日本・韓国への降水汚染物質及び、大気浮遊粒子の越境汚染に関する現状調査
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(2) イオン濃度が低下したものと考えられる。. 黒い部分は採水試料のない期間である。. 図1より、杜における降水中のH+イオン濃度. (4)PM(10∼2.5μm)の結果. は、1年を通して他の地点に比べて高いことが分. 杜・大都で、海塩起源物質(Na+・C1,Mg2+). かる。一方、仁川や大都では、2008年、2009年. と非海塩起源物質(鵬8・S042一・N03■・N亘4+・. とも11月と12月に、H+イオン濃度が高くなるが、. n8s・Ca2・)は同じ程度の飛来が確認できた。また、. 1月になると低くなり、翌年の9月まで低い状態. 大都で、1月から5月にかけて、蝸s−Ca2+イオシ. を維持した。. 濃度の大幅な上昇が確認できた。. (5)PM(2.5μm以下)の結果 ト1+. 杜・大都のC1一イオン濃度は、Na・イオン濃度. と比較してとても低い値であった。そして、 鵬s・S042’とNH4+イオン濃度が他の非海塩起源 物質に比べて高い値を示した。. 一・. @ 覇. Yos11i㈹ 1 」) 亘 曽. 4.結論 仁川・ソウル(2009)・大都の降水試料で、1 月からの黄砂の飛来が確認できた。しかし、1月. …婁111妻1多1葦萎. に杜の降水試料では、黄砂の飛来が確認できなか. o o o. った。これは、秋に発生する黄砂は、高い高度ま. ・一10−010−10810−20020−30030−40840−50−50−60・60一フO. で吹き上げられず、仁川からソウル、大都までは 飛来するものの、朝鮮半島の山脈が障壁となり、. 図1、降水のH+イオン濃度の地点別綴月変化. その山脈より東側に位置する杜に飛来しないた めと考えられる。しかし、大都の場合、北西に山. (2)降水中の海塩起源物質. 海岸に近いソウル・仁川・.釜山・福井では、9. 脈の谷間があり、そこから黄砂などの大気汚染物. 月から翌年の5月まで海塩起源物質の飛来が確認. 質が流れ込み、降水に溶存し沈着したと考えられ. できた。また、内陸部である大都でも海塩起源物. る。. 質の飛来が確認できた。しかし、同じ内陸部であ. 大都と杜におけるPM(2.5μm以下)中のC1・. る杜では海塩起源物質の飛来がほとんど見られ. イオン濃度が減少し、nss・S042’イオン濃度が増加. なかった。. していることから、. 2NaC1+恥S04→Na2S04+2互C1. (3)降水中の非海塩起源物質. 韓国4地点での降水中の非海塩起源物質のイオ. の反応が大気中で生じていることが考えられる。. ン濃度は、日本の調査地点の降水より約3倍程度. そして、HC1は山脈g手前で降水として沈着し、. 大きかった。また、大都や仁川の降水試料では、. Na2S04が浮遊粒子として山脈を越えて大都や杜. 11月から鵬s・S042■やN03一イオン濃度の上昇が. の調査地点に飛来していると考えられる。. 確認された。さらに、その2地点で、1月から5 月にかけてnss・Ca2+イオン濃度の大幅な上昇が’. 見られた。先に、nss・S042一やN03一が飛来する ものの、nss・Ca2+がすぐ後に飛来するため、仁川. や大都では1月から9月の期間にpHが上昇、亘十. 一345一. 主任指導教官 尾關徹.
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