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第6学年 社会性の学習 学習指導案

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Academic year: 2021

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特別支援学校小学部 生活単元学習 学習指導案

日 時 平成28年○月○日(○) ○校時 対 象 小学部 第3学年 ○○名 学校名 ○○立○○○○学校 授業者 ○○ ○○(T1) ○○ ○○(T2) ○○ ○○(T3) 1 単元名 おまつりをしよう~45ヨンゴーまつり~ 2 単元の目標 ・45まつりに向けて友達や教師と一緒に活動し、一つの目的をやり遂げる喜びを味わう。 ・模擬店の準備や運営において、自分が希望する活動を選択し、活動に応じた役割を理解する。 ・模擬店での言葉や身振りを用いた受け答えの仕方を身に付ける。 3 単元の評価規準 ア 関心・意欲・態度 イ 思考・判断・表現 ウ 技能 エ 知識・理解 ①45まつりに向け た 活 動 に 意 欲 的 に 取 り 組 も う と し て いる。 ②45まつりに向け て 教 師 や 友 達 と 関 わ り を も と う と し ている。 ①自分が希望する活動を 選択している。 ②教師の支援を受け、手順 表を活用しながら、役割 に応じた必要な準備を している。 ① 4 5 まつ りに 必要 な 物 の 制 作 や 模 擬 店 の 準 備 を す る こ と で き る。 ②模擬店で、自分の役割に 応じて相手と受け答え ができる。 ①45まつりのイメ ー ジ を も つ こ と が できる。 ② 模擬店の店員と客 の役割を理解して いる。 4 指導観 (1)単元観 「特別支援学校学習指導要領解説 総則等編(幼稚部・小学部・中学部)」では、「生活単元学習 は、児童生徒が生活上の目標を達成したり、課題を解決したりするために、一連の活動を組織的に 経験することによって、自立的な生活に必要な事柄を実際的・総合的に学習するものである。」と 記されている。また、東京都教育委員会の「平成26年度東京都特別支援教育推進計画第三次実施 計画に基づく都立特別支援学校の指導内容充実事業報告書 各教科等を合わせた指導の充実」を参 照し、「(1)実際的・具体的な内容の指導によって、(2)成功経験を豊富にし、(3)主体的に活動 に取り組む意欲を育てる」ことに重点を置き、目標を設定した。 生活単元学習では児童が共通の目的に向かって様々な活動に取り組み、個人がもつ力を行動や態 度として発揮していくことが大切である。本単元では「45まつりに同じ学年の友達や教師をお客 さんとして招待する」ことを最終的な活動の目的としている。目的に向かって見通しをもちやすく するために、児童が自分で希望した模擬店を準備から運営まで一貫して担当することにした。児童

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が自分で選択した活動を繰り返す中、で自分の役割を理解できるようにする。また、模擬店の運営 を円滑に行うに当たり、お客さんをはじめ、一緒に模擬店を運営する友達や教師など、相手と必要 な受け答えをする力が重要となってくる。そのため、特別支援学校学習指導要領国語の内容「2段 階(1)教師や友達などの話し言葉に慣れ、簡単な説明や話し掛けが分かる」や特別支援学校学習 指導要領自立活動の内容「6.コミュニケーション(1)コミュニケーションの基礎的能力に関す ること」を取り入れながら、児童の実態に合わせて言葉や身振りを用いた受け答えの仕方を身に付 くことができるようにする。 9月から45まつりに向けて活動を行ってきた。その中で、児童は友達と一緒に一つの模擬店を 作り上げる楽しさを感じたり、自分の役割を意識して活動したりすることができつつある。「今日 は○○の係ができた」や「お客さんに『どうぞ』と言うことができた」など、児童自身ができたこ とを理解し、次の活動につなげていく場面が増えてきた。本時は、45まつりに同じ学年の友達や 教師をお客さんとして招待するために、「お知らせ」とメッセージカードを作成する。45まつり に招待したい人を具体的にイメージしながら、メッセージを書いたり、「お知らせ」を作ったりし て、45まつりへの期待感を更に高められるようにする。そして、友達や教師と一緒に活動に取り 組むことで、45まつりという一つの目的を成し遂げた達成感を味わえるようににする。 (2)教材観 本単元では、児童は自分が選択した模擬店の準備及び運営を行う。模擬店の運営では、児童がど の模擬店をしたいか選択し、使用する品物の制作や装飾、店の設置及び店員として客を迎えるまで 一貫して行う。品物や装飾の素材は紙や毛糸、絵の具、シールなど今まで児童が扱ったことのある 身近なものであり、図画工作をはじめ様々な制作活動で経験してきたことを生かせるようにした。 模擬店の店員と客の間で「いらっしゃいませ」、「~ください」、「どうぞ」、「ありがとう」などの 受け答えを行う場面では、動きやせりふを絵カードにして手元に置き、分からなくなったときに何 をしたらよいのか自分で振り返ることができるようにした。児童によってはカードに書かれた「ど うぞ」というせりふの後に、自分から「ありがとうございました」と付け足したり、身振りを付け たりするなど工夫する場面が少しずつ見られてきた。 本時の「お知らせ」、メッセージカードの作成では、児童が45まつりに招待したい人に向けて 制作に取り組む。誰を招待したいか具体的にイメージできるよう、身近な同学年の友達や、日常的 に関わりのある教師の顔写真を提示する。『45まつりにはこんなお店があります』と児童自身が 分かって宣伝できるように、「どんなことをお客さんに伝えたいか」と発問しながら、児童から出 た回答を写真や絵、文字を使って、紙やホワイトボード上で児童と一緒に整理していく。そして、 今までの活動を写真や絵で提示し、伝えたいことを視覚的に捉えやすいように工夫した。写真の中 から伝えたいことを選択し、メッセージカードや「お知らせ」に情報として載せることができるよ うにする。 文字を書く力や、伝えたいことを自分で考えて話す力などについて、実態の幅が広いため、本時 は3グループに分けて活動する。本単元では模擬店の店員になるときには児童自作の法被を着用す るようにした。メッセージカードには法被姿の児童の写真を貼り、「ぼくは やきそばやさんを や ります、きてね。」など自分の担当する模擬店や、お勧めする品物を吹き出しに書いて伝えるよう にした。必要な情報(『45まつり』の題字、45まつりを行う場所、日時など)を「お知らせ」 に載せるに当たり、模写やなぞり書き、日時などの情報を印刷したものを貼り付けるなど、実態に

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合わせて活動を設定した。「お知らせ」には児童が模擬店の店員として活動している場面の写真を 貼る。実際の活動の様子を自分で確認しながら45まつりをお客さんに宣伝できるようにした。模 擬店で売る品物(やきそば、かき氷、金魚すくいなど)や、ちょうちんや法被など、45まつりを 想起させる絵が描かれたシールを用意した。 5 年間指導計画における位置付け 生活単元学習は、週4時間設定されている。そのうち2時間は学年全体で取り組む活動である。残 りの2時間は重度・重複学級の教育課程と知的学級の教育課程が学級単位で取り組む活動として設定 されている。学級単位の活動は児童の実態に合わせて、更に細分化した学習集団を編成しており、集 団により活動内容が異なる。 グループの生活単元学習は、年間を通して「自分や友達の役割を意識して活動に参加することがで きる。」「簡単なルールを意識してゲームや遊びに参加することができる。」「公共施設等の利用を通し て基本的な利用方法やマナーを知ることができる。」の3つを大きな目標としている。内容としては 「ルールや役割を意識した遊び」と「学校周辺の施設の利用」の2つの内容を計画・実施している。 「ルールや役割を意識した遊び」では、役割交代を取り入れたゲームや、45まつりで模擬店を運営 するごっこ遊びを設定している。「学校周辺の施設の利用」では、年間を通して学校周辺の公共施設(公 園、図書館)の利用や、商店での買い物学習を行っている。また、実際に利用した施設や買った物、遊 んだ遊具の写真を貼って地図を作成する活動を設定している。買い物学習の際の店員との受け答えの 様子を写真や動画に撮り、「おまつりをしよう~45まつり~」の模擬店の店員と客の受け答えに生 かすなど、2つの内容を関連付けている単元もある。 <年間指導計画の単元名とねらい> 時期 学習内容 単元名 単元のねらい 1学期 ルールや役割を 意識した遊び ・友達と遊ぼう ・簡単なルールを理解して玉入れや風船バレーなど のゲームを行う。 ・友達と2人組や3人組になって遊び、役割交代を 理解する。 学校周辺の施設 の利用 ・出かけよう ・学校の周り(○○駅周辺)の公園や商店に行き、利用 方法を知る。 ・行った場所の写真を貼り、振り返る。 2学期 ルールや役割を 意識した遊び ・おまつりをしよ う ~45まつり~ ・希望する模擬店の運営に向けた製作や準備、店員 と客に分かれての受け答えを行う。 ・自分の役割を理解して活動に参加する。 学校周辺の施設 の利用 ・出かけよう ・学校の周り(□□駅周辺)の商店及び、図書館な どの公共施設に行き、利用方法やマナーを知る。 ・行った場所の写真を貼り、振り返る。 3学期 ルールや役割を 意識した遊び ・おまつりをしよ う ~45まつり~ ・模擬店の種類を増やす、同学年の友達や校内の教 師を45まつりに招待する、など自分の役割分担 に沿って主体的に活動する。 ・友達や客など相手を意識して活動する。

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学校周辺の施設 の利用 ・出かけよう ・学校の周り(△△駅周辺)の商店及び、図書館な どの公共施設に行き、マナーを守って利用する。 ・行った場所の写真を貼り、振り返る。 6 単元の指導計画と評価計画(21 時間扱い) 時 小単元名 ねらい 学習内容・学習活動 評価規準(評価方法) 第1時 ・45まつ り に 行 こう ・ 4 5 ま つ り を 経 験 し、共通のイメージ をもつ。 ・校内において教師が 設置した模擬店に行 き、45まつりを経 験する。 ・エ① 45まつりのイメージ をもつことができる。 (観察) 第2時 ~ 第6時 ・役割を決 めよう ・45まつ り の 準 備 を し よう ・ 仕 事 の 内 容 を 理 解 し、希望する模擬点 を選択する。 ・役割に応じた45ま つりの準備を行う。 ・ 装 飾 や 衣 装 の 制 作 等、友達との共同作 業を通し、45まつ り の イ メ ー ジ を 深 める。 ・模擬店決め ・メニュー、ゲーム内 容決め ・担当する模擬店の品 物制作 (かき氷、やきそば、 金魚すくい、くじ引 き) ・装飾制作 (模擬店の装飾、看 板、ちょうちんなど) ・衣装制作(法被) ・ア① 45まつりに向けた活 動に意欲的に取り組も うとする。 (観察・ワークシート) ・イ① 自分が希望する活動を 選 択 す る こ と が で き る。(発問) ・ウ① 45まつりに必要な物 の制作や準備、ができ る。(発問・観察) 第7時 ~ 第 12 時 ・お店の人 の 練 習 を し よ う ・お店の人 と お 客 さ ん に なろう ・模擬店の店員と客の 役 割 交 代 を 理 解 し て活動する。 ・文字、絵カード、顔 写 真 を 活 用 し な が ら、模擬店の運営を 行う。 ・模擬店での受け答え の練習 ・模擬店の店員と客に 分かれて45まつり を行う。 ・イ② 教師の支援や、手順表 を活用しながら、役割 に応じた必要な準備が できる。(発問・観察) ・ウ① 45まつりに必要な物 の製作や準備、模擬店 の 運営 がで きる 。( 発 問・観察) ・エ② 模擬店の店員と客の役 割を理解して取り組む ことができる。(観察) 第 13 時 ~ 第 21 時 ・45まつ り を 盛 ・お客さんなど相手を 意 識 し て 活 動 す る ・45まつりの盛り上 げ方の相談 ・ア② 45まつりに向けて教

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(本時は 第16時 間目) よう ・お客さん を 呼 ぼ う 飾を工夫するなど) ・「お知らせ」、メッセ ージカードの制作 (本時) ・同学年の友達や教師 を招待する。 しようとする。(発問) ・ウ① 45まつりに必要な物 の製作や準備、模擬店 の 運営 がで きる 。( 発 問・観察) ・ウ② 模擬店で、自分の役割 に応じて相手と受け答 えができる。(観察) 7 配置図 <導入・まとめ> 出入口 出入口 窓 流 し 場 棚 黒 板 黒 板 ロッカー T 1 T 2 T 3 J H I C E B F D G A ホワイトボード

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<「お知らせ」・メッセージカード作成 の活動> 8 指導に当たって (1)環境設定として、活動に不要な物(ロッカーなど)に布をかけておく。 (2)スケジュールや役割分担などを視覚的に分かりやすくするために、文字、絵カード、顔写真を併 用して提示している。 9 本時(全 21 時間扱い 第 16 時間目) (1)本時の目標 ○ 45まつりに招待したい人に「お知らせ」を渡すことを理解し、「お知らせ」を作ることがで きる。 ○ 教師との受け答えや見本の提示をもとに、45まつりに招待したい人に向けてメッセージを考 え、文字を書いたり、シールを貼ったりすることができる。 (2)本時の展開 時間 学習内容・学習活動 指導上の留意点 評価規準 (評価方法) 5分 導入 ○始まりの挨拶をする。 ○本時の確認をする。 ・T1の話を聞き、学習内 容や本時の流れについ て活動の見通しをもつ。 ・T2、T3は、児童がT1に注目するよう言 葉掛けをする。 ・単元全体の活動の流れを表で提示する。前時 までの活動と、本時の活動内容が分かるよう にする。 ・「お知らせ」とメッセージカードの見本を提 示し、本時の活動で作るものを分かりやすく 出入口 出入口 窓 流 し 場 棚 黒 板 黒 板 ロッカー T 1 T 2 T 3 J I H C E B F ¥ D G A 机 机 机

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35 分 展開 ○メッセージカード作り ・椅子を持って移動し、3 グループに分かれる。 ・誰に「お知らせ」を渡し たいか、グループごとに 教師と確認する。 ・渡したい相手へのメッセ ージカードを作る。 ・メッセージカードに渡し たい相手の写真を貼る。 ・伝えたいことを教師と確 認し、自分が担当する模 擬店の紹介やメッセー ジを書いたり、同じ内容 のシールを貼ったりす る。 ○「お知らせ」作り ・45まつりの写真を貼 る。 ・45まつりを行う場所と 日時をペンで書く、又は シールを貼る。 ・シールやカラーペンで 「お知らせ」を装飾す る。 ・T1は児童A・C・Gを担当する。(ひらが なのなぞり書きや簡単な模写ができる。提示 された見本から選択して書くことができる グループ) ・T2は児童B・H・Iを担当する。(見本を 見てシールを貼ることができる。教師と一緒 に伝えたい相手やメッセージを考えること ができるグループ) ・T3は児童D・E・F・Jを担当する。(教 師の「どんなことを書きたい?」という発問 や選択肢の提示により、メッセージを考えて 書くことができるグループ) ・誰を45まつりに呼びたいか、児童に発問す る。児童が回答に迷う場合は、日常的に関わ りのある教師や同じ学年の友達の顔写真を 提示する。 ・メッセージカードにどんなことを書きたいか 児童に発問する。児童が回答に迷う場合は、 模擬店の写真や絵を提示し、想起しやすくす る。また、メッセージカードの見本を提示す る。 ・「お知らせ」に必要な情報(『45まつり』の 題字、45まつりを行う場所、日時など)の 見本を提示する。個々の実態に合わせて、文 字を書いたりシールを貼ったりするなど作 成方法を工夫する。一人一人の頑張ったこと を言葉やサインで称賛する。 ・早く作成が終わった児童は、校内掲示用の「お 知らせ」の作成(内容は同じ)をするように 伝える。 ・ア② 45まつり に向け て教 師や友 達と 受け答 えを しよう とす る。(発問へ の回答 ・観 察) ・ウ① 45まつり に必要 な物 の制作 や準 備、模 擬店 の準備 がで きる。(発問 への回 答・ 観察) 5分 まとめ ○完成した「お知らせ」と メッセージカードを見 て、活動を振り返る。 ○ホワイトボードを見て、 学んだことを振り返る。 ○次回の予告を聞く。 ○終わりの挨拶をする。 ・「お知らせ」とメッセージカードを作成した ことについて、完成したものを提示しながら 振り返る。T2、T3は、児童に「お知らせ」 とメッセージカードを見るように促す。 ・完成した「お知らせ」とメッセージカードを 後ほど渡しに行くことを伝える。 ・次回の授業内容の予告をする。 ・T2、T3は、児童がT1に注目するよう言 葉掛けをする。

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(3)授業観察の視点 ・児童が45まつりに招待したい人や伝えたい内容をイメージして取り組もうとしていたか。 ・個々の実態に合った教材の工夫や発問ができていたか。 (4)板書計画 本時の目標 「お知らせ」 見本 メッセージ カード 見本

「おしらせ」をつくろう

①めっせーじかーどをつくる ②「おしらせ」をつくる

参照

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