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平成22年12月27日

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Academic year: 2021

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議事の経過・会議記録の概要 会議名:第5回 河内長野市生活保護費不正支出事件外部調査委員会 日 時:平成26年1月15日(水曜日)13:00~16:30 場 所:河内長野市役所 3階 庁議室 出席者:<委員会委員> 新倉委員長、中村副委員長、井川委員 <事務局> 小西総務課長、吉川総務課主査 <聴取対象者> 生活保護業務の経理担当職員 1名 1 関係者聴取の主な内容 委員から生活保護の経理事務に関する次の点について聴取が行われ、 出席した生活保護業務の経理担当職員(1名)が回答した内 容 ・経理担当の事務量について 当時の事務量として、生活保護の経理担当とは別に、生活福祉課の 庶務業務、生活福祉課は地域福祉部の庶務も所管業務になっており、 地域福祉部の庶務業務も担当していた。ただし、これらの庶務業務は、 それほどのウエイトではなく、業務の大半は生活保護の経理事務が占 めている。 ・経理事務の流れと生活保護決定調書(稟議書)の決裁時における経理 担当の役割と決裁のチェックの内容について 当市では、経理担当は、ケースワーカーが起案する生活保護決定調 書(稟議書)について、査察指導員(主 幹)の前に押印して、生活保 護決定調書(稟議書)の確認をしていること、経理担当者には生活保 護の内容に関する権限を有していないので、被保護者に対する生活保

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護の内容に対して審査を行っている訳ではなく、生活保護費が支給日 に支払うことができるように主に扶助の費目と支給日を支給事務手続 きのために確認している。 また、追加支給に関しては、決裁時の生活保護決定調書(稟議書) から金額や支払方法等を転記した「追給整理簿」というものを経理事 務として任意に作成していること、以前は手書きで作成をしていたが、 現在はエクセルで作成している。また、追給整理簿には、戻入の内容 についても記載している。 これらに関して、実際の生活保護決定調書や追給整理簿等を提示し ながら、委員に説明が行われた。 ・生活保護電算システムと経理担当の事務について 生活保護決定調書の決裁は、紙ベースの稟議書で行っており、決裁 時には経理担当は生活保護電算システム上での確認は行わず、生活保 護決定調書(稟議書)の決裁を終えて、査察指導員が生活保護電算シ ステム上で決定(承認)の処理を行っている。 追加支給に関しては、締め処理の段階で生活保護電算システム上で 決定処理された内容と、任意で作成した追給整理簿に転記された内容 が合致しているか等を確認している。 また、定例支給に関しては、締め処理の段階で 生活保護支給明細書 点検用の書類を生活保護電算システムから各担当ケースワーカー別に 打ち出して各担当ケースワーカーに確認をしてもらい、その後に締め 処理を行っている。各担当ケースワーカーへの振り分けは、生活保護 電算システムにおいて、各被保護者に地区担当の設定がされているこ とから、振り分けが可能となっている。 なお、生活保護電算システム上の締め処理の操作について、生活保

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護電算システムを用いて操作内容について確認が行われ、バージョン アップ前と後のシステム上の違いについても説明がされた。 ・生活保護費の窓口払い分の出金を、いつ、どのように行い、支給して いるのか まず、追加支給に関しては、毎月初日に生活福祉課長名義の口座に 概算額の資金前渡を預け入れし、経理担当が支給日の当日に通帳とキ ャ ッ シ ュ カ ー ド を 用 い て 市 役 所 内 の A T M 機 で 口 座 か ら 引 き 下 ろし ている。なお、当日支給分の総額ではなく、1件ごとに出金している。 通帳には、対象者の氏名を記載し、誰の支給分かを明確にしている。 追加支給の窓口払いでは、ケースワーカーと経理担当が立ち会って、 被保護者に保護費を手渡している。その場で被保護者に金額を確認し てもらい領収書を徴している。 なお、定例支給の窓口払い分に関しては、前日に各被保護者ごとに 封筒に保護費を入れておき、毎月の支給日に窓口で渡している。その 際、一覧表になった領収書に職員が被保護者から印鑑を預かって押印 し、封筒には支給金額の明細書を入れて被保護者に渡している。 このことについて、実際の明細書等を提示しながら、確認が行われ た。 また、生活福祉課が追加支給について行った改善措置と して、追加 支給日を月に3回設定すること(追加支給の定例支給化)により、概 算額での資金前渡を減らす取り組みを行っている。 ・資金前渡と精算手続きについて 資金前渡については、市の会計事務規則で精算の手続きが規定され ており、10日以内に精算を行わなければならないとされている。資

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金前渡の精算には領収書を添付しており、精算手続きを行うまでの間、 経理担当が預かっておき、領収書の束を精算伝票に添付している。 なお、定例支給において、被保護者が生活保護費を受け取りに 来て いない場合は、ケースワーカーから被保護者に取りに来るよう催促を してもらっている。支給が不要となったものは、精算戻入という処理 が必要となってくる。戻入が必要なのは、支給決定後、支給日までに 被保護者が亡くなるような場合や収入の増加等により保護が必要なく なる場合などである。戻入については、追加支給用の資金前渡金の口 座とは別に戻入用の生活福祉課長名義の口座を設けており、そこに支 給しなかった保護費を入れておき、精算手続きの中で返納通知書とと もに戻入口座に入っていたお金を市役所内の指定金融機関窓口にて支 払って戻入している。 なお、精算書の決裁は、経理担当が起案し、主幹を経て、課長が決 裁している。 ・資金前渡の精算方法を1年単位から1月単位に変更した点について 従前、年度当初に600万円の資金前渡を受け、その後、順次支 給して減った金額を補充する形で資金前渡を続け、1年度の終了時に 600万円を精算するというような1年単位での精算を行っていた が、以前監査で指摘があったことから1月単位での精算方式としてい る。 ・経理担当が作成する生活保護費扶助別整理簿と生活保護電算システム や生活保護電算システムと財務会計システムとの関係について 経理担当は、生活保護の統計業務については担当していない。経理 担当の業務の一つとして、国から作成するよう指導されている「生活

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保護費扶助別整理簿」を月別に作成している。生活保護電算システム と財務会計シス テム については連動 して おらず別々のシ ステ ムであ り、毎月の執行額を合わせる作業のためにこの「生活保護費扶助別整 理簿」を用いている。この「生活保護費扶助別整理簿」は、被保護者 に支払う生活保護費だけでなく、診療報酬や眼鏡代等の治療材料費な ど業者や医療機関等に直接支払う扶助費も記載しており、財務 会計シ ステムの執行額と合致しているものである。これと生活保護電算シス テムで出力した集計表(システム上の名称は「経理状況調」)を照ら し合わせることで、その月の執行額の確認を行っている。この作業で 確認できた集計表を、毎月、国と府に報告する「経理状況報告書」の 決裁に添付をしている。このような業務の内容について産前産後 休暇、 育児休業前に引継ぎをしていたが、宮本元職員が経理担当をしていた 間はこの「生活保護費扶助別整理簿」が作成されていなかった。生活 保護電算システムの集計表は、国が定めた「経理状況報告書」の様式 とは異なるので、改めて経理担当がエクセルの様式に値を入力しなけ ればならない。 ・宮本元職員からの引継ぎ状況等について 宮本元職員は、平成23年4月1日に他の部署に異動し、その直後 に産前産後休暇、育児休業から復帰して、改めて経理担当として業務 を行うこととなった。復帰後、宮本元職員から引継ぎを受ける中で、 平成22年度の処理は全て自分(宮本元職員)がするので、平成22 年度の経理事務には触らないよう言われていた。このため、引継後も 平成22年度の経理事務の内容で処理されていない事案があったが、 それは上司の主幹に内容を報告等した上で、宮本元職員に連絡をする などして、宮本元職員が事務処理を行っていた。なお、5月末の出納

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閉鎖までは出納整理期間として旧年度の事務処理は可能である。 平成24年 8月に 生 活保護電算 システ ム のバージョ ンアッ プ をし ていた際に、従来の旧電算システムでは直近の分しか表示されなかっ たが、新電算システムとなってこれまでの過去の生活保護費の支給決 定の処理が未決 裁と なっているもの が全 てエラーとして 出て くるよ うになり、不自然な処理として発覚した。 2 次回の河内長野市生活保護費不正支出事件外部調査委員会について 次回の河内長野市生活保護費不正支出事件外部調査委員会は、委員 長から生活福祉課長から聴取したい旨の発言があり、次回の関係者聴 取に関しても非公開で行うことについて、委員長が委員に諮って決定 された。また、委員から、聴取を受ける関係者が自由に発言できる環 境に配慮するようにとの指示があった。 以 上

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