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<ARIGATO 賞受賞者コメント> 妻夫木聡さん ウォーターボーイズ が俳優の転機となった作品です 日本映画の汗臭さ 泥臭さ 一体感をすごく感じた 映画は一人で作っているのではない 監督 スタッフ一丸となっていいものを作るんだという気持ちでいるから良いものができると感じている そこから映画に惚れて

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Academic year: 2021

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クロージングセレモニーのご報告

平素よりお世話になっております。 10 月25日(火)に東京・六本木を中心に開幕をしたアジア最大 級の映画祭・第 29 回東京国際映画祭。閉幕を迎えました本日、 EXシアター六本木にてクロージングセレモニーを行い、 “ARIGATŌ(ありがとう)賞”“SAMURAI(サムライ)賞” 含む各賞の発表・授賞式、また小池百合子東京都知事による【東 京グランプリ】作品『ブルーム・オブ・イエスタディ』へのトロ フィー授与が行われました。つきましては、登壇者のコメント と、各賞の受賞作品、受賞者を下記にてご報告させて頂きます。 是非貴媒体にてご紹介の程宜しくお願い申し上げます。 ■日時:11月3日(木・祝)14:00~16:00 ■場所:EXシアター六本木 ■登壇者: 各賞の受賞者(下記、別途詳細あり)、コンペティション国際審査委員、 小池百合子東京都知事、椎名保ディレクタージェネラル 【“ARIGATŌ(ありがとう)賞”受賞者】 新海誠(映画監督)、高畑充希(女優)、妻夫木聡(俳優)、ゴジラ&山内章弘(『シン・ゴジラ』プロデューサー) 【“SAMURAI(サムライ)賞“より】 黒沢清(映画監督)(もう一人の受賞者マーティン・スコセッシ監督からはコメント映像あり)

第 29 回東京国際映画祭 各賞受賞作品・受賞者

コンペティション部門 東京グランプリ 『ブルーム・オブ・イエスタディ』 審査員特別賞 『サーミ・ブラッド』 最優秀監督賞 ハナ・ユシッチ監督『私に構わないで』 最優秀女優賞 レーネ=セシリア・スパルロク『サーミ・ブラッド』 最優秀男優賞 パオロ・バレステロス『ダイ・ビューティフル』 最優秀芸術貢献賞 『ミスター・ノー・プロブレム』 観客賞 『ダイ・ビューティフル』 アジアの未来部門 作品賞 『バードショット』 国際交流基金アジアセンター特別賞 アランクリター・シュリーワースタウ監督 『ブルカの中の口紅』 日本映画スプラッシュ部門 作品賞 『プールサイドマン』 WOWOW 賞『ブルーム・オヴ・イエスタディ』 ARIGATŌ(ありがとう)賞 新海誠(映画監督)、高畑充希(女優)、妻夫木聡(俳優)、ゴジラ SAMURAI(サムライ)賞 黒沢清(映画監督)、マーティン・スコセッシ(映画監督)(登壇なし。コメント映像あり)

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<ARIGATO 賞受賞者コメント> 妻夫木聡さん 「『ウォーターボーイズ』が俳優の転機となった作品です。日本映画の汗臭さ、泥臭さ、一体感をすごく感じた。映画は一人で作っ ているのではない、監督、スタッフ一丸となっていいものを作るんだという気持ちでいるから良いものができると感じている。そこから映 画に惚れて、今までやってきた。映画界からこのような賞を貰えるとは思っていなかったので、これを励みにまた一からがんばりたいで す。」 高畑充希さん 「ミュージカルでデビューした後、映画に出るようになったので、映画界から賞をいただけて、しかもゴジラさんといっしょに壇上に立つ 日が来るなんて夢にも思っていませんでした。これからも一生懸命がんばります。こちらこそ“ありがとう”ございました。」 新海誠監督 「受賞理由として“新星現る”とあったが、僕自身は 10 年前から映画を作っている。きっと今年発見してくださったということなんだと 思います。それはとても幸せなことです。今後も今の観客は何を観たいのか、物語が負うべき役割はなんなのかを考えながらこれか らもアニメーション映画を作っていけたら幸せです。僕の名前で賞をいただいておりますが、すばらしいスタッフやキャストがいたおかげ なので、『君の名は。』という作品に頂けたものだと思います。」 ゴジラ(『シン・ゴジラ』エグゼクティブ・プロデューサー山内章弘さん) 「僕の会社の先輩ゴジラにこのようなすばらしい賞をありがとうございます。62 年前に誕生して、日本では 12 年ぶりに復活しまし た。これはなかなか難しいこと。11 月 3 日は初代ゴジラが公開された日。そんな日にこのような賞をいただけて不思議な縁を感じ ております。」 <日本映画スプラッシュ部門> マーク・アダムス審査委員のコメント: 「各作品、それぞれ特色があって非常に印象深いものばかりでした。一作品にしか賞をお渡しできないのが残念です。」 日本映画スプラッシュ作品賞受賞:渡辺紘文監督 「デビュー作から東京国際映画祭に出させていただいているので、僕を育ててくれたのはこの映画祭です。今年の日本映画スプラッ シュ部門は誰の目から見ても激戦で、僕が尊敬する監督の作品が集まっていたので、自分が賞をいただけるとは思っていませんで した。感謝しかありません。」 <アジアの未来部門> 橋口亮輔審査委員のコメント: 「私たち審査委員は一作品毎に白熱した議論を交わしました。出品作品すべてが私たちを刺激してくれました。若々しい作品、 熟練した作品、様々なものがありましたが、この部門名にふさわしい一本を選びました。アジアは大きな変革の時を迎えている。こう いうときは素晴らしい作品、才能が現れるもの。来年、再来年、そのすばらしい作り手がまた東京国際映画祭に集まって繋がって いくことになればどんなに素晴らしいだろうかと思いました。出品 10 作品は私たち審査委員にそう思わせてくれる作品でした。」 国際交流基金アジアセンター特別賞 審査委員松本正道さん講評: 「コメディと厳粛なドラマ、夢と現実、真実と挑戦、これらの要素が大胆に融合されているこれらの二重構造が、登場人物の女性 が強いられている二重生活に、この映画を見ながら私たちは痛みを楽しみ、喜びを苦しむことを求められた。」

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国際交流基金アジアセンター特別賞 アランクリター・シュリーワースタウ監督コメント: 「東京国際映画祭に大きな感謝を申し上げます。プロデューサーはこの作品のテーマを信じてくれた。この作品を通してアジアのス ピリッツを伝えることができると思いますし、これがアジアの平和につながっていけばと強く感じています。そしてアジアの女性が一丸と なって平和の光を灯せるようになっていけばいいと思います。」 「アジアの未来」作品賞 ミカイル・レッド監督: 「私だけでなく、私のようにいろいろ苦労しながら作品を作っている、みんなにいただいた賞だと思います。そしてフィリピンという国にも いただいた賞だと思います。ありがとうございます。」 <“SAMURAI(サムライ)”賞> マーティン・スコセッシ監督ビデオコメント: 東京国際映画祭に SAMURAI 賞の御礼を申しあげます。 とても残念ですが、日本での滞在を今日まで延長することができず、賞を直接受け取れません。敬愛する黒沢清監督に代理 で受け取っていただきます。彼の作品にはいつも感服しており、彼が代理受賞してくれるのはとても意義深いことです。ありがとう、 清。あなた自身の受賞もおめでとう。SAMURAI 賞は生涯功労賞だと理解しています。一応、申しあげますが、私も清も生涯は まだ終わっていません。しかしながら、この栄誉をいただけて感激です。私は映画を通じて、日本と日本文化を知りました。黒澤明 をはじめ、溝口(健二)、小津(安二郎)、成瀬(巳喜男)、篠田(正浩)、小林(正樹)、今村(昌平)、大島 (渚)、塚本(晋也)、そして黒沢清。他にも清水宏など、数多くの作品を観ました。観れば観るほど、その豊かで素晴らしい 世界を知りました。黒澤明監督の『夢』出演のため日本を訪れて、日本への驚嘆と好奇心は、さらに深まりました。同じ頃、日本 文学にも触れ、遠藤周作の作品に出会いました。そして小説「沈黙」を原作に、今回、映画を撮りました。私の人生がより充実し たのは、日本映画と文化に触れ、この素晴らしい国を訪れたからです。 最後にもう一度、御礼を申しあげます。ありがとう。 黒沢 清 監督コメント: 「スコセッシ監督のメッセージは今初めて見たのですが、僕自身について語っていただいていることに大変驚いています。スコセッシ監 督と並んで賞を受けることが自分の人生に起こるなんて信じられません。僕らの世代のスコセッシ映画といえば『タクシー・ドライバ ー』。スコセッシ監督のような自由自在で多様な映画作家がいたからこそ、映画は今日まで発達してきた。僕自身のキャリアはスコ セッシ監督に比べると恥ずかしいくらい。それでも小規模ではあるが、自分なりに自由で、多様で、なんでもありな映画づくりをしてき ました。そのかいあって 30 年以上映画を作り続けられています。これからも映画を作っていきます。これまで携わってきてくれたスタッ フ、キャスト、観客、すべての方にお礼を申し上げます。」 <WOWOW 賞> WOWOW 賞 クリス・クラウス監督: 「観客による賞は私にとっては最高の賞。名誉ある賞をありがとうございます。そして、プロデューサーはこの映画をつくるためにほんと うに戦ってくれたのでご紹介させて頂きます。」 WOWOW 賞 カトリン・レンメさん(プロデューサー): 「この作品のワールドプレミアが東京国際映画祭でした。プロデューサーとしては他国で評価されるのか非常に不安なものですが、 栄誉ある賞をいただけて感謝しています。」 <最優秀芸術貢献賞>

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審査委員 平山秀幸監督講評: 「デジタルの時代であるが、映画はフレームの中をきっちり作り上げることが大事だと思っています。これは昔から変わらない、映画の 命ともいうべき光を大事にしてクラシカルとも言うべき頑固な文法をつくった作品を僕たちは選びました。」 最優秀芸術貢献賞 メイ・フォン監督コメント: 「すばらしいスタッフとキャストに心から感謝します。現在の中国における映画環境でこのようなアート映画を撮り続けることができる のは、みなさんの協力があってこそです。映画というのは私たちの日常を切り取り素晴らしいものにしてくれるものです。」 <最優秀男優賞> 審査委員 メイベル・チャン監督 講評: 「その男優は自分の奥深くにある秘密、弱さをさらけ出す演技力、艶やかさが備わっていました。さらに私たちは女性・男性という境 界線がこれほど交じり合うことができるという演技力に驚くとともに男優賞と女優賞どちらにすべきか迷いました。」 最優秀男優賞 パオロ・バレステロスさんコメント: 「実は最優秀女優賞を獲るのではないかと思っていました(会場笑い)。監督は私を信じて、この役を任せて頂き、本当にありが とうございます。この作品を通して、たくさんの友情が生まれました。」 <最優秀女優賞> 審査委員長 ジャン=ジャック・ベネックス監督 講評: 「最初に彼女が現れた瞬間、その強い存在感に釘付けにさせられます。自然で長い演説よりももっと強烈に人種差別の馬鹿げさ とナンセンスさを思い出させます。私たちの心を動かし微妙で繊細な演技力に感謝します。彼女に敬意を表し、彼女に値する賞で す。」 最優秀女優賞 レーネ=セシリア・スパルロクさんコメント: 「心臓がドキドキしてここに立っている自分が信じられません。劇中でも私の妹を演じてくれた妹がいなかったらこの場に私はいませ ん。特に妹に感謝しています。」 <最優秀監督賞> ヴァレリオ・マスタンドレアさん 講評: 「人とその生活、人間性またはその生き方の選択を否定せずに裁くことなく、そのキャラクターの表情、感情、その瞬間の場面から 伝わる強烈な反応を丁寧に敬意を持って見つめる。監督にとって映画作りの頂点こそ、時にはストーリーに直面しながらも最後ま でしっかりと見続けたいと思う。そういう作品でした。」 最優秀監督賞 ハナ・ユシッチ監督 コメント: 「受賞されている皆さんのコメントをぼーっと見ながら、受賞が事前に知らされているからあんな風にスピーチできるんだなと思っていま した。まさか自分が受賞するとは思わなかったので何も考えていませんでした(笑)。出演者、スタッフに感謝します。」 <審査委員特別賞> 審査委員 ニコール・ロックリンさん 講評: 「映画作りのひとつの目標は私たち観客を驚くべき未知の世界に旅立たせてくれること。その旅路に人間性とモラルを問うストーリー と脚本の強さ、背景の美しさ、信じられない演技。人間とは何か。私たちはどこから来ているのかを問いながらも。驚くべきことに監 督はこの作品が長編デビュー作と聞いております。」

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審査委員特別賞 アマンダ・ケンネル監督コメント: 「主演女優とその妹を誇りに思っています。この二人がいたからいまここに立てている。そして東京国際映画祭ではいろんな人と多く 語り合うことが出来ました。映画祭という場はいろいろな国の社会を知ることが出来る場であると改めて思いました。」 <東京グランプリ> 審査委員長 ジャン=ジャック・ベネックス監督 講評: 「人間は罪を犯します。それは人間の性なのかもしれません。一人ひとりがそれを背負って生きています。そして映画はその時の悲 劇の瞬間を描写します。しかし生き証人は消え、思い出も消えていきます。卓越した映画作りとは、それをものともせず、過去の罪 を正しい視点で見せるものです。」 東京グランプリ クリス・クラウス監督コメント: 「非現実的なシュールな気分でいます。同じ舞台にジャン=ジャック・ベネックス監督と立てるなんて。先ほど拙いフランス語で二十 歳頃彼の映画をずっと見ていましたと伝えました。それなので夢が叶ったような気分です。この映画を撮ることは簡単ではなかった。 でもこの受賞によってフランス、ドイツ、そして日本でも公開されることを期待しています。この映画に出演してくれた素晴らしい俳優 とスタッフがいなければ、この映画はできませんでした。そしてこの映画のプロデューサーである彼女は、戦士でアマゾネスです。」 カトリン・レンメさん(プロデューサー)コメント: 「本当にうれしいです。監督とは素晴らしい時間を過ごしました。この賞を受賞して圧倒されています。何も言えません。」 小池百合子東京都知事: 「多くの皆さまが来て下さったことに、開催地の知事として御礼申し上げます。受賞者の皆さまには心からお祝い申し上げます。毎 年多くの逸材が、この東京から世界へと羽ばたいていくことをうれしく思います。映画は文化を凝縮したもの。日本にはさまざまな文 化がある。それを東京から、日本から世界中の人にもっと日本の文化を知っていただきたい。2020 年の開催のオリンピック・パラリ ンピックはスポーツだけではなく、日本の文化を発信する最高のチャンス。これからも東京国際映画祭をきっかけに日本の文化が広 く世界中に届きますことを願っております。事務方に確認したところによると、東京都がこの映画祭につけている予算は去年より増 やしているとのことでした(会場拍手)。必要なところには予算をつけて(会場拍手)、日本文化をもっと世界に発信していきた いと思います。」 審査委員長 ジャン=ジャック・ベネックス監督 「作り手のビジョン、スピード感のあるグローバリズムなど、さまざまな視点を見ることができました。映画の作り手は時代の証人でもあ りキャストでもあると思います。映画を見て、観客は世界をより広く知ることが出来ます。この 16 作品をみていて、普遍性ではなく、 人種差別、寂しさ、フェシズム平等性、正義感など、互いに違いがあるということを見せ付けられました。人間性の最大の遺産は “違う”ということです。文化の違い、考え方の違い、そして人間性の美しさを見出しながらお互いに寛容な気持ちでお互いを尊重 しながらそこで初めて希望がうまれ平和な世界が生まれるのではないでしょうか。」 椎名ディレクター・ジェネラル コメント: 「受賞者の皆さまおめでとうございます。そして審査委員長、審査委員の皆さまに心よりお礼申し上げます。出品作品、すべてが 受賞作品で、受賞者だと思い、心から拍手を送ります。映画祭は映画作りと同じ。スクリーンには役者しか映らないが、その役者 が最大のパフォーマンスを発揮できるよう、撮影現場ではたくさんの人が携わっている。この映画祭でも主役は作品ですが、それを 支える多くのスタッフがいました。映画祭も多くのスタッフ、ボランティアに支えられて今日無事終わることが出来ます。この場を借りて 心からお礼申し上げます。」

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