安 感 ・イ ラ イ ラ7 感 ・孤 独 感 が あ る その他 調子 が良8 くない 5全 く気 に しない 520本 以 上 6時 間以 上7時 間5 未 満 67時 間以上 当ては まる ものが5 ない 食べ た り作 った り5 が面 倒 6そ の他 きちん と食 べ るの7 で 当て はま らない ほ とん ど利用 しな5 い 利 用 した こ とが な6い 4千 円以 上5千 円5 未 満 5千 円以上1万 円6 未満 71万 円以上 53∼4ヶ 月 に1冊 6半 年 に1冊 7読 ま な い 51時 間 ま で 6ほ とん ど読 まない 7ま っ た く読 ま な い 所有 す る予定 は な5 い 5そ の他 5そ の他 携 帯電 話 を持 っ て6いな い ご協 力 あ りが と う ご ざい ま した 。

(22)

Analysisof

SurveyDataonFirst-Year

atOurUniversity(2)

Students

KINOSHITAEiji

Throughanannualsurveyofallfreshmenatthisuniversity,wegatherexcellentdataonour

students.Onepurposeofthisprojectistoanalyzeandutilizethisdata,whichisusefulforinves-tigatingchangesamongourstudents.Here,wehaveanalyzedsurveydatagatheredfrom2004to

2010.

Inthispaper,wereportonanalysisresultsregardingchangesinstudenteconomicsituation

andreadingactivity.Wehopethatthisinformationwillbehelpfultoourfacultiesandsections,

andofuseindevelopingeducationalskillsandservicesforourstudents.

参照

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