(1)<委託会社>
商号等 大和住銀投信投資顧問株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第353号
加入協会 社団法人投資信託協会
社団法人日本証券投資顧問業協会
2012年6月作成
グローバル優先証券ファンド
(為替ヘッジあり)
単位型投信/内外/その他資産(優先証券)
※課税上は株式投資信託として取扱われます。
当資料のお取扱いにおけるご注意
目論見書のご請求・お申込みは・・・ 設定・運用は・・・
投資家の皆さまへ
お申込みの際には、最新の「投資信託説明書(交付目論見書)」等を必ずご覧ください。
<販売会社>
商号等 大和証券株式会社
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第108号
加入協会 日本証券業協会
社団法人日本証券投資顧問業協会
一般社団法人金融先物取引業協会
一般社団法人第二種金融商品取引業協会
販 売 用 資 料
販 売 用 資 料
■当資料は、大和住銀投信投資顧問が作成した販売用資料です。■当資料内の運用実績等に関するグラフ、数値等は過去のものであり、将来の運用成果等を約束するものではありません。■当資料の
いかなる内容も、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。■当資料は各種の信頼できると考えられる情報源から作成しておりますが、その正確性・完全性を保証するものではありません。
■投資信託は預金、保険契約ではありません。また、預金保険機構及び保険契約者保護機構の保護の対象ではありません。■銀行など登録金融機関でご購入いただいた投資信託は、投資者保護基金
(2)1
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
●
当初のポートフォリオの平均格付けは、BBB‐相当以上を目指します。
●
優先証券への投資にあたっては、流動性、発行状況、償還条項、発行体の信用力やバリュエーション等を勘案しつつ、発行体による繰上償還や買戻し等が
期待できる銘柄を中心に投資します。
●
米ドル建て以外の優先証券へ投資する場合があります。
●
マザーファンドにおける運用指図にかかる権限を、スペクトラム・アセット・マネジメント社(Spectrum Asset Management, Inc)へ委託します。
G-SIFIs(Global Systemically Important Financial Institutions)とは
G20の要請のもと主要各国の金融監督当局等で構成される金融安定理事会(FSB)が、国際金融システムの維持・安定のために重要であると指定した金融機関です。
2011年11月に29の金融機関が指定されました(毎年11月に見直しが行なわれる予定)。これら金融機関は、金融システムや世界経済に与える影響が極めて大きく、
一般の金融機関よりさらに資本上乗せ規制の対象となるため、より強固で安全性の高い経営が期待できます。
※当ファンドにおける優先証券とは、主に金融機関の自己資本規制において、現在TierⅠに分類される証券のうち、普通株式以外の証券のことをいいます。
※G-SIFIsが実質的に発行(金融機関に関連する特別目的会社などが発行するものも含みます)している証券を含みます。取得後にG-SIFIsから外れた場合でも
保有を継続する場合があります。
ファンドの特色
当ファンドは、マザーファンドへの投資を通じて、主として世界を代表する金融機関(G-SIFIs)が実質的に発行する
米ドル建ての優先証券を中心に投資することにより、高水準のインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指します。
優先証券の運用は、スペクトラム・アセット・マネジメント社が行ないます。
実質組入外貨建資産については、原則として対円での為替ヘッジを行ないます。
毎年1月、7月の23日(休業日の場合は翌営業日、第1回決算日は平成25年1月23日)に決算を行ない、
原則としてインカムゲインを中心に収益の分配を目指します。
当ファンドは信託期間が3年(平成24年7月24日から平成27年7月23日)の単位型投資信託です。
●
分配対象額の範囲は、元本超過額または経費控除後の利子・配当収益のいずれか多い金額とします。
●
収益分配金は、基準価額水準・市況動向等を勘案して、委託会社が決定します。ただし、分配対象額が少額な場合等には分配を行わないことがあります。
●
将来の分配金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。
ジーシフィーズ
※スペクトラム・アセット・マネジメント社の概要については、11ページをご参照ください。
●
募集期間は平成24年7月2日(月)から平成24年7月23日(月)です。
※資金動向、市況動向、残存信託期間、残存元本等によっては、あるいはやむをえない事情が発生した場合等には、
上記のような運用ができない場合があります。
(3) 優先証券は同じ金融機関が発行する普通社債に比べて高い利回りが期待できます。
対円で為替ヘッジを行ない為替変動リスクの低減を目指します。
現在の為替ヘッジコストは極めて低水準であり、為替ヘッジ後でも高い利回りが期待できます。
当ファンドの信託期間は3年とし、良好な所有期間利回りを目指したポートフォリオを構築します。
金融機関に対する自己資本規制強化により、現在、発行体による既発の優先証券の繰上償還/買戻しの加速が期待さ
れる投資環境にあります。
優先証券運用に特化した運用会社である『スペクトラム・アセット・マネジメント社』が、徹底した銘柄分析を行ない、規制
強化にともなう繰上償還等により、良好な所有期間利回りが期待できる優先証券に投資します。
発行体は、金融安定理事会(FSB)が国際金融システム上、重要と指定した金融機関(G-SIFIs)に限定します。
G-SIFIsに指定された金融機関は、金融システムや世界経済に与える影響が極めて大きく、一般の金融機関以上に自己
資本の上乗せなどが求められるため、財務基盤や経営の安定性の充実が期待できます。
自己資本規制の影響による優先証券の値上がり期待
( P8~P10 )
当ファンドのねらい(3つのポイント)
世界を代表する金融機関が発行する優先証券を投資対象
( P7 )
為替ヘッジ後でも高い利回りの米ドル建て優先証券
( P3~P6 )
・ 原則として、ファンドの信託期間終了までに繰上償還等が期待できる優先証券を中心に投資します。
・ 一部の優先証券においては、期待される繰上償還日等がファンドの信託期間を超える場合があります。
(4)3
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
1.8%
3.4%
3.8%
4.8%
5.0%
7.9%
9.3%
5.7%
8.2%
0%
1%
2%
3%
4%
5%
6%
7%
8%
9%
10%
高い利回りが期待できる米ドル建て優先証券
優先証券の利回りは、格付け対比で見て、エマージング債券、ハイイールド債券と比べても高い利回りです。
優先証券のスプレッド*は、過去平均で見ても魅力的な水準にあります。
優先証券の利回りは、格付け対比で見て、エマージング債券、ハイイールド債券と比べても高い利回りです。
優先証券のスプレッド*は、過去平均で見ても魅力的な水準にあります。
出所:各種データをもとに大和住銀投信投資顧問作成
※先進国国債:シティグループ世界国債インデックス(除く日本)、投資適格社債:バークレイズ・グローバル
総合社債インデックス、投資適格社債(金融):バークレイズ・グローバル総合社債(金融)インデックス、期
限付劣後債:バークレイズ・米ドル建てLower TierⅡキャピタル証券インデックス、永久劣後債:バークレイ
ズ・米ドル建てUpper TierⅡキャピタル証券インデックス、優先証券:バークレイズ・米ドル建てTierⅠキャピ
タル証券インデックス、エマージング債券:JPモルガンEMBIグローバル・ダイバーシファイド、ハイイールド
債券:バークレイズ・グローバル・ハイイールド債券インデックス。格付けはスタンダード・アンド・プアーズの
格付け形式で表示。なお、モデルポートフォリオの平均格付けとは、2012年5月末現在で当該ポートフォリ
オが保有を予定している各銘柄に係る格付けを数値化し、各保有予定銘柄のウエートで加重平均したも
のです。当ファンドに係る信用格付けではありません。
※モデルポートフォリオ(為替ヘッジ後)の利回りは、モデルポートフォリオの終利から為替ヘッジコスト(米ド
ル3ヵ月物LIBOR(年率)と円3ヵ月物LIBOR(年率)の差)を控除したものを表示しています。
0%
1%
2%
3%
4%
5%
6%
7%
8%
9%
10%
2001/12 2003/12 2005/12 2007/12 2009/12 2011/12
(2001年12月末~2012年5月末)
出所:Bloomberg、バークレイズのデータをもとに大和住銀投信投資顧問作成
※優先証券のスプレッドは、バークレイズ・米ドル建てTierⅠキャピタル証券インデックスの利回りから米国10
年国債利回りを差引いたものを表示。
5月末現在
6.3%
優先証券と主要債券との利回り水準の比較
先進国
国債
投資適格
社債
投資適格
社債(金融)
優先証券 モデル
ポートフォリオ
(為替ヘッジ後)
エマージング
債券
ハイイールド
債券
(2012年5月末)
優先証券のスプレッドの推移(インデックスベース)
※スプレッドは、対米国10年国債利回りでの上乗せ金利
※モデルポートフォリオの利回り、デュレーションは2012年5月末現在でスペクトラム・アセット・マネジメン
ト社が作成したものであり、実際に運用を開始する際のポートフォリオと異なります。
(注)モデルポートフォリオ(為替ヘッジ後)の利回りは、実際の運用におけるポートフォリオ
の利回りを保証するものではありません(費用・税金等考慮しておりません)。また、ファ
ンドの運用成果、投資利回り等を示唆あるいは保証するものではありません。
●23.5%
2009/3
平均
4.4%
AA+ A A BBB+ BBB
(平均格付け)
BBB‐ BB‐
*スプレッドは、対米国10年国債利回りでの上乗せ金利
期限付
劣後債
永久
劣後債
A‐ A‐
(5)為替ヘッジ後でも魅力的な米ドル建て優先証券の利回り水準
米ドルの為替ヘッジコスト(対円)は、現在極めて低い水準で推移しています。
現在、為替ヘッジ後でも米ドル建て優先証券の利回りは魅力的な水準です。
米ドルの為替ヘッジコスト(対円)は、現在極めて低い水準で推移しています。
現在、為替ヘッジ後でも米ドル建て優先証券の利回りは魅力的な水準です。
-2%
0%
2%
4%
6%
8%
10%
12%
2001/12 2003/12 2005/12 2007/12 2009/12 2011/12
為替ヘッジ後の優先証券の利回り
(インデックスベース)
為替ヘッジコスト
(2001年12月末~2012年5月末)
出所:Bloombergデータをもとに大和住銀投信投資顧問作成
日米政策金利の推移
※為替ヘッジコスト:米ドル3ヵ月物LIBOR(年率)と円3ヵ月物LIBOR(年率)の差を
対米ドル為替ヘッジコストとして表示。
※為替ヘッジ後の優先証券の利回りは、バークレイズ・米ドル建てTierⅠキャピタル証券インデック
スの利回りから上記為替ヘッジコストを控除したものを使用。
●25.5%
2009/3
出所:Bloombergデータ等より大和住銀投信投資顧問作成
※アメリカは米連邦準備制度理事会(FRB)の政策金利の誘導目標、
日本は日本銀行の無担保コールレート(翌日物)の誘導目標を表示。
0%
1%
2%
3%
4%
5%
6%
2006/12 2007/12 2008/12 2009/12 2010/12 2011/12
アメリカ
0.00%~0.25%
(2012年5月末)
日本
0.00%~0.10%
(2012年5月末)
(2006年12月末~2012年5月末)
2012年4月の連邦公開市場委員会(FOMC)で
金融緩和スタンスを少なくとも2014年終盤まで
継続するとの考えが示されました。
5月末現在
7.6%
5月末現在
0.3%
為替ヘッジ後の優先証券の利回りおよび為替ヘッジコストの推移
(6)5
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
※上記は発行体が同一の場合のイメージ図です。
※上記はあくまで優先証券の説明のためのイメージ図であり、発行体の信用状況や市況動向、証
券の発行条件等により、上記のとおりにならない場合があります。
優先証券とは
「資本(株式)」と「負債(債券)」の性格を併せ持った証券を、一般に「ハイブリッド証券」と呼びます。
ハイブリッド証券は、発行体が同一の場合、普通社債よりも利回りが高くなります。
当ファンドは、ハイブリッド証券の中でも、劣後債より高い利回りが期待できる「優先証券」を投資対象とします。
「資本(株式)」と「負債(債券)」の性格を併せ持った証券を、一般に「ハイブリッド証券」と呼びます。
ハイブリッド証券は、発行体が同一の場合、普通社債よりも利回りが高くなります。
当ファンドは、ハイブリッド証券の中でも、劣後債より高い利回りが期待できる「優先証券」を投資対象とします。
●各証券の相対的な位置づけ等の関係(イメージ図)
※上記各図はイメージ図であり、すべての情報を網羅しているものではありません。また、ハイブリッド証
券の負債・資本の取り扱いについては、個別発行体または個別証券ごとに異なるため、必ず上記のと
おりになるものではありません。
ハイブリッド証券(優先証券)の特徴(イメージ図)
◇ハイブリッド証券は普通社債等と比べ高い利回りが期待できますが、
投資にあたっては、以下のような固有のリスク要因があります。
①劣後リスク(法的弁済順位が劣後するリスク)
②繰上償還延期リスク / 再投資に伴うリスク(繰上償還リスク)
③利息・配当繰延べリスク
*価格推移には利息/配当収益は含まれない
普通社債と優先証券の利回りの比較(イメージ図)
リーマンショック以降の優先証券の価格推移イメージ
(7)0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
2002/5 2004/5 2006/5 2008/5 2010/5 2012/5
米ドル建て優先証券市場について
米ドル建て優先証券市場は、主に機関投資家が取引を行
う店頭市場(相対取引)に加え、個人投資家も取引に参加
する上場市場があります。
米ドル建て優先証券の市場規模は、
約1,694億ドル(約13兆3,710億円)にのぼります。
(2012年5月末現在のインデックスベース。1米ドル=78.92円で円換算)
米ドル建て優先証券市場は、主に機関投資家が取引を行
う店頭市場(相対取引)に加え、個人投資家も取引に参加
する上場市場があります。
米ドル建て優先証券の市場規模は、
約1,694億ドル(約13兆3,710億円)にのぼります。
(2012年5月末現在のインデックスベース。1米ドル=78.92円で円換算)
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
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優先証券(店頭市場)
優先証券(上場市場)
出所:各種データをもとに大和住銀投信投資顧問作成
※優先証券(店頭市場):バークレイズ・米ドル建てTierⅠキャピタル証券インデックス、優先証券(上場市場):BofAメリルリンチ固定利付優先証券インデックス。
(2002年5月末~2012年5月末)
(億ドル)
米ドル建て優先証券の時価総額(指数ベース)の推移
米ドル建て優先証券市場(店頭市場)のインデックスの推移
(2002年5月末~2012年5月末)
※2002年5月末を100として指数化
米ドル建て優先証券市場(店頭市場)の業種別・国別構成
保険
7.1%
その他
3.5%
銀行
89.4%
英国, 17.8%
オランダ,
14.4%
オーストラリ
ア, 6.7%
スウェーデ
ン, 4.9%
米国, 37.3%
その他,
12.6%
フランス,
6.4%
国別構成
業種別構成
(2012年5月末)
*利息/配当収益を含めたトータルリターンを指数化したもの
(8)7
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
投資対象は世界有数の大手金融機関(G-SIFIs)が発行する優先証券
G-SIFIsとは、グローバルな金融システムの維持・安定のため特に影響の大きい金融機関で、世界を代表する29の金融機
関が指定されています
(2011年11月現在)
。
これら金融機関は、金融システムや世界経済に与える影響が極めて大きく
(Too big to fail
*
)
、
一般の金融機関以上に自己
資本の上乗せなどが求められるため、財務基盤や経営の安定性の充実が期待できます。
G-SIFIsとは、グローバルな金融システムの維持・安定のため特に影響の大きい金融機関で、世界を代表する29の金融機
関が指定されています
(2011年11月現在)
。
これら金融機関は、金融システムや世界経済に与える影響が極めて大きく
(Too big to fail
*
)
、
一般の金融機関以上に自己
資本の上乗せなどが求められるため、財務基盤や経営の安定性の充実が期待できます。
A
9社
A+
8社
AA-9社
AA
2社
A-1社
G-SIFIsの発行体格付けの分布
出所:Bloombergより大和住銀投信投資顧問作成
※格付けは2012年5月31日現在。
※ムーディーズ、スタンダード・アンド・プアーズおよび
フィッチの格付けのうち高い方の格付けを採用し集計。
29社
(ジーシフィーズ)
*Too big to fail とは、 G-SIFIsなど大手金融機関が金融システムや世界経済
に与える影響が極めて大きいことを表す表現のひとつであり、決してG-SIFIs
に指定された金融機関が経営破綻しないということではありません。
G-SIFIsに指定されている金融機関
(2011年11月現在)
米国 8金融機関
シティグループ
(A3、A-、A)
ゴールドマン・サックス
(A1、A-、A)
JPモルガン・チェース
(Aa3、A、A+)
バンク・オブ・アメリカ
(Baa1、A-、A)
バンク・オブ・ニューヨーク・メロン
(Aa3、A+、AA-)
ステート・ストリート
(A1、A+、A+)
モルガン・スタンレー
(A2、A-、A)
ウェルズ・ファーゴ
(A2、A+、AA-)
<日本>
三井住友フィナンシャルグループ
(-、A、A)
三菱UFJフィナンシャル・グループ
(-、A、-)
みずほフィナンシャルグループ
(-、A、A)
<中国>
中国銀行
(A1、A、A)
<ドイツ>
コメルツ銀行
(A2、A、A+)
ドイツ銀行
(Aa3、A+、A+)
<イタリア>
ウニクレディト・グループ
(A3、BBB+、A-)
<英国>
バークレイズ
(A1、A、A)
HSBC
(Aa2、A+、AA)
ロイズ・バンキング・グループ
(A2、A-、A)
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド
(A3、A-、A)
<フランス>
クレディ・アグリコル
(Aa3、A、A+)
BNPパリバ
(Aa3、AA-、A+)
ソシエテ ジェネラル
(A1、A、A+)
バンク・ポピュラーレ
(Aa3、A、A+)
<スペイン>
サンタンデール
(A3、A-、A)
<ベルギー>
デクシア
(- 、- 、A+)
<オランダ>
ING銀行
(A1、A、A)
<スイス>
UBS
(Aa3、A、A)
クレディ・スイス
(Aa2、A、A)
<スウェーデン>
ノルデア
(Aa3、AA-、AA-)
アジア 4金融機関
欧州(ユーロ圏) 10金融機関
欧州(非ユーロ圏) 7金融機関
出所:Bloombergより大和住銀投信投資顧問作成
※格付けは2012年5月31日現在。( )内の格付は、左からムーディーズ、スタンダード・アンド・プアーズ、フィッチの格付け。
※当ページの格付けは、発行体の格付けであり投資対象とする優先証券の格付けではありません。また、当ファンドは29金融機関のすべてに投資するものではありません。
※各格付けは、ムーディーズは発行体格付または長期格付、スタンダード・アンド・プアーズは自国通貨建長期債務発行体格付、フィッチは長期発行体デフォルト格付けを使用。格付が付与されていない場合は「-」となっています。
また、一部金融機関の格付け表示にあたっては、次の通りとなっています。ゴールドマン・サックスはゴールドマン・サックス・グループ、JPモルガン・チェースはJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、クレディ・スイスはクレディ・ス
イス・グループ、バンク・ポピュラーレはBPCE SA、HSBCはHSBCホールディングス、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドはロイヤルバンクスコットランドグループ、ノルデアはノルデア・バンク、サンタンデールはサンタンデール
銀行、ウニクレディト・グループはウニクレディト、ING銀行はINGグループの格付けを表示。なお、社名はBloombergベース。
大きすぎて潰せない
(9)バーゼルⅢ完全適用(予定)
2022年
米国ドッド=フランク法
※
の時限措置期限
2015年
バーゼルⅢの適用開始
(既発の優先証券について、TierⅠ資本からの控除開始)
2013年
G-SIFIsに29金融機関を指定
2011年
G20(ソウル・サミット)でG-SIFIsの枠組みについて協議
米国でドッド=フランク法
※
制定
バーゼルⅢ公表
2010年
金融危機の発生。世界的な金融システム不安高まる
2008年
日本の金融機関、バーゼルⅡの適用開始
2007年
バーゼルⅡ公表
2004年
日本の金融機関、バーゼルⅠの適用開始
1993年
BIS(国際決済銀行)による自己資本規制(バーゼルⅠ)公表
1988年
経営の更なる安定化が求められる金融機関(自己資本規制の強化)
2008年の金融危機以降、国際的な金融機関は経営の健全性を維持するため、自己資本の強化が求められています。
金融機関の自己資本規制の強化や格付機関の評価方針の変更などにより、金融機関が発行している既発の優先証券
の多くで、発行体による繰上償還/買戻しの可能性が高まっています。
2008年の金融危機以降、国際的な金融機関は経営の健全性を維持するため、自己資本の強化が求められています。
金融機関の自己資本規制の強化や格付機関の評価方針の変更などにより、金融機関が発行している既発の優先証券
の多くで、発行体による繰上償還/買戻しの可能性が高まっています。
①バーゼルⅢの導入
原則、2013年より10年間で、段階的に既発の優先証券の多くが自己
資本(TierⅠ)から除外。
⇒ 発行体による既発の優先証券の繰上償還や買戻しが増加
する可能性。
②米国金融規制改革法(通称:ドッド=フランク法※)
米国で導入された新規制。既発の優先証券につき、時限措置期限
(2013年以降の3年間)経過後は自己資本(TierⅠ)への算入から除外。
⇒ 時限措置期限が実質的な満期となり、当該期限までに
繰上償還が増加する可能性。
③格付機関の評価方針変更
①②を踏まえ、格付機関は普通社債の格付け付与にあたり、自己
資本の算定を厳格化することを表明。
⇒ 金融機関は資本性が低下する優先証券を繰上償還させ、
新たな資本を調達する動きに。
繰上償還等を
促す
3つ
の
要
因
金融機関の自己資本規制をめぐる動き
※ドッド=フランク法:2008年以降の金融危機に対応し、金融規制監督を大幅に強化するため2010年に米国で制定された法律。
(10)9
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
規制強化で到来する魅力的な収益機会
金融機関に対する資本規制強化により、自己資本の量と質の向上が求められます。
このため、金融機関は、自己資本に算入できない既発の優先証券の繰上償還/買戻しを加速させることが期待されます。
金融機関に対する資本規制強化により、自己資本の量と質の向上が求められます。
このため、金融機関は、自己資本に算入できない既発の優先証券の繰上償還/買戻しを加速させることが期待されます。
※ 上図はイメージ図であり、すべての情報を網羅しているものではありません。
(11)15
20
25
30
2007/5 2008/5 2009/5 2010/5 2011/5 2012/5 2013/5 2014/5 2015/5
(米ドル)
0%
2%
4%
6%
8%
10%
12%
14%
16%
2007年末
2011年末
今後増加が期待される既発の優先証券の繰上償還/買戻し
リーマンショック後、世界の大手金融機関は、自己資本の積み増しなどを通じて財務基盤や経営の安定性の充実を図っ
てきました。
一方で、バーゼルⅢの公表を受けて、優先証券など自己資本とみなされなくなる証券については、発行体による繰上償還
/買戻しも行なわれています。
リーマンショック後、世界の大手金融機関は、自己資本の積み増しなどを通じて財務基盤や経営の安定性の充実を図っ
てきました。
一方で、バーゼルⅢの公表を受けて、優先証券など自己資本とみなされなくなる証券については、発行体による繰上償還
/買戻しも行なわれています。
出所:プリンシパル・グローバル・インベスターズ、Bloombergより大和住銀投信投資顧問作成
繰上償還される優先証券の価額推移(例)
リーマンショック後、自己資本比率の増強を進める大手金融機関
発行体:ウェルズ・ファーゴ
国名:米国 通貨:米ドル 発行価格:25米ドル
クーポン:6.375 % 償還日:2067/6/1 発行日:2007/5/8
証券格付け:BBB+(スタンダード・アンド・プアーズ)
Baa1(ムーディーズ)、BBB+(フィッチ)
バーゼルⅢ
公表
リーマンショック
の影響
2012年6月15日
25米ドルで繰上償還
(当初の償還日は2067/6/1)
(2007/5/8~2012/5/31)
*上記の自己資本比率は、プリンシパル・グローバル・インベスターズ調べ(数値は概算値)。
*2007年のG-SIFIs平均にはゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレーは含まれない。
※普通株式と内部留保から構成される狭義の中核的自己資本比率(コアTierⅠ)を表示。
U
B
S
クレ
デ
ィ
・
ス
イ
ス
ノ
ル
デ
ア
バ
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ク
レ
イ
ズ
ロ
イ
ズ
・
バ
ン
キ
ン
グ
・
グ
ル
ー
プ
シテ
ィ
グル
ープ
J
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ガ
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ズ
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フ
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ー
ゴ
G
- S
I
F
I
s
29社平
均
●優先証券の繰上償還等のイメージ
(12)11
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
689 757 802 813 831
928
1,1581,331
1,528
2,014
2,483
1,9832,154
2,3242,422
2,582
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
'97/12 '98/12 '99/12 '00/12 '01/12 '02/12 '03/12 '04/12 '05/12 '06/12 '07/12 '08/12 '09/12 '10/12 '11/12 '12/03
プリンシパル・グローバル・インベスターズは、1879年に米国で設立されたニュー
ヨーク証券取引所上場の総合金融機関プリンシパル・ファイナンシャル・グループ
の資産運用会社です。
同社は、自社の運用に加えて、戦略特化型運用会社を傘下にもち(マルチブティッ
ク戦略)、世界の幅広い投資家に対して、多様な運用戦略を提供しています。
世界約60カ国において主要国中央銀行およびソブリン・ウェルス・ファンドを含む
機関投資家の資産を運用しており、運用資産総額は約2,582億米ドル(約21兆
2,200億円)となっています。(2012年3月末)
優先証券の
運用に特化
スペクトラム・アセット・マネジメント社のご紹介
スペクトラム・アセット・マネジメント社は、優先証券の運用に特化した米国の資産運用会社です。
2001年10月より世界の有力資産運用会社「プリンシパル・グローバル・インベスターズ」傘下の運用会社として、世界の年
金基金、個人および機関投資家向けに優先証券のポートフォリオを運用しています。
スペクトラム・アセット・マネジメント社は、優先証券の運用に特化した米国の資産運用会社です。
2001年10月より世界の有力資産運用会社「プリンシパル・グローバル・インベスターズ」傘下の運用会社として、世界の年
金基金、個人および機関投資家向けに優先証券のポートフォリオを運用しています。
スペクトラム・アセット・マネジメント社(所在地:米国コネチカット州)は、1987年
に設立された優先証券運用業界では最大級の運用会社です。
同社は、優先証券の運用に特化しており、約135億米ドル(約1兆1,000億円)の
資産を運用しています。(2012年3月末)
2001年10月より世界の有力資産運用会社プリンシパル・グローバル・インベス
ターズの傘下となっています。
プリンシパル・グローバル・インベスターズの
運用資産総額
(ご参考)プリンシパル・グローバル・インベスターズの概要
スペクトラム・アセット・マネジメント社について
プリンシパル・グローバル・インベスターズの
グローバルネットワーク
(億ドル)
(2012年3月末の運用資産は1米ドル=82.19円で円換算)
★は運用拠点
(13)12
A-, 7.8%
BBB+, 19.9%
BBB, 27.3%
BBB-, 20.5%
BB+, 9.6%
BB, 10.0%
A, 5.0%
発行体国別比率
フランス,
20.5%
英国, 19.9%
スイス, 10.0%
ドイツ, 9.8%
オランダ,
5.3%
スウェーデ
ン, 5.0%
米国, 29.7%
●運用プロセス
当ファンドのモデルポートフォリオと運用プロセス
BBB
証券の平均格付け
8.0% (7.7%)
直利
(為替ヘッジ後)
48銘柄 (20発行体)
銘柄数(発行体数)
A+
(参考)発行体平均格付け
2.6年
デュレーション*
9.6% (9.3%)
終利* (為替ヘッジ後)
証券格付け別比率
* モデルポートフォリオの終利およびデュレーションはスペクトラム・アセット・マネジメント
社が想定する償還日(繰上償還条項に基づく繰上償還日等)をもとに計算しております。
第一次スクリーニング
①クレジット基準、②流動性基準
G-SIFIs発行の優先証券
マクロ環境見通し
GDP成長率、金利、雇用統計、
インフレーション、市場全体のバリュエーション
発行体分析
財務の健全性、キャッシュフローの見通し、
レバレッジ状況 など
銘柄選択
証券の発行条件対比での
相対的バリュー分析など
発行体比率
モデルポートフォリオ(2012年5月末)
※モデルポートフォリオは2012年5月末現在でスペクトラム・アセット・マネジメント社が作成したものであり、実際に運用
※格付けは、ムーディーズおよびスタンダード・アンド・プアーズ、フィッチの格付けのう
ち高い方の格付けを採用し、スタンダード・アンド・プアーズの格付け形式で表示。
優先証券への投資にあたっては、流動性、発行状況、償還条項、発行体の信用
力やバリュエーション等を勘案しつつ、発行体による繰上償還/買戻しなどにより
当初設定日から3年程度以内に償還されると期待できる銘柄を中心に投資します
(投資する証券の全てが3年前後以内に償還されるものではありません)。
ポートフォリオの構築
発行体 比率
ソシエテ ジェネラル 5.5%
モルガン・スタンレー 5.3%
ING銀行 5.3%
ロイズ・バンキング・グループ 5.0%
バークレイズ 5.0%
クレディ・アグリコル 5.0%
BNPパリバ 5.0%
シティグループ 5.0%
クレディ・スイス 5.0%
JPモルガン・チェース 5.0%
ノルデア 5.0%
ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド 5.0%
バンク・ポピュラーレ 5.0%
UBS 5.0%
ウェルズ・ファーゴ 5.0%
コメルツ銀行 5.0%
HSBC 4.9%
ドイツ銀行 4.8%
ゴールドマン・サックス 4.8%
バンク・オブ・アメリカ 4.6%
合計 100.0%
(注)モデルポートフォリオ(為替ヘッジ後)の利回りは、実際の運用におけるポートフォリオ
の利回りを保証するものではありません(費用・税金等考慮しておりません)。また、ファ
ンドの運用成果、投資利回り等を示唆あるいは保証するものではありません。モデル
ポートフォリオの利回り(為替ヘッジ後)の表示において、為替ヘッジコストは米ドル3ヵ
月物LIBOR(年率)と円3ヵ月物LIBOR(年率)の差で算出しています。
(14)13
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
ムーディーズは5月以降イタリアを皮切りに、スペイン、スウェーデン、
デンマークの主要な銀行の格下げを次々に発表しました。G-SIFIsの
一員では、イタリアのウニクレディト、スペインのサンタンデール、ス
ウェーデンのノルデアが格下げされました。さらに6月末までに他の欧
米主要銀行も格下げが発表される見通しです。
しかしながら、格下げの優先証券市場への影響は軽微であると考え
ています。
今回の方針が2月に発表済みであること、格下げの直接的な要因が
個別金融機関要因(信用力の低下など)よりも、主に格付け手法の変
更に起因するものであることに加え、これまでも格付けの変化は同市
場の価格に殆ど影響を与えてこなかった(ファンダメンタルズに対す
る遅行性)ことも理由としてあげられます。
また、これまで大手金融機関は保有するビジネスリスクの削減や増
資等による自己資本の拡充を積極的に行なってきており、逆に信用
力は改善方向にあると考えています。
運用環境・相場見通し
13
4月以降欧州債務問題や世界経済への先行き懸念が再燃し、5月末にかけて金融市場ではリスク回避の動きが強まって
おり、優先証券も他のリスク資産同様に価格が下落(クレジットスプレッドは拡大)しています。
しかし当ファンドが投資対象としている大手金融機関は、自己資本の拡充などを背景に信用力は大幅に改善していると
思われ、現在は絶好の投資タイミングであると考えています。
4月以降欧州債務問題や世界経済への先行き懸念が再燃し、5月末にかけて金融市場ではリスク回避の動きが強まって
おり、優先証券も他のリスク資産同様に価格が下落(クレジットスプレッドは拡大)しています。
しかし当ファンドが投資対象としている大手金融機関は、自己資本の拡充などを背景に信用力は大幅に改善していると
思われ、現在は絶好の投資タイミングであると考えています。
4月末以降、フランス及びギリシャの選挙結果を発端に、ギリシャの
ユーロ圏離脱懸念やスペインの銀行危機等、欧州債務問題が再燃し
ています。
短期的には優先証券市場のボラティリティ拡大要因となっていますが、
当ファンドが投資対象としている大手金融機関のクレジットへの影響
は大きくないと考えています。
ギリシャの行方には不透明要因が多く、当面のボラティリティ拡大要
因だと思われます。
しかしながら、ECBの金融緩和的方針やEU主要国の財政改革等によ
る緊縮策維持の方向性は不変だと考えています。政権交代したフラ
ンスもドイツや主要各国と協調路線を継続するものと考えており、欧
州債務問題は何れは収束に向かうものと考えています。
また仮に混乱が拡大したとしても、大手金融機関は既に自己資本
(TierⅠ)を拡充してきており、例えばギリシャ・アイルランド・イタリア・
ポルトガル・スペインの全ての国債が50%近く減免されるような事態
になっても損失は十分に吸収可能であると考えています。
欧州債務問題について
ムーディーズの格下げの影響について
※当運用環境・相場見通しは、2012年5月末現在でスペクトラム・アセット・マネジメント社が作成したものです。
※今後予告なく変更されるとともに、将来の運用環境、運用実績等を示唆・保証するものではありません。
(15)優先証券マザーファンド
運用の指図にかかる権限を、
スペクトラム・アセット・マネジメント社へ
委託します。
世界の優先証券
ファンドの仕組み
当ファンドの運用は、ファミリーファンド方式で行ないます。
– 優先証券マザーファンドは主として世界を代表する金融機関(G-SIFIs)が発行する米ドル建ての優先証券を中心に投資することにより、
高水準のインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指します。
マザーファンドにおける運用の指図にかかる権限を、スペクトラム・アセット・マネジメント社へ委託します。
– グローバル優先証券ファンド(為替ヘッジあり)は、優先証券マザーファンドを投資対象とします。また、原則として、実質組入外貨建資産
に対して対円での為替ヘッジを行ないます。
当ファンドの運用は、ファミリーファンド方式で行ないます。
– 優先証券マザーファンドは主として世界を代表する金融機関(G-SIFIs)が発行する米ドル建ての優先証券を中心に投資することにより、
高水準のインカムゲインの確保と信託財産の成長を目指します。
マザーファンドにおける運用の指図にかかる権限を、スペクトラム・アセット・マネジメント社へ委託します。
– グローバル優先証券ファンド(為替ヘッジあり)は、優先証券マザーファンドを投資対象とします。また、原則として、実質組入外貨建資産
に対して対円での為替ヘッジを行ないます。
分配金
・償還金
グローバル優先証券
ファンド
(為替ヘッジあり)
お客様
(投資者)
投資
損益
買付・換金の
お申込み
ベビーファンド
マザーファンド
投資
損益
(16)15
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
金融機関に対する規制強化について (自己資本規制とは)
銀行および銀行グループを対象に、国際的な金融システムの健全性強化等を目的として、バーゼル銀行監督委員会に
おいて自己資本規制(BIS規制)が定められています。
経済環境の変化とともに、金融機関の経営の安定化を図るため、上記委員会による規制が強化されてきました。
銀行および銀行グループを対象に、国際的な金融システムの健全性強化等を目的として、バーゼル銀行監督委員会に
おいて自己資本規制(BIS規制)が定められています。
経済環境の変化とともに、金融機関の経営の安定化を図るため、上記委員会による規制が強化されてきました。
バーゼルⅠの概要
バーゼルⅡの概要
上記は、自己資本規制の主な特徴について示すものであり、完全な情報が記載されているものありません。
国際的な金融シ
ス
テ
ム
の
健
全性強
化
国際的な金融シ
ス
テ
ム
の
健
全性強
化
欧州
欧州
債務問題
債務問題
サブ
サブ
プライム
プライム
問題
問題
リーマン・
リーマン・
ショック
ショック
自己資本
リスクアセット
≧ 8%
(国際業務を行う金融機関の場合)
自己資本
:基本的項目(TierⅠ)+補完的項目(TierⅡ)
TierⅠ
:株式、優先証券等
TierⅡ
:永久劣後債、期限付劣後債等
リスクアセット
:信用リスク+市場リスク
自己資本
リスクアセット
≧ 8%
(国際業務を行う金融機関の場合)
大枠はバーゼルⅠと変わらず
自己資本
:TierⅠ+TierⅡ+TierⅢ(準補完的項目)
TierⅠ
:株式、優先証券等
TierⅡ
:永久劣後債、期限付劣後債等
TierⅢ
:一部の期限付劣後債等
リスクアセット
:信用リスク+市場リスク+オペレーショナル・リスク
(信用リスクの精緻化)
1988年に公表された「自己資本の計測と基準に関する国際的統一化」(バ
ーゼルⅠ)に基づき、1992年12月末(日本では1993年3月末)から適用され
ました。
国際的な金融システムの破綻回避のために、国際業務を行う金融機関(
銀行)に対しては、その健全性を確保するための国際的な統一ルールとし
て、8%以上の自己資本比率を求める「自己資本規制」が導入されました。
1990年代は金融の自由化・国際化が一層進むとともに、その間に銀行の
抱えるリスクが複雑化・高度化したことにより、従来の規制を強化する必要
性が認識されました。
このため、1998年から規制の見直しが進められ、2004年に、「自己資本の
計測と基準に関する国際的統一化:改定された枠組」として新しい基準(バ
ーゼルⅡ)が公表されました。
具体的には、信用リスクアセットの計算をより精緻化したり、オペレーショ
ナル・リスク(事務ミスや不正行為等によって損失を被るリスク)を対象に
含めたりといった改定が行われました。
(17)2010年に公表された「国際的に業務を展開している銀行の健全性を維持
するための新たな自己資本規制(バーゼルⅢ)」により、金融機関は自己
資本の質と量の強化が求められることとなりました。
・ 自己資本比率は8%以上
・ TierⅠ比率の引き上げ
・ コアTierⅠ比率の追加
(コアTierⅠは、資本として安定性があり損失吸収力に優れている普通株式と
内部留保などから構成されます。)
さらに、現在資本算入が可能な次の証券等を自己資本算入から除外する
ことにより、資本の質の強化が図られることとなりました。
・ ステップアップ条項付き優先証券 ⇒ TierⅠに段階的に算入不可
・ 初回コールが5年未満の劣後債、劣後ローン ⇒ TierⅡに算入不可
上記記載の自己資本比率8%以上を求める規制に加え、不況時等におけ
る損失吸収力を厚くするために、自己資本の上乗せを求める規制(資本保
全バッファー)や、またG-SIFIsに認定された金融機関に対しては金融シス
テムや世界経済に与える影響が大きいために、それ以上に資本の上乗せ
を求める規制が予定されています。
国際的な金融シ
ス
テ
ム
の
さ
らなる健全性強化
国際的な金融シ
ス
テ
ム
の
さ
らなる健全性強化
金融機関に対する規制強化について (バーゼルⅢによる自己資本規制の強化)
バーゼルⅢの概要
2008年のリーマンショック等による世界的な金融危機の経験から、2009年以降世界的な金融規制の見直しが行なわれ、
2013年1月より金融機関に対する自己資本規制の強化等(いわゆるバーゼルⅢ)の適用が開始されることとなりました。
2008年のリーマンショック等による世界的な金融危機の経験から、2009年以降世界的な金融規制の見直しが行なわれ、
2013年1月より金融機関に対する自己資本規制の強化等(いわゆるバーゼルⅢ)の適用が開始されることとなりました。
●バーゼルⅡにおける自己資本規制
自己資本
リスクアセット
≧ 8%
(国際業務を行う金融機関の場合)
TierⅠ 4%
TierⅡ 4%
●バーゼルⅢにおける自己資本規制
自己資本
リスクアセット
(国際業務を行う金融機関の場合)≧ 8%
TierⅠ ≧6%
TierⅡ
2%
コアTierⅠ ≧4.5%
リスクアセット
:バーゼルⅡからリスクアセットの計測を厳格化
(デリバティブ、再証券化、トレーディング勘定のリスク捕捉強化など)
※上図の自己資本に加えて資本保全バッファー等が求められる予定です。
(18)17
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
当ファンドの投資リスクについて
当ファンドは、マザーファンドを通じて、実質的に優先証券など値動きのある有価証券等に投資しますので、基準価額は変動します。また、外貨
建資産は、為替の変動による影響も受けます。したがって、投資家の皆様の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、
損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
信託財産に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。
投資信託は預貯金と異なります。
投資家の皆様におかれましては、当ファンドの内容とリスクを十分ご理解のうえお申込みくださいますよう、よろしくお願いいたします。
当ファンドは、マザーファンドを通じて、実質的に優先証券など値動きのある有価証券等に投資しますので、基準価額は変動します。また、外貨
建資産は、為替の変動による影響も受けます。したがって、投資家の皆様の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により、
損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。
信託財産に生じた利益および損失は、すべて受益者に帰属します。
投資信託は預貯金と異なります。
投資家の皆様におかれましては、当ファンドの内容とリスクを十分ご理解のうえお申込みくださいますよう、よろしくお願いいたします。
<当ファンドの主なリスク>
※詳しくは「投資信託説明書(交付目論見書)」等をご覧ください。
●金利変動に伴うリスク
投資対象の優先証券は、経済情勢の変化等を受けた金利水準の変動に伴い価格が変動します。一般的に金利が低下すると優先証券の価格は上昇し、金利が上昇すると優先証券の価格
は下落する傾向があると考えられます。優先証券の価格が下落した場合、ファンドの基準価額も下落するおそれがあります。
●信用リスク
投資対象となる優先証券の発行体において、万一、元利金の債務不履行や支払い遅延(デフォルト)が起きると、優先証券の価格は大幅に下落します。この場合、ファンドの基準価額が下
落するおそれがあります。また、格付機関により格下げされた場合は、優先証券の価格が下落し、ファンドの基準価額が下落するおそれがあります。優先証券は、一般的に同一の発行体が
発行する普通社債と比較して低い格付が格付機関により付与されています。このため、発行体の信用力が低下した場合、普通社債以上に価格が大きく下落する場合があります。
●流動性リスク
実質的な投資対象となる有価証券等の需給、市場に対する相場見通し、経済・金融情勢等の変化や、当該有価証券等が売買される市場の規模や厚み、市場参加者の差異等は、当該有価
証券等の流動性に大きく影響します。当該有価証券等の流動性が低下した場合、売買が実行できなくなったり、不利な条件での売買を強いられることとなったり、デリバティブ等の決済の場
合に反対売買が困難になったりする可能性があります。その結果、ファンドの基準価額が下落するおそれがあります。
当ファンドの投資対象となる優先証券の市場は、上場株式等の市場と比較して市場規模が小さく取引量が少ないため、流動性が低い傾向があると考えられます。
●為替リスク
当ファンドは、原則としてマザーファンドを通じて投資する外貨建資産について、対円での為替ヘッジを行い、為替リスクを低減することに努めます。ただし、対円で完全に為替ヘッジすること
はできないため、組入資産にかかる通貨の為替変動の影響を受ける場合があります。また、円金利が当該組入資産にかかる通貨の金利より低い場合、その金利差相当分のヘッジコストが
かかることにご留意ください。
●カントリーリスク
投資対象となる国と地域によっては、政治・経済情勢が不安定になったり、証券取引・外国為替取引等に関する規制が変更されたりする場合があります。さらに、外国政府が資産の没収、国
有化、差押えなどを行う可能性もあります。これらの場合、ファンドの基準価額が下落するおそれがあります。
(19)●優先証券固有のリスク
・ 繰上償還延期リスク
優先証券には、一般的に繰上償還(コール)条項が付与されています。この繰上償還をいつ実施するかは発行体が決定することとなっているため、長期間償還されないこともあります。繰上
償還が期待されている中で、繰上償還が実施されなかった場合、あるいは繰上償還されない見込みとなった場合には、当該証券の価格が大きく下落することがあります。
・ 再投資に伴うリスク(繰上償還リスク)
投資する優先証券が繰上償還された場合に、当該償還金を再投資した際の利回りが当初組入銘柄の利回りと比較して低くなることがあります。
・ 法的弁済順位が劣後するリスク
一般的に優先証券の法的弁済順位は、株式に優先し普通社債に劣後します。したがって、発行体が経営破綻等に陥った場合、他の優先する債権が全額支払われない限り優先証券は弁済
されないリスクがあります。
・ 利息、配当の支払いに関するリスク
優先証券には、利息または配当の支払繰延条項がついているものがあり、発行体の財務状況や収益動向等の要因によって、利息または配当の支払いが繰延べまたは停止される可能性が
あります。この場合、当初期待されたインカムゲインが得られないこととなり、当該証券の価格が下落することがあります。
・ 制度変更等に関する留意点
将来、優先証券に係る税制の変更等、優先証券市場にとって不利益な制度上の重大な変更などがあった場合には、優先証券市場が著しく縮小したり、投資成果に悪影響を及ぼしたりする
可能性があります。
・ 優先証券のストラクチャーに関する留意点
投資対象となる優先証券の一部は、企業本体が発行するものではなく持株会社や当該企業に関連する特別目的会社などにより発行される場合があります。そのような優先証券への投資に
あたっては、ストラクチャーに伴う要因で発行体の信用状況が大幅に変化したり、法的弁済順位が変動したりする場合があります。また、ひとつの発行体が複雑な優先劣後構造を持った法
的弁済順位の異なる複数の優先証券を発行する場合があり、同一発行体であっても各々の優先証券の価格が異なったり、債務不履行時等の回収額などが異なったりする可能性がありま
す。
●特定業種への集中リスク
当ファンドは、金融機関が発行した優先証券に集中投資を行うことを基本とするため、個別金融機関の財務状況および収益動向等に加えて、金融機関を監督する金融当局の政策方針や金
融システムの状況など、金融セクター固有の要因による影響を受けます。したがって、幅広い業種を投資対象とするファンドと比較し基準価額の変動が大きくなる可能性があります。金融機
関の財務状況に対する懸念が高まる局面や、予想外の金融行政の変化等が生じた場合には、優先証券の価格が下落します。また、発行金融機関が経営不安、倒産、国有化等に陥った場
合には優先証券の価格が大きく下落します。その結果、ファンドの基準価額が下落するおそれがあります。
●収益分配金に関する留意事項
分配金は、預貯金の利息とは異なり、投資信託の純資産から支払われますので、分配金が支払われると、その金額相当分、基準価額は下がります。
分配金は、計算期間中に発生した収益を超えて支払われる場合があります。その場合、当期決算日の基準価額は前期決算日の基準価額と比べて下落することになります。また、分配金の
水準は、必ずしも計算期間におけるファンドの収益率を示すものではありません。
当ファンドの投資リスクについて
※詳しくは「投資信託説明書(交付目論見書)」等をご覧ください。
(20)19
※表紙「当資料のお取扱いにおけるご注意」をご参照ください。
お申込みメモ・ファンドの費用について
三井住友信託銀行株式会社
受託会社
大和証券株式会社
販売会社
大和住銀投信投資顧問株式会社
委託会社
投資者が信託財産で間接的に負担する費用
毎日、信託財産の純資産総額に年率1.764%(税込)を乗じて得た額とします。運用管理費用(信託報酬)は、毎計算期末、換金時または信託終了のときに、信託財産
から支払われます。
運用管理費用
(信託報酬)
信託財産の財務諸表の監査に要する費用は、毎日、信託財産の純資産総額に年率0.0105%(税込)以内の率を乗じて得た額とし、毎計算期末または信託終了時に
信託財産から支払われます。その他、有価証券売買時の売買委託手数料、それらに対する消費税等相当額、組入資産の保管費用等は、取引または請求のつど、
信託財産から支払われます。これらの費用については、運用状況等により変動するものであり、事前に料率、上限額等を示すことができません。
その他の費用・手数料
投資者が直接的に負担する費用
ありません。
信託財産留保額
購入価額に下記の手数料率(税込)を乗じて得た額とします。
購入時手数料
※当該手数料等の合計額については、保有期間等に応じて異なりますので、表示することができません。
お申込みメモ
1.050%
5億円以上10億円未満
0.525%
10億円以上
1.575%
1億円以上5億円未満
3.150%
1億円未満
手数料率(税込)
購入価額
購入価額:(10,000円/1万口)×購入口数
※購入時手数料には消費税等相当額がかかります。
平成24年7月2日から平成24年7月23日まで (設定日)平成24年7月24日
募集期間
800億円
募集上限額
年2回の決算時に分配を目指します。分配金支払いコースのみのお取扱いとなります。
収益分配
毎年1月、7月の23日(休業日の場合は翌営業日、第1回決算日は平成25年1月23日)に決算を行ないます。
決算日
換金申込受付日の翌営業日の基準価額。換金代金のお支払いは、換金申込受付日から起算して、原則として6営業日目からとします。
換金価額
ニューヨーク証券取引所またはニューヨークの銀行の休業日と同日の場合はお申込みできません。(注)お申込受付中止日は、販売会社にお問合せください。
換金申込受付不可日
10,000口あたり10,000円
購入価額
300万円以上1円単位 (注)または300万口以上1口単位
(注)購入時手数料および購入時手数料に対する消費税等に相当する金額を含めて、300万円以上1円単位でご購入いただけます。
平成24年7月24日から平成27年7月23日まで(3年間)
購入単位
信託期間
ファンドの費用について
(ファンドのご購入時または運用期間中には以下の費用がかかります)
(ご参考)
●口数指定で購入する場合
例えば、300万口ご購入いただく場合は、次のように計算します。
購入価額=(10,000円/1万口)×300万口=300万円
購入時手数料=購入価額(300万円)×3.15%(税込)=94,500円
となり、購入価額に購入時手数料を加えた合計額309万4,500円をお支払いいただくこととなります。
●金額指定で購入する場合
購入価額に購入時手数料を加えた合計額が指定金額(お支払いいただく金額)となるよう
購入口数を計算します。
例えば、300万円の金額指定で購入する場合、指定金額の300万円の中から購入時手数料
(税込)をいただきますので、300万円全額が当該投資信託の購入価額とはなりません。
※詳しくは「投資信託説明書(交付目論見書)」等をご覧ください。