• 検索結果がありません。

名誉会員 妹尾二郎先生を悼む

N/A
N/A
Protected

Academic year: 2021

シェア "名誉会員 妹尾二郎先生を悼む"

Copied!
1
0
0

読み込み中.... (全文を見る)

全文

(1)

C A N C ER 10 (2001 )

p.39 39

言ト

名誉会員

妹尾次郎先生を悼む

本学会の名誉会員で東京水産大学名誉教授,妹 尾次郎先生は平成13年 3 月20 日逝去されました . 享年91歳でした . 先生は昭和10 (1935)年 3 月東京帝国大学理学部 動物学科を卒業された後,農林省水産講習所に奉 職されました . 同講習所が昭和25年に東京水産大 学となり ,先生は昭和

48

(1973)年

4

月停年退官ま でこの大学に勤務され多くの優れた人材を育てら れました . また先生は一時期,横浜国立大学で生 物科の学生を対象に動物生理学を講じられまし た. その語り口はゆっくりと丁寧で、,受講する者 にとっては好感をもたれました. Pearse, A. S. (1937): Migration of A nimals from Sea to Land.に 関する生理学的な解りやすいお話しは記憶に残り ます. その頃,淡水・汽水・海水,それぞれに生 息するカニの体液の浸透圧を調べてみようと思 い,いまでこそ,その測定は比較的に簡単ですが, 当時は先生のご助言とご指導のもとに歴史 的な Barger の微量浸透圧測定法に従い,いろいろと 苦労しながら測定を楽しんだことが思い出されま す. 先生のご専門は水産動物学でしたが,その研究 分野は誠に幅広く,生態学 ・分類学 ・組織学 ・生 理学に及び,多年にわたるこれらの研究成果は著 書 3,主要学術論文43編に収められています . 甲 殻類に関しての先生のご業績の一つは,昭和31 (1956) 学の研究練習船“海鷹丸" に乗船され,南極海で Plankton 特に Copepoda の出現種,その現存量を 調査され, さらに Copepoda の水平分布と垂直分 布を明 らかにされたことでした. これはその後の 南極海における生物の生態研究に大いに貢献する 成果でした . 妹尾先生は日本甲殻類学会が昭和36 (1961 ) 年 に誕生した当初から本学会に参加され,学会のモ ッ トーの 一つ,本学会が専門の研究者とアマチュ アの研究家とが気楽に談合ができる場でありたい という趣旨に賛同され,いろいろとご尽力をいた だきました . 本学会の会員連絡誌 ごご、投稿が2 編( 当学会への道 :CAl'呼叱C E R 2, 1叩92泣2 ; 甲殻類 学者中沢毅一教授を憶う : C必

J

にC E R 3, 1 凶93犯3) があります . 本学会の第34回大会が東京水産大学で開催され た折 に,先生にお目にかかったのが最期となりま した . お元気で、おられたのに誠に残念で、なりませ ん. ここに謹んで妹尾次郎先生のご冥福をお祈り申 し上げます. 日 本 甲 殻 類 学 会 長 鈴 木 博

参照

関連したドキュメント

出版社 教科書名 該当ページ 備考(海洋に関連する用語の記載) 相当領域(学習課題) 学習項目 2-4 海・漁港・船舶・鮨屋のイラスト A 生活・健康・安全 教育. 学校のまわり

事業概要 フェリーでECO体験スクール ●目 的

船舶の航行に伴う生物の越境移動による海洋環境への影響を抑制するための国際的規則に関して

海なし県なので海の仕事についてよく知らなかったけど、この体験を通して海で楽しむ人のかげで、海を

氷川丸は 1930 年にシアトル航路用に造船された貨客船です。戦時中は海軍特設病院船となり、終戦

昭和38年(1963)5月、日本船舶振興 会(現:日本財団)はその拠点とも言える

学年 海洋教育充当科目・配分時数 学習内容 一年 生活科 8 時間 海辺の季節変化 二年 生活科 35 時間 海の生き物の飼育.. 水族館をつくろう 三年

海の魚について(健康食)/海運/深海流について/船舶への乗船または見学体験/かいそうおしば/クルー