夫婦の認識から捉えた「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」の作成

全文

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日本助産学会誌 J. Jpn. Acad. Midwif., Vol. 26, No. 2, 166-178, 2012

*1群馬パース大学保健科学部看護学科(School of Nursing, Faculty of Health Science, Gunma Paz Collage) *2群馬大学大学院保健学研究科(Gunma University Graduate School of Health Science)

2011年11月28日受付 2012年6月21日採用

原  著

夫婦の認識から捉えた「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」の作成

—因子的妥当性による質問項目の選定—

Design of “Scale for wives’ satisfaction with husbands’

supportiveness during pregnancy” based on couples’ awareness

—Select of the questionnaire for content validity—

中 島 久美子(Kumiko NAKAJIMA)

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常 盤 洋 子(Yoko TOKIWA)

*2 抄  録 目 的  本研究の目的は,妊娠期の妻への夫の関わりに対する妻の満足感を妻と夫の認識から捉えた「妊娠期 の妻への夫の関わり満足感尺度」を作成するため,尺度の因子的妥当性を検討し,尺度の質問項目を選 定することである。 対象と方法  対象者は第1子妊娠期(初期,中期,末期)の夫婦である。夫婦760組に配布し,回答の得られた437 組のうち419組を分析の対象とした。尺度の質問項目は,先行研究(中島・常盤,2011)から得られた「妊 娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」を構成する概念の3つの側面,「夫婦の親密性」「家族システム」「親 になる意識」に対応させて選んだ。尺度の質問項目は,妊娠初期40項目,妊娠中期46項目,妊娠末期51 項目からなり,回答は5件法であり夫の関わりに対する妻の満足の程度が測定された。 結 果  「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」は,「妻用の尺度」では妊娠初期14項目,妊娠中期21項目, 妊娠末期24項目,「夫用の尺度」では妊娠初期17項目,妊娠中期20項目,妊娠末期17項目となった。因 子分析の結果,妻と夫,各々の尺度に「妻の健康と情動への気づかい」「家事労働」「子どもが生まれるこ とに関する夫婦のコミュニケーション」の3つが抽出された。妻と夫,各々の尺度の因子構造は,「妊娠 期の妻が満足と感じる夫の関わり」を構成する概念の3側面を含んでいることから,因子的妥当性が確 認された。内的整合性では,「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」の下位尺度にCronbach's α=.78∼.92 の高い信頼性が確認された。 結 論  本研究では,妊娠期の妻への夫の関わりに対する妻の満足感を妻と夫の認識から捉えた「妊娠期の妻 への夫の関わり満足感尺度」の質問項目が選定された。妊娠各期の尺度の下位尺度では,全てにおいて Cronbach's α=.78∼.92の高い信頼性係数が得られたことから,妊娠各期の妻への夫の関わりに対する

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妻の満足感を妻と夫の認識から捉えた尺度の質問項目が選定されたといえる。また,本尺度は「妊娠期 の妻が満足と感じる夫の関わり」の概念の3側面を含んでいることが確認され,因子的妥当性が支持さ れた。 Keyword:妻の満足感,夫の関わり,夫婦関係,妊娠期,尺度の作成 Abstract Purpose

In this study, the author designed a scale to measure pregnant wives satisfaction with their husbands' support-iveness based on the couples’ awareness. The author also tested the content validity.

Method

Participants were couples who were undergoing a single-child pregnancy (divided into groups for early, mid-dle, and last phases of pregnancy). In all, 760 couples were recruited. Among these couples, 437 responded to the questionnaire and 419 were included in the analysis. The questionnaire was designed based on three aspects of hus-bands' supportiveness of their wives: "Intimacy of couple", "Family system", and "Realization of parenthood". There were 40 questions for the early phase of pregnancy, 46 questions for the middle phase, and 51 questions for the last phase. Couples were asked to indicate if they were satisfied or dissatisfied with various aspects of their relationship related to the pregnancy on a 5-point Likert-like scale.

Results

Wives answered 14, 21, and 24 questions for the early, middle, and last phases of pregnancy, respectively, while husbands answered 17 questions for the early phase, 20 for the middle phase, and 17 for the last phase. Three factors emerged: "Empathy for wives' feelings and health", "Support in doing housework", and "Communication between the couple relating to the birth of their baby". Because the factor structure correspond three aspects of husbands' supportiveness of their wives, the content validity was confirmed. Cronbach's alpha was between .78 and .92, indicating high internal consistency.

Conclusion

This study designed a questionnaire to measure pregnant wives' satisfaction with their husbands' supportive-ness. As mentioned above, cronbach's alpha was between .78 and .92, indicating high internal consistency. Because the factor structure correspond three aspects of husbands' supportiveness of their wives, the content validity was confirmed. We succeeded in designing a questionnaire to assess couples' awareness on this topic.

Keywords: pregnancy, satisfaction, husband supportiveness, marital relationship, scale design

Ⅰ.諸   言

 近年の核家族化,少子化などの社会的環境の変化に より妊娠期の女性のソーシャル・サポートは縮小し, 特に第1子妊娠期の妻ではこれから母親になって育児 をしていく自分を具体的にイメージできない,相談で きる人が少ないという状況から夫の関わりの重要性が 指摘されている(渡辺,1997)。  妊娠期の妻のソーシャル・サポートを測定する尺 度に関する研究では,岩田・伊藤・柳原他(2001)が Brown(1986)の妊婦用に開発したSupport Behavior Inventory(SBI)を日本語版に作成し,妊婦の不安や ストレスとソーシャル・サポートとの関連を検討し ている。また,喜多(1997)は妊婦を対象としたSocial Network Inventory(SNI)を作成し,妊婦のソーシャ ル・サポートの質と量を検討している。これらの尺度 は「情緒的」「評価的」「情報的」「物質的」の4つの概念 から構成されているが,サポート提供者は夫や家族, 友人など妊娠期の妻を取り巻く多様な人々であり,妊 娠期の妻への夫の関わりに焦点を当てて作成された尺 度ではなかった。中島・行田(2009)は,妊娠期の妻 への重要な支援者である夫の行為に着目し,妊娠期の 妻が満足と感じる夫の行為を測定できる尺度として 「妊婦が認知する夫の行為満足尺度」を作成した。こ の尺度は妊婦である妻への夫の行為に対する妻の満足 感を測定できるという点で有効であるが,夫の関わり を妻が満足と感じているかについての夫の認識は測定 できず,妻の満足感に対する妻と夫の認識に焦点を当 てて作成された尺度ではなかった。  妊娠期の妻への夫の関わりについて,妻と夫の認 識の間には異なる認識が存在することが指摘されて いる(衣笠・栗山・羽座,2006;寺口・河原・門田他,

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Ⅱ.研 究 目 的

 本研究の目的は,妊娠期の妻への夫の関わりに対す る妻の満足感を妻と夫の認識から捉えた「妊娠期の妻 への夫の関わり満足感尺度」を作成するため,尺度の 因子的妥当性を検討し,質問項目を選定することであ る。

Ⅲ.研 究 方 法

1.対象  対象者は,関東近郊の研究協力施設9カ所(総合病 院5カ所,産科医院4カ所)の産科病棟に妊婦健診のた め来院した第1子妊娠期(初期,中期,末期)の夫婦と した。妊娠初期は,妊娠と判定されてから胎動を自覚 する前まで,妊娠中期は,胎動の自覚後から腹部が増 大する妊娠28週未満,妊娠末期は,妊娠28週以降と した。 2.調査期間  平成21年6月∼11月とした。 3.調査の手続き  妊婦健診に夫婦同伴で来院した夫婦には,研究者あ るいは産科外来スタッフが研究の主旨及び倫理的配慮 を説明し,研究参加に同意が得られた夫婦に調査用紙 を配布した。妊婦健診に妻のみが来院した場合には, 妻に対して研究者あるいは産科外来スタッフが研究の 趣旨及び倫理的配慮を説明し,研究参加に同意が得ら れた妻に調査用紙を配布した。また,夫の調査用紙は 妻から帰宅後に夫に渡してもらい,夫に対する協力依 頼は紙面にて行った。  質問紙への回答の際は,夫婦が互いに相談したり, 記入後の調査用紙を夫婦が互いに目に触れないように 説明し,夫婦のプライバシーを保護するため,調査用 紙記入後は,夫婦各人に添付した小封筒に入れて封を したものを夫婦セットにして大きい封筒に入れるよう 封筒を用意した。研究参加については,設置された回 収箱への投函をもって同意とみなした。 4.尺度作成のプロセス 1 ) 「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」を構成 する概念  尺度の作成に関しては,ある構成概念と測定尺度が 1997)。そこで,中島・常盤(2011)は,「妊娠期の妻 が満足と感じる夫の関わり」における妻と夫の認識に 着目し,「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」を構 成する概念として3側面を示し,妻と夫の共通の認識 と異なる認識を明らかにした。「妊娠期の妻が満足と 感じる夫の関わり」について,妻と夫の共通の認識と 異なる認識を夫婦が理解し合うことによって妻の満足 感が高まり,これにより妻の精神的健康が良好とな る。また,夫にとっても妻の満足感を認識でき,妻へ の夫の関わりがより豊かになることが期待される。し かし,「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」につい て,妻と夫の異なる認識が修正されないまま放置され る場合には,夫婦の認識のずれが生じ,妻の精神的健 康が脅かされることが危惧されよう。妊娠期の夫婦の 認識のずれは,その後の出産,育児期における夫婦の 関係性に影響を及ぼす可能性がある(Belsky & John, 1994/1995)。よって,「妊娠期の妻が満足と感じる夫 の関わり」について,妻の満足感に対する妻と夫の共 通の認識と異なる認識が明瞭になれば,夫婦の認識の 一致もしくは認識のずれが生じているかをアセスメン トでき,夫婦の認識の相互理解への援助を提供するこ とができると考える。妊娠期の夫婦の認識の相互理解 により妻の精神的健康が良好となり,出産・育児期に おける夫婦の調和的な関係性への移行が期待される。  一方,尺度の作成過程では,「構成概念の明確化」「質 問候補の収集」「項目の決定」のプロセスを踏まえたう えで,質問項目を選定することが重要であると指摘さ れている(堀・山本・松井;1994)。また,質問項目 の選定では,測定尺度の内容が尺度の構成概念として 解釈し得る意味を持っているかの因子的妥当性が重要 となる。よって,尺度の構成概念を明確化したうえで, 尺度の作成過程において重要となる質問項目を選定す ることが重要であると考えた。 【用語の操作的定義】 夫の関わりに対する妻の満足感:夫の関わりに対する 妻の喜びや安心感,あるいは助けられたという気持 ち 夫の関わり:妊娠期の妻に対する夫の言動や態度 夫婦の認識:妻が満足と感じる夫の関わりに対する妻 の理解,妻が満足と感じると夫自身が感じている夫 の関わりに対する夫の理解

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複数の下位概念と下位尺度から構成されていると考え られる場合,因子分析を用いて尺度が当初設定した 内容を適切に測定しているかについて確認されたと きは因子的妥当性があるといえる(堀・山本・松井; 1994)。つまり,「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わ り」を構成する概念が本研究で作成する「妊娠期の妻 への夫の関わり満足感尺度」の概念を含んでいる場合, 因子分析でそれらが確認されたときは因子的妥当性が 支持される。これらを踏まえて,以下に「妊娠期の妻 が満足と感じる夫の関わり」を構成する概念について 説明する。  「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」は,妊娠 期の妻への夫の関わりに対する妻の満足感を妻と夫の 認識から捉えることができる尺度である。先行研究 (中島・荒井・坂本他,2009;中島・常盤,2011)では, 第1子妊娠期の夫婦を対象に面接調査が実施され,「妊 娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」について,妻と 夫の共通の認識と異なる認識が明らかにされた。また, 妊娠期は妻の健康と情動への気づかいによって「夫婦 の親密性」が発達し,夫の家事労働によって妻の身体 的負担の軽減と家庭内役割からの解放感が得られるこ とから「家族システム」の安定が図られ,子どもを持 つことで生じる役割調整についての夫婦の話し合いが 促進されることから夫婦の「親になる意識」が発達す る。以上のことから,「夫婦の親密性」「家族システム」 「親になる意識」の3側面は,「妊娠期の妻が満足と感 じる夫の関わり」を構成する概念であることが示され た(図1)。また,妊娠期の妻への夫の関わりと夫婦関 係とは交互に高め合う関係性にあり,良好な夫婦関係 によって妻への夫の関わりが促進される(中島・常盤, 2008)。このことから,「妊娠期の妻が満足と感じる夫 の関わり」には夫婦関係の質が関与していることが明 らかにされた。  概念図に示される妻の満足感に対する妻と夫の認識 については,以下のように解釈することができる。妊 娠は生理的現象であるが,妊娠に伴うマイナートラブ ルや妊娠経過への不安などの妻のストレスは夫からの 気づかいや家事労働によって軽減する。ストレスに由 来する精神的な悩みを抱えた人には,満足感などの陽 性感情に注目して関わる必要があるとされている(大 野・吉村・山内他,1995)。このことは,妊娠期の妻が 精神的に健康な状態で妊娠生活を過ごすには,妻が満 足と感じる夫の関わりが重要であることを意味してい る。妊娠期の妻が夫の関わりを満足と認識でき,夫自 身も妻の満足感を認識することができれば,妻と夫の 共通の認識となる。妻の満足感に対する妻と夫の共通 の認識について夫婦の認識が一致していれば夫婦の相 互理解が得られ,妻の精神的健康が増進されるであろ う。一方,夫の関わりに対して妻が満足しているだろ うと夫が認識していても妻が夫の関わりを満足と認識 しない場合や夫の関わりを妻が満足と認識していても, 夫自身が妻の満足感を認識していなければ,妻と夫の 異なる認識となる。妻の満足感に対する妻と夫の異な る認識を互いに理解しない夫婦では,夫婦の認識のず れが生じ,妻の精神的健康が脅かされる可能性が生じ るであろう。概念図から,「妊娠期の妻が満足と感じ る夫の関わり」における妻と夫の認識は,妻の精神的 健康に影響を与えると解釈することができる(図1)。 「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」を構成する概念 【3 つの側面】 ・「夫婦の親密性」・「家族システム」・「親になる意識」 妻の満足感に対する妻と夫の認識 共通の認識 異なる認識 妻の精神的健康 夫婦関係の質 注)実線矢印は先行研究で導き出されたもの 図1 「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」を構成する概念と妻の精神的健康との関連

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2 ) 尺度の質問項目の選定  尺度の作成では,妊娠期の妻への夫の関わりについ て,妻の満足感に対する妻と夫の認識を捉えた尺度を 作成するために質問項目の選定が重要となる。本尺度 は,妻の満足感に対する妻と夫,各々で使用できる尺 度を目指しているが,尺度の質問項目の候補を妻と 夫の両者の認識から収集することが妻と夫の共通の 認識と異なる認識を測定する本尺度においては重要と 考えた。そこで,まず調査の段階では妻と夫の両者の 認識を加味した質問項目を選定し,次の分析の段階で は,妻用と夫用の尺度の作成に向けて因子的妥当性の 検討による質問項目の選定を実施しようと考えた。よ って,調査の段階では,妻と夫の共通の認識と異なる 認識(妻のみの認識,夫のみの認識)を盛り込んだ質 問項目が設定された。  尺度の質問項目は,第1子妊娠期の夫婦8組を対象 に妊娠各期(初期・中期・末期)の妻が満足と感じる 夫の関わりについて,妻と夫の認識を明らかにした 質的調査(中島・荒井・坂本他,2009;中島・常盤, 2011)に基づき,妻が満足と感じる夫の関わりについ て,妻と夫の認識を表すカテゴリを構成するコード内 容をもとに抽出された。尺度の質問項目の選定におい ては,中島・常盤(2011)の「妊娠期の妻が満足と感じ る夫の関わり」を構成する「夫婦の親密性」「家族シス テム」「親になる意識」の3側面の概念に対応させ,相 当すると思われるコード内容を選んだ。その結果,妻 と夫で共通している項目および妻と夫で異なる項目 (妻のみの項目,夫のみの項目)を合わせて91項目(妊 娠初期27項目,妊娠中期34項目,妊娠末期30項目) が選ばれた。選ばれた91項目には,妊娠各期の質問 項目の中に全妊娠時期に共通する項目として12項目 が含まれていたことから,全妊娠時期の共通項目12 項目と妊娠各期55項目(妊娠初期15項目,妊娠中期22 項目,妊娠末期18項目)が作成された。  尺度の質問項目の内容妥当性については,母性看護 学・助産学の大学教員4名によって表現の修正と項目 の削除が行われた。また,内容妥当性の結果,妊娠各 期の質問項目の中に全妊娠時期に該当すると考えられ る共通項目として17項目が含まれていることが確認 され,妊娠各期の項目17項目(妊娠初期10項目,妊娠 中期10項目,妊娠末期1項目:このうち妊娠初期・中 期の4項目は重複している項目)が全妊娠時期の共通 項目に加えられた。よって,全妊娠時期の共通項目 29項目,妊娠各期の項目34項目(妊娠初期5項目,妊 娠中期12項目,妊娠末期17項目)となった。さらに, 作成した尺度について回答者が正確に回答しているか どうかを判断するため,全妊娠時期の共通項目に4項 目,妊娠各期の質問項目に4項目(妊娠初期2項目,妊 娠中期1項目,妊娠末期1項目)を逆転項目として加え, 全妊娠時期の共通項目33項目,妊娠各期の項目38項 目(妊娠初期7項目,妊娠中期13項目,妊娠末期18項目) となった。次に妊娠期の夫婦3組,出産後半年以内の 夫婦1組に表面妥当性の確認を依頼し,理解困難な内 容や回答のし難さなどの意見を求めて質問項目の表現 を修正した。最終的に妊娠期の夫婦のことばが活かさ れた全妊娠時期の共通項目33項目と妊娠各期の38項 目(妊娠初期7項目,妊娠中期13項目,妊娠末期18項目) が収集された。全妊娠時期の共通項目と妊娠各期の項 目を組み合わせた妊娠初期40項目,妊娠中期46項目, 妊娠末期51項目を「妊娠期の妻への夫の関わり満足感 尺度」の質問項目とした。 5.調査内容 1 ) 対象の属性  対象の属性は夫婦の年齢,結婚年齢,就労状況,同 居家族,妻の妊娠週数,妊娠の成立,妊娠歴,合併症, 妊娠経過とした。属性は妻のみに回答を求めた。 2 ) 「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」  「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」は,妻と 夫が回答できるように作成されている。全妊娠時期の 共通項目と妊娠各期の項目(妊娠初期,妊娠中期,妊 娠末期)から構成され,妊娠初期40項目,妊娠中期 46項目,妊娠末期51項目からなる。質問項目のうち, 全妊娠時期の共通項目は対象者全員が回答し,妊娠各 期の項目は現在の妊娠時期にあてはまる項目のみを選 択する。「1. 全くちがうと思う」∼「5. 全くそうだと思 う」の5件法で満足の程度が測定された。調査の回答 に際しては,妻と夫,各々が回答するよう求めた。 6.倫理的配慮  対象者には,研究目的と倫理的配慮について明記し た依頼書を調査用紙に添付し,研究への協力は任意で あり協力を拒否しても不利益はないこと,プライバ シーの保護,データは研究以外には使用しないことな どを保証した。  なお,本調査は2009年度群馬大学臨床研究倫理審 査委員会の審査を受け,倫理的に問題がないことの承 認を得た後に調査を開始した(承認番号9-6)。

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7.分析方法

 分析にあたり質問項目に1割以上の無回答がある質 問紙は分析から除外した。記述統計を算出し探索的因 子分析を行った。内的整合性を検討するためにcron-bach' α係数を求めた。分析には統計ソフトSPSSver-sion17.0 J for windowsを使用した。

Ⅳ.結   果

1.調査対象  夫婦760組に配布し,437組(57.5%)から回答が得 られ,有効回答数は夫婦共に回答の得られた419組 (55.0%)であった。対象者の属性は平均年齢が妻29.9 歳(SD2.4),夫31.8歳(SD1.8)であった。回答時の妊 娠週数は,妊娠初期147名(35.1%),妊娠中期103名 (24.6%),妊娠末期169名(40.3%)であった。 2.「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」の因子構 造  分析では妻と夫,各々で因子的妥当性が検討され, 妻用,夫用の質問項目が選定された。 1 ) 因子分析を行う前の操作基準  全妊娠時期の共通項目と妊娠各期の項目を組み合わ せた妊娠初期40項目,妊娠中期46項目,妊娠末期51 項目について,妻と夫,各々に分けて因子分析を行っ た。因子分析を行う前に,平均点が1.5未満または4.5 以上の項目は,分布に偏りがあると判断して分布から 除くことにした。次に,項目間相関.70以上で項目内 容が類似している場合には,各質問項目の平均点と標 準偏差を検討して,標準偏差の大きい方の一方の項目 を削除する基準を設けた。以上の操作により,「妊娠 期の妻への夫の関わり満足感尺度(妻用)」(以下,「妻 用の尺度」)は妊娠初期10項目,妊娠中期12項目,妊 娠末期11項目が除外され,「妊娠期の妻への夫の関わ り満足感尺度(夫用)」(以下,「夫用の尺度」)は妊娠初 期8項目,妊娠中期12項目,妊娠末期14項目が除外さ れた。最終的に残った項目,「妻用の尺度」は,妊娠初 期30項目,妊娠中期34項目,妊娠末期40項目,「夫用 の尺度」は,妊娠初期32項目,妊娠中期34項目,妊娠 末期37項目について,因子分析(主因子法,プロマッ クス回転)を行った。 2 ) 因子抽出までのプロセス (1)「妻用の尺度」の因子抽出までのプロセス  1回目の因子分析では,妊娠各期のそれぞれの項目 について累積寄与率を考慮して,固有値が1以上の妊 娠初期・妊娠中期・妊娠末期,それぞれにおいて3因 子を抽出しプロマックス回転を行った。因子分析では, 因子負荷量が.40未満のものは削除する基準を設けた。 その結果,2回のプロマックス回転を経て妊娠初期9項 目,妊娠中期8項目,妊娠末期12項目が削除され,そ れぞれ21項目,26項目,28項目となった。3回目の因 子分析では,全項目が因子負荷量は.40以上であった が,全項目間相関で.40以上に至らなかった妊娠初期 4項目を除外した。また,因子的に解釈が困難である ため妊娠初期2項目,妊娠中期2項目,妊娠末期4項目, 重複して因子負荷量が高い妊娠初期1項目,妊娠中期 3項目を除外した。その結果,妊娠初期7項目,中期 5項目,末期4項目が削除され,それぞれ14項目,21 項目,24項目を因子的に意味のある項目として決定し た。4回目の因子分析で妊娠初期3因子,妊娠中期3因 子,妊娠末期3因子を抽出した。妊娠各期のいずれの 尺度においても累積寄与率は38.33%∼62.94%,因子 抽出後の共通性は.30以上,因子負荷量は.49以上であ り,因子的妥当性を検討するために説明し得る十分な 値であると判断した。 (2)「夫用の尺度」の因子抽出までのプロセス  1回目の因子分析では,妊娠各期のそれぞれの項目 について累積寄与率を考慮して,固有値が1以上の妊 娠初期2因子,妊娠中期3因子,妊娠末期3因子を抽出 しプロマックス回転を行った。因子分析では,因子負 荷量が.40未満のものは削除する基準を設けた。その 結果,2回のプロマックス回転を経て妊娠初期10項目, 妊娠中期11項目,妊娠末期17項目が削除され,それ ぞれ22項目,23項目,20項目となった。3回目の因子 分析では,全項目の因子負荷量は.40以上であったが, 全項目間相関で.40以上に至らなかった妊娠初期4項 目,妊娠中期1項目,妊娠末期2項目を除外した。ま た,因子的に解釈が困難な妊娠初期1項目,妊娠中期 2項目,妊娠末期1項目を除外した。その結果,妊娠 初期5項目,妊娠中期3項目,妊娠末期3項目が削除さ れ,それぞれ17項目,20項目,17項目を因子的に意味 のある項目として決定した。4回目の因子分析で妊娠 初期2因子,妊娠中期3因子,妊娠末期3因子が抽出さ れた。妊娠各期のいずれの尺度においても累積寄与率 は29.89%∼54.83%,因子抽出後の共通性は.29以上, 因子負荷量は.42以上であり,因子的妥当性を検討す るために説明し得る十分な値であると判断した。

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3 ) 因子構造 (1)「妻用の尺度」の因子構造(表1)  妊娠初期の第1因子は,妻の仕事や家事を無理しな いように言葉をかけている など妻の体調を気づかい 無理をしないように言葉をかけるといった妻の健康と 情動への気づかいに関する6項目から構成されている ことから「妻の健康と情動への気づかい」とした。第2 因子は,掃除・洗濯をしている など実際的な家事労 働といった夫の関わりに関する4項目から構成されて いることから「家事労働」とした。第3因子は,子ども が生まれることが楽しみだと夫婦で語り合っている など子どもが生まれることを楽しみだと夫婦で語り合 い,情報の共有や子育てに関して話し合うなど,子ど もが生まれることに関する夫婦の話し合いに関する4 項目から構成されていることから「子どもが生まれる ことに関する夫婦のコミュニケーション」(以下「子ど もに関する夫婦のコミュニケーション」と示す)とした。  妊娠中期の第1因子は,妻の体調を心配して気づか う言葉をかけている など9項目から構成され「妻の健 康と情動への気づかい」とした。第2因子は,子ども が生まれることにより仕事への意欲が増すと妻に話し ている など6項目から構成され「子どもに関する夫婦 のコミュニケーション」とした。第3因子は,食事の 準備・後片付けをしている など3項目から構成され 「家事労働」とした。  妊娠末期の第1因子は,子どもが生まれることが楽 しみだと夫婦で話し合っている など出産前後の生活 や出産時の夫の役割について夫婦で話し合う,子育て に関して夫婦で話し合うなど,子どもが生まれること に関する夫婦の話し合いに関する13項目で構成され ていることから「子どもに関する夫婦のコミュニケー ション」とした。第2因子は,母子の健康によい食品 を勧めている など母子の健康によい食品や適度な運 動を勧めたり,妻のストレス発散や気分転換が図れる ようにやりたいことを勧めるなど妻の健康と情動への 気づかいに関する7項目から構成されていることから 「妻の健康と情動への気づかい」とした。第3因子は,食 事の準備・後片付けをしている など4項目から構成 され「家事労働」とした。 (2)「夫用の尺度」の因子構造(表2)  妊娠初期の第1因子は,子どもが生まれることが楽 しみだと夫婦で語り合っている 妻の心配事を聞いて いる など10項目から構成され,子どもが生まれるこ とが楽しみだと夫婦で語り合い,お腹をなでたり赤ち ゃんに話しかけているなど子どもが生まれることに関 する夫婦の話し合いに関する項目と,妻の心配事を聞 いたり体調を気づかうなど妻の健康と情動への気づか いに関する項目に高い因子負荷量が認められているこ とから「子どもを介した妻の健康と情動への気づかい」 とした。第2因子は,掃除・洗濯をしている など7項 目から構成され,「家事労働」とした。 妊娠中期の第1因子は,お腹をなでたり赤ちゃんに話 しかけている など12項目から構成され,「子どもが生 まれることに関する夫婦のコミュニケーション」(以 下「子どもに関する夫婦のコミュニケーション」と示 す)とした。第2因子は,家事労働を分担していたが 今まで以上に手伝っている など4項目から構成され, 「家事労働」とした。第3因子は,妻の体調を気づかい 一緒に外出している など4項目から構成され,「妻の 健康と情動への気づかい」とした。  妊娠末期の第1因子は,子どもが生まれることが楽 しみだと夫婦で語り合っている 将来子どもと一緒に 遊びたいと妻に話している など父親としての意識の 表れに関する6項目から構成されていることから「父 親としての意識」とした。第2因子は,出産時の夫の 役割について夫婦で話し合っている など7項目から 構成され,「子どもに関する夫婦のコミュニケーショ ン」とした。第3因子は,家事労働を分担していたが 今まで以上に手伝っている など4項目から構成され, 「家事労働」とした。 3.下位尺度間の相関  妊娠各期の「妻用の尺度」と「夫用の尺度」の下位 尺度間のPearsonの相関係数を算出したところ(妊娠 初期n=147,妊娠中期n=103,妊娠末期n=131), すべての下位尺度間に有意な正の相関(「妻用の尺 度」;r=.31∼.66,p<.01,「夫用の尺度」;r=.25 ∼.64,p<.01)が示された(表3-1,3-2)。 4.内的整合性による信頼性の検討  妊娠各期の「妻用の尺度」と「夫用の尺度」の下位尺 度のCronbach's αを算出したところ,すべての下位 尺度において,「妻用の尺度」ではCronbach's α=.78 ∼.92,「夫用の尺度」ではCronbach's α=.78∼.89の高 い内的整合性による信頼性が確認された(表3-1,3-2)。

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表1 「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度(妻用)」の因子構造 妊娠初期(共通項目+初期項目) n=147 質問項目 因子負荷量 共通性 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ.妻の健康と情動への気づかい 7 妻の仕事や家事を無理しないように言葉をかけている 6 妻の体調管理への頑張りを認めている 1 妻の体調を心配して気づかう言葉をかけている 13 妻のストレス発散ができるようにやりたいことを勧めている(趣味など) 10 妻の体調を気づかい一緒に外出している 8 母子の健康を心配している .801 .796 .605 .582 .560 .528 .061 -.063 .011 -.088 -.041 .035 -.073 -.043 .114 .095 .075 .248 .548 .477 .478 .367 .322 .555 Ⅱ.家事労働 21 掃除・洗濯をしている 23 お風呂掃除をしている 24 布団を干したり運んだりしている 18 できる限り家事を手伝っている -.007 -.136 -.078 .290 .800 .758 .715 .627 -.028 -.025 .135 -.079 .512 .371 .461 .552 Ⅲ.子どもが生まれることに関する夫婦のコミュニケーション 27子どもが生まれることが楽しみだと夫婦で語り合っている 26 お腹をなでたり赤ちゃんに話しかけている 31 妊娠・出産・育児に関する情報を夫婦で共有している 32 生まれたらどのように育てるかを夫婦で話し合っている -.041 .034 .127 .090 -.072 .028 .087 .017 .907 .670 .630 .626 .578 .477 .558 .494 妊娠中期(共通項目+中期項目) n=103 質問項目 因子負荷量 共通性 Ⅰ.妻の健康と情動への気づかい 1 妻の体調を心配して気づかう言葉をかけている 7 妻の仕事や家事を無理しないように言葉をかけている 9 妻の仕事や家事の頑張りを認めている 3 妻の気分転換が図れるようにやりたいことを勧めている(外出など) 13 妻のストレス発散ができるようにやりたいことを勧めている(趣味など) 6 妻の体調管理への頑張りを認めている 2 妻の心配事を聞いている 5 妻の体調管理について気にかけている 10 妻の体調を気づかい一緒に外出している .800 .790 .656 .623 .579 .520 .462 .442 .548 -.007 -.113 .064 -.011 .174 .149 .288 .221 .067 .018 .201 .194 -.183 -.120 .126 .077 -.047 -.009 .725 .722 .724 .467 .572 .632 .596 .489 .457 Ⅱ.子どもが生まれることに関する夫婦のコミュニケーション b-13 子どもが生まれることにより仕事への意欲が増すと妻に話している b- 3 子どもが生まれたらどんな父親になりたいかを妻に話している b- 9 出産前後の生活を夫婦で話し合っている b-11 子どもの名前を夫婦で話し合っている b- 4 妻の胎動の自覚を知り喜んでいる 26 お腹をなでたり赤ちゃんに話しかけている -.231 -.022 -.072 -.195 .337 .170 .833 .715 .706 .664 .619 .562 .076 -.058 .147 .220 -.251 -.090 .550 .599 .581 .415 .701 .633 Ⅲ.家事労働 20 食事の準備・後片付けをしている 21 掃除・洗濯をしている 24 布団を干したり運んだりしている -.061 -.060 .199 .119 .018 -.043 .831 .765 .520 .614 .563 .500 妊娠末期(共通項目+妊娠末期) n=169 質問項目 因子負荷量 共通性 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ.子どもが生まれることに関する夫婦のコミュニケーション 27 子どもが生まれうことが楽しみだと夫婦で話し合っている 1 妻の体調を心配して気づかう言葉をかけている c- 4 妻のお腹が圧迫されないように注意を払っている 8 母子の健康を心配している c-10 出産時の夫の役割について夫婦で話し合っている c- 9 出産前後の生活について夫婦で話し合っている c-15 出産に関して妻の意思を尊重している 2 妻の心配事を聞いている 26 お腹をなでたり赤ちゃんに話しかけている 33 妊娠・出産・育児に関する情報収集をしている 31 妊娠・出産・育児に関する情報を夫婦で共有している c-18 将来子どもと一緒に遊びたいと妻に話している c- 7 子どものために必要な用品や環境を夫婦で話し合っている .810 .748 .747 .700 .654 .632 .623 .622 .619 .618 .601 .577 .561 .015 -.059 -.047 .100 .125 .055 -.162 .122 -.069 .159 .236 .003 .069 -.131 -.018 -.030 .031 .022 .023 .132 .095 .074 -.042 .015 -.080 .004 .583 .493 .512 .616 .567 .464 .365 .568 .379 .508 .614 .295 .374 Ⅱ.妻の健康と情動への気づかい 12 母子の健康によい食品を勧めている 13 妻のストレス発散ができるようにやりたいことを勧めている(趣味など) c-16 母子の健康のために適度な運動を勧めている 6 妻の体調管理への頑張りを認めている c- 2 母子の健康のために一緒に運動をしている 5 妻の食事や体調管理について気にかけている 3 妻の気分転換が図れるようにやりたいことを勧めている(外出など) -.128 -.120 .203 .149 .070 .167 .159 .898 .843 .569 .534 .527 .522 .487 -.049 .002 -.181 .129 .003 .067 .003 .647 .593 .434 .500 .333 .457 .365 Ⅲ.家事労働 20 食事の準備・後片付けをしている 18 できる限り家事を手伝っている 21 掃除・洗濯をしている 23 お風呂掃除をしている -.264 .100 .066 .150 .229 .124 -.075 -.298 .821 .860 .759 .711 .644 .767 .586 .503 *尺度項目の「数字」は共通項目,「a、b、c-数字」はそれぞれ妊娠初期、妊娠中期、妊娠末期の項目を表す

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表2 「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度(夫用)」の因子構造 妊娠初期(共通項目+初期項目) n=147 質問項目 因子負荷量 共通性 Ⅰ Ⅱ Ⅰ.子どもを介した妻の健康と情動への気づかい 27 子どもが生まれることが楽しみだと夫婦で語り合っている 15 夫婦でコミュニケーションをとるようにしている 2 妻の心配事を聞いている 1 妻の体調を心配して気づかう言葉をかけている a- 2 妻と夫の両親との関係を配慮している 7 妻の仕事や家事を無理しないように言葉をかけている 26 お腹をなでたり赤ちゃんに話しかけている 5 妻の食事や体調管理について気にかけている 10 妻の体調を気づかい一緒に外出している 33 妊娠・出産・育児に関する情報収集をしている .795 .671 .666 .635 .607 .601 .571 .561 .454 .454 -.174 .077 .022 .009 -.060 -.003 .039 .060 .055 .241 .552 .581 .515 .524 .388 .436 .399 .432 .326 .448 Ⅱ.家事労働 21 掃除・洗濯をしている 20 食事の準備・後片付けをしている 22 家事労働を分担していたが今まで以上に手伝っている a- 6 妻の体調が悪いときは食事を作っている 23 お風呂掃除をしている 24 布団を干したり運んだりしている a- 7 妻の体調が悪いときは食べられそうなものを買ってくる -.180 -.018 -.002 .063 -.033 .118 .149 .820 .798 .763 .651 .650 .574 .482 .535 .645 .609 .525 .545 .526 .452 妊娠中期(共通項目+中期項目) n=103 質問項目 因子負荷量 共通性 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅰ.子どもが生まれることに関する夫婦のコミュニケーション 26 お腹をなでたり赤ちゃんに話しかけている b- 2 お腹に触れて胎動を感じようとする 31 妊娠・出産・育児に関する情報を夫婦で共有している 33 妊娠・出産・育児に関する情報収集をしている b- 8 子どものために必要な用品や環境を夫婦で話し合っている 15 夫婦でコミュニケーションをとるようにしている 32 生まれたらどのように育てるかを夫婦で話し合っている 27 子どもが生まれることが楽しみだと夫婦で語り合っている b- 4 妻の胎動の自覚を知り喜んでいる b- 3 子どもが生まれたらどんな父親になりたいかを妻に話している b- 7 子ども用品を夫婦で一緒にそろえている b-11 子どもの名前を夫婦で話し合っている .925 .864 .682 .615 .596 .593 .592 .560 .556 .539 .454 .421 .000 .038 .060 .168 -.004 -.034 -.005 -.070 .027 -.137 .084 .043 -.313 -.283 -.047 -.084 .210 .182 .115 .339 .051 .133 .140 .205 .671 .689 .565 .493 .674 .588 .583 .666 .539 .588 .514 .498 Ⅱ.家事労働 22 家事労働を分担していたが今まで以上に手伝っている 20 食事の準備・後片付けをしている 21 掃除・洗濯をしている 18 できる限り家事を手伝っている -.098 -.002 -.024 .014 .815 .749 .672 .662 .125 .052 -.173 .119 .654 .589 .428 .519 Ⅲ.妻の健康と情動への気づかい 10 妻の体調を気づかい一緒に外出している b- 5 妻のお腹が圧迫されないように注意を払っている 2 妻の心配事を聞いている b- 9 出産前後の生活を夫婦で話し合っている .026 .090 .047 .378 .033 -.096 .088 -.093 .734 .648 .562 .477 .558 .502 .535 .630 妊娠末期(共通項目+末期項目) n=169 質問項目 因子負荷量 共通性 Ⅰ.父親としての意識 27 子どもが生まれることが楽しみだと夫婦で語り合っている c-18 将来子どもと一緒に遊びたいと妻に話している c- 4 妻のお腹が圧迫されないように注意を払っている 26 お腹をなでたり赤ちゃんに話しかけている 15 夫婦でコミュニケーションをとるようにしている c-15 出産に関して妻の意思を尊重している .886 .646 .590 .554 .528 .489 -.098 -.068 .045 .036 .095 .145 -.057 .077 .065 -.056 .033 -.018 .670 .400 .410 .316 .361 .339 Ⅱ.子どもが生まれることに関する夫婦のコミュニケーション c-10 出産時の夫の役割について夫婦で話し合っている c- 9 出産前後の生活について夫婦で話し合っている 32 生まれたらどのように育てるかを夫婦で話し合っている c- 2 母子の健康のために一緒に運動をしている c-16 母子の健康のために適度な運動を勧めている 31 妊娠・出産・育児に関する情報を夫婦で共有している 33 妊娠・出産・育児に関する情報収集をしている -.005 .032 .159 -.217 .030 .208 .141 .667 .631 .607 .601 .594 .559 .513 .146 -.011 -.081 .095 -.093 -.014 -.007 .536 .418 .473 .292 .346 .488 .366 Ⅲ.家事労働 22 家事労働を分担していたが今まで以上に手伝っている 21 掃除・洗濯をしている 20 食事の準備・後片付けをしている 18 できる限り家事を手伝っている .035 -.101 -.104 .231 .017 .074 .045 -.139 .796 .785 .781 .779 .661 .624 .600 .657 *尺度項目の「数字」は共通項目,「a,b,c-数字」はそれぞれ初期,中期,末期項目を表す

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Ⅳ.考   察

1.「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」の因子構 造  尺度の因子的妥当性を検討するため,「妻用の尺度」 と「夫用の尺度」の因子構造の検討を行った。その結果, 本尺度は妻と夫で異なる因子構造を有しながら,妻と 夫,各々の尺度の因子構造は,「妊娠期の妻が満足と 感じる夫の関わり」を構成する概念の3側面,「夫婦の 親密性」「家族システム」「親になる意識」を含んでいる ことが確認された。 1 ) 妊娠初期における「妊娠期の妻への夫の関わり満 足感尺度」の因子構造  中島・常盤(2011)は,妊娠初期のつわりなどで精 神的に不安定な時期に妻の健康と情動を気づかう夫の 関わりについて,妻と夫の共通の認識を高めることは, 「夫婦の親密性」が発達する上で重要であると指摘し ている。妊娠初期の妻と夫,各々の尺度の第1因子に 「妻の健康と情動への気づかい」が認められたという ことは,中島・常盤(2011)の見解を支持するもので ある。よって,「妻用の尺度」と「夫用の尺度」の両方 に「妻の健康と情動への気づかい」が認められたこと は,「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」を構成す る概念の1つである「夫婦の親密性」を含んでいること から「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」の構成 概念として妥当であると考える。  妻と夫の「親になる意識」の発達の違いに関して, 夫は妊娠という生理的経験を持たないため父親意識 は母親意識よりも遅れて芽生えるとされている(川井, 1990)。妊娠初期の「妻用の尺度」では,「子どもに関す る夫婦のコミュニケーション」が認められているのに 対して,夫は身体感覚として胎児を実感できないこと から,「夫用の尺度」では,「親になる意識」の概念を表 す質問項目が「お腹の子どもを介した妻の健康と情動 表3-1 「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度(妻用)」の下位尺度間の相関および信頼性 妊娠初期 妊娠中期 妊娠末期 第1因子 「気づかい」 6項目 第2因子 「家事労働」 4項目 第3因子 「夫婦コミュニ ケーション」 4項目 第1因子 「気づかい」 9項目 第2因子 「夫婦コミュニ ケーション」 6項目 第3因子 「家事労働」 3項目 第1因子 「夫婦コミュニ ケーション」 13項目 第2因子 「気づかい」 7項目 第3因子 「家事労働」 4項目 妊娠初期 n=147  第1因子「気づかい」  第2因子「家事労働」  第3因子「夫婦コミュニケーション」 1.00 .48** .66** 1.00 .40** 1.00 妊娠中期 n=103  第1因子「気づかい」  第2因子「夫婦コミュニケーション」  第3因子「家事労働」 1.00 .62** .46** 1.00 .31** 1.00 妊娠末期 n=169  第1因子「夫婦コミュニケーション」  第2因子「気づかい」  第3因子「家事労働」 1.00 .66** .46** 1.00 .34** 1.00 信頼性 信頼性係数 .84 .82 .84 .88 .80 .78 .92 .87 .83 相関係数:Pearson's r,信頼性係数:Cronbach's α,**p<.01 表3-2 「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度(夫用)」の下位尺度間の相関および信頼性 妊娠初期 妊娠中期 妊娠末期 第1因子 「気づかい」 10項目 第2因子 「家事労働」 7項目 第1因子 「夫婦コミュニ ケーション」 12項目 第2因子 「家事労働」 4項目 第3因子 「気づかい」 4項目 第1因子 「父親意識」 6項目 第2因子 「夫婦コミュニ ケーション」 7項目 第3因子 「家事労働」 4項目 妊娠初期 n=147  第1因子「気づかい」  第2因子「家事労働」 1.00 .49** 1.00 妊娠中期 n=103  第1因子「夫婦コミュニケーション」  第2因子「家事労働」  第3因子「気づかい」 1.00 .29** .64** 1.00 .28** 1.00 妊娠末期 n=169  第1因子「父親意識」  第2因子「夫婦コミュニケーション」  第3因子「家事労働」 1.00 .54** .25** 1.00 .34** 1.00 信頼性 信頼性係数 .85 .87 .89 .87 .78 .80 .81 .87 相関係数:Pearson's r,信頼性係数:Cronbach's α,**p<.01

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への気づかい」に含まれている。このことは,妊娠初 期の「親になる意識」に関する妻と夫の認識の違いを 示している。したがって,「妻用の尺度」と「夫用の尺 度」の両方に「親になる意識」の質問項目が認められた ということは,「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わ り」を構成する概念の1つである「親になる意識」に対 応することから,「妊娠期の妻への夫の関わり満足感 尺度」を構成する概念と解釈することができる。  Scanzoni & Scanzoni(1988)は,夫婦生活を維持す る上で重要な要素の一つに「家族システム」の安定を あげており,夫婦で「家事労働」の役割を担うことは 「家族システム」の維持に不可欠であると考える。「妻 用の尺度」と「夫用の尺度」の両方に「家事労働」が認 められたことは,「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関 わり」を構成する概念の1つである「家族システム」と 一致することから,「妊娠期の妻への夫の関わり満足 感尺度」を構成する概念として妥当であると解釈でき る。さらに,「夫用の尺度」の「家事労働」の質問項目 では,食事の準備・後片付けといった実際的な家事労 働だけでなく,妊娠初期の妻の体調が悪い時は食事を 作ったり,食べられそうなものを買ってくるなど,妻 への気づかいが含まれている。このことから,妊娠初 期の「家事労働」と「妻の健康と情動への気づかい」と は相互に影響し合う関係性にあると考えられる。 2 ) 妊娠中期における「妊娠期の妻への夫の関わり満 足感尺度」の因子構造  妊娠中期は妻の胎動の実感を通して夫も胎児の存在 を間接的に確認する。川井(1990)は,妊娠中期以降 で妻の胎動を夫婦で共有することを通して父親として の意識が表れ,胎児への関心が高まるとしている。「子 どもに関する夫婦のコミュニケーション」の質問項目 は,妻の胎動の実感を通して夫がお腹をなでたり子ど もが生まれたらどんな父親になりたいか妻に話すとい った内容を含んでいることから,「親になる意識」の発 達と同様の概念であることを意味している。「妻用の 尺度」と「夫用の尺度」の両方に「子どもに関する夫婦 のコミュニケーション」が認められたことは,「妊娠期 の妻が満足と感じる夫の関わり」を構成する概念の1 つである「親になる意識」に対応することから,「妊娠 期の妻への夫の関わり満足感尺度」の構成概念として 妥当であると考える。  妊娠中期の「妻の健康と情動への気づかい」の質問 項目において,「妻用の尺度」は妻の体調を心配して気 づかう言葉をかけたり,妻の気分転換やストレス発散 ができるように気づかうといった妻の健康と情動への 気づかいの内容である。一方,「夫用の尺度」の「妻の 健康と情動への気づかい」は,お腹が圧迫されないよ うに注意を払うなどの胎児に関心を向けた妻への気づ かいの内容が含まれる。つまり,妊娠中期の「妻の健 康と情動への気づかい」について,妻と夫,各々の質 問項目の内容の違いは,夫が妻の腹部の増大や妻の胎 動の自覚により,胎児を胎内で育てている妻を気づか った結果の表れと捉えることができる。したがって, 妻と夫,各々の質問項目の内容の違いはあるが,「妻 用の尺度」と「夫用の尺度」の両方に「妻の健康と情動 への気づかい」の質問項目が認められたということは, 「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」を構成する 概念の1つである「夫婦の親密性」を含んでいることか ら,「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」を構成す る概念として妥当であると考える。  妊娠中期は妊娠初期のつわりなどのマイナートラブ ルは落ち着く時期であるが,妻と夫,各々の尺度に妊 娠中の妻の負担を軽減する夫の関わりとして「家事労 働」が認められている。妊娠初期に述べたように夫婦 生活の維持には「家族システム」の安定が重要であり (Scanzoni & Scanzoni, 1988),妊娠期を通して継続し た「家事労働」は,妻の満足感を高める夫の関わりと して夫婦に認識されていると理解できる。「妻用の尺 度」と「夫用の尺度」のいずれにも「家事労働」が認め られたことは,妊娠初期と同様に妊娠中期においても 「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関わり」を構成する 概念の1つである「家族システム」と一致するため,「妊 娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」を構成する概念 として妥当であるといえよう。 3 ) 妊娠末期における「妊娠期の妻への夫の関わり満 足感尺度」の因子構造  佐々木(2004)は,妊娠期の親としての発達(ペアレ ンティング)には,夫婦関係が影響を及ぼしていると とらえ,特に夫婦のコミュニケーションが関与して いると指摘している。妊娠末期の「妻用の尺度」の第 1因子,「夫用の尺度」の第2因子に「子どもに関する夫 婦のコミュニケーション」が認められたということは, 佐々木(2004)の見解を支持するものである。さらに, 「夫用の尺度」の第1因子に「父親としての意識」が認 められたということは,妊娠末期の夫の「親になる意 識」の発達と捉えることができる。また,「父親として の意識」を構成する質問項目は,将来子どもと一緒に 遊びたいと話している,お腹をなでたり赤ちゃんに話

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しかけているなど,妊娠末期の夫の父親としての意識 の表れを示す内容である。よって,妻と夫,各々の尺 度に「子どもに関する夫婦のコミュニケーション」が 認められ,加えて,「夫用の尺度」に「父親としての意 識」が認められたことは,「妊娠期の妻が満足と感じる 夫の関わり」を表す「親になる意識」の内容を含んでい ることから,「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」 を構成する概念として妥当であると解釈できる。  妊娠末期の「妻用の尺度」の「妻の健康と情動への 気づかい」では,母子の健康によい食品を勧めている, 母子の健康のために適度な運動を勧めているなどの質 問項目から構成され,妻の健康と情動を気づかう夫の 関わりとして認識されている。一方,「夫用の尺度」で は,母子の健康のために一緒に運動をしているなどの 質問項目は子どもが生まれることに関する夫の関わり として認識されており「子どもに関する夫婦のコミュ ニケーション」に含まれている。つまり,妊娠末期の 「妻の健康と情動への気づかい」に関しては夫婦の認 識に違いがあると理解できる。よって,「妻用の尺度」 に「妻の健康と情動への気づかい」が認められ,「夫用 の尺度」に「妻の健康と情動への気づかい」を構成する 質問項目の一部が認められたことは,「妊娠期の妻が 満足と感じる夫の関わり」を表す「夫婦の親密性」を含 んでいることから「妊娠期の妻への夫の関わり満足感 尺度」を構成する概念として妥当であると解釈できる。  妊娠末期は妊娠中期と同様,妊娠に伴うマイナート ラブルは落ち着く時期ではあるが,胎児の発育に伴い 妻の腹部は膨大し,家事労働の負担は増大する時期で ある。妊娠初期・妊娠中期に述べたように夫婦生活の 維持には家族システムの安定が重要であり(Scanzoni & Scanzoni, 1988),家事労働は妻の満足感を高める夫 の関わりとして認識されていると理解できる。「妻用 の尺度」と「夫用の尺度」の両方に「家事労働」が認め られたことは,妊娠末期においても「妊娠期の妻が満 足と感じる夫の関わり」を表す「家族システム」と一致 するため,「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」を 構成する概念として妥当であるといえよう。 2.尺度の信頼性について  内的整合性では妊娠各期の「妻用の尺度」と「夫用の 尺度」の下位尺度のいずれにもCronbach'sα=.78~.92 の高い信頼性係数が得られたことから,内的整合性に よる信頼性が確認された。よって,妻と夫の認識から 捉えた「妊娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」の質 問項目が選定されたといえる。

Ⅴ.結   論

 本研究では,妊娠期の妻への夫の関わりに対する妻 の満足感を妻と夫の認識から捉えることのできる「妊 娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」の質問項目が選 定された。妊娠各期の尺度の下位尺度の全てにおいて Cronbach's α=.78∼.92の高い信頼性係数が得られた ことから,妊娠各期の妻と夫の認識から捉えた尺度の 質問項目が選定されたといえる。また,本尺度は妻と 夫で異なる因子構造を有しながら,妻と夫,各々の尺 度の因子構造は,「妊娠期の妻が満足と感じる夫の関 わり」を構成する概念の3側面,「夫婦の親密性」「家族 システム」「親になる意識」を含んでいることが確認さ れ,因子的妥当性は支持された。  本研究では,尺度の作成において重要となる質問項 目の選定を行った。今後の課題は,今回作成した「妊 娠期の妻への夫の関わり満足感尺度」の信頼性と妥当 性を検討することである。 謝 辞  本研究に快く参加いただいたご夫婦とご協力いただ いた産科施設のスタッフの皆様に心より感謝いたしま す。なお本研究は,平成19∼21年度文部科学省科学 研究費補助金(若手研究(B)課題番号18791657)を受 けて実施した研究の一部である。また,本研究成果の 一部は第1回一般社団法人日本助産学会にて口頭発表 した。 引用文献

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